JP2577463Y2 - 布線治具 - Google Patents

布線治具

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JP2577463Y2
JP2577463Y2 JP1992089174U JP8917492U JP2577463Y2 JP 2577463 Y2 JP2577463 Y2 JP 2577463Y2 JP 1992089174 U JP1992089174 U JP 1992089174U JP 8917492 U JP8917492 U JP 8917492U JP 2577463 Y2 JP2577463 Y2 JP 2577463Y2
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electric wire
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wiring
wire
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治朗 利根川
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Yazaki Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、ワイヤハーネス製造
用の布線板上に固定され、自動車などに用いられる電線
又は電線束を保護する波形可撓状のコルゲートチューブ
の取付用に供される布線治具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のワイヤハーネスの製造治具として
は、例えば図7に示すようなものがある(特開平2−6
5008)。
【0003】この製造治具は、布線板1上の所定位置に
布線治具3を固定している。この布線治具3は図8のよ
うにベース部5とフォーク部7とからなる。ベース部5
には固定用の切欠部9が設けられ、この切欠部9に図7
のようにボルト11が通され、布線治具3のベース部5
が布線板1上に固定される。前記フォーク部7は、ベー
ス部5の先端から突出した複数本、例えば2本のピンで
構成された電線掛部13を有している。そして、前記フ
ォーク部7に電線15,17を配索してワイヤハーネス
を所定形状に形成することができる。
【0004】コルゲートチューブは合成樹脂等で波状又
は蛇腹状の長尺物に作られ、保護管とも称されて、電線
束(電線も含む)を掩うように取付られて内部の電線束
を保護する役目を担う。
【0005】このコルゲートチューブの従来の取付方法
を図9〜図12により説明する。
【0006】コルゲートチューブ(以下チューブとも称
する)19を取付ける電線束21(この電線束21はと
ころどころ束ね具23で束ねられている)は前記布線板
1上の所定位置に固定された布線治具3のフォーク部7
間に直線的に張った状態で布線されている。
【0007】前記チューブ19は底面にスリット25を
有するものであり、これを布線治具3により布線された
電線束21に取付けるには、まず、チューブ21を折り
曲げ、その右端のスリット25を手で広げてから上方よ
り押して、図9に示すように電線束21をチューブ19
の左端内に入れる。チューブ19は自己の弾力で閉じ
る。そして、チューブ19を長手方向(矢印×で示す)
に向って順次、上面より押し付ける。このとき、作業員
は手で直接押すか、又は押し付け用治具27を使って間
接的に押す。この押し付けにより、図11の電線束21
の中心線0−0手前までスリット25を開いているチュ
ーブ19は、力を掛けるに従い開いてゆき、最大開きを
越えると閉じて、遂には図10の完全閉じの状態にな
る。また、図12のスリット25の開きの少ない部分の
チューブ19は、図11の最大開きの状態まで広がり、
次に前述と同様に閉じる。かくして、最終的には長尺の
チューブ19が全長に亘って電線束21に取付けられ
る。
【0008】電線束21は、このようにして保護の必要
性のある部分にコルゲートチューブ19が取付けられ、
これをテープ巻きしてスリット25の部分を塞いで自動
車の車体などに配線される。
【0009】ところで従来、コルゲートチューブを電線
束に取付ける際、スリットを開く煩雑さを防ぐため、例
えば図13に示すような取付治具が提案されている。
【0010】この取付治具29は、断面逆U字状の本体
31と、該本体31の前端上部から後方へ向って斜め上
方へ延びるガイド33とを有し、後端には取手35が設
けられている。
【0011】そして、図9に示すように、布線板1上に
固定された布線治具3のフォーク部7間に張り渡してあ
る電線束21にコルゲートチューブ19を取付ける場合
は、取付治具29の取手35を手で持って電線束21の
上方よりかぶせるようにもってゆく。つぎに、コルゲー
トチューブ19をスリットを下方にしてガイド33に沿
って矢印a方向に差し込んでいくと、治具本体31の逆
U字状外面によってスリット25が拡開され、最大開き
を越えると閉じる。この状態で、治具本体31の取手3
5を手で持ってチューブ長手方向に矢印×方向へ向って
進行させると、治具本体31の逆U字状外面によってチ
ューブ19のスリット25が拡開され、又内面によって
電線束21が案内され、取付治具31の進行の先々でス
リット25が拡開すると共に、その位置で次々とスリッ
ト25が閉じ最終的にはチューブ19が電線束21に全
長でかぶせられるように取付けられる。
【0012】このような治具29を用いると、人手によ
ってスリット25を拡開する煩雑さなしに、電線束21
にコルゲートチューブ19を容易に取付けることができ
る。
【0013】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、これら
従来の取付方法及び取付治具は、次のような問題点があ
った。
【0014】すなわち、前者(図9〜図12に示す押付
け方法のもの)は、布線治具3上で任意希望の位置及び
長さでのチューブ取付けが可能であるという長所がある
ものの、取付けが押圧力(この押圧力が直接的なもので
あるにせよ、又は治具を介しての間接的なものであるに
せよ変りはない)によるスリット拡開にて行われるた
め、力の掛り方が全長に亘って一定となり難く、また、
無理に押し込むことにより電線の被覆に傷をつける恐れ
がある。従って、作業者は力の掛け方に配慮しなければ
ならず作業性が良くないという問題点があった。
【0015】また、後者の取付治具を用いる方法は、力
の掛け方を自由に調整できるという長所がある反面、手
持ちの治具であるため、布線板上で使用する際に手元に
無い場合があり、この場合には治具を探す手間が掛り作
業能率が低下するという問題点があった。
【0016】そこでこの考案は、コルゲートチューブの
取付けの作業性を良好にすると共に、作業能率を向上す
ることができる布線治具の提供を目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
にこの考案は、ワイヤハーネス製造用の布線板上に固定
されるベース部と、このベース部の先端側に突出し布線
された電線を掛け止めるフォーク部とからなる布線治具
において、前記ベース部に、布線された電線にスリット
を有したコルゲートチューブを挿通案内する棒状のチュ
ーブガイドを設け、当該チューブガイドは、前記布線板
側から電線に向けて延設され、かつ布線板側に、布線板
に沿って突出する挿通始端部を有すると共に、電線側に
電線に沿って突出する挿通終端部をし、当該挿通終端部
を前記電線から退避させるために折たたみ自在に設けた
ことを特徴とする。
【0018】
【作用】チューブの取付用始端部をスリットを下方にし
てチューブガイドの挿通始端部より挿通し、チューブガ
イドに沿って押し込んでいくと、挿通終端部によってチ
ューブのスリットが拡開され、チューブが挿通始端部に
沿って移動するに従いスリットが拡開すると共に、その
存在する現在位置で次々とスリットが閉じ、最終的には
チューブが布線治具に張り渡された電線に取付けられ
る。チューブガイドを折りたためば挿通終端部をチュー
ブから外すことができる。
【0019】また、チューブガイドが布線治具に固定さ
れているため、取付治具を探す手間が全くなくなる。
【0020】
【実施例】以下、この考案の実施例を図面に基づいて説
明する。
【0021】図1はこの考案の一実施例に係る布線治具
の分解斜視図を示すものである。
【0022】布線治具35は鉄又は銅合金などの金属材
料からなり、ワイヤハーネス製造用の布線板1上に固定
されるベース部5と、このベース部5の先端側に突出し
布線された電線(電線束を含む)21を掛け止めるフォ
ーク部7と、布線された電線21にコルゲートチューブ
19を挿通案内する棒状のチューブガイド37とを有す
る。
【0023】ベース部5には固定用の切欠部9が設けら
れ、この切欠部9にボルト11が挿通され、布線治具3
5のベース部5が布線板1上に固定される。
【0024】フォーク部7は、ベース部5の先端から突
出した複数本、例えば2本のピンで構成された電線掛部
13を有している。
【0025】チューブガイド37は、布線板側ガイド部
39と電線側ガイド部41とを有する。布線板側ガイド
部39は、布線板1側から電線21に向けて両者の略中
間部まで延出する垂直ガイド部39aと、この垂直ガイ
ド部39aの下端を適宜のRで折り曲げて布線板1に沿
って突出させた挿通始端部39bとを一体に有し、挿通
始端部39bは先端に向って小径にしたテーパ状に形成
されている。電線側ガイド部41は、布線板側ガイド部
39の垂直ガイド部39aの上端部から電線21に向け
て延出する垂直ガイド部41aと、この垂直ガイド部4
1aの上端を適宜のRで折り曲げて電線21に沿って突
出させた挿通終端部41bとを一体に有し、挿通終端部
41bの先端には、図2に示すように、布線された電線
21を掛け止める電線掛部43が形成されている。
【0026】前記布線板側ガイド部39の垂直ガイド部
39aは、コルゲートチューブ19のスリット25に挿
通可能な支持板45に一体的に固設されており、この垂
直ガイド部39aの上端に電線側ガイド部41の垂直ガ
イド部41aの下端が布線板1側へ向けて折りたたみ自
在に連結されている。従って、電線側ガイド部41は、
垂直ガイド部41aを介して布線板1側へ折りたたむこ
とにより、挿通終端部41bが電線21から退避させら
れる。
【0027】前記支持板45は取付板47を一体に有
し、この取付板47をUボルト49及びナット51を介
してベース部5に取付けることにより、チューブガイド
37はベース部5に固定される。
【0028】つぎに、上記一実施例の作用を図3〜図6
を参照して説明する。
【0029】図3に示すように、布線板1上の布線治具
35間に張り渡してある電線21にコルゲートチューブ
19を取付ける場合は、コルゲートチューブ19の取付
開始端部をスリット25を下方にしてチューブガイド3
7の布線板側ガイド39の挿通始端部39bから挿通
し、垂直ガイド部39aを経て電線側ガイド部41の垂
直ガイド部41a及び挿通終端部41bに沿って押し込
んでいくと、挿通終端部41bの電線掛部43でスリッ
ト25が拡開し、コルゲートチューブ19が挿通終端部
41bに沿って移動するに従い開いてゆき、電線21に
嵌合してゆく。そして、最大開きを越えると自己の弾力
で閉じ、遂には完全閉の状態になる。かくして、図4に
示すようにコルゲートチューブ19が終端まで挿通終端
部41bに挿通されると、該チューブ19を電線21に
沿って長手方向にずらして挿通終端部41bから外し、
電線側ガイド部41を折りたたんで電線21から退避さ
せると、図5に示すように長尺のコルゲートチューブ1
9が全長に亘って電線21に取付けられる。
【0030】電線21は、このようにして保護の必要性
のある部分にコルゲートチューブ19が取付けられ、つ
ぎに、図6のようにテープ53巻きが行われる。このと
き、電線側ガイド部41が折りたたまれているから、テ
ープ巻き作業に支障をきたすことがない。
【0031】このように、この実施例では、布線治具3
5に固定されたチューブガイド37にコルゲートチュー
ブ19を押し込むことにより、布線治具35間に張り渡
された電線21にコルゲートチューブ19を取付けるこ
とができ、これにより取付作業を確実かつ良好に行うこ
とができ、従来の押し付け方法に比して作業性が格段と
好くなる。
【0032】また、チューブガイド37を布線治具35
に固定しておくものであるため、従来の手持治具のよう
に治具を探す等の手間が全くなくなり、これにより作業
能率が向上する。
【0033】
【考案の効果】以上の説明より明らかなように、この考
案によれば、チューブガイドを有した布線治具によって
コルゲートチューブの取付けの作業性を良好にすること
ができると共に、作業能率を向上することができるとい
う効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示す分解斜視図である。
【図2】図1の矢視IIによる平面図である。
【図3】この実施例の作業工程を示す図で取付初めの状
態を示す側面図である。
【図4】同じく取付け終りの状態を示す側面図である。
【図5】同じく取付完了状態を示す側面図である。
【図6】同じくテープ巻きの状態を示す側面図である。
【図7】ワイヤハーネスの製造治具を示す斜視図であ
る。
【図8】従来例に係る布線治具を示す斜視図である。
【図9】従来の取付方法を示す斜視図である。
【図10】図9のX −X 線による断面図である。
【図11】図9のXI−XI線による断面図である。
【図12】図9のXII −XII 線による断面図である。
【図13】従来の取付治具を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 布線板 5 ベース部 7 フォーク部 19 コルゲートチューブ 21 電線(電線束) 25 スリット 35 布線治具 37 チューブガイド 39 布線板側ガイド 39b 挿通始端部 41 電線側ガイド 41b 挿通終端部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイヤハーネス製造用の布線板上に固定
    されるベース部と、このベース部の先端側に突出し布線
    された電線を掛け止めるフォーク部とからなる布線治具
    において、 前記ベース部に、布線された電線にスリットを有したコ
    ルゲートチューブを挿通案内する棒状のチューブガイド
    を設け、 当該チューブガイドは、前記布線板側から電線に向けて
    延設され、かつ布線板側に、布線板に沿って突出する挿
    通始端部を有すると共に、電線側に、電線に沿って突出
    する挿通終端部を有し、 当該挿通終端部を前記電線から退避させるために折たた
    み自在に設けたことを特徴とする布線治具。
JP1992089174U 1992-12-28 1992-12-28 布線治具 Expired - Lifetime JP2577463Y2 (ja)

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JPH0654144U JPH0654144U (ja) 1994-07-22
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