JP3582006B2 - 水栓 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、水栓に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
湯水混合水栓(以下、「混合水栓」という。)の中には、給水管等から供給される水及び給湯管等から供給される湯を適温な湯水に混合するための湯水混合温調部と、所定の切換ハンドルを操作して、この湯水を吐水管から流出させるか、シャワーから流出させるかを選択すると同時に湯水の吐出量の調節等を行う切換排出部とを備えるものがある。そして、この湯水混合温調部の中には、サーモスタットを用いて湯水を適温に混合するタイプの他に、水の供給側及び湯の供給側の各々の設けられた2つハンドルの開閉量を手動で調節、選択し湯水を混合するタイプ(以下、「2ハンドルタイプ」という。)等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の混合水栓においては、切換ハンドルの配置個所を原因として、以下に示す不具合を生ずるおそれがある。
例えば、これらの混合水栓が浴室の壁面等に取り付けられるタイプの場合、湯水混合温調部を使用者側から見て横向きに配置し、その下方に切換排出部を配置し、切換ハンドルを水栓本体の前面側に突出する構造とすることが多い。かかる場合には、使用者が浴室内で誤って転んだり、よろけた拍子に、不用意に切換ハンドルと接触し、回転させてしまうおそれがある。また、汚れのひどい下着を下洗いする場合等には、この混合水栓の前方に座り、吐水管から熱湯を吐出させることがあるが、その際、使用者の手が誤ってこのハンドルに接触し、熱湯がシャワーより吐出し、熱湯をかぶるおそれもある。
【0004】
更に、このような混合水栓は、浴室の壁等の下方側、即ち、使用者が腰を掛けて使用する際に使い易い高さに取り付けられることが多い。従って、立った状態で使用する者には使い勝手が悪いと共に、切換ハンドルの側周面や前面等に設けられた表示が見難いため、切換ハンドルの誤操作を招くおそれもある。特に、使用者が子供や老人であったり、この種の混合水栓に不慣れな者である場合には、このおそれが大きい。
更に、このような混合水栓では、切換ハンドルが水栓本体の前面側に突出する分だけ、配置スペースが大きくなる。従って、賃貸マンション等の限られた居住空間に配置される小サイズのユニットバスには適用できない場合もある。
また、2ハンドルタイプの湯水混合温調部を備える混合水栓では、切換ハンドルを水栓本体(湯水混合室)の真上に設けることも可能であるが、この場合、切換ハンドルが水栓本体の前面真近に存在したり、切換ハンドルの一部が水栓本体の前方にはみ出すことが多いため、使用者が不用意に接触するおそれがある。特に、切換ハンドルがレバー状の取っ手を備える場合、このおそれが大きくなる。以上のような事情より、このような混合水栓を前記各不具合の生じ難い構造にすることが望まれている。
【0005】
本発明は前記観点に鑑みてなされたものであり、安全性が高く、使い勝手が良く、誤操作が少なく、しかも、コンパクトな外形とできる混合水栓を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の水栓は、水栓本体の下方のシャワー側排出路であると共に下端が開口されたシャワー側排出路に、エルボとシャワーホースとを介してシャワーヘッドを連結したことを特徴とする。
請求項2の水栓は、請求項1の水栓において、湯及び水の混合を行なう湯水混合室を有する湯水混合温調部と、所定の切換ハンドルを操作して前記湯水混合室から流入する湯水を吐水管及びシャワーの何れから流出させるかを択一的に選択する切換排出部と、を備えた湯水混合水栓であることを特徴とする。
請求項3の水栓は、請求項2の水栓において、前記切換排出部の弁室の上下に各々吐水管側排出路とシャワー側排出路とを設けたことを特徴とする。
