JP2577384Y2 - 給水装置 - Google Patents

給水装置

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JP2577384Y2
JP2577384Y2 JP1990128298U JP12829890U JP2577384Y2 JP 2577384 Y2 JP2577384 Y2 JP 2577384Y2 JP 1990128298 U JP1990128298 U JP 1990128298U JP 12829890 U JP12829890 U JP 12829890U JP 2577384 Y2 JP2577384 Y2 JP 2577384Y2
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water
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恭司 森
晴樹 松嶋
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東陶機器株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は給水を手動式流量調節弁と開閉弁を介して
吐水する給水装置に関する。
(従来技術) 従来の給水装置の中には給水源から供給される給水を
手動式流量調節弁と開閉弁を介して吐水口から吐水する
ように構成したものがある(実開平2−50461号)。
(考案が解決しようとする課題) 上記した給水装置を使用する際には、開閉弁を開くこ
とにより、湯水混合栓にて適温に混合した給湯を吐水口
から吐水させ、次に流量調節弁を手動で調節して好みの
吐水量に調節することになる。
しかし、前回の使用者が流量調節弁を全閉状態にして
使用を終えていると、次の使用者が始めに開閉弁を開い
た時に全く吐水が行われないことになる。ここで使い慣
れた使用者ならば流量調節弁が全閉状態であることにす
ぐ気が付くが、始めて使用する様な不慣れな使用者は何
かの異常が生じたのではないかと戸惑ってしまうことが
多い。
そこで、従来の給水装置の中には、上記流量調節弁の
弁体に設けたパッキンのシール面に流通溝を凹設するこ
とにより、開閉弁を開弁させ際に、流量調節弁が全閉状
態にあっても、上記流通溝から少量の給水が通過して吐
水するように構成し、上記したように生じる使用者の誤
解を回避するように工夫を施したものがある(実開平2
−107879号)。
しかし、上記した給水装置にあっては、手動による弁
体の締め付けにより、パッキンが潰れ、弁の一次側と二
次側とを連通するために形成した流通溝が閉塞してしま
う不具合を生じる。また、上記給水装置は、流通溝の機
能を維持するために、パッキンの交換を頻繁に行なう必
要があった。
本考案の目的は、上記した如き給水装置において、使
用の始めに開閉弁を開いた時に、手動式流量調節弁が全
閉状態であることを促す機能を、高い耐久性を発揮する
構造にて提供することにある。
(課題を解決するための手段) 上記した課題を解決するために本考案の給水装置は、
供給される給水を、手動式の流量調節弁と開閉弁とを介
して吐水口から吐水する給水装置において、前記流量調
節弁は、スピンドルの一端にハンドルを取り付けると共
に、同スピンドルの他端に全金属製の弁体を形成して成
り、上記スピンドル自体の弁体側部分に、同弁体が閉弁
状態にある時にも少量の給水を同弁の二次側に通過させ
る給水通過手段を設けて成るものである。
(作用) 以上の手段によれば、前回の使用者が開閉弁と共に手
動式流量調節弁も閉弁状態にした状態のままで使用を終
了し、次の使用者が開閉弁を開いて使用を開始すると、
手動式流量調節弁の給水手段により少量の給水が同流量
調節弁の二次側に通過されて吐水口から吐水される。
また、上記給水通過手段は、スピンドル自体の弁体側
部位に設けられ、同弁体が閉弁状態にある時に、一次側
に供給される給水を二次側に向けて少量ずつ通過させ
る。
さらに、全金属製の弁体は、弁座に対して着座する際
の接触部分も金属により構成されるため、閉弁状態にお
いて弁座に着座する際に、金属同士が接触するメタルタ
ッチの状態となる。
(考案の効果) 本考案は以上の様に、手動式の流量調節弁を構成する
スピンドルの弁体側部位に、該流量調節弁が閉弁状態に
ある時にも少量の給水を同弁の二次側に通過させる給水
通過手段を設けたものである。したがって、手動式流量
調節弁が閉弁されたままの状態で開閉弁を開いた場合お
いて、少量の給水が吐水口から吐水され、これにより、
使用者に対して流量調節弁の開度が不足している状態に
あることを直感的に促すことができるので、不慣れな使
用者であってもすぐに流量調節弁を開弁し、以後、戸惑
うことなく使用することができる。
全金属製の弁体を使用して、弁体と弁座との間で金属
同士が接触(メタルタッチ)するように構成したので、
弁体の着座部分の耐久性を大幅に向上せしめることがで
き、その結果、定期的なパッキン交換が不要となる。ま
た、弁体にパッキンを装着する必要がなくなるので、製
造コストの低減を図ることもできる。
さらに、スピンドル自体の弁体側部位に(連通穴,メ
タルタッチ,ストッパーのように)変形や摩耗を伴わな
い給水通過手段を具備せしめたものであるから、耐久性
に富み、長期にわたる使用にもメンテナンスフリーで対
応することができる。
したがって、従来の給水装置のように、弁体の水密部
材として付加的に設けられるパッキンに流通溝を設けた
ものと比較すると、弁体の締め付け力により、上記パッ
キンに形成した流通溝が閉塞してしまうような不具合を
生じることもなく、パッキンを頻繁に交換する必要もな
い。
(実施例) 以下、本考案の一実施を図面に基づいて説明する。
第1図乃至第3図にて示す給水装置は、背面を開口さ
せて縦長状に形成される本体パネルA1正面の各部位にシ
ャワー吐水口a1〜a5とスパウトa6を設け、混合栓1から
供給される給湯が手動式流量調節弁2及び開閉弁となる
各電磁弁b1〜b6を介してこれらから吐水されるように構
成してある。
本体パネルA1はFRPから成形し、上方部位にシャワー
吐水口a1〜a3を支持する突出部11を形成すると共に、パ
ネル正面に操作パネル13a及び13bと後述する収納部12a,
12bを形成し、さらに最下部にはスパウトa6をカバーす
る膨出部14が形成してあり、下部のスパウトa6が床面か
ら適当な高さになる様、壁面Bに対して取り付け固定し
てある。
上記給水装置は、後述するように一体に形成して突出
部11に設置するオーバーヘッドシャワーa1、うたせシャ
ワーa2、ミクロシャワーa3、それとパネル中央に設ける
2個のボディーシャワーa4、ハンドシャワーa5の合計5
種類のシャワー吐水口とスパウトa6とを備えている。上
記した本体パネルA1内の下部には給水源(図示せず)に
連絡する給水管4及び給湯源(図示せず)に連絡する給
湯管3を配管し、それぞれ混合栓1の湯側と水側に接続
してある。
混合栓1は温度調節ハンドル1aを本体パネルA1の正面
に突出させて取り付け固定し、その二次側には後述する
流量調節弁2を接続し、さらに、第2給湯路5を介して
開閉弁となる各電磁弁b1〜b6に対して混合湯を供給す
る。
電磁弁b1〜b6は各シャワー吐水口a1〜a5とスパウトa6
に対して1個ずつ設けられ、第3給湯路6を介して夫々
の吐水口a1〜a6に連絡してある。
操作パネル13a,13bは、電源スイッチ及びシャワー吐
水口a1〜a5の吐水と止水とを行う操作ボタンを設けて本
体パネルA1の中央に設置する13aと、うたせシャワー
a2、ハンドシャワーa5、スパウトa6の吐水と止水とを行
う操作ボタンを設けて本体パネルA1の下部に設置する13
bとに分割して構成してあり、使用状況に応じてどちら
か一方の操作パネル13a,13bから吐水、止水の切り替え
操作を行う様になっている。
手動式の流量調節弁2は第4図にて示すように、本体
パネルA1の前面に対して取り付け支持される本体金具20
のライナー21の内部にスピンドル23を螺嵌して内挿し、
そのスピンドル23の一端にハンドル24を取り付けると共
に、他端には弁体25を一体に形成し、上記ハンドル24を
回動させることにより弁体25が弁座26に対して進退され
る様に構成してある。
そして、上記した弁体25には給水通過手段となる流通
孔30aを貫通状に開設してある。これにより、ハンドル2
4を閉め方向に開動して弁体25を完全に閉弁させた状態
になっても、上記流量調節弁20の一次側流路27aと二次
側流路27bとが上記した流通孔30aを介して連通されるよ
うになる。
従って、流量調節弁2が閉弁状態にあっても、電磁弁
b1〜b6を開弁すると、少量の給水が流通孔30aを通過し
て吐水されることになる。
また、上記した流通孔と同様な孔、若しくはそれに代
る溝を弁座26側に設けても良い(図示せず)。さらに、
流量調節弁の弁部を第5図にて示す様に、弁体25′と弁
座26との接合をパッキンを介さないメタルタッチ30bに
して、両者25′,26間の水密をルーズにしたり、弁体25
が弁座26に対して完全に当接しない様にストッパを設け
ることにより、上記した流通孔30aと同様に閉弁状態に
おいて一次側流路27aと二次側流路27bとを小規模に連絡
させることが出来る。
而して、上記した如く構成した給水装置は、手動式流
量調節弁2を閉弁した状態のままで任意の電磁弁b1〜b6
を開いた時においても、少量の給水が対応するシャワー
吐水口a1〜a6から吐水され、これにより、使用者に対し
て流量調節弁2の開度が不足している状態にあることを
直感的に促すことができる。したがって、不慣れな使用
者であってもすぐに流量調節弁2を好みの吐水量となる
位置まで開弁し、以後、戸惑うことなくシャワーを使用
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を実施した給水装置を示す縦断正面図、
第2図は同給水装置の縦断側面図、第3図は同給水装置
の斜視図、第4図は流量調節弁を示す縦断面図、第5図
は給水通過手段の実施例を示す部分断面図である。 図中、 2……手動式流量調節弁 b1〜b6……電磁弁(開閉弁) 23……スピンドル 25……弁体 30a……流通孔(給水通過手段) 30b……メタルタッチ(給水通過手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E03C 1/04 E03C 1/042

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】供給される給水を、手動式の流量調節弁と
    開閉弁とを介して吐水口から吐水する給水装置におい
    て、前記流量調節弁は、スピンドルの一端にハンドルを
    取り付けると共に、同スピンドルの他端に全金属製の弁
    体を形成して成り、上記スピンドル自体の弁体側部分
    に、同弁体が閉弁状態にある時にも少量の給水を同弁の
    二次側に通過させる給水通過手段を設けて成る給水装
    置。
JP1990128298U 1990-11-29 1990-11-29 給水装置 Expired - Fee Related JP2577384Y2 (ja)

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JPH0483087U JPH0483087U (ja) 1992-07-20
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JPH0724710Y2 (ja) * 1989-02-10 1995-06-05 株式会社喜多村合金製作所 自動給湯システム

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