JP2576634Y2 - 芝生の保護および育成用マット - Google Patents

芝生の保護および育成用マット

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JP2576634Y2
JP2576634Y2 JP1993015912U JP1591293U JP2576634Y2 JP 2576634 Y2 JP2576634 Y2 JP 2576634Y2 JP 1993015912 U JP1993015912 U JP 1993015912U JP 1591293 U JP1591293 U JP 1591293U JP 2576634 Y2 JP2576634 Y2 JP 2576634Y2
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勝雄 馬場
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Nitto Kako Co Ltd
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Nitto Kako Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ゴルフ場やサッカー競
技場等の、スパイクシューズを履いて歩行する場所に植
生された芝生を保護および育成するためのマットに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】ゴルフ場等に植生された芝生は、頻繁な
歩行により芝生が枯れてしうため、従来以下に示すよう
な方法により、芝生の保護と育成に努めてきた。
【0003】例えば、実公平2−44681号公報に記
載されているような、多数の漏斗状小孔が散孔されたゴ
ムまたはポリウレタン合成樹脂製の板面体を地中に埋設
して芝生の保護を行う方法や、実公平4−27421号
公報に記載されているような、ほぼフラットな格子状の
ゴム製マットを芝生が植生された地面に敷く方法等が知
られている。
【0004】しかしながら、前者の方法は芝生の育成に
は優れているものの、特定形状の板面体を芝根付近の地
層上に敷置し、さらに板面体の上を目土で覆うため、依
然として地表面上の芝生は歩行により踏みつけられ枯れ
芝となってしまう欠点があった。
【0005】後者の方法は、マットの形状が、図5
(b),(c)に示すように凸状部52の高さが低いフ
ラットな格子状で有るため、ゴルフシューズで歩行する
と、図6で示すようにスパイクピン4が連結部53で芝
生を踏みつけることになってしまうため、芝生の葉や芽
が切れてしまう欠点があった。 また、芝生の育成には
充分な日光が照射されることが必要であるが、日本の緯
度では太陽光線は地面に垂直にあたることはなく、斜め
に入射する。したがって、開口部が狭くまた各連結部の
高さが高い従来のマットは、図5(a)に示すように地
表面に充分な太陽光線が届かず、芝生の育成には好まし
いものではなかった。さらにフラットな格子状であるた
め、ゴルフシューズのスパイクピン4が引っかかり転倒
する危険があった。
【0006】したがって、従来は芝生の保護と育成の両
面に効果のあるマットは存在していなかった。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、従来技術の
欠点を解消すべくなされたものであって、本考案の目的
は、ゴルフシューズ等のスパイクピンのある靴で歩行し
ても芝生が傷むことがなく、転倒を防止することがで
き、さらに芝生の育成に好適な芝生の保護および育成用
マットを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案はゴムまたは合成樹脂製の弾性材料よりなる
開口部の大きな薄肉状の格子状マット(1)であって、
マットの格子の連結部(3)に張り出した十字形の第1
段の凸部(2a)と、該第1段の凸部の中央部に設けた
第2段の凸部(2b)からなる凸状部(2)を格子の各
交点に形成し、該凸状部(2)の連結部上面からの高さ
寸法を、サッカー用またはゴルフ用のスパイクシューズ
のスパイクピン長よりも大きくしたことを特徴とする芝
生の保護および育成用マットに関するものである。
【0009】
【作用】本考案の芝生保護用マットは、格子の各交点に
一定の高さの凸状部を設けたことにより、スパイクのあ
るゴルフシューズで歩行してもスパイクピンがマットの
連結部に達しないため、芝生の葉や芽が切れることがな
く、また本考案の芝生保護用マットは開口部を広く設け
ているため、太陽光線が充分に芝生に当たるため、芝生
の育成に優れた効果がある。
【0010】
【実施例】以下、図1〜4に基づいて本考案を説明す
る。
【0011】図1は、本考案のマットを説明するための
図面で、(a)は本考案のマットの一部平面図であり、
(b)は(a)のA−A断面矢視図であり、(c)は
(a)のB−B断面矢視図である。
【0012】本考案のマットは開口部を大きくした薄肉
状の格子マットであり、各交点にはマットの格子の連結
部3に張り出した十字形の第1段の凸部2aと、該第1
段の凸部の中央部に設けた第2段の凸部2bからなる凸
状部2を形成している。本考案のマットは開口部を大き
くとっているため、図2に示すように、芝生が自由に生
えることができる。
【0013】本考案において、凸状部2を2段構成とし
たのは、1段の凸部では充分な強度が得られず、踏みつ
けた際に撓ってしまい歩行感が悪くなるためである。本
考案の凸状部2を2段構成としたことにより、強度が増
加するため、連結部3の肉厚を薄くすることができる。
連結部3の肉厚を薄くすることにより、大きな開口部と
相まって、図1(c)に示すように太陽光線が芝生地
(G)に充分あたるようになり、芝生の育成上極めて好
ましい。太陽光線を充分に芝生面に照射させるために
は、連結部3の高さ(h)と幅(w)の比(h/w)を
1以下とし、連結部と連結部の間隔(L)を幅(w)の
2倍以上とすることにより、充分な開口面積と太陽光線
が入射しやすい薄さのマットとすることができ、芝生の
育成に極めて良好な結果を与える。
【0014】また、凸状部2の高さ寸法(H)を、スパ
イクシューズのスパイクピン長より大きくしているた
め、芝生上に置かれた本考案のマットの上をゴルフシュ
ーズ等のスパイクシューズで歩行しても、図3に示すよ
うに、第2の凸状部bの頂面とスパイクシューズの靴底
が接触するだけで、スパイクピン4が連結部3に達する
ことがないため、スパイクピン4により芝生が踏み切ら
れることがなく、芝生の保護に優れた効果を発揮する。
さらに、スパイクピン4が連結部3に引っかかることが
ないため、本考案のマット上を歩行しても転倒する危険
性がない。
【0015】第2段の凸部2bの頂面は、スパイクシュ
ーズの靴底と接触するため、できるだけ面積を少なくし
て、芝生の切れを防ぐことが好ましい。そのためには、
第2段の凸部2bの形状を図1に示したような、裁頭円
錐状とするか、あるいは図4に示したような半球状とす
ることにより、スパイクシューズの靴底との接触を最小
限に押さえることができ、踏みつけによる芝生の切れを
防止することができる。
【0016】本考案のマットの材質は、ゴムまたは合成
樹脂製の弾性材料であれば特に限定されないが、耐久性
と経済性から、天然ゴム、スチレンゴム、イソプレン等
のジエン系ゴム、ブチルゴム、アクリルゴム等のオレフ
ィン系ゴム等のゴム、またはポリウレタン、ポリスチレ
ンエラストマー等の合成樹脂の弾性体で成形すればよ
い。なお、これらの弾性材料は、あまり硬すぎると歩行
感が悪くなるため、JIS A硬度で40〜90、好ま
しくは60〜80の範囲の硬度のものを適宜選択すれば
よい。なお、黒色のゴム製の弾性材料を使用すること
が、太陽光線の照射によるゴム自体の保温効果により、
芝生の育成上好ましい。
【0017】本考案のマットと図5に示した従来のマッ
トを、実際にゴルフ場の芝生の上に敷置して2カ月使用
したところ、本考案のマットを敷置した芝生は、従来の
マットを敷置した芝生と比較して、青々と育成してお
り、両者間に顕著な違いが認められた。
【0018】
【考案の効果】本考案のマットは、ゴルフ場やサッカー
競技場等のスパイクシューズで歩行する芝生面に敷置す
ることにより、芝生の保護および育成を図ることがで
き、また本考案のマット上をスパイクシューズで歩行し
ても転倒することがないという効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本考案のマットの部分平面図、
(b)はA−A断面矢視図、(c)はB−B断面矢視
図。
【図2】本考案のマットを芝生に敷置した状態の斜視
図。
【図3】本考案のマットをゴルフシューズで踏みつけた
状態の説明図。
【図4】凸状部の他の実施例を示す斜視図。
【図5】(a)は従来のマットの平面図、(b)はC−
C断面矢視図、(c)はD−D断面矢視図。
【図6】図5の従来のマットをゴルフシューズで踏みつ
けたときの説明図。
【符号の説明】
1 本考案の芝生の保護および育成用マット 2 凸状部 2a 第1段の凸部 2b 第2段の凸部 3 格子マットの連結部 4 スパイクピン 52 従来マットの凸状部 53 従来マットの連結部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴムまたは合成樹脂製の弾性材料よりな
    る開口部の大きな薄肉状の格子状マット(1)であっ
    て、マットの格子の連結部(3)に張り出した十字形の
    第1段の凸部(2a)と、該第1段の凸部の中央部に設
    けた第2段の凸部(2b)からなる凸状部(2)を格子
    の各交点に形成し、該凸状部(2)の連結部上面からの
    高さ寸法を、サッカー用またはゴルフ用のスパイクシュ
    ーズのスパイクピン長よりも大きくしたことを特徴とす
    る芝生の保護および育成用マット。
JP1993015912U 1993-03-31 1993-03-31 芝生の保護および育成用マット Expired - Lifetime JP2576634Y2 (ja)

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JPH0672345U JPH0672345U (ja) 1994-10-11
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20220098303A (ko) * 2021-01-03 2022-07-12 주식회사 한울 잔디 주차블록

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58178856U (ja) * 1982-05-24 1983-11-30 株式会社林造園 匍匐植物植付用基板
JPH0451576Y2 (ja) * 1988-02-05 1992-12-04

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KR20220098303A (ko) * 2021-01-03 2022-07-12 주식회사 한울 잔디 주차블록
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