JP2696651B2 - 芝生の育成・保護用マット - Google Patents

芝生の育成・保護用マット

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JP2696651B2
JP2696651B2 JP4316483A JP31648392A JP2696651B2 JP 2696651 B2 JP2696651 B2 JP 2696651B2 JP 4316483 A JP4316483 A JP 4316483A JP 31648392 A JP31648392 A JP 31648392A JP 2696651 B2 JP2696651 B2 JP 2696651B2
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利光 並木
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利光 並木
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は芝生の育成・保護用マ
ットに関するもので、より詳しくは、ゴルフ場における
グリーン周りやバンカー、ティーグランド等に植える芝
生を育成し、保護するマットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ゴルフ場における芝生中、グリーン周囲
やバンカー、ティーグランド等における芝生は、ゴルフ
アーのスパイクシューズによって踏み荒らされ、押し潰
されたりする危険性がきわめて多いと共に、ゴルフクラ
ブによって芝生が削り取られるなどの危険性がある。か
ゝる芝生の損傷の解消や育成を目的として、特にティー
グランド等においては、比較的柔らかい材質からなる合
成ゴムや合成樹脂の板状体に、所定の形状を有する透孔
を多数打抜きによって形成して得たマットを、ティーグ
ランド上に植えつけた芝生の上に敷設し、芝生を育成・
保護することが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記のマットは、これ
を植えつけた芝生の上に敷設することによって、マット
に規則的に設けた多数の透孔から一応芝生が順調に生え
揃い、通常の植生状態を維持することができるという利
点を有するが、ティーグランドは多くのゴルファーが使
用するため、マットの透孔から抜け出た芝生はスパイク
シューズによって踏みつけられて芝が寝たり、葉切れが
生ずるという問題がある。また、敷設したマット上での
スイングは、芝生がスパイクシューズによって踏みつけ
られて寝ているため、ヘッドがマットと接触し易くクラ
ブの抜けが悪いなどの問題があるため、マットの敷設箇
所が限定されるなど実用上解決すべき多くの問題を有し
ていた。
【0004】この発明はかゝる現状に鑑み、芝生がスパ
イクシューズによって踏みつけられることがなく、しか
もクラブベッドの抜けがよい芝生の育成・保護用マット
を提供せんとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、この発明の芝生の育成・保護用マットは、所定の厚
みを有する軟質もしくは半硬質のゴム又は合成樹脂の板
状体に、一定形状の透孔を所定の間隔を存して規則的に
形成すると共に、該透孔以外の板面上に頂部が丸みを帯
びた円錐形状で、少なくともゴルフシューズのスパイク
の長さよりも長く、かつスパイクの先端が板状体の表面
に接しない高さを有し、ショットに際してクラブの振り
抜けができる弾力性を有する突起を規則的に、かつ一体
的に形成したことを特徴とするものである。
【0006】この発明において、マットを構成する素材
は、軟質もしくは半硬質のゴム又は合成樹脂であって、
その硬度は55度〜70度、好ましくは、60度〜65
度の範囲である。この硬度が55度未満であると、ゴル
フアーなどの体重でマットに形成した突起が寝たり押し
潰されたりして芝の保護が十分ではなく、プレーも困難
となり、また70度を超えた硬度では、アイアンなどの
ヘッドの抜けには問題はないが製造上生ずるバリの除去
に問題が生ずるおそれがある。
【0007】かゝるゴム又は合成樹脂からなる板状体
は、通常8〜20mm程度の厚さとするもので、得た板
面全体に所定の形状の透孔を所定の間隔を存して規則的
に形成する。この透孔は、マットを地表に敷設した際、
芝生が該透孔を経てマット上に伸び出すためのもので、
芝生の成長を阻害しない程度の大きさであれば、その形
状にはなんらの限定もないが、好ましくは正六角形のも
のである。
【0008】かゝる透孔を規則的に配設したマット上に
上方に突設する突起は、前記透孔を抜けて伸び出した芝
生を直接踏みつけることを防止するためのもので、基本
的には板面上にある程度の高さで突出していれば芝生は
スパイクシューズなどの靴によって踏みつけられて損傷
するおそれはないが、ゴルフ場において使用する場合に
は、ゴルファーはスパイクシューズを使用するのが原則
であるため、スパイクの長さよりも短い突起では、芝生
が踏みつけられるため、ゴルフ場において使用するマッ
トの場合には、少なくともゴルフシューズのスパイクの
長さ(一般的には5〜7mm程度)よりも長く、スパイ
クの先端が板状体の表面に接しない10mm〜15mm
程度の高さの突起とすることが望ましい。また、ゴルフ
場において使用するマットの突起は、マット上において
ゴルファーがスイングすることがあるので、少なくとも
その突起は、スイングに際して問題のない突起である必
要があるので、発明者が突起の形状について種々検討し
た結果、頂部が丸みを有する円錐形状の突起が最も好ま
しいことを知見した。すなわち、頂部を尖った状態とし
た場合には、突起に人が載った場合突起の先端部が損傷
して突起が所定の高さを維持することが困難で、突起が
円筒状の場合には頂部が損傷するおそれはあまりない
が、スイングに際してヘッドが突起に衝突して抜けが悪
くなるので、頂部に丸みを持たせて、しかも全体の形状
が上方に到るに従って縮径する円錐形状とすることがヘ
ッドの抜けに最も有効なものである。さらに、前記透孔
が正六角形である場合、前記突起を透孔の前記正六角形
の各頂点の対応する板状体の表面に配設することによっ
て、突起がスパイクシューズに満遍なく接してゴルファ
ーを安定して支えることができる。
【0009】
【作用】この発明の芝生の育成・保護用マットは、透孔
を形成した部位以外のマット上に頂部が丸みを帯びた円
錐形状の突起を多数突設しているので、人がマット上に
載っても靴によって直接的に芝生が踏みつけられこと
がない。したがって、突起の高さを少なくともゴルフシ
ューズのスパイクの長さよりも長く、かつスパイクの先
端が板状体の表面に接しない高さることによって
ルフ場などで使用して芝生の育成・保護を図ることがで
きる。特に、突起の形状を頂部を丸くした円錐形状とす
ることによって、マット上スイングしヘッドが突起
と衝突しても、スムーズにヘッドの振り抜けができるも
のである
【0010】
【実施例】以下、この発明の芝生の育成・保護用マット
の実施例を添付の図面に基づいて詳細に説明する。図1
に示す芝生の育成・保護用のマット1は、ゴルフ場に適
用する例を示すもので、例えば1000×1000mm
の大きさで、かつ厚さが14mmの半硬質で硬度が60
度程度の合成ゴム製の板状体2の全面に正六角形状の透
孔3,3・・・・を所定の間隔を存して規則的に形成す
ると共に、隣接する透孔3,3間の板状体2上で、かつ
正六角形の各頂点と対応する位置に高さが約12mmの
頂部が丸みを帯びた円錐形状の突起4,4・・・・をそ
れぞれ一体的に形成したもので、金型を使用する注型成
形によって簡単に得ることができる。
【0011】かゝる構成からなるマット1は、ゴルフ場
におけるティーグランドや芝生が最も傷つきやすいホー
ルとホール間の通路などに敷設して使用するもので、敷
設に際しては図2に示すように芝生の種を蒔いた地表面
をマット1で覆ったのち、目土をマット1の表面と同一
の高さか若干目土がマット1上に載るようにして盛るも
のである。しかして、芝生が目を出し成長すると、マッ
ト1に形成した多数の透孔3,3・・・・から芝生Gの
先端がマット1上に伸び出し、さらに成長すると芝生G
によってマット1全体が覆われ、マット1の存在が判ら
なくなる。芝生Gによってマット1の存在が判らなくな
ると、マット1を敷設した場所をティーグランドとし
て、または通路等として使用することができるが、かゝ
る芝生で覆われたマット1上にゴルファーが載っても、
多数の突起4,4・・・がマット1の透孔3以外に突設
され、しかもその突起4の長さがゴルフシューズ6のス
パイク7の長さよりもあらかじめ長くなるよう設定され
ているため、突起3がゴルフシューズ6の靴底を支えて
スパイク7による地表の削り取りや堀り起こしがなく、
芝生の根や茎が損傷するおそれがない。
【0012】
【発明の効果】この発明の芝生の育成・保護用マット
は、所定の厚みを有するゴム又は合成樹脂製の板状体に
任意の形状の透孔を所定の間隔を存して多数規則的に形
成すると共に、透孔間の板状体上に頂部が丸みを帯びた
円錐形状で、少なくともゴルフシューズのスパイクの長
さよりも長く、かつスパイクの先端が板状体の表面に接
しない高さを有し、ショットに際してクラブの振り抜け
ができる弾力性を有する突起を規則的に、かつ一体的に
突設したもので、芝生の育成・保護を図りたい場所に敷
設することによって、芝生が成長し、マットに形成した
多数の透孔から伸び出しても、該芝生上を靴で歩いて
も、靴底が突起によって支えられるため、芝生が踏み倒
されたり、葉が切れて損傷するおそれがないと共に、突
起の作用によって芝生が伸び出す透孔が閉塞されること
がないので、芝生に対するエアレーションが確保され
る。
【0013】 特に、マットを構成する前記の突起が丸み
を帯びた頂部の円錐形状のものであり、また、この突起
の長さをゴルフシューズのスパイクの長さよりも長く
かつかつスパイクの先端が板状体の表面に接しない高さ
に設定することによってゴルフ場におけるティーグラン
ドやバンカー周辺あるいはホールとホールとの間の通路
面に敷設して芝生の育成・保護を図りつゝ使用すること
ができる。また、芝生で覆われたマット上でのショット
に際し、クラブヘッドが突起に衝突しても、突起は適度
の弾性を有すると共に、円錐形状をしているので、ヘッ
ドの抜けがよくプレーに支障を来すおそれがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の芝生の育成・保護用マットの一実施
例を示す平面図である。
【図2】要部の拡大断面図である。
【符号の説明】
1 マット 2 板状体 3 透孔 4 突起

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の厚みを有する軟質もしくは半硬質
    のゴム又は合成樹脂の板状体に、一定形状の透孔を所定
    の間隔を存して規則的に形成すると共に、該透孔以外の
    板面上に頂部が丸みを帯びた円錐形状で、少なくともゴ
    ルフシューズのスパイクの長さよりも長く、かつスパイ
    クの先端が板状体の表面に接しない高さを有し、ショッ
    トに際してクラブの振り抜けができる弾力性を有する突
    起を規則的に、かつ一体的に形成したことを特徴とする
    芝生の育成・保護用マット。
  2. 【請求項2】 前記透孔が正六角形で、前記突起が透孔
    の前記正六角形の各頂点の対応する板状体の表面に配設
    されたものであることを特徴とする請求項1記載の芝生
    の育成・保護用マット。
JP4316483A 1992-10-30 1992-10-30 芝生の育成・保護用マット Expired - Lifetime JP2696651B2 (ja)

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JPH06141700A JPH06141700A (ja) 1994-05-24
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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KR200469908Y1 (ko) * 2013-04-12 2013-11-20 김지훈 잔디 보호용 매트

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JPS58178856U (ja) * 1982-05-24 1983-11-30 株式会社林造園 匍匐植物植付用基板
JPH0451576Y2 (ja) * 1988-02-05 1992-12-04

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