JPH0663964U - 紐状パッキン - Google Patents

紐状パッキン

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Publication number
JPH0663964U
JPH0663964U JP1034993U JP1034993U JPH0663964U JP H0663964 U JPH0663964 U JP H0663964U JP 1034993 U JP1034993 U JP 1034993U JP 1034993 U JP1034993 U JP 1034993U JP H0663964 U JPH0663964 U JP H0663964U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
packing
string
groove
insertion groove
fitted
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1034993U
Other languages
English (en)
Inventor
大輔 垣内
宮脇  誠
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Marugo Rubber Industries Ltd
Original Assignee
Marugo Rubber Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Marugo Rubber Industries Ltd filed Critical Marugo Rubber Industries Ltd
Priority to JP1034993U priority Critical patent/JPH0663964U/ja
Publication of JPH0663964U publication Critical patent/JPH0663964U/ja
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Abstract

(57)【要約】 〔目的〕 パッキン挿入溝に挿入した場合、容易に抜け
外れない紐状パッキンを提供する。 〔構成〕 パッキン挿入溝14に落ちないように嵌め込
まれる紐状パッキン26において、紐状パッキン26を
パッキン挿入溝14に嵌め込んだ際、所々がパッキン挿
入溝14の側壁に押し付けられて固定されるよう、紐状
パッキン26の形状をパッキン挿入溝14の平面形状と
若干変えたことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、パッキン挿入溝に嵌め込んで使用する紐状パッキンに関するもので ある。
【0002】
【従来の技術】
二つの部材を接合して固定するとき、内部に封入した液体又は気体が漏れるの を防止するときには、接合面にパッキンを介在させる。このパッキンは板状をし たものが多いが、板状パッキンは接触面積が広くて平均面圧が下がり、しかも、 全面均等にはなかなか押圧され難いから、シール性が不十分なことがある。この ため、接触面積の狭い紐状パッキンを使用して平均面圧を上げることがある。即 ち、一方の部材の接合面にパッキン挿入溝(以下、溝という)を形成し、この溝 に紐状パッキンを嵌め込んで相手部材に押圧する構造をとる。
【0003】 図2はこのような例を示す自動車のエンジンヘッドに取り付けられるロッカー カバーの底面図、図3は図2のAーA断面図であるが、ロッカーカバー11の底 面の取付面12に溝14を形成し(16はボルト挿通孔)、この溝14に、取付 面12を上に向けた状態で図4に示すようなエンドレスの紐状パッキン18を嵌 め込む。図5は以上のロッカーカバー11をエンジン20に対してボルト22で 止め付けた場合の要部断面図であるが、これからわかるように、ロッカーカバー 11をエンジン20に対して取り付けるときには、ロッカーカバー11の上下を ひっくり返す必要がある。
【0004】 従って、このとき、溝14に嵌め込んだ紐状パッキン18が外れたり、落ちた りすることがある。これを防ぐために、図4の平面図に示すように、紐状パッキ ン18に部分的に膨出部24を設け、この膨出部24を溝14の中に緊く嵌め込 むことで落ち止めとする方法をとっている。図9はこの状態を示す要部断面図で あるが、膨出部24の外周が溝14の両側壁に強く押し付けられ、抜け外れに対 して抵抗が生ずるようにするのである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、膨出部の径は溝の幅よりも若干太くしてあり、且つ、その数も 多いため、溝にうまく入れるためには非常に時間がかかる。一方、数を少なくす ると、膨出部と膨出部との間が弛み、嵌め込んだときに噛み込み易く、シール性 が損なわれることがある。又、一度入ったものでも姿勢を変えるときに外れたり する。更に、図10の要部断面図に示すように、膨出部24の一部が溝14から はみ出て捩じれたような状態で嵌め込まれ、使用時に十分に機能をしないことも ある。その他、このような膨出部を設けると、製作コストも高くなる。
【0006】 本考案は、このような課題を解決するものであって、要するに、紐状パッキン の形状をパッキン挿入溝の平面形状と若干変えることで両者に摩擦力を発生させ 、この摩擦力で外れを防止しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
以上の課題の下、本考案は、パッキン挿入溝に落ちないように嵌め込まれる紐 状パッキンにおいて、紐状パッキンをパッキン挿入溝に嵌め込んだ際、所々がパ ッキン挿入溝の側壁に押し付けられて固定されるよう、紐状パッキンの形状をパ ッキン挿入溝の平面形状と若干変えたことを特徴とする紐状パッキンを提供した ものである。
【0008】
【作用】
上記の手段をとることにより、紐状パッキンを溝に嵌め込んだ際、紐状パッキ ンの形状と溝の平面形状とが異なることによって紐状パッキンは溝の側壁に押付 けられ、外れない程度の摩擦力が発生する。
【0009】
【実施例】
図1は本考案に係る紐状パッキンの平面図であるが、この紐状パッキン26は 、膨出部24等を設けない代わりに、その形状が溝14の平面形状とは若干変え てあることが特徴である。具体的には、例えば、直線部分aの長さを変えたり、 曲線部分bのアールを変えたりすることが考えられる。尚、このような変更は全 体のバランスをとって部分的に行えば十分である。これにより、紐状パッキン2 6を溝14に嵌め込むと、形状を変えた部分が撓み、この部分が溝14の側壁に 押し付けられて摩擦力が発生し、上下ひっくり返しても落ちない程度のものにな る。一例を挙げると、形状を変えるのは、直線であれば長さを短くし、曲線であ ればアールを大きくする方法がある。
【0010】 図6はロッカーカバー11の側面に取り付けられる蓋28の底面図であるが、 この蓋28にもフランジの周囲に円形の溝30が形成され、この溝30に図7に 示す紐状パッキン32が嵌め込まれるものである。従来の紐状パッキン32は溝 30の平面形状に合わせたものに成形され、且つ、部分的に膨出部34を設けた ものであったが、本考案では、図8に示すように、膨出部34を設けない代わり に紐状パッキン36の形状を溝30の平面形状と変えたものにするのである。一 例を挙げると、多角(八角)形のものにする方法がある。これにより、紐状パッ キン36を溝30に嵌め込むと、角の部分37が溝30の外側壁に押し付けられ 、又、平行部分38が内側壁に押し付けられ、蓋28の姿勢を変えても落ちない ものとなる。
【0011】
【考案の効果】
以上、本考案は前記したものであるから、紐状パッキンを溝に嵌め込むのが容 易に、しかも、迅速にできる。従って、組立工数を減じてコスト低減が可能であ る。更に、紐状パッキンは正常な形で溝に挿入されるから、シール漏れ等が生ず ることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る紐状パッキンの平面図である。
【図2】ロッカーカバーの底面図である。
【図3】図2のAーA断面図である。
【図4】従来例の紐状パッキンの平面図である。
【図5】従来例の紐状パッキンの使用状態を示す要部断
面図である。
【図6】ロッカーカバーに取り付ける蓋の底面図であ
る。
【図7】従来例の紐状パッキンの平面図である。
【図8】本考案に係る紐状パッキンの平面図である。
【図9】従来例の紐状パッキンのパッキン挿入溝に正常
な状態で嵌め込まれたときの要部断面図である。
【図10】従来例の紐状パッキンのパッキン挿入溝に捩
じれた状態で嵌め込まれたときの要部断面図である。
【符号の説明】
14 パッキン挿入溝 26 紐状パッキン 36 紐状パッキン

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パッキン挿入溝に落ちないように嵌め込
    まれる紐状パッキンにおいて、紐状パッキンをパッキン
    挿入溝に嵌め込んだ際、所々がパッキン挿入溝の側壁に
    押し付けられて固定されるよう、紐状パッキンの形状を
    パッキン挿入溝の平面形状と若干変えたことを特徴とす
    る紐状パッキン。
JP1034993U 1993-02-15 1993-02-15 紐状パッキン Pending JPH0663964U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1034993U JPH0663964U (ja) 1993-02-15 1993-02-15 紐状パッキン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1034993U JPH0663964U (ja) 1993-02-15 1993-02-15 紐状パッキン

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0663964U true JPH0663964U (ja) 1994-09-09

Family

ID=11747719

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1034993U Pending JPH0663964U (ja) 1993-02-15 1993-02-15 紐状パッキン

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JP (1) JPH0663964U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008129941A1 (ja) * 2007-04-16 2008-10-30 Yamatake Corporation 流量計
JP2016217522A (ja) * 2015-05-26 2016-12-22 日産自動車株式会社 シール構造

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