JP2576224Y2 - 空気入りタイヤ - Google Patents
空気入りタイヤInfo
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- JP2576224Y2 JP2576224Y2 JP1990013911U JP1391190U JP2576224Y2 JP 2576224 Y2 JP2576224 Y2 JP 2576224Y2 JP 1990013911 U JP1990013911 U JP 1990013911U JP 1391190 U JP1391190 U JP 1391190U JP 2576224 Y2 JP2576224 Y2 JP 2576224Y2
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- Japan
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- groove
- reinforcing
- tire
- tire equator
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、リブの下方に補強層を配することによっ
て、該リブの動きを抑制するなど、パターンに基づく特
性を改善しうる空気入りタイヤに関する。
て、該リブの動きを抑制するなど、パターンに基づく特
性を改善しうる空気入りタイヤに関する。
近年、カーカスコードをラジアル配置したカーカスの
外側に、タガ効果を高めるべくベルト層を配したラジア
ルタイヤが多用される。又このようなラジアルタイヤに
おいては、第7図に示すように、ベルト層aの半径方向
外側に、無機、有機コードからなる補強層bを設けるこ
とにより、タガ効果、耐カット性等を改善することが行
われている。又このような補強層bは、ベルト層aのほ
ぼ全巾に亘り設ける場合の他、第8図に示すように、ベ
ルト層aの端部におけるゴム剥離の改善を意図して、ベ
ルト層aの端部を覆う小巾のものを用いる場合がある。
又この補強層bは、ときにベルト層aの端部を囲む。
外側に、タガ効果を高めるべくベルト層を配したラジア
ルタイヤが多用される。又このようなラジアルタイヤに
おいては、第7図に示すように、ベルト層aの半径方向
外側に、無機、有機コードからなる補強層bを設けるこ
とにより、タガ効果、耐カット性等を改善することが行
われている。又このような補強層bは、ベルト層aのほ
ぼ全巾に亘り設ける場合の他、第8図に示すように、ベ
ルト層aの端部におけるゴム剥離の改善を意図して、ベ
ルト層aの端部を覆う小巾のものを用いる場合がある。
又この補強層bは、ときにベルト層aの端部を囲む。
このように、従来の空気入りタイヤにおいては、その
補強層bはカーカス、ベルト層を一体としたタイヤの骨
格をなすタイヤ構造体におけるそのベルト層を補強し、
保護する目的で設けられている。
補強層bはカーカス、ベルト層を一体としたタイヤの骨
格をなすタイヤ構造体におけるそのベルト層を補強し、
保護する目的で設けられている。
他方、近年、偏摩耗等を減じ、タイヤ耐久性を高める
など、タイヤに関してさらに高い性能が要求される。
など、タイヤに関してさらに高い性能が要求される。
又タイヤのトレッド部には、タイヤ円周方向にのびる
縦溝に挟まれるリブを有するリブパターン、リブを横溝
により区分したブロックパターンなどが採用される。又
前記リブ又はブロックなどのリブ状体にはサイピングが
設けられる場合があり、このサイピング加工を施すこと
によって、横溝とともにウエットグリップ性を高め、走
行安定性を向上することが行われる。
縦溝に挟まれるリブを有するリブパターン、リブを横溝
により区分したブロックパターンなどが採用される。又
前記リブ又はブロックなどのリブ状体にはサイピングが
設けられる場合があり、このサイピング加工を施すこと
によって、横溝とともにウエットグリップ性を高め、走
行安定性を向上することが行われる。
しかしながら、前記した横溝、サイピングによって、
リブ状体の剛性が減じ、変形が大となることにより、そ
の前後において偏摩耗を生じさせる。又この偏摩耗を生
じるリブ状体は、一般において路面との滑りが比較的大
きいショルダー部において発生するとはいえ、リブ状体
の寸法、形状、使用条件等によって変化し、従ってタイ
ヤのトレッドパターンに応じてリブ状体の剛性を調節す
ることが、タイヤ性能の向上の観点から好ましいことを
見出した。なお横溝の傾きが大であるときには、パター
ンに基づくアラィメントトルクをときに生じさせ、車両
流れの一因となる。この前記補強層は、このアラィメン
トトルクの調整にも役立たせうる。
リブ状体の剛性が減じ、変形が大となることにより、そ
の前後において偏摩耗を生じさせる。又この偏摩耗を生
じるリブ状体は、一般において路面との滑りが比較的大
きいショルダー部において発生するとはいえ、リブ状体
の寸法、形状、使用条件等によって変化し、従ってタイ
ヤのトレッドパターンに応じてリブ状体の剛性を調節す
ることが、タイヤ性能の向上の観点から好ましいことを
見出した。なお横溝の傾きが大であるときには、パター
ンに基づくアラィメントトルクをときに生じさせ、車両
流れの一因となる。この前記補強層は、このアラィメン
トトルクの調整にも役立たせうる。
このためには、ベルト層の上に配される前記補強層を
小巾とし、該補強層を適宜リブ、ブロック列、即ちリブ
状体内に配することによって、パターン全体に亘るタイ
ヤ性能を調整しうることに気付き、本考案を完成した。
小巾とし、該補強層を適宜リブ、ブロック列、即ちリブ
状体内に配することによって、パターン全体に亘るタイ
ヤ性能を調整しうることに気付き、本考案を完成した。
従って、本考案は、小巾の補強層を用いることによ
り、例えば偏摩耗を減じるなど、トレッドパターンに基
づくタイヤ性能の改善に役立つ空気入りタイヤの提供を
目的としている。
り、例えば偏摩耗を減じるなど、トレッドパターンに基
づくタイヤ性能の改善に役立つ空気入りタイヤの提供を
目的としている。
本考案は、トレッド部からサイドウオール部を通りビ
ード部のビードコアで折り返したカーカスと、該カーカ
スの半径方向外側かつトレッド部内方に配されるととも
にタイヤ赤道に対して小角度で傾くベルトコードを用い
たベルト層と、該ベルト層の外側に配されかつ補強コー
ドを並列した補強層とを具え、 前記トレッド部にタイヤ赤道と平行にのびる複数の縦
溝を設けることにより隣り合う縦溝に挟まれかつ該縦溝
の溝壁からなるリブ状体を形成し、 かつこのリブ状体に、タイヤ赤道に対して傾く横溝を
設けるとともに、 前記補強層はベルト層の全巾を覆うことなく前記リブ
状体の半径方向内方に配されかつ該リブ状体を挟む縦溝
の反対側の溝壁をこえない巾を有し、 しかも、前記補強コードを前記横溝とはタイヤ赤道に
対して逆の向きに傾けることにより、リブ状体の前記横
溝と直角をなす方向の剛性低下を防止しうる帯状プライ
を用いてなる空気入りタイヤである。
ード部のビードコアで折り返したカーカスと、該カーカ
スの半径方向外側かつトレッド部内方に配されるととも
にタイヤ赤道に対して小角度で傾くベルトコードを用い
たベルト層と、該ベルト層の外側に配されかつ補強コー
ドを並列した補強層とを具え、 前記トレッド部にタイヤ赤道と平行にのびる複数の縦
溝を設けることにより隣り合う縦溝に挟まれかつ該縦溝
の溝壁からなるリブ状体を形成し、 かつこのリブ状体に、タイヤ赤道に対して傾く横溝を
設けるとともに、 前記補強層はベルト層の全巾を覆うことなく前記リブ
状体の半径方向内方に配されかつ該リブ状体を挟む縦溝
の反対側の溝壁をこえない巾を有し、 しかも、前記補強コードを前記横溝とはタイヤ赤道に
対して逆の向きに傾けることにより、リブ状体の前記横
溝と直角をなす方向の剛性低下を防止しうる帯状プライ
を用いてなる空気入りタイヤである。
補強層は、リブ、ブロック列などのリブ状体を挟む縦
溝の反対側の溝壁をこえない程度の巾の帯状プライを用
いる。これにより、剛性を高めるべきリブ状体の内方に
のみ配しうることとなり偏摩耗を生じがちなブロック
列、サイピングを設けたリブ等を、必要に応じてその特
性を改善し、例えばトレッドゴムの動きを減じ、前記偏
摩耗などを改善できる。又リブ状体に設けることによ
り、コーナリングフォースの改善、運転性能の向上にも
役立たせうる。
溝の反対側の溝壁をこえない程度の巾の帯状プライを用
いる。これにより、剛性を高めるべきリブ状体の内方に
のみ配しうることとなり偏摩耗を生じがちなブロック
列、サイピングを設けたリブ等を、必要に応じてその特
性を改善し、例えばトレッドゴムの動きを減じ、前記偏
摩耗などを改善できる。又リブ状体に設けることによ
り、コーナリングフォースの改善、運転性能の向上にも
役立たせうる。
しかもその補強コードを横溝とはタイヤ赤道に対して
逆の向きに傾けているため、リブ状体の横溝と直角をな
す方向の剛性低下を防止し、横溝により生じがちなコー
ナリングフォース、アライメントトルクを調整する。さ
らにコーナリング時におけるリブ状体のつぶれの防止に
も役立ち、接地性を向上させ、コーナリングの安定性向
上にも寄与させうる。
逆の向きに傾けているため、リブ状体の横溝と直角をな
す方向の剛性低下を防止し、横溝により生じがちなコー
ナリングフォース、アライメントトルクを調整する。さ
らにコーナリング時におけるリブ状体のつぶれの防止に
も役立ち、接地性を向上させ、コーナリングの安定性向
上にも寄与させうる。
以下本考案の一実施例を図面に基づき説明する。
第1、2図において、空気入りタイヤ1は、トレッド
部2からサイドウオール部3を通り、ビード部4のビー
ドコア5で折返すカーカス6と、トレッド部2の内方か
つ前記カーカス6の半径方向外側に配したベルト層7
と、該ベルト層7外側の補強層9とを具える。
部2からサイドウオール部3を通り、ビード部4のビー
ドコア5で折返すカーカス6と、トレッド部2の内方か
つ前記カーカス6の半径方向外側に配したベルト層7
と、該ベルト層7外側の補強層9とを具える。
又タイヤ1は、前記カーカス6のカーカスコードをラ
ジアル配置したラジアルタイヤであって、又カーカスコ
ードとしてスチールなどの無機コードの他、ポリエステ
ル、アラミド、ナイロンなど各種の有機繊維コードを利
用できる。
ジアル配置したラジアルタイヤであって、又カーカスコ
ードとしてスチールなどの無機コードの他、ポリエステ
ル、アラミド、ナイロンなど各種の有機繊維コードを利
用できる。
又ベルト層7は、本例では、内外2層のベルトプライ
を用いており、又各プライのベルトコードは、カーカス
コードと同様なものを利用しうるとともに、該ベルトコ
ードをタイヤ赤道に対して小角度で配置し、かつ内外の
ベルトプライにおいて、該ベルトコードを交差させるこ
とにより、トレッド部のタガ効果を高める。
を用いており、又各プライのベルトコードは、カーカス
コードと同様なものを利用しうるとともに、該ベルトコ
ードをタイヤ赤道に対して小角度で配置し、かつ内外の
ベルトプライにおいて、該ベルトコードを交差させるこ
とにより、トレッド部のタガ効果を高める。
さらに前記トレッド部2には、タイヤ赤道C0を挟むそ
の両側でタイヤ円周方向にのびる縦溝G1、G1と、その外
側で間隔を隔てる同様な縦溝G2、G3が設けられる。なお
縦溝G1〜G3は、第2図に示す直線状にも、又ジグザグ状
にも形成しうる。これにより、隣り合う縦溝G1〜G3の向
き合う溝壁G1a、G1a間、G1b、G2a間、G2b、G3a間には、
各溝壁G1a〜G3bが夫々側面をなすリブR1、R2、R3が形成
される。
の両側でタイヤ円周方向にのびる縦溝G1、G1と、その外
側で間隔を隔てる同様な縦溝G2、G3が設けられる。なお
縦溝G1〜G3は、第2図に示す直線状にも、又ジグザグ状
にも形成しうる。これにより、隣り合う縦溝G1〜G3の向
き合う溝壁G1a、G1a間、G1b、G2a間、G2b、G3a間には、
各溝壁G1a〜G3bが夫々側面をなすリブR1、R2、R3が形成
される。
又前記リブR2とリブR3とには、タイヤ赤道C0に対して
傾く横溝g1、g2を設けることにより、縦溝G1〜G3に挟ま
れるとともに、前記横溝g1、g2により途切れるブロック
B1、B2がタイヤ周方向に隔設したブロック列BL1、BL2か
らなるリブ状体が形成される。なお本明細書において、
リブとブロック列とを総称しリブ状体と名付けている。
傾く横溝g1、g2を設けることにより、縦溝G1〜G3に挟ま
れるとともに、前記横溝g1、g2により途切れるブロック
B1、B2がタイヤ周方向に隔設したブロック列BL1、BL2か
らなるリブ状体が形成される。なお本明細書において、
リブとブロック列とを総称しリブ状体と名付けている。
又本実施例では、ブロック列BL1のブロックB1はブロ
ック列BL2のブロックB2よりも円周長さが小であり、従
って該ブロックB1で生じがちなヒールアンドトウ摩耗な
どの偏摩耗を防止するべく、そのブロック列BL1の下方
に前記補強層9が設けられる。
ック列BL2のブロックB2よりも円周長さが小であり、従
って該ブロックB1で生じがちなヒールアンドトウ摩耗な
どの偏摩耗を防止するべく、そのブロック列BL1の下方
に前記補強層9が設けられる。
補強層9は、補強コードを並列した帯状プライを用い
ており、1層、さらには複数層を重ねてもよい。又補強
コードは、スチールコード、アラミドコードなどの高強
度コードを好適に用いる他、ナイロン、ポリエステル、
レーヨンなどの通常のタイヤコードをも利用できる。
ており、1層、さらには複数層を重ねてもよい。又補強
コードは、スチールコード、アラミドコードなどの高強
度コードを好適に用いる他、ナイロン、ポリエステル、
レーヨンなどの通常のタイヤコードをも利用できる。
又補強層9は、前記したごとく、主としてトレッド部
において、そのパターンに基づく性能を改善するもので
あり、従ってタイヤ赤道に対する傾きは、0〜60度の範
囲で適宜設定できる。なお補強コードの傾きの向きは、
第2図のブロック列BL1のブロックB1のように、図にお
いて右上がりにその横溝g1が形成されているときには、
通常、補強コードを、左上がりに傾ける、即ち横溝g1と
はタイヤ赤道に対して逆の向きに傾けるのが好ましい。
これにより、斜めの横溝g1によるブロックB1の斜辺と直
角をなす方向の剛性の低下を、その基部で補強すること
によって防止し、該ブロックB1により生じがちなコーナ
リングフォース、アライメントトルクを調整する。さら
にコーナリング時におけるリブ状体のつぶれの防止にも
役立ち、接地性を向上させ、コーナリングの安定性向上
にも寄与させうる。
において、そのパターンに基づく性能を改善するもので
あり、従ってタイヤ赤道に対する傾きは、0〜60度の範
囲で適宜設定できる。なお補強コードの傾きの向きは、
第2図のブロック列BL1のブロックB1のように、図にお
いて右上がりにその横溝g1が形成されているときには、
通常、補強コードを、左上がりに傾ける、即ち横溝g1と
はタイヤ赤道に対して逆の向きに傾けるのが好ましい。
これにより、斜めの横溝g1によるブロックB1の斜辺と直
角をなす方向の剛性の低下を、その基部で補強すること
によって防止し、該ブロックB1により生じがちなコーナ
リングフォース、アライメントトルクを調整する。さら
にコーナリング時におけるリブ状体のつぶれの防止にも
役立ち、接地性を向上させ、コーナリングの安定性向上
にも寄与させうる。
又第2図においては、補強層9は、ブロックB1のタイ
ヤ軸方向の巾Bwよりも小巾の帯状プライを用いており、
これにより、ブロック列BL1下方の剛性を向上させ、前
記のように、リブの動きを減じることにより、偏摩耗を
防止しうる。このように補強層9を、前記ベルト層7の
全巾を覆うことなく例えばブロック列BL1下方にのみ配
することにより、このブロック列BL1を集中的に補強し
うるなど、トレッドパターンに基づく性能を改善しう
る。
ヤ軸方向の巾Bwよりも小巾の帯状プライを用いており、
これにより、ブロック列BL1下方の剛性を向上させ、前
記のように、リブの動きを減じることにより、偏摩耗を
防止しうる。このように補強層9を、前記ベルト層7の
全巾を覆うことなく例えばブロック列BL1下方にのみ配
することにより、このブロック列BL1を集中的に補強し
うるなど、トレッドパターンに基づく性能を改善しう
る。
第3、4図はタイヤ赤道C0に沿う前記リブR1に斜めの
横溝g3…を設けることにより、タイヤ赤道C0に沿うブロ
ックB3からなるブロック列BL3を設けた他の実施例を示
し、又ブロックB3には、横溝g3と同じ向きのサイピング
S…を設けている。又補強層9は、本例では、ブロック
B3の巾Bwより大であってかつブロックB3を挟む縦溝G1、
G1の下方を通るとともにその反対側の溝壁G1bを越えな
い程度の比較的広巾の帯状プライを用いている。又補強
コードは、前記横溝g3の向きと直角な方向に近づく向き
に配列されるとともに、前記と同様な補強コードを用い
ている。
横溝g3…を設けることにより、タイヤ赤道C0に沿うブロ
ックB3からなるブロック列BL3を設けた他の実施例を示
し、又ブロックB3には、横溝g3と同じ向きのサイピング
S…を設けている。又補強層9は、本例では、ブロック
B3の巾Bwより大であってかつブロックB3を挟む縦溝G1、
G1の下方を通るとともにその反対側の溝壁G1bを越えな
い程度の比較的広巾の帯状プライを用いている。又補強
コードは、前記横溝g3の向きと直角な方向に近づく向き
に配列されるとともに、前記と同様な補強コードを用い
ている。
これにより、ブロック列BL3は、同様にその基部にお
いて剛性が向上し、接地に伴う移動を減じうることによ
り偏摩耗などを防止しうる。
いて剛性が向上し、接地に伴う移動を減じうることによ
り偏摩耗などを防止しうる。
なお本考案の空気入りタイヤは、第5図に示すよう
に、タイヤ赤道を中心として非対称位置のリブ状体に設
けてもよく、又その下方により広巾の補強プライcを設
けることもできる。又第6図に示すように、各リブ状体
にごとに補強層9を設けることも、トレッド部における
1つのリブ状体に設けるのもよく、さらに各補強層9の
補強コードのサイズ、向き、角度、打込み本数を変えて
もよい。
に、タイヤ赤道を中心として非対称位置のリブ状体に設
けてもよく、又その下方により広巾の補強プライcを設
けることもできる。又第6図に示すように、各リブ状体
にごとに補強層9を設けることも、トレッド部における
1つのリブ状体に設けるのもよく、さらに各補強層9の
補強コードのサイズ、向き、角度、打込み本数を変えて
もよい。
このように、本考案のタイヤは、補強層が、リブ、ブ
ロック列などのリブ状体を挟む縦溝の反対側の溝壁をこ
えない程度の巾の帯状プライを用いる。これにより、剛
性を高めるべきリブ状体の内方に配することによって、
所要のリブ状体のみを、他のリブ状体へ殆ど影響させる
ことなく、効果的に補強し、剛性を高め動きを減じるな
ど、主としてトレッドパターンに基づく性能を改善し、
運転性能を向上させる。
ロック列などのリブ状体を挟む縦溝の反対側の溝壁をこ
えない程度の巾の帯状プライを用いる。これにより、剛
性を高めるべきリブ状体の内方に配することによって、
所要のリブ状体のみを、他のリブ状体へ殆ど影響させる
ことなく、効果的に補強し、剛性を高め動きを減じるな
ど、主としてトレッドパターンに基づく性能を改善し、
運転性能を向上させる。
第1図は本考案の一実施例を示す断面図、第2図はその
展開図、第3図は他の実施例を示す断面図、第4図はそ
の展開図、第5、6図はさらに他の実施例を示す断面
図、第7、8図は従来の補強層を例示する断面図であ
る。 2……トレッド部、3……サイドウオール部、4……ビ
ード部、5……ビードコア、6……カーカス、7……ベ
ルト層、9……補強層。
展開図、第3図は他の実施例を示す断面図、第4図はそ
の展開図、第5、6図はさらに他の実施例を示す断面
図、第7、8図は従来の補強層を例示する断面図であ
る。 2……トレッド部、3……サイドウオール部、4……ビ
ード部、5……ビードコア、6……カーカス、7……ベ
ルト層、9……補強層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−82604(JP,A) 特開 平3−200404(JP,A) 特開 平1−122702(JP,A) 特開 平1−122704(JP,A) 特開 平2−14902(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60C 9/18 N B60C 11/04
Claims (1)
- 【請求項1】トレッド部からサイドウオール部を通りビ
ード部のビードコアで折り返したカーカスと、該カーカ
スの半径方向外側かつトレッド部内方に配されるととも
にタイヤ赤道に対して小角度で傾くベルトコードを用い
たベルト層と、該ベルト層の外側に配されかつ補強コー
ドを並列した補強層とを具え、 前記トレッド部にタイヤ赤道と平行にのびる複数の縦溝
を設けることにより隣り合う縦溝に挟まれかつ該縦溝の
溝壁からなるリブ状体を形成し、 かつこのリブ状体に、タイヤ赤道に対して傾く横溝を設
けるとともに、 前記補強層はベルト層の全巾を覆うことなく前記リブ状
体の半径方向内方に配されかつ該リブ状体を挟む縦溝の
反対側の溝壁をこえない巾を有し、 しかも、前記補強コードを前記横溝とはタイヤ赤道に対
して逆の向きに傾けることにより、リブ状体の前記横溝
と直角をなす方向の剛性低下を防止しうる帯状プライを
用いてなる空気入りタイヤ。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990013911U JP2576224Y2 (ja) | 1990-02-15 | 1990-02-15 | 空気入りタイヤ |
EP91301068A EP0442678B1 (en) | 1990-02-15 | 1991-02-11 | Pneumatic tyre |
DE69112660T DE69112660T2 (de) | 1990-02-15 | 1991-02-11 | Luftreifen. |
US08/223,755 US5593521A (en) | 1990-02-15 | 1994-04-06 | Pneumatic tire including cord layers |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990013911U JP2576224Y2 (ja) | 1990-02-15 | 1990-02-15 | 空気入りタイヤ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03104406U JPH03104406U (ja) | 1991-10-30 |
JP2576224Y2 true JP2576224Y2 (ja) | 1998-07-09 |
Family
ID=31517299
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990013911U Expired - Lifetime JP2576224Y2 (ja) | 1990-02-15 | 1990-02-15 | 空気入りタイヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2576224Y2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4641333B2 (ja) * | 2000-07-06 | 2011-03-02 | 株式会社ブリヂストン | 空気入りタイヤ |
JP5312233B2 (ja) * | 2009-07-03 | 2013-10-09 | 東洋ゴム工業株式会社 | 空気入りタイヤ |
JP5390432B2 (ja) * | 2010-02-25 | 2014-01-15 | 東洋ゴム工業株式会社 | 空気入りタイヤ |
FR2984231B1 (fr) * | 2011-12-20 | 2014-05-16 | Michelin Soc Tech | Sommet pour pneumatique d'avion |
WO2016001994A1 (ja) * | 2014-06-30 | 2016-01-07 | コンパニー ゼネラール デ エタブリッスマン ミシュラン | 空気入りタイヤ |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH075001B2 (ja) * | 1989-08-24 | 1995-01-25 | 株式会社ブリヂストン | 高性能空気入りラジアルタイヤ |
JP2721412B2 (ja) * | 1989-12-28 | 1998-03-04 | 株式会社ブリヂストン | 乗用車用空気入りラジアルタイヤ |
-
1990
- 1990-02-15 JP JP1990013911U patent/JP2576224Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03104406U (ja) | 1991-10-30 |
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Legal Events
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R250 | Receipt of annual fees |
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EXPY | Cancellation because of completion of term |