JP2574316Y2 - 移動式足場に対するアウトリガーの取り付け構造 - Google Patents

移動式足場に対するアウトリガーの取り付け構造

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JP2574316Y2
JP2574316Y2 JP1992003387U JP338792U JP2574316Y2 JP 2574316 Y2 JP2574316 Y2 JP 2574316Y2 JP 1992003387 U JP1992003387 U JP 1992003387U JP 338792 U JP338792 U JP 338792U JP 2574316 Y2 JP2574316 Y2 JP 2574316Y2
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宏 越川
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、支柱に車輪を備えた移
動式足場を使用する際に、前記車輪を浮かせた状態で支
柱を支えて安定させるアウトリガーを、移動式足場に対
して簡単に取り付けるための取り付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、支柱に車輪を備えた移動式足場を
使用する際には、転倒事故を防ぐために、アウトリガー
を前記支柱の下部外側に取り付け、車輪を浮かせた状態
で移動式足場を支えている。そして、従来は、アウトリ
ガーに支柱へ向けたクランプを複数溶接しておき、取り
付け時にこの各クランプを支柱に嵌めて、ボルトで止め
ていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のクランプによる方法では、取り付け作業が煩雑であ
り、取り付けが不完全になる危険性があるとともに、ボ
ルト締めのためにスパナ等の工具を使用する必要があっ
た。本考案は、このような不具合を解決するためのもの
であり、工具を使用せずに簡単且つ確実に取り付け作業
が行える、移動式足場に対するアウトリガーの取り付け
構造を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案の移動式足場に対するアウトリガーの取り付
け構造は、支柱に車輪を備えた移動式足場の前記支柱の
下部に、アウトリガーを取り付けるための構造におい
て、前記支柱に筒状部材を平行に固定するとともに、こ
の筒状部材の上端から中途部まで長さ方向に縦切り込み
を入れ、この縦切り込みの下端から周方向に連続して横
切り込みを入れる一方、アウトリガー側に、前記筒状部
材に挿入する接続部を設け、この接続部に、前記縦切り
込みを通過可能且つ前記横切り込みに突出状態で収納可
能な突出部を設け、さらに前記筒状部材に、前記横切り
込みに収納された突出部の外れ止めを設けたことを特徴
とする。
【0005】
【作用】アウトリガーの接続部を支柱に固定された筒状
部材に上方から挿入し、前記接続部の突出部を筒状部材
の縦切り込みに通す。突出部が縦切り込みの下端に達し
たら、接続部を回転させて突出部を横切り込みに向かわ
せ、突出状態で収納する。そして、筒状部材に設けた外
れ止めにより突出部の横切り込みへの収納を保持する。
これにより、アウトリガーの接続部が支柱に固定された
筒状部材に連結され、工具を使用せずに簡単かつ確実
に、アウトリガーを移動式足場の支柱に取り付けること
ができる。
【0006】
【実施例】以下、本考案の実施例について、図面に基づ
き説明する。アウトリガー1は、例えば図1に示すよう
に、移動式足場2の支柱21の下部に取り付けられ、車
輪22を浮かせた状態で移動式足場2を支えるためのも
のである。
【0007】図2は本実施例の前記支柱21に対するア
ウトリガー1の取り付け構造を示す正面図であり、図3
は本実施例を詳細に説明するための斜視図であり、図3
(b)は図2のA部分の拡大斜視図に相当する。図2に
示すように、移動式足場2の支柱21の下部には、車輪
22の連結位置付近とそれより上方の位置との二カ所
に、所定の長さに切断された鋼管からなる筒状部材3
を、溶接により支柱21と平行に固定してある。各筒状
部材3には、図3(a)に示すように、上端から中途部
まで長さ方向に延びる縦切り込み31が入れてあり、さ
らにこの下端から周方向に連続して横切り込み32が1
/4周分程度入れてあり、全体としてL字型の切り溝が
形成されている。
【0008】また、筒状部材3の周面には、横切り込み
32を挟んで上下となる位置に、半円状に突出させたリ
ングからなる止め具33a,33bをそれぞれ固定して
ある。さらに、この両止め具33a,33b間の長さよ
り長い軸部を有するピン34が、その頭部に付けてある
鎖35により、筒状部材3の周面における横切り込み3
2の終端付近に取り付けてある。図3(b)に示すよう
に、このピン34が、上側の止め具33aの穴から下側
の止め具33bの穴まで通った状態で、本考案の外れ止
め4となる。
【0009】一方、アウトリガー1は、図2に示すよう
に、所定の長さに切断された鋼管11と、この鋼管11
に挿入された鋼棒12と、鋼棒12の下端に固定された
円盤状の基部13とからなる支持部を備えている。この
支持部には、鋼棒12を鋼管11内でスライドさせると
ともに、鋼棒12を鋼管11に対して所定の位置に固定
する機構が備えてあり、これにより基部13を地面に対
して上下させる。そして、アウトリガー1を支柱21に
取り付けた後に、鋼棒12を下降させて基部13により
地面を押し、車輪22を浮かせた状態で移動式足場2を
支えることができる。
【0010】この支持部の鋼管11から、斜め上方と横
方向とに二本の腕14,15が延びている。この両腕1
4,15の各端部には、支柱21と平行になる鋼管がそ
れぞれ一体化されてあり、これが前記筒状部材3に挿入
される接続部16,17となる。各接続部16,17に
は、それぞれ所定の位置に鋼板片が溶接してあり、これ
が本考案における突出部18に相当する。突出部18を
なす鋼板片の厚みは、筒状部材3の縦切り込み31の幅
よりやや小さく、鋼板片の縦の長さは、筒状部材3の横
切り込み32の幅よりやや小さな寸法になっている。そ
して、各突出部18は、各筒状部材3の横切り込み32
内に共にきちんと収納されるように、各接続部16,1
7の適切な位置に固定されている。
【0011】アウトリガー1を持ち上げて、各接続部1
6,17を対応する筒状部材3に上方から挿入し、各接
続部16,17において突出部18を縦切り込み31の
下端まで通す。ここで、アウトリガー1全体を旋回させ
て、接続部16,17を筒状部材3内で回転させ、突出
部18を横切り込み32の終端まで移動する。そして、
各筒状部材3において、ピン34を上側の止め具33a
の穴から下側の止め具33bの穴まで通し入れて、突出
部18が横切り込み32から外れないようにする。
【0012】このようにして、両接続部16,17の突
出部18を筒状部材3の横切り込み32に収納すること
により、工具を使用せずに簡単且つ確実に、アウトリガ
ー1を移動式足場2の支柱21に取り付けることができ
る。上記実施例では、前述の止め具33a,33bは、
横切り込み32に突出部18を収納した状態でピン34
を止め具33a,33bに入れた時に、突出部18がが
たつかないような位置に固定されている。
【0013】また、横切り込み32の終端に突出部18
が当たった状態で筒状部材3と接続部16とが連結され
るため、アウトリガー1の支柱21に対する取り付け角
度が、横切り込み32の終端位置により決定される。し
たがって、予め決められた前記取り付け角度に合わせ
て、横切り込み32の終端位置を設定する。なお、この
例においては、一つのアウトリガー1に対して本考案の
構造を二カ所に設けたが、移動式足場2の規模やアウト
リガー1の形状等に応じてその数は決定され、必要な安
定度が確保されるようにする。また、外れ止め4は、前
述のピン34によるものに限定されない。
【0014】
【考案の効果】以上説明してきたように、本考案によれ
ば、移動式足場の支柱に設けた筒状部材にアウトリガー
の接続部を挿入し、接続部に設けた突出部を筒状部材の
縦切り込みを通過させて横切り込み内に収納することに
より、工具を使用せずに簡単且つ確実に、アウトリガー
を移動式足場の支柱に取り付けることができる。その結
果、アウトリガーの取り付けにかかる時間が短縮される
とともに、移動式足場を使用しての作業が安全に行われ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】移動式足場に対するアウトリガーの使用状態を
示す斜視図である。
【図2】本考案の一実施例を示す正面図である。
【図3】本実施例を詳細に説明するための斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 アウトリガー 16 接続部 17 接続部 18 突出部 2 移動式足場 21 支柱 22 車輪 3 筒状部材 31 縦切り込み 32 横切り込み 4 外れ止め

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支柱に車輪を備えた移動式足場の前記支
    柱の下部に、アウトリガーを取り付けるための構造にお
    いて、前記支柱に筒状部材を平行に固定するとともに、
    この筒状部材の上端から中途部まで長さ方向に縦切り込
    みを入れ、この縦切り込みの下端から周方向に連続して
    横切り込みを入れる一方、アウトリガー側に、前記筒状
    部材に挿入する接続部を設け、この接続部に、前記縦切
    り込みを通過可能且つ前記横切り込みに突出状態で収納
    可能な突出部を設け、さらに前記筒状部材に、前記横切
    り込みに収納された突出部の外れ止めを設けたことを特
    徴とする移動式足場に対するアウトリガーの取り付け構
    造。
JP1992003387U 1992-01-31 1992-01-31 移動式足場に対するアウトリガーの取り付け構造 Expired - Lifetime JP2574316Y2 (ja)

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JPH0561345U JPH0561345U (ja) 1993-08-13
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JP4562270B2 (ja) * 2000-10-27 2010-10-13 サンマックス株式会社 台車用アウトリガー装置および台車
JP4441657B2 (ja) * 2004-05-13 2010-03-31 ヨシイケ科研機器株式会社 タワー台車

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