JP2576847Y2 - 薄板表面処理用治具の薄板着脱装置 - Google Patents

薄板表面処理用治具の薄板着脱装置

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JP2576847Y2
JP2576847Y2 JP1992057883U JP5788392U JP2576847Y2 JP 2576847 Y2 JP2576847 Y2 JP 2576847Y2 JP 1992057883 U JP1992057883 U JP 1992057883U JP 5788392 U JP5788392 U JP 5788392U JP 2576847 Y2 JP2576847 Y2 JP 2576847Y2
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thin plate
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holding
surface treatment
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JP1992057883U
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JPH0616472U (ja
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幸夫 中野
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幸夫 中野
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、薄板のめっきその他の
表面処理工程で使用する薄板表面処理用治具の薄板着脱
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、構造簡単で薄板の着脱が容易な薄
板表面処理用治具として、一端に懸吊部材を備え薄板の
両端部を保持する保持枠に、該保持枠を貫通した押上げ
棒の一端に連結されて前記薄板の端部を弾性的に押圧す
る押え部材を備えたものが、実公平3−48218号公
報等で知られている。このような治具に薄板を着脱する
に際し、前記押上げ棒を昇降板等で機械的に同時に押し
上げるようにし、1人の作業員で薄板の着脱ができるよ
うにすることが望ましいが、そのための着脱装置として
は未だ完成されたものはみられなかった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、前記薄板表
面処理用治具の薄板の着脱をきわめて容易かつ迅速に行
うことができる構造簡単な薄板着脱装置を提供すること
を目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、一端に懸吊部
材を備え薄板の両端部を保持する保持枠に、該保持枠を
貫通した押上げ棒の一端に連結されて前記薄板の端部を
弾性的に押圧保持する押え部材を備えた薄板表面処理用
治具の薄板着脱装置であって、前記保持枠の懸吊部材を
懸吊係止する係止部を備え該係止部を回動して保持枠を
水平位置に回動させるモーターを設け、前記保持枠の水
平位置より上方への回動を阻止する回動阻止部材を対設
してその少なくとも一方を水平移動自在とし、さらにそ
の下方にそれぞれ水平移動自在とした前記保持枠の押上
げ棒の押上げ器を併設したことを特徴とする薄板表面処
理用治具の薄板着脱装置である。
【0005】
【作用】表面処理工程を経て表面処理された薄板が、そ
の両端部が押え部材で保持枠に保持され、懸吊部材で懸
吊されて移送されてくると、懸吊部材をモーターに備え
られた係止部に移し変える。そして、モーターを回転さ
せて薄板保持側を上にして保持枠を水平位置になるよう
に係止部と共に回動し、一方の回動阻止部材の下に保持
枠の片側を位置させると共に、他方の回動阻止部材を水
平移動させて保持枠の反対側の上に位置させ、これらの
回動阻止部材によって、保持枠のさらに上方への回動が
阻止される。この保持枠の水平位置への回動時には、下
方に併設されている押上げ器は互いに離されており、保
持枠回動の邪魔にはならない。次に、押上げ器を互いに
近づけるように水平移動させて上方の保持枠の両側の押
上げ棒列の直下に位置させたのち、上昇させて全押上げ
棒を押し上げると、押え部材もすべて上昇して薄板がフ
リーの状態になる。そこで、薄板を取り外して未処理の
薄板と交換し、前記と逆の操作によって薄板を保持した
保持枠が表面処理工程に移送される。
【0006】
【実施例】本考案の一実施例を図面に基づいて説明する
と、薄板表面処理用治具は、一端に懸吊部材12を備え
薄板Pの両端部を保持する保持枠11に複数の押上げ棒
13を貫通し、各押上げ棒13の一端に薄板Pの端部を
押圧する押え部材14を連結し、押上げ棒13の他端と
保持枠11間にばね15を介在させ、押え部材14が薄
板Pの端部を弾性的に押圧し、押上げ棒13を押し上げ
ることによって押え部材14が薄板Pから離れ、押上げ
棒13の押上げ力を解除すればばね15の復元力により
再び押え部材14が薄板Pの端部を押圧するようになっ
ている。
【0007】11 ,12 は、保持枠11の懸吊部材12
を懸吊係止する係止部2を備えた一対の空気圧モーター
で、係止部2に懸吊部材12を係止して回動し、保持枠
11を水平位置に回動させるものである。31 ,3
2 は、水平位置に回動された保持枠11がそれ以上上方
に回動するのを阻止すべく、保持枠11の上面を押える
ことができるように対設された回動阻止部材であり、一
方の回動阻止部材32 は空気圧シリンダーC1 (図5参
照)のピストン棒R1 に連結されて水平移動自在となっ
ているが、両回動阻止部材31,32 共に水平移動自在
として互いに接離自在にすることもできる。さらに、回
動阻止部材31 ,32 の下方には押上器41 ,42 が併
設され、それぞれ空気シリンダーC2 ,C3 (図5参
照)のピストン棒R2 ,R3 に連結された押上板51
2 を備え、各押上器41 ,42 は空気圧シリンダーC
4 ,C5 のピストン棒R4 ,R5 に連結され、保持枠1
1の回動の邪魔にならないように、互いに接離可能に水
平移動自在となっている(図5参照)。なお、これらの
各構成機器及び部材は、図5に示すように、枠体Fに組
み込まれている。
【0008】
【考案の効果】以上述べたように、本考案は、一端に懸
吊部材を備え薄板の両端部を保持する保持枠に、該保持
枠を貫通した押上げ棒の一端に連結されて前記薄板の端
部を弾性的に押圧保持する押え部材を備えた薄板表面処
理用治具の薄板着脱装置であって、前記保持枠の懸吊部
材を懸吊係止する係止部を備え該係止部を回動して保持
枠を水平位置に回動させるモーターを設け、前記保持枠
の水平位置より上方への回動を阻止する回動阻止部材を
対設してその少なくとも一方を水平移動自在とし、さら
にその下方にそれぞれ水平移動自在でかつ昇降自在とし
た前記保持枠の押上げ棒の押上げ器を併設したものであ
るから、表面処理用治具の薄板の着脱をきわめて容易に
かつ迅速に行うことができ、生産性の向上に寄与すると
ころ大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す保持枠係止部の要部側
面図である。
【図2】本考案の操作状態を示す平面図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】図2のB−B線断面図である。
【図5】図2の例の使用状態を示す説明斜視図である。
【符号の説明】
空気圧モーター 1空気圧モーター 2 係止部 3回動阻止部材 3回動阻止部材 4押上器 4押上器 5押上板 5押上板 11 保持枠 12 懸吊部材 13 押上げ棒 14 押え部材 15 ばね P 薄板 F 枠体

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端に懸吊部材を備え薄板の両端部を保
    持する保持枠に、該保持枠を貫通した押上げ棒の一端に
    連結されて前記薄板の端部を弾性的に押圧保持する押え
    部材を備えた薄板表面処理用治具の薄板着脱装置であっ
    て、前記保持枠の懸吊部材を懸吊係止する係止部を備え
    該係止部を回動して保持枠を水平位置に回動させるモー
    ターを設け、前記保持枠の水平位置より上方への回動を
    阻止する回動阻止部材を対設してその少なくとも一方を
    水平移動自在とし、さらにその下方にそれぞれ水平移動
    自在とした前記保持枠の押上げ棒の押上げ器を併設した
    ことを特徴とする薄板表面処理用治具の薄板着脱装置。
JP1992057883U 1992-07-27 1992-07-27 薄板表面処理用治具の薄板着脱装置 Expired - Lifetime JP2576847Y2 (ja)

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JPH0616472U JPH0616472U (ja) 1994-03-04
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