JP2577100Y2 - 三方分岐箱 - Google Patents

三方分岐箱

Info

Publication number
JP2577100Y2
JP2577100Y2 JP1992022607U JP2260792U JP2577100Y2 JP 2577100 Y2 JP2577100 Y2 JP 2577100Y2 JP 1992022607 U JP1992022607 U JP 1992022607U JP 2260792 U JP2260792 U JP 2260792U JP 2577100 Y2 JP2577100 Y2 JP 2577100Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heater unit
main body
instrument panel
branch box
way branch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1992022607U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0574918U (ja
Inventor
幸二 田岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hino Motors Ltd
Original Assignee
Hino Motors Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hino Motors Ltd filed Critical Hino Motors Ltd
Priority to JP1992022607U priority Critical patent/JP2577100Y2/ja
Publication of JPH0574918U publication Critical patent/JPH0574918U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2577100Y2 publication Critical patent/JP2577100Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Duct Arrangements (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車のヒータユニッ
トに取り付けられる三方分岐箱に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、図4及び図5に示される如く、
自動車のインストルメントパネル本体1の内側には、ヒ
ータコア4(図8参照)内蔵のヒータユニット3が設置
されており、該ヒータユニット3の手前側には、該ヒー
タユニット3とインストルメントパネルリインフォース
2(図8参照)との間の空間に位置するよう、三方分岐
箱5が取り付けられている。
【0003】三方分岐箱5は、図7に示される如く、前
記ヒータユニット3内を通過した空気が導入される本体
部6と、該本体部6に導入された空気をセンタレジスタ
10及び両サイドレジスタ11,12に接続された各ダ
クト13,14,15(図5参照)へ導くための三個の
導出部7,8,9とを備え、通常、樹脂成形品で構成さ
れている。
【0004】一方、前記ヒータコア4は定期的に交換等
のメンテナンスを行わなければならないため、その都
度、ヒータユニット3をインストルメントパネル本体1
の内側から取り外す必要がある。
【0005】ヒータユニット3を取り外す際には、セン
タレジスタ10及び両サイドレジスタ11,12に接続
された各ダクト13,14,15等の部品を取り外し
て、図6及び図8に示す状態とした後、この状態から、
先ず、三方分岐箱5をヒータユニット3から取り外し
て、ヒータユニット3とインストルメントパネルリイン
フォース2との間に脱着のためのスペースを確保し、続
いて、ヒータユニット3をインストルメントパネル本体
1の内側から引き出すようにしている。
【0006】ここで、前記ヒータユニット3を取り外す
ためにその手前側に脱着のためのスペースを確保する必
要があるのと同様に、三方分岐箱5をヒータユニット3
から取り外すためにもインストルメントパネルリインフ
ォース2との間に脱着のためのスペースを確保する必要
があり、このため、前記三方分岐箱5の本体部6の手前
側には、図7及び図8に示される如く、凹部16を形成
してある。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
如く三方分岐箱5の本体部6に凹部16を形成するので
は、その分本体部6における空気流路断面積が減少して
しまい、風量を確保しにくくなり、送風面での性能上好
ましいとはいえなかった。
【0008】又、送風面での性能上、どうしても前記本
体部6に凹部16を形成できないような場合には、三方
分岐箱5の脱着のためにインストルメントパネル本体1
及びインストルメントパネルリインフォース2を取り外
さなければならなくなり、ヒータユニット3のメンテナ
ンス作業が極めて面倒となり、多くの手間と時間を要す
るという問題を有していた。
【0009】本考案は、斯かる実情に鑑み、送風面での
性能を確保し得、且つインストルメントパネル本体及び
インストルメントパネルリインフォースを取り外すこと
なくヒータユニットからの脱着を可能とし、ヒータユニ
ットのメンテナンス作業の容易化を図り得る三方分岐箱
を提供しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本考案は、インストルメ
