JPH0211743A - 連続溶融金属めっきにおけるアッシュ付着防止装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は連続溶融金属めっき装置において、被めっき体
か溶融金属浴へ進入する際の被めっき体へのアッシュ付
着防止をはかったアッシュ付着防止装置に関する。

〈従来の技術〉 連続金属めっぎラインは、普通、第３図に示すように、
例えは棒、線、ストリップのような被めっき体ａを、還
元性雰囲気の焼鈍炉ｂ、該焼鈍炉ｂに続くスナウトＣを
通して該スナウトＣの下端開口ｄ中に自由表面ｅのある
めっ器用溶融金属Ｊｆｊ　ｆ中に導いてめっきを行うか
、該スナウトＣ中の溶融金属表面上に発生する浮遊堆積
物ｇは被めっき体ａか槽中に進入する際、被めっき体ａ
に巻込まれ、被めつぎ体の表面、あるいは被めフき体の
表面についためっき用金属の面に固着して品質を低下さ
せる。

被めっき体であるストリップに亜鉛めっきをする場合に
例を取れは、上記浮遊堆積物ｇは酸化亜鉛粒を含む亜鉛
粒が主成分で、スナウトＣ内でストリップ（鋼板）が亜
鉛浴に進入する際、そこに亜鉛の蒸気か発生し、ついて
凝結して酸化亜鉛粒を含む亜鉛粒（通称アッシュ）とな
り、亜鉛浴面に堆積するものであり、この他、焼鈍炉す
に使用されている耐火煉瓦の粉末もストリップによりス
ナウト内に持ち込まれ上記堆積物の一部となる（以下、
該耐火煉瓦の粉末を含めてアッシュｇという。） 上述の亜鉛の蒸気および酸化亜鉛を含む亜鉛粒の発生を
抑制する方法としては、 （１）亜鉛浴に進入するストリップの温度を調節するこ
と。

（２）スナウト内の圧力を調節すること。

等が考えられるが、そのような手段を講しても上記アッ
シュｇを皆無にすることはできす、ある程度堆積するこ
とは避けられない。

従って、このアッシュｇを除去することか必要であり、
被めっぎ体か熔融金属浴へ進入する境界に非酸化性ガス
を噴Ω」させる装置（例えは、特公昭５Ｂ−２５８６号
公報参照）、スナウトの被めっき体進行方向の端面か隙
間を有するように配置し、かつスナウト端面をシールす
るシール装置を設けた装置（例えは、特開昭５６−８４
４５７号公報参！！！、）、被めっき体を挟んで吹出し
ノズルと吸引ノズルとを対設した装置（例えは、特公昭
６０−　ｓ　ａ　３０１−；３−公報参照）などが提案
されている。

〈発明が解決しようとする課題〉 しかしながら、前記ガスを噴射させる装置は、被めっき
体か溶融金属に進入する位置周辺にあるアッシュを被め
っき体のエツジ方向に寄せることばてぎるかスナウトの
外側へ１ノ１出することはできず人力にＪ：る排出作業
を必要とする。

また、前記スナウトの端面か隙間を有するように配置し
た装置は、溶融金属面を盛上げるための特別な手段を別
に設ける必要があるためコストか高くなるなどの問題が
ある。

さらに、前記吹出しノズルと吸引ノズルとを対設した装
置は、該吸引ノズルより該吹出しノズルに通しる分離管
路と該管路中にポンプを設けるため、これらの設備配置
およびコスト面上の問題がある。

本発明は、上記の問題点を解決して簡易な手段でスナウ
トの外側へアッシュを排除して、被めっき体へのアッシ
ュの付着を防止する装置をｔ是イ共することを目的とし
ている。

〈課題を解決するための手段〉 上記目的を達成するために、本発明によれば、被めっき
体を、還元性雰囲気の焼鈍炉、該焼鈍炉に続くスナウト
を通して該スナウトの下端開口中に自由表面のあるメッ
キ用溶融金属中に導いてめっきを行うようにした連続熔
融金属めっきラインにおいて、該スナウトが前記板めっ
ぎ体の通路に沿って二重に設けられるとともに、各スナ
ウトが各スナウトの被めっき体進行方向の端面を前記溶
融金属中に没する位置とこれから上昇した位置との間で
昇降させる手段と、前記板めフぎ体の存在する側の溶融
金屈面に非酸化性ガスを噴射する手段とを備えたもので
あることを特徴とする連続溶融金属めっきにおけるアッ
シュ何着防止装置か程イ共される。

以下に本発明を図面に示す好適実施例につきさらに詳細
に説明する。

第１図は本発明の一実施例を示すアッシコイ」着防止装
置の構成図である。

本発明においては、スナウトを第１および第２スナウト
の二重体で構成する。

内方のスナウトである第１スナウト１の一端側は還元性
雰囲気の焼鈍炉すに連通連ホ、−されており、またその
他端側は通常のめっき時には溶融金属槽ｆ内の溶融金Ｆ
Ａ２に浸漬されている。

前記第１スナウト１の外側には、該第１スナウトに平行
して第２スナウト３が、その一端側は第１スナウト１の
上部に固定されており、またその他端側は通常のめつき
時には第１スナウトと同様に溶融金属槽ｆ内に浸漬され
ている。

帯状の被めっき休ａは焼鈍炉すの出口に設けられたデフ
レクタ−ロール４により方向を変えられたのち、第１ス
ナウト１を経て溶融金属２に導入され浸漬される。

溶融金属２内に入った被めっき体ａはジンクロール５に
より方向を変えられて溶融金属４１１ｆの外へ引出され
る。

上記第１スナウト１および第２スナウト３は、それぞれ
ほぼ中央部が蛇腹６および７になっていて、各スナウト
１．３の外側に該スナウト１．３の他端側を出入させる
ための第１スナウト昇降器８および第２スナウトＲ−降
器９が設りられている。　図示の例では、昇降器８．９
は流体圧シリンダを用いているか、スナウトを昇降てき
れば他の手段を用いてもよい。

各蛇腹６．７の下部側のスナウト１．３にはそれぞれ不
活性ガス吹込みノズル１０．１１かノズル１０は溶融金
属２表面に被めっぎ体ａか接触する部分の方向を向いた
状態で、ノズル１１は溶融金属２表面に第１スナウｌ−
１か接触する部分の方向を向いた状態で取付けられてお
り、この不活性ガス吹込みノズル１０．１１には図示し
ない配管１０より不活性ガス貯蔵タンクに連結されてい
る。

上記構成において、第１図に示すように第１、第２スナ
ウト１．３の他端側溶融金属２中に没し、各スナウト１
．３内かシールとれた状態では第１スナウト１内および
焼鈍炉す内を割にμ元状態に保つことかてきるのて、め
っ奸を行うこともてきる。

く作用〉 上記アッシュ付着防止装置の作用について説明する。

まず第１スナウト１内のアッシュｇを取除く。　このと
きには、吹込みノズル１０から第１スナウト１内に不活
性ガスを吹込みつつ、つぎに第１スナウト昇降器８を作
動させて、第１スナウト１の他端を溶融金属に７ジする
位置から没しない位置まで引上げ、溶融金属２との間に
わずかの隙間を形成する（第２ａ図参照）。　すると、
不活性ガスはその隙間より第１スナウト１の外側に向っ
て流れるので、その流れとともにアッシュｇも第１スナ
ウト１の外側に流出され、第１スナウト１内のアッシュ
ｇは取除かれる。

続いて、第１スナウト昇降器８を作動させて第１スナウ
ト１の他端を溶融金属２中に没させ、ノズル１０からの
不活性ガス吹込みを止め、ノズル１１から第２スナウト
３内に不活性ガスを吹込み、第２スナウト昇降器９を作
動させて第２スナウト３の他端を前記溶融金属中に没す
る位置から没さない位置まで引上げ、溶融金属２との間
にわずかの隙間を形成する（第２ｂ図参照）。　すると
第１スナウト１と第２スナウト３の間にあるアッシュｇ
は第２スナウト３の外側に流出され、第１、第２スナウ
ト１．３内のアッシュｇは取除かれる。

続いて、第２スナウト昇降器９を作動させて第２スナウ
ト３の他端を？８融金属２に接触させ、ノズル１１から
の不活性カス吹込みを止める（第２ｃ図参照）。

このような操作は被めっき体を停止することなく行うこ
とかでき、第１および第２スナウト内のアッシュ除去が
完全に終るまで続行することもてきる。

〈発明の効果〉 本発明は以上説明したように構成されているので、簡潔
な二重構造のスナウトとスナウトＲ１降手段と不活性ガ
ス噴射手段を備えた装置により、アッシュ除去作業を極
めて短時間にめっぎ作業を中断することなく行うことか
できるとともに、不良品発生量の減少とめっき製品の品
質向上に寄与することがてき、めっぎ表面に異物の付着
しない美麗な溶融亜鉛めっき鋼板を得ることかでざる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のアッシュ付着防止装置を連続溶融めっ
き装置に取付けた場合の実施例の線図である。 第２ａ図、第２ｂ図および第２ｃ図は第１図に示すアッ
シュ除去装置の作動を説明するための線図である。 第３図は連続金属めっぎラインにおけるアッシュ発生説
明図である。 符号の説明 ａ・・・被めっぎ体、 ｂ・・・焼鈍炉、 Ｃ・・・スナウト、 ｄ・・・開口、 ｅ・・・自由表面、 ｆ・・・溶融金属槽、 ｇ・・・浮遊堆積物（アッシュ）、 １・・・第１スナウト、 ２・・・溶融金属、 ３・・・第２スナウト、 ４・・・デフレクタ−ロール、 ５・・・ジンクロール、 ６．７・・・蛇腹、 ８・・第１スナウトｙ−降器、 ９・・・第２スナウト昇降器、 １０．１１・・・吹込みノズル 特許出願人　川崎う゛」鉄株式会社 代　理　人　弁理士　渡　辺　望　稔 同　　　弁理士　三　和　晴　子

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）被めっき体を、還元性雰囲気の焼鈍炉、該焼鈍炉
   に続くスナウトを通して該スナウトの下端開口中に自由
   表面のあるメッキ用溶融金属中に導いてめっきを行うよ
   うにした連続溶融金属めっきラインにおいて、該スナウ
   トが前記被めっき体の通路に沿って二重に設けられると
   ともに、各スナウトが各スナウトの被めっき体進行方向
   の端面を前記溶融金属中に没する位置とこれから上昇し
   た位置との間で昇降させる手段と、前記被めっき体の存
   在する側の溶融金属面に非酸化性ガスを噴射する手段と
   を備えたものであることを特徴とする連続溶融金属めっ
   きにおけるアッシュ付着防止装置。