JP2613175B2 - 缶類のホルダー - Google Patents

缶類のホルダー

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JP2613175B2
JP2613175B2 JP6079190A JP7919094A JP2613175B2 JP 2613175 B2 JP2613175 B2 JP 2613175B2 JP 6079190 A JP6079190 A JP 6079190A JP 7919094 A JP7919094 A JP 7919094A JP 2613175 B2 JP2613175 B2 JP 2613175B2
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秀之 石鍋
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小倉美術印刷株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は缶入りビール、缶入りジ
ュース等の缶類を数本まとめて店頭に展示し又は携帯す
るためのホルダーに関する。
【0002】
【従来技術】缶入りビールや缶入りジュース類を一つの
箱にまとめて収容し、展示、携帯の用に供するよう構成
したものは従来より公知である。
【0003】
【発明が解決しようとす課題】しかしながら、従来より
公知のホルダーは箱状に形成した容器の一部に携帯用の
提げ手を形成しただけのものであり、携帯する缶類は単
に前記箱体内に収容するだけの構造であったため、重量
の大きい缶類を収容するためには、箱体を構成する板紙
の厚さが厚くなり、しかも構造が複雑となって製造コス
トの高騰を来すという欠点があった。
【0004】また容器に収容された缶類は単に箱体内に
収容するだけであり、収容された缶類を挟持、固定する
手段がなかったため、箱体を傾斜させた状態で携帯した
り、或いは逆さまに携帯すること等は不可能であった。
【0005】これらの問題に対応する目的で本発明者に
より特願平5−339848号に示す缶類のホルダーが
提案された。
【0006】上記出願に示す缶類のホルダーは、容器本
体を、両側端を開口した横倒しの筒状体として構成し、
この容器本体の底板及び天板の両端部に、半円形状に形
成した離脱防止用の舌片を折り曲げ自在に連続させ、こ
の離脱防止用の舌片を、底板及び天板の両端部の内側に
当接するよう折り曲げた構成とし、使用に際しては、容
器本体内に収容された缶類の上下両端部に形成された環
状縁に離脱防止用の舌片を係止させるようにしている。
【0007】これらの構造からなる上記発明は、従来構
造の携帯用箱が有していた各種の欠点を完全に解決でき
た点で極めて優れたものであったが、缶類のメーカーに
よっては缶上部の周縁部は巻き締め部を形成する必要
上、極めて正確な円形の壁を形成しているが、缶底部の
周縁部は緩やかな円弧を持つたルーズな環状に成形処理
されたものが多いため、一枚の離脱防止用舌片だけで構
成した上記発明の場合、離脱防止用の舌片が缶底部の周
縁部を正確に係止できない場合のあることが指摘されて
いる。
【0008】
【発明の目的】本発明は上記の問題に対応しようとする
ものであり、缶類の構造、特に缶底の周縁部に形成され
る環状部の断面構造がルーズに形成されている場合でも
係止舌片が缶類を正確に係止できるよう構成した缶類の
ホルダーを提供せんとするものである。
【0009】また本発明の他の目的は、構造が簡単であ
りながら缶類を正確に収容することができ、しかもホル
ダーに収容された缶類は携帯手段の如何にかかわらず正
確に保持できるよう構成した缶類のホルダーを提供する
ことを目的としている。
【0010】更にまた本発明の他の目的は、ホルダーに
両側に位置する缶類は、その内側半分だけが係止されて
いるだけでも充分強固に保持できるよう構成した缶類の
ホルダーを提供せんとするものである。
【0011】
【発明の要点】本発明は、両側端を開口した箱状に形成
するホルダーを、内側底板、傾斜前壁、前壁、天板、後
壁、傾斜後壁及び外側底板を折り曲げ線を介して順次連
続せしめる二重底を有する箱状体として構成するととも
に、内側底板及び外側底板の両端部に缶の底部に形成さ
