JPS645580Y2 - - Google Patents

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JPS645580Y2
JPS645580Y2 JP4684985U JP4684985U JPS645580Y2 JP S645580 Y2 JPS645580 Y2 JP S645580Y2 JP 4684985 U JP4684985 U JP 4684985U JP 4684985 U JP4684985 U JP 4684985U JP S645580 Y2 JPS645580 Y2 JP S645580Y2
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JP
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base fabric
dust removal
pile
edge
mat
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JP4684985U
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は店舗、事業所、各家庭の玄関に敷載さ
れる除塵用マツトに関し、更に詳細にはマツトの
端縁のほつれを防止した除塵用マツトに関する。
<従来の技術> 一般に、店舗、事業所、各家庭の屋内外には外
部からの埃の侵入を防止するために除塵用のマツ
トが敷設されている。従来のこの種の除塵用マツ
トは、基布と、この基布にタフト化されたパイル
糸と、このパイル糸の基布からの抜脱を防止する
ために基布裏面に塗着されたエラストマーのバツ
キング層とから構成されている。しかもマツトの
周縁は、基布・パイル糸およびバツキング層を一
体的に直線状に裁断されている。
<考案が解決しようとする問題点> 上述した従来の除塵用マツトには次の様な欠点
がある。一般に基布は糸の織物から形成されてお
り、縦糸と横糸が相互に直交して多数織成された
ものである。したがつて、基布自体は縦糸、横糸
を端縁から一本一本解きほぐすことができるもの
である。
除塵マツトは、この基布にパイル糸をタフト化
して、パイル糸の抜脱を防止すると同時に基布の
各繊維のばらけを防止するために、基布の裏面に
エラストマーのバツキング層を塗着している。し
たがつて、基布の中心部分の繊維のほつれは防止
できる。しかしながら、基布の周縁部端縁の縦糸
および横糸は、洗浄を繰り返すと次第にバツキン
グ層による固定効果が弱化し、一本、二本と周縁
部からほつれ始める。このほつれた糸は、マツト
の外観を不体裁にし、除塵マツトの商品価値の低
下をもたらしていた。
<問題点を解決するための手段> 本考案に係る除塵用マツトは上記欠点を改善す
るためになされたものであり、基布およびバツキ
ング層の周縁部を波形に裁断することに特徴を有
している。
<作用> 基布およびバツキング層の周縁部が波形に裁断
されているため、その周縁部には多数の突片が連
続状に形成されることになる。この突片にはその
大きさの範囲内において基布における縦糸と横糸
が交鎖している。したがつて、マツトを繰り返し
洗浄した場合にまずほつれ始める糸は、前記した
マツト周縁部の突片における縦糸と横糸であり、
これらの糸は突片の大きさに応じた長さしか有し
ていないから、これらの糸がほつれ始めても外観
上目立つことはない。したがつて、除塵マツトの
商品価値の低下を防止することができる。
また、基布の表面には多数のパイル糸が密植さ
れており、この密植状態はマツトの周縁部端縁に
まで及んでいる。しかも、マツトの端縁位置にあ
るパイル糸は外方に向つて傾倒する性質を有して
いるから、この端縁のパイル糸によつてマツト周
縁の突片は隠蔽され、パイル面上方からマツトを
観察したとしてもマツト周縁の波形端縁は視認す
ることができない。したがつて、マツト端縁の直
線状裁断と同様の外観を示すことによつて、マツ
トの商品価値を維持することができる。
<実施例> 以下に、本考案に係る除塵マツトの実施例を図
面にしたがつて詳細に説明する。
第1図は除塵マツト全体斜視図であり、第2図
はそのA−A線断面図である。除塵マツト2は、
基布4と、この基布4にタフト化されて密植され
たパイル糸6と、このパイル糸6の基布4からの
抜脱を防止するために、基布4の裏面に塗着され
たエラストマーのバツキング層8から構成されて
いる。
図に明瞭に示されているように、基布4とバツ
キング層8とはそのエラストマーの浸潤によつて
一体化されており、基布4を形成する縦糸と横糸
(図示せず)とはこのバツキング層によつて固定
されている。また、基布4とバツキング層8の周
縁部の端縁は第1図に示すように一体的に波形に
裁断されて、波形状端縁10を形成している。
したがつて、この波形状端縁10は多数の突片
10aが連続的に列設されることにより成立して
いる訳である。突片10aの深さDPと幅WDは
パイル高さHTとの兼ね合いにおいて決められ
る。
第3図に示すように、パイル糸6の内、端縁側
のパイル糸6aは外方に傾倒する傾向があり、実
際に人が通行する等して足踏みがなされたときに
はこの傾倒が目立つようになる。したがつて、突
片10aの深さDPはこの端縁パイル糸6aの傾
倒によつて完全に隠蔽され、第4図に示すように
パイル6の上方から観察したときには波形端縁1
0の波型形状は全く需要者により視認されること
はない。したがつて、需要者に端縁の直線性のあ
る外観を与え、商品価値を維持することができ
る。
一方、第5図に示すように、マツト2をバツキ
ング層8側から観察したときには波型端縁10が
明瞭に視認されることになる。
前記したパイル高さHTは5mm〜15mm程度であ
るから、突片10aの深さDPが数mm程度、例え
ば1mm〜5mm程度であれば端縁パイル6aによつ
て隠蔽されることになる。勿論、パイル高さHT
が変化すると、これに応じて深さDPは適切に変
更する必要がある。したがつて、これらのサイズ
は自在に変更でき、各場合に応じて適切に設定さ
れる訳である。幅WDは深さDPの値に応じて適
切に設定すればよいが、深さDPが1mm〜5mm位
ならば同様に1mm〜5mm程度に設定すればよい。
この波型端縁10を形成した理由は、マツト端
縁のほつれ防止にある。即ち、本考案のように形
成すると、端縁部分の基布4の縦糸と横糸は突片
10a内の部分に限られている。したがつて、マ
ツトを繰り返し洗浄した場合に、マツト端縁のほ
つれが生じても、突片10a内の縦糸と横糸に限
られ、これらの糸屑は極めて短かいのでたとえほ
つれたとしてもほとんど需要者には自覚されるこ
とがない。
波型端縁10の形状は、サインカーブ状、三角
状等種々に変更できる等、本考案は上記実施例に
限定されるものではなく本考案の技術的思想を逸
脱しない範囲における種々の変形例、設計変更等
を包含するものである。
<考案の効果> 本考案は以上詳述したように、除塵マツトの端
縁の基布とバツキング層を一体的に波形に裁断し
たから、端縁のほつれが防止でき、しかも通常の
使用形態であるパイル面側からの需要者の観察で
は上記端縁の波型が隠蔽されて、需要者に直線状
裁断と同様の秀麗感を与える等、種々の実用的効
果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る除塵マツトの全体斜視
図、第2図は第1図のA−A線断面図、第3図は
第2図の要部拡大断面図、第4図は除塵マツトの
平面図、第5図は同マツトの裏面図である。 2……除塵マツト、4……基布、6……パイル
糸、8……バツキング層、10……波型端縁、1
0a……突片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 基布と、基布にタフト化されたパイル糸と、パ
    イル糸を基布に固定するエラストマーのバツキン
    グ層とからなる除塵用マツトにおいて、基布及び
    バツキング層の周縁部が波形に裁断されたことを
    特徴とする端縁のほつれを防止した除塵用マツ
    ト。
JP4684985U 1985-04-01 1985-04-01 Expired JPS645580Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4684985U JPS645580Y2 (ja) 1985-04-01 1985-04-01

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JP4684985U JPS645580Y2 (ja) 1985-04-01 1985-04-01

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61164662U JPS61164662U (ja) 1986-10-13
JPS645580Y2 true JPS645580Y2 (ja) 1989-02-10

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ID=30561631

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JP4684985U Expired JPS645580Y2 (ja) 1985-04-01 1985-04-01

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2804778B2 (ja) * 1989-03-03 1998-09-30 株式会社ブリヂストン 防振装置
JP2574692Y2 (ja) * 1990-10-18 1998-06-18 株式会社ダスキン ほつれ防止性に優れたマット

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61164662U (ja) 1986-10-13

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