JP2534905Y2 - 車載用オーディオ装置 - Google Patents
車載用オーディオ装置Info
- Publication number
- JP2534905Y2 JP2534905Y2 JP10529290U JP10529290U JP2534905Y2 JP 2534905 Y2 JP2534905 Y2 JP 2534905Y2 JP 10529290 U JP10529290 U JP 10529290U JP 10529290 U JP10529290 U JP 10529290U JP 2534905 Y2 JP2534905 Y2 JP 2534905Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- sound
- low
- speaker
- processing circuit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この考案は車載用オーディオ装置に係り、特に音場効
果を高める回路に関する。
果を高める回路に関する。
(ロ)従来技術 従来の車のオーディオ装置ではフロントチャンネルは
車内の取付場所の制約から大口径のウーファースピーカ
等が使用出来ない、又バックチャンバーの容量も大きく
とれないなどから充分な低音が得られにくい。このため
車内後方の左右にもスピーカを置き後方のスピーカから
十分な低音が得られるようにして車内の臨場感を高める
ものが多く用いられている。
車内の取付場所の制約から大口径のウーファースピーカ
等が使用出来ない、又バックチャンバーの容量も大きく
とれないなどから充分な低音が得られにくい。このため
車内後方の左右にもスピーカを置き後方のスピーカから
十分な低音が得られるようにして車内の臨場感を高める
ものが多く用いられている。
第2図に示す従来例では、1はレフト側の効果音処理
回路で主に反射音や残響音をリアレフトスピーカから出
力する、2はライト側の効果音処理回路で主に反射音や
残響音をリアライトスピーカから出力する、3と4はロ
ーパスフィルタ、5と6はアンプ、7と8は加算器、9
と10はアンプを表す。
回路で主に反射音や残響音をリアレフトスピーカから出
力する、2はライト側の効果音処理回路で主に反射音や
残響音をリアライトスピーカから出力する、3と4はロ
ーパスフィルタ、5と6はアンプ、7と8は加算器、9
と10はアンプを表す。
ステレオ信号はレフト入力(以下Lと云う)端子から
アンプ5を通ってフロントレフト(以下FLと云う)スピ
ーカから出力する、L信号は効果音処理回路1と、ロー
パスフィルタ3に加えられ効果音処理回路により主に反
射音や残響音を処理して加算器7に加えられ、ローパス
フィルタ3により低域の信号を取り出して加算器7に加
える。加算器7ではこれらの信号を加算してアンプ9に
入力しアンプ9によって増幅された信号はリアレフト
(以下RLと云う)スピーカから出力する。
アンプ5を通ってフロントレフト(以下FLと云う)スピ
ーカから出力する、L信号は効果音処理回路1と、ロー
パスフィルタ3に加えられ効果音処理回路により主に反
射音や残響音を処理して加算器7に加えられ、ローパス
フィルタ3により低域の信号を取り出して加算器7に加
える。加算器7ではこれらの信号を加算してアンプ9に
入力しアンプ9によって増幅された信号はリアレフト
(以下RLと云う)スピーカから出力する。
同じく、ライト入力(以下Rと云う)端子からアンプ
6を通ってフロントライト(以下FRと云う)スピーカか
ら出力する、R信号は効果音処理回路2と、ローパスフ
ィルタ4に加えられ効果音処理回路により主に反射音や
残響音を処理して加算器8に加える、ローパスフィルタ
4により低域の信号を取り出して加算器8に加える、加
算器8ではこれらの信号を加算してアンプ10に入力しア
ンプ10によって増幅された信号はリアライト(以下RRと
云う)スピーカから出力する。
6を通ってフロントライト(以下FRと云う)スピーカか
ら出力する、R信号は効果音処理回路2と、ローパスフ
ィルタ4に加えられ効果音処理回路により主に反射音や
残響音を処理して加算器8に加える、ローパスフィルタ
4により低域の信号を取り出して加算器8に加える、加
算器8ではこれらの信号を加算してアンプ10に入力しア
ンプ10によって増幅された信号はリアライト(以下RRと
云う)スピーカから出力する。
このようにL信号中に低域信号と効果音処理回路で処
理した信号を加算してRLスピーカに出力する、同じく反
対チャンネルのR信号中の低域信号と効果音処理回路で
処理した信号を加算してRRのスピーカに出力する回路構
成となっている。
理した信号を加算してRLスピーカに出力する、同じく反
対チャンネルのR信号中の低域信号と効果音処理回路で
処理した信号を加算してRRのスピーカに出力する回路構
成となっている。
(ハ)考案が解決しようとする問題点 しかし、上記した従来のものにおいてはL信号中の低
域信号と効果音処理回路で処理した信号を加算してRLの
スピーカに出力し、同じく反対チャンネルのR信号中の
低域信号と効果音処理回路で処理した信号を加算してRR
のスピーカに出力する回路構成となっているので再生音
場として低域の音の位相ずれ成分も強くなり過ぎて音場
定位が不明確になると云う欠点があった。
域信号と効果音処理回路で処理した信号を加算してRLの
スピーカに出力し、同じく反対チャンネルのR信号中の
低域信号と効果音処理回路で処理した信号を加算してRR
のスピーカに出力する回路構成となっているので再生音
場として低域の音の位相ずれ成分も強くなり過ぎて音場
定位が不明確になると云う欠点があった。
この考案は上記した点に鑑みてなされたものであり、
その目的とするところは従来例の欠点を解消し、音場定
位がしっかりし明確な音を再生すること及び音場効果を
更に高める事が出来る車載用オーディオ装置を提供する
ことろにある。
その目的とするところは従来例の欠点を解消し、音場定
位がしっかりし明確な音を再生すること及び音場効果を
更に高める事が出来る車載用オーディオ装置を提供する
ことろにある。
(ニ)問題を解決するための手段 この考案の車載用オーディオ装置はレフトチャンネル
の入力信号、又はライトチャンネルの入力信号からそれ
ぞれのリア信号を生成する効果音処理回路と、前記一方
の入力信号から所定の周波数を取り出すローパスフィル
タと、前記ローパスフィルタの出力を反対チャンネルの
リア信号に加算する加算回路とを設けた回路構成とし
た。
の入力信号、又はライトチャンネルの入力信号からそれ
ぞれのリア信号を生成する効果音処理回路と、前記一方
の入力信号から所定の周波数を取り出すローパスフィル
タと、前記ローパスフィルタの出力を反対チャンネルの
リア信号に加算する加算回路とを設けた回路構成とし
た。
(ホ)作用 この考案によればステレオ信号のLチャンネルの信号
を効果音処理回路で処理して加算器に加える、一方Rチ
ャンネルの信号の低域成分を取り出して加算器に加えて
それぞれを加算することによりLチャンネルの信号の位
相ずれ成分を取り除いてRLスピーカから出力する。
を効果音処理回路で処理して加算器に加える、一方Rチ
ャンネルの信号の低域成分を取り出して加算器に加えて
それぞれを加算することによりLチャンネルの信号の位
相ずれ成分を取り除いてRLスピーカから出力する。
又Rチャンネルの信号を効果音処理回路で処理して加
算器に加える、一方Lチャンネルの信号の低域成分を取
り出して加算器に加えてそれぞれを加算することにより
Rチャンネルの信号の位相ずれ成分を取り除いてRRスピ
ーカから出力することにより、明解な低音再生が出来
る、又迫力のある音場再生が実現出来る。
算器に加える、一方Lチャンネルの信号の低域成分を取
り出して加算器に加えてそれぞれを加算することにより
Rチャンネルの信号の位相ずれ成分を取り除いてRRスピ
ーカから出力することにより、明解な低音再生が出来
る、又迫力のある音場再生が実現出来る。
(ヘ)実施例 この考案に係る車載用オーディオ装置の実施例を第1
図に基づいて説明する。
図に基づいて説明する。
なお従来例と同一部分には同一符号を付してその説明
を省略する。
を省略する。
第1図において、1はレフト側効果音処理回路で主に
反射音や残響音をリアレフトスピーカから出力する、2
はライト側の効果音処理回路で主に反射音や残響音をリ
アライトスピーカから出力する。3と4はローパスフィ
ルタ、5と6はアンプ、7と8は加算器、9と10はアン
プを表す。
反射音や残響音をリアレフトスピーカから出力する、2
はライト側の効果音処理回路で主に反射音や残響音をリ
アライトスピーカから出力する。3と4はローパスフィ
ルタ、5と6はアンプ、7と8は加算器、9と10はアン
プを表す。
ステレオ信号はL端子からアンプ5を通ってFLスピー
カから出力する、L信号は効果音処理回路1に入力し効
果音処理回路1により主に反射音や残響音を処理して加
算器7に加えられる、一方R端子からのR信号はローパ
スフィルタ4により低域の信号を取り出し可変抵抗器12
を介して加算器7に加えられる、加算器7ではこれらの
信号を次にように加算する、ΔLをL信号の位相ずれ成
分とすれば(L+ΔL+その他の成分I)+(R−ΔL
+その他の成分II)=L+R+(その他の成分I)+
(その他の成分II)となるからΔLの位相ずれ成分が消
えて明確な低音が再生される。加算器7で加算された信
号アンプ9を通ってRLスピーカから出力される。又Rチ
ャンネル側もR端子からアンプ6を通ってFRスピーカか
ら出力する、R信号は効果音処理回路2に加えられ効果
音処理回路2により主に反射音や残響音を処理して加算
器8に加えられる、一方L端子からのL信号はローパス
フィルタ3により低域の信号を取り出し可変抵抗器11を
介して加算器8に加えられる、加算器8ではこれらの信
号を次のように加算する、ΔRをR信号の位相ずれ成分
とすれば(R+ΔR+その他の成分II)+(L−ΔR+
その他の成分I)=R+L+(その他の成分II)+(そ
の他の成分I)となるからΔRの位相ずれ成分が消され
て明確な低音が再生される。
カから出力する、L信号は効果音処理回路1に入力し効
果音処理回路1により主に反射音や残響音を処理して加
算器7に加えられる、一方R端子からのR信号はローパ
スフィルタ4により低域の信号を取り出し可変抵抗器12
を介して加算器7に加えられる、加算器7ではこれらの
信号を次にように加算する、ΔLをL信号の位相ずれ成
分とすれば(L+ΔL+その他の成分I)+(R−ΔL
+その他の成分II)=L+R+(その他の成分I)+
(その他の成分II)となるからΔLの位相ずれ成分が消
えて明確な低音が再生される。加算器7で加算された信
号アンプ9を通ってRLスピーカから出力される。又Rチ
ャンネル側もR端子からアンプ6を通ってFRスピーカか
ら出力する、R信号は効果音処理回路2に加えられ効果
音処理回路2により主に反射音や残響音を処理して加算
器8に加えられる、一方L端子からのL信号はローパス
フィルタ3により低域の信号を取り出し可変抵抗器11を
介して加算器8に加えられる、加算器8ではこれらの信
号を次のように加算する、ΔRをR信号の位相ずれ成分
とすれば(R+ΔR+その他の成分II)+(L−ΔR+
その他の成分I)=R+L+(その他の成分II)+(そ
の他の成分I)となるからΔRの位相ずれ成分が消され
て明確な低音が再生される。
可変抵抗器11及び12は加算器に加えるローパスフィル
タからの信号のレベルを調整するためのものである。
タからの信号のレベルを調整するためのものである。
(ト)考案の効果 この考案に係る車載用オーディオ装置によればフロン
トスピーカから主に直接音を出力しリアスピーカから主
に反射音や残響音を出力するような効果音処理を行う車
載のオーディオシステムにおいて低音の不足を補い明解
な低音再生及び音場効果をより高めることが出来る。
トスピーカから主に直接音を出力しリアスピーカから主
に反射音や残響音を出力するような効果音処理を行う車
載のオーディオシステムにおいて低音の不足を補い明解
な低音再生及び音場効果をより高めることが出来る。
又デジタルシグナルプロセッサ(D.S.P)による効果
音を作る場合において、効果音を多くするためプログラ
ムのステップ数を多くしているが本考案によれば音場効
果の調整が可能であり比較的簡単に車内の音場効果が得
られる。
音を作る場合において、効果音を多くするためプログラ
ムのステップ数を多くしているが本考案によれば音場効
果の調整が可能であり比較的簡単に車内の音場効果が得
られる。
しかも、構造が簡単であって、また、安価に構成する
ことができるため実施も容易であるなどの優れた特長を
有している。
ことができるため実施も容易であるなどの優れた特長を
有している。
第1図はこの考案に係る車載用オーディオ装置の実施例
を示す図である。 第2図は従来例を示す図である。 主な符号の説明 1,2:効果音処理回路 3,4:ローパスフィルタ(L.P.F) 5,6,9,10:アンプ 7,8:加算器 11,12:可変抵抗器 L:レフト入力端子 R:ライト入力端子 FL:フロントレフトスピーカ FR:フロントライトスピーカ RL:リアレフトスピーカ RR:リアライトスピーカ
を示す図である。 第2図は従来例を示す図である。 主な符号の説明 1,2:効果音処理回路 3,4:ローパスフィルタ(L.P.F) 5,6,9,10:アンプ 7,8:加算器 11,12:可変抵抗器 L:レフト入力端子 R:ライト入力端子 FL:フロントレフトスピーカ FR:フロントライトスピーカ RL:リアレフトスピーカ RR:リアライトスピーカ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−193500(JP,A) 特開 昭62−258599(JP,A) 特開 昭59−181800(JP,A) 特開 昭59−218099(JP,A) 特開 平2−86399(JP,A) 特開 昭56−111400(JP,A) 実開 昭62−125100(JP,U) 実開 平3−9600(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】レフトチャンネルの入力信号、又はライト
チャンネルの入力信号からそれぞれのリア信号を生成す
る効果音処理回路と、前記一方の入力信号から所定の周
波数を取り出すローパスフィルタと、前記ローパスフィ
ルタの出力を反対チャンネルのリア信号に加算する加算
回路とを設けたことを特徴とする車載用オーディオ装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10529290U JP2534905Y2 (ja) | 1990-10-08 | 1990-10-08 | 車載用オーディオ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10529290U JP2534905Y2 (ja) | 1990-10-08 | 1990-10-08 | 車載用オーディオ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0462000U JPH0462000U (ja) | 1992-05-27 |
JP2534905Y2 true JP2534905Y2 (ja) | 1997-05-07 |
Family
ID=31850937
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10529290U Expired - Lifetime JP2534905Y2 (ja) | 1990-10-08 | 1990-10-08 | 車載用オーディオ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2534905Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-10-08 JP JP10529290U patent/JP2534905Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0462000U (ja) | 1992-05-27 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |