JP2576549Y2 - 仕切り機能を有する紙凾 - Google Patents

仕切り機能を有する紙凾

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JP2576549Y2
JP2576549Y2 JP1992079087U JP7908792U JP2576549Y2 JP 2576549 Y2 JP2576549 Y2 JP 2576549Y2 JP 1992079087 U JP1992079087 U JP 1992079087U JP 7908792 U JP7908792 U JP 7908792U JP 2576549 Y2 JP2576549 Y2 JP 2576549Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、円形状の内容物、例え
ばピザパイ、ケーキ等を収納して、輸送や衝撃による内
容物の移動を防止可能とする、底板の周縁に八角形状の
仕切り枠を形成した仕切り機能を有する紙凾に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来から四角形状で、内容物を保護する
目的で周縁を二重壁とした紙凾(図示せず) は一般的
で、しかも数多く普及している。これらは組立てが簡単
で製造コスト面でも安価にできる点で優れているが、収
納する内容物によって問題が残されていた。例えば円形
状のピザパイやケーキ等を収納すると四角形状の四隅コ
ーナー部分に隙間ができて、内容物の保持性が良くなか
った。そこで図5に示すように、四角形状の凾本体のコ
ーナー部を折込板(M,M) を介して折り込み、内周板(32,
32) の係止片(35,35) を係合することで八角形状で隙間
の面積を小さくし、円形状の内容物の保持性を良くし
て、輸送中等に内容物が移動して変形することを防止し
た八角形状の仕切り枠体(33)を有する紙凾が当出願人に
より実開平58−29914号公報で提案されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、図5に
示す構成の紙凾は、八角形状の仕切り枠体(33)を形成保
持する折込板(M,M) の弾力性によって凾(特に内周板に
よる仕切り枠体)の保形性が弱く、しかも、組立ての作
業性が良くないという問題があった。そこで本考案は円
周壁を八角形状としながらも、凾の保形性を確実に保持
するとともに、収納する円形状内容物の移動を防止する
仕切り機能を有する紙凾を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本考案の仕切り機能を有する紙凾は、四角形状の底板
(10)の両側縁に縦折線(P,P) を介して外側板(11,11) を
設け、該外側板の両側端中央部に2本の折込線(P1,P1)
を介して両側に突起(12a,12a) を有する縁板(12,12) を
連設し、また前記底板(10)の上下縁の中央部に横折線
(Y,Y) を介して内周側板(13,13) を設け、該内周側板の
両端部に折り目線(P2,P2) 及び折り目線(P3,P3) を介し
て角部側板(15,15) 、及び係止突起(C,C) を有する係止
片(14,14)を順次連設し、かつ前記底板の両側縁に前記
縁板の突起に対応した位置に係止孔(T,T) を形成した構
成からなり、前記内周側板(13,13) と外側板(11,11) を
折り立て、該内周側板に設けた角部側板(15,15) を折り
曲げ、係止片(14,14) を折り目線からそれぞれ折り曲げ
係止突起を係止孔(T,T) に差し込み、かつ外側板に設け
た縁板(12,12) を内側に折り曲げ、係止片を覆い突起
(12a,12a) を係止孔に差し込み固定して、四角形状の底
板周縁に内周側板による八角形状の仕切り枠を形成した
ことを特徴とするものである。
【0005】本考案は、円形状のピザパイやケーキ等を
収納するダンボール製、紙製等の容器で、四角形状の底
板(10)の内周縁に八角形状の仕切り枠と該底板の両側縁
で、しかも八角形状の仕切り枠の外側に当接して外側板
(11,11) による外壁を形成した凾本体を構成し、図2に
示すような、係止凸片(19,19) を設けた蓋板(18)を蓋部
材として使用する場合は、前記外側板の切り欠き孔(K,
K) に上方又は側方より係止凸片を差し込み閉鎖する構
成の紙凾である。
【0006】図1に示すように、八角形状の仕切り枠
は、両側縁に係止孔(T,T) を形成した底板(10)の上下縁
に内周側板(13,13) を設け、この内周側板の両端部に角
部側板(15,15) 、及び係止突起(C,C,C,C) を有する係止