れた円形の窪みの側面に当接可能な形状の離脱防止用の
舌片を折り曲げ自在に連続させ、かつ天板の両端部に
の上端外周部の内側に当接可能な形状の脱落防止用の舌
片を折り曲げ自在に連続させ、内側底板及び外側底板の
両端に連続させた離脱防止用の舌片、先端部が起立す
るよう弾撥力を持たせて内側底板の内側面に折り曲げ
し、天板の両端部に連続させた離脱防止用の舌片先端
部が起立するよう弾撥力を持たせて天板の内側面に折り
曲げた缶類のホルダーを発明の要点としている。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0013】本発明のホルダーは比較的肉厚の薄い板紙
を用い、両側端を開口した箱状に形成するもので、内側
底板1、傾斜前壁21、前壁2、天板3、後壁4、傾斜後
壁41及び外側底板5を折り曲げ線6…6を介して順次連
続せしめるとともに、内側底板1及び外側底板5の両端
部には離脱防止用の舌片11,11及び51,51を折り曲げ線
7,7を介して連続させ、また天板3の両端部には離脱
防止用の舌片31,31を折り曲げ線7,7を介してそれぞ
れ連続させた構造としている。
【0014】傾斜前壁21及び傾斜後壁41は、缶Cの底部
の外径が、缶Cの上部の外径よりも小さいものを収容す
る場合に形成するものであり、傾斜前壁21及び傾斜後壁
41を傾斜させて組み立てることにより、外径寸法の小さ
い缶Cの底部を正確に保持させ、使用時に缶Cの底部が
横方向に移動するのを防止している。(図4、図5参
照)
【0015】離脱防止用の舌片11,51及び31の形状は、
図1例示のように台形状に形成する場合のほか、図2例
示のように半円形状に形成することもできる。
【0016】離脱防止用の舌片11,11、51,51及び31,
31は収容すべき缶Cの上下端部にそれぞれ形成される環
状部の内径寸法に応じて設定するものであり、天板3の
両端部に形成する離脱防止用舌片31の大きさは、収容す
べき缶Cの上端外周部(蓋板外周部)に形成した環状の
巻き締め部32の内径寸法に合致した半円形状とし、ま
た、底板1の両端部に形成する離脱防止用の舌片11,1
1、51,51の大きさは、缶Cの底部に形成した円形の窪
み13の内径寸法に合致する形状としている。
【0017】なお図3に例示するように、二重底を形成
する内側底板1の両端部及び外側底板5の両端部に形成
する離脱防止用の舌片11,11及び51,51の長さは、内側
底板1の両端部に連続させた離脱防止用の舌片11,11の
方が外側底板5の両端部に連続させた離脱防止用の舌片
51,51よりも少しだけ短くなるようにしている。
【0018】離脱防止用の舌片11,11及び31,31は、底
板1及び天板3の両端部の内側に舌片の先端部が弾撥力
を発揮するよう折り曲げられている。(離脱防止用の舌
片の先端部が底板1及び天板3の内側方向に起立する力
を持つよう折り曲げられている)(図4参照)
【0019】12,12は内側底板1の両端部に形成した離
脱防止用の舌片11,11の中央部に起伏自在に形成した起
立補助片であり、コ字状の切り抜き溝14,14を刻切する
ことにより離脱防止用の舌片11,11の起立とは別に独立
した起立を行えるよう構成している。(図3参照)
【0020】なお、起立補助片12,12の形成は本発明に
とって必須のものではないが、これを形成した場合に
は、使用時に、外側底板5の両端部に形成した離脱防止
用の舌片51,51をその下面から持ち上げる作用を奏し、
離脱防止用の舌片51,51の缶Cに対する係止効果を一層
高められる。(図6のB部分参照)
【0021】内側底板1、外側底板5及び天板3の幅W
は、収容すべき缶Cの外径寸法に合致させるものであ
り、また、傾斜前壁21を含む前壁2及び傾斜後壁41を含
む後壁4の高さは収容すべき缶Cの高さHに合致する寸
法としている。
【0022】
【発明の効果】本発明は、両側端に開口部を有するよう
構成した箱体の底板部分を、内側底板1と外側底板5の
二重底構造とし、内側底板1及び外側底板5の両端部に
それぞれ離脱防止用の舌片11,11及び51,51を連続させ
て形成し、使用時には前記離脱防止用の舌片11,11及び
51,51を、先端部が上方に起立するよう弾撥性を持たせ
ながら内側に折り曲げる構造としたので、缶Cの底部構
造が(円形の窪み13部分の構造が)ルーズな環状構造を
している場合でも二つの離脱防止用の舌片11,及び51に
よって正確に係止されるようになり、従来の携帯用ホル
ダーでは期待することのできない優れた係止効果を発揮
できる特徴がある。
【0023】特に本発明は、内側底板1の両端部に連続
させた離脱防止用の舌片11,11の長さを、外側底板5の
両端に連続させた離脱防止用の舌片51,51の長さよりも
少しだけ短く形成し、二つの離脱防止用の舌片11及び51
が、缶Cの底部に形成した円形の窪み13の異なる部位に
当接係止するよう構成したので(図6参照)缶C底部の
円形の窪み13がルーズに形成されている場合でもその何
れかの部位に正確に係止することが可能となり、優れた
係止効果を発揮できる。
【0024】また内側底板1の両端に連続させた離脱防
止用の舌片11,11に起立補助片12,12を形成した時は、
この起立補助片12が、使用時にその上面に位置する外側
底板5に連続させた離脱防止用の舌片51,51を下面から
押し上げる作用を奏するので係止効果を一層高める利点
がある。(図6参照)
【0025】また、前壁2の下端には傾斜前壁21を形成
し、後壁4の下端には傾斜後壁41を連続させて形成した
ので、収容すべき缶Cの下端部が内側に傾斜した構造の
場合でもその形状にピッタリとフィットできる構造とな
り、安定した携帯を行える特徴がある。
【0026】更にまた、ホルダーに収容される数個の缶
Cのうち両側に位置する缶Cは直径の半分の位置までを
ホルダー内に収容し、その他の部分はホルダーの外側に
位置する収容形態を採用したので、ホルダーの幅寸法を
缶Cの外径の合計値よりも一個分だけ小さくすることが
でき(収容数が三個の場合ホルダーの幅は缶C二個分の
幅でよい)経済性を具備できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施例を示すホルダーの展開図
【図2】 第2の実施例を示すホルダーの展開図
【図3】 ホルダーの組立時を示し、かつ、天板の両端
に連続させた離脱防止用の舌片の一部を折り曲げた状態
を示す斜視図
【図4】 使用時を示すホルダーの斜視図
【図5】 図4の側面図
【図6】 離脱防止用舌片の係止部分を拡大して示す使
用時の横断面図
【符号の説明】
1 内側底板 11 離脱防止用の舌片 12 起立補助片 13 円形の窪み 14 コ字状の切り抜き溝 2 前壁 21 傾斜前壁 3 天板 31 離脱防止用の舌片 32 環状の巻き締め部 4 後壁 41 傾斜後壁 5 外側底板 51 離脱防止用の舌片 6 折り曲げ線 7 折り曲げ線 C 缶 32 環状の巻き締め部

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】両側端を開口した箱状に形成するホルダー
    を、内側底板、傾斜前壁、前壁、天板、後壁、傾斜後壁
    及び外側底板を折り曲げ線を介して順次連続せしめる二
    重底を有する箱状体として構成するとともに、内側底板
    及び外側底板の両端部に缶の底部に形成された円形の窪
    みの側面に当接可能な形状の離脱防止用の舌片を折り曲
    げ自在に連続させ、かつ天板の両端部に缶の上端外周部
    の内側に当接可能な形状の脱落防止用の舌片を折り曲げ
    自在に連続させ、内側底板及び外側底板の両端に連続さ
    せた離脱防止用の舌片、先端部が起立するよう弾撥力
    を持たせて内側底板の内側面に折り曲げし、天板の両端
    部に連続させた離脱防止用の舌片先端部が起立するよ
    う弾撥力を持たせて天板の内側面に折り曲げた缶類のホ
    ルダー。
  2. 【請求項2】内側底板の両端部に連続させた離脱防止用
    の舌片の長さが、外側底板の両端部に連続させた離脱防
    止用の舌片の長さより少しだけ短く形成されている請求
    項1記載の缶類ホルダー。
  3. 【請求項3】内側底板の両端部に連続させた離脱防止用
    の舌片の中央部に、周縁部をコ字状の切り抜き溝によっ
    て刻切された起立補助片を起伏自在に形成した請求項1
    及び2記載の缶類のホルダー。
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