ントパネル本体の内側に設置されヒータコアが内蔵され
たヒータユニットの手前側に、該ヒータユニットとイン
ストルメントパネルリインフォースとの間の空間に位置
するよう取り付けられ、且つ前記ヒータユニット内を通
過した空気が導入される本体部と、該本体部に導入され
た空気をセンタレジスタ及び両サイドレジスタに接続さ
れた各ダクトへ導くための三個の導出部とを備えた三方
分岐箱において、前記本体部手前側を、ヒータユニット
からの脱着作業時に本体部がインストルメントパネルリ
インフォースと干渉しても該本体部が凹んでインストル
メントパネルリインフォースがかわされヒータユニット
から取り外せるよう、変形可能な弾性部材で構成したこ
とを特徴とするものである。
【0011】
【作用】従って、通常の装着時においては、弾性部材は
凹んでおらず、本体部における空気流路断面積は減少す
ることなく確保されており、一方、ヒータユニットを取
り外す際には、センタレジスタ及び両サイドレジスタに
接続された各ダクト等の部品を取り外した後、この状態
から、先ず、三方分岐箱をヒータユニットから取り外す
が、三方分岐箱の本体部手前側は変形可能な弾性部材で
構成してあるため、三方分岐箱の本体部がインストルメ
ントパネルリインフォースと干渉しても、弾性部材が凹
んでインストルメントパネルリインフォースがかわさ
れ、三方分岐箱がヒータユニットから容易に取り外さ
れ、これにより、ヒータユニットとインストルメントパ
ネルリインフォースとの間にヒータユニット脱着のため
のスペースが確保され、ヒータユニットをインストルメ
ントパネル本体の内側から引き出すことが可能となる。
【0012】
【実施例】以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明
する。
【0013】図1〜3は本考案の一実施例であって、図
中、図4〜8と同一の符号を付した部分は同一物を表わ
しており、基本的な構成は図4〜8に示す従来のものと
同様であるが、本実施例の特徴とするところは、図1〜
3に示す如く、三方分岐箱5の本体部6手前側を変形可
能なゴム等の弾性部材17で構成した点にある。
【0014】本実施例の場合、前記弾性部材17の外周
縁部には、図2に示す如く、本体部6の接続縁部18に
対し嵌合可能となるよう、二股部19を形成してあり、
該二股部19と前記接続縁部18とを接着することによ
り、三方分岐箱5を形成するようにしてある。
【0015】前述の如く構成したので、通常の装着時に
おいては、弾性部材17は凹んでおらず、本体部6にお
ける空気流路断面積は減少することなく確保されてい
る。
【0016】一方、ヒータユニット3を取り外す際に
は、センタレジスタ10及び両サイドレジスタ11,1
2に接続された各ダクト13,14,15(図5参照)
等の部品を取り外して、図3に示す状態とした後、この
状態から、先ず、三方分岐箱5をヒータユニット3から
取り外すが、三方分岐箱5の本体部6手前側は変形可能
なゴム等の弾性部材17で構成してあるため、三方分岐
箱5の本体部6がインストルメントパネルリインフォー
ス2と干渉しても、弾性部材17が凹んでインストルメ
ントパネルリインフォース2がかわされ、三方分岐箱5
がヒータユニット3から容易に取り外される。
【0017】これにより、ヒータユニット3とインスト
ルメントパネルリインフォース2との間にヒータユニッ
ト3脱着のためのスペースが確保され、ヒータユニット
3をインストルメントパネル本体1の内側から引き出す
ことが可能となる。
【0018】こうして、従来のように本体部6に凹部を
形成する必要がなくなり、本体部6における空気流路断
面積の減少を回避し得、送風面での性能を確保できると
共に、インストルメントパネル本体1及びインストルメ
ントパネルリインフォース2を取り外すことなくヒータ
ユニット3から三方分岐箱5を脱着でき、ヒータユニッ
ト3のメンテナンス作業を容易に行うことが可能とな
る。
【0019】尚、本考案の三方分岐箱は、上述の実施例
にのみ限定されるものではなく、本考案の要旨を逸脱し
ない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論であ
る。
【0020】
【考案の効果】以上説明したように、本考案の三方分岐
箱によれば、送風面での性能を確保し得、且つインスト
ルメントパネル本体及びインストルメントパネルリイン
フォースを取り外すことなくヒータユニットからの脱着
を可能とし、ヒータユニットのメンテナンス作業の容易
化を図り得るという優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の分解斜視図である。
【図2】図1のII−II断面相当図である。
【図3】本考案の一実施例のインストルメントパネル本
体内への装着状態を表わす側断面図である。
【図4】インストルメントパネル本体の外観を表わす斜
視図である。
【図5】インストルメントパネル本体の内側を表わす斜
視図である。
【図6】ヒータユニットのメンテナンス時において各ダ
クト等を取り外した状態を表わす斜視図である。
【図7】図6のVII部詳細分解斜視図である。
【図8】図6のVIII−VIII断面相当図であり、
従来例のインストルメントパネル本体内への装着状態を
表わす側断面図である。
【符号の説明】
1 インストルメントパネル本体 2 インストルメントパネルリインフォース 3 ヒータユニット 4 ヒータコア 5 三方分岐箱 6 本体部 7 導出部 8 導出部 9 導出部 10 センタレジスタ 11 サイドレジスタ 12 サイドレジスタ 13 ダクト 14 ダクト 15 ダクト 17 弾性部材

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インストルメントパネル本体の内側に設
    置されヒータコアが内蔵されたヒータユニットの手前側
    に、該ヒータユニットとインストルメントパネルリイン
    フォースとの間の空間に位置するよう取り付けられ、且
    つ前記ヒータユニット内を通過した空気が導入される本
    体部と、該本体部に導入された空気をセンタレジスタ及
    び両サイドレジスタに接続された各ダクトへ導くための
    三個の導出部とを備えた三方分岐箱において、前記本体
    部手前側を、ヒータユニットからの脱着作業時に本体部
    がインストルメントパネルリインフォースと干渉しても
    該本体部が凹んでインストルメントパネルリインフォー
    スがかわされヒータユニットから取り外せるよう、変形
    可能な弾性部材で構成したことを特徴とする三方分岐
    箱。
JP1992022607U 1992-03-16 1992-03-16 三方分岐箱 Expired - Lifetime JP2577100Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992022607U JP2577100Y2 (ja) 1992-03-16 1992-03-16 三方分岐箱

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992022607U JP2577100Y2 (ja) 1992-03-16 1992-03-16 三方分岐箱

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0574918U JPH0574918U (ja) 1993-10-12
JP2577100Y2 true JP2577100Y2 (ja) 1998-07-23

Family

ID=12087534

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992022607U Expired - Lifetime JP2577100Y2 (ja) 1992-03-16 1992-03-16 三方分岐箱

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2577100Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0414253Y2 (ja) * 1987-01-09 1992-03-31

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0574918U (ja) 1993-10-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2577100Y2 (ja) 三方分岐箱
JPH0593929U (ja) 車両用空調装置の脱着式フィルタ構造
KR20100090358A (ko) 차량용 공조장치
JP2003161217A (ja) 吸気装置
JP2001099023A (ja) エンジンの吸気装置
JPS5914267Y2 (ja) 車輛のインストルメントパネル装置
JPH11321299A (ja) ベントルーフ
JPH0648171A (ja) 空気清浄器
JPH10103173A (ja) 車両のフェンダ内遮音構造
JPH053084U (ja) 産業車両のエンジンフード
US20110187157A1 (en) Vehicular air-conditioning duct structure
JP2001020717A (ja) エンジン吸気音低減構造
JP2541962Y2 (ja) 車輌用換気装置
JPH0132566Y2 (ja)
JPH058170Y2 (ja)
JP2503477Y2 (ja) 便座のヒンジ軸挿入孔へのヒンジ軸の取付け構造
JPH0645365Y2 (ja) 自動車の空調ダクト配設構造
JPH10266913A (ja) エアクリーナ
JPH0645366Y2 (ja) エアダクトの取付構造
JPS636444Y2 (ja)
JPH0519262Y2 (ja)
KR0136696Y1 (ko) 버스의 천정에어콘용 에어리턴그릴의 조립구조
JPS6216104Y2 (ja)
JP2544646Y2 (ja) エアクリーナ装置
JPS63162923U (ja)