JP2577337Y2 - 建設機械の空調装置 - Google Patents

建設機械の空調装置

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JP2577337Y2
JP2577337Y2 JP1992052213U JP5221392U JP2577337Y2 JP 2577337 Y2 JP2577337 Y2 JP 2577337Y2 JP 1992052213 U JP1992052213 U JP 1992052213U JP 5221392 U JP5221392 U JP 5221392U JP 2577337 Y2 JP2577337 Y2 JP 2577337Y2
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忠一 石橋
義昭 村尾
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Kobelco Construction Machinery Co Ltd
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Kobelco Construction Machinery Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、運転室をそなえた油圧
ショベルなど建設機械,作業車両の空調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来技術の油圧ショベル用運転
室の切欠き要部側面図である。図において、1は運転
室、2は運転室1のキャブ、3は床板、4は運転席、5
は運転席4のシート部、6は背当て部、7はエアコンユ
ニット、8はエアコンユニット7の吹出し用ダクト、9
は吹出し用ダクト8先端部の吹出口である。図5は、
における吹出口9周辺を示す要部斜視図である。図に
おいて、10はクールボックス、11は小物入れボック
ス、12はエアコンユニットの内気吸入口、13は足元
吹出口である。図4及び図5に示すように、運転室1で
は運転席4の後方側にエアコンユニット7を装備し、運
転室1内の冷暖房を行うようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】油圧ショベルの作業時
には、気候,天候などによって運転室内の温度が変化す
るとともに、運転者の身体各部の表面温度が変化する。
たとえば陽光の照射の強いときには運転者の上半身の温
度が上昇するので、エアコンのクーラを使用する。とこ
ろが従来技術では、図4に示すようにエアコンからの冷
気の大部分が運転席の後方側から斜上方へ向けて吹出さ
れる。冷気の主な流れは運転席の背当てで妨げられ、運
転者が直接効果的に冷気を受けることができなかった。
したがって運転者の上半身の表面温度がなかなか下ら
ず、運転室内の環境が快適であるとは云えなかった。本
考案は、上記の問題点を解決することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】運転席と、前記運転席シ
ート部と一体的に移動可能に設けられた支柱と、前記支
柱に形成された吹出口と、前記吹出口とエアコンユニッ
トとを連通する通風パイプとを有した。更にまた、前記
支柱は、前記運転席へ着席状態の運転者の上半身に向け
て前記吹出口からのエアが吹き出し可能な位置に前記吹
出口を配置可能な高さを有する。更にまた、前記支柱に
はモニタパネルが取り付けられる
【0005】
【作用】運転席シート部と一体的に移動可能に設けられ
た支柱に吹出口を設けたので、通風パイプの吹出口から
吹出される冷気又は暖気がシート部の前後調整に関係な
く、運転者の適切な位置に対して吹出される。更に吹出
口の高さを運転者の着座時における上半身部位の高さ位
置に設定することができ、エアコンからの冷気または暖
気は支柱に配設した通風パイプを通り、その吹出口より
運転者の上半身に対して吹出される。更に、上記支柱に
モニタパネルと吹出口が並設してあるので、運転者の運
転操作が便利であるとともに、支柱の製作において一石
二鳥の経済性がある。
【0006】
【実施例】 以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1は、本考案の一実施例空調装置をそ
なえた運転室14の切欠き要部側面図である。図におい
て、15は運転室14のキャブ、16は床板、17は運
転席、18は運転室17のシート部、19はシート部前
後調整機構、20は背当て部、21はエアコンユニッ
ト、22はエアコンユニット21のメイン吹出しダク
ト、23はメイン吹出しダクト22より分岐した通風パ
イプ、24はシート部18と一体形の支柱、25は支柱
24に設けているモニタパネルであるモニタ用クラスタ
ゲージ、26は支柱24に開穿した通風パイプ23の吹
出口、27はメイン吹出しダクト22の吹出口である。
図2は、図1における運転室17付近の要部正面図であ
る。図において、28はシート部18の基金具である。
【0007】次に、本考案の一実施例空調装置の構成
を図1及び図2について述べる。運転室17の側方にそ
の運転席17のシート部18の基金具28に支柱24を
固定して設け、エアコンユニット21より通じる通風パ
イプ23を上記支柱24に配設し、その通風パイプ23
の吹出口26の高さを運転者の着座時における上半身部
位(胸部や頭部などをいう)の高さ位置に設定した。ま
た上記支柱(24)として、モニタ用クラスタゲージ2
5を取付けるために設けている支柱を使用するようにし
た。
【0008】次に、本考案の一実施例空調装置の作用
について述べる。エアコンユニット21から送風される
冷気又は暖気はメイン吹出しダクト22より分岐して、
通風パイプ23を通り、支柱24に開穿した吹出口26
より吹出される。その吹出口26の高さは運転者の着座
時における上半身部位の高さ位置に設定しているので、
吹出口26からの冷気又は暖気は運転者の上半身に対し
て吹出される。それにより、陽光の照射が強くて運転者
の上半身の温度が上昇したとき、又は寒さがきびしくて
運転者の上半身(手なども含む)の温度が低下したとき
に、冷気又は暖気を効果的に受けることができる。また
図3は、本考案請求項1及び請求項3における運転席1
7のシート部前後調整を行った場合の状態を示す切欠き
要部側面図である。運転者は自分の体格に合わせて、あ
るいはまた作業状況に対応する運転操作上の都合によ
り、シート部前後調整機構19の調整を行う。しかし支
柱24はシート部18と一体形に形成しているので、吹
出口26から吹出される冷気又は暖気がシート部18の
前後調整に関係なく、運転者の上半身に対して吹出され
るから便利である。また上記支柱24にモニタ用クラス
タゲージ25と吹出口26が併設してあるので、運転者
の運転操作が便利であるとともに、支柱の製作において
一石二鳥の経済性がある。なお図3において、寸法Sは
この例の場合の前後調整量である。また、通風パイプ2
3の符号イの部分はフレキシブルパイプ部材を用いてい
る。
【0009】
【考案の効果】本考案の建設機械の空調装置では、運転
席シート部と一体的に移動可能に設けられた支柱に吹出
口を設けたので、通風パイプの吹出口から吹出される冷
気又は暖気がシート部の前後調整に関係なく、運転者の
適切な位置に対して吹出されるから便利であり、更に吹
出口の高さを運転者の着座時における上半身部位の高さ
位置に設定することができ、エアコンからの冷気または
暖気は支柱に配設した通風パイプを通り、その吹出口よ
り運転者の上半身に対して吹出される。したがって、陽
光の照射が強くて運転者の上半身の温度が上昇したと
き、又は寒さがきびしくて運転者の上半身の温度が低下
したときに、冷気又は暖気を効果的に受けることができ
る。更に、上記支柱にモニタパネルと吹出口が並設して
あるので、運転者の運転操作が便利であるとともに、支
柱の製作において一石二鳥の経済性がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例空調装置をそなえた運転室
の切欠き要部側面図である。
【図2】図1における運転席付近の要部正面図である。
【図3】図1における運転席のシート部前後調整を行っ
た場合の状態を示す切欠き要部側面図である。
【図4】従来技術の油圧ショベル用運転室の切欠き要部
側面図である。
【図5】図4における吹出口周辺を示す要部斜視図であ
る。
【符号の説明】 1,14 運転室 2,15 キャブ3,16, 床板 4,17 運転席 5,18 シート部 6,20 背当て部 7,21 エアコンユニット9,26 吹出口 19 シート部前後調整機構23 通風パイプ 24 支柱 25 クラスタゲージ

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運転席と、前記運転席シート部と一体的
    に移動可能に設けられた支柱と、前記支柱に形成された
    吹出口と、前記吹出口とエアコンユニットとを連通する
    通風パイプとを有したことを特徴とする建設機械の空調
    装置。
  2. 【請求項2】 前記支柱は、前記運転席へ着席状態の運
    転者の上半身に向けて前記吹出口からのエアが吹き出し
    可能な位置に前記吹出口を配置可能な高さを有すること
    を特徴とする請求項1記載の建設機械の空調装置。
  3. 【請求項3】 前記支柱にはモニタパネルが取り付けら
    れることを特徴とする請求項1及び2記載の建設機械の
    空調装置。
JP1992052213U 1992-06-30 1992-06-30 建設機械の空調装置 Expired - Fee Related JP2577337Y2 (ja)

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JPH066023U JPH066023U (ja) 1994-01-25
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