JP4602240B2 - 短絡手段、および短絡手段を備える先端短絡スタブ、共振器並びに高周波フィルタ - Google Patents

短絡手段、および短絡手段を備える先端短絡スタブ、共振器並びに高周波フィルタ Download PDF

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Description

この発明は、マイクロ波帯及びミリ波帯で用いられる高周波回路の短絡手段に関するもので、主に、マイクロストリップ線路やストリップ線路等で構成された先端短絡スタブ、共振器、あるいは、先端短絡スタブや共振器を用いて構成されるフィルタやインピーダンス整合回路などの回路の構成要素となる短絡手段に関する。
従来の高周波回路の短絡手段として、主面に信号導体としてのストリップ導体が形成され、裏面に地導体が形成された誘電体基板に、ストリップ導体と地導体とを電気的に接続する短絡導体として機能するスルーホールを設ける先端短絡スタブがある。
ところで、先端短絡スタブは構造が簡素で非常に良く用いられるが、誘電体基板の主面にストリップ導体を形成する製造プロセスと、スルーホールを形成する製造プロセスとが、通常は別々であるため、ストリップ導体に対するスルーホールの位置の変動を避けられない。スルーホールの位置ずれが生じると、先端短絡スタブの電気長が位置ずれに対応する電気長の分だけ変化するため、スタブの電気特性を考える上での基準面(ストリップ導体と先端短絡スタブとの接続部)からスタブ側を見たときの反射特性(入力インピーダンス)が変動するという課題がある。特に、スルーホールが先端短絡スタブの長手方向にストリップ導体に対して位置ずれを起こした場合に、前記反射特性の変動が顕著となる。こういった問題は、先端短絡スタブだけではなく、同様な短絡手段を用いて構成されたマイクロストリップ線路形共振器や、フィルタあるいは増幅器やアンテナのインピーダンス整合回路等でしばしば発生し、回路の歩留まりを低下させる。
小西良弘著、「マイクロ波回路の基礎とその応用」、総合電子出版、第308頁
以上のように、従来の短絡手段では、信号導体としてのストリップ導体と地導体を電気的に接続する短絡導体が信号導体に対して所定の位置から位置ずれすることによる回路の特性変動を避けることができず、特性ばらつきにより回路の歩留まりが低下するという課題があった。この問題は、周波数が高くなり、波長に対して位置ずれ量が大きくなるほど顕著となる。
この発明は前記のような問題点を解決するためになされたもので、信号導体と地導体からなる伝送線路を用いて構成された種々のマイクロ波ミリ波回路において、信号導体と地導体を短絡導体で接続して構成される短絡手段の特性変動を低減し、前記のような短絡手段を有するマイクロ波ミリ波回路の歩留まりを向上することができる短絡手段、および短絡手段を備える先端短絡スタブ、共振器並びに高周波フィルタを得ることを目的としている。
この発明に係る短絡手段は、2つの伝送線路を略平行に配置して相互に電磁界結合させた4端子回路の結合線路と、前記2つの伝送線路を接続する接続線路と、短絡導体とを備え、前記結合線路の一方の側で隣接する2つの端子を前記接続線路で電気的に接続するとともに、他方の側で隣接する2つの端子のうち、一方の端子を前記短絡導体にて地導体へと短絡し、残りの端子を外部回路と接続するための入出力端子とした短絡手段であって、前記入出力端子から前記短絡手段側を見込んだ入力リアクタンスをX 、前記結合線路の電気長をθ 、前記結合線路の結合線路インピーダンスの偶モードインピーダンス及び奇ノードインピーダンスをZ 及びZ oo とし、前記入出力端子に前記外部回路としてつながる伝送線路の特性インピーダンスZ と等しい特性インピーダンスZ と任意の電気長θ とを有する伝送線路からなる先端短絡回路の入力リアクタンスをX としたとき、設計中心周波数において、下記の連立方程式
Figure 0004602240
が成り立つように、θ 、Z 、Z oo が定められていることを特徴とすものである。
また、他の発明に係る短絡手段は、上記記載の短絡手段と同一構成でなる2つの短絡手段と、電気長の略等しい伝送線路で成る2つの中継線路とを備え、前記2つの短絡手段を双方の結合線路が略平行となるように配列し、かつ前記2つの短絡手段の入出力端子にそれぞれ前記中継線路の一端を接続するとともに、前記中継線路の他端を電気的に接続し、その接続箇所を前記外部回路と接続するための入出力端子としたものである。
また、他の発明に係る短絡手段は、3つの伝送線路を略平行に配置して相互に電磁界結合させた6端子回路の結合線路と、前記3つの伝送線路を接続する接続線路と、短絡導体と、電気長の略等しい伝送線路で成る2つの中継線路とを備え、前記結合線路の一方の側で隣接する3つの端子を前記接続線路で電気的に接続するとともに、他方の側で隣接する3つの端子のうち、中央の1つを前記短絡導体にて地導体へと短絡し、残る両側の2つの端子のそれぞれに前記中継線路の一端を接続し、さらに、2つの中継線路の他端を電気的に接続し、その接続箇所を前記外部回路と接続するための入出力端子としたものである。
また、さらに他の発明に係る短絡手段は、3つの伝送線路を略平行に配置して相互に電磁界結合させた6端子回路の結合線路と、前記3つの伝送線路を接続する接続線路と、2つの短絡導体とを備え、前記結合線路の一方の側で隣接する3つの端子を前記接続線路で電気的に接続するとともに、他方の側で隣接する3つの端子のうち、両側の2つの端子のそれぞれを短絡導体で地導体と短絡し、中央の端子を入出力端子としたものである。
さらに、この発明に係る先端短絡スタブ、共振器または高周波フィルタは、上記記載のうちいずれかの短絡手段を備えるものである。
この発明によれば、略平行に並べられた2つの短い線路を電磁界結合させてなる結合線路の一方の側の2つの端子をひとつにまとめるとともに、他方の側の2つの端子のうちの一方をスルーホール等で地導体とストリップ導体を短絡し、且つ、残る端子を他の回路へと繋ぐための入力端子として短絡手段とした。このため、スルーホールがストリップ導体に対して位置ずれを起こしても前記短絡手段を用いて構成された回路の特性変動が小さく、歩留まりの良い回路が得られるという効果がある。
また、上述した短絡手段を2つ用い、これらを並列接続するとともに、短絡手段の中心線に関して対称となるようにレイアウトした。このため、スルーホールがストリップ導体に対していずれの方向に位置ずれを起こしても短絡手段としての特性変動が小さく抑えられ、歩留まりの良い回路が得られるという効果がある。
また、略平行に配置された3つの短い線路を互いに電磁界結合させてなる結合線路において、その一方の側の3つの端子をひとつにまとめ、他方の側の中央の端子をスルーホールで地導体と短絡し、且つ、残る2つの端子に伝送線路をそれぞれ接続し、これらの伝送線路の一端を並列接続する形で一つに束ね短絡手段としている。このため、ストリップ導体に対するスルーホールの位置ずれによる特性変動が小さく、前記短絡手段を用いることで、コンパクトかつ歩留まりの良い回路を得られる効果がある。
また、略平行な3つの短い線路を互いに電磁界結合させてなる結合線路の一方の側の3つの端子をひとつにまとめ、他方の側の両側の端子をスルーホールで地導体と短絡し、且つ、残る中央部の端子を入力端子として短絡手段としている。このため、導体パターンに対してスルーホールの位置ずれが生じても前記短絡手段を用いて構成された回路の特性変動が少ない。また、線路の引き回しが少ないことからコンパクトな短絡手段が得られるという効果がある。
さらに、上記記載のいずれかの短絡手段を用いて共振器あるいはフィルタを構成した。このため、共振周波数の変動の少ない共振器またはフィルタが得られるという効果がある。また、マイクロ波の通過を抑止したい帯域と通過させたい帯域が近接している場合など、従来の短絡手段を用いていたのでは実現が困難な電気特性のフィルタを実現可能にするという効果がある。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係る高周波回路の短絡手段を用いて構成されたマイクロストリップ線路形先端短絡スタブを上方から見た図であり、また、図2は、図1に示したA−A’線での矢視断面図である。図1および図2に示すように、誘電体基板1の主面には、信号導体としてのストリップ導体2、先端短絡スタブ5が形成され、裏面には、地導体3が形成されている。また、誘電体基板1の主面には、ストリップ導体2と地導体3を電気的に接続する短絡導体として機能するスルーホール4が形成されている。なお、6は先端短絡スタブ5が接続された主線路、7aおよび7bは入出力端子、8はストリップ導体2と地導体3をスルーホール4により電気的に短絡する短絡手段、9は先端短絡スタブ5の電気特性を考える上での基準面を示している。
また、図3(a)〜(c)は、本実施の形態1に係る先端短絡スタブ5の図1と同様な上面図と、一部分解図および等価回路図を示している。図3(a)において、10は略平行に並べられた2つのマイクロストリップ線路を電磁界結合させて成る結合線路を示し、11a、11bは結合線路10の信号導体となる2つの伝送線路、12は伝送線路11a、11bを接続する短い接続線路を示す。
すなわち、本実施の形態1に係る先端短絡スタブ5は、図3(b)に示すように、使用周波数帯域にて1/8波長以下の電気長を有する2つの伝送線路11a、11bを略平行に配置して相互に電磁界結合させた4端子回路の結合線路10と、接続線路12と、短絡導体としてのスルーホール4(スルーホール4に付随する導体パターン13を含む)とを備え、結合線路10の一方の側の2端子を接続線路12で接続し、他方の側の2端子のうちの一方の1端子をスルーホール4で地導体3とストリップ導体2を接続し、さらに、残る他方の1端子を主線路6へと繋ぐための入出力端子とした、結合線路形の短絡手段を有する先端短絡スタブとなっている。結合線路10の結合度(結合線路インピーダンス)と電気長は、設計中心周波数fにて、所定の条件を満足するように値が選択されている。
次に動作について説明する。
まず、図3(a)に示すように、先端短絡スタブ5をA部とC部の2つに分け、図3(c)に示すように、C部の入力インピーダンスをX、結合線路部分の電気長をθ、結合線路インピーダンスをZ(偶モードインピーダンス)、Zoo(奇モードインピーダンス)とする。このとき、入力インピーダンスXと、Xの電気長θに対する変化率は、次式(1)で表される。
Figure 0004602240
次に、図4に示すように、図3におけるC部を、任意の設計中心周波数fにおいて、或る電気長θおよび特性インピーダンスZ(ZはZに等しいか、近い値とする)を有する伝送線路の先端で地導体と短絡された回路に置き換えることを考える。この回路の入力インピーダンスをXとする。このとき、入力インピーダンスXと、Xの電気長θに対する変化率は、次式(2)で与えられる。
Figure 0004602240
ここで、設計中心周波数fにおいて、以下の条件式(3)が成り立つものとする。
Figure 0004602240
次に、式(3)が成り立つとき、ストリップ導体2に対するスルーホール4の位置ずれが図1におけるx方向に生じた場合に、本実施の形態1の先端短絡スタブ5の特性がどのようになるかを説明する。まず、図5に、スルーホール4がストリップ導体2のパターンに対して、−x方向に微小な電気長Δだけ位置ずれした時の図1の回路を上方から見た図、および、そのときの等価回路を示す。回路の上面図では、スルーホール4の本来あるべき位置を点線で記した。
