JP4856906B2 - 軌間・通り整正機械 - Google Patents

軌間・通り整正機械 Download PDF

Info

Publication number
JP4856906B2
JP4856906B2 JP2005198088A JP2005198088A JP4856906B2 JP 4856906 B2 JP4856906 B2 JP 4856906B2 JP 2005198088 A JP2005198088 A JP 2005198088A JP 2005198088 A JP2005198088 A JP 2005198088A JP 4856906 B2 JP4856906 B2 JP 4856906B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rail
leveling
gauge
piece
main frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005198088A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007016451A (ja
Inventor
秀明 阿部
江治 木舟
正治 服部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Komatsu Ltd
East Japan Railway Co
Original Assignee
Komatsu Ltd
East Japan Railway Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Komatsu Ltd, East Japan Railway Co filed Critical Komatsu Ltd
Priority to JP2005198088A priority Critical patent/JP4856906B2/ja
Publication of JP2007016451A publication Critical patent/JP2007016451A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4856906B2 publication Critical patent/JP4856906B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Machines For Laying And Maintaining Railways (AREA)

Description

本発明は、スラブ軌道における軌間の通り整正を計測データに基づいて行う軌間・通り整正機械に係り、整正作業機の自重による作用力を軽減してレールの整正を容易にする軌間・通り整正機械に関するものである。
鉄道軌道の軌間・通りは、列車の繰り返し走行により曲線部分に限らず直線区間でも狂いが生じる。列車の走行条件を維持するためには、この軌間・通りの狂いを整正する必要がある。この軌間・通りの狂いを整正する作業は、まず左右一対のレールにおける一方のレールを基準にして、所要区間で他方のレールを固定している締結押えボルトを緩め、予め検測車による区間内での軌道における計測走行によって得られた左右一対のレールの軌間データに基づいて、レールを軌間方向に移動してその状態を保持しながら締結押えボルトを締付け左右レールの間隔を整正している。
このようなスラブ軌道上における軌間・通り整正を機械的に実施できるようにした整正機械については、軌道上を移動して軌間ゲージで計測して締結押えボルトの緩め・締付けを行い、レールを軌間・通りに移動調整して軌間の整正を行うことができるものが、特許文献1によって知られている。この整正機械は、軌道上を走行できる走行体の前部に、軌間計測器,締結押えボルトを締付け・緩めするナットランナを昇降可能に付されたナット締付け機構,左右一側部に取付けた第1レールクランプ機構と左右他側部に左右搖動自在に取付けた第2レールクランプ機構,その第1レールクランプ機構に対して第2レールクランプ機構を左右に搖動する伸縮機構とを備えて、軌道に沿って走行可能な作業機フレームが作業時に軌道上に降ろされて作業できるように、アームによって走行車両の前部に連結された構成にされている。
通常、このような整正機械によるスラブ軌道上での軌間・通りの整正作業は、左右のレールを固定保持しているすべてのタイプレート位置で締結押えボルトの緩め・締付け操作をして整正を行うのではなく、例えば4ピッチおきのタイプレート位置で、軌間・通りの整正操作を行っている。この作業は、予め設定した区間ごとに、まず一方のレールを基準にして他方のレールを整正する位置で締結押えボルトの締結ナットを緩め、軌間ゲージに合致するように整正位置でレールを左右方向に移動させ、軌間を整えた後に緩めたナットを締付けてタイプレートを締結押えボルトで固定し、レールの通り整正作業を行う。こうして、作業予定区間で片側のレールの通りを整正すると、作業車両を反転走行させ、こんどは通り整正が終わったレールを基準にして他方のレールの整正位置で締結押えボルトのナットを緩め、検測車によって予め計測されて得られた軌間データを基にして、その他方のレールを左右に動かして軌間ゲージに合致するように整正し、その後に緩められているナットを締付けて締結押えボルトによりタイプレートを固定する操作を順次行って、整正作業を遂行している。
特許第3079165号公報
しかしながら、前記特許文献1で知られる軌間・通り整正機械では、整正作業機が走行車体の前方にアームを介して吊下げ支持されている関係上、その整正作業機をレール上に降ろして整正作業を行う際に、その整正作業機の自重が緩められているレールを押し開く方向に作用する傾向がある。特に、カント区間(曲線区間)にあっては、内軌側のレールが低くされるとともに外向きに傾斜して配置されるので、その内軌側のレールに整正作業機の自重が大きく作用することになる。したがって、その区間では整正しようとするレールを倒す方向に働く作用力に対抗するために整正推力が余分に発生することになる。
このようなことから、次のような問題点がある。まず、整正のための作業時間が長くなり、作業能率が低下する。次いで、余分な力で整正を行うことにより、以下の2点で、レールに残留狂いが発生する可能性がある。
1)作業方向に対してタイプレートによるレール固定位置4ピッチごとに、整正して締結押えボルトのナットを締付けるので、締付けを行わない箇所での拘束力がない。
2)図13によって示されるように、整正作業機100のクランプ装置101による整正,軌間ゲージ102での計測,ナットランナ103によるナットの締付けの各位置が一致しないので、整正後のレールR内幅(軌間寸法)が完全に一致するものではない。
つまり、整正作業機100自体をレールR上で支持する内軌側の案内車輪104,104に対して大きな負荷が作用し、四個の案内車輪104の負荷分担が片寄るのが要因となっている。
本発明は、このような問題点を解消するためになされたもので、特にカント区間での整正作業時、内軌側に生じるレールに対しての負荷をスラブ面を走行するガイド車輪に分担させてレール整正の仕上がりを向上させるようにする軌間・通り整正機械を提供することを目的とするものである。
前記目的を達成するために、本発明による軌間・通り整正機械は、
軌道上を走行自在な走行車両と、その走行車両前部に設けられたブームの先端に支持されて、作業時に軌道のレール上に降ろされるように吊設される整正作業機とを備えるスラブ軌道の軌間を整正する軌間・通り整正機械において、
前記整正作業機は、主フレームと、この主フレームの下部に配されてレール上を走行する左右二組の案内車輪を備え、前記主フレームの内軌側で前記案内車輪の外側の走行方向前後位置に支持部材が垂下され、前記支持部材は、上部部片と下部部片とを組み合わせて上部部片に対して下部部片が上下方向に可動的に形成され、前記上部部片は、その頂部の取付片を前記主フレームの端部下面に取着される下向き二股状の装着ブラケットの二股部分に嵌め込んで取付ピンを挿入することで前記主フレームに対し着脱可能に接続され、前記上部部片の縦軸線上で下向きにガイド軸が取着され、このガイド軸に前記上部部片の前記下部部片に対する上下動を緩衝する緩衝機構が被嵌され、前記下部部片にスラブ面を走行する補助支持ガイド車輪が走行方向に二輪配置で設けられていることを特徴とするものである。
本発明においては、走行車両前部に設けられたブームの先端にて整正作業機が吊設されて、整正作業時にはその整正作業機をレール上に吊り降ろされることになるので、整正作業機の内軌側外側にスラブ面に沿って走行できる補助支持ガイド車輪とその支持部材を配設しておけば、たとえばカント区間のように傾斜状態で敷設されているレールに対して整正作業機の走行用案内車輪が載置された状態でも、その一部の負荷を前記補助支持ガイド車輪が分担することになり、レールの倒れ方向に対する荷重をレールに過剰負担させずに整正作業を実施できる。したがって、レールの倒れ方向に対する荷重が軽減されて、ナット締付け後の残留狂いが少なくなり、その結果、レール整正の仕上がり精度が向上するという効果を奏する。
また、正作業機が走行するときスラブプレートの継ぎ手部分を越える際に、補助支持ガイド車輪二個のうち必ず一個がスラブ面に当接して荷重を分担支持させることができ、常時補助支持ガイド車輪が確実に荷重分担するので安定移動が確保できる。また、ラブ面を走行する補助支持ガイド車輪に適度な接地力を付勢して、主フレームをレール上で支持している案内車輪の浮き上がりが生じないようにすることで、前記負荷分担の機能と合わせてレールに対する追従性がよくなり、結果として整正仕上げ精度を向上させることができるという効果を奏する。
さらに、ント区間で整正作業を行う際以外、言い換えると直線区間では取外して整正作業を行うなど、補助支持ガイド車輪を選択的に使用することができる。
次に、本発明による軌間・通り整正機械の具体的な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1には本実施形態の軌間・通り整正機械の全体側面図が示されている。図2には図1の平面図が示されている。また、図3には整正作業機の平面図が、図4には図3のA−A視図が、図5にはナットランナ機構の正面図が、図6には図5の平面視図(a)とスライド支持機構を表わす図(b)が、図7にはレールクランプ装置の概要図が、図8には可動側レールクランプ装置の正面図が、図9には図8のB−B視で補助支持ガイド車輪を付設した状態を示す図が、図10には固定側レールクランプ装置の正面図が、図11には整正作業機の整正作業部側を表す図が、それぞれ示されている。
図1から図3に示すように、本実施形態の軌間・通り整正機械1は、下部走行体3上に旋回機構6を介して車両本体7が載設された走行車両2と、この走行車両2の車両本体7の前部にブーム10によってその先端に吊設される整正作業機20とで構成されている。
前記走行車両2は、車両本体7に搭載されるエンジン駆動でスラブ軌道T上のレールR1,R2上を自走できる構造にされた下部走行体3と、この下部走行体3の走行体フレーム3a中央上で旋回機構6を介して旋回可能に搭載される車両本体7(上部旋回体)と、この車両本体7に搭載されて走行ならびに整正作業機20その他各部を作動させる動力源となるエンジンおよび油圧機器とその付属機器(いずれも図示せず)、および運転室8とで構成されている。そして、下部走行体3は、走行体フレーム3aの両側にて巻装されるゴム製の履帯3bの前後に、それぞれ支持フレーム4に軌間に合わせて軸受支された車軸を介し支持される左右一対の鉄輪5,5を備えている。
前記車両本体7には、旋回フレーム7aの前部中央位置に設けられるブラケット9に基端をピン11で枢支されて、前方に突き出すようにしてブーム10が配置されている。このブーム10は旋回フレーム7a前端部に基端を枢着されるブームシリンダ13のロッド13a端を前下部のブラケット14にピン連結され、このブームシリンダ13の伸縮によりブーム10の起伏が行えるようにされている。また、ブーム10の先端部には後述する整正作業機20を吊設するためのブラケット12が取着され、先端部上面に整正作業機20の姿勢を操作する姿勢操作シリンダ29の取付ブラケット15が付設されている。
前記整正作業機20は、平面視方形に形成された主フレーム22と、その主フレーム22の下面に左右二個ずつ前後方向に所要間隔をおいて配設される四個の案内車輪25,25,25′,25′にて軌道スラブT上の左右一対のレールR1,R2上で移動可能に支持されている。前記主フレーム22の上面中央に縦部材23cが接続され、その縦部材23cのほぼ中央位置上面に基端を固着されて直立する伸縮構造の吊下げフレーム24とで支持構造体21とされ、前記主フレーム22上には機器類が支持されて、前記吊下げフレーム24の上部を前記ブーム10先端のブラケット12に枢着されて吊設され、動力源を走行車両2側から受けるとともに、駆動制御されて整正作業が実施できるように構成されている。これら構成について、以下具体的に説明する。なお、この整正作業機20における各部の配置については、左右のレールR1およびR2に対して図示のものについて記述する。したがって、整正作業で反転させた場合は説明の逆に配置される。
図2から図4に示すように前記支持構造体21の主フレーム22は、軌間を跨ぐ方向に長辺で、レールR1,R2に平行する方向を短辺とする長方形にされ、その長辺方向に一方端部で一本と他方でちょうどレールR2(反転するとレールR1)上から軌間方向に適宜寸法左右等分する位置にて平行して二本、前後それぞれ横部材22a,22b(軌間方向に配される部材)を相互に接続する縦部材23a,23b,23b(レールと平行する方向の部材)がそれぞれ配置されて枠組みされている。そして、中央部位置でレールR1,R2と平行する大きい断面の縦部材23cが前記横部材22a,22b上に架設されている。なお、前記主フレーム22は、横部材22a,22bが前記縦部材23b,23bの配置側に、その反対側(縦部材23aの取付側)よりも中央部からの割り振り長さがやや長くしてレール上方から外側方向に大きくはみ出すように形成されている。
前記支持構造体21の主フレーム22に付設される前記案内車輪25,25′は、軌道スラブT上の左右レールR1,R2に対応するようにして主フレーム22の下面で外軌側に配設される前後二箇所ずつのブラケット25aに、一方の二個の案内車輪25,25を両鍔付きにして、使用時一方のレールR1の頭部に沿って転動するようにされ、内軌側に配設される前後二箇所ずつのブラケット25bに、他方の二個の案内車輪25′,25′は鍔なしのものがレールR2頭部を転動するように、それぞれピン支持されている。なお、前記鍔付き案内車輪25を支持するブラケット25aは、図4で示されるように、主フレーム22下面に設けられた取付座26で外側部からハンドル26a操作によってレールR1と直交する向きにスライドできるように支持されており、そのハンドル26aによる操作によってスクリュー軸26bを回転させるとブラケット25aがスライドして、結果的に案内車輪25を基準にして主フレーム22が軌間方向に移動し、位置調整されるようになされている。この位置調整側の案内車輪25,25は、後述する整正操作側と反対の側に設けるのが好ましい。
図2から図4に示すように、前記吊下げフレーム24は、上下に入れ子式の筒体にてなり、主フレーム22の上面ほぼ中央部で、前後方向に架設された縦部材23c上に設けてある取付座23dに直立して下側部材24aの基端が取着されている。上側部材24bの上端には所要間隔で直立して二股状のブラケット27が取着されており、このブラケット27の基端部を外側から挟むようにして走行車両2の前部に設けられたブーム10先端のブラケット12内側に介挿されて連結ピン28により結合され、ブーム10の先端に吊下げられている。また、前記ブラケット27の上部には、前記ブーム10先端上側の取付ブラケット15に基端を取付けられた姿勢操作シリンダ29のロッド端がピン29bで連結され、この姿勢操作シリンダ29によって整正作業機20の姿勢が操作されるようになっている。このような構成の吊下げフレーム24には、その中空内部に昇降シリンダ30が組込まれ、この昇降シリンダ30の作動によって下側部材24aを介して前記主フレーム22が昇降されるようになっている。
図3から図6に示すように、前記主フレーム22上で平行する二本の縦部材23b、23b間の中間位置には、直立する二本のナットランナ32,32と、これらを同時に上下動させる一本のナットランナ昇降シリンダ35と、それらを支持するスライドベース34および支持フレーム39とを一組とするナットランナ機構31が、前記ナットランナ32,32の各ソケット32bを下向きにして配置されている。
この一組のナットランナ32,32は、前記主フレーム22における二本平行して配設される縦部材23b,23b上に設置された各ボックス33a,33a内に配される平行軸33b,33b上で摺動自在に支持されるスライダ33c,33cにて両側を受支されて水平移動可能に架設されたスライドベース34に、目的とする軌道上のタイプレート70の締結押えボルト71,72に対応する配置で直立設置されている。前記二本のナットランナ32,32の支持構造は、ナットランナ昇降シリンダ35のシリンダ本体35aと支持フレーム39とが連結されてスライドベース34に直立され、かつこの支持フレーム39の軸線と同一方向で平行して直立する二本のガイドロッド39a,39aに案内される連結部材39b,39bによって前記両ナットランナ32,32が支持されている。こうして、前記両ナットランナ32,32は、その連結部材39b,39bを介してナットランナ昇降シリンダ35にて昇降自在にされている。そして、前記スライドベース34は隣接位置に設けられたナットランナスライド用モータ36(サーボモータ)により操作されるリンク機構37と繋がれて、前記スライドベース34と一緒に移動する停止位置検出センサ38'により、締結押えボルト71,72に対するナットランナ32,32のソケット32b、32b位置を検知設定されるように、前記モータ36と関連させて適正な位置に移動操作させ、ナットランナ32,32の軸心が締結押えボルト71,72の軸心と合致するように構成されている。
図3,図7から図10で示すように、前記ナットランナ機構31の設置箇所の前側位置には、レールクランプ装置40,41が配置されている。このレールクランプ装置40,41は前記ナットランナ機構31設置箇所の前部位置(レールR2上部位置)とその反対側のレールR1上部位置とに設けられ、上部で接続部材51によって相互に連結されている。これら両レールクランプ装置40,41は、概略同一の構造からなる。したがって、その一方の可動側(第2レールクランプ装置41)について説明し、他方の固定側(第1レールクランプ装置40)のものについては必要以外の構造の説明を省略して、同一構造部分については第2レールクランプ装置41のものと同一の符号を付して詳細な説明を省略することとする。
まず、一方の可動側レールクランプ装置(第2レールクランプ装置41)は、上端部を前記支持構造体21の主フレーム22の前部横部材22aから起立する支柱42の上部に取付く片持ち梁材42a先端下部に付設のブラケット42bに、頂部をピン42cにて枢着されて垂下支持される縦長の吊下げ主部材43と、その吊下げ主部材43下端に設けられたクランプ片取付ブラケット44に基端を連結ピン46,46により枢支されて、左右対称に配設される一対のクランプ片45,45と、これらクランプ片45,45を操作するクランプ操作シリンダ47,47とで構成されている。
前記クランプ片45,45は、いずれも所要間隔で配された二枚の部片先端部の内側を相互に繋ぐにように横向きで付設された把持爪45aを備え、対向する位置でレールR2の座部r両側端を挟んで整正動作を行えるように形成されている。これらクランプ片45,45は、その中間位置で、前記吊下げ主部材43の上部両側にて対称に取着されるブラケット48,48にてそれぞれ枢支されるトラニオンマウント型のクランプ操作シリンダ47のロッド47a端がピン47bで連結され、それらクランプ操作シリンダ47,47の各ロッド47aが突き出されると連結ピン46,46を基点として回動され、両側からレールR2の座部rを挟むようにされている。なお、この第2レールクランプ装置41は、吊下げ主部材43の頂端部で枢支ピン42bにより支持されているので、整正時に横移動(搖動)可能なようになされている。また、他方の固定側レールクランプ装置(第1レールクランプ装置40)は、クランプ片45′、45′とそのクランプ操作シリンダ47′との関係について、前記第2レールクランプ装置41と同様であるが、吊下げ主部材43′については主フレーム22に付設される支持部材49によって直立静止状態に支持されている。
このようにされる左右の第1レールクランプ装置40と第2レールクランプ装置41は、前記第2レールクランプ装置41の上頂部を支持する支柱42頂部のブラケット42aと第1レールクランプ装置40の静止支持される吊下げ主部材43′の上側部とが接続部材51によって相互に連結されて上部で固定状態に保たれている。そして、前記第2レールクランプ装置41は、その吊下げ主部材43の中間位置で他方の第1レールクランプ装置41と対向する側面に、可動操作ブラケット52が横向きに突設されている。また、第1レールクランプ装置40の吊下げ主部材43′の中間位置で前記第2レールクランプ装置41における可動操作ブラケット52と対向する位置にもブラケット53が横向きに突設されている。この可動操作ブラケット52とブラケット53とには、主フレーム22の横部材22aに取着される油圧サーボモータ55aにより駆動されるパワーシリンダ55(軌間整正シリンダ)の可動ロッド55b端がピン56で連結されている。そのパワーシリンダ55が制御部からの指令で駆動されて進退することにより、第2レールクランプ装置41の吊下げ主部材43を枢支ピン42bを基点にして左右に搖動変位させることにより、クランプしたレールR2を軌間に合わせるように整正操作する。この際の作動反力は第1レールクランプ装置40を介して他方のレールR1に受止められる。なお、第2レールクランプ装置41の吊下げ主部材43に対して、その中間部の両脇には、オーバーランを防止するリミットスイッチ57,57が設置されている。
また、前記第1、第2レールクランプ装置40,41の配置に平行して近接箇所下部には電動式の軌間ゲージ58が併設されている。この軌間ゲージ58は、周知構造のもので、レールの頭部内側面にローラを当接させて左右のレール間を計測できるように構成されたものである。この軌間ゲージ58によって検知される計測データは、車両本体7に設けられる図示されない制御部に送られて、軌間整正時に前記両レールクランプ装置40,41の作動に反映して制御するようになされている。また、前記一方のレールR2に沿って整正作業機20を走行案内する案内車輪25′の一つにはその回転支持軸端にエンコーダ59を付設して、整正作業機における移動距離を計測して整正作業位置を検知できるように制御部に移動距離データが送信できるようにされている。
なお、前記各部の油圧シリンダ(クランプ操作シリンダ47,ナットランナ昇降シリンダ35,吊上げフレーム昇降シリンダ30)やその他の油圧機器の作動については、図示されない制御部において、検測車によって計測されたデータに基づく整正データの入力データに従って油圧制御部を作動させて、整正操作が行われるようにそれら油圧機器を作動させる制御機構が設けられている。
このように構成される整正作業機20には、図5,図9および図11にて示されるように、前記主フレーム22の第2レールクランプ装置41ならびにナットランナ機構31が配置される側で、前後の両横部材22a,22bの端部下面に取着される装着ブラケット68,68を介して、複数の補助支持ガイド車輪64を取付けられた支持部材60,60がそれぞれ着脱可能に垂下して付設されている。なお、この実施形態では前記補助支持ガイド車輪64を二個一組としたものであるが、必要に応じて二個以上配したものであってもよい。
前記補助支持ガイド車輪64は、使用状態で軌道のスラブ面Ta上を転動して主フレーム22を受支するもので、走行によってスラブ面Taを傷めないように弾性材(例えば、ゴム車輪や機械的強度の高い樹脂製の車輪(ナイロン車輪など)が好ましい)が用いられる。
前記支持部材60(前後の各支持部材は同一構造であるので、その一方について記載する)は、上下二部片61,61′を組合わせて上下方向に可動的に形成されている。そして、その上部部片61は、上端部に前記主フレーム22の横部材22a端部下面に取付く下向き二股状の装着ブラケット68に対して嵌り合う取付片61aを備え、前記装着ブラケットの外側面から取付ピン62を取付片61aに設けた取付孔を貫通させて着脱可能に接続されている。また、下部部片61′は、下端に車輪支持ブラケット63を取着され、この車輪支持ブラケット63にて二個の補助支持ガイド車輪64,64を、レールR2に平行して走行するように、軸ピンにて回転自在に支持している。前記二個の補助支持ガイド車輪64,64は、その支持間隔Pを100〜150mm(これに限定されない)にとって、移動時に軌道スラブTの継ぎ目を交わして必ず1個の車輪が荷重を分担して支持できるように配置される。このような支持部材60の上下部片61,61′は、前後の側板部分で一方の部片61′に設けられた接続孔から他方の部片61に設けられた縦長の長孔に連結ボルト61aを挿通して接続し、上部部片61の縦軸線上で下向きにガイド軸65が取着され、上部部片61に設けられた受け座65aと下部部片61′の車輪支持ブラケット63取付座板61′b上面との間で前記ガイド軸65にコイルバネ66(本発明の緩衝機構に対応)を被嵌して介在させ、常時そのコイルバネ66の推力で前記補助ガイド車輪64,64がスラブ面Taに接触して整正作業機20の負荷を補助的に支持するようになされている。なお、前記コイルバネ66による補助支持ガイド車輪64,64に対する推力は、整正作業機20の自重を四個の案内車輪25,25,25′,25′に分担させてレールR1,R2上に支持する負荷が軌道の状況の変化で内軌側に偏在するのを防止するのである。したがって、前記コイルバネ66はその推力が、補助支持ガイド車輪64,64によって当該内軌側に位置する案内車輪25′,25′がレールR2踏面で浮くような現象が生じないように設定される。
本実施形態の軌間・通り整正機械1は、整正作業を行うにあたり、軌道のレールR1,R2上に走行車両2を載せて整正作業現場に移動させる。この場合、ブーム10は最短にして、図示省略するが整正作業機20をレールR1,R2上から上方に持上げた状態で走行車両2を走行させる。
整正作業を行う位置に到達すれば、まず走行車両2の下部走行体3が、図1に示されるように、走行前部の鉄輪5がタイプレート70位置の上に位置する状態で停止して、ブームシリンダ13を作動させてブーム10を下げてほぼ水平状態するとともに、姿勢操作シリンダ29を作動させて吊下げフレーム24をほぼ垂直な姿勢に調整する。次いで、そのまま吊下げフレーム24に内設の昇降シリンダ30の伸長操作とブームシリンダ13の一部収縮操作とによって持上げられていた整正作業機20をレール上に降ろすと、整正位置のタイプレート70上に整正作業機20におけるナットランナ機構31を対向させるようになる。こうした後、作業体制に移行する。なお、この時点ではナットランナ機構31におけるナットランナ32,32は上昇した状態にある。オペレータは運転室8で整正作業機20の運転を開始する指令を制御部に与えて各部を作動させる。
制御部では、設定されているデータに基づいて整正するタイプレート70上でレールR2を挟んで内外に位置する締結押えボルト71,72に対しナットランナ32,32の軸心が合致しているか否かが精査され、正しく合致しておればナットランナ32,32を起動するとともに、ナットランナ昇降シリンダ35が作動してナットランナ32,32の各先端部に備えているソケット32b,32bを降下させて対応する締結押えボルト71,72の締付けナットに係合させ、まず緩め操作を行う。この際、レール方向の位置合わせは、ナットランナスライド用モータ36(サーボモータ)を起動させてリンク機構37を作動させ、そのリンク機構37によりスライドベース34を進退させて微調整される。この際、スライドベース34はナットランナ位置センサ38,38によって移動量を検知され、幅方向の両側でスライダ33cを介して平行軸33b,33bに案内移動されて微動調整を容易にする。
こうして、ナットランナ機構31の作動によって整正位置の締結押えボルト71,72が緩められると、軌間ゲージ58によって現在の軌間が同時に計測される。次いで、第1レールクランプ装置40ならびに第2レールクランプ装置の各クランプ操作シリンダ47,47,47′,47′への油圧制御部にクランプ開始の信号が与えられて、各クランプ操作シリンダ47,47,47′,47′のロッドを前進させ各クランプ片45,45′が一斉に対向する位置のレールを両側から把持するように作動させる。こうして、両レールクランプ装置40,41のクランプ片45,45′によって左右のレールR1,R2が同時にクランプされる。このレールクランプ位置は、図3で明らかなように、整正するタイプレート70から外れた近傍箇所で、レールR1,R2の座部rをそれぞれ両側からクランプ片45,45(45′,45′)先端に付されている把持爪45a,45aによって把持される。
次いで、前記軌間ゲージ58による計測値に基づいて、軌間寸法データに合致するように、制御部から整正のための信号がパワーシリンダ55の作動部に与えられる。すると、軌間寸法がオーバーしている場合、そのパワーシリンダ55が収縮作動することにより、現時点で整正されない反対側のレールR1を基準にして締結押えボルトの締付けが緩められている側の第2レールクランプ装置41が内側に引き寄せられ、軌間が適正寸法に達するまでクランプ部を横移動させる。この際、前述のように、この第2レールクランプ装置41は、吊下げ主部材43が傾動可能に設けられているので、所要量変位して所定位置までレールR2を移動させることができる。もちろん、軌間寸法が狭まっている場合、前述と逆に作動して所定位置に整正される。
レールR2が所定位置に整正されると、ナットランナ機構31の各ナットランナ32,32を締め方向に作動させ、締結押えボルト71,72を締付けてレールR2とともに変位したタイプレート70を軌道スラブTに対して固定する。こうして、整正が行われると、ナットランナ32,32を上昇退避させ、両レールクランプ装置40,41の各クランプ操作シリンダ47,47,47′,47′を逆作動させてクランプ片45(45′)対によるレールのクランプを解除して移動可能な状態にする。その後、次の整正位置に移動して再び前記操作を繰返すのであり、通常はタイプレート70によるレールの締結固定位置4ピッチ分ごとに整正操作が行われている。したがって、整正作業機20を案内車輪25,25′によってレール上を移動し、4ピッチ前進した位置で次の作業を行う。
こうして前進方向に順次移動して整正作業が行われ、所定区間の軌道における一方のレールR2の通り整正が終わると、今度は走行車両2を反転させて、先に通りの基準としていた他方のレールR1の整正を行う。こうするためには、走行車両2の車両本体7を旋回機構6を作動させて旋回し、ブーム10とその先端に装着する整正作業機20を反対向きに旋回移動させる。整正作業機20を反転させるには、まずブームシリンダ13を伸長させるとブーム10が枢支ピン11を基点にして上方に持上げられて起立するので、運転室8側に寄せると同時に整正作業機20を真横に変位させて保持させる。この際、姿勢操作シリンダ15のロッドを伸長させると、ブーム10が起立して運転室8側に回動変位すると同時に、整正作業機20は、その吊下げフレーム24上端のブラケット27がブーム10先端のブラケット12との連結ピン28位置を基点にしてほぼ90度回動し、横向きに変位される。こうすることにより、ブーム10を介して整正作業機20が走行車両2の車両限界内に収まることになる。したがって、車両本体7を旋回させても軌道から大きくはみ出すことなく下部走行体3上で旋回させて先の状態と逆の向きに整正作業機20を位置させることができる。
方向変換後は、ブームシリンダ13のロッド13aを収縮させてブーム10を倒伏させると同時に姿勢操作シリンダ29のロッドを後退させて整正作業機20を元の姿勢に戻して浮かせた状態にし、その後は姿勢操作シリンダ29によって吊下げフレーム24を垂直姿勢に整える。整正作業機20は、軌道に対面する状態にした後に昇降シリンダ30を作動させて浮き状態からレール上に降ろす。
以後は、前記要領で先に基準としたレールR2と反対側のレールR1における所要整正位置のタイプレート70上で締結押えボルト71,72を緩め、次いで先に整正済みのレールR2を基準にして検測データに基いた整正データに従い、第1および第2レールクランプ装置40,41を作動させてレールR1,R2をクランプして後、軌間ゲージ58により所定の軌間寸法となるようにパワーシリンダ55を作動させて、今度はレールR1を動かせ、所定位置で緩めておいた締結押えボルト71,72を締付けて固定する操作を行わせる。
こうして、1箇所のタイプレート70位置での整正作業が終われば、次の例えば4ピッチ前方のタイプレート位置に前進移動して、前記要領で当該位置での整正作業を行わせるのである。以後、順次移動しながら前記整正作業を繰り返し、所定区間での軌間・通りの整正作業を行うのである。
以上は直線区間のように軌道スラブT上において内外軌の敷設高低差のない区間での整正作業について記述したが、カント区間のように、図12にて例示するように、スラブ面Taが傾斜状態に形成されてレールR1,R2が敷設されている箇所では、整正作業機20をその軌道上を走らせて整正作業を実施する場合、前述のようにその整正作業機20が整正操作を主体的に行う側に片寄った負荷が作用する構造であること並びにレールR1,R2がカントに合わせて傾斜したスラブ面Taに固定されている関係から、整正作業機20の自重による負荷が内軌側寄りに片寄って作用することになり、その偏負荷によって内軌側のレールR2を押し広げるような作用力が働く。そのため整正作業時、一旦締結押えボルト71,72が緩められた後に、軌間の整正操作を行ってから緩めたナットを締付けるときレールが過剰に変位した状態で固定され易い。そこで、本実施形態では、前記構成の整正作業機20における主フレーム22の内軌側に位置する前後両端部に設けられた各装着取付ブラケット68,68に、それぞれ支持部材60,60を介して補助支持ガイド車輪64を装着して、前記要領で整正作業を実施する。
前記装着ブラケット68に補助支持ガイド車輪64の支持部材60を装着するには、前記装着ブラケット68の二股部分に支持部材60における頂部の取付片61aを嵌め込んで外側部から取付孔に取付ピン62を挿入して結合する。こうすると、支持部材60の下端に設けられている二個の補助支持ガイド車輪64,64がレールR2に平行した状態で組み付けられ、それら補助支持ガイド車輪64がスラブ面Taに当接して補助的に主フレーム22を内軌側の外側部前後位置で支持することになる。
このようにして支持部材60を介し補助支持ガイド車輪64によって補助的に支持すれば、整正作業機20の負荷が内軌側で案内車輪25′,25′によってレールR2に作用するのを、その外側前後位置で補助支持ガイド車輪64,64がそれぞれ分担して支持することになり、結果的に内軌側のレールR2への過剰負荷作用を軽減できる。したがって、整正作業を行うにあたり、タイプレート70位置で締結押えボルト71,72による締結力を緩めて整正作業を行うときレールR2への変則的な負荷作用力を排除してレールR2が過剰な傾きで締結押えボルト71,72の締め付けが行われるのを防止することができ、適正な整正作業を行うことができるのである。
そして、整正作業機20を補助支持する補助支持ガイド車輪64は、整正位置の移動時にスラブ面Ta上を走行するようにして、スラブ面Taの変位による上下動を支持部材60に組み付けたコイルバネ66による緩衝機能によって吸収させるようになっている。したがって、整正作業機20の負荷は原則としてレールR1,R2上で支持する四個の案内車輪25,25および25′,25′によって支持され、浮き上がるのを防止している。また、補助支持ガイド車輪64は、前後方向に二個配置され、その配置間隔(ピッチ)Pを例えば100〜150mmに設定されてスラブの接続箇所におけるスラブ面Taの隙間を越えるとき、前後いずれか一つの車輪が必ずスラブ面Ta上にあって負荷を支持するようにされているので、この補助支持ガイド車輪64を備えた状態で移動する際に、整正作業機20の負荷バランスを崩すことなく移動させることができる。
なお、前記補助支持ガイド車輪64とその支持部材60は、前述のようなカント区間以外の平坦区間で使用することも可能であり、使用しない場合は、装着ブラケット68部分で取外し、例えば走行車両2の適所に収納部を設けて、そこに取外して補助支持ガイド車輪64とその支持部材60とを収容しておけば、カント区間で整正作業を行うときに、前記要領で装着して整正作業を効率よく適正に行うことができる。
また、本実施形態では、走行車両2が、下部走行体3として鉄輪5,5とともにゴム製の履帯3bを備えているので、その履帯3bとレールR1,R2との接触摩擦によって走行停止時におけるスリップをなくし、ほぼ等ピッチで配置されるタイプレート70の例えば4ピッチごとの位置に移動して正しく停止させることができ、整正作業を容易にすることができる。
以上の説明において、整正作業機の補助支持ガイド車輪の支持部材における緩衝機構としてコイルバネを用いた実施形態について記載したが、その緩衝機構には、このほかに流体を封入した緩衝体を採用することも可能である
本実施形態の軌間・通り整正機械の全体側面図 図1の平面図 整正作業機の平面図 図3のA−A視図 ナットランナ機構の正面図 図5の平面視図(a)とスライド支持機構を表わす図(b) レールクランプ装置の概要図 可動側レールクランプ装置の正面図 図8のB−B視で補助支持ガイド車輪を付設した状態を示す図 固定側レールクランプ装置の正面図 整正作業機の整正作業部側を表す図 カント区間でのレールと整正作業機との関係を表わす図 従来の軌間・通り整正機械の作業態様説明図
符号の説明
1 軌間・通り整正機械
2 走行車両
3 下部走行体
5 鉄輪
10 ブーム
13 ブームシリンダ
20 整正作業機
21 支持構造体
22 主フレーム
24 吊下げフレーム
25,25′ 案内車輪
29 姿勢操作シリンダ
30 昇降シリンダ
31 ナットランナ機構
32 ナットランナ
32b ソケット
34 スライドベース
35 ナットランナ昇降シリンダ
40 第1レールクランプ装置
41 第2レールクランプ装置
43,43′ 吊下げ支持体
45 クランプ片
45a 把持爪
47,47′ クランプ操作シリンダ
55 パワーシリンダ
60 補助支持ガイド車輪の支持部材
64 補助支持ガイド車輪
66 コイルバネ
68 装着ブラケット
70 タイプレート
71,72 締結押えボルト
R1,R2 レール
T 軌道スラブ
Ta スラブ面

Claims (1)

  1. 軌道上を走行自在な走行車両と、その走行車両前部に設けられたブームの先端に支持されて、作業時に軌道のレール上に降ろされるように吊設される整正作業機とを備えるスラブ軌道の軌間を整正する軌間・通り整正機械において、
    前記整正作業機は、主フレームと、この主フレームの下部に配されてレール上を走行する左右二組の案内車輪を備え、前記主フレームの内軌側で前記案内車輪の外側の走行方向前後位置に支持部材が垂下され、前記支持部材は、上部部片と下部部片とを組み合わせて上部部片に対して下部部片が上下方向に可動的に形成され、前記上部部片は、その頂部の取付片を前記主フレームの端部下面に取着される下向き二股状の装着ブラケットの二股部分に嵌め込んで取付ピンを挿入することで前記主フレームに対し着脱可能に接続され、前記上部部片の縦軸線上で下向きにガイド軸が取着され、このガイド軸に前記上部部片の前記下部部片に対する上下動を緩衝する緩衝機構が被嵌され、前記下部部片にスラブ面を走行する補助支持ガイド車輪が走行方向に二輪配置で設けられていることを特徴とする軌間・通り整正機械。
JP2005198088A 2005-07-06 2005-07-06 軌間・通り整正機械 Expired - Fee Related JP4856906B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005198088A JP4856906B2 (ja) 2005-07-06 2005-07-06 軌間・通り整正機械

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005198088A JP4856906B2 (ja) 2005-07-06 2005-07-06 軌間・通り整正機械

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007016451A JP2007016451A (ja) 2007-01-25
JP4856906B2 true JP4856906B2 (ja) 2012-01-18

Family

ID=37753847

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005198088A Expired - Fee Related JP4856906B2 (ja) 2005-07-06 2005-07-06 軌間・通り整正機械

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4856906B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4805298B2 (ja) * 2008-03-17 2011-11-02 株式会社レールテック 自動軌間整正装置
CN103590290B (zh) * 2013-11-29 2015-06-10 罗汇智 自动实时循迹轨道中心线的定位滑台车
KR102271799B1 (ko) * 2019-08-12 2021-07-01 스마트유압기계주식회사 레일 리프팅 장치
CN114214880B (zh) * 2021-12-02 2023-10-24 国网安徽省电力有限公司铜陵市义安区供电公司 一种具有稳定移动功能的轨道检测装置
CN117468366A (zh) * 2023-12-27 2024-01-30 中铁六局集团有限公司 一种自动吊装模组预制板并调整空间精度的施工用具

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6110601A (ja) * 1984-06-22 1986-01-18 住友ゴム工業株式会社 案内軌道式車輌用走行路の舗装方法と舗装装置
JPS62107101A (ja) * 1985-11-01 1987-05-18 藤井 大介 道路法面叩き装置
JPH02100994A (ja) * 1988-10-07 1990-04-12 Ube Ind Ltd ガントリクレーン
JPH088860Y2 (ja) * 1989-10-06 1996-03-13 壽和 池田 万年筆用ペン先
JP3079165B2 (ja) * 1992-04-10 2000-08-21 東鉄工業株式会社 軌間通り整正機械
JP3630856B2 (ja) * 1996-07-02 2005-03-23 富士重工業株式会社 鉄道用作業車両
JP2001130868A (ja) * 1999-11-02 2001-05-15 Kumagai Gumi Co Ltd クレーン装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007016451A (ja) 2007-01-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4856906B2 (ja) 軌間・通り整正機械
CN209446782U (zh) 可同时多测线进行隧道衬砌无损检测的检测台车
JPS6352163B2 (ja)
JP2009024464A (ja) 送出し台車
JPS6128041B2 (ja)
JP2001018830A (ja) ホイールアライメント調整装置
JP2006104849A (ja) 軌道スラブ敷設位置調整装置
CN1016626B (zh) 捣固装置能横向和上下移动的走行式捣固机
JP4474445B2 (ja) 送出し工法
JP2007016450A (ja) 軌間・通り整正機械
JPS5933723B2 (ja) 直線部用の長い基準系と曲線部用の短い基準系とに選択自在にするために長い基準系の中間部に基準ワイヤを締付け自在の測定車を設けた軌道整正機械
JPH08210099A (ja) トンネル覆工板の据付け工法
JPH03275803A (ja) 高架構造物の移動構築装置
JP3079165B2 (ja) 軌間通り整正機械
US4203367A (en) Lift and line beam extension
WO2003025286A1 (en) Rail installation
JP3263033B2 (ja) 枕木交換用軌道作業車両の橋梁支持装置
NL9000041A (nl) Spoorbaanonderstopmachine met spoorbaanhef- en richtaggregaat.
JP4267764B2 (ja) ホイールアライメント調整装置
JP2004346728A (ja) 橋桁の送り出し方法及びそれに使用する送り装置
KR100782722B1 (ko) 레일 크램핑 기능을 갖는 언로더 주행부의 밀림방지장치
CN115026566B (zh) 行走校正装置及履带式工程车行走系统校正方法
JP3131591B2 (ja) レール遊間整正機械
CN220886873U (zh) 顶升装置和行车维修辅助工装
KR102653513B1 (ko) 스마트 무인 교량 구조물 인양장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080428

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100629

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100706

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100902

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110301

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110418

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111018

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111031

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141104

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141104

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141104

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees