JP2577224Y2 - ヘッドランプウォッシャー - Google Patents

ヘッドランプウォッシャー

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JP2577224Y2
JP2577224Y2 JP1992072076U JP7207692U JP2577224Y2 JP 2577224 Y2 JP2577224 Y2 JP 2577224Y2 JP 1992072076 U JP1992072076 U JP 1992072076U JP 7207692 U JP7207692 U JP 7207692U JP 2577224 Y2 JP2577224 Y2 JP 2577224Y2
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urging
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浩明 木村
浩正 高田
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Koito Manufacturing Co Ltd
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Koito Manufacturing Co Ltd
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60SSERVICING, CLEANING, REPAIRING, SUPPORTING, LIFTING, OR MANOEUVRING OF VEHICLES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60S1/00Cleaning of vehicles
    • B60S1/02Cleaning windscreens, windows or optical devices
    • B60S1/46Cleaning windscreens, windows or optical devices using liquid; Windscreen washers
    • B60S1/48Liquid supply therefor
    • B60S1/52Arrangement of nozzles; Liquid spreading means
    • B60S1/522Arrangement of nozzles; Liquid spreading means moving liquid spreading means, e.g. arranged in wiper arms
    • B60S1/528Arrangement of nozzles; Liquid spreading means moving liquid spreading means, e.g. arranged in wiper arms the spreading means being moved between a rest position and a working position

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Water Supply & Treatment (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Nozzles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は自動車のヘッドランプの
レンズを必要に応じて洗浄するヘッドランプウォッシャ
ーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、自動車の或る車種においては
車体内部に設けた洗浄液タンク内の洗浄液をノズルから
ヘッドランプに向けて噴射し、これによってヘッドラン
プのレンズを洗浄するヘッドランプウォッシャーを装備
している。因ちに、欧州にあってはヘッドランプウォッ
シャーの装備を義務付けている国もある。このようなヘ
ッドランプウォッシャーとしては従来から種々提案され
ているが、その一例として、特開平4−59454号公
報に開示されたものが知られている。このヘッドランプ
ウォッシャーは噴射ノズルと閉止弁を備えたピストンを
シリンダ内に出没自在に挿入配置してスプリングにより
シリンダ内方に付勢し、閉止弁を閉方向に付勢するスプ
リングのばね力をピストン用スプリングのばね力より大
きく設定し、洗浄時に洗浄液タンク内の洗浄液をポンプ
によりシリンダ内に送り込むと、シリンダ内の洗浄液の
圧力が徐々に高くなり、この圧力がピストン用スプリン
グのばね力に打ち勝つと、ピストンが押し上げられて噴
射ノズルをレンズ洗浄位置に移動させ、ピストンが所定
量突出して停止すると、シリンダ内の流体圧がさらに上
昇し始めてこの圧力が閉止弁用スプリングのばね力に打
ち勝つと、今度は閉止弁が開き、噴射ノズルが洗浄液を
ヘッドランプに向けて噴射するように構成したものであ
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のヘッドランプウォッシャーにあっては、スプ
リング、特に閉止弁用スプリングのバラツキによりばね
力を最適値に設定することが難しく、ばね力が強すぎる
場合は閉止弁を所定のストローク作動させることができ
ず、そのため、噴射ノズルから噴射される洗浄液の噴射
量が不十分で洗浄効果が低いという問題が生じる。一
方、ばね力が弱すぎる場合は、ピストンがシリンダから
所定位置まで突出しないうちにシリンダ内の流体圧が閉
止弁用スプリングのばね力に打ち勝つため閉止弁が早く
開き、そのため噴射ノズルはレンズ洗浄位置に移動する
前に洗浄液を噴射し、レンズを洗浄できないという問題
があった。
【0004】したがって、本考案は上記したような従来
の問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするとこ
ろは、特に閉止弁を閉方向に付勢するスプリングの付勢
力が強すぎる場合においても閉止弁を所定のストローク
確実に動作させることができ、所定量の洗浄液を噴射す
ることができ洗浄効果を向上させるようにしたヘッドラ
ンプウォッシャーを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、第1の考案は、洗浄液圧送系路に連通する洗浄液供
給口を有するシリンダと、洗浄液の流通路を有して前記
シリンダ内に出没自在に嵌挿配置されたピストンと、こ
のピストンをシリンダ内方に押圧付勢するスプリング
と、前記ピストンの外端に装着された洗浄液噴射ノズル
と、前記ピストン内に組み込まれ通常前記流通路を閉止
する閉止弁と、この閉止弁を閉方向に付勢する第1の付
勢手段および開方向に付勢する第2の付勢手段とを備
え、第1の付勢手段の付勢力は前記スプリングの付勢力
より大きく、第2の付勢手段の付勢力は閉止弁の閉止時
において最も小さく、洗浄液の水圧によって閉止弁が開
くにしたがって徐々に増大し、第1の付勢手段による付
勢力を減殺し、閉止弁が全開状態においても第1の付勢
手段の付勢力が第2の付勢手段の付勢力より大きく、洗
浄液の水圧が減じると閉止弁が第1の付勢手段によって
閉止されるものである。第2の考案は、第1の考案にお
いて、第2の付勢手段は対設された一対の磁石もしくは
磁石と磁性体である。
【0006】
【作用】本考案において、洗浄時にシリンダ内に圧送さ
れる洗浄液は圧力がピストン用スプリングの付勢力に打
ち勝つとピストンをシリンダから突出させる。ピストン
が突出して停止するとさらにシリンダ内の洗浄液の圧力
が高くなり第1の付勢手段の付勢力に打ち勝つと、閉止
弁を開く。このため、洗浄液は流通路を通って噴射ノズ
ルから噴射される。閉止弁が開き始めると、第2の付勢
手段の付勢力は徐々に増大して、第1の付勢手段による
付勢力を減殺する。したがって、第1の付勢手段の付勢
力が強すぎても閉止弁は所定のストローク作動し、所定
量の洗浄液をノズルに送る。
【0007】
【実施例】以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて
詳細に説明する。図1は本考案に係るヘッドランプウォ
ッシャーの一実施例を示す不使用時の断面図、図2は閉
止弁の斜視図、図3は同弁の断面図である。図1におい
て、ヘッドランプウォッシャー1は、車体内部、例えば
バンパー2内のヘッドランプに対応する位置に複数個の
ボルト3およびナット4によって組み込まれたシリンダ
5と、このシリンダ5内に摺動自在にかつ出没自在に配
設されたピストン6を備えている。
【0008】前記シリンダ5は樹脂等によって一体に形
成されており、上端側開口部外周面にキャップ7が螺合
される一方、上端部内周面にはピストン6の移動ストロ
ークを設定しシリンダ5からの抜けを防止するスリーブ
8が圧入固定され、下面中央に開口して設けられた洗浄
液供給口9が洗浄液圧送系路10を介してエンジンルー
ム内に設置されている洗浄液タンク(図示せず)に連通
されている。また、シリンダ5の上端部寄り外周面には
前記ボルト3およびナット4によってバンパー2の内面
に固定される固定部11が一体に突設されている。
【0009】前記ピストン6は、3つのピストン形成部
材、すなわち、両端開放の比較的長い筒状体からなり上
端が前記キャップ7の孔7aから僅かに外部に突出する
第1ピストン61と、第1ピストン61の下端に中心軸
線を一致させて配設された第2ピストン62と、第2ピ
ストン62の下端に同じく中心軸線を一致させて配設さ
れた第3ピストン63とで構成され、シリンダ内部を上
下2つの室、すなわちスプリング室12と洗浄液室13
とに仕切っている。第1、第2、第3ピストン61,6
2,63の中心には互いに連通する通路孔14,15,
16がそれぞれ形成されており、これらの孔によって前
記洗浄室13と洗浄液噴射ノズル18を連通する流通孔
17を形成している。
【0010】前記第1ピストン61は両端開口部が大径
孔部14a,14b、中間部が小径孔部14cとされ、
上側大径孔部14a内に前記洗浄液噴射ノズル18が小
角度傾動自在にはめ込まれ、下側大径孔部14b内に前
記第2ピストン62の薄肉形成された上端部62aが螺
合されている。
【0011】前記第2ピストン62の内部上方には前記
流通孔17を開閉制御する閉止弁19が組み込まれ、下
端部寄り外周面にはシリンダ5の内径と略同じか若干小
さい外径を有するばね受部20が一体に設けられてい
る。
【0012】前記第3ピストン63は、前記ばね受部2
0と略同一の外径を有する円板状に形成されることによ
り、前記ばね受部20と共にシール部材21が嵌着され
る環状溝22を形成している。第3ピストン63の上面
中央には前記第2ピストン62の下端開口部に圧入嵌合
するボス部23が一体に突設されている。
【0013】そして、上記構造からなるピストン6は前
記スプリング室12内に弾装されたスプリング24によ
って下方、すなわちシリンダ内方に付勢されている。こ
のスプリング24の上端は前記キャップ7の内面に圧接
され、下端が前記第2ピストン62のばね受部20に圧
接されている。
【0014】前記閉止弁19は、図2および図3に示す
ように、バルブケース26と、このバルブケース26の
内部下方に摺動自在にかつ回転自在に配設された弁体2
7とを備え、またバルブケース26内には弁体27を閉
方向に付勢する第1の付勢手段としてのスプリング28
が配設されている。
【0015】前記バルブケース26は、前記第2ピスト
ン62の上端部穴径より小さい外径を有する筒状体に形
成され、外周面には例えば3つの突状体29が周方向に
等角度離間して一体に突設されている。これらの突状体
29はバルブケース26の全長にわたって延在し、前記
第2ピストン62の上端部内周面に嵌合することでバル
ブケース26の中心軸線を第2ピストン62の中心軸線
と一致させ、径方向の移動を防止している。また、バル
ブケース26の周面には隣接する突状体29間にそれぞ
れ位置しバルブケース26の内外を連通させる3つの通
路孔30が形成されている。通路孔30は、略L字型に
形成されることにより上端がバルブケース26の上端面
に開放しバルブケース26の軸線方向に長い幅狭の縦孔
部30aと、縦孔部30aの下端にこれと直交するよう
に周方向に形成された台形状の横孔部30bとで構成さ
れている。横孔部30bは前記弁体27の回転角度およ
び軸方向の移動ストロークを規制するもので、上側孔壁
31aがバルブケース26の軸線と略直交する一方、横
孔部30bの下側孔壁31bは縦孔部30a側端イが反
縦孔部側端ロより高くなるよう適宜角度で傾斜する斜面
に形成されている。
【0016】前記バルブケース26の上端開口部には円
板33が中心軸線を一致させて固定されている。この円
板33は前記第2ピストン62の上端部62aの外径と
略等しい外径を有して同ピストン62の上端面に接合さ
れており、第1ピストン61の通路孔14内に設けられ
た段差部34(図1参照)に下方から圧接されている。
円板33の外周寄りには3つの連通孔35が周方向に等
配されて円弧状に形成されており、これらの孔によって
前記第1ピストン61の通路孔14と、第2ピストン6
2の内周面とバルブケース26の外周面との間に形成さ
れた隙間とを連通させている。
【0017】前記弁体27は、別個独立に製作された上
下2つのバルブロッド36,37で構成されている。
【0018】上方側に位置する第1のバルブロッド36
は、バルブケース26内に摺動自在に配設されており、
上面中央には後述する第2の付勢手段48を収納する凹
部38が形成され、下面中央には円錐突起39が一体に
突設されている。この円錐突起39は第1、第2のバル
ブロッド36,37間の摩擦抵抗を少なくすると同時に
第2のバルブロッド37の回動支点部を形成し、バルブ
ケース26の挿通孔40と共に第2のバルブロッド37
の傾きを防止するために設けられている。
【0019】第1のバルブロッド36の下方にこれと軸
線を一致させて位置する第2のバルブロッド37は、バ
ルブケース26の下面に形成された前記挿通孔40を摺
動自在に貫通する弁軸37aと、弁軸37aの上端に一
体的に設けられバルブケース26内に位置するバルブヘ
ッド37bと、弁軸37aの下端に一体的に設けられ前
記第2ピストン62の通路孔15の下端側小径孔部11
5a(図1)を通常閉塞する弁本体37cとで構成され
ている。バルブヘッド37bの上面には前記第1のバル
ブロッド36の円錐突起39が挿入される円錐状の凹部
41が形成され、外周面には3つのピン42が周方向に
等配されて突設されている。これらのピン42は、前記
バルブケース26の周面に形成された各連通孔30の横
孔部30b内に挿入されることで、第2のバルブロッド
37の最大動作ストロークと回転角度を規定している。
前記弁本体37cは円柱または樽型に形成されて周面に
複数個の羽根43が突設されている。これらの羽根43
は、前記横孔部30bの下側孔壁31bの傾斜方向とは
反対方向に傾斜して設けられている。このような羽根4
3を設けておくと、閉止弁19が開き始めた時の洗浄液
45(図1参照)の流れを閉止弁19の開弁動作に有効
に利用することができる。すなわち、シリンダ5内の洗
浄液45の圧力が高くなって弁本体37cが上昇移動し
始めると、羽根43はシリンダ5内から第3ピストン6
3の流通路16を通って第2ピストン62内に流れ込む
洗浄液45の流速により回転するため、第2のバルブロ
ッド37に開弁方向の推進力を付与し、開弁動作を容易
にする。
【0020】前記弁体27を閉方向に付勢するスプリン
グ28は、前記ピストン6をシリンダ内方に付勢するス
プリング24より大きなばね力を有し、前記第1のバル
ブロッド36を第2のバルブロッド37に押し付けてい
る。このため、弁本体37cの下面は第2のピストン6
2内に設けられた段差部115b(図1)に通常圧接さ
れ、通路孔15を閉止している。また第2のバルブロッ
ド37のピン42は通常横孔部30bの反縦孔部側端ロ
に圧接されている。
【0021】前記バルブケース26の内部には前記第1
のバルブロッド36を開方向に付勢する第2の付勢手段
48が配設されている。この第2の付勢手段48は、互
いに異極同士が対向するようバルブケース26の軸線方
向に離間して配設されたー対の磁石48A,48Bとで
構成されている。上方の磁石48Aは前記円板33の内
面に固定され、下方の磁石48Bは前記第1のバルブロ
ッド36の凹部38に下端部を嵌合されて配設されてい
る。閉止弁19の閉止時における両磁石48A,48B
の間隔は、第2のバルブロッド37の最大移動ストロー
クより大きく設定されている。そして、これら両磁石4
8A,48B間の磁気的吸引力は、閉止弁19の閉止時
において最も小さく、また前記スプリング28のばね力
に比べて十分小さく、閉止弁19が開くにしたがって両
磁石間の距離が小さくなるため徐々に増大し、スプリン
グ28のばね力を減殺するように作用する。但し、磁石
48A,48Bの磁気的吸引力は、閉止弁19が最大ス
トローク作動した全開状態においてもスプリング28の
ばね力を越えることはない。この場合、第2の付勢手段
48としては、一対の磁石48A,48Bに限らず、い
ずれか一方が磁石で、他方が磁性体であってもよい。
【0022】次に、このようなヘッドランプウオッシャ
ー1の動作について説明する。図1に示す不使用時にお
いて、閉止弁19は弁本体37cが第2ピストン62の
通路孔15の下端側小径孔部115aを閉塞することで
閉止状態を保持している。したがって、この状態におい
ては、洗浄液45は洗浄液噴射ノズル18から噴射され
ることはない。この時、第2のバルブロッド37のピン
42は、通路孔30の横孔部30bの下側孔壁31bで
反縦孔部側端ロ(図2)にスプリング28のばね力によ
って圧接されている。
【0023】ヘッドランプを洗浄するために洗浄液タン
ク内の洗浄液45をシリンダ5内に圧送すると、ピスト
ン6に作用する流体圧Pが徐々に上昇し、圧力Pと第3
のピストン63の有効面積を掛けた力がスプリング24
のばね力に打ち勝つと、ピストン6を図4に示すように
スプリング24に抗して押し上げる。この時、流体圧P
は未だ閉止弁19の図3に示すスプリング28(厳密に
はスプリング28のばね力と磁石48A,484Bの磁
気的吸引力との差)より小さく、したがって閉止弁19
は閉止状態を保持する。ピストン6がさらに上昇して第
2ピストン62のばね受け部20が図5に示すようにス
リーブ8の下端面に当接して停止すると、シリンダ5内
の流体圧Pが再び上昇し始めてスプリング24のばね力
より大きくなると、閉止弁19の第2のバルブロッド3
7を前記スプリング28に抗して押し上げ、弁本体37
cを第2ピストン62の通路孔15の下端側小径孔部1
15bから離反させる(図6参照)。この時、第2の付
勢手段である一対の磁石48A,48B間の磁気的吸引
力は両者間の距離が短縮することで徐々に増大して第1
の付勢手段であるスプリング28のばね力を相殺するた
め、閉止弁19の開弁動作を容易にする。また、上記し
た通り閉止弁19が開き始めると、洗浄液45の流速に
よって羽根43が一定角度回転するため、第2のバルブ
ロッド37は回転しながら開弁方向に移動され、開弁動
作を一層容易にする。したがって、スプリング28のば
ね力を強く設定しておいても閉止弁19を確実に所定ス
トローク動作させることができる。弱すぎる場合は、ピ
ストン6がスリーブ8に当たって停止しないうちに閉止
弁19が開くため、幾分強めのスプリングを予め組み込
んでおくとよい。
【0024】羽根43の回転によりピン42は通路孔3
0の横孔部30bの下側孔壁31bに沿って移動し縦孔
部30a側端イ(図2)に当接して停止する。ピン42
が縦孔部30a側端イ(図2)に当接して停止すると、
弁本体37cはバルブケース26の下面に当たって停止
し、閉止弁19を完全に開く。この結果、シリンダ5内
に圧送される洗浄液45は、通路孔16−小径孔部11
5a−通路孔15−連通孔35−通路孔14を通ってノ
ズル18に導かれ、ノズル孔18aからヘッドランプに
向けて噴射され、レンズを洗浄する。
【0025】洗浄液45の圧送を停止すると、シリンダ
5内の流体圧Pが低下するためスプリング28のばね力
によって閉止弁19を閉止し、スプリング24のばね力
によってピストン6を元の位置に復帰させる。
【0026】なお、上記実施例は閉止弁19に羽根43
を設けた場合について説明したが、本考案はこれに特定
されるものではなく、羽根のない閉止弁であってもよ
い。また、閉止弁19の弁体27を2つのバルブロッド
36,37で構成したが、上記した公報に開示された閉
止弁と同様、1つのものであってもよい。
【0027】
【考案の効果】以上説明したように本考案に係るヘッド
ランプウォッシャーは、ピストン内に組み込まれ通常流
通路を閉止する閉止弁に、この閉止弁を閉方向に付勢す
る第1の付勢手段と開方向に付勢する第2の付勢手段と
を設け、閉止弁が開くにしたがって第2の付勢手段によ
り第1の付勢手段による付勢力を減殺するように構成し
たので、特に第1の付勢手段の付勢力を大きすぎる場
合、閉止弁を所定のストローク確実に動作させることが
でき、洗浄液の噴射量を最適噴射量に保持することがで
きる。したがって、ヘッドランプを良好に洗浄すること
ができ、洗浄効果を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るヘッドランプウォッシャーの一実
施例を示す不使用時の断面図である。
【図2】閉止弁の外観斜視図である。
【図3】同弁の断面図である。
【図4】ピストンが流体圧によって途中まで上昇した状
態を示す断面図である。
【図5】ピストンが流体圧によって最大ストローク上昇
した状態を示す断面図である。
【図6】閉止弁が開いた状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ヘッドランプウォッシャー 2 バンパー 5 シリンダ 6 ピストン 9 洗浄液供給口 10 洗浄液圧送系路 12 洗浄液噴射ノズル 17 流通路 19 閉止弁 24 スプリング 28 スプリング 48A,48B 磁石
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60S 1/60

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄液圧送系路に連通する洗浄液供給口
    を有するシリンダと、洗浄液の流通路を有して前記シリ
    ンダ内に出没自在に嵌挿配置されたピストンと、このピ
    ストンをシリンダ内方に押圧付勢するスプリングと、前
    記ピストンの外端に装着された洗浄液噴射ノズルと、前
    記ピストン内に組み込まれ通常前記流通路を閉止する閉
    止弁と、この閉止弁を閉方向に付勢する第1の付勢手段
    および開方向に付勢する第2の付勢手段とを備え、第1
    の付勢手段の付勢力は前記スプリングの付勢力より大き
    く、第2の付勢手段の付勢力は閉止弁の閉止時において
    最も小さく、洗浄液の水圧によって閉止弁が開くにした
    がって徐々に増大し、第1の付勢手段による付勢力を減
    し、閉止弁が全開状態においても第1の付勢手段の付
    勢力が第2の付勢手段の付勢力より大きく、洗浄液の水
    圧が減じると閉止弁が第1の付勢手段によって閉止され
    ことを特徴とするヘッドランプウォッシャー。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のヘッドランプウォッシャ
    ーにおいて、第2の付勢手段は対設された一対の磁石も
    しくは磁石と磁性体であることを特徴とするヘッドラン
    プウォッシャー。
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JPS5133378Y2 (ja) * 1972-11-15 1976-08-19
JPH01158264U (ja) * 1988-04-21 1989-11-01
JP2850043B2 (ja) * 1990-06-29 1999-01-27 株式会社小糸製作所 ヘツドランプウオツシヤー

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