JP2574310B2 - マイクロ波回路 - Google Patents

マイクロ波回路

Info

Publication number
JP2574310B2
JP2574310B2 JP18616287A JP18616287A JP2574310B2 JP 2574310 B2 JP2574310 B2 JP 2574310B2 JP 18616287 A JP18616287 A JP 18616287A JP 18616287 A JP18616287 A JP 18616287A JP 2574310 B2 JP2574310 B2 JP 2574310B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transmission line
circuit
line
microwave circuit
open
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP18616287A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6429101A (en
Inventor
三夫 牧本
晴良 遠藤
公英 美細津
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP18616287A priority Critical patent/JP2574310B2/ja
Publication of JPS6429101A publication Critical patent/JPS6429101A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2574310B2 publication Critical patent/JP2574310B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は増巾器、ミキサ、フィルタ等のマイクロ波集
積回路に用いられるマイクロ波回路に関するものであ
る。
従来の技術 マイクロ波集積回路〔マイクロウェーブ インテグレ
テッド サーキット(Microwave Integrated Circuit
s)以下MICと略す〕ではしばしば基板上に短絡回路が必
要となる場合がある。周波数が低ければ基板に穴をあ
け、直接接地導体にスルーホール、あるいはバイア・ホ
ール(Via Hole)メッキを利用して短絡回路が構成でき
る。しかし周波数が高いと、スルーホールのもつ寄生イ
ンダクタンスが無視できなくなり電気的特性を劣化させ
たり、製造上もスルーホール加工のため工程が増えコス
トアップの要因となっている。このため従来より、分布
定数回路の共振現象を利用した高周波短絡回路が利用さ
れて来た。これは回路の場合、直流的な接地はできない
が、高周波的な接地を回路パターのみで行なおうとする
手法である。
第4図に、以上の代表的な短絡回路を示す。第4図
(a)は最も一般的に利用されるもので先端開放の四分
の一波長線路であり、41がインピーダンスZ0でかつ電気
長θ(=π/2)の線路、40が入力端子でこの点が接地ポ
イントとなる。いま、入力端子40からの入力インピーダ
ンスをZiとすると Zi=−jZ0cotθ となる。中心周波数でθ=π/2であるから、Zi=0とな
る。このように中心周波数近傍ではあるが、先端開放の
線路で高周波的な短絡回路を実現できることが分かる。
第4図(b)は広帯域性をもたせるために扇形のパター
ン42を用いた回路、第4図(c)は小型化のために開放
端を低インピーダンスにしたステップ形のインピーダン
ス43、44とした回路である。
発明が解決しようとする問題点 上記説明の先端開放の分布定数線路を用いた短絡回路
は極めて有用ではあるが、容易に小型化ができないとい
う欠点を有している。
本発明は上記従来技術の欠点に鑑み、小型化、広帯域
化を実現し得るマイクロ波回路を提供するものである。
問題点を解決するための手段 本発明は上記目的を達成するため、両端開放の第1の
伝送線路と、前記第1の伝送線路の一部から一端を発し
て、当該第1の伝送線路の延在する方向とは交差する方
向に延在し、他端が入力端子となる第2の伝送線路とを
設けたものである。
作用 本発明の作用は、上記構成により以下のようになる。
すなわち、基体的には先端開放線路を利用するもので
あり、先端部を2つの線路に分割することにより線路長
を長くするとともに、あるいはそれを折返すことにより
さらに小型化を実現しようとするものである。
実施例 以下、本発明の一実施例について説明する。
第1図は本発明のマイクロ波回路の基本的原理を説明
する平面図である。
第1図において、13は線路インピーダンスがZ2でかつ
電気長2θの両端開放のストリップ線路、12はストリ
ップ線路13の中央部に接続されたインピーダンスがZ1
かつ電気長θのストリップ線路である。その先端は短
絡点となる端子11である。すなわち、ストリップ線路12
は、ストリップ線路13の略中央部からその一端を発し
て、当該ストリップ線路13の延在する方向とは交差する
方向に延在し、他端が端子11になっている。いま端子11
からみた入力インピーダンスZiを求めると、 Zi=jZ1(2Z1tanθ−Z2cotθ)/(2Z1+ Z2tanθ・cotθ) となる。これによりZi=0となる短絡条件を求めると、 tanθ・tanθ=Z2/(2Z1) となる。
たとえば、θ=θ、Z1=2Z2とすると、 θ=θ=26.5゜ となり、先端部を折返す構造にすると共振器長は26.5゜
/90゜0.3、即ち30%に短縮される。なお、第1図では
ストリップ線路12は同線路13の中央部に接続したが、必
ずしもその必要はなく、非対称にした場合はZi=0とな
る周波数点が2ケ存在し、広帯域化cに適した構造とな
る。第2図は両端開放のストリップ線路13bを中央部で
折返して小型化を図ったものである。
第3図は両端開放のストリップ線路13cの中央部より
ずらしてストリップ線路12を接続したものであり、Zi=
0となる周波数が2ケ存在するため広帯域化に適した構
成となる小型化のためにはいずれの場合もZ1/Z2の値を
大きくすることが要求される。しかし逆にZ1/Z2の値を
選択できるため、自由度の高い短絡回路が設けできる。
なお、ストリップ線路13は直線、U字、J字、半円状、
どのような構造でもよいということは自明である。
発明の効果 以上述べたように本発明は、両端開放の第1の伝送線
路と、前記第1の伝送線路の一部から一端を発して、当
該第1の伝送線路の延在する方向とは交差する方向に延
在し、他端が入力端子となる第2の伝送線路とを設ける
だけで、ストリップ線路を用いた短絡回路を小型化、広
帯域化することができ、その効果は実際の増巾器、ミキ
サ等の低域通過フィルタ、RF短絡回路において極めて大
きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のマイクロ波回路の原理を示す平面図、
第2〜第3図は本発明の一実施例におけるマイクロ波回
路の平面図、第4図(a)〜(c)は従来のマイクロ波
短絡回路の平面図である。 11……短絡点となる端子、12……ストリップ線路、13,1
3b,13c……両端開放のストリップ線路。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】両端開放の第1の伝送線路と、前記第1の
    伝送線路の一部から一端を発して、当該第1の伝送線路
    の延在する方向とは交差する方向に延在し、他端が入力
    端子となる第2の伝送線路とを具備するマイクロ波回
    路。
  2. 【請求項2】第2の伝送線路よりも第1の伝送線路の特
    性インピーダンスを低くしたことを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記載のマイクロ波回路。
  3. 【請求項3】第1の伝送線路の形状を略U字状、略J字
    状、または略円周状にしたことを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載のマイクロ波回路。
  4. 【請求項4】第2の伝送線路は第1の伝送線路の略中央
    部から一端を発していることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載のマイクロ波回路。
JP18616287A 1987-07-24 1987-07-24 マイクロ波回路 Expired - Fee Related JP2574310B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18616287A JP2574310B2 (ja) 1987-07-24 1987-07-24 マイクロ波回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18616287A JP2574310B2 (ja) 1987-07-24 1987-07-24 マイクロ波回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6429101A JPS6429101A (en) 1989-01-31
JP2574310B2 true JP2574310B2 (ja) 1997-01-22

Family

ID=16183472

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18616287A Expired - Fee Related JP2574310B2 (ja) 1987-07-24 1987-07-24 マイクロ波回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2574310B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4602240B2 (ja) * 2005-12-14 2010-12-22 三菱電機株式会社 短絡手段、および短絡手段を備える先端短絡スタブ、共振器並びに高周波フィルタ

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6429101A (en) 1989-01-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4233451B2 (ja) フィルタ一体型偶高調波ミキサおよびそれを用いた高周波無線通信装置
US20020175002A1 (en) Laminated electronic component
JP2001500329A (ja) コプレーナ帯域通過フィルタ
JP4140855B2 (ja) 帯域阻止フィルタ
JPH06152206A (ja) 無反射終端
JP2574310B2 (ja) マイクロ波回路
JP2906863B2 (ja) ストリップ線路デュアル・モード・フィルタ
JP2636550B2 (ja) 信号回路
JP2583849B2 (ja) ストリツプ線路共振器
JP4602240B2 (ja) 短絡手段、および短絡手段を備える先端短絡スタブ、共振器並びに高周波フィルタ
US5465416A (en) Balanced output high-frequency transducers and mixers using the same with symmetrically located components
JPH0296402A (ja) スパイラル共振器
JP3839381B2 (ja) 平衡非平衡変換器
JPH0212725Y2 (ja)
JP4553288B2 (ja) 高次モードの平面共振器を用いた多素子発振器
JP3230588B2 (ja) 非可逆回路素子
JPH0583007A (ja) マイクロ波帯域通過フイルタ
JP2658376B2 (ja) 半導体装置
JPH03261201A (ja) マイクロ波短絡回路
JP3676683B2 (ja) マイクロ波受動回路と高域通過フィルタおよび分波器
JPH051137Y2 (ja)
JPS5924162Y2 (ja) 電源供給構造の改良されたマイクロ波集積回路
JPH0652845B2 (ja) 伝送線路
JPH0490601A (ja) マイクロ波集積回路
JPS62136113A (ja) シングル・ミキサ

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees