JP2514933Y2 - 固定用ジグ - Google Patents

固定用ジグ

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JP2514933Y2
JP2514933Y2 JP1993014518U JP1451893U JP2514933Y2 JP 2514933 Y2 JP2514933 Y2 JP 2514933Y2 JP 1993014518 U JP1993014518 U JP 1993014518U JP 1451893 U JP1451893 U JP 1451893U JP 2514933 Y2 JP2514933 Y2 JP 2514933Y2
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誠 三好
光利 助永
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  • Straightening Metal Sheet-Like Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、主に事故車の修復や修
正を行う際に使用されるものであり、オートロッククラ
ンプ装置によって水平姿勢で固定支持された事故車の一
部分を挾持固定し、事故車の捩れじれや変形等を防止す
るようにした固定用ジグに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、事故車の修復や修正、即ち、変
形したフレームやエンジンルーム等の修復や修正を行う
際には、事故車をオートロッククランプ装置によって水
平姿勢で固定支持し、チェーンブロックやジャッキ、ク
ランプ等の各種器具を使って変形した個所を引っ張った
り、或いは押したりして修復や修正を行うようにしてい
る。
【0003】従来、この種オートロッククランプ装置と
しては、例えば実公平2−32528号公報に開示され
た構造のものが知られている。即ち、前記オートロック
クランプ装置は、図7及び図8に示す如く、床面に敷設
した角パイプ製のレール5に立設固定された複数のスタ
ンド37と、スタンド37の上端部に水平姿勢で固定支
持された角パイプ製の一対の横材38と、横材38上に
水平姿勢で配置され、横材38と交差する角パイプ製の
一対の縦材39と、横材38と縦材39を交差状に連結
固定する継手40と、縦材39に取付けられた複数のク
ランプ41とから構成されて居り、前記クランプ41で
事故車Aのキャビン下面(ロッカーパネル)を挾持固定
することによって、事故車Aを水平姿勢で固定支持でき
るようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところが、従来のオー
トロッククランプ装置にあっては、通常事故車Aのキャ
ビン下面(ロッカーパネル)の4個所をクランプ41で
挾持固定し、当該事故車Aを水平姿勢で固定支持するよ
うにしている為、事故車Aに大きな荷重を加えたときに
機械的強度が不足することがある。即ち、事故車Aの修
復・修正時に、変形した個所に掛ける引張力や押圧力が
大きいと、事故車A全体が捩れたり、或いは変形したり
することがあり、良好且つ正確な修復や修正を行えない
と云う問題があった。特に、近年の乗用車に於いては、
その殆どがフレームとボディを一体構造とする所謂モノ
コックボディを採用し、全体構造で持たすようにしてい
る為、修復や修正時に前記問題がより助長されることに
なる。
【0005】一方、当業界に於いては、上述した問題を
解決する手段として、例えば事故車のフロント下面と床
面との間にジャッキ等を噛まして機械的強度を向上さ
せ、修復・修正時の捩れや変形等を防止するようにして
いるのが実情である。ところが、修復・修正する個所や
荷重を掛ける方向によっては、ジャッキ等では事故車を
確実且つ強固に固定支持することができない場合があっ
た。その結果、前記と同様の問題が発生した。又、自動
車には様々な車種がある為、車種毎に固定支持する個所
や使用する器具等を変える必要があり、迅速且つ円滑な
作業を行えないと云う問題もあった。
【0006】本考案は、上記の問題点を解消する為に創
案されたものであり、その目的はオートロッククランプ
装置に固定支持された事故車をより確実且つ強固に固定
支持できるようにした固定用ジグを提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為
に、本考案の請求項1に記載の固定用ジグは、床面の適
宜の位置に立設固定された固定パイプと、固定パイプに
上下方向へ摺動自在に挿入され、段階的に高さ調整可能
な調整パイプと、調整パイプに回転自在且つ軸線方向移
動不能に取付けられた調整ナットと、調整ナットに上下
方向へ移動自在に螺挿された調整ボルトとから成る支柱
と;調整ボルトの上端部に旋回可能に挿通支持され、調
整ボルトの上端部に螺着した固定用ナットにより固定さ
れるクランプ支持体と;クランプ支持体と調整ボルトと
の間に介設され、クランプ支持体を所定の位置に確実且
つ強固に固定し得る回り止め機構と;クランプ支持体に
設けた水平の支持軸に俯仰可能に挿通支持され、支持軸
に螺着したナットにより適宜の傾斜角度で固定されるク
ランプとから構成したものである。又、本考案の請求項
2に記載の固定用ジグは、支柱と床面との間に、支柱を
引っ張り支持する伸縮調整自在なターンバックル構造の
支持具を介設したものである。
【0008】
【作用】前記固定用ジグは、事故車の修復や修正を行う
際に、オートロッククランプ装置によって水平姿勢で固
定支持された事故車のフロント部下方位置やリア部下方
位置、或いはキャビン下方位置の床面に配置固定され、
オートロッククランプ装置と共に、事故車の一部を挾持
固定する。従って、事故車は、固定用ジグによって確実
且つ強固に固定支持されることになり、機械的強度が向
上することになる。即ち、変形した個所の修復・修正を
行う際に、チェーンブロックやジャッキ、クランプ等の
各種器具を使って変形した個所を引っ張ったり、或いは
押したりした場合でも、事故車全体が捩れたり、変形し
たりすると云うことがなく、事故車を良好且つ正確に修
復・修正することができる。又、固定用ジグは、支柱の
高さを調整でき、且つ支柱の上端部にクランプを旋回可
能且つ俯仰可能に取付けている為、支柱の高さ並びにク
ランプの向きを夫々変えることによって、事故車の任意
の個所を良好且つ確実に挾持固定することができる。そ
の結果、各種車種へ対応可能になる。更に、固定用ジグ
の支柱を支持具で床面に引っ張り支持するようにしてい
る為、ジグ自体が剛体化し、事故車をより一層確実且つ
強固に固定支持することができる。
【0009】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1及び図2は本考案の実施例に係る固定
用ジグの縦断面図及び側面図であって、当該固定用ジグ
は、高さ調整自在な支柱1と、支柱1の上端部に旋回可
能に取付けられたクランプ支持体2と、クランプ支持体
2に俯仰可能に取付けられたクランプ3と、支柱1と床
面との間に介設された伸縮調整自在な支持具4とから構
成されて居り、床面に敷設されたレール5に起立姿勢で
着脱自在に固定支持されている。尚、レール5は、長孔
5aを形成した金属製の角パイプにより形成されて居
り、長孔5aを形成した面が床面と面一になるように床
面に埋設状態で敷設されている。
【0010】前記支柱1は、上下方向へ伸縮可能に構成
されて居り、高さを段階的に且つ微調整できるようにな
っている。具体的には、支柱1は、図1及び図2に示す
如く、周壁に一定間隔毎に形成された複数の高さ調整穴
6aを有すると共に、下端部にベース7を固着した金属
製の円形の固定パイプ6と、固定パイプ6に上下方向へ
摺動自在に挿入され、高さ調整穴6aに合致する複数の
位置決め穴8aを有する金属製の円形の調整パイプ8
と、高さ調整穴6a及び位置決め穴8aに挿通固定され
るパイプ固定ボルト9と、調整パイプ8の上端部に回転
自在且つ軸線方向(上下方向)移動不能に取付けられた
調整ナット10と、調整ナット10に上下方向へ移動自
在に螺挿された調整ボルト11と、調整ボルト11の下
端部に固定され、調整パイプ8内を上下方向へ摺動移動
する調整ボルト振れ止め12とから構成されている。従
って、前記支柱1は、固定パイプ6の適宜の高さ調整穴
6aと調整パイプ8の位置決め穴8aとを合致させ、両
穴6a,8aにパイプ固定ボルト9を挿通固定すること
によって、高さ調整を段階的に行える。又、調整ナット
10のハンドル穴10aにハンドル(図示省略)を差し
込み、調整ボルト11を回り止めした状態で前記調整ナ
ット10をハンドルによって正逆回転させると、調整ボ
ルト11が上下動し、高さを微調整することができる。
そして、前記支柱1は、床面に敷設したレール5の適宜
の個所にベースパイプ13及び締付け装置14を介して
起立姿勢で着脱自在に固定支持されている。即ち、支柱
1は、レール5に固定されたベースパイプ13の上面
に、固定パイプ6のベース7を当接させ、当該ベース7
の両端部を締付け装置14によってベースパイプ13に
押圧固定することにより、床面に起立姿勢で固定支持さ
れる。尚、ベースパイプ13は、長孔13aを有する金
属製の角パイプにより形成されて居り、レール5の適宜
の個所にベース取付けボルト15及びナット16を介し
て固定されている。又、締付け装置14は、ベースパイ
プ13に摺動自在に挿入されたベース用ボルト17と、
ベース用ボルト17に挿通される押え金18と、ベース
用ボルト17に螺着される回転座金付ナット19とから
構成されている。
【0011】前記クランプ支持体2は、図1に示す如
く、金属材により略L字形に形成されて居り、調整ボル
ト11の上端部に旋回可能に挿通支持され、調整ボルト
11の上端部に螺着した固定用ナット20を締め付ける
ことによって、適宜の位置で固定できるようになってい
る。又、クランプ支持体2と調整ボルト11との間に
は、クランプ支持体2を所定の位置に確実且つ強固に固
定できるように回り止め機構21が介設されている。こ
の回り止め決め機構21は、調整ボルト11の上端部に
挿通固着され、上面に断面形状三角形の突部22aを放
射状に形成した下部回り止め円盤22と、クランプ支持
体2の下面に固着され、下面に前記突部22aに噛合す
る断面形状三角形の突部23aを放射状に形成した上部
回り止め円盤23とから成り、両円盤22,23の突部
22a,23aを噛み合わせ、固定用ナット20を締め
付けることによって、クランプ支持体2を所定の位置に
確実且つ強固に固定することができる。
【0012】前記クランプ3は、事故車の一部分を挾持
固定するものであり、クランプ支持体2に俯仰可能に取
付けられ、適宜の位置で固定できるようになっている。
具体的には、クランプ3は、図3に示す如く、第1クラ
ンプ板24と、第1クランプ板24に水平姿勢で固着さ
れたガイド軸25と、ガイド軸25に摺動自在に挿通支
持され、第1クランプ板24に対向する第2クランプ板
26と、両クランプ板24,26を緊締するボルト27
a及び回転座金付ナット27bから成る緊締具27とか
ら構成されて居り、第1クランプ板24の上端部と第2
クランプ板26の上端部との間に事故車の一部分を挿入
し、両クランプ板24,26を緊締具27で締め付ける
ことによって、事故車の一部分を挾持固定することがで
きる。又、前記クランプ3は、クランプ支持体2に支持
軸28を介して俯仰可能に取付けられて居り、支持軸2
8に螺着した回転座金付ナット29を締め付け操作する
ことによって、クランプ支持体2に対して所定の傾斜角
度で固定できるようになっている。即ち、クランプ3
は、第2クランプ板26の下端部をクランプ支持体2に
設けた支持軸28に回動自在に挿通支持させることによ
って、クランプ支持体2に対して俯仰可能となる。又、
回転座金付ナット29を締め付けると、第2クランプ板
26がクランプ支持体2側へ押圧固定され、クランプ3
はクランプ支持体2に対して所定の傾斜角度で固定され
ることになる。尚、第2クランプ板26とクランプ支持
体2との間には、クランプ3を所定の傾斜角度で確実且
つ強固に固定できるように回り止め機構30が介設され
ている。この回り止め機構30は、上述の回り止め機構
21と同様構造に構成されて居り、クランプ支持体2に
固着され、側面に断面形状三角形の突部を放射状に形成
した支持体側回り止め円盤31と、第2クランプ板26
に固着され、側面に前記突部に噛合する断面形状三角形
の突部を放射状に形成したクランプ側回り止め円盤32
とから成り、両円盤31,32の突部を噛み合わせ、回
転座金付ナット29を締め付けることによって、クラン
プ3を所定の傾斜角度で確実且つ強固に固定することが
できる。
【0013】前記支持具4は、支柱1と床面との間に介
設されて支柱1を起立状態に支持するものであり、伸縮
調整可能に構成されている。本実施例では、支持具4に
はターンバックルが使用されて居り、当該ターンバック
ルは、チューブ4aと、チューブ4aの一端に螺挿され
て端部に二叉部を形成した右ネジ棒4bと、チューブ4
aの他端に螺挿されて端部に二叉部を形成した左ネジ棒
4cとから成る。又、支持具4の一端部は、支柱1の調
整パイプ8に嵌合されたロータリージョイント33にボ
ルト・ナットを介して着脱自在に連結固定され、支持具
4の他端部は、レール5に掛止されたフック34にボル
ト・ナットを介して着脱自在に連結固定されている。前
記ロータリージョイント33は、放射状の支持片33a
を備えて居り、支柱1の調整パイプ8に回転自在に且つ
軸線方向へ移動自在に嵌合され、ボルト33bによって
適宜の位置で固定できるようになっている。尚、図示し
ていないが、支柱1とレール5間の間隔が長い場合に
は、支持具4とロータリージョイント33との間若しく
は支持具4とレール5との間に、継手杆や伸縮調整自在
な調整杆を介設するようにしても良い。
【0014】図4及び図5は本考案の実施例に係る固定
用ジグの使用状態の一例を示す概略側面図及び概略平面
図であって、当該固定用ジグは、オートロッククランプ
装置によって水平姿勢で固定支持された事故車Aのフロ
ント下方位置に対峙状態で一対配置され、ベースパイプ
13や締付け装置14、支持具4等を介してレール5に
起立状態で固定されている。又、各固定用ジグのクラン
プ3は、事故車Aのフロント下面の一部を挾持固定して
いる。更に、両固定用ジグの支柱1同志は、ターンバッ
クル35及び継手杆36により連結固定されている。
尚、オートロッククランプ装置には、従来公知のものと
同様構造のものが使用されて居り、図7及び図8と同じ
部材には同一の参照番号を使用している。
【0015】前記固定用ジグは、事故車Aの修復や修正
を行う際に、オートロッククランプ装置によって固定支
持された事故車Aの下方位置に配置固定され、オートロ
ッククランプ装置と共に、事故車Aの一部を挾持固定す
ることができる為、事故車Aを確実且つ強固に固定支持
することができる。その結果、固定支持された事故車A
の機械的強度が向上し、チェーンブロックやジャッキ、
クランプ等の各種器具を使って事故車Aの変形した個所
を引っ張ったり、或いは押したりした場合でも、事故車
A全体が捩れたり、変形したりすると云うことがない。
延いては、事故車Aを良好且つ正確に修復・修正するこ
とができる。又、固定用ジグは、支柱1の高さを調整で
き、且つ支柱1の上端部にクランプ3を旋回可能且つ俯
仰可能に取付けている為、支柱1の高さ並びにクランプ
3の向きを夫々調整することによって、事故車Aの任意
の個所を良好且つ確実に挾持固定することができる。そ
の結果、各種車種へ対応させることができ、車種に関係
なく、事故車Aを確実且つ強固に固定支持することがで
きる。然も、支柱1同志をターンバックル等で連結固定
し、各支柱1を支持具4で床面に引っ張るようにしてい
る為、固定用ジグ自体が剛体化し、事故車Aをより一層
確実且つ強固に固定支持することができる。
【0016】上記実施例に於いては、固定用ジグを事故
車Aのフロント下方位置に一対配置し、フロントの下面
を挾持固定するようにしたが、他の実施例に於いては、
固定用ジグを事故車Aのリア部下方位置やキャビン下方
位置に配置し、リア部下面やキャビン下面を挾持固定す
るようにしても良い。又、使用する固定用ジグの数も、
上記実施例のものに限定されるものではなく、任意であ
る。
【0017】上記実施例に於いては、オートロッククラ
ンプ装置及び一対の固定用ジグで事故車Aを固定支持す
るようにしたが、他の実施例に於いては、事故車Aの下
方位置に固定用ジグを多数配置固定し、固定用ジグのみ
で事故車Aを固定支持するようにしても良い。
【0018】上記実施例に於いては、支柱1同志をター
ンバックル35及び継手杆36で連結固定し、又、支柱
1と床面との間に支持具4を介設するようにしたが、他
の実施例に於いては、何れか一方を省略しても良く、或
いは両方を省略するようにしても良い。
【0019】上記実施例に於いては、支持具4を調整パ
イプ8に嵌合したロータリージョイント33に着脱自在
に連結するようにしたが、他の実施例に於いては、支持
具4を固定パイプ6や調整パイプ8に着脱自在に連結す
るようにしても良い。
【0020】上記実施例に於いては、支柱1をベースパ
イプ13を介してレール5に固定するようにしたが、他
の実施例に於いては、支柱1をレール5に直に固定する
ようにしても良い。
【0021】
【0022】上記実施例に於いては、クランプ支持体2
に縦向きのクランプ3を取付けるようにしたが、クラン
プ3の構造及び形状等は上記実施例のものに限定される
ものではなく、事故車Aの一部を挾持固定することがで
きれば、如何なる構造及び形状のものであっても良い。
例えば図6に示す如く、クランプ3に横向きのクランプ
3を使用し、これをクランプ支持体2に俯仰可能に取付
けるようにしても良い。
【0023】
【考案の効果】上述の通り、本考案の固定用ジグは、オ
ートロッククランプ装置によって固定支持された事故車
の下方位置に配置固定され、オートロッククランプ装置
と共に、事故車の一部を挾持固定できる構成としている
為、事故車を確実且つ強固に固定支持することができ
る。その結果、チェーンブロックやジャッキ、クランプ
等の各種器具を使って事故車の変形した個所を引っ張っ
たり、或いは押したりした場合でも、事故車全体が捩れ
たり、変形したりすると云うことがなく、事故車を良好
且つ正確に修復・修正することができる。又、固定用ジ
グは、支柱の高さを調整でき、且つ支柱の上端部にクラ
ンプを旋回可能且つ俯仰可能に取付けている為、支柱の
高さ並びにクランプの向きを夫々調整することによっ
て、事故車の任意の個所を良好且つ確実に挾持固定する
ことができる。その結果、各種車種へ対応可能になり、
車種に関係なく、事故車を確実且つ強固に固定支持する
ことができる。更に、固定用ジグの支柱を支持具で床面
に引っ張るようにしている為、固定用ジグ自体が剛体化
し、事故車をより一層確実且つ強固に固定支持すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る固定用ジグの縦断面図で
ある。
【図2】同じく固定用ジグの側面図である。
【図3】固定用ジグの要部の拡大縦断面図である。
【図4】固定用ジグの使用状態の一例を示す概略側面図
である。
【図5】同じく固定用ジグの使用状態の一例を示す概略
平面図である。
【図6】クランプの他の例を示す拡大縦断面図である。
【図7】オートロッククランプ装置で事故車を水平に固
定支持した状態の概略側面図である。
【図8】オートロッククランプ装置で事故車を水平に固
定支持した状態の概略平面図である。
【符号の説明】
1 支柱 2 クランプ支持体 3 クランプ 4 支持具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−176759(JP,A) 実開 昭63−104395(JP,U) 実開 昭62−168970(JP,U) 実開 昭61−128156(JP,U)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床面の適宜の位置に立設固定された固定
    パイプ(6)と、固定パイプ(6)に上下方向へ摺動自
    在に挿入され、段階的に高さ調整可能な調整パイプ
    (8)と、調整パイプ(8)に回転自在且つ軸線方向移
    動不能に取付けられた調整ナット(10)と、調整ナッ
    ト(10)に上下方向へ移動自在に螺挿された調整ボル
    ト(11)とから成る支柱(1)と;調整ボルト(1
    1)の上端部に旋回可能に挿通支持され、調整ボルト
    (11)の上端部に螺着した固定用ナット(20)によ
    り固定されるクランプ支持体(2)と;クランプ支持体
    (2)と調整ボルト(11)との間に介設され、クラン
    プ支持体(2)を所定の位置に確実且つ強固に固定し得
    る回り止め機構(21)と;クランプ支持体(2)に設
    けた水平の支持軸(28)に俯仰可能に挿通支持され、
    支持軸(28)に螺着したナット(29)により適宜の
    傾斜角度で固定されるクランプ(3)とから構成したこ
    とを特徴とする固定用ジグ。
  2. 【請求項2】 支柱(1)と床面との間に、支柱(1)
    を引っ張り支持する伸縮調整自在なターンバックル構造
    支持具(4)を介設したことを特徴とする請求項1に
    記載の固定用ジグ。
JP1993014518U 1993-03-29 1993-03-29 固定用ジグ Expired - Lifetime JP2514933Y2 (ja)

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