JP2574352Y2 - Dsp信号処理回路 - Google Patents

Dsp信号処理回路

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JP2574352Y2
JP2574352Y2 JP1991065832U JP6583291U JP2574352Y2 JP 2574352 Y2 JP2574352 Y2 JP 2574352Y2 JP 1991065832 U JP1991065832 U JP 1991065832U JP 6583291 U JP6583291 U JP 6583291U JP 2574352 Y2 JP2574352 Y2 JP 2574352Y2
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JP
Japan
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signal
circuit
dsp
fader
processing circuit
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西 実 生 河
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Kenwood KK
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Description

【考案の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】この考案は、オーディオ装置等に
おける音声信号処理回路に関し、特に特殊効果を奏する
DSP音声信号処理回路に関する。 【0002】 【従来の技術】近年、オーディオ装置においては、音声
信号に種々特殊処理を施し、残響効果等の特殊効果再生
音場を生成するため、DSP(Digital Signal Processo
r)により各種処理を行うものが多くなっている。従来の
この種オーディオ装置のDSP信号処理回路が図2に示
されている。信号源1からの音声信号(原音信号)は、
DSP回路2により所定のDSP処理が施され、L信
号、R信号、S信号が出力される。これらR信号とS信
号は、Rch系に送出される。ミックス回路3は、信号
源1からの信号とDSP回路2からのL信号とを加算
し、ボリューム回路(VOL) 4LFに送出する。また、D
SP回路2からの残響音のS信号は、ボリューム回路4
LRに送出される。ボリューム回路4LRと4LFは、
入力信号をボリューム調整して、それぞれリア用アンプ
11LRとフロント用アンプ11LFに対して再生音を
出力する。したがって、フロント用アンプ11LFから
は「信号源の原音+DSP処理Lch」の信号が再生さ
れ、リア用アンプ11LRからは「DSP処理、残響
音」信号(以下、残響音信号Sと称する)が再生され
る。 【0003】 【考案が解決しようとする課題】上述のように、従来の
DSP信号処理回路によれば、残響音等特殊効果再生音
が得られるが、再生音声を聴く人の位置によってその効
果が大きく変化するため常に良好な特殊効果再生音を得
ることができない。すなわち、図3に示すようなスピー
カ配置において、リスニングポイントとなるA点で再生
音を聴く人はフロントスピーカとリアスピーカからの再
生音を最適なDSP効果をもって聴くことができるか、
B点では、メインLch(またはRch)のレベルが大
きく、DSP効果が小さくなり、またC点では残響点の
レベルが大きく逆に違和感のある音声しか聴けないとい
う問題があった。この問題は、特に、座席位置が固定さ
れている車載搭載オーディオ機器の場合に顕著になって
しまう。 【0004】そこで、この考案の目的は、リスニングポ
イントにかかわらず、常に良好なDSP効果再生音を得
ることができるDSP信号処理回路を提供することにあ
る。 【0005】 【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め、この考案によるDSP信号処理回路は、再生信号を
少なくとも2系統の信号に分割するDSP回路と、前記
DSP回路の第1出力信号をフロント信号とリア信号に
分割する第1フェーダ回路と、前記DSP回路の第2出
力信号と前記再生信号が加算された信号をフロント信号
とリア信号に分割する第2フェーダ回路と、前記第1フ
ェーダ回路のフロント信号の位相反転信号と第2フェー
ダ回路のフロント信号とを加算する第1加算回路と、前
記第2フェーダ回路のリア信号またはリア信号の低域成
分と前記第1フェーダ回路のリア信号とを加算する第2
加算回路と、を備える。 【0006】 【作用】この考案では、デジタル信号処理された信号を
少なくとも2系統の信号に分割し、分割信号のうち対応
する信号同士を加算して出力するように構成しており、
例えばチャンネルのリア用とフロント用信号のそれぞれ
を、リア用成分とフロント用成分に分け、各リア用信号
同士およびフロント用信号同士を加算して、それぞれリ
ア用アンプ及びフロント用アンプに供給することによ
り、リスニングポイントによるDSP効果の差や違和感
を軽減している。より具体的には、この考案は、再生信
号を少なくとも2系統の信号に分割し、その第1出力信
号を第1フェーダ回路によりフロント信号とリア信号に
分割し、その第2出力信号と再生信号が加算された信号
を、第2フェーダ回路によりフロント信号とリア信号に
分割し、この第1フェーダ回路のフロント信号の位相反
転信号と第2フェーダ回路のフロント信号とを加算し、
第2フェーダ回路のリア信号またはリア信号の低域成分
と前記第1フェーダ回路のリア信号とを加算する。 【0007】 【実施例】次に、この考案について図面を参照しながら
説明する。図1は、この考案によるDSP信号処理回路
の一実施例を示す回路図である。図1において、図2と
同一符号が付与されている回路要素部は、同様機能を有
する回路要素部であり、図2と同様に、DSP回路2で
信号源1からの原音がDSP処理されたL信号とS信号
は、それぞれミックス回路3とボリューム回路4LRに
供給される。ミックス回路3は、信号源1からの信号と
DSP回路2からのL信号とを加算してボリューム回路
4LFに送出する。ボリューム回路4LRと4LFでボ
リューム調整された信号は、トーン回路(TONE)5LRと
5LFでトーン調整された後、フェーダ回路(FADER) 6
LRと6LFに供給される。 【0008】フェーダ回路6LRは、トーン回路5LR
からの信号をリア成分とフロント成分に分け、それぞ
れ、ミックス回路9と位相反転回路7に送出する。位相
反転回路8で位相反転された信号はミックス回路10に
供給される。また、フェーダ回路6LFは、同様に、ト
ーン回路5LFからの信号をリア成分とフロント成分に
分け、リア成分は低域増幅回路8で低域増幅処理されて
ミックス回路9に送出され、フロント成分はミックス回
路10に送出される。ミックス回路9は、フェーダ回路
6LRからのリア成分信号と、低域増幅回路8からの出
力信号とを加算して、リア用スピーカ11LRに送出し
て再生音を出力する。また、ミックス回路10は、位相
反転回路7からの位相反転信号と、フェーダ回路6LF
からのフロント成分信号とを加算して、フロント用アン
プ11LFに送出して再生音を出力する。 【0009】以上のように、この実施例では、メインL
ch(またはRch)信号と残響音信号とをトーン回路
5LR,5LFを通した後に、フェーダ回路6LR,6
LFにおいて、フロント成分とリア成分とに分け、それ
ぞれ上記処理を施して、リア側は「残響音+低域増幅メ
インLch(またはRch)」として加算して出力し、
フロント側は「メインLch(またはRch)+逆位相
残響音」として加算して出力している。また、それぞれ
「残響音」と「逆位相残響」のレベル振り分け及び「メ
インLch(Rch)」と「低域増強メインLch(R
ch)」のレベル振り分けを独立して行えるようにして
いる。したがって、メインLch(Rch)及び残響音
ともにトーン調整が可能になるばかりでなく、リア用ア
ンプとフロント用アンプに出力する信号成分の比を自由
に変化できる。例えば、フロント側において、メイン
8:逆位相残響音2としたり、リア側において、残響音
6:低域増強メイン4のように比を任意に調整できる。
また、低域増幅回路8により、DSP時に不足しがちな
低域を補い、残響音の位相を反転させてメインLch
(Rch)に加算することによって違和感を軽減するこ
とができる。 【0010】以上の実施例において、位相反転回路7や
低域増幅回路8を省略した簡単な構成にすることもでき
る。また、DSP処理信号に限らず、音声多重放送のメ
イン信号、サブ信号を振り分けて加算、ミックスするこ
ともできる。、 【0011】 【考案の効果】以上説明したように、この考案によるD
SP信号処理回路は、デジタル信号処理された信号を分
割し、分割信号のうち対応する信号同士を加算して出力
するように構成しており、例えばチャンネルのリア用と
フロント用信号のそれぞれを、リア用成分とフロント用
成分に分け、各リア用信号同士およびフロント用信号同
士を加算して、それぞれリア用アンプ及びフロント用ア
ンプに供給しているので、リスニングポイントによるD
SP効果の差や違和感を軽減することができ、個人の好
みに応じて任意にDSP効果を微調整でき、特に車載用
オーディオ装置に適用して有効である。
【図面の簡単な説明】 【図1】この考案によるDSP信号処理回路の一実施例
を示す回路図である。 【図2】従来のDSP信号処理回路図である。 【図3】従来のDSP信号処理回路の問題点を説明する
ための図である。 【符号の説明】 1 信号源 2 DSP回
路 3,9,10 ミックス回路 4LR,4LF ボリューム回路 5LR,5LF トーン回路 6LR,6LF フェーダ回路 7 位相反転回路 8 低域増幅
回路 11LR リア用アンプ 11LF フ
ロント用アンプ

Claims (1)

  1. (57)【実用新案登録請求の範囲】 再生信号を少なくとも2系統の信号に分割するDSP回
    路と、 前記DSP回路の第1出力信号をフロント信号とリア信
    号に分割する第1フェーダ回路と、 前記DSP回路の第2出力信号と前記再生信号が加算さ
    れた信号をフロント信号とリア信号に分割する第2フェ
    ーダ回路と、 前記第1フェーダ回路のフロント信号の位相反転信号と
    第2フェーダ回路のフロント信号とを加算する第1加算
    回路と、 前記第2フェーダ回路のリア信号またはリア信号の低域
    成分と前記第1フェーダ回路のリア信号とを加算する第
    2加算回路と、 を備えて成ることを特徴とするDSP信号処理回路。
JP1991065832U 1991-07-25 1991-07-25 Dsp信号処理回路 Expired - Lifetime JP2574352Y2 (ja)

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JPH0511700U JPH0511700U (ja) 1993-02-12
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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