請求項4の水栓は、湯及び水の混合を行なう湯水混合室を有する湯水混合温調部と、所定の切換ハンドルを操作して前記湯水混合室から流入する湯水を吐水管及びシャワーの何れから流出させるかを択一的に選択すると同時に選択された吐水管若しくはシャワーからの前記湯水の流出量を調節し、かつ、前記吐水管及び前記シャワーの同時止水を行なう切換排出部と、を有する水栓本体を備えた湯水混合水栓である水栓において、前記切換ハンドルを前記水栓本体の上方に、少なくとも回動中心部が前記湯水混合室よりも後側に位置する状態で配設し、さらに、前記水栓本体の下方のシャワー側排出路であると共に下端が開口されたシャワー側排出路に、エルボとシャワーホースとを介してシャワーヘッドを連結したことを特徴とする。
【0007】
請求項4の発明では、切換ハンドルを水栓本体の上面側で、しかも後寄りに配置できるため、使用者が誤って転んだり、よろけても、使用者の身体がこのハンドルに接触する可能性は低い。また、使用者が混合水栓の前方に座り、吐水管から熱湯を吐出させている場合も、使用者の手が誤ってこのハンドルに接触する可能性が低い。従って、本発明によれば混合水栓の安全性が高められる。
また、切換ハンドルが水栓本体の上面側に配設されるため、立った状態の使用者にも使い勝手がよい。また、切換ハンドルの上面に各種の表示を付せば、この者にも確認が容易なため、切換ハンドルの誤操作を防止できる。更に、切換ハンドルが水栓本体の前面側に突出しないため、配置スペースを小さくできる。
尚、本発明の「回動中心部」とは、切換ハンドルを回動操作する際の軸線が通過する部分である。例えば、切換ハンドルと弁ユニットとの間に操作軸(スピンドル)が介在する場合には、この操作軸の軸線が通過する部分である。
【0008】
尚、請求項4の水栓では、「前記水栓本体の内部において、前記湯水混合室の後方に弁室を設け、この弁室の上下に各々吐水管側排出路とシャワー側排出路とを設けると共に、上下に各弁体を有し且つ前記切換ハンドルにより上下動可能な弁ユニットを前記弁室内に配設し、この弁ユニットの上側の弁体により前記弁室と前記吐水管側排出路とを開閉し、この弁ユニットの下側の弁体により前記弁室と前記シャワー側排出路とを開閉するよう構成した」ものとしてもよい。これは、請求項4の発明の一具体的構成を示すものである。そして、この具体的構成では切換排出部が湯水混合温調部の後方に配置され、しかも弁ユニットが弁体を上下に並べた状態であるため、水栓本体をコンパクトにできる。また、切換排出部の大部分を湯水混合温調部の後面側に隠蔽することも可能なため、混合水栓の外観が向上する。特に、混合水栓が所望の壁面に、ソケット等を用いて取着される場合、湯水混合温調部の後面と壁面と間の空間に切換排出部を納めれば混合水栓の外観がより一層、向上する。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の一実施の形態を図1及び図2に基づいて説明する。
本混合水栓は、浴室の壁面に取着されて用いられるものであり、図1及び2に示すように、水栓本体Aと、これを覆うカバー体Bとを備えている。また、水栓本体Aは、使用者側から見て前方横向きに配置された湯水混合温調部1と、その略中央後方に配置された切換排出部2とを備えている。
【0010】
このうち、湯水混合温調部1は、ともに略筒状の外形とされたサーモスタットユニット11及び温調ボンネットユニット12と、温調ダイヤル13とを備えている。また、サーモスタットユニット11は、略筒状のハウジング111内にサーモスタット機構(詳細の図示を省略)112等を配置した構造である。そして、サーモスタットユニット11のうちで水栓本体Aの略中央に位置する部分の内部に、サーモスタット機構112により湯水を適温に混合する湯水混合室113が設けられている。また、湯水混合室113に対応するハウジング111の部分(以下、「混合室形成部位」という。)の後面側には、開口部111aが設けられている。そして、この湯水混合温調部1では、温調ダイヤル13を用いて温調ボンネットユニット12を操作し、これを通じてサーモスタット機構111等の作動を制御し、湯水を所望の温度に調節して、開口部111aより流出させることになる。
【0011】
