JP2576587B2 - 接着方法 - Google Patents

接着方法

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JP2576587B2
JP2576587B2 JP63112340A JP11234088A JP2576587B2 JP 2576587 B2 JP2576587 B2 JP 2576587B2 JP 63112340 A JP63112340 A JP 63112340A JP 11234088 A JP11234088 A JP 11234088A JP 2576587 B2 JP2576587 B2 JP 2576587B2
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健治 伊藤
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09JADHESIVES; NON-MECHANICAL ASPECTS OF ADHESIVE PROCESSES IN GENERAL; ADHESIVE PROCESSES NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE; USE OF MATERIALS AS ADHESIVES
    • C09J4/00Adhesives based on organic non-macromolecular compounds having at least one polymerisable carbon-to-carbon unsaturated bond ; adhesives, based on monomers of macromolecular compounds of groups C09J183/00 - C09J183/16

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Polymerisation Methods In General (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (イ) 発明の目的 〔産業上の利用分野〕 本発明は各種の材料を接着するに際してUV照射,加熱
または圧締などの特殊なプロセスを必要とせず、比較的
短時間の中に固着でき、しかも高接着強度を得ることが
できる接着方法に関するもので、種々の産業分野で巾広
く利用できるものである。
〔従来の技術〕 近年接着のスピード化、高強度化および無公害化など
を目的としてシアノアクリレート系接着剤、UV照射型接
着剤およびホットメルト型接着剤などが市販されている
が、これらはそれぞれ特長を有する反面欠点もある。
すなわちシアノアクリレート系接着剤は瞬間接着性お
よび静負荷強度が強いという特長を有する反面、衝撃接
着強さおよび剛性材料のはくり接着強さが低いという欠
点がある。
またUV照射型接着剤は短時間の中に高強度が得られる
反面UV照射装置を必要としたり、被着材質が限定される
という問題があり、ホットメルト型接着剤も短時間の中
に実用強度を得ることができるが、反面アプリケーター
を必要としたり、耐熱性が劣るなどの問題がある。
従来からこれらの問題を解決するために種々の提案が
なされている。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明者等は上記の問題点を解決し、特殊な接着プロ
セスを必要とせず、本来のシアノアクリレート系接着剤
の特長である瞬間接着性を十分に活かしながらその欠点
とされる衝撃接着強さおよび剛性材料のはくり接着強さ
を向上させる、新規な接着方法を求めることを課題とし
て種々検討を行なった。
(ロ) 発明の構成 〔課題を解決するための手段〕 本発明者等は前記のような問題点を解決するため種々
研究を進めた結果、シアノアクリレート系接着剤とポリ
サルファイド系硬化性組成物をそれぞれ別々に被着材に
塗布し硬化させ接着することによって所期目的を達成で
きることを見出し本発明を完成した。
シアノアクリレート系接着剤 本発明に使用されるシアノアクリレート系接着剤と
は、一般式(1)で示される2−シアノアクリレートを
主成分とする接着剤である。
CH2=C(CN)COOR ……(1) 但し、Rは炭素数1〜16のアルキル基,炭素数2〜16
のアルコキシアルキル基,炭素数6〜12のアラルキル
基,炭素数3〜16のシクロアルキル基,炭素数2〜16の
アルケニル基,炭素数6〜12のアリール基を示す。
2−シアノアクリレートの具体的な化合物としては次
のようなものがあげられる。
2−シアノメチルアクリレート,2−シアノエチルアク
リレート,2−シアノn−プロピルアクリレート,2−シア
ノイソプロピルアクリレート,2−シアノn−ペンチルア
クリレート,2−シアノメトキシメチルアクリレート,2−
シアノメトキシエチルアクリレート,2−シアノエトキシ
メチルアクリレート,2−シアノエトキシエチルアクリレ
ート,2−シアノプロポキシエチルアクリレート,2−シア
ノブトキシエチルアクリレート,2−シアノテトラヒドロ
フルフリルアクリレート,2−シアノ(2,2,2−トリフル
オロエトキシ)−エチルアクリレート,2−シアノアリル
アクリレート、2−シアノシクロヘキシルアクリレー
ト。
シアノアクリレート系接着剤は上記の2−シアノアク
リレートに、必要に応じて次のような安定剤、増粘剤ま
たは改質剤などが配合されたものである。
安定剤:SO2,芳香族スルホン酸,BF3−エーテル,HQ,MEHQ
など 増粘剤:ポリメタクリレート,セルロース系ポリマー,
アクリルゴムなど チキソ化剤:ヒュームドシリカ,脱水ヒマシ油など 可塑剤:DOP,TCPなど 着色剤:油溶性染料,螢光染料など 促進剤:ポリエチレングリコール,クラウンエーテルな
ど 機能改質剤:多価カルボン酸,エラストマーなど。
ポリサルファイド系硬化性組成物 ポリサルファイド系硬化性組成物は、チオール基を分
子鎖の両末端に有するポリサルファイド化合物を主成分
とするもので、ポリサルファイド化合物としては次の一
般式(2)、(3)で示される様な化合物をあげること
ができる。
HSC2H4OCH2OC2H4(S−SC2H4OCH2O−C2H4nSH ……
(2) ただしnは正数。
但しR1,R2,R3,R4は2価の有機基。
なお、(1)式で示される化合物のうちではnが3〜
23のものが好ましく、(2)式では分子量が1万〜3万
のものが好ましい。
これらの化合物はチオール基を分子鎖の両末端にも
ち、空気酸化または湿気により硬化するという特性を有
するものである。
ポリサルファイド系硬化性組成物は上記の様なポリサ
ルファイド化合物に次のような添加剤を配合されて一成
分型の硬化性組成物とされたものである。
可塑剤:DOP,TCPなど フィラー:沈降性炭酸カルシウムなど 硬化剤:ジメチルジチオカルバミン酸第二鉄,ジブチル
ジチオカルバミン酸亜鉛など 老化防止剤:2,2′−メチレンビス(4−メチル−6−te
rt−ブチルフェノール)など チキソ化剤:シリカ系化合物など 顔料補強材:酸化チタン,カーボンブラックなど。
本発明のポリサルファイド系硬化性組成物にはシアノ
アクリレート系接着剤の硬化を促進させる目的で有機ア
ミン系化合物を配合することができる。有機アミン系化
合物としては、シアノアクリレート系接着剤の硬化促進
能力を有しかつ接着強度を低減させないものが好まし
い。これらに適合する化合物としては、脂肪族系、芳香
族系の第二級アミン、第三級アミンのほかに第4級アン
モニウム塩またはホスホニウム塩などが用いられるが、
具体的には次のようなものがあげられる。
ジメチルアニリン,ジエチルアミン,ジエチルアニリ
ン,ジメチル−p−トルイジン,ジエチル−p−トルイ
ジン,テトラメチルアンモニウムクロライド,ベンジル
トリメチルアンモニウムクロライド,テトラメチルホス
ホニウムクロライド,トリn−プロピルホスホニウムク
ロライド。
これら有機アミン化合物のポリサルファイド系硬化性
組成物に対する添加率は0.01〜10wt%が好ましく、より
好ましくは0.1〜5wt%である。その添加率がこの範囲よ
り少ないとシアノアクリレート系接着剤を硬化促進させ
る能力を十分に発揮せず、反対に多過ぎると接着強度が
低下するようになるので好ましくない。
接着方法 本発明の接着方法としてはシアノアクリレート系接着
剤(以下A剤と云う)とポリサルファイド系硬化性組成
物(以下B剤と云う)とを用いて接着すべき被着材の片
面または両面にその形状に沿って線状またはスポット状
に多層に重なり合わないように塗布し、両面を合せ軽く
圧縮する方法を挙げることができる。A剤とB剤との塗
布量比は通常A/B≒0.1〜1(目視)程度が適当である。
A剤が過剰になると所期目的とする衝撃接着強さまたは
剛性材料においてのはくり接着強さが低下するようにな
り、また大規模の被着材に対してはコスト高となるので
好ましくない。
また反対にB剤が過剰になると固着時間が遅延するよ
うになるので、使用目的、被着材質および形状などに対
応して前述の塗布量比範囲内で決定するのが好ましい。
〔作用〕
従来、B剤単独では固着する迄に長時間を要していた
ものが、本発明の接着方法によれば固着時間は著しく短
縮される。
この理由は、A剤特有のアニオン重合機構にもとずく
硬化によるものであり、B剤中に有機アミン系化合物が
配合されている場合には一層硬化反応は促進されること
になる。このようにしてA剤塗布部では速やかに硬化し
てクランプ的な役割をする。
しかる後、B剤塗布部でも空気酸化または湿気により
ポリサルファイド系硬化性組成物の硬化が徐々に進み数
日後には全面的な接着が完成される。
またA剤とB剤を組合せることにより衝撃接着強さま
たは、剛性材料のはくり接着強さが向上するが、これは
B剤を構成するポリマーが可撓性、弾性を有するという
特性に起因するものであり、このようにしてA剤とB剤
との相乗効果によって速やかに固着できしかも強い接着
剤層が形成されているのである。
〔実施例および比較例〕
次に実施例および比較例をあげて本発明をさらに詳細
に説明する。なお本例における接着試験方法は次の通り
である。
(1) セットタイム (JIS K 6861に準拠) テストピース(硬質PVC,鉄,アルミニウム,12.7×12.
