JP2575468B2 - 連続溶融亜鉛めっき装置 - Google Patents

連続溶融亜鉛めっき装置

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JP2575468B2
JP2575468B2 JP63159281A JP15928188A JP2575468B2 JP 2575468 B2 JP2575468 B2 JP 2575468B2 JP 63159281 A JP63159281 A JP 63159281A JP 15928188 A JP15928188 A JP 15928188A JP 2575468 B2 JP2575468 B2 JP 2575468B2
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strip
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snout
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一郎 田野口
孝雄 池永
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Kawasaki Steel Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は連続溶融亜鉛めっき装置の溶融亜鉛浴に設置
されるスナウト内に発生する異物であるドロス乃至はア
ッシュ(以下ドロスと称する。)の影響を排除した連続
溶融亜鉛めっき装置に関する。
<従来技術> 従来、連続溶融亜鉛めっきラインにおいて広く利用さ
れているめっき装置では、第5図に示すように還元焼鈍
炉より出てくるストリップ1が大気に触れないようにす
るため、還元焼鈍炉(図示せず)とめっき浴との間に筒
状のスナウト3が配置されている。このスナウト3は内
部を大気雰囲気から遮断するため、一端が還元焼鈍炉に
接続され、他端はめっき浴中に浸漬されており、スナウ
ト3内には常に還元性ガスが充満されている。
しかし、この還元性ガス中には微量の酸素または水分
等が含有されており、この酸素または水分がめっき浴表
面の溶融金属と反応し、ドロス2を生成する。このドロ
ス2がスナウト3内に堆積すると、連続的に移動してい
るストリップ1に付着し、ストリップ1のめっき表面の
品質が著しく損なわれるため、現在ではこのドロス2を
スナウト3内のめっき浴面上から定期的に除去してい
る。
ドロス2を除去する場合、めっき作業を中断してから
まずスナウト3内を還元性雰囲気から大気雰囲気に置換
した後、スナウト3に設けたマンホール(図示せず)か
ら除去作業を行うか、あるいはめっき浴面を下げてドロ
ス2をかき出している。
このようにスナウト3内のドロス2の除去作業のため
にはめっき作業を長時間、かつ頻繁に中断しなければな
らず、生産性が大幅に低下する問題がある。
また、ドロス除去作業はバッチ作業であるのに対し、
ドロス2の発生は連続的であり、ドロス除去後のめっき
作業時間に比例してスナウト3内のドロス2の発生量が
増加する。一方、ストリップ1へドロス2の付着はドロ
ス2の発生量にある程度比例するので、従って完全にそ
の付着を防止することはできず、製品品質が安定しない
問題がある。
なおスナウト3内のドロス2除去あるいはストリップ
1へのドロス2の付着防止方法として、不活性ガスを吹
きつけて排除する方法(特開昭56−84453号公報),電
磁ポンプ等で吸引する方法(特開昭60−230969号公報,
実開昭62−141059号公報,実開昭62−148563号公報),
スクリュー等でかき集める方法(特開昭61−149467号公
報,特開昭62−188766号公報),バケットで汲み出す方
法(実開昭60−122359号公報),めっき液流でドロスを
排除する方法(特開昭61−186463号公報)や清浄な溶融
金属を吹きつける方法(実開昭62−141058号公報)、あ
るいは第6図に示すように、スナウト内を溶融亜鉛噴射
ノズル6により攪拌する方法等がある。しかしいずれの
方法においても、ストリップとドロスとの接触は避けら
れず、アッシュ付着によるめっき表面欠陥の発生は皆無
にはならなかった。
<発明が解決しようとする課題> 本発明の目的は、スナウト内のドロスの影響を排除し
た溶融亜鉛めっき装置を提案するものである。
本発明の他の目的は、スナウト内のめっき浴面上ドロ
スのスナウトを外に排除する作業が不要で、しかもドロ
スの付着のない高品質の製品を安定して製造することが
できる連続溶融亜鉛めっき装置を提供するものである。
<課題を解決するための手段> 本発明は、一端が還元焼鈍炉に接続されているスナウ
ト内を経て溶融亜鉛めっき浴に浸漬されるストリップを
めっき浴面を含む上下の位置でガイド板により囲繞し、
該ガイド板と該ストリップの間隙に溶融亜鉛を導き吐出
し溢流せしめるポンプならびに噴射ノズルを設けたこと
を特徴とする連続溶融亜鉛めっき装置であり、さらに必
要に応じてガイド板の上部にストリップを挟むように構
成したガイドロールを、またあるいはさらにポンプとめ
っき浴面間に溶融亜鉛中の異物を取除くフィルタを設け
たものである。
<作 用> 本発明の連続溶融亜鉛めっき装置を図面に基づいて説
明する。
第1詰は本発明装置の断面を示す概念図である。
スナウト3の上端は還元焼鈍炉(図示していない)に
接続しており、下端は溶融亜鉛浴中に没している。スト
リップ1はスナウト3内を経て、めっき浴面を含む上下
の位置にストリップ1を囲繞するように設けられている
ガイド板8を通りシンクロール4に導かれる。
ガイド板8とストリップ1の間隔には、ポンプ7で汲
み上げられた溶融亜鉛が、噴射ノズル6により吐出さ
れ、ガイド板8の上部より溢流している。
このように本発明装置は構成されているので、ストリ
ップ1はドロスで汚されることなく、溶融亜鉛浴中に浸
漬される。
なおストリップ1が振動し、ガイド板8に接触するお
それのある場合には、ガイド板8の上部にストリップ1
を挟むように構成したガイドロール10を設けることが望
ましい。
またポンプ7で汲み上げる溶融亜鉛が、ドロス等で汚
れているときには、第2図に示すようにポンプ7とめっ
き浴面との間にフィルタ9を設けることが望ましい。
また第3図は本発明装置の他の実施態様例を示すもの
である。この場合、溶融亜鉛の噴射ノズル6はめっき浴
面より上部にあり、スナウト3の下端部はガイド板8と
気密に接続されており、ガイド板8の下端部はめっき浴
面下に没している。従って、ポンプ7より汲み上げられ
た溶融亜鉛は噴射ノズル6よりガイド板8とストリップ
1の間隙に吐出され、ガイド板8の下端部よりめっき浴
中へ溢流している。
ストリップ1の振動が大きいときには、同様にガイド
ロール10を設けることは望ましく、また溶融亜鉛浴中に
ドロスの懸濁があるときは、第4図のようにフィルタ9
を設けることが望ましい。
次に下記のめっき条件で、第1図から第6図に示す各
装置を用いて連続溶融亜鉛めっきを行った。
板 幅 1000mm 板 厚 0.7mm ライン速度 120/min 目付量 90g/m2(片面) 浴中Al濃度 0.15% めっき浴温 450℃ その結果を表1に示す。
なお、第3図及び第4図の場合には、ガイドロール10
を使用しているが、第1図及び第2図の場合には使用し
ていない。
本発明のドロス付着防止装置の採用により、めっき表
面に付着した異物の数は激減し、フィルタを通した清浄
な溶融亜鉛を本発明のドロス付着防止装置より噴射する
事によりめっき表面の異物は皆無となった。
<発明の効果> 上述したように本発明装置においては、ストリップが
めっき浴面上に浮遊するドロスとの接触がないので、異
物の付着がない美麗な表面を有する溶融亜鉛めっき鋼板
を安定して製造できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置の断面図、第2図は第1図の改良
例、第3図は本発明の他の実施態様の断面図、第4図は
第3図の改良例、第5図及び第6図は従来例である。 1……ストリップ、2……ドロス乃至アッシュ、 3……スナウト、4……シンクロール、 5……サポートロール、6……噴射ノズル、 7……ポンプ、8……ガイド板、 9……フィルタ、10……ガイドロール。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−28354(JP,A) 実開 昭63−56254(JP,U)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端が還元焼鈍炉に接続されているスナウ
    ト内を経て溶融亜鉛めっき浴に浸漬されるストリップを
    めっき浴面を含む上下の位置でガイド板により囲繞し、
    該ガイド板と該ストリップの間隙に溶融亜鉛を導き吐出
    し溢流せしめるポンプならびに噴射ノズルを設けたこと
    を特徴とする連続溶融亜鉛めっき装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のガイド板の上部にストリッ
    プを挟むように構成したガイドロールを設けたことを特
    徴とする連続溶融亜鉛めっき装置。
  3. 【請求項3】ポンプとめっき浴面間に溶融亜鉛中の異物
    を取除くフィルタを設けたことを特徴とする請求項1及
    び2記載の連続溶融亜鉛めっき装置。
JP63159281A 1988-06-29 1988-06-29 連続溶融亜鉛めっき装置 Expired - Lifetime JP2575468B2 (ja)

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JPH0211747A JPH0211747A (ja) 1990-01-16
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