JP2574692Y2 - ほつれ防止性に優れたマット - Google Patents

ほつれ防止性に優れたマット

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JP2574692Y2
JP2574692Y2 JP1990108485U JP10848590U JP2574692Y2 JP 2574692 Y2 JP2574692 Y2 JP 2574692Y2 JP 1990108485 U JP1990108485 U JP 1990108485U JP 10848590 U JP10848590 U JP 10848590U JP 2574692 Y2 JP2574692 Y2 JP 2574692Y2
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JP
Japan
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mat
base cloth
base
base fabric
pile
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JP1990108485U
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JPH0464359U (ja
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勇二 永浜
和司 住本
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Duskin Co Ltd
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Duskin Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ほつれの防止されたマットに関し、より詳
細には、マットの再生洗浄等の過酷な工程においてもマ
ット端縁のほつれが防止されたマットに関する。
(従来の技術) レンタル用マットは、基布にパイル糸をタフト化し、
必要によりプレコートを施した後、合成ゴムのバッキン
グによりタフトを固定し、タフト化糸条に油剤から成る
ダストコントロール剤を塗布乃至は含浸せしめたものか
ら成っている。
レンタル用マットは、一定期間貸与された後回収さ
れ、洗浄・再生工程に付された後、再度貸与されている
るため、過酷な洗浄・再生工程を繰返し受ける。このた
め、マット外周部の直線部分、特にパイル糸が植設され
た部分よりも外側の基布及びパッキング層の部分におい
て、摩耗及び破壊が発生する。基布に不織布以外の連続
糸(スパン糸、フィラメント糸)を用いた場合、基布と
バッキング層の剥離及びバッキング層の脱落が発生し、
結果として基布の一方の端がマット外側に飛び出し、基
布ほつれ状態となり外観が非常に見苦しい状態となると
いう問題を有していた。
この問題を解消するものとして、マット外周部を波形
に裁断することにより、基布のほつれを防止することが
提案されている(実公昭64-5580号公報)。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、この方法でも洗浄を繰返すことによ
り、基布とパッキング層との剥離、バッキング層の脱
落、基布短繊維の脱落により外周部が摩耗し、最終的に
は基布の連続糸の部分が露出することになってしまう。
また波形の先端は直線状のものに比して摩耗しやすく、
過酷な洗浄・再生工程に繰返し付されるレンタル用マッ
トには、耐久性、耐洗濯性の点で未だ十分満足のいくも
のではなく、更にマット外周を波形にするには、波のサ
イズに応じてパイルの長さを選択する必要もあり、製作
が面倒になるという問題もあった。
従って、本考案の目的は、半永久的に基布のほつれが
防止でき、耐久性、耐洗濯性に優れたマットを提供する
にある。
本考案の他の目的は、マットの外観の点においてもパ
イル長さ、パイル植設ゲージ幅等の製作上の制限を受け
ずに、基布のほつれが有効に防止されたマットを提供す
るにある。
(課題を解決するための手段) 本考案によれば、基布と、該基布にタフト化されたマ
ットパイル糸を基布に固定するエラストマーのバッキン
グとから成るレンタル用マットにおいて、 該基布の周縁部の端縁には、バッキング層に固定する
前に、基布周囲の切断端縁と直交するような切込みが一
定間隔で設けられており、次いで該基布と該バッキング
とはエラストマーの浸潤によって一体化されることを特
徴とするマットが提供される。
(作用) 本考案のマットにおいては、基布周囲の切断端縁と直
交するよな切込みが一定間隔で設けられているため、基
布端縁においては、マット中央部から連続している長い
縦糸と、一定間隔で設けられた切込みによって短く切断
された横糸とが交差した状態となっている。
従って、この加工を行ったマットは設定された切目の
所定幅だけ短いパイル糸がほつれるので、これらの糸が
ほつれ始めても、短い糸が出るだけなので外観上目立つ
ことはない。
また本考案のマットは、基布端縁に切込みを設けた後
に、該基布にエラストマーのコーティング及びプレス加
工を行うので、基布とエラストマー層が強固に接着して
おり、繰り返し洗浄・再生工程にも十分耐え得る強度な
マット端縁は有している。
更に、本考案のマットは、マット端縁と直交するよう
に切込みを入れるだけなので、加工が容易であり、外観
上もこの加工を行っていない従来のマットと同一であ
り、パイル長さ、植設ゲージ等も自由に設定できるもの
である。
以下、本考案のマットを添付図面を参照しつつ説明す
る。
第1図は、本考案のマットの全体斜視図であり、第2
図は第1図のA−A線断面図である。マット1は、基布
2と、この基布2にタフト化されて植設されたパイル糸
3と、このパイル糸3の基布2からの抜糸を防止するた
めに、基布2の裏面に塗着されたエラストマーのバッキ
ング層4から構成されている。基布2とバッキング層4
とはそのエラストマーの浸潤によって一体化されてお
り、基布2を形成する縦糸と横糸(図示せず)とはこの
バッキング層4によって固定されている。
基布2の周縁部の端縁5には、基布2をバッキング層
4に固定する前に、第3図に示すように端縁と直交する
切込み6が一定間隔をおいて設けられている。この切込
み6は、繰り返し洗浄によるマット端縁の摩耗から必要
な深さDを設定すればよく、通常1乃至10mm程度の深さ
で切込みを入れるのが好ましい。また切込み6の間隔W
は、ほつれた糸の長さを決定するものなので、通常外観
の見苦しさから考えて2乃至20mm程度の間隔で設けるこ
とが好ましい。
上記切込みを基布端縁に設けるには、基布を裁断する
際に同時に切込みも入れることが好ましく、通常のプレ
ス裁断用刃型に所定の切目用刃部を付加すれば容易に実
施できる。また必要に応じて基布を裁断した後、別工程
で切目を設けることももちろん可能である。この場合に
おいても、機械的に切目加工を行うか、または歯車状の
治具の先端に刃を設定する方法等容易に後加工すること
ができる。
(実施例) レンタル用マットとして、以下に示すマットを製造し
た。
(1) パイル BCナイロン ステッチ 8/inch ゲージ 1/8 パイル高さ 5mm (2) 基 布 ポリエステッル100%、平織 (3) ゴム材 NBR 1.8mm 基布(2)にパイル(1)を植設した原布を用い、深
さ5mm、幅10mmで外周に沿って切目加工を行ったマット
A(第4−A図)、最深部5mmで外周に沿って波形加工
を行ったマットB(第4−B図)、端縁加工をしないマ
ット(マットC)を、未加硫のNBRシートを160℃、8Kg/
cm2、30分加硫し、マットサンプルを作成した。マット
のサイズは900mm×1500mmである。
このマットA,B,Cを通行人数2000人/日の場所に3日
間敷設した後、洗浄乾燥(条件:温度60℃、時間30分、
乾燥80℃×45分、洗剤0.5g/l)を、60回繰り返した後の
基布のほつれ長さ、及び個数を測定した。結果を第1表
に示す。
(考案の効果) 本考案によれば、実施例の結果からも明らかなよう
に、長期にわたってレンタル加工を繰り返し行っても、
基布のほつれが発生せず、またマットの破損等の問題も
認められなく、半永久的に基布のほつれが防止でき、耐
久性、耐洗濯性に優れたマットが提供できた。
また、マットの外観の点においてもパイル長さ、パイ
ル植設ゲージ幅等の製作上の制限を受けず、容易な加工
で、基布のほつれが有効に防止することができるマット
が提供できた。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案のマットの全体斜視図であり、 第2図は、第1図のA−A線断面図であり、 第3図は、本考案のマットの基布の端縁を示す図であ
り、 第4−A図及び第4−B図は、実施例のマットサンプル
の端縁加工を説明するための図である。 1……マット、2……基布、3……パイル糸、4……バ
ッキング層、5……端縁、6……切込み。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A47L 23/22 D06H 7/00 - 7/24

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】基布と、該基布にタフト化されたマットパ
    イル糸を基布に固定するエラストマーのパッキングとか
    ら成るレンタル用マットにおいて、 該基布の周縁部の端縁には、パッキング層に固定する前
    に、基布周囲の切断端縁と直交するような切込みが一定
    間隔で設けられており、次いで該基布と該パッキングと
    はエラストマーの浸潤によって一体化されることを特徴
    とするマット。
JP1990108485U 1990-10-18 1990-10-18 ほつれ防止性に優れたマット Expired - Lifetime JP2574692Y2 (ja)

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JPH0464359U JPH0464359U (ja) 1992-06-02
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS645580Y2 (ja) * 1985-04-01 1989-02-10
JPH0722532Y2 (ja) * 1988-06-14 1995-05-24 エヌオーケー株式会社 密封装置

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JPH0464359U (ja) 1992-06-02

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