7×38mm)の片断面にA剤を中心部でテストピースを二
分するように線状に塗布し、B剤をA剤と平行にテスト
ピースの両端部分に同じように線状に塗布し両面を突合
せて(接着面積=1.6cm2)静置し引張り荷重(2.6kgf)
に耐える迄のタイムを測定する。
測定条件=23℃ 60%RH (2) 引張り接着強さ (JIS K 6861に準拠) セットタイム測定と同じ手順によりテストピースを接
着し、室温で5日間静置後にストログラフW型試験機に
より引張り速度50mm/mmで測定する。
(3) 衝撃接着強さ (JIS K 6855に準拠) テストピース(鉄上側10×25×25mm:下側19×25×44m
m)の下側にA剤とB剤をセットタイムの測定と同じ手
順により塗布し両面を合せて(接着面積=6.25cm2)軽
く指圧を加え室温で5日間静置後にシャルピー型衝撃試
験機により衝撃速度3.33m/secで測定する。
(4) はくり接着強さ (JIS K 6854に準拠) テストピース(アルミニウム25×100×0.3mm)の片面
にA剤とB剤を前記と同じようにして塗布し両面を重ね
合せて(接着巾2.5mm)軽く指圧を加え室温で5日間放
置後にストログラフW型試験機によりはくり速度100mm/
mmで測定する。
実施例1、比較例1 A剤として次の4種類の接着剤を用いた。
B剤には次の硬化性組成物を用いた。
上記のA剤およびB剤を使用し前述の試験方法に従い
テストピース硬質PVCについてセットタイムおよび引張
り接着強さの測定を行った。また比較例1としてB剤単
独で接着する以外は実施例1と同様にして測定を行っ
た。これらの結果を表1に示す。
実施例2、比較例2 A剤としては実施例1と同じ接着剤を用い、B剤には
次の硬化性組成物を用いた。
上記のA剤およびB剤を使用して前述の試験方法に従
いテストピース鉄についてセットタイムおよび衝撃接着
強さの測定を行った。
また比較例2としてA剤単独またはB剤単独で接着す
る以外は実施例2と同様にして測定を行った。
これらの結果を表2に示す。
実施例3、比較例3 A剤としては次のものを用いた。
またB剤にはパーマポールP−965(主成分:ウレタ
ン変性ポリサルフアイド)に各種の添加剤を配合して次
の三種の硬化性組成物を調合した。
上記のA剤およびB剤を使用して、前述の試験法に従
いテストピースアルミニウムについて、セットタイムお
よびはくり接着強さの測定を行った。また比較例3とし
てA剤単独またはB剤単独接着する以外は実施例3と同
様にして測定を行った。
これらの結果を表3に示す。
〔発明の効果〕 本発明のA剤(シアノアクリレート系接着剤)とB剤
(ポリサルファイド系硬化性組成物)との組合せによる
接着方法は速やかに固着することができるので、加熱、
クランプ圧締などの特殊な接着プロセスを必要とせず、
かつ衝撃接着強さ、剛性材料のはくり接着強さが向上す
るので各種産業分野および一般家庭への貢献度は大きい
ものである。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2−シアノアクリレートを主成分とするシ
    アノアクリレート系接着剤とチオール基を分子鎖の両末
    端に有するポリサルファイド化合物を主成分とするポリ
    サルファイド系硬化性組成物をそれぞれ別々に被着材に
    塗布し硬化させ接着することを特徴とする接着方法。
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