また、混合室形成部位は、その外面がセンターケイシング3で覆われている。このケイシング3は、混合室形成部位を後側上方より前側下方に略半周回して覆う略脚形樋状の前方部31と、略筒形状とされつつ、この形成部位の残りの箇所を略覆う後方部32とを備えたものである。ここで、ケーシング3の前方部31においては、その前側下部が垂下形成されて吐水管tとされ、後方部32においては、上下端が開口されて筒状開口部35、36とされている。尚、この吐水管tは先端側が若干屈曲しているものの、略下方に垂れ下がる形状のため、その先端部の水栓本体Aの前面からの突出量は小さく(例えば、2〜50mm程度)されており、後述するカバー体Bと共に、前面側にわずかに突出するものとなっている。また、説明の便宜上、吐水管側排出路T及び吐水管tを区別したが、本混合水栓において両者の境界は必ずしも明らかではない。
【0012】
そして、前方部31及びハウジング111で囲まれた空間が吐水管側排出路Tとされ、後方部32の下方の筒状開口部36が、シャワー側排出路Sとされている。尚、この筒状部36にはエルボ、シャワーホース等を介してシャワーヘッドが連結されている(図示を省略)。
また、切換排出部2は、センターケイシング3の後方部32と、この内部に納められたボンネット21、スピンドル23、切換ハンドル26及び弁ユニット27等とを用いて構成されている。
【0013】
そして、ボンネット21は中間に鍔部211を備えた略筒状の外形を備え、上方寄りの内壁に雌ねじ部212を有している。このボンネット21は、センターケイシング3が湯水混合温調部1の後方に形成する空間(以下、「後方室」という。)の上方側に挿入固定されている。その際、鍔部211がセンターケイシング3の上方の筒状開口部35の上に載置され、また、中間部がこの筒状開口部35の内壁に固定され、下端側がハウジング111に固定される。尚、ボンネット21の周面には開口孔38が設けられ、ボンネット21内部と吐水管側排出路Tとの連通状態が確保されている。
また、後方室の下方側は湯水混合室113に連通する弁室25である。そして、ボンネット21の下端の開口が吐水管側排出路Tに通ずる吐水管側弁座口251となり、下端の筒状開口部36の入口がシャワー側排出路Sに通じるシャワー側弁座口252となっている。
【0014】
更に、スピンドル23は、軸線を上下方向に向けながら後方室を貫通する状態に配置されている。また、上方寄りの幅太部にボンネット21の雌ねじ部21とねじ嵌合する雄ねじ部231が設けられている。
更に、切換ハンドル26は、略筒形状とされたハンドル本体261と、その側面より突出する取っ手(レバー部)262とを備える。但し、取っ手262を備えないものとしてもよい。また、このハンドル26はスピンドル23の上端部と、ビス止め、セレーション嵌合等の手法で連結されている。このため、スピンドル23は、切換ハンドル26を回動させると、前述のねじ嵌合により上下に進退する。
そして、この切換ハンドル26は、回動の中心となる軸線(スピンドル23の軸線)を湯水混合室113の後方に配置している。また、ハンドル本体261の水栓本体Aの前面側に位置する部分は、ハウジング111の開口部111aの略上方に位置している。更に、取っ手262の突出端は、ハウジング111の前面の略上方に位置している。
【0015】
また、弁ユニット27は、スピンドル23の略下半側に摺動可能に嵌挿支持された上側弁体271及び下側弁体272と、両弁体271、272間に圧縮状態で介在させたコイル状スプリング273とを備える。そして、上側弁体271は吐水管側弁座口251を開閉し、下側弁体272はシャワー側弁座口252を開閉する。また、各弁体271、272には、シール性を高めるためのパッキングが夫々装着されている。更に、各弁体271、272同士の対向面は、互いに凹凸の反転した段差形状とされており、両弁体271、272は、互いに回転不能とされている。また、両弁体271、272の摺動範囲は、スピンドル23の下端側に取着されたワッシャーWと、スピンドル23の中央の段差Dとの間に規制されている。
【0016】
尚、図2では両弁座口251、252を同時閉止した状態を示している。この状態において、各弁体271、272間は、コイル状スプリング263の弾性及び湯水混合室113から流入する湯水の水圧により各弁座口251、252にしっかりと密着している。そして、切換ハンドル26を操作してスピンドル23を上昇させると、下側弁体272はワッシャーWに押されて上昇し、シャワー側弁座口252を開放する。このときのシャワー側排出路Sへの湯水の流入量、即ち、シャワーヘッドからの湯水の流出量は、下側弁体272の上昇量、即ち、シャワー側弁座口252の開き具合で定まる。また、湯水を吐水管tから流出させる場合には、切換ハンドル26を逆の方向に操作し、スピンドル23を下降させ、上側弁体271を下降させる。そして、吐水管側弁座口251を通じて後方室の上方に流入した湯水が、排出孔38から流出し、ボンネット21の開口孔38より吐水管側排出路Tに流れ込むこととなる。ここで、上側及び下側の両弁体271、272は、前述の如く、互いに回転不能とされているため、スピンドル23が回転しても、弁座口251(252)に着座した一方の弁体271(272)の固定により、他方の弁体272(271)の回転が阻止され、弁座口251、252に対する回転により弁体271、272が傷つくことが防止される。
【0017】
一方、カバー体Bは所定の樹脂原料等を用いて作製されたもので、内部に水栓本体Aの外形に略対応した収納空間を備える。そして、吐水管tを覆う部分の前面側への突出量は、吐水管tの突出量に対応して小さく(例えば、5〜60mm程度)されており、前面側への無用の突出が極力抑えられている。尚、前面側へは全く突出しないものとするのが好ましいが、この場合には、使用者が何れの位置から吐水がなされるのか外観からは判断し難くなる。よって、吐水管tの部分を、わずかに突出させるのが最適である。
【0018】
以上の混合水栓では、切換ハンドル26を水栓本体Aの上方に配置している。しかも、ハンドル本体261のみならず、取っ手262さえも、水栓本体Aの前面より突出しない状態とされている。従って、使用者が誤って転んだり、よろけても、使用者の身体が、このハンドル26(特に、取っ手262)に接触し、回転させる可能性は低い。同様に、使用者が混合水栓の前方に座り、吐水管tから熱湯を吐出させ場合も、使用者の手が誤ってこのハンドル26に接触する可能性は低い。従って、安全性の高い混合水栓である。尚、切換ハンドル26が取っ手262を備えない場合には、このハンドル26全体が更に後方側に配置されるため、一層、安全性の高い混合水栓となる。また、切換ハンドル26全体が湯水混合室113よりも後方に配置されれば、より一層、安全性の高いものとなる。
また、本混合水栓では、切換ハンドル26が水栓本体Aの上面側に配設されるため、立った状態の使用者にも使い勝手がよい。更に、切換ハンドル26の上面に各種の表示を付せば、かかる者にも、確認が容易なため、誤操作を効果的に防止できる。
【0019】
また、切換ハンドル26が水栓本体Aの前面側に突出せず、切換排出部2が湯水混合温調部1の後方に配置され、しかも弁ユニット27を弁体271、272を上下に並べたコンパクトなものとされている。また、吐水管側排出路Tがハウジング111の周囲を半旋回する状態で、コンパクトに配置されている。更に、吐水管t及びカバー体Bの前方への突出量が小さい。従って、配置スペースを小さくでき、たとえ、小サイズのユニットバス等であっても、余裕をもって配置できる。また、本混合水栓では、切換排出部2の大部分を、湯水混合温調部1の背後に略隠蔽しているため、外観が美しい。更に、水栓本体Aがコンパクトで、凹凸の少ない外形のため、水栓本体A及びカバー体Bの作製が容易となり、製造コストの低廉が図られる。
【0020】
また、湯水混合温調部の下方に切換排出部を設けた従来のタイプの混合水栓では湯水の侵入が好ましくない部位、例えば、ボンネットの雌ねじ部と、スピンドルの雄ねじ部が螺合する部分(錆びを生ずるとスピンドルの動きが悪くなる。)が湯水混合室の下方に位置し、しかも、各弁座口等の湯水の通過路がこの部位と同じ高さに設けられることが多い。このため、かかる部位をパッキング等で厳重にシールして保護することが行われている。一方、本混合水栓では、かかる部位(212、231等)を湯水混合室113や各弁座口251、252より上方に配置している。従って、従来の混合水栓のような厳重なシールが必ずしも必要とされないため、混合水栓の製造上の手間を小さくしたり、製造コストを低くできる。
【0021】
尚、前記各請求項に示した発明の範囲は、前記具体的に示した実施の形態に示すものに限定されず、これら発明の範囲内で種々の変形的な形態、変形例を例示できる。例えば、具体的な変形例として図3に示す混合水栓を例示できる。この混合水栓は2ハンドルタイプの湯水混合温調部を有し、その湯水混合室(詳細の図示を省略)の中央後方に、実施の形態と同様な切換排出部を配置している。この場合も、安全性が高く、使い勝手が良く、誤操作が少なく、コンパクトな混合水栓が得られる。
また、実施の形態では壁から突出する所謂「壁付きタイプ」の混合水栓を中心に述べたが、デッキ部分に設けられる所謂「デッキタイプ」の混合水栓にも各発明を適用できる。更に、弁室を湯水混合温調部の下面側に配置したものにも応用できる。例えば、湯水混合温調部の後方に上下に軸線を向けた第1スピンドルを設け、湯水混合温調部の下方に前後に軸線を向けた第2スピンドルを設ける。そして、第1スピンドルの上端に切換ハンドルを連結し、第2スピンドルに弁ユニットを装着し、第1スピンドルの下端と第2スピンドルの後端との間に、第1スピンドルに加えられる回転を第2スピンドルの前後進に変換できる機構(ラック及びピニオンを用いた機構等)を設ければよいからである。
【0022】
【発明の効果】
以上の様に、請求項4の水栓では、切換ハンドルを水栓本体の上面側で、後寄りに配置できるため安全性が高い。また、立って使用する者にも使い勝手が良いと共に、切換ハンドルの誤操作を効果的に防止できる。更に、切換ハンドルが水栓本体の前面側に突出しないため、配置スペースを小さくできる。
また、前述の「請求項4の発明の一具体的構成」では、切換排出部を湯水混合温調部の後方に配置するため、水栓本体全体を更にコンパクトにできる。更に、切換排出部の大部分を湯水混合温調部の後方に略隠蔽できるため、外観が美しい。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の実施の形態の混合水栓を説明するために水栓本体を透かして見せた模式的な斜視図である。
【図2】図1のx−x縦断面図である。
【図3】発明の実施の形態の変形例を示す概略的な斜視図である。
【符号の説明】
A;水栓本体、B;カバー体、1;湯水混合温調部、11;サーモスタットユニット、111;ハウジング、111a;開口部、112;サーモスタット機構、113;湯水混合室、12;温調ボンネットユニット、13;温調ダイヤル、2;切換排出部、21;ボンネット、211;鍔部、212;雌ねじ部、23;スピンドル、231;雄ねじ部、W;ワッシャー、D;段差、25;弁室、251、252;弁座口、26;切換ハンドル、261;ハンドル本体、262;取っ手(レバー部)、27;弁ユニット、271、272;弁体、273;コイル状スプリング、3;センターケイシング、31;前方部、32;後方部、35、36;筒状開口部、38;開口孔、t;吐水管、T;吐水管側排出路、S;シャワー側排出路。

Claims (4)

  1. 水栓本体の下方のシャワー側排出路であると共に下端が開口されたシャワー側排出路に、エルボとシャワーホースとを介してシャワーヘッドを連結したことを特徴とする水栓。
  2. 湯及び水の混合を行なう湯水混合室を有する湯水混合温調部と、所定の切換ハンドルを操作して前記湯水混合室から流入する湯水を吐水管及びシャワーの何れから流出させるかを択一的に選択する切換排出部と、を備えた湯水混合水栓であることを特徴とする請求項1に記載の水栓。
  3. 前記切換排出部の弁室の上下に各々吐水管側排出路とシャワー側排出路とを設けたことを特徴とする請求項2に記載の水栓。
  4. 湯及び水の混合を行なう湯水混合室を有する湯水混合温調部と、
    所定の切換ハンドルを操作して前記湯水混合室から流入する湯水を吐水管及びシャワーの何れから流出させるかを択一的に選択すると同時に選択された吐水管若しくはシャワーからの前記湯水の流出量を調節し、かつ、前記吐水管及び前記シャワーの同時止水を行なう切換排出部と、を有する水栓本体を備えた湯水混合水栓である水栓において、
    前記切換ハンドルを前記水栓本体の上方に、少なくとも回動中心部が前記湯水混合室よりも後側に位置する状態で配設し、さらに、前記水栓本体の下方のシャワー側排出路であると共に下端が開口されたシャワー側排出路に、エルボとシャワーホースとを介してシャワーヘッドを連結したことを特徴とする水栓。
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