JP4582855B2 - ニューマチックケーソン用シャフト - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ニューマチック工法に用いられるシャフトに関し、特に作業員の出入りと掘削土砂等の物資運搬共用のシャフトに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種のニューマチックケーソン工法のシャフトは、作業員が作業室に出入りするためのマンシャフトと、掘削土砂等の物資を作業室から搬出するマテリアルシャフトを設置している。しかし、小規模のケーソンではマンシャフトとマテリアルシャフトを別々に設けることが不可能となる。このようなケーソンでは、1本のシャフトでマンシャフトとマテリアルシャフトを共用して使用することが想定される。
【0003】
図13および図14は、その想定されるマンシャフトとマテリアルシャフト共用のシャフトを示している。
【0004】
このシャフト100は、ケーソン101の作業室102への作業員の出入りと物資運搬共用の通路103が設けられる上下に継ぎ足し自在のシャフト本体104と、このシャフト本体104に取り付けられる垂直梯子105と、を備えている。昇降設備として垂直梯子105が用いられているのは、土砂等の物資搬出入のスペース確保のためである。シャフト100の下端はアンカーハッチ108に固定され、アンカーハッチ108はケーソン101の天井スラブ106に埋め込まれたアンカーリング107に固定されている。また、シャフト100の上端にはロック下部109,中間シャフト110及びロック上部111が順に固定されている。
【0005】
次に作業手順について簡単に説明する。
【0006】
図13は、ケーソン101の構築途中であり、ロック上部111の扉は全閉でケーソン101の作業室102からシャフト100及び中間シャフト110の内部は加圧状態である。作業員(図示しない)が作業室102に入るため、ロック下部109の扉を全閉にした後、中間シャフト110内を減圧し大気圧と同圧とする。ロック上部111の扉を開き、中間シャフト110内に作業員が入り、ロック上部111の扉を閉める。次いで、中間シャフト110内を加圧し、中間シャフト110内を作業室102と同圧とする。ロック下部109の扉を開き、シャフト100内に設置された垂直梯子105を使用して作業室102内に作業員が入る。
【0007】
土砂等を積載したバケット112を、地上に設置したクレーン等(図示しない)のワイヤ113で吊り下げ、前記作業員が作業室102に入る方法と同様にバケット112を作業室102に入れる。作業員により掘削を行い、掘削土砂をバケット112内に入れる。作業室102に搬入したときと逆の手順でバケット105を地上に排土し、掘削を繰り返す。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記したニューマチックケーソン用シャフトの場合には、高所での昇降を垂直梯子105で行わなければならず、昇降しづらく、時間もかかるという問題があった。昇降設備として螺旋梯子を用いることも考えられるが、螺旋梯子とするとスペースが大きくなり、掘削土砂通過範囲を考慮すると、勢いシャフトが太く大型化してしまうという問題がある。
【0009】
本発明は、上記した従来技術の問題点を解決するためになされたもので、その目的とするところは、掘削土砂等の物資通過範囲を制約することなく、垂直梯子の昇降を安全かつ迅速に行うことができるニューマチックケーソン用シャフトを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、作業員の出入りと物資運搬共用の通路が設けられ、上下に継ぎ足し自在に構成される中空のシャフト本体と、該シャフト本体内壁に取り付けられる垂直梯子と、該垂直梯子の開放面側に設けられる折り畳み可能の背もたれと、前記シャフト本体の前記内壁から突出して前記シャフト本体の上下方向に延び、昇降するバケットを物資通過範囲に案内する複数のバケット受けと、を備え、該複数のバケット受けによって規定される前記物資通過範囲の中心は、前記シャフト本体の前記内壁の中心に対して、前記垂直梯子から離れる方向に偏心させてあり、前記背もたれは、開いた位置では前記物資通過範囲と干渉する位置にあり、折り畳んだ位置では前記複数のバケット受けによって規定される前記物資通過範囲の外に位置するようにされたニューマチックケーソン用シャフトとしたことを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の構成に加え、前記バケット受けの上下端部は、前記物資通過範囲を広げるようにテーパ形状となっていることを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の構成に加え、前記背もたれを開閉する背もたれ駆動手段を備えていることを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3の何れか一つに記載の構成に加え、シャフト本体に連結される駆動シャフトを有し、該駆動シャフトには、上向きに開閉可能な床板と、該床板を開閉駆動する床板駆動手段とが設けられていることを特徴とする。
【0011】
昇降時には背もたれを開き、適宜背もたれに背中を保持することによって、安全かつ迅速に昇降する。物資運搬時には、物資の搬出入に支障が生じ無いように、背もたれを折り畳むことによって物資通過範囲を大きくする。
【0012】
背もたれは、開いた位置では物資通過範囲と干渉する位置にあり、折り畳んだ位置では物資通過範囲外に設定される。
【0013】
背もたれを開閉する背もたれ駆動手段を設ければ、開閉制御を自動的に行える。また、シャフト本体に連結される駆動シャフトを設け、この駆動シャフトに背もたれ駆動手段を構成する駆動源を設けることが好適である。
【0014】
さらに、駆動シャフトには、上向きに開閉可能の床板と、この床板を開閉駆動する床板駆動手段とが設けられていることが好ましい。この床板は、シャフト本体内の垂直梯子に乗り降りする際の転落防止用の踊り場となる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0016】
[発明の実施の形態1]
図1は本発明の実施の形態1に係るニューマチックケーソン用シャフトが用いられたケーソンのシャフト設備の全体構成図である。
【0017】
すなわち、このシャフト設備1はケーソン2の天井スラブ3に立設されるもので、上下に継ぎ足される少なくとも一つの可動シャフト4を備えている。最上位の可動シャフト4の上端には駆動シャフト5が固定され、この駆動シャフト5の上方にはロック下部6,中間シャフト7及びロック上部8が順に固定されている。また、最下位の可動シャフト4の下部にはアンカーハッチ9が固着され、このアンカーハッチ9は天井スラブ3に固定されたアンカーリング10に固着されている。アンカーリング10は天井スラブ3内に埋め込まれており、作業員と掘削土砂等の物資搬出入用連通口となる。
【0018】
そして、ケーソンの作業室内が掘削され、沈下およびシャフト設備1を取り囲むように円筒状の側壁2Aのコンクリート打設を繰り返しながら、可動シャフト4がシャフト接続部4Aにおいて順次継ぎ足されていく。
【0019】
各可動シャフト4は同一の構成で、図2乃至図5に示すように、作業員が出入りと物資運搬共用の通路が設けられた継ぎ足し可能のシャフト本体11と、このシャフト本体11内壁に取り付けられる垂直梯子12と、垂直梯子12に設けられる折り畳み可能の背もたれ13と、を備えている。
【0020】
また、背もたれ13を、使用位置と折り畳み位置とに移動させる背もたれ駆動手段としての駆動装置14が設けられている。
【0021】
シャフト本体11は略円筒形で、内壁には中心に向かって突出するバケット受け15が円周方向に複数設けられている。このバケット受け15は、掘削土砂や機材を運搬するためのバケット16を案内するもので、シャフト本体11の全長にわたって上下方向に延びており、各バケット受け15に内接する仮想円内がバケット通過範囲17となっている。このバケット通過範囲17の中心はシャフト本体11の内壁の中心に対して、垂直梯子12から離れる方向に所定量偏心させている。また、バケット受け15の上下端部はバケット通過範囲17を広げるようにテーパ形状となっていて、バケット16がスムーズにシャフト本体11内に出入り可能としている。
【0022】
垂直梯子12はシャフト本体11内周壁に沿って上下方向に直線的に配設されており、シャフト本体11に対して等間隔に梯子固定板18にて固定されている。
【0023】
背もたれ13は、この実施の形態では垂直梯子12に対して取り付けられるもので、使用位置では上記バケット通過範囲17と干渉する位置にあり、折り畳んだ位置ではバケット通過範囲17外に位置するようになっている。
【0024】
背もたれ13は、垂直梯子12の開放面側に任意の間隔に取り付けられる複数の略U字形の水平板19と、この水平板19にU字の腕に当たる部分に対角状に2本取り付けられる側方垂直板20と、水平板19のU字の底辺に当たる部分(垂直梯子12との対向辺部)に取り付けられる後方垂直板21とから構成されている。水平板19の形状としては、U字形の他、昇降する作業員を取り囲んで支持する形状であれば、三角、四角、多角形等どのような形でもかまわない。
【0025】
複数の各水平板19は上下に回転可能のように梯子固定板18と支持軸22にて軸着されている。また、各水平板19が斜め上方から水平より下方に移動しないように、少なくとも一つの水平板19を移動を規制するロック装置23が梯子固定板18に固着されている。
【0026】
対角状の2本の側方垂直板20は、複数の各水平板19に対して支持軸24にて回転可能に軸着されている。また、後方垂直板21も各水平板19に対して軸受25にて回転可能に軸着されている。
【0027】
駆動装置14は、図6に示すように、各可動シャフト4に設けられる折り畳み機構26と、この折り畳み機構26に動力を与えるべく駆動シャフト5に設けられる駆動源としての駆動ジャッキ27とから構成される。
【0028】
折り畳み機構26は、少なくとも1本の水平板19に回動軸28を介して固着されるピニオン29と、シャフト本体11側に上下方向に摺動可能に設けられるラック30と、を備えている。ラック30は、シャフト本体11に固定されたラック固定部材31に固着された摺動材であるスライドラック32に摺動自在に挿入されている。
【0029】
そして、ラック30の摺動により、ピニオン29が回転可能のようにラック30とピニオン29が噛合されている。ラック30は、バケット16が通過するために必要な回転角度分の長さだけとし、その上部と下部は連結バー33となっている。この連結バー33の上・下端部は、上下に隣接する可動シャフト4の連結バー33を連動させる連結上端部34および連結下端部35となっている。
【0030】
駆動シャフト5も上下端が開口する中空のシャフトで、内部に駆動装置14を構成する駆動ジャッキ27が固定されている。この駆動ジャッキ27は、下方に向かって往復駆動されるシリンダ軸36を備えている。このシリンダ軸36の先端に連結バー33の連結下端部35と同型の接続部材として連結下端部37を有し、この連結下端部37と可動シャフト4の連結バー33の連結上端部34が連動するように挿着されている。
【0031】
駆動ジャッキ27は連絡手段38により地上の操作盤39に接続される。この操作盤39によりシリンダー軸36の操作を行う。なお駆動シャフト5からの引出口は漏気しないようにシーリング40が設置してある。
【0032】
折り畳み機構26としては、上記したラック30とピニオン29でも、図7に示すようなウオーム41とウォームギヤ42でもかまわない。ウォーム41とウォームギヤ42を用いる場合には、駆動源としてはモータ43が用いられる。なお、駆動源としては空圧、油圧および電動いずれでもかまわない。
【0033】
また、駆動シャフト5には、図8および図9に示すように、可動シャフト4の上端開口部からの転落を防止するための踊り場となる床板44が設けられ、この床板44を上向きに開閉するための床板駆動ジャッキ45も設けられている。
【0034】
床板駆動ジャッキ45は、シリンダー軸46先端に可動板47を回転可能のように軸支される。可動板47と床板44は床板支持軸48にて軸着され、床板支持軸48と床板軸受49とが回転可能に軸支される。
【0035】
この床板ジャッキ45は駆動シャフト5に固定部材50にて固定されている。床板ジャッキ45も、上記した連絡手段38により地上の操作盤39に接続され、操作盤39により操作される。
【0036】
次に作業手順について説明する。
【0037】
図1に示す全体縦断面はケーソンの構築途中であり、ロック上部8の扉は全閉とし、ケーソン内部は加圧状態である。また駆動シャフト5の床板44は閉められている。
【0038】
作業員(図示しない)がケーソン2の作業室51に入るため、ロック下部6の扉を全閉にし、中間シャフト7内を減圧して大気圧と同圧とする。
【0039】
ロック上部8の扉を開き中間シャフト7内に作業員が入り、ロック上部8の扉を閉め、中間シャフト7内を加圧して作業室51と同圧とする。
【0040】
駆動シャフト5の床板44は、操作盤39と連絡手段38により床板ジャッキ45が引き込むように操作されているので床板44は閉められている。
【0041】
可動シャフト4内の水平板19、側方垂直板20および後方垂直板21が操作盤39と連絡手段38により駆動ジャッキ27のシリンダー軸36を引き込むように操作されているので、水平板19は水平に、側方垂直板20および後方垂直板21は鉛直に固定されている。水平板19はロック装置23により水平より下方に回動しないように固定されている。
【0042】
ロック下部6の扉を開き、駆動シャフト5の床板44の上に作業員が降りる。
【0043】
可動シャフト4に設置された垂直梯子12を使用して作業室51内に作業員が安全に入る。
【0044】
次に、床板ジャッキ45を伸ばすように操作盤39を連絡手段38により操作する。
【0045】
床板ジャッキ45が伸びると、床板支持軸48と軸着した床44が可動板47により床板軸受49を中心として上向きに回動し、床板44を全開する。
【0046】
駆動ジャッキ27のシリンダー軸36を伸ばすように操作盤39を連絡手段41により操作する。
【0047】
上記操作により駆動ジャッキ27のシリンダー軸36が伸びる。
【0048】
シリンダー軸36が伸びると、シリンダー軸36先端に固定した連結下端部37と連結バー33の連結上端部34が挿着され、連結バー33に連動してラック30が引き下げられる。
【0049】
ラック30が引き下げられると、ラック30とかみ合ったピニオン29が回動軸28を中心として反時計方向に回転する。ピニオン29が反時計方向に回転するとピニオン29に固着された水平板19、側方垂直板20および後方垂直板21が反時計方向に回転し、バケット通過範囲17に干渉されない位置まで回動する(図5のバケット16通過状況参照)。
【0050】
前記動作は連結バー33によって複数の可動シャフト4と連動するものである。
【0051】
バケット16を、地上に設置したクレーン等(図示しない)のワイヤ52で吊り下げ、前記作業員が作業室51に入る方法と同様にバケット16を作業室51に入れる。
【0052】
作業員により掘削を行い、掘削土砂をバケット16内に入れて、作業室51に搬入したときと逆の手順でバケット16を地上に搬出し、作業室51内を掘削,沈下を繰り返す。
【0053】
作業員(図示しない)が作業室51から地上に出るためには、前記動作と逆の操作を行えばよい。
【0054】
次に本発明の他の実施の形態を説明する。以下の説明では、基本的に上記実施の形態と異なる構成のみを説明するものとし、同一の構成部分については同一の符号を付して説明を省略する。
【0055】
[発明の実施の形態2]
図10は本発明の実施の形態2に係るニューマチックケーソン用シャフトが示されている。
【0056】
この実施の形態2は、背もたれ13を垂直梯子12に対してではなく、シャフト本体11に対して取り付けた例である。すなわち、シャフト本体11内壁に設けたバケット受け215が垂直梯子12の側縁に平行して配設され、このバケット受け215に背もたれ13の水平板219が支持軸222によって回転可能に軸支されている。
【0057】
そして、連結バー233と水平板219の端部が支持軸228により回転可能のように軸支されている。この支持軸228は上記支持軸222よりも所定距離だけシャフト本体11内壁側に位置しており、連結バー233を上下に駆動すると、水平板219は支持軸222を中心として上下に円弧を描くように動作する。
【0058】
[発明の実施の形態3]
図11,図12は本発明の実施の形態3に係るニューマチックケーソン用シャフトが示されている。
【0059】
この実施の形態3は、可動部分にラック、ピニオン等の歯車を使用しないで背もたれを移動させる方法である。
【0060】
背もたれ13の側方垂直板20にワイヤ固定301を固定し、このワイヤ固定301にワイヤ302を取り付ける。ワイヤ302と、駆動シャフト5に固定された駆動ジャッキ27のシリンダー軸35に固定されたワイヤ接続部材303を接続する。
【0061】
このワイヤ302は駆動シャフト5に固定された滑車304に通し、駆動ジャッキ27を押すことによりシリンダー軸36が下方に延びて背もたれ13を回転させる。シャフト間は移動自在のワイヤ接続部材303により連動される。
【0062】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、シャフト内の垂直梯子を昇降する作業員の背中を保持する折り畳み可能の背もたれを設け、かつ、バケット受けによって規定される物資(バケット)通過範囲を垂直梯子から離れる方向に偏心させておき、作業員の昇降時には背もたれを開き、掘削土砂等の物資通過時には背もたれを折り畳んでおくことにより、マンシャフトとマテリアルシャフト共用のシャフトでも、掘削土砂等の物資通過範囲を制約することなく、垂直梯子の昇降を安全かつ迅速に行うことができ、昇降時間も短くなる。
また、バケット受けの上下端部が、物資(バケット)通過範囲を広げるようにテーパ形状となっていることにより、物資(バケット)がスムーズにシャフト本体内に出入り可能となっている。
【0063】
前記背もたれを開閉する背もたれ駆動手段を設ければ、開閉制御を自動的に行える。
【0064】
また、シャフト本体に連結される駆動シャフトを設け、この駆動シャフトに背もたれ駆動手段を構成する駆動源を設ければ、シャフト自体の構成を簡略化できる。
【0065】
さらに、駆動シャフトに上向きに開閉可能の床板を設けることにより、垂直梯子に乗り降りする際の転落防止用の踊り場として利用することができ、安全性が高まる。また、非常時における緊急避難を容易に出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の実施の形態1に係るニューマチックケーソン用シャフトが用いられた設備の概略全体縦断面図である。
【図2】図2は図1のシャフトを構成する可動シャフトを示しすもので、図3のII−II線断面図である。
【図3】図3は図2のIII−III線断面図である。
【図4】図4は図3のIV−IV線断面図である。
【図5】図5は図4の背もたれが折り畳まれた状態を示す図である。
【図6】図6は図1の背もたれ駆動装置を示す概略図である。
【図7】図7は背もたれ駆動装置の他の態様を示す図である。
【図8】図8は図1のシャフトを構成する駆動シャフトを示す断面図である。
【図9】図9は図8の駆動シャフの上面図である。
【図10】図10は本発明の実施の形態2に係るニューマチックケーソン用シャフトに用いられる可動シャフトの上面図である。
【図11】図11は本発明の実施の形態3に係るニューマチックケーソン用シャフトの駆動シャフト近傍の縦断面図である。
【図12】図12は図11のシャフトを90°回転させた方向の縦断面図である。
【図13】図13は従来のニューマチックケーソン用シャフトが用いられた設備の概略全体縦断面図である。
【図14】図14は図13のXIV−XIV線断面図である。
【符号の説明】
1 シャフト設備
2 ケーソン
2A 側壁
3 天井スラブ
4 可動シャフト
5 駆動シャフト
6 ロック下部
7 中間シャフト
8 ロック上部
10 アンカーリング
11 シャフト本体
12 垂直梯子
13 背もたれ
14 駆動装置(背もたれ駆動手段)
15 バケット受け
16 バケット
17 バケット通過範囲
26 折り畳み機構
27 駆動ジャッキ(駆動源)
29 ピニオン
30 ラック
33 連結バー
34 連結上端部
35 連結下端部
36 シリンダ軸
37 連結下端部
41 ウォーム
42 ウォームギヤ
43 モータ
44 床板
45 床板ジャッキ
51 作業室
52 ワイヤ
53 支持軸

Claims (4)

  1. 作業員の出入りと物資運搬共用の通路が設けられ、上下に継ぎ足し自在に構成される中空のシャフト本体と、
    該シャフト本体内壁に取り付けられる垂直梯子と、
    該垂直梯子の開放面側に設けられる折り畳み可能の背もたれと、
    前記シャフト本体の前記内壁から突出して前記シャフト本体の上下方向に延び、昇降するバケットを物資通過範囲に案内する複数のバケット受けと、を備え
    該複数のバケット受けによって規定される前記物資通過範囲の中心は、前記シャフト本体の前記内壁の中心に対して、前記垂直梯子から離れる方向に偏心させてあり、
    前記背もたれは、開いた位置では前記物資通過範囲と干渉する位置にあり、折り畳んだ位置では前記複数のバケット受けによって規定される前記物資通過範囲の外に位置するようにされたことを特徴とするニューマチックケーソン用シャフト。
  2. 前記バケット受けの上下端部は、前記物資通過範囲を広げるようにテーパ形状となっていることを特徴とする請求項1に記載のニューマチックケーソン用シャフト。
  3. 前記背もたれを開閉する背もたれ駆動手段を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載のニューマチックケーソン用シャフト。
  4. シャフト本体に連結される駆動シャフトを有し、該駆動シャフトには、上向きに開閉可能な床板と、該床板を開閉駆動する床板駆動手段とが設けられていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一つに記載のニューマチックケーソン用シャフト。
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