JP2544646Y2 - エアクリーナ装置 - Google Patents
エアクリーナ装置Info
- Publication number
- JP2544646Y2 JP2544646Y2 JP1989065118U JP6511889U JP2544646Y2 JP 2544646 Y2 JP2544646 Y2 JP 2544646Y2 JP 1989065118 U JP1989065118 U JP 1989065118U JP 6511889 U JP6511889 U JP 6511889U JP 2544646 Y2 JP2544646 Y2 JP 2544646Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air cleaner
- holder
- carburetor
- air
- main body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
- Clamps And Clips (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、たとえば多気筒エンジンのキヤブレタに
接続されるエアクリーナに関するものである。
接続されるエアクリーナに関するものである。
[従来の技術] 従来より、この種のエアクリーナとして、エアクリー
ナ本体に、キヤブレタのゴムダクトを直接連結して、エ
アクリーナを通つた吸気を上記キヤブレタに導入するも
のがある(たとえば、実開昭62−122160号公報参照)。
ナ本体に、キヤブレタのゴムダクトを直接連結して、エ
アクリーナを通つた吸気を上記キヤブレタに導入するも
のがある(たとえば、実開昭62−122160号公報参照)。
ところで、この従来例では、エアクリーナ本体とキヤ
ブレタとをゴムダクトで連結しているため、キヤブレタ
からエアクリーナ本体に伝わる振動をゴムダクトで吸収
できる反面、ゴムダクトの寿命が短くなるなどの不都合
がある。
ブレタとをゴムダクトで連結しているため、キヤブレタ
からエアクリーナ本体に伝わる振動をゴムダクトで吸収
できる反面、ゴムダクトの寿命が短くなるなどの不都合
がある。
そのため、他の従来例として、エアクリーナ本体にゴ
ムダクトを保持する連結部(ホルダ)を一体成形し、こ
の連結部をキヤブレタにボルトにより固定する方法が知
られている。
ムダクトを保持する連結部(ホルダ)を一体成形し、こ
の連結部をキヤブレタにボルトにより固定する方法が知
られている。
[考案が解決しようとする課題] ところが、上記他の従来例では、エアクリーナ本体と
連結部とが一体成形されているから、クリーナエレメン
トの交換のためにエアクリーナを、キヤブレタから取り
外す際に、多数のボルトを取り外す必要が生じる。つま
り、上記連結部をキヤブレタに固定するボルトの数は、
キヤブレタ1個当り少なくとも2本必要であることか
ら、複数気筒エンジンでは、キヤブレタの数の増加に伴
なつてボルトの数が増加する。そのため、エアクリーナ
をキヤブレタから取外すのに多大な手間がかかり、作業
性が著しく低下する。
連結部とが一体成形されているから、クリーナエレメン
トの交換のためにエアクリーナを、キヤブレタから取り
外す際に、多数のボルトを取り外す必要が生じる。つま
り、上記連結部をキヤブレタに固定するボルトの数は、
キヤブレタ1個当り少なくとも2本必要であることか
ら、複数気筒エンジンでは、キヤブレタの数の増加に伴
なつてボルトの数が増加する。そのため、エアクリーナ
をキヤブレタから取外すのに多大な手間がかかり、作業
性が著しく低下する。
また、上記のようにエアクリーナ本体と連結部とが一
体成形されているため、キヤブレタの型式がエンジンの
排気量に応じて変更される場合、エアクリーナの連結部
をキヤブレタの型に合せて新たに作成する必要が生じ
る。この場合、キヤブレタの種類ごとに異なる型式のエ
アクリーナ本体を作成する必要があるなど、エアクリー
ナの汎用性が低下する。
体成形されているため、キヤブレタの型式がエンジンの
排気量に応じて変更される場合、エアクリーナの連結部
をキヤブレタの型に合せて新たに作成する必要が生じ
る。この場合、キヤブレタの種類ごとに異なる型式のエ
アクリーナ本体を作成する必要があるなど、エアクリー
ナの汎用性が低下する。
さらに、上記エアクリーナ本体は、通常、ポリプロピ
レンのような比較的安価な樹脂材料を用いて一体成形さ
れるが、上記ポリプロピレンは強度的に若干劣るため、
エアクリーナ本体と一体成形された連結部のうち、とく
にキヤブレタに締結されるボルトの取付け部近傍がキヤ
ブレタからの振動などによつてへたりやすく、そのた
め、ボルトに緩みが発生するおそれがある。その結果、
キヤブレタのエアシール機能が低下して、キヤブレタの
良好な性能が得られなくなる。
レンのような比較的安価な樹脂材料を用いて一体成形さ
れるが、上記ポリプロピレンは強度的に若干劣るため、
エアクリーナ本体と一体成形された連結部のうち、とく
にキヤブレタに締結されるボルトの取付け部近傍がキヤ
ブレタからの振動などによつてへたりやすく、そのた
め、ボルトに緩みが発生するおそれがある。その結果、
キヤブレタのエアシール機能が低下して、キヤブレタの
良好な性能が得られなくなる。
その対策として、上記エアクリーナ本体を、たとえば
ガラス繊維入6−ナイロンのような強度的に優れた材質
を用いて一体成形することが考えられるが、これらの材
料は上記ポリプロピレン樹脂と比較して高価であり、エ
アクリーナのコストアツプを招く。
ガラス繊維入6−ナイロンのような強度的に優れた材質
を用いて一体成形することが考えられるが、これらの材
料は上記ポリプロピレン樹脂と比較して高価であり、エ
アクリーナのコストアツプを招く。
この考案は上記課題を解消するためになされたもの
で、クリーナエレメントの交換が容易で、かつキャブレ
タのエアシール性能およびエアクリーナ装置の耐振性を
向上させるとともに、エンジンの排気量などに応じて簡
便に対応させ、しかもレース用エンジンとしてのエンジ
ン性能を向上させることができるエアクリーナ装置を提
供することを目的とする。
で、クリーナエレメントの交換が容易で、かつキャブレ
タのエアシール性能およびエアクリーナ装置の耐振性を
向上させるとともに、エンジンの排気量などに応じて簡
便に対応させ、しかもレース用エンジンとしてのエンジ
ン性能を向上させることができるエアクリーナ装置を提
供することを目的とする。
上記目的を達成するために、この考案によるエアクリ
ーナ装置は、キャブレタに着脱可能な締結部材を介して
取り付けられた平板状のホルダと、このホルダに着脱可
能に取り付けられたエアクリーナ本体と、このエアクリ
ーナ本体の外部に頭部が露出状態で上記ホルダにねじ込
まれて上記エアクリーナ本体を上記ホルダに締結する締
結部材と、上記ホルダに固定されてエアクリーナを通っ
た吸気を上記キャブレタに導入するダクトとを具備し、
上記ホルダは、上記エアクリーナ本体との接合面に形成
された環状溝を有し、この環状溝に嵌合されたOリング
を介して上記エアクリーナ本体に圧接されるとともに、
上記キャブレタとエアクリーナとの接続体を構成してな
ることを特徴とする。
ーナ装置は、キャブレタに着脱可能な締結部材を介して
取り付けられた平板状のホルダと、このホルダに着脱可
能に取り付けられたエアクリーナ本体と、このエアクリ
ーナ本体の外部に頭部が露出状態で上記ホルダにねじ込
まれて上記エアクリーナ本体を上記ホルダに締結する締
結部材と、上記ホルダに固定されてエアクリーナを通っ
た吸気を上記キャブレタに導入するダクトとを具備し、
上記ホルダは、上記エアクリーナ本体との接合面に形成
された環状溝を有し、この環状溝に嵌合されたOリング
を介して上記エアクリーナ本体に圧接されるとともに、
上記キャブレタとエアクリーナとの接続体を構成してな
ることを特徴とする。
この考案によれば、下記の格別な効果を奏するもので
ある。
ある。
すなわち、 a)エアクリーナ本体の外部に露出している締結部材の
頭部を操作して、上記エアクリーナ本体をキャブレタか
ら取り外せば、内部に収納されたクリーナエレメントを
容易に交換することができる。
頭部を操作して、上記エアクリーナ本体をキャブレタか
ら取り外せば、内部に収納されたクリーナエレメントを
容易に交換することができる。
b)エンジンの排気量などに応じてキャブレタの形式を
変更する場合、ホルダのみをキャブレタの形式に合わせ
て作成すれば、エアクリーナ本体の作成が不要である。
変更する場合、ホルダのみをキャブレタの形式に合わせ
て作成すれば、エアクリーナ本体の作成が不要である。
c)上記ホルダは、たとえば強度的に優れた高価な材料
で形成して、Oリングを介しエアクリーナ本体に圧接さ
れることにより、キャブレタのエアシール性能を向上さ
せることができるとともに、平板状に形成されて機械的
強度を高めることができるから、上記キャブレタとエア
クリーナとの堅固な接続体を構成して、エアクリーナ装
置の耐振性を向上させることができる。
で形成して、Oリングを介しエアクリーナ本体に圧接さ
れることにより、キャブレタのエアシール性能を向上さ
せることができるとともに、平板状に形成されて機械的
強度を高めることができるから、上記キャブレタとエア
クリーナとの堅固な接続体を構成して、エアクリーナ装
置の耐振性を向上させることができる。
d)ホルダに固定されたダクトをキャブレタに取り付け
たまま状態でエアクリーナ本体のみを取り外すことによ
り、格別なパーツを取り付けることなく、レース用エン
ジンとしてのエンジン性能を向上させることができる。
たまま状態でエアクリーナ本体のみを取り外すことによ
り、格別なパーツを取り付けることなく、レース用エン
ジンとしてのエンジン性能を向上させることができる。
[実施例] 以下、この考案の一実施例を図面にしたがつて説明す
る。
る。
第1図において、1は自動2輪車の4気筒エンジン、
2はキヤブレタで、各気筒ごとに1つずつ合計4つ設け
られている。3はエアクリーナで、エアクリーナ本体4
とクリーナエレメント5とで構成されている。
2はキヤブレタで、各気筒ごとに1つずつ合計4つ設け
られている。3はエアクリーナで、エアクリーナ本体4
とクリーナエレメント5とで構成されている。
上記エアクリーナ本体4は、ポリプロピレン樹脂から
なり、車体に固定される下ケース4Aと、キヤブレタ2側
に連結される上ケース4Bとからなる。下ケース4Aの内部
には、クリーナエレメント5の下方に臨む吸気室8が形
成され、この吸気室8は、クリーナ入口9を介して後方
Rの吸入通路10に連通している。上記吸入通路10には矢
印Aで示す外気が導入される。11は吸入用のダクトであ
る。
なり、車体に固定される下ケース4Aと、キヤブレタ2側
に連結される上ケース4Bとからなる。下ケース4Aの内部
には、クリーナエレメント5の下方に臨む吸気室8が形
成され、この吸気室8は、クリーナ入口9を介して後方
Rの吸入通路10に連通している。上記吸入通路10には矢
印Aで示す外気が導入される。11は吸入用のダクトであ
る。
また、上記上ケース4Bは、車体の左右方向(第1図の
紙面に対して垂直方向)に2分割され、分割部12は複数
のねじ13により互いに締結されている。上ケース4Bの内
部には、クリーナエレメント5の上方に臨む洗浄空気室
14が形成され、この洗浄空気室14は、クリーナ出口15を
介して前方Fのキヤブレタ2のゴムダクト20に連通して
いる。
紙面に対して垂直方向)に2分割され、分割部12は複数
のねじ13により互いに締結されている。上ケース4Bの内
部には、クリーナエレメント5の上方に臨む洗浄空気室
14が形成され、この洗浄空気室14は、クリーナ出口15を
介して前方Fのキヤブレタ2のゴムダクト20に連通して
いる。
上記上ケース4Bと下ケース4Aは、クリーナエレメント
5を挟持した状態で、ボルト21およびナツト21aによつ
て互いに連結されている。クリーナエレメント5は、通
気性を有する発泡材からなる。
5を挟持した状態で、ボルト21およびナツト21aによつ
て互いに連結されている。クリーナエレメント5は、通
気性を有する発泡材からなる。
21,21aはボルトおよびナツトであつて、本体の左右に
あつて、しかも、外部に付設されている。22はクリーナ
エレメント5を下側から支持するためのリブである。な
お、クリーナエレメント5の下側には、平ラス(エレメ
ントホルダ)60が入つており、上記リブ22は平ラス60を
下方から支える役割を果すものである。
あつて、しかも、外部に付設されている。22はクリーナ
エレメント5を下側から支持するためのリブである。な
お、クリーナエレメント5の下側には、平ラス(エレメ
ントホルダ)60が入つており、上記リブ22は平ラス60を
下方から支える役割を果すものである。
上記ボルト21を取り外すことにより、下ケース4Aと上
ケース4Bとが分離されて、クリーナエレメント5がエア
クリーナ本体4から離脱するように構成されている。
ケース4Bとが分離されて、クリーナエレメント5がエア
クリーナ本体4から離脱するように構成されている。
30はホルダで、上記エアクリーナ本体4およびキヤブ
レタ2とは別体に構成され、強度に優れた材質、たとえ
ば、ガラス繊維入6−ナイロンからなる。
レタ2とは別体に構成され、強度に優れた材質、たとえ
ば、ガラス繊維入6−ナイロンからなる。
上記ホルダ30には、第2図(平面図)のように、ホル
ダ30の長さ方向(左右方向)に4つのダクト嵌合孔31が
形成され、各ダクト嵌合孔31には、それぞれ、第3図の
ように、キヤブレタ2のゴムダクト20が嵌合している。
38はエアシール用のOリングである。
ダ30の長さ方向(左右方向)に4つのダクト嵌合孔31が
形成され、各ダクト嵌合孔31には、それぞれ、第3図の
ように、キヤブレタ2のゴムダクト20が嵌合している。
38はエアシール用のOリングである。
上記ダクト嵌合孔31の周囲には、第2図に示す左右2
つのボルト挿通孔32が4つのダクト嵌合孔31ごとに合計
8個形成されている。さらに、上記ダクト嵌合孔31の相
互間には2つのねじ孔33が形成されており、一方、第1
図の上ケース4Bには、上記ねじ孔33に対応した位置に、
2つのねじ挿通孔34が形成されている。なお、第1図で
は、1つのねじ孔33およびねじ挿通孔34のみを図示して
いる。
つのボルト挿通孔32が4つのダクト嵌合孔31ごとに合計
8個形成されている。さらに、上記ダクト嵌合孔31の相
互間には2つのねじ孔33が形成されており、一方、第1
図の上ケース4Bには、上記ねじ孔33に対応した位置に、
2つのねじ挿通孔34が形成されている。なお、第1図で
は、1つのねじ孔33およびねじ挿通孔34のみを図示して
いる。
36は着脱可能な締結部材としてのボルトで、上ケース
4B側からホルダ30のボルト挿通孔32を挿通し、かつ、ね
じ部がキヤブレタ2のヘツド部2aに螺合している。上記
ボルト36は、8つのボルト挿通孔32(第2図参照)ごと
に設けられ、これにより、ホルダ30は8本のボルト36に
よつてキヤブレタ2に締結されている。
4B側からホルダ30のボルト挿通孔32を挿通し、かつ、ね
じ部がキヤブレタ2のヘツド部2aに螺合している。上記
ボルト36は、8つのボルト挿通孔32(第2図参照)ごと
に設けられ、これにより、ホルダ30は8本のボルト36に
よつてキヤブレタ2に締結されている。
37は着脱可能な締結部材としてのねじで、エアクリー
ナ本体4の外側から上ケース4Bのねじ挿通孔34を挿通
し、かつ、ねじ部がホルダ30のねじ孔33に螺合してお
り、このねじ37の頭部37aは上ケース4Bの外部に露出し
ている。上記ねじ37は、2つのねじ挿通孔34(第2図参
照)ごとに設けられ、これにより、上ケース4Bは2本の
ねじ37によつてホルダ30に締結されている。
ナ本体4の外側から上ケース4Bのねじ挿通孔34を挿通
し、かつ、ねじ部がホルダ30のねじ孔33に螺合してお
り、このねじ37の頭部37aは上ケース4Bの外部に露出し
ている。上記ねじ37は、2つのねじ挿通孔34(第2図参
照)ごとに設けられ、これにより、上ケース4Bは2本の
ねじ37によつてホルダ30に締結されている。
なお、第1図では、1本のボルト36およびねじ37のみ
を図示している。
を図示している。
上記構成において、ゴムダクト20を固定するホルダ30
がエアクリーナ本体4と別体に構成され、しかも、この
ホルダ30を、8本のボルト36によりキヤブレタ2に締結
するとともに、2本のねじ37によりエアクリーナ本体4
に締結しているから、上記エアクリーナ本体4をキヤブ
レタ2から取り外す場合、上記2本のねじ37を取り外す
だけでよい。しかも、このねじ37の数は、キヤブレタ2
とホルダ30間のボルト36の数(8本)よりも少なくて済
むので、エアクリーナ本体4の取り外しが極めて容易と
なり、クリーナエレメント5の交換に手間がかからず、
作業性が著しく向上する。
がエアクリーナ本体4と別体に構成され、しかも、この
ホルダ30を、8本のボルト36によりキヤブレタ2に締結
するとともに、2本のねじ37によりエアクリーナ本体4
に締結しているから、上記エアクリーナ本体4をキヤブ
レタ2から取り外す場合、上記2本のねじ37を取り外す
だけでよい。しかも、このねじ37の数は、キヤブレタ2
とホルダ30間のボルト36の数(8本)よりも少なくて済
むので、エアクリーナ本体4の取り外しが極めて容易と
なり、クリーナエレメント5の交換に手間がかからず、
作業性が著しく向上する。
しかも、上記のようにエアクリーナ本体4とホルダ30
とが別体であるから、キヤブレタ2の型式をエンジンの
排気量に応じて変更する場合、ホルダ30のみをキヤブレ
タ2の型に合せて新たに作成すればよく、エアクリーナ
本体4を新たに作成する必要はない。したがつて、1つ
のエアクリーナ本体4で多種類のキヤブレタ2に対応で
きるようになるので、エアクリーナ3の汎用性が向上す
る。
とが別体であるから、キヤブレタ2の型式をエンジンの
排気量に応じて変更する場合、ホルダ30のみをキヤブレ
タ2の型に合せて新たに作成すればよく、エアクリーナ
本体4を新たに作成する必要はない。したがつて、1つ
のエアクリーナ本体4で多種類のキヤブレタ2に対応で
きるようになるので、エアクリーナ3の汎用性が向上す
る。
さらに、上記エアクリーナ本体4とホルダ30とを異な
る材料で形成できるから、ホルダ30を強度的に優れた高
価なガラス繊維入6−ナイロンなどで形成する一方で、
エアクリーナ本体4を比較的安価なポリプロピレンで形
成できる。したがつて、エアクリーナ3のコストアツプ
の防止を図りつつ、キヤブレタ2のエアシール機能を向
上させることができ、その結果、キヤブレタ2の良好な
性能が得られる。上記ホルダ30はOリング38を介してエ
アクリーナ本体4に圧接されることにより、キャブレタ
2のエアシール性能を向上させることができるととも
に、平板状に形成されて機械的強度を高めることができ
るから、上記キャブレタ2とエアクリーナ3との堅固な
接続体を構成して、エアクリーナ装置の耐振性を向上さ
せることができる。
る材料で形成できるから、ホルダ30を強度的に優れた高
価なガラス繊維入6−ナイロンなどで形成する一方で、
エアクリーナ本体4を比較的安価なポリプロピレンで形
成できる。したがつて、エアクリーナ3のコストアツプ
の防止を図りつつ、キヤブレタ2のエアシール機能を向
上させることができ、その結果、キヤブレタ2の良好な
性能が得られる。上記ホルダ30はOリング38を介してエ
アクリーナ本体4に圧接されることにより、キャブレタ
2のエアシール性能を向上させることができるととも
に、平板状に形成されて機械的強度を高めることができ
るから、上記キャブレタ2とエアクリーナ3との堅固な
接続体を構成して、エアクリーナ装置の耐振性を向上さ
せることができる。
ところで、第1図のエンジン1をレースなどに使用す
る場合、エンジン性能を向上させるためにエアクリーナ
が取り外される。その際、従来では、エアクリーナ本体
の連結部(ホルダ)をキヤブレタから取り外すと、連結
部に保持されたゴムダクトも一緒に外れてしまうので、
キヤブレタの吸入空気を整流するために、別のゴムダク
トをキヤブレタに装着する必要があつた。これに対し、
この考案では、エアクリーナ本体4をホルダ30から取り
外しても、ゴムダクト20はホルダ30と一緒にキヤブレタ
2に残つたままとなるので、そのままレースなどに使用
できるという利点がある。
る場合、エンジン性能を向上させるためにエアクリーナ
が取り外される。その際、従来では、エアクリーナ本体
の連結部(ホルダ)をキヤブレタから取り外すと、連結
部に保持されたゴムダクトも一緒に外れてしまうので、
キヤブレタの吸入空気を整流するために、別のゴムダク
トをキヤブレタに装着する必要があつた。これに対し、
この考案では、エアクリーナ本体4をホルダ30から取り
外しても、ゴムダクト20はホルダ30と一緒にキヤブレタ
2に残つたままとなるので、そのままレースなどに使用
できるという利点がある。
また、この考案では、エアクリーナ本体4をホルダ30
に固定するためのねじ37の頭部37aが、上ケース4Bの外
部に露出しているから、上記ねじ37の取り外しが容易で
あり、作業性が一層向上する。
に固定するためのねじ37の頭部37aが、上ケース4Bの外
部に露出しているから、上記ねじ37の取り外しが容易で
あり、作業性が一層向上する。
上記実施例では、エアクリーナ本体4の上ケース4Bを
左右方向に2分割してねじ止めしたけれども、これと異
なり、上ケース4Bを一体成形するようにしてもよい。
左右方向に2分割してねじ止めしたけれども、これと異
なり、上ケース4Bを一体成形するようにしてもよい。
この考案にかかるエアクリーナは、4気筒以外の複数
気筒のエンジンにも適用できるのはいうまでもない。
気筒のエンジンにも適用できるのはいうまでもない。
[考案の効果] 以上のように、この考案によれば、エアクリーナ本体
とホルダとを別体にして、両者をエアクリーナ本体の外
部に頭部が露出する締結部材により着脱可能としたの
で、エアクリーナ本体のキャブレタからの取り外しがき
わめて容易で、クリーナエレメントの交換のための作業
性を著しく向上することができ、かつ、エアクリーナ本
体を多種類のキャブレタに対応させることが可能で、エ
アクリーナの汎用性を広げることができる。
とホルダとを別体にして、両者をエアクリーナ本体の外
部に頭部が露出する締結部材により着脱可能としたの
で、エアクリーナ本体のキャブレタからの取り外しがき
わめて容易で、クリーナエレメントの交換のための作業
性を著しく向上することができ、かつ、エアクリーナ本
体を多種類のキャブレタに対応させることが可能で、エ
アクリーナの汎用性を広げることができる。
また、ホルダのみを強度的に優れた材料から構成し、
エアクリーナ本体は比較的安価な材料から構成するとい
ったように、全体のコストアップをできるだけ抑えつ
つ、キャブレタのエアシール機能を向上させることがで
き、キャブレタの良好な性能を発揮させることができ
る。
エアクリーナ本体は比較的安価な材料から構成するとい
ったように、全体のコストアップをできるだけ抑えつ
つ、キャブレタのエアシール機能を向上させることがで
き、キャブレタの良好な性能を発揮させることができ
る。
その上、エアクリーナ本体のみを取り外して、ホルダ
に固定されたダクトはキャブレタに取り付けたままとす
ることにより、別なパーツを取り付ける要なく、エンジ
ン性能を向上させたレース用エンジンとして、そのまま
使用することができる。
に固定されたダクトはキャブレタに取り付けたままとす
ることにより、別なパーツを取り付ける要なく、エンジ
ン性能を向上させたレース用エンジンとして、そのまま
使用することができる。
しかも、ホルダがOリングを介してエアクリーナ本体
に圧接されることにより、キャブレタのエアシール性能
を向上させることができるとともに、平板状に形成され
て機械的強度を高めることができるから、上記キャブレ
タとエアクリーナとの堅固な接続体を構成して、エアク
リーナ装置の耐振性を向上させることができる。
に圧接されることにより、キャブレタのエアシール性能
を向上させることができるとともに、平板状に形成され
て機械的強度を高めることができるから、上記キャブレ
タとエアクリーナとの堅固な接続体を構成して、エアク
リーナ装置の耐振性を向上させることができる。
第1図はこの考案の一実施例にかかるエアクリーナおよ
びキヤブレタを示す縦断面図、第2図はホルダを示す平
面図、第3図は第2図のIII−III線断面図である。 2…キヤブレタ、4…エアクリーナ本体、3…エアクリ
ーナ、20…ダクト、30…ホルダ、30a…環状溝、36,37…
締結部材、38…Oリング。
びキヤブレタを示す縦断面図、第2図はホルダを示す平
面図、第3図は第2図のIII−III線断面図である。 2…キヤブレタ、4…エアクリーナ本体、3…エアクリ
ーナ、20…ダクト、30…ホルダ、30a…環状溝、36,37…
締結部材、38…Oリング。
Claims (1)
- 【請求項1】キャブレタに着脱可能な締結部材を介して
取り付けられた平板状のホルダと、このホルダに着脱可
能に取り付けられたエアクリーナ本体と、このエアクリ
ーナ本体の外部に頭部が露出状態で上記ホルダにねじ込
まれて上記エアクリーナ本体を上記ホルダに締結する締
結部材と、上記ホルダに固定されてエアクリーナを通っ
た吸気を上記キャブレタに導入するダクトとを具備し、
上記ホルダは、上記エアクリーナ本体との接合面に形成
された環状溝を有し、この環状溝に嵌合されたOリング
を介して上記エアクリーナ本体に圧接されるとともに、
上記キャブレタとエアクリーナとの接続体を構成してな
ることを特徴とするエアクリーナ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989065118U JP2544646Y2 (ja) | 1989-06-02 | 1989-06-02 | エアクリーナ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989065118U JP2544646Y2 (ja) | 1989-06-02 | 1989-06-02 | エアクリーナ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH035959U JPH035959U (ja) | 1991-01-21 |
JP2544646Y2 true JP2544646Y2 (ja) | 1997-08-20 |
Family
ID=31596664
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989065118U Expired - Fee Related JP2544646Y2 (ja) | 1989-06-02 | 1989-06-02 | エアクリーナ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2544646Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5642433U (ja) * | 1979-09-11 | 1981-04-18 | ||
JPS60116850A (ja) * | 1983-11-28 | 1985-06-24 | Yamaha Motor Co Ltd | エンジンの吸気装置 |
JPH0631165Y2 (ja) * | 1987-04-24 | 1994-08-22 | 本田技研工業株式会社 | 多連気化器をもつ吸気系の支持装置 |
-
1989
- 1989-06-02 JP JP1989065118U patent/JP2544646Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH035959U (ja) | 1991-01-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3589840B2 (ja) | 内燃機関の吸気装置 | |
JPS5849517A (ja) | 自動二輪車 | |
JP2001090622A (ja) | 車両用エンジンの吸気装置 | |
EP2923874B1 (en) | Saddle type vehicle | |
JP2544646Y2 (ja) | エアクリーナ装置 | |
JP2003161216A (ja) | 吸気装置 | |
JP5854855B2 (ja) | 鞍乗型車両のエアクリーナ装置 | |
JPS6365556B2 (ja) | ||
JP3663900B2 (ja) | 自動二輪車のエンジン懸架装置 | |
JP2002054516A (ja) | 内燃機関のエアクリーナ | |
CN1872500B (zh) | 手持式工作器具的机罩装置 | |
JP2504617Y2 (ja) | 内燃機関におけるエアクリ―ナの取付装置 | |
JP2015121165A (ja) | 車両用エアクリーナ | |
JPH07332182A (ja) | 吸気装置の支持構造 | |
JPH1159204A (ja) | 車両用内燃機関における大気空気取り入れ装置 | |
JPH064057Y2 (ja) | エンジンのエアクリーナ取付構造 | |
JP3730062B2 (ja) | 内燃機関における空気取り入れ装置 | |
JPH1182200A (ja) | 内燃機関の吸気装置 | |
JPH09280124A (ja) | エンジンの吸気装置 | |
JPH04134619U (ja) | 内燃機関におけるエアクリーナの構造 | |
KR960005725Y1 (ko) | 자동차용 에어클리너 하우징 취부구조 | |
JPS5941321Y2 (ja) | エアクリ−ナ | |
JP2518221Y2 (ja) | オートバイの導風パイプ構造 | |
JPH0721430Y2 (ja) | 自動二輪車のカウリングとスクリーンの取付け装置 | |
JPH07103104A (ja) | フューエルデリバリパイプの取付構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |