JP2576082Y2 - はしご装置 - Google Patents
はしご装置Info
- Publication number
- JP2576082Y2 JP2576082Y2 JP1992091383U JP9138392U JP2576082Y2 JP 2576082 Y2 JP2576082 Y2 JP 2576082Y2 JP 1992091383 U JP1992091383 U JP 1992091383U JP 9138392 U JP9138392 U JP 9138392U JP 2576082 Y2 JP2576082 Y2 JP 2576082Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- backrest frame
- ladder
- handrail
- hanging
- backrest
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は地下鉄工事、その他の工
事現場において使用され、昇降時に恐怖感がなく、万一
の場合にも安全であるはしご装置に関し、特に、降り始
め時にも恐怖感がなくしかも安全であり、また使用状態
によって、作業者の昇降後に据付けたままで極めて容易
に折畳むことができて資材の吊下げ搬入、搬出等の邪魔
にならることがなく、さらには夜間などの作業中断時に
復工板を敷設する際に該復工板の下方空間内に据付けた
ままで容易に格納することができ、しかも使用場所に合
せた設置が容易であることを特徴とするものである。 【0002】 【従来の技術】従来、出願人はこの種のはしご装置とし
て、特願昭60年第185336号に示される装置を提
供している。 【0003】該装置は、本体の側材に適当間隔をあけて
安全枠(背当て枠)が設けられたものであり、昇降時に
恐怖感がなく、万一の場合にも安全である効果が得られ
るものであった。 【0004】しかしながら、上記装置では本体の上部の
手摺には何ら背当て枠が設けられていなかったので、降
り始め時には恐怖感があり、必ずしも安全であるとは言
えないものであった。 【0005】そこで、本体の上部の手摺にも背当て枠を
設けることも考えられるが、この場合にあっては、作業
空間に余裕がないときには資材を搬入する際や内部の土
砂等を搬出する際などに手摺の背当て枠が邪魔になった
り、夜間などの作業中断時に復工板を敷設する際に手摺
の背当て枠が邪魔になったりする欠点がある。 【0006】 【考案が解決しようとする課題】本考案は上記従来技術
の欠点を除去するもので、昇降時に恐怖感がなく、万一
の場合にも安全であるとともに、降り始め時にも恐怖感
がなくしかも安全であり、さらに使用状態によって、作
業者の昇降後に据付けたままで極めて容易に折畳むこと
ができて資材の吊下げ搬入、搬出等の邪魔になることが
なく、さらには夜間などの作業中断時に復工板を敷設す
る際に該復工板の下方空間内に据付けたままで容易に格
納することができ、しかも使用場所に合わせた設置が容
易なはしご装置を提供しようとするものである。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決する
ため、本考案は、アングル材の角部を内側後方として平
行に設けられた側材、該両側材間に適当間隔をあけて設
けられた踏棒、上記両側材の内側片幅に折り曲げられ、
両端が該両側材の内側片に適当間隔をあけて軸止めされ
るとともにそれぞれ吊材で連結された背当て枠、上記両
側材の内側片上端に両側端下方をそれぞれ2ケ所ボルト
止めして取付けられた背当て枠付手摺体、上記背当て枠
を水平に保持する吊材及び上記両側材の背面片適位置に
ボルト止め自在のクランプからなる構成としたものであ
る。 【0008】 【作用】本考案では垂直に立ててはしご部の最上段の背
当て枠を水平に保持すると、同時にそれに習って下段の
背当て枠も略水平に保持され、はしご部の各背当て枠が
昇降者の背部に位置する。したがって、昇降時に恐怖感
がないものであり、誤って足あるいは手をすべらせても
背部が背当て枠に押し当てられて落下が防止され、安全
であるものである。 【0009】また、はしご部の上方には背当て枠付手摺
体が設けられているため、降り始め時であっても、同様
に恐怖感がなく、安全であるものである。 【0010】そして、本考案では背当て枠付手摺体がは
しご部の側材の上端に2ケ所ボルト止めされているた
め、その1ケ所を外すと他の1ケ所を中心に回動自在と
なる。したがって、その止め部が復工板の上方に位置す
るように据付けておけば、背当て枠付手摺体を地面側に
回動させることができ、しかもはしご部の最上段の背当
て枠を引き上げるごとくして折畳めば、下段の背当て枠
も本体と略平行に折畳まれるため、十分な作業スペース
が得られ、資材の吊下げ搬入、搬出等の邪魔にならない
ものである。 【0011】また、上記止め部が復工板の下方に位置す
るように据付けておけば、背当て枠付手摺体を作業空間
側、すなわち、開口側に回動させることができ、その開
口部を覆う復工板を敷設する際に背当て枠付手摺体が邪
魔にならず、該復工板の下方空間内に格納することがで
きるものである。 【0012】さらに、本考案では側材の両方がアングル
材で構成され、しかもその角部を内側後方として平行に
設けたため、背当て枠の取付け及びクランプの取付け作
業が容易であり、さらにクランプの取付位置を設置場所
に合せて自由に変更できるものである。 【0013】 【実施例】以下、図面に示す実施例に基づいて本考案を
説明する。 【0014】図1の如く、本体1は側材2,2aとその
間に適当間隔をあけて設けられた踏棒3で構成されてい
る。 【0015】本考案では、製作の容易化を図って側材
2,2aとして角部を内側後方としたアングル材が使用
されている。そして、上記側材2,2aの内側片に、該
内側片幅に折り曲げられた背当て枠6,6aの両端を軸
止め4するとともに、該背当て枠6,6a間がそれぞれ
吊材5で連結されてはしご部aが構成される。また、図
面実施例の場合、上記吊材5は可撓性素材、具体的には
チエーンで構成されており、自由に変形させられる。 本
考案では、上記はしご部aの側材2,2aの上端に背当
て枠付手摺体b両側端下方が2ケ所ボルト止め7され
る。 【0016】図面実施例の場合、背当て枠付手摺体bは
手摺部8,8aと該手摺部8,8aの側面に両端がそれ
ぞれ固着された適数の背当て枠9とから構成されてお
り、上記手摺部8,8aの下端にブラケット10が設け
られ、該ブラケット10がはしご部aの側材2,2aの
上端にそれぞれ2ケ所ボルト止め7されている。また、
図中、11は各背当て枠9間を連結した補強杆である。 【0017】なお、図中、12はアングル材からなる側
材2,2aの背面片にボルト止めされたクランプで、適
宜取付け位置を変更できるようになっている。それらは
具体的には上記背面片にボルト止め用の穴を適当間隔で
あけておくことにより行われる。 【0018】また、13は必要に応じて設けられる脚部
であり、不使用時に積重ね等を容易とするものである。 【0019】図1には使用場所に応じて本考案のはしご
装置のはしご部を2つ連結した例が示されている。かよ
うに延長を必要とする場合のために巾の異なる2種類の
はしご部a,a’を準備することが望ましい。 【0020】すなわち、図1において上方のはしご部a
の巾内に下方のはしご部a’が入り込むように構成され
ている。そして、下方のはしご部a’の上端に吊材14
を介してフック15を設けてはしご部a,a’を連結し
ている。 【0021】そして、さらに連結を必要とする場合には
はしご部a’の下方にはしご部aを連結すればよいもの
である。図中、16は補助はしごである。 【0022】上記構成の本考案は、工事現場の粱材17
にクランプ12が取付けられて安定させられて使用され
る。図2及び図3の場合、矢板18を押えている梁材1
7にクランプ12が取付けられており、矢板18の上部
には復工板19が設けられている。 【0023】そして、本考案では、図2及び図3の如
く、はしご部aの最上段の背当て枠6aを水平に保持す
ると、同時にそれに習って下段の背当て枠6も略水平に
保持され、はしご部aの各背当て枠6,6aが昇降者の
背部に位置する。 【0024】したがって、昇降時に恐怖感がないもので
あり、誤って足あるいは手をすべらせても背部が背当て
枠6,6aに押当てられて落下が防止され、安全である
ものである。 【0025】なお、図1及び図2の使用状態にあって
は、はしご部aの最上段の背当て枠6aとはしご部aの
側材2,2aの上部間には吊材20が設けられ、該吊材
20によってはしご部aの最上段の背当て枠6aが水平
に保持されるようになっている。 【0026】 【0027】また、はしご部aの最上段の背当て枠6a
と背当て枠付手摺体b間にも吊材21が適当な弛みをも
って設けられており、後述の如く背当て枠付手摺体bを
回動させた際に、同時にはしご部aの最上段の背当て枠
6aが引き上げる如くされて折畳まれるようになってい
る。もっとも、この吊材21も本考案では必ずしも必要
とするものではない。 【0028】また、図3の使用状態にあっては、上記吊
材20は取り外され、上記吊材21の取付け位置が変更
され、該吊材21によってはしご部aの最上段の背当て
枠6aが水平に保持されるようになっている。なお、上
記吊材20の着脱及び吊材21の取付け位置の変更は容
易にできるように構成しておくことが望ましい。 【0029】さらに、本考案でははしご部aの上方には
背当て枠付手摺体bが設けられているため、降り始め時
であっても、同時に恐怖感がなく、安全であるものであ
る。さらにまた、本考案では背当て枠付手摺体bははし
ご部aの側材2,2aの上端に2ケ所ボルト止め7され
ているため、その1ケ所を外すと他の1ケ所を中心に回
動自在となる。 【0030】したがって、図2の如く、その2ケ所ボル
ト止め7が復工板19の上方に位置するように据付けて
おけば、背当て枠付手摺体bを地面側に回動させること
ができる。 【0031】そして、図2の場合には、このように背当
て枠付手摺体bを回動させると、同時に吊材21によっ
てはしご部aの最上段の背当て枠6aが引き上げられて
折畳まれ、これに習って下段の背当て枠6も本体1と略
平行に折畳まれる。 【0032】この結果、十分な作業スペースが得られ、
資材の吊下げ搬入、搬出等の邪魔にならないものであ
る。なお、吊材21を設けない場合には、背当て枠付手
摺体bを回動させた後、はしご部aの最上段の背当て枠
6aを引き上げる如くして折畳めばよいものである。 【0033】また、図3の如く、上記ボルト止め部7が
復工板19の下方に位置するように据付けておけば、背
当て枠付手摺体bを作業空間側すなわち開口側に回動さ
せることができ、その開口部を覆う復工板22を敷設す
る際に背当て枠付手摺体bが邪魔にならず、該復工板2
2の下方空間に格納できるものである。もっとも、この
使用状態は背当て枠付手摺体bを地面側に回動させる必
要性がない場合である。なお、格納、運搬等の取り扱い
時には、上記2か所ボルト止め7を外してはしご部aと
背当て枠付手摺体bとを分離し、はしご部aの本体1を
水平に倒し、最上段の背当て枠6aを本体1と平行に折
畳めば他の背当て枠6も将棋倒しの如く本体1側に折畳
まれて薄板状となり場所をとることがないものである。 【0034】 【考案の効果】本考案によれば、昇降時に恐怖感がな
く、万一の場合にも安全であるとともに、降り始め時に
も恐怖感がなくしかも安全であり、さらに使用状態によ
って、作業者の昇降後に据付けたままで極めて容易に折
畳むことができて資材の吊下げ搬入、搬出等の邪魔にな
ることがなく、さらには夜間などの作業中断時に復工板
を敷設する際に該復工板の下方空間内に据付けたままで
容易に格納することができる効果が得られるものであ
る。 【0035】さらに、本考案では側材の両方がアングル
材で構成され、しかもその角部を内側後方として平行に
設けた構成としたため、背当て枠の取付け及びクランプ
の取付け作業等が容易であり、さらにクランプの取付け
位置を設置場所に合わせて自由に変更できるものであ
る。
事現場において使用され、昇降時に恐怖感がなく、万一
の場合にも安全であるはしご装置に関し、特に、降り始
め時にも恐怖感がなくしかも安全であり、また使用状態
によって、作業者の昇降後に据付けたままで極めて容易
に折畳むことができて資材の吊下げ搬入、搬出等の邪魔
にならることがなく、さらには夜間などの作業中断時に
復工板を敷設する際に該復工板の下方空間内に据付けた
ままで容易に格納することができ、しかも使用場所に合
せた設置が容易であることを特徴とするものである。 【0002】 【従来の技術】従来、出願人はこの種のはしご装置とし
て、特願昭60年第185336号に示される装置を提
供している。 【0003】該装置は、本体の側材に適当間隔をあけて
安全枠(背当て枠)が設けられたものであり、昇降時に
恐怖感がなく、万一の場合にも安全である効果が得られ
るものであった。 【0004】しかしながら、上記装置では本体の上部の
手摺には何ら背当て枠が設けられていなかったので、降
り始め時には恐怖感があり、必ずしも安全であるとは言
えないものであった。 【0005】そこで、本体の上部の手摺にも背当て枠を
設けることも考えられるが、この場合にあっては、作業
空間に余裕がないときには資材を搬入する際や内部の土
砂等を搬出する際などに手摺の背当て枠が邪魔になった
り、夜間などの作業中断時に復工板を敷設する際に手摺
の背当て枠が邪魔になったりする欠点がある。 【0006】 【考案が解決しようとする課題】本考案は上記従来技術
の欠点を除去するもので、昇降時に恐怖感がなく、万一
の場合にも安全であるとともに、降り始め時にも恐怖感
がなくしかも安全であり、さらに使用状態によって、作
業者の昇降後に据付けたままで極めて容易に折畳むこと
ができて資材の吊下げ搬入、搬出等の邪魔になることが
なく、さらには夜間などの作業中断時に復工板を敷設す
る際に該復工板の下方空間内に据付けたままで容易に格
納することができ、しかも使用場所に合わせた設置が容
易なはしご装置を提供しようとするものである。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決する
ため、本考案は、アングル材の角部を内側後方として平
行に設けられた側材、該両側材間に適当間隔をあけて設
けられた踏棒、上記両側材の内側片幅に折り曲げられ、
両端が該両側材の内側片に適当間隔をあけて軸止めされ
るとともにそれぞれ吊材で連結された背当て枠、上記両
側材の内側片上端に両側端下方をそれぞれ2ケ所ボルト
止めして取付けられた背当て枠付手摺体、上記背当て枠
を水平に保持する吊材及び上記両側材の背面片適位置に
ボルト止め自在のクランプからなる構成としたものであ
る。 【0008】 【作用】本考案では垂直に立ててはしご部の最上段の背
当て枠を水平に保持すると、同時にそれに習って下段の
背当て枠も略水平に保持され、はしご部の各背当て枠が
昇降者の背部に位置する。したがって、昇降時に恐怖感
がないものであり、誤って足あるいは手をすべらせても
背部が背当て枠に押し当てられて落下が防止され、安全
であるものである。 【0009】また、はしご部の上方には背当て枠付手摺
体が設けられているため、降り始め時であっても、同様
に恐怖感がなく、安全であるものである。 【0010】そして、本考案では背当て枠付手摺体がは
しご部の側材の上端に2ケ所ボルト止めされているた
め、その1ケ所を外すと他の1ケ所を中心に回動自在と
なる。したがって、その止め部が復工板の上方に位置す
るように据付けておけば、背当て枠付手摺体を地面側に
回動させることができ、しかもはしご部の最上段の背当
て枠を引き上げるごとくして折畳めば、下段の背当て枠
も本体と略平行に折畳まれるため、十分な作業スペース
が得られ、資材の吊下げ搬入、搬出等の邪魔にならない
ものである。 【0011】また、上記止め部が復工板の下方に位置す
るように据付けておけば、背当て枠付手摺体を作業空間
側、すなわち、開口側に回動させることができ、その開
口部を覆う復工板を敷設する際に背当て枠付手摺体が邪
魔にならず、該復工板の下方空間内に格納することがで
きるものである。 【0012】さらに、本考案では側材の両方がアングル
材で構成され、しかもその角部を内側後方として平行に
設けたため、背当て枠の取付け及びクランプの取付け作
業が容易であり、さらにクランプの取付位置を設置場所
に合せて自由に変更できるものである。 【0013】 【実施例】以下、図面に示す実施例に基づいて本考案を
説明する。 【0014】図1の如く、本体1は側材2,2aとその
間に適当間隔をあけて設けられた踏棒3で構成されてい
る。 【0015】本考案では、製作の容易化を図って側材
2,2aとして角部を内側後方としたアングル材が使用
されている。そして、上記側材2,2aの内側片に、該
内側片幅に折り曲げられた背当て枠6,6aの両端を軸
止め4するとともに、該背当て枠6,6a間がそれぞれ
吊材5で連結されてはしご部aが構成される。また、図
面実施例の場合、上記吊材5は可撓性素材、具体的には
チエーンで構成されており、自由に変形させられる。 本
考案では、上記はしご部aの側材2,2aの上端に背当
て枠付手摺体b両側端下方が2ケ所ボルト止め7され
る。 【0016】図面実施例の場合、背当て枠付手摺体bは
手摺部8,8aと該手摺部8,8aの側面に両端がそれ
ぞれ固着された適数の背当て枠9とから構成されてお
り、上記手摺部8,8aの下端にブラケット10が設け
られ、該ブラケット10がはしご部aの側材2,2aの
上端にそれぞれ2ケ所ボルト止め7されている。また、
図中、11は各背当て枠9間を連結した補強杆である。 【0017】なお、図中、12はアングル材からなる側
材2,2aの背面片にボルト止めされたクランプで、適
宜取付け位置を変更できるようになっている。それらは
具体的には上記背面片にボルト止め用の穴を適当間隔で
あけておくことにより行われる。 【0018】また、13は必要に応じて設けられる脚部
であり、不使用時に積重ね等を容易とするものである。 【0019】図1には使用場所に応じて本考案のはしご
装置のはしご部を2つ連結した例が示されている。かよ
うに延長を必要とする場合のために巾の異なる2種類の
はしご部a,a’を準備することが望ましい。 【0020】すなわち、図1において上方のはしご部a
の巾内に下方のはしご部a’が入り込むように構成され
ている。そして、下方のはしご部a’の上端に吊材14
を介してフック15を設けてはしご部a,a’を連結し
ている。 【0021】そして、さらに連結を必要とする場合には
はしご部a’の下方にはしご部aを連結すればよいもの
である。図中、16は補助はしごである。 【0022】上記構成の本考案は、工事現場の粱材17
にクランプ12が取付けられて安定させられて使用され
る。図2及び図3の場合、矢板18を押えている梁材1
7にクランプ12が取付けられており、矢板18の上部
には復工板19が設けられている。 【0023】そして、本考案では、図2及び図3の如
く、はしご部aの最上段の背当て枠6aを水平に保持す
ると、同時にそれに習って下段の背当て枠6も略水平に
保持され、はしご部aの各背当て枠6,6aが昇降者の
背部に位置する。 【0024】したがって、昇降時に恐怖感がないもので
あり、誤って足あるいは手をすべらせても背部が背当て
枠6,6aに押当てられて落下が防止され、安全である
ものである。 【0025】なお、図1及び図2の使用状態にあって
は、はしご部aの最上段の背当て枠6aとはしご部aの
側材2,2aの上部間には吊材20が設けられ、該吊材
20によってはしご部aの最上段の背当て枠6aが水平
に保持されるようになっている。 【0026】 【0027】また、はしご部aの最上段の背当て枠6a
と背当て枠付手摺体b間にも吊材21が適当な弛みをも
って設けられており、後述の如く背当て枠付手摺体bを
回動させた際に、同時にはしご部aの最上段の背当て枠
6aが引き上げる如くされて折畳まれるようになってい
る。もっとも、この吊材21も本考案では必ずしも必要
とするものではない。 【0028】また、図3の使用状態にあっては、上記吊
材20は取り外され、上記吊材21の取付け位置が変更
され、該吊材21によってはしご部aの最上段の背当て
枠6aが水平に保持されるようになっている。なお、上
記吊材20の着脱及び吊材21の取付け位置の変更は容
易にできるように構成しておくことが望ましい。 【0029】さらに、本考案でははしご部aの上方には
背当て枠付手摺体bが設けられているため、降り始め時
であっても、同時に恐怖感がなく、安全であるものであ
る。さらにまた、本考案では背当て枠付手摺体bははし
ご部aの側材2,2aの上端に2ケ所ボルト止め7され
ているため、その1ケ所を外すと他の1ケ所を中心に回
動自在となる。 【0030】したがって、図2の如く、その2ケ所ボル
ト止め7が復工板19の上方に位置するように据付けて
おけば、背当て枠付手摺体bを地面側に回動させること
ができる。 【0031】そして、図2の場合には、このように背当
て枠付手摺体bを回動させると、同時に吊材21によっ
てはしご部aの最上段の背当て枠6aが引き上げられて
折畳まれ、これに習って下段の背当て枠6も本体1と略
平行に折畳まれる。 【0032】この結果、十分な作業スペースが得られ、
資材の吊下げ搬入、搬出等の邪魔にならないものであ
る。なお、吊材21を設けない場合には、背当て枠付手
摺体bを回動させた後、はしご部aの最上段の背当て枠
6aを引き上げる如くして折畳めばよいものである。 【0033】また、図3の如く、上記ボルト止め部7が
復工板19の下方に位置するように据付けておけば、背
当て枠付手摺体bを作業空間側すなわち開口側に回動さ
せることができ、その開口部を覆う復工板22を敷設す
る際に背当て枠付手摺体bが邪魔にならず、該復工板2
2の下方空間に格納できるものである。もっとも、この
使用状態は背当て枠付手摺体bを地面側に回動させる必
要性がない場合である。なお、格納、運搬等の取り扱い
時には、上記2か所ボルト止め7を外してはしご部aと
背当て枠付手摺体bとを分離し、はしご部aの本体1を
水平に倒し、最上段の背当て枠6aを本体1と平行に折
畳めば他の背当て枠6も将棋倒しの如く本体1側に折畳
まれて薄板状となり場所をとることがないものである。 【0034】 【考案の効果】本考案によれば、昇降時に恐怖感がな
く、万一の場合にも安全であるとともに、降り始め時に
も恐怖感がなくしかも安全であり、さらに使用状態によ
って、作業者の昇降後に据付けたままで極めて容易に折
畳むことができて資材の吊下げ搬入、搬出等の邪魔にな
ることがなく、さらには夜間などの作業中断時に復工板
を敷設する際に該復工板の下方空間内に据付けたままで
容易に格納することができる効果が得られるものであ
る。 【0035】さらに、本考案では側材の両方がアングル
材で構成され、しかもその角部を内側後方として平行に
設けた構成としたため、背当て枠の取付け及びクランプ
の取付け作業等が容易であり、さらにクランプの取付け
位置を設置場所に合わせて自由に変更できるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】使用状態を示す全体斜視図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】他の使用状態を示す側面図である。
【符号の説明】
1 本体
2,2a 側材
3 踏棒
4 軸止め
5 吊材
6,6a 背当て枠
7 止め部
a はしご部
b 背当て枠付手摺体
Claims (1)
- (57)【実用新案登録請求の範囲】 1.アングル材の角部を内側後方として平行に設けられ
た側材、該両側材間に適当間隔をあけて設けられた踏
棒、上記両側材の内側片幅に折り曲げられ、両端が該両
側材の内側片に適当間隔をあけて軸止めされるとともに
それぞれ吊材で連結された背当て枠、上記両側材の内側
片上端に両側端下方をそれぞれ2ケ所ボルト止めして取
付けられた背当て枠付手摺体、上記背当て枠を水平に保
持する吊材及び上記両側材の背面片適位置にボルト止め
自在のクランプからなることを特徴とするはしご装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992091383U JP2576082Y2 (ja) | 1992-11-27 | 1992-11-27 | はしご装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992091383U JP2576082Y2 (ja) | 1992-11-27 | 1992-11-27 | はしご装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08425U JPH08425U (ja) | 1996-02-27 |
JP2576082Y2 true JP2576082Y2 (ja) | 1998-07-09 |
Family
ID=14024853
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992091383U Expired - Lifetime JP2576082Y2 (ja) | 1992-11-27 | 1992-11-27 | はしご装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2576082Y2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4582855B2 (ja) * | 2000-03-01 | 2010-11-17 | 大豊建設株式会社 | ニューマチックケーソン用シャフト |
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Family Cites Families (2)
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JPS59122397U (ja) * | 1983-02-05 | 1984-08-17 | 高野 忠助 | 建前用梯子 |
-
1992
- 1992-11-27 JP JP1992091383U patent/JP2576082Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH08425U (ja) | 1996-02-27 |
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