JP3188949B2 - 湯水混合水栓 - Google Patents
湯水混合水栓Info
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Description
関するものである。
う。)の中には、給水管等から供給される水及び給湯管
等から供給される湯を適温な湯水に混合するための湯水
混合温調部と、所定の切換ハンドルを操作して、この湯
水を吐水管から流出させるか、シャワーから流出させる
かを選択すると同時に湯水の吐出量の調節等を行う切換
排出部とを備えるものがある。そして、この湯水混合温
調部の中には、サーモスタットを用いて湯水を適温に混
合するタイプの他に、水の供給側及び湯の供給側の各々
の設けられた2つハンドルの開閉量を手動で調節、選択
し湯水を混合するタイプ(以下、「2ハンドルタイプ」
という。)等がある。
栓においては、切換ハンドルの配置個所を原因として、
以下に示す不具合を生ずるおそれがある。例えば、これ
らの混合水栓が浴室の壁面等に取り付けられるタイプの
場合、湯水混合温調部を使用者側から見て横向きに配置
し、その下方に切換排出部を配置し、切換ハンドルを水
栓本体の前面側に突出する構造とすることが多い。かか
る場合には、使用者が浴室内で誤って転んだり、よろけ
た拍子に、不用意に切換ハンドルと接触し、回転させて
しまうおそれがある。また、汚れのひどい下着を下洗い
する場合等には、この混合水栓の前方に座り、吐水管か
ら熱湯を吐出させることがあるが、その際、使用者の手
が誤ってこのハンドルに接触し、熱湯がシャワーより吐
出し、熱湯をかぶるおそれもある。
の下方側、即ち、使用者が腰を掛けて使用する際に使い
易い高さに取り付けられることが多い。従って、立った
状態で使用する者には使い勝手が悪いと共に、切換ハン
ドルの側周面や前面等に設けられた表示が見難いため、
切換ハンドルの誤操作を招くおそれもある。特に、使用
者が子供や老人であったり、この種の混合水栓に不慣れ
な者である場合には、このおそれが大きい。更に、この
ような混合水栓では、切換ハンドルが水栓本体の前面側
に突出する分だけ、配置スペースが大きくなる。従っ
て、賃貸マンション等の限られた居住空間に配置される
小サイズのユニットバスには適用できない場合もある。
また、2ハンドルタイプの湯水混合温調部を備える混合
水栓では、切換ハンドルを水栓本体(湯水混合室)の真
上に設けることも可能であるが、この場合、切換ハンド
ルが水栓本体の前面真近に存在したり、切換ハンドルの
一部が水栓本体の前方にはみ出すことが多いため、使用
者が不用意に接触するおそれがある。特に、切換ハンド
ルがレバー状の取っ手を備える場合、このおそれが大き
くなる。以上のような事情より、このような混合水栓を
前記各不具合の生じ難い構造にすることが望まれてい
る。
あり、安全性が高く、使い勝手が良く、誤操作が少な
く、しかも、コンパクトな外形とできる混合水栓を提供
することを目的とする。
湯及び水の混合を行なう湯水混合室を有する湯水混合温
調部と、所定の切換ハンドルを操作して前記湯水混合室
から流入する湯水を吐水管及びシャワーの何れから流出
させるかを択一的に選択すると同時に選択された吐水管
若しくはシャワーからの前記湯水の流出量を調節し、か
つ、前記吐水管及び前記シャワーの同時止水を行なう切
換排出部と、を有する水栓本体を備えた湯水混合水栓に
おいて、前記切換ハンドルを前記水栓本体の上方に、少
なくとも回動中心部が前記湯水混合室よりも後側に位置
する状態で配設すると共に、前記水栓本体の内部におい
て、前記湯水混合室の後方に弁室を設け、この弁室の上
下に各々吐水管側排出路とシャワー側排出路とを設ける
と共に、上下に各弁体を有し且つ前記切換ハンドルによ
り上下動可能な弁ユニットを前記弁室内に配設し、この
弁ユニットの上側の弁体により前記弁室と前記吐水管側
排出路とを開閉し、この弁ユニットの下側の弁体により
前記弁室と前記シャワー側排出路とを開閉するよう構成
し、さらに、該吐水管側排出路を、前記水栓本体におけ
る該湯水混合室を形成する混合室形成部位の後側上方か
ら前側下方に略半周回する空間により形成したことを特
徴とする。また、請求項2では、湯及び水の混合を行な
う湯水混合室を有する湯水混合温調部と、所定の切換ハ
ンドルを操作して前記湯水混合室から流入する湯水を吐
水管及びシャワーの何れから流出させるかを択一的に選
択すると同時に選択された吐水管若しくはシャワーから
の前記湯水の流出量を調節し、かつ、前記吐水管及び前
記シャワーの同時止水を行なう切換排出部と、を有する
水栓本体を備えた湯水混合水栓において、前記切換ハン
ドルを前記水栓本体の上方に、少なくとも回動中心部が
前記湯水混合室よりも後側に位置する状態で配設すると
共に、前記水栓本体の内部において、前記湯水混合室の
後方に弁室を設け、この弁室の上下に各々吐水管側排出
路とシャワー側排出路とを設けると共に、上下に各弁体
を有し且つ前記切換ハンドルにより上下動可能な弁ユニ
ットを前記弁室内に配設し、この弁ユニットの上側の弁
体により前記弁室と前記吐水管側排出路とを開閉し、こ
の弁ユニットの下側の弁体により前記弁室と前記シャワ
ー側排出路とを開閉するよう構成し、さらに、前記シャ
ワー側排出路を、水栓本体の下方に設けたことを特徴と
する。
上面側で、しかも後寄りに配置できるため、使用者が誤
って転んだり、よろけても、使用者の身体がこのハンド
ルに接触する可能性は低い。また、使用者が混合水栓の
前方に座り、吐水管から熱湯を吐出させている場合も、
使用者の手が誤ってこのハンドルに接触する可能性が低
い。従って、本各発明によれば混合水栓の安全性が高め
られる。また、切換ハンドルが水栓本体の上面側に配設
されるため、立った状態の使用者にも使い勝手がよい。
また、切換ハンドルの上面に各種の表示を付せば、この
者にも確認が容易なため、切換ハンドルの誤操作を防止
できる。更に、切換ハンドルが水栓本体の前面側に突出
しないため、配置スペースを小さくできる。尚、本各発
明の「回動中心部」とは、切換ハンドルを回動操作する
際の軸線が通過する部分である。例えば、切換ハンドル
と弁ユニットとの間に操作軸(スピンドル)が介在する
場合には、この操作軸の軸線が通過する部分である。
部が湯水混合温調部の後方に配置され、しかも弁ユニッ
トが弁体を上下に並べた状態であるため、水栓本体をコ
ンパクトにできる。また、切換排出部の大部分を湯水混
合温調部の後面側に隠蔽することも可能なため、混合水
栓の外観が向上する。特に、混合水栓が所望の壁面に、
ソケット等を用いて取着される場合、湯水混合温調部の
後面と壁面と間の空間に切換排出部を納めれば混合水栓
の外観がより一層、向上する。
図1及び図2に基づいて説明する。本混合水栓は、浴室
の壁面に取着されて用いられるものであり、図1及び2
に示すように、水栓本体Aと、これを覆うカバー体Bと
を備えている。また、水栓本体Aは、使用者側から見て
前方横向きに配置された湯水混合温調部1と、その略中
央後方に配置された切換排出部2とを備えている。
筒状の外形とされたサーモスタットユニット11及び温
調ボンネットユニット12と、温調ダイヤル13とを備
えている。また、サーモスタットユニット11は、略筒
状のハウジング111内にサーモスタット機構(詳細の
図示を省略)112等を配置した構造である。そして、
サーモスタットユニット11のうちで水栓本体Aの略中
央に位置する部分の内部に、サーモスタット機構112
により湯水を適温に混合する湯水混合室113が設けら
れている。また、湯水混合室113に対応するハウジン
グ111の部分(以下、「混合室形成部位」という。)
の後面側には、開口部111aが設けられている。そし
て、この湯水混合温調部1では、温調ダイヤル13を用
いて温調ボンネットユニット12を操作し、これを通じ
てサーモスタット機構111等の作動を制御し、湯水を
所望の温度に調節して、開口部111aより流出させる
ことになる。
ターケイシング3で覆われている。このケイシング3
は、混合室形成部位を後側上方より前側下方に略半周回
して覆う略脚形樋状の前方部31と、略筒形状とされつ
つ、この形成部位の残りの箇所を略覆う後方部32とを
備えたものである。ここで、ケーシング3の前方部31
においては、その前側下部が垂下形成されて吐水管tと
され、後方部32においては、上下端が開口されて筒状
開口部35、36とされている。尚、この吐水管tは先
端側が若干屈曲しているものの、略下方に垂れ下がる形
状のため、その先端部の水栓本体Aの前面からの突出量
は小さく(例えば、2〜50mm程度)されており、後
述するカバー体Bと共に、前面側にわずかに突出するも
のとなっている。また、説明の便宜上、吐水管側排出路
T及び吐水管tを区別したが、本混合水栓において両者
の境界は必ずしも明らかではない。
で囲まれた空間が吐水管側排出路Tとされ、後方部32
の下方の筒状開口部36が、シャワー側排出路Sとされ
ている。尚、この筒状部36にはエルボ、シャワーホー
ス等を介してシャワーヘッドが連結されている(図示を
省略)。また、切換排出部2は、センターケイシング3
の後方部32と、この内部に納められたボンネット2
1、スピンドル23、切換ハンドル26及び弁ユニット
27等とを用いて構成されている。
1を備えた略筒状の外形を備え、上方寄りの内壁に雌ね
じ部212を有している。このボンネット21は、セン
ターケイシング3が湯水混合温調部1の後方に形成する
空間(以下、「後方室」という。)の上方側に挿入固定
されている。その際、鍔部211がセンターケイシング
3の上方の筒状開口部35の上に載置され、また、中間
部がこの筒状開口部35の内壁に固定され、下端側がハ
ウジング111に固定される。尚、ボンネット21の周
面には開口孔38が設けられ、ボンネット21内部と吐
水管側排出路Tとの連通状態が確保されている。また、
後方室の下方側は湯水混合室113に連通する弁室25
である。そして、ボンネット21の下端の開口が吐水管
側排出路Tに通ずる吐水管側弁座口251となり、下端
の筒状開口部36の入口がシャワー側排出路Sに通じる
シャワー側弁座口252となっている。
に向けながら後方室を貫通する状態に配置されている。
また、上方寄りの幅太部にボンネット21の雌ねじ部2
1とねじ嵌合する雄ねじ部231が設けられている。更
に、切換ハンドル26は、略筒形状とされたハンドル本
体261と、その側面より突出する取っ手(レバー部)
262とを備える。但し、取っ手262を備えないもの
としてもよい。また、このハンドル26はスピンドル2
3の上端部と、ビス止め、セレーション嵌合等の手法で
連結されている。このため、スピンドル23は、切換ハ
ンドル26を回動させると、前述のねじ嵌合により上下
に進退する。そして、この切換ハンドル26は、回動の
中心となる軸線(スピンドル23の軸線)を湯水混合室
113の後方に配置している。また、ハンドル本体26
1の水栓本体Aの前面側に位置する部分は、ハウジング
111の開口部111aの略上方に位置している。更
に、取っ手262の突出端は、ハウジング111の前面
の略上方に位置している。
の略下半側に摺動可能に嵌挿支持された上側弁体271
及び下側弁体272と、両弁体271、272間に圧縮
状態で介在させたコイル状スプリング273とを備え
る。そして、上側弁体271は吐水管側弁座口251を
開閉し、下側弁体272はシャワー側弁座口252を開
閉する。また、各弁体271、272には、シール性を
高めるためのパッキングが夫々装着されている。更に、
各弁体271、272同士の対向面は、互いに凹凸の反
転した段差形状とされており、両弁体271、272
は、互いに回転不能とされている。また、両弁体27
1、272の摺動範囲は、スピンドル23の下端側に取
着されたワッシャーWと、スピンドル23の中央の段差
Dとの間に規制されている。
時閉止した状態を示している。この状態において、各弁
体271、272間は、コイル状スプリング263の弾
性及び湯水混合室113から流入する湯水の水圧により
各弁座口251、252にしっかりと密着している。そ
して、切換ハンドル26を操作してスピンドル23を上
昇させると、下側弁体272はワッシャーWに押されて
上昇し、シャワー側弁座口252を開放する。このとき
のシャワー側排出路Sへの湯水の流入量、即ち、シャワ
ーヘッドからの湯水の流出量は、下側弁体272の上昇
量、即ち、シャワー側弁座口252の開き具合で定ま
る。また、湯水を吐水管tから流出させる場合には、切
換ハンドル26を逆の方向に操作し、スピンドル23を
下降させ、上側弁体271を下降させる。そして、吐水
管側弁座口251を通じて後方室の上方に流入した湯水
が、排出孔38から流出し、ボンネット21の開口孔3
8より吐水管側排出路Tに流れ込むこととなる。ここ
で、上側及び下側の両弁体271、272は、前述の如
く、互いに回転不能とされているため、スピンドル23
が回転しても、弁座口251(252)に着座した一方
の弁体271(272)の固定により、他方の弁体27
2(271)の回転が阻止され、弁座口251、252
に対する回転により弁体271、272が傷つくことが
防止される。
いて作製されたもので、内部に水栓本体Aの外形に略対
応した収納空間を備える。そして、吐水管tを覆う部分
の前面側への突出量は、吐水管tの突出量に対応して小
さく(例えば、5〜60mm程度)されており、前面側
への無用の突出が極力抑えられている。尚、前面側へは
全く突出しないものとするのが好ましいが、この場合に
は、使用者が何れの位置から吐水がなされるのか外観か
らは判断し難くなる。よって、吐水管tの部分を、わず
かに突出させるのが最適である。
水栓本体Aの上方に配置している。しかも、ハンドル本
体261のみならず、取っ手262さえも、水栓本体A
の前面より突出しない状態とされている。従って、使用
者が誤って転んだり、よろけても、使用者の身体が、こ
のハンドル26(特に、取っ手262)に接触し、回転
させる可能性は低い。同様に、使用者が混合水栓の前方
に座り、吐水管tから熱湯を吐出させ場合も、使用者の
手が誤ってこのハンドル26に接触する可能性は低い。
従って、安全性の高い混合水栓である。尚、切換ハンド
ル26が取っ手262を備えない場合には、このハンド
ル26全体が更に後方側に配置されるため、一層、安全
性の高い混合水栓となる。また、切換ハンドル26全体
が湯水混合室113よりも後方に配置されれば、より一
層、安全性の高いものとなる。また、本混合水栓では、
切換ハンドル26が水栓本体Aの上面側に配設されるた
め、立った状態の使用者にも使い勝手がよい。更に、切
換ハンドル26の上面に各種の表示を付せば、かかる者
にも、確認が容易なため、誤操作を効果的に防止でき
る。
面側に突出せず、切換排出部2が湯水混合温調部1の後
方に配置され、しかも弁ユニット27を弁体271、2
72を上下に並べたコンパクトなものとされている。ま
た、吐水管側排出路Tがハウジング111の周囲を半旋
回する状態で、コンパクトに配置されている。更に、吐
水管t及びカバー体Bの前方への突出量が小さい。従っ
て、配置スペースを小さくでき、たとえ、小サイズのユ
ニットバス等であっても、余裕をもって配置できる。ま
た、本混合水栓では、切換排出部2の大部分を、湯水混
合温調部1の背後に略隠蔽しているため、外観が美し
い。更に、水栓本体Aがコンパクトで、凹凸の少ない外
形のため、水栓本体A及びカバー体Bの作製が容易とな
り、製造コストの低廉が図られる。
を設けた従来のタイプの混合水栓では湯水の侵入が好ま
しくない部位、例えば、ボンネットの雌ねじ部と、スピ
ンドルの雄ねじ部が螺合する部分(錆びを生ずるとスピ
ンドルの動きが悪くなる。)が湯水混合室の下方に位置
し、しかも、各弁座口等の湯水の通過路がこの部位と同
じ高さに設けられることが多い。このため、かかる部位
をパッキング等で厳重にシールして保護することが行わ
れている。一方、本混合水栓では、かかる部位(21
2、231等)を湯水混合室113や各弁座口251、
252より上方に配置している。従って、従来の混合水
栓のような厳重なシールが必ずしも必要とされないた
め、混合水栓の製造上の手間を小さくしたり、製造コス
トを低くできる。
前記具体的に示した実施の形態に示すものに限定され
ず、これら発明の範囲内で種々の変形的な形態、変形例
を例示できる。例えば、具体的な変形例として図3に示
す混合水栓を例示できる。この混合水栓は2ハンドルタ
イプの湯水混合温調部を有し、その湯水混合室(詳細の
図示を省略)の中央後方に、実施の形態と同様な切換排
出部を配置している。この場合も、安全性が高く、使い
勝手が良く、誤操作が少なく、コンパクトな混合水栓が
得られる。また、実施の形態では壁から突出する所謂
「壁付きタイプ」の混合水栓を中心に述べたが、デッキ
部分に設けられる所謂「デッキタイプ」の混合水栓にも
各発明を適用できる。
切換ハンドルを水栓本体の上面側で、後寄りに配置でき
るため安全性が高い。また、立って使用する者にも使い
勝手が良いと共に、切換ハンドルの誤操作を効果的に防
止できる。更に、切換ハンドルが水栓本体の前面側に突
出しないため、配置スペースを小さくできる。また、本
各発明の湯水混合水栓では、切換排出部を湯水混合温調
部の後方に配置するため、水栓本体全体を更にコンパク
トにできる。更に、切換排出部の大部分を湯水混合温調
部の後方に略隠蔽できるため、外観が美しい。
水栓本体を透かして見せた模式的な斜視図である。
図である。
1;サーモスタットユニット、111;ハウジング、1
11a;開口部、112;サーモスタット機構、11
3;湯水混合室、12;温調ボンネットユニット、1
3;温調ダイヤル、2;切換排出部、、21;ボンネッ
ト、211;鍔部、212;雌ねじ部、23;スピンド
ル、231;雄ねじ部、W;ワッシャー、D;段差、2
5;弁室、251、252;弁座口、26;切換ハンド
ル、261;ハンドル本体、262;取っ手(レバー
部)、27;弁ユニット、271、272;弁体、27
3;コイル状スプリング、3;センターケイシング、3
1;前方部、32;後方部、35、36;筒状開口部、
38;開口孔、t;吐水管、T;吐水管側排出路、S;
シャワー側排出路。
Claims (2)
- 【請求項1】 湯及び水の混合を行なう湯水混合室を有
する湯水混合温調部と、 所定の切換ハンドルを操作して前記湯水混合室から流入
する湯水を吐水管及びシャワーの何れから流出させるか
を択一的に選択すると同時に選択された吐水管若しくは
シャワーからの前記湯水の流出量を調節し、かつ、前記
吐水管及び前記シャワーの同時止水を行なう切換排出部
と、を有する水栓本体を備えた湯水混合水栓において、 前記切換ハンドルを前記水栓本体の上方に、少なくとも
回動中心部が前記湯水混合室よりも後側に位置する状態
で配設すると共に、 前記水栓本体の内部において、前記湯水混合室の後方に
弁室を設け、この弁室の上下に各々吐水管側排出路とシ
ャワー側排出路とを設けると共に、上下に各弁体を有し
且つ前記切換ハンドルにより上下動可能な弁ユニットを
前記弁室内に配設し、この弁ユニットの上側の弁体によ
り前記弁室と前記吐水管側排出路とを開閉し、この弁ユ
ニットの下側の弁体により前記弁室と前記シャワー側排
出路とを開閉するよう構成し、さらに、該吐水管側排出
路を、前記水栓本体における該湯水混合室を形成する混
合室形成部位の後側上方から前側下方に略半周回する空
間により形成したことを特徴とする湯水混合水栓。 - 【請求項2】 湯及び水の混合を行なう湯水混合室を有
する湯水混合温調部と、 所定の切換ハンドルを操作して前記湯水混合室から流入
する湯水を吐水管及びシャワーの何れから流出させるか
を択一的に選択すると同時に選択された吐水管若しくは
シャワーからの前記湯水の流出量を調節し、かつ、前記
吐水管及び前記シャワーの同時止水を行なう切換排出部
と、を有する水栓本体を備えた湯水混合水栓において、 前記切換ハンドルを前記水栓本体の上方に、少なくとも
回動中心部が前記湯水混合室よりも後側に位置する状態
で配設すると共に、 前記水栓本体の内部において、前記湯水混合室の後方に
弁室を設け、この弁室の上下に各々吐水管側排出路とシ
ャワー側排出路とを設けると共に、上下に各弁体を有し
且つ前記切換ハンドルにより上下動可能な弁ユニットを
前記弁室内に配設し、この弁ユニットの上側の弁体によ
り前記弁室と前記吐水管側排出路とを開閉し、この弁ユ
ニットの下側の弁体により前記弁室と前記シャワー側排
出路とを開閉するよう構成し、さらに、前記シャワー側
排出路を、水栓本体の下方に設けたことを特徴とする湯
水混合水栓。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36007496A JP3188949B2 (ja) | 1996-12-16 | 1996-12-16 | 湯水混合水栓 |
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JPH10176769A JPH10176769A (ja) | 1998-06-30 |
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- 1996-12-16 JP JP36007496A patent/JP3188949B2/ja not_active Expired - Fee Related
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