片(14,14) を折り目線(P2,P2)及び折り目線(P3,P3) を
介して順次連設したものである。この角部側板(15,15)
は内周側板(13,13) の基点(A)と外側板(11,11) の基
点(B)との距離よりも長く設定する。また、前記外側
板の中央側縁に突起(12a,12a) を有する縁板(12,12) を
連設し、更に、図2にしめすような、係止凸片(19,19)
を有する蓋板(18)を閉鎖用に使用する場合は、該外側板
と縁板の境界に切り欠き孔(K,K) を形成したものであ
る。
【0007】図3に示すように、内周側板(13,13) と外
側板(11,11) を折り立てて、内周側板に設けた角部側板
(15,15) 、及び係止片(14,14) を折り目線(P2,P2) 及び
折り目線(P3,P3) から浅く折り曲げ係止突起(C,C,C,C)
を係止孔(T,T) に係止し、更に、外側板(11,11) に設け
た縁板(12,12) を内側に折り畳み、先端の突起(12a,12
a) を前記係止片に当接させて外側から被せるように係
止孔(T,T) に係止することによって、底板(10)上に八角
形状の仕切り枠とその両側に外側板による側壁が形成さ
れる。更に、外側板(11,11) と縁板(12,12) を折り畳む
ことで、図4に示すように、切り欠き孔(K,K) が外側板
と縁板上に露出するので、蓋板の係止凸起(19,19) を折
り曲げ切り欠き孔上方、又は側方より差し込むことで蓋
板で閉鎖された紙凾ができる。
【0008】
【作用】本考案の紙凾(20)は、図3に示すように、内周
側板(13,13) に設けた係止片(14,14) を浅く折曲げ係止
孔(T,T) に係止して、外側板(11,11) に設けた縁板(12,
12) を被せるように外側から係止孔に係止することで、
底板(10)上に八角形状の仕切り枠を形成することができ
る。この仕切り枠に円形状のピザパイ等を収納すると、
隙間が少なくなり収納物の移動がなくなる。また、図4
及び図5に示すように、係止凸片を有する蓋板を設けた
場合の蓋板(18)の開閉は、前記外側板と縁板上に切り欠
き孔(K,K) が露出するので、蓋板の凸片(19,19) を折り
曲げ上方より差し込む閉鎖方法の他に、外側板(11,11)
と縁板(12,12) の境界部分だけでなく、外側板内側にも
切り欠き孔(K,K) を設けたことで、凸片(19,19) を側方
より切り欠き孔(K,K) 内に折り曲げ、露出している係止
片(14,14) に当てて、その後に下方に差し込むという従
来にない簡易で、且つ、確実に蓋板凸片の位置決めが行
え、新規な操作をすることがてできる。また、蓋板の凸
片角部(R,R) が切り欠き孔上部に露出するので、指が掛
け易く上方に引き上げるだけで容易に開けることができ
る。
【0009】
【実施例】本考案の仕切り機能を有する紙凾(20)は、基
材にダンボール材を使用し円形状のピザパイやケーキ等
を収納するために、四角形状の底板(10)の周縁に内周側
板による八角形状の仕切り枠と、それを両側から支える
外側板による側壁で構成された凾本体と、四角形状の蓋
板の両側縁中央部に係止凸片を設けた蓋部材で構成され
た紙凾である。
【0010】前記凾本体は、図1に示すように、四角形
状の底板(10)の両側縁に係止孔(T,T) を設け、縦折線
(P,P) を介して外側板(11,11) を連設し、この外側板の
中央部分に折込線(P1,P1) を介して先端に突起(12a,12
a) を有する縁板(12,12) を連設して、この外側板と縁
板の境界である折込線上に切り欠き孔(K,K) を形成し
た。また、前記底板(10)の上下縁に横折線(Y,Y) を介し
て内周側板(13,13) を中央部で連設して、この内周側板
の両端に折り目線(P2,P2) 及び折り目線(P3,P3) を介し
て角部側板(15,15,15,15) 、及び係止突起(C,C,C,C) を
有する係止片(14,14,14,14) を順次設けて凾本体のブラ
ンクとした。
【0011】図2は本考案の実施例における蓋板の一例
を示す説明図である。図2に示すように、四角形状の蓋
板(18)の両側縁中央部に係止凸片(19,19) を設けたもの
である。この蓋板は上記に限定するものでなく、例え
ば、四角形状の蓋板における一方の側縁に係止凸片を設
け、他の3側縁に側壁を設けた蓋部材や、係止凸片を設
けずに四方の側縁を側壁で囲んだ蓋部材や、又は内周側
板(13)を介して一体的に設ける(図示はせず)等を使用
することが可能で適宜選択することができる。
【0012】本考案の紙凾(20)の組立ては、底板(10)の
両側縁及び上下縁に設けた縦折線(P,P) と横折線(Y,Y)
から外側板(11,11) と内周側板(13,13) を折り立て、内
周側板の折り目線(P2,P2) 及び折り目線(P3,P3) を浅く
折り曲げ、角部側板(15,15,15,15) 及び先端の係止片(1
4,14,14,14) を係止孔(T,T) に係合する。次に外側板に
設けた縁板(12,12) を内側に折り畳み、係止片を覆うよ
うに外側から先に係合した係止片に当接させて係止孔に
係合することで、底板の周縁に内周側板による八角形状
の仕切り枠と、両側縁から仕切り枠を支える外側板によ
る側壁が形成される。
【0013】次に図4に示すように、折り立てた外側板
(11,11) と縁板(12,12) の上部に切り欠き孔(K,K) が露
出するので、前記蓋板(18)の係止凸片(19,19) を折り曲
げ上方又は側方よりこの切り欠き孔に差し込み閉鎖する
ことで仕切り機能を有する紙凾ができる。
【0014】
【考案の効果】本考案の紙凾は、内周側板に設けた係止
片を底板に設けた係止孔に係合することで内周側板の弾
性力は程んど働かず、組立て後良好な保形性を保つ八角
形状の仕切り枠となる。また、外側板と縁板によって内
周側板の係止片を覆い固定するので保形性は安定し確実
なものとなる。更に、係止片と縁板の各突起に対する係
止孔を共有の一個としたことで凾の強度を低下させるこ
とがなく、また、係止片を差し込み縁板を当接させて差
し込むので各部材はきつい嵌合状態となり一層強固な紙
凾となる。
【0015】また、係止片と縁板の突起を係止孔に係合
するだけの簡単な操作で組立てを行うことができ、また
この係合を解くだけで簡単に平板状のブランク状態に戻
せるので、収納物の取り出し或いは直接この凾上で食す
ることができる便利な紙凾となる。
【0016】更に、係止凸片を有する蓋板を用いる際、
従来は差し込みの位置決めや差し込みが難しかったが、
外側板内側と縁板の境界部分とに切り欠き孔を設けたの
で、蓋の凾本体への差し込み操作を早く、且つ、確実に
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例における仕切り機能を有する紙
凾のブランクの説明図である。
【図2】本考案の実施例における蓋板の一例を示す説明
図である。
【図3】本考案の実施例における紙凾の組立て途中の斜
視図である。
【図4】本考案の実施例における切り欠き孔に蓋板の係
止凸片を差し込み閉鎖する状態を示す説明図である。
【図5】他の実施例における蓋板の係止凸片を折り曲げ
(a) 側方より係止片に当てて差し込む(b) 方法の説明図
である。
【図6】従来における八角形状の仕切り枠体を有する紙
箱の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
10,30…底板 11 …外側板 12 …縁板 12a …突起 13 …内周側板 14,35…係止片 18,31…蓋板 19 …係止凸片 32 …内周板 33 …仕切り枠体 A,B …基点 C …係止突起 K …切り欠き孔 T …係止孔 P …縦折線 P1 …折込線 P2 …折目線 R …角部 M …折込板

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】四角形状の底板(10)の両側縁に縦折線(P,
    P) を介して外側板(11,11) を設け、該外側板の両側端
    中央部に2本の折込線(P1,P1) を介して両側に突起(12
    a,12a)を有する縁板(12,12) を連設し、また前記底板(1
    0)の上下縁の中央部に横折線(Y,Y) を介して内周側板(1
    3,13) を設け、該内周側板の両端部に折り目線(P2,P2)
    及び折り目線(P3,P3) を介して角部側板(15,15) 、及び
    係止突起(C,C) を有する係止片(14,14) を順次連設し、
    かつ前記底板の両側縁に前記縁板の突起に対応した位置
    係止孔(T,T) を形成した構成からなり、前記内周側板
    (13,13) と外側板(11,11) を折り立て、該内周側板に設
    けた角部側板(15,15) を折り曲げ、係止片(14,14) を折
    り目線からそれぞれ折り曲げ係止突起を係止孔(T,T) に
    差し込み、かつ外側板に設けた縁板(12,12) を内側に折
    り曲げ、係止片を覆い突起(12a,12a) を係止孔に差し
    込み固定して、四角形状の底板周縁に内周側板による八
    角形状の仕切り枠を形成したことを特徴とする仕切り機
    能を有する紙凾。
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