JP2573253Y2 - オイルレベルゲージ - Google Patents

オイルレベルゲージ

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JP2573253Y2
JP2573253Y2 JP1991056708U JP5670891U JP2573253Y2 JP 2573253 Y2 JP2573253 Y2 JP 2573253Y2 JP 1991056708 U JP1991056708 U JP 1991056708U JP 5670891 U JP5670891 U JP 5670891U JP 2573253 Y2 JP2573253 Y2 JP 2573253Y2
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JP
Japan
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pipe
handle
guide pipe
gauge
oil level
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JP1991056708U
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正人 水嶋
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Nok Corp
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  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、エンジンのオイルパ
ンに貯留されたエンジンオイルなどの残量を検出するた
めのオイルレベルゲージに関するものである。
【0002】
【従来の技術】エンジンのオイルパン内に貯留されたエ
ンジンオイルなどの残量を検出するものとして、従来、
図4、図5に示すようなオイルレベルゲージ21が一般
に使用されている。これは、オイルパンに連通して設け
られたガイドパイプ(図示省略)に挿入されるゲージ本
体22と、このゲージ本体22の上端部に固着されてガ
イドパイプの開口部に嵌合固定されるパッキン23と、
このパッキン23と一体形成された把手25とを備えた
もので、パッキン23の周面にはガイドパイプの内外を
連通してオイルパン内の圧力を大気側に逃がすブリーザ
溝24が形成されている。
【0003】ところで前記オイルレベルゲージ21は、
パッキン23の周面に形成されたブリーザ溝24がガイ
ドパイプの内外を単に上下方向に連通する構成であるた
め、大気側の水や塵埃がブリーザ溝24を伝って逆にオ
イルパン内に侵入するという問題があった。そこで、こ
のような水や塵埃の侵入を防止しつつオイルパン内の圧
力を大気側に逃がすことができるものとして、図6、図
7に示すようなオイルレベルゲージ31が開発されてい
る。
【0004】このオイルレベルゲージ31は、1本のパ
イプ材の上端部に把手部32をリング状に折曲げ加工
し、この把手部32に連続する支持部33の外周にパッ
キン34を固着し、支持部33の下方に連続するゲージ
部35の下端に扁平なオイル付着部36を潰し加工した
もので、パッキン34直下の支持部33周面には小径の
ブリーザ孔37が穿設されている。そしてこのブリーザ
孔37が支持部33及び把手部32の内部を介して把手
部32の端部開口に連通することでオイルパン内の圧力
が大気に解放されるようになっている。また、把手部3
2の端部開口が下方に向いていることから、大気側の水
や塵埃が把手部32及び支持部33の内部を通ってブリ
ーザ孔37からオイルパン内に侵入するのが防止される
ようになっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところで、図6、図7
に示したオイルレベルゲージ31は、ゲージ部35がパ
イプ材で構成されていて容易に弾性変形できず、図8に
示すような屈曲したガイドパイプ38には挿入できない
ため、適用範囲が狭いという問題がある。また、小さな
ブリーザ孔37の加工が非常に困難であることも問題で
ある。
【0006】そこでこの考案は、製造が容易で適用範囲
も広いものでありながら、大気側の水や塵埃の侵入を防
止しつつオイルパン内の圧力を大気側に逃がすことので
きるオイルレベルゲージを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この考案によるオイルレベルゲージは、ガイドパイ
プに挿入され弾性変形可能なプレート状のゲージ部と、
該ゲージ部に連続して丸め加工によるパイプ状の支持部
及び把手部を形成するとともに、前記支持部の周囲にガ
イドパイプの開口端部に嵌合固定されるパッキンを固着
し、前記支持部及び把手部の内周側に前記ガイドパイプ
内外を連通する一連の隙間を形成した手段を採用したも
のである。
【0008】また、この考案によるオイルレベルゲージ
は、ガイドパイプに挿入され弾性変形可能なプレート状
のゲージ部と、該ゲージ部に連続して丸め加工によって
パイプ状の支持部を形成して、該支持部内に棒状の把手
心材を包持接続してその上端部を支持部の上端から突出
させ、支持部の上端部から把手心材にかけて可撓性パイ
プを外装し、支持部の周囲にガイドパイプの開口部に嵌
合固定されるパッキンを固着し、前記支持部と前記把手
心材との間及び前記可撓性パイプと前記把手心材との間
に前記ガイドパイプ内外を連通する一連の隙間を形成し
た手段を採用したものである。さらに、この考案による
オイルレベルゲージは、前記隙間の外側開口部が下方を
向くように構成した手段を採用したものである。
【0009】
【作用】この考案は前記のような手段を採用したことに
より、オイルパン内の圧力は、プレート状のゲージ部に
連続して形成したパイプ状の支持部及び把手部の内周側
のガイドパイプ内外を連通する一連の隙間を介して大気
に開放されることになる。したがって、小径のブリーザ
孔を穿設するような困難な加工が不要となる。また、ゲ
ージ部は弾性変形可能なプレート状をなしているので、
屈曲したガイドパイプであっても容易に挿入することが
できる。
【0010】そして、支持部と把手心材との間及び可撓
性パイプと把手心材との間でガイドパイプ内外を連通す
る一連の隙間を形成した場合には、オイルパン内の圧力
はその隙間を介して大気に開放されることになる。した
がって、小径のブリーザ孔を穿設するような困難な加工
が不要となる。また、ゲージ部は弾性変形可能なプレー
ト状をなしているので、屈曲したガイドパイプであって
も容易に挿入することができる。
【0011】そして、隙間の外側開口部が下方を向くよ
うに構成したことにより、大気側の水や塵埃がオイルパ
ン内に侵入するのを阻止できることになる。
【0012】
【実施例】以下、この考案の一実施例を添付の図面に基
づいて具体的に説明する。図1は一実施例によるオイル
レベルゲージ1の全体構成を示しており、図示省略した
オイルパン等に連通するガイドパイプに挿入されるゲー
ジ部2は、図2にも示すように偏平なプレート状に形成
され、その下端部には規定のオイルレベル範囲を示す上
下2つのノッチ2a、2bが切欠かれている。そしてゲ
ージ部2の上部には丸め加工による支持部3が連続して
形成されている。
【0013】前記支持部3は、図3に示すように両側部
が接合したパイプ状に形成され、その周囲にはゴム等の
弾性体からなるパッキン4がモールディングされて固着
されている。このパッキン4は図示省略したガイドパイ
プの開口部に嵌合する栓をなすもので、その外周は波形
断面に形成されている。そしてこのパッキン4の上部は
ガイドパイプの開口部に当接してこれを塞ぐストッパ兼
用蓋4aとなっている。
【0014】ここで前記支持部3には、丸棒を素材とす
る把手心材5がカシメ付けにより所定の隙間6を開けて
包持接続されている。この把手心材5は支持部3の上方
に突出した部分が上下方向に沿うリング状に曲げ加工さ
れてその端部が下向きとなっている。そしてこの把手心
材5の突出部分及び支持部3の上端部に亙って可撓性の
ビニールパイプ7が外装されて把手部8が形成されてい
る。
【0015】前記ビニールパイプ7は把手心材5との間
に所定の隙間9を形成する内径寸法のもので、この隙間
9は前記隙間6に連通し、その端部開口は把手心材5と
共に下向きとなっている。
【0016】このように構成された一実施例のオイルレ
ベルゲージ1は、図示省略したオイルパン等に連通する
ガイドパイプにゲージ部2が挿入され、パッキン4がガ
イドパイプの開口部に嵌合される。そしてこのような装
着状態において、オイルパン内の圧力が上昇した場合に
は、把手心材5と支持部3との間の隙間6及び把手心材
5とビニールパイプ7との間の隙間9をブリーザ通路と
して上昇した内部圧力が大気に開放される。ここで、ブ
リーザ通路の外端部である隙間9の端部は下向きとなっ
ているので、大気側の水や塵埃が隙間9、隙間6を通っ
て不用意にオイルパン内に侵入することがない。
【0017】また、オイルレベルゲージ1は、従来例の
図6に示すように、パイプの周面に小径のブリーザ孔を
穿設する困難な加工を必要とせず(小径の孔の加工はド
リルが破損するので難しい)、容易に製作することがで
きる。また、ゲージ部2は扁平なプレート状であつて、
屈曲しているガイドパイプにも極めて容易に弾性変形し
て挿入することができる。
【0018】また、把手部8は曲げ加工が容易な把手心
材5にビニールパイプ7を外装した構造であるから製造
が容易である。
【0019】なお、前記実施例においては、ゲージ部2
の上部に連続形成した丸め加工によるパイプ状の支持部
3に把手心材5をカシメ付けにより包持接続したが、こ
のような支持部3に同様の丸め加工によるパイプ状の把
手部を連続形成し、この把手部をリング状に曲げ加工し
てその端部の開口が下方に向くようにしてもよい。この
場合、曲げ加工によって把手部における丸め加工の接合
部が開くようなときには、把手部にビニールパイプ等を
外装するのが好ましい。
【0020】
【考案の効果】以上説明したとおりこの考案によれば、
オイルパン内の圧力は、パイプ状の支持部及び把手部の
内周側のガイドパイプ内外を連通する一連の隙間を介し
て大気に開放されることになる。したがって、小径のブ
リーザ孔をパイプ材の周面に穿設するような困難が加工
が不要となり、製造が容易となる。また、ゲージ部は弾
性変形可能なプレート状をなしているので、屈曲したガ
イドパイプであっても容易に挿入することができ、適用
範囲が大幅に広がることになる。
【0021】また、支持部と把手心材との間及び可撓性
パイプと把手心材との間でガイドパイプ内外を連通する
一連の隙間を形成した場合には、オイルパン内の圧力は
その隙間を介して大気に開放されることになる。したが
って、この場合にも小径のブリーザ孔を穿設するような
困難な加工が不要となり、製造が容易となる。また、こ
の場合にもゲージ部は弾性変形可能なプレート状をなし
ているので、屈曲したガイドパイプであっても容易に挿
入することができ、適用範囲が大幅に広がることにな
る。
【0022】さらに、隙間の外側開口部が下方を向くよ
うに構成したことにより、大気側の水や塵埃がオイルパ
ン内に侵入するのを阻止できることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案によるオイルレベルゲージの一実施例
を一部断面にして示す正面図である。
【図2】図1のXーX線に沿う断面図
【図3】図1のYーY線に沿う断面図である。
【図4】オイルレベルゲージの一従来例をパッキンを断
面にして示す正面図である。
【図5】同、一従来例の側面図である。
【図6】オイルレベルゲージの他の従来例をパッキンを
断面にして示す正面図である。
【図7】同、他の従来例の側面図である。
【図8】オイルレベルゲージが挿入されるガイドパイプ
の側面図である。
【符号の説明】
1、21、31……オイルレベルゲージ 2、35……ゲージ部 2a、2b……ノッチ 3、33……支持部 4、23、34……パッキン 4a……ストッパ兼用蓋 5……把手心材 6、9……隙間 7……ビニールパイプ 8、32……把手部 22……ゲージ本体 24……ブリーザ溝 25……把手 36……オイル付着部 37……ブリーザ孔 38……ガイドパイプ

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガイドパイプに挿入され弾性変形可能な
    プレート状のゲージ部と、該ゲージ部に連続して丸め加
    工によるパイプ状の支持部及び把手部を形成するととも
    に、前記支持部の周囲にガイドパイプの開口端部に嵌合
    固定されるパッキンを固着し、前記支持部及び把手部の
    内周側に前記ガイドパイプ内外を連通する一連の隙間を
    形成したことを特徴とするオイルレベルゲージ。
  2. 【請求項2】 ガイドパイプに挿入され弾性変形可能な
    プレート状のゲージ部と、該ゲージ部に連続して丸め加
    工によってパイプ状の支持部を形成して、該支持部内に
    棒状の把手心材を包持接続してその上端部を支持部の上
    端から突出させ、支持部の上端部から把手心材にかけて
    可撓性パイプを外装し、支持部の周囲にガイドパイプの
    開口部に嵌合固定されるパッキンを固着し、前記支持部
    と前記把手心材との間及び前記可撓性パイプと前記把手
    心材との間に前記ガイドパイプ内外を連通する一連の隙
    間を形成したことを特徴とするオイルレベルゲージ。
  3. 【請求項3】 前記隙間の外側開口部が下方を向くよう
    に構成した請求項1又は2記載のオイルレベルゲージ。
JP1991056708U 1991-06-24 1991-06-24 オイルレベルゲージ Expired - Lifetime JP2573253Y2 (ja)

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JP1991056708U JP2573253Y2 (ja) 1991-06-24 1991-06-24 オイルレベルゲージ

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JPH052027U JPH052027U (ja) 1993-01-14
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59108223U (ja) * 1983-01-10 1984-07-21 株式会社神戸製鋼所 液量計
JPS6449785U (ja) * 1987-09-24 1989-03-28
JPH01141421U (ja) * 1988-03-24 1989-09-28

Also Published As

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JPH052027U (ja) 1993-01-14

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