この場合、先端短絡スタブ5のC部の電気長θはΔだけ長くなり、その一方で、A部の電気長θはΔだけ短くなる。式(3)が成り立つとすると、C部は、図5に示すように、電気長θ+Δ、特性インピーダンスZの先端短絡回路とほぼ等しくなる。したがって、先端短絡スタブ5は、電気長θ−Δ、特性インピーダンスZの伝送線路と、電気長θ+Δ、特性インピーダンスZ(≒Z)の先端短絡線路の縦続接続となり、このため、基準面9から先端短絡スタブ5を見込む入力インピーダンスXは、位置ずれの無いときの図4の場合からほとんど変化しない。
一方、スルーホール4がストリップ導体2のパターンに対して+x方向に微小な電気長Δだけ位置ずれした場合を図6に示す。−x方向に位置ずれが生じた場合と同様に、式(3)が成り立つならば、位置ずれが生じた後もXとXはほぼ一致し、図6に示したようなC部の置換が成立する。この結果、スタブの入力インピーダンスXは位置ずれの無い状態から不変となる。
ところで、式(3)を、簡単化のため、Z=Z=Zとし、θとZooを未知数とする連立方程式とすると、任意のθに対するθとZooを数値的に求めることができる。図7に、その計算結果の一例を示す。Z=40、50、60Ωの3つの場合について解を求めたものである。また、一例として、図8に、本実施の形態1に記した短絡手段の特性変動の計算結果特性変動の計算結果を記す。設計中心周波数を10GHzとし、スルーホール4の位置ずれが2.5度としたときの、短絡手段としての入力インピーダンスXの特性変動を示している。ちなみに、10GHzで2.5度という電気長は、er=10の誘電体基板を用いてマイクロストリップ線路で回路を構成したときの80um程度の物理長に相当する。なお、m1〜m3は、10GHzでの反射位相の値を示す。
図8では、入力インピーダンスの代わりに回路の反射位相の周波数特性をグラフ化しており、位置ずれなし、+x方向の位置ずれ、−x方向の位置ずれの3ケースの反射位相を重ね書きしている。結合線路のインピーダンスは、Z=50Ω、Zoo=24.5Ω、電気長θは10度である。これらの値は、図7でθを10度(実際には10度よりわずかに小さい値)としたときの値に相当する。グラフを見ても判るように、設計中心周波数fにおいて、反射位相の変動は±0.1度に満たないことが判る。
一方、図9に、従来の短絡手段で同様なスルーホール位置ずれが生じた場合の反射位相の変動を記す。図8と図9のグラフは同じスケールにて記載しているが、従来の短絡手段ではfにて±5度の反射位相変動が生じる。このように、本実施の形態1の短絡手段では、特性変動が極めて小さいことがわかる。
また、スルーホールの位置ずれがy方向に生じた場合には、マイクロストリップ線路の幅方向へのスルーホールの位置ずれとなるため、短絡手段、ひいては、短絡手段を適用した先端短絡スタブの特性変動はx方向の位置ずれにより生じる特性変動に比べて小さい。
ところで、前記の説明では、簡単化のため、接続線路12の影響は小さいとして等価回路から省略した。接続線路12が介在しても結合線路の電気長などのパラメータを微調整することで同様な効果を有する短絡手段が得られる点に変わりはない。
以上のように、ストリップ導体パターンに対するスルーホールの位置ずれに起因する先端短絡スタブの特性変動を低減でき、特性の安定したマイクロ波ミリ波回路が得られる。この結果、歩留まりの良いマイクロ波ミリ波回路が得られるという効果がある。
なお、本実施の形態1では、マイクロストリップ線路構造を前提に説明したが、本実施の形態1の回路はストリップ線路(トリプレート線路)等、信号線路と地導体から構成される他の伝送線路で構成した場合においても、同様な効果が得られることは言うまでも無い。
従って、実施の形態1によれば、略平行に並べられた2つの短い線路を電磁界結合させてなる結合線路の一方の側の2つの端子をひとつにまとめるとともに、他方の側の2つの端子のうちの一方をスルーホール等で地導体とストリップ導体を短絡し、且つ、残る端子を他の回路へと繋ぐための入力端子として短絡手段としたので、スルーホールがストリップ導体に対して位置ずれを起こしても短絡手段を用いて構成された回路の特性変動が小さく、歩留まりの良い回路が得られるという効果がある。
実施の形態2.
図10は、この発明の実施の形態2に係る短絡手段を用いて構成された先端短絡スタブの上面図である。図10に示す先端短絡スタブの基本的な構造は、実施の形態1に記載の先端短絡スタブと同様であるが、本実施の形態2の場合、実施の形態1の短絡手段を2つ用いて、電気長の略等しい伝送線路でなる中継線路14a、14bを介してこれらを一つにまとめることで、一つの短絡手段を構成している。また、図11に、図10に示す先端短絡スタブの等価回路を示す。
すなわち、実施の形態2に係る先端短絡スタブは、実施の形態1と同一構成の短絡手段でなる2つの短絡手段8a,8bと、電気長の略等しい伝送線路で成る2つの中継線路14a,14bとを備え、2つの短絡手段8a,8bを双方の結合線路が略平行となるように配列し、かつ2つの短絡手段8a,8bの入出力端子にそれぞれ中継線路14a,14bの一端を接続するとともに、中継線路14a,14bの他端を電気的に接続し、その接続箇所を外部回路と接続するための入出力端子とした短絡手段を備えるものである。
本実施の形態2に係る短絡手段の動作ならびに効果は、実施の形態1に記載の短絡手段と同様であるが、本実施の形態2の場合、実施の形態1に記載の短絡手段を2つ用いて、先端短絡スタブの中心線に関して線対称な形状となるように短絡手段8a,8bを誘電体基板1上に構成している。このため、図12に示すような、y方向にスルーホール4が導体パターンに対して位置ずれを生じた場合、入力インピーダンスXc1とXc2が互いに逆方向に変化し、両インピーダンスの変化を相殺する関係を持つ。したがって、x方向のみならず、y方向のスルーホールの位置ずれに対しても先端短絡スタブとしての特性変動が極めて小さくなる。このように、本実施の形態2に係る短絡手段では、実施の形態1に記載の短絡手段に比べ、さらに特性変動の少ない短絡手段が得られ、回路の歩留まり改善が図れる。
従って、実施の形態2によれば、実施の形態1で述べた短絡手段を2つ用い、これらを並列接続するとともに、短絡手段の中心線に関して対称となるようにレイアウトしたので、スルーホールがストリップ導体に対していずれの方向に位置ずれを起こしても短絡手段としての特性変動が小さく抑えられ、歩留まりの良い回路が得られるという効果がある。
実施の形態3.
図12は、この発明の実施の形態3に係る短絡手段を用いて構成された先端短絡スタブの上面図である。図12に示す短絡手段は、実施の形態2と類似した形状となっているが、結合線路を3つの略平行な伝送線路11a、11b、11cを電磁界結合させた結合線路10で構成し、その一方の側の3つの端子を接続線路で接続し、他方の側の中央の端子をスルーホール4で地導体と短絡している。さらに、残る2つの端子に電気長θb、特性インピーダンスZbの伝送線路14a,14bをそれぞれ接続し、これらの伝送線路を接続する形で一つに束ねている。また、図13に、図12に示す先端短絡スタブの等価回路を示す。
すなわち、本実施の形態3に係る先端短絡スタブは、実施の形態1に係る先端短絡スタブの図3(b)に示す分解図の場合と同様に、使用周波数帯域にて1/8波長以下の電気長を有する3つの伝送線路11a、11b、11cを略平行に配置して相互に電磁界結合させた6端子回路の結合線路10と、3つの伝送線路11a、11b、11cを接続する接続線路12と、短絡導体4と、電気長の略等しい伝送線路で成る2つの中継線路14a、14bとを備え、結合線路10の一方の側で隣接する3つの端子を接続線路12で電気的に接続するとともに、他方の側で隣接する3つの端子のうち、中央の1つを前記短絡導体4にて地導体3へと短絡し、残る両側の2つの端子のそれぞれに中継線路14a、14bの一端を接続し、さらに、2つの中継線路14a、14bの他端を電気的に接続し、その接続箇所を外部回路と接続するための入出力端子とした短絡手段を備えるものである。
本実施の形態3の短絡手段は、結合線路として3線結合線路を用いているが、x方向のスルーホール位置ずれに対しては2線結合線路と基本的に変わりがなく、適切に結合インピーダンスと電気長を選択することで特性変動を低減できる。y方向のスルーホール位置ずれに対しては、結合導体11aと11cを流れる電流にアンバランスが生じるが、トータルではほぼ一定となり、特性変動が小さくなることが期待できる。この点は実施の形態2の短絡手段と同様であるが、本実施の形態の短絡手段ではスルーホールが一つでよくコンパクトに回路を構成できる利点がある。
従って、実施の形態3によれば、略平行に配置された3つの短い線路を互いに電磁界結合させてなる結合線路において、その一方の側の3つの端子をひとつにまとめ、他方の側の中央の端子をスルーホールで地導体と短絡し、且つ、残る2つの端子に伝送線路をそれぞれ接続し、これらの伝送線路の一端を並列接続する形で一つに束ね短絡手段としているので、ストリップ導体に対するスルーホールの位置ずれによる特性変動が小さく、前記短絡手段を用いることで、コンパクトかつ歩留まりの良い回路を得られる効果がある。
実施の形態4.
図14は、この発明の実施の形態4に係る短絡手段を用いて構成された先端短絡スタブの上面図である。図14に示す短絡手段は、図12に示す実施の形態3と同様に、3つの略平行な伝送線路11a、11b、11cを電磁界結合させた結合線路10で構成し、その一方の側の3つの端子を接続線路12で接続し、他方の側の中央の端子を主線路2とつながる端子とし、残りの2つの端子をスルーホール4でそれぞれ地導体と短絡している。また、図15に、図14に示す先端短絡スタブの等価回路を示す。
すなわち、本実施の形態4に係る先端短絡スタブは、使用周波数帯域にて1/8波長以下の電気長を有する3つの伝送線路11a、11b、11cを略平行に配置して相互に電磁界結合させた6端子回路の結合線路10と、3つの伝送線路11a、11b、11cを接続する接続線路12と、2つの短絡導体4とを備え、結合線路10の一方の側で隣接する3つの端子を接続線路12で電気的に接続するとともに、他方の側で隣接する3つの端子のうち、両側の2つの端子のそれぞれを短絡導体4で地導体3と短絡し、中央の端子を入出力端子とした短絡手段を備えている。
本実施の形態4に係る短絡手段は、結合線路10として3線結合線路を用いているが、x方向のスルーホール位置ずれに対しては2線結合線路と基本的に変わりがなく、適切に結合インピーダンスと電気長を選択することで特性変動を低減できる。y方向のスルーホール位置ずれに対しては、伝送線路11aと11cを流れる電流にアンバランスが生じるが、トータルではほぼ一定となり、入力インピーダンスXcの変動は小さくなることが期待できる。本実施の形態4に係る短絡手段では、スルーホールが2つ必要であるが、短絡手段を構成する伝送線路の特性インピーダンスや電気長次第では実施の形態3の短絡手段よりもさらにコンパクトに回路を構成できる利点がある。
従って、実施の形態4によれば、略平行な3つの短い線路を互いに電磁界結合させてなる結合線路の一方の側の3つの端子をひとつにまとめ、他方の側の両側の端子をスルーホールで地導体と短絡し、且つ、残る中央部の端子を入力端子として短絡手段としているので、導体パターンに対してスルーホールの位置ずれが生じても前記短絡手段を用いて構成された回路の特性変動が少ない。また、線路の引き回しが少ないことからコンパクトな短絡手段が得られるという効果がある。
実施の形態5.
図16は、この発明の実施の形態5に係る短絡手段を用いた共振器を含むフィルタの上面図である。図16に示すフィルタは、λ/4共振器15a、15b、15cの短絡手段として、実施の形態4と同様な短絡手段8a、8b、8cを適用し、前記共振器15a、15b、15cを主線路2に平行に沿わせる形で電磁界結合させたものである。また、図17に、その等価回路を示す。
本実施の形態5のフィルタの等価回路は、共振周波数のλ/4間隔で共振器15a、15b、15cが主線路2に対してシャントに装荷された回路となる。共振器15a、15b、15cは、シャントの直列共振回路とみなすことができ、したがって、本実施の形態5のフィルタは、共振周波数では入出力端子から入射したマイクロ波を完全反射する。共振周波数から離れた周波数では、共振器は容量の小さい容量素子、あるいは、大きなインダクタンスを持つ誘導素子とみなせるため、一方の入出力端子から回路に入射したマイクロ波の大半が主線路を通過して他方の入出力端子へと伝播する。こうして、本回路は、共振周波数の近傍の周波数帯を阻止帯域とする帯域阻止フィルタとして動作をする。
本実施の形態5に係るフィルタでは、共振器15a、15b、15cの短絡手段として実施の形態4と同様な短絡手段8a、8b、8cを適用した。このため、スルーホール4の位置ずれに起因する共振周波数の変動を極めて小さく抑えることができる。図18に本フィルタの特性(計算値)を示す。設計条件と誘電体基板について情報を図18に記載した。Ku帯(13GHz帯)で誘電率10の基板を使ってフィルタを構成し、阻止帯域と通過帯域の間隔を3%弱としたものである。図18では、図16のy方向にスルーホール位置ずれ0um、−50um、+50umをそれぞれ与えた場合の3つの特性を重ねがきしているが、特性の変動は極めて小さい。
一方、図19に、同じ設計条件で、従来の短絡手段を用いたフィルタの周波数特性を示す。パラメータは図18と同様にスルーホール位置ずれである。この結果を見ても判るように、従来の短絡手段を用いたフィルタでは、阻止帯域が2%以上変動してしまい、全く実現性が無いということがわかる。図19に見られる帯域変動は、中心周波数での共振器の物理寸法である1/4波長(波長短縮考慮)に対する位置ずれ量50umの比率が、およそ2%となることに起因する。すなわち、従来の短絡手段では、比誘電率10程度の誘電体基板を用いて図18に記した仕様のフィルタを実現しようとしても実質的に不可能ということが判る。このように、本実施の形態5に係るフィルタは、マイクロ波の通過を抑止したい帯域と通過させたい帯域の間隔が狭い、従来実現が困難なフィルタを実現可能にする。
なお、以上では、1/4波長共振器を用いた帯域阻止フィルタについて説明したが、共振器の構成は1/4波長でなくとも短絡手段を含むものであればインピーダンス整合回路や他の高周波回路の何れでも同様な効果が期待できることは言うまでも無い。また、フィルタの回路形式も帯域阻止フィルタに限られるものではなく、1/4波長共振器を用いた帯域通過フィルタ、先端短絡スタブを用いて構成される高域通過フィルタなど、短絡手段を有するあらゆるフィルタで同様な効果が期待できる。その他、線路の形式もマイクロストリップ線路のみならず、トリプレート線路を始めその他の平面回路形線路でも同様な効果が望めることができる。また、誘電体基板も、単層の基板から多層基板までいずれを用いてもよい。
従って、実施の形態5によれば、実施の形態1から4のいずれかの短絡手段を用いて先端短絡スタブ、共振器あるいはフィルタを構成できるため、共振周波数の変動の少ないものが得られるという効果がある。また、マイクロ波の通過を抑止したい帯域と通過させたい帯域が近接している場合など、従来の短絡手段を用いていたのでは実現が困難な電気特性のフィルタを実現可能にするという効果がある。
この発明の実施の形態1に係る先端短絡スタブの上面図である。 この発明の実施の形態1に係る先端短絡スタブのスルーホールを含む面での断面図である。 この発明の実施の形態1に係る先端短絡スタブの分解図および等価回路を説明した図である。 この発明の実施の形態1に係る短絡手段の動作原理を説明するための図で、図3におけるC部を先端短絡の短い伝送線路で置き換えることを説明する図である。 この発明の実施の形態1に係る先端短絡スタブにおいて、x方向のスルーホール位置ずれが生じたときの回路の上面図と、その等価回路を説明する図である。 この発明の実施の形態1に係る先端短絡スタブにおいて、−x方向のスルーホール位置ずれが生じたときの回路の上面図と、その等価回路を説明する図である。 式(3)をある条件のもとで解いた場合の解を示すグラフである。 この発明の実施の形態1に係る短絡手段の電気的効果と計算結果を示すもので、スルーホール位置ずれが生じたときの短絡手段の反射位相の変動を示す図である。 従来の短絡手段においてスルーホール位置ずれが生じたときの反射位相の変動を示す図である。 この発明の実施の形態2に係る短絡手段を用いた先端短絡スタブの上面図である。 この発明の実施の形態2に係る先端短絡スタブの等価回路図である。 この発明の実施の形態3に係る短絡手段を用いた先端短絡スタブの上面図である。 この発明の実施の形態3に係る先端短絡スタブの等価回路図である。 この発明の実施の形態4に係る短絡手段を用いた先端短絡スタブの上面図である。 この発明の実施の形態4に係る先端短絡スタブの等価回路図である。 この発明の実施の形態5に係る短絡手段を用いたλ/4共振器で構成したフィルタの上面図である。 この発明の実施の形態5に係るフィルタの等価回路図である。 この発明の実施の形態5に係るフィルタの特性の計算結果を示す図である。 図18と同じ設計条件で、従来の短絡手段を用いたフィルタの周波数特性を示す図である。
符号の説明
1 誘電体基板、2 信号導体(ストリップ導体)、3 地導体、4 短絡導体(スルーホール)、5 先端短絡スタブ、6 主線路、7 入出力端子、8 短絡手段、9 基準面、10 結合線路、11 結合導体、12 接続線路、15 共振器、14 中継線路。

Claims (7)

  1. 2つの伝送線路を略平行に配置して相互に電磁界結合させた4端子回路の結合線路と、前記2つの伝送線路を接続する接続線路と、短絡導体とを備え、
    前記結合線路の一方の側で隣接する2つの端子を前記接続線路で電気的に接続するとともに、他方の側で隣接する2つの端子のうち、一方の端子を前記短絡導体にて地導体へと短絡し、残りの端子を外部回路と接続するための入出力端子とした短絡手段であって、
    前記入出力端子から前記短絡手段側を見込んだ入力リアクタンスをX 、前記結合線路の電気長をθ 、前記結合線路の結合線路インピーダンスの偶モードインピーダンス及び奇ノードインピーダンスをZ 及びZ oo とし、前記入出力端子に前記外部回路としてつながる伝送線路の特性インピーダンスZ と等しい特性インピーダンスZ と任意の電気長θ とを有する伝送線路からなる先端短絡回路の入力リアクタンスをX としたとき、設計中心周波数において、下記の連立方程式
    Figure 0004602240
    が成り立つように、θ 、Z 、Z oo が定められている
    ことを特徴とする短絡手段。
  2. 請求項1に記載の短絡手段と同一構成でなる2つの短絡手段と、電気長の略等しい伝送線路で成る2つの中継線路とを備え、
    前記2つの短絡手段を双方の結合線路が略平行となるように配列し、かつ前記2つの短絡手段の入出力端子にそれぞれ前記中継線路の一端を接続するとともに、前記中継線路の他端を電気的に接続し、その接続箇所を前記外部回路と接続するための入出力端子とした短絡手段。
  3. 3つの伝送線路を略平行に配置して相互に電磁界結合させた6端子回路の結合線路と、前記3つの伝送線路を接続する接続線路と、短絡導体と、電気長の略等しい伝送線路で成る2つの中継線路とを備え、
    前記結合線路の一方の側で隣接する3つの端子を前記接続線路で電気的に接続するとともに、他方の側で隣接する3つの端子のうち、中央の1つを前記短絡導体にて地導体へと短絡し、残る両側の2つの端子のそれぞれに前記中継線路の一端を接続し、さらに、2つの中継線路の他端を電気的に接続し、その接続箇所を前記外部回路と接続するための入出力端子とした短絡手段。
  4. 3つの伝送線路を略平行に配置して相互に電磁界結合させた6端子回路の結合線路と、前記3つの伝送線路を接続する接続線路と、2つの短絡導体とを備え、
    前記結合線路の一方の側で隣接する3つの端子を前記接続線路で電気的に接続するとともに、他方の側で隣接する3つの端子のうち、両側の2つの端子のそれぞれを短絡導体で地導体と短絡し、中央の端子を入出力端子とした短絡手段。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の短絡手段を備える先端短絡スタブ。
  6. 請求項1ないし4のいずれかに記載の短絡手段を備える共振器。
  7. 請求項1ないし4のいずれかに記載の短絡手段を備える高周波フィルタ。
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