JP2002022015A - プラグチューブシールおよびその取付方法 - Google Patents
プラグチューブシールおよびその取付方法Info
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- JP2002022015A JP2002022015A JP2000206395A JP2000206395A JP2002022015A JP 2002022015 A JP2002022015 A JP 2002022015A JP 2000206395 A JP2000206395 A JP 2000206395A JP 2000206395 A JP2000206395 A JP 2000206395A JP 2002022015 A JP2002022015 A JP 2002022015A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 バッフルプレート31に延長部を設けなくて
もプラグチューブシール1をロッカーカバー21に強固
に取り付けることができ、もってプラグチューブシール
1の脱落を防止する。 【解決手段】 プラグチューブ41の外周面に当接する
シールリップ3と、シールリップ3の外周側に一体成形
された取付部2とを有し、ロッカーカバー21とこのロ
ッカーカバー21に一体成形した折り曲げ可能な突起2
5との間に取付部2を挟み込むとともに、ロッカーカバ
ー21に固定するバッフルプレート31によって突起2
5を押さえる取付構造をもってロッカーカバー21に取
り付けられる構造とした