JPH0211747A - 連続溶融亜鉛めっき装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は連続溶融亜鉛めっき装置の溶融亜鉛浴に設置さ
れるスナウト内に発生ずるドロス乃至はアッシュの影響
を排除した連続溶融亜鉛めっき装置に関する。

〈従来技術〉 従来、連続溶融亜鉛めっきラインにおいて広く利用され
ているめっき装置では、第５図に示すように還元焼鈍炉
より出てくるストリップ１が大気に触れないようにする
ため、還元焼鈍炉５とめつき浴２との間に筒状のスナウ
ト３が配置されている。このスナウト３は内部を大気雰
囲気から遮断するため、一端が還元焼鈍炉に接続され、
他端はめっき浴中に浸漬されでおり、スナウト３内には
常に還元性ガスが充満されている。

しかし、この還元性ガス中には微量の酸素または水分等
が含有されており、この酸素または水分がめつき浴表面
の溶融金属と反応し、ドロス乃至アンシュ２を生成する
。このドロス２がスナウト３内に堆積すると、連続的に
移動しているストリツブｌに付着し、ストリップ１のめ
っき表面の品質が著しく損なわれるため、現在ではこの
ドロス２をスナウト３内のめっき浴面−１−から定Ｊｕ
ｊ的に除去している。

ドロス２を除去する場合、めっき作業を中断してからま
すスナウト３内を還元性雰囲気から大気雰囲気に置換し
た後、スナウ１−３に設けたマンボール（図示セず）か
ら除去作業を行うか、あるいはめっき浴面を下げてドロ
ス２をかき出している。

このようにスナウト３内のドロス２の除去作業のために
はめっき作業を長時間、かつ頻ヲにに中断しなければな
らず、生産性が大幅に低下する問題がある。

また、ドロス除去作業はバッチ作業であるのに対し、ド
ロス２の発生は連続的であり、ドロス除去後のめっき作
業時間に比例してスナウト３内のドロス２の発生量が増
加する。一方、ストリップ１へのドロス２の付着口゛ド
ロス２の発生量にある程度比例するので、従って完全に
その（−１着を防止することはできず、製品品質が安定
しない問題がある。

なおスナウト３内のドロス２除去あるいはストリップＩ
へのドロス２のイづ着防止方法として、不活性ガスを吹
きつけて排除する方法（特開昭５６８４４５３号公報）
、電磁ポンプ等で吸引する方法（特開昭６０−２３０９
［１ｉ９号公報、実開昭６２−１４１０５９号公報、実
開昭６２−１４８５６３号公報）、スクリウ等でかき集
める方法（特開昭６１−１４９４６７号公報、特開昭６
２−１８８７６６号公報）、パケットで汲み出す方法（
実開昭６０−１２２３５９号公報）、めっき液流でドロ
スを排除する方法（特開昭６１−１８６４６３号公報）
や清浄な溶融金属を吹きつける方法（実開昭６２１．１
１０５８号公報）、あるいは第６図に示すように、スナ
ウト内を溶融亜鉛噴射ノズル６により撹拌する方法等が
ある。しかしいずれの方法においても、ストリップとド
ｉコス乃至はアッシュとの接触は避けられず、アンシュ
付着によるめっき表面欠陥の発生は皆無にはならなかっ
た。

〈発明が解決しようとする課題〉 本発明の目的は、スナウト３内のドロス乃至アンシュの
影響を１ノ１除した溶融亜鉛めっき装；ｒを提案するも
のである。

本発明の他の目的は、スナウト内のめっき浴面−トのド
ロスをスナウト外に排除する作業が不要で、しかもドロ
スやアッシュの？ｑ着のない高品質の製品を安定して製
造することができる連続溶融亜鉛めっき装置を提供する
ものである。

く課題を解決するだめの手段〉 本発明は、一端が還元焼鈍炉に接続されているスナウト
内を経て溶融亜鉛めっき浴に浸漬されるストリンプをめ
っき浴面を含む上下の位置でガイド板により囲繞し、該
ガイ１′仮と該ストリップの間隙に溶融亜鉛を導き吐出
し溢流−ｕしめるポンプならびに噴射ノズルを設けたこ
とを特徴とする連続溶融亜鉛めっき装置であり、さらに
必要に応じてガイド板の上部にストリップを挟むように
構成したガイドロールを、またあるい番：１さらにポン
プとめっき浴面間に溶融亜鉛中の異物を取除くフィルタ
を設けたものである。

く作　用〉 本発明の連続溶融亜鉛めっき装置を図面に基づいて説明
する。

第１図は本発明装置の断面を示す概念図である。

スナウト３の上端は還元焼鈍炉（図示していない）に接
続しており、下端は溶融亜鉛浴中に没している。ストリ
ップ１はスナウト３内を経て、めっき浴面を含む上下の
位置にストリップ１を囲繞するように設けられているガ
イド板をｉリシンクロール４に導かれる。

ガイド板とストリップの間隙には、ポンプ７で汲み」二
げられた溶融亜鉛が、噴射ノズル６により吐出され、ガ
イド板の上部より溢流している。

このように本発明装置は構成されているので、ストリッ
プ１はドロスやアッシュ等で汚されるこよなく、溶融亜
鉛洛中に浸漬される。

なおストリップ１が振動し、ガイド板８に接触するおそ
れのある場合には、ガイド板８の上部にストリップＩを
挟むように構成したガイドロール１０を設けることが望
ましい。

またポンプ７で汲み上げる溶融亜鉛が、アッシ１、等で
ｌηれているときには、第２図に示すようにポンプ７と
めっき浴面との間にフィルタ９を設りることが望ましい
。

また第３図は本発明装置の他の実施？＝様例を示すもの
である。この場合、溶融亜鉛の噴射ノズル６はめっき浴
面より上部にあり、スナウト３の下端部はガイド板８と
気密に接続され°ζおり、ガイド板８の下端部はめっき
浴面下に没している。従って、ポンプ７より汲み上げら
れた溶用１亜鉛は噴射ノズル６よりガイド板８とストリ
ップ１の間隙に吐出され、ガイド板８の下端部よりめっ
き浴中へ溢流している。

ストリップ１の振動が大きいときには、同様にガイドロ
ールＩＯを設りるごと口重７＋：、Ｌ　＜、またン容融
亜鉛惜中にアノンユ等の懸濁があるおきは、第４図のよ
うにフィルタ９を設けることが望ましい。

次に下記のめっき条件で、第１図から第６図に示す各装
置を用いて連続溶融亜鉛めっきを行った。

板幅　　１０００ｍｍ 板１！ｌ　　　０．７ｍｍ ライン速度 目イ寸量 浴中Ａ／濃度 めっき浴温 その結果を表１ １２０ｍ／鳳ｈ ９０ｇ／ｒｒｆ（片面） ０．１５％ ４５０°Ｃ に示ず。

表１ なお、第３図及び第４図の場合には、ガイドロール１０
を使用しているが、第１図及び第２図の場合には使用し
ていない。

本発明のアッシュ付着防止装置の採用により、めっき表
面に４７１着した異物の数は激減し、フィルターを通し
た清浄な溶融亜鉛を本発明のアッシュ付着防止装置より
噴射する事によりめっき表面の異物は皆無となった。

〈発明の効果〉 上述したように本発明装置においては、ス１−リップが
めつき浴面上に浮遊するドＩＪスやアッシュとの接触が
ないので、異物のイリ着がない美麗な表面を有する溶融
亜鉛めっき鋼板を安定して製造できる。

【図面の簡単な説明】 第１図は本発明装置の断面図、第２図は第１図の改良例
、第３図は本発明の他の実施態様の断面図、第４図は第
３図の改良例、第５図及び第６図は従来例である。 ストリップ、 スナウト、 ザボートＩ：Ｊ−ル、 ポンプ、 ・・フィルタ、 ２・・・ド（−１ス乃至アッシュ、 ４・・・ジンクロール、 ６・・・噴射ノズル、 ８・・・ガイド板、 ＩＯ・・・ガイドロール

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、一端が還元焼鈍炉に接続されているスナウト内を経
   て溶融亜鉛めっき浴に浸漬されるストリップをめっき浴
   面を含む上下の位置でガイド板により囲繞し、該ガイド
   板と該ストリップの間隙に溶融亜鉛を導き吐出し溢流せ
   しめるポンプならびに噴射ノズルを設けたことを特徴と
   する連続溶融亜鉛めっき装置。 ２、請求項１記載のガイド板の上部にストリップを挟む
   ように構成したガイドロールを設けたことを特徴とする
   連続溶融亜鉛めっき装置。 ３、ポンプとめっき浴面間に溶融亜鉛中の異物を取除く
   フィルタを設けたことを特徴とする請求項１及び２記載
   の連続溶融亜鉛めっき装置。