JP2575014Y2 - 空気調和機の圧縮機の防振装置 - Google Patents

空気調和機の圧縮機の防振装置

Info

Publication number
JP2575014Y2
JP2575014Y2 JP1992038727U JP3872792U JP2575014Y2 JP 2575014 Y2 JP2575014 Y2 JP 2575014Y2 JP 1992038727 U JP1992038727 U JP 1992038727U JP 3872792 U JP3872792 U JP 3872792U JP 2575014 Y2 JP2575014 Y2 JP 2575014Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bolt
seat
air conditioner
vibration
compressor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1992038727U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH061783U (ja
Inventor
立三 観音
和宏 冨増
正志 平林
裕也 藤木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP1992038727U priority Critical patent/JP2575014Y2/ja
Publication of JPH061783U publication Critical patent/JPH061783U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2575014Y2 publication Critical patent/JP2575014Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compressor (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】本考案は、伝播される振動音
の低減を図るようにした空気調和機の圧縮機の防振装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の空気調和機の圧縮機の防振装置の
1例を図2に、また、空気調和機の圧縮機の防振装置よ
り底板に伝播する振動を低減する従来の構造の1例を図
3に、それぞれ示す。
【0003】図2に示されるものでは、圧縮機10の取
付け脚(外脚)1の穴1´に緩衝主体としての防振ゴム
2の上部の小外径部2´を嵌合させ、この防振ゴム2の
中心を貫通する座付きボルト5を介して底板3に固定し
ている。なお、4は座付きボルト5の底板3に接する座
であり、6は座付きボルト5のナットである。
【0004】この場合には、圧縮機10の外脚1から防
振ゴム2を介して座付きボルト5に伝播した振動は底板
3に伝播し、それが振動して騒音を発生する。
【0005】図3に示されるものは、図2に示されるも
のの前記の問題を解決しようとした構造の一例で、特開
昭62−159777号に開示されたものであり、座付
きボルト5に伝播した振動は、ボルトの座4のまわりに
充てんされた制振材8により減衰され底板3への伝播が
減少されるようにしている。なお、図3において、対応
する部材には図2におけると同じ符号が付されている。
【0006】しかし、この場合には、コスト的に不利な
ことと、制振材8を硬い材料にする必要がありその時は
制振効果が低下するという欠点が避けられない。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】図2に示される従来の
防振装置では、前記のように、底板3の振動が問題であ
り、図3に示される従来の防振装置では、前記のよう
に、コスト面及び制振材8を最適なもの(制振効果を有
する粘性をもつもの)に選ぶことができず十分な効果が
得られない問題があった。
【0008】本考案は、このような問題点を解決して、
コストの上昇をおさえて、底板の振動による発生音を低
減することができる空気調和機の圧縮機の防振装置を提
供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案は、前記のような
問題点を解決するもので、その要旨とする手段は、圧縮
機の取付け脚に設けた穴に緩衝主体の小外径部を嵌合さ
せ、前記緩衝主体の中心を貫通する座付きボルトで固定
した空気調和機の圧縮機の防振装置であって、前記座付
きボルトを、底板と脚板とを双方の板の板面を当接させ
溶接にて2枚重ねにした個所に穿設された円形穴に挿
通するとともに、前記座付きボルトの座を前記2枚重ね
の板の外側に配して前記座付きボルトを締め付けたこと
を特徴とする空気調和機の圧縮機の防振装置にある。
【0010】
【作用】本考案においては、前記構成を具えているた
め、座付きボルトが取付けられる個所の剛性が増加し振
動が空気調和機の底板へ伝播しにくくなる。また、該座
付きボルトが取付けられる個所は空気調和機の底板と脚
板の板面を当接させた2枚重ねになっているため床板と
脚板とが相対微動し衝突することによって制振作用が得
られる。その結果、底板の振動を低減することができ
る。また、床板と脚板とが溶接にて2枚重ねとし、この
2枚重ねの部位に切欠きの無い円形穴を設けて座付きボ
ルトを挿通しているので、取付脚板部全体の剛性が高
く、前記底板と脚板との間に作用する振動による摩擦力
に対して高い強度を有するとともに振動抑制能を有す
【0011】
【考案の実施の形態】本考案の一実施形態を、図1によ
って説明する。本実施形態は、図2に示すものと同様
に、空気調和機の圧縮機10の取付け脚1の穴1´に緩
衝主体としての防振ゴム2の上部の小外径部2´を嵌合
させ、この防振ゴム2の中心を貫通する座付きボルト5
で空気調和機の底板3に固定している。
【0012】7は空気調和機の脚部である外脚であっ
て、同外脚7は座付きボルト5が取付けられる個所にお
いて、前記底板3の下面に重ね合わされ、該個所におい
ては底板3と外脚7が二枚重ねとなり、座付きボルト5
の座4の上面に外脚7の下面が接触する状態で防振ゴム
2が取付けられている。また、外脚7は、2枚重ねとな
る部分において底板3にスポット溶接(符号9で示す)
によって固定されている。前記外脚7は長手部材であっ
て、その2個所に前記の取付け脚1、防振ゴム2及び座
付きボルト5が設けられていて、圧縮機10は2個所に
おいて前記2枚重ねとなった底板3と外脚7に支持され
るようになっている。また、21は前記床板3と外脚7
とを2枚重ねとした部位に設けられた円形穴で、この円
形穴21及びこれに連通される防振ゴムの円形穴に前記
座付きボルト5が挿通されている。
【0013】また、5´は前記座付きナット5とは別の
位置に設けられた他の座付きナットであり、前記底板3
の上向きのビード30において底板3に取付けられ、図
示しない圧縮機10の取付け脚の穴に小外径部が嵌合さ
れた防振ゴムが同座付きナット5´を介して底板に取付
けられている。従って、圧縮機10は、このビード30
の個所と前記の底板3と外脚7が2枚重ねとなった2個
所、計3個所において3点支持されている。
【0014】本実施形態においては、圧縮機10を固定
する座付きボルト5が取付けられる個所は、空気調和機
の底板3と外脚7が双方の板面が当接した2枚重ねとな
っており、かつ同ボルト5の挿通穴が切欠きの無い円形
穴21となっているために、該個所の剛性が増加し、振
動が底板2へ伝播しにくくなる。また、底板3と外脚7
の2枚重ねに構成しているので、振動発生時に床板3と
外脚7とが相対微動し、双方の面が衝突し、振動エネル
ギを熱エネルギに変換することにより、制振効果を得る
ことができる。
【0015】更に、圧縮機10は前記のように3点支持
されるが、外脚7は長手部材であるために、座付きボル
ト5に取付けられる圧縮機10の2個の取付け脚1は直
線配置とすることができ、座付きボルト5´に取付けら
れる個所においては底板3にビード30を設けることに
よって剛性を高めることができる。従って以上の圧縮機
10の3点支持によって、安定して圧縮機10を支持す
ることができると共に、前記のように防振と制振効果を
得ることができる。
【0016】
【考案の効果】本考案においては、以上具体的に説明し
たように、空気調和機の圧縮機を固定する座付きボルト
を空気調和機の底板と脚板を双方の板面を当接させて2
枚重ねにした個所に設けた円形穴に挿通して取付けると
いう簡単かつ高い剛性を備えた構成によって、圧縮機の
取付け脚から座付きボルトを伝わって底板に伝播される
振動を低減すると共にこの振動を制振し、振動によって
発生する騒音を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施形態の断面図である。
【図2】従来の空気調和機の防振装置の1例の断面図で
ある。
【図3】従来の空気調和機の圧縮機の防振装置の他の例
の断面図である。
【符号の説明】
1 圧縮機の取付け脚 1´ 取付け脚の穴 2 防振ゴム 2´ 防振ゴムの小外径部 3 空気調和機の底板 4 座付きボルトの座 5,5´ 座付きボルト 6 ナット 7 空気調和機の外脚 8 制振材21 円形穴 30 ビード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 藤木 裕也 愛知県西春日井郡西枇杷島町字旭町3丁 目1番地 三菱重工業株式会社エアコン 製作所内 (56)参考文献 実開 昭63−98491(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F04B 39/00 102

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機の取付け脚に設けた穴に緩衝主体
    の小外径部を嵌合させ、前記緩衝主体の中心を貫通する
    座付きボルトで固定した空気調和機の圧縮機の防振装置
    において、前記座付きボルトを、底板と脚板とを双方の
    板の板面を当接させて溶接にて2枚重ねにした個所に穿
    設された円形穴に挿通するとともに、前記座付きボルト
    座を前記2枚重ねの板の外側に配して前記座付きボル
    トを締め付けたことを特徴とする空気調和機の圧縮機の
    防振装置。
JP1992038727U 1992-06-08 1992-06-08 空気調和機の圧縮機の防振装置 Expired - Lifetime JP2575014Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992038727U JP2575014Y2 (ja) 1992-06-08 1992-06-08 空気調和機の圧縮機の防振装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992038727U JP2575014Y2 (ja) 1992-06-08 1992-06-08 空気調和機の圧縮機の防振装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH061783U JPH061783U (ja) 1994-01-14
JP2575014Y2 true JP2575014Y2 (ja) 1998-06-25

Family

ID=12533364

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992038727U Expired - Lifetime JP2575014Y2 (ja) 1992-06-08 1992-06-08 空気調和機の圧縮機の防振装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2575014Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108626108B (zh) * 2018-05-23 2024-01-30 武汉麦康德设备有限公司 三斗叠套形船用泵组隔振底座
CN114087161B (zh) * 2021-09-28 2023-08-22 东风汽车集团股份有限公司 一种电动压缩机减振装置及车辆

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0439427Y2 (ja) * 1986-12-16 1992-09-16

Also Published As

Publication number Publication date
JPH061783U (ja) 1994-01-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5561062B2 (ja) 車両用シートの取付構造
JP2000304094A (ja) 防振ゴムの取付け構造
JP2575014Y2 (ja) 空気調和機の圧縮機の防振装置
JPS6367439A (ja) 車両の防振装置
JP2011020550A (ja) 車両用シート
JP5133117B2 (ja) スピーカ取付構造、及び、スピーカ装置
US3447638A (en) Laminated dynamic vibration absorber for motor vehicle drive system
JP3044544B1 (ja) トランスミッションの支持構造
CN110745185B (zh) 仪表台横梁减振组件
JP2006097741A (ja) エンジンマウント
KR20050014280A (ko) 자동차용 서브 프레임 마운팅 구조
JPH11348689A (ja) 車体構造
JP2003011680A (ja) ラジエータの支持構造
JPS6354568B2 (ja)
JPS633847Y2 (ja)
JP4066682B2 (ja) 燃料タンク支持構造
JP5274514B2 (ja) 防振支持装置
JPH0410435Y2 (ja)
JPH05202846A (ja) ポンプの支持構造
CN110949522B (zh) 副车架结构
JP2014015101A (ja) 車両用シートの取付部構造
KR20090048094A (ko) 차량용 롤 마운팅 장치
JPS62214284A (ja) 圧縮機防振装置
JP2010196850A (ja) 防振装置
KR20070002316A (ko) 차량의 배기계 센터 행거 마운팅부의 구조

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19971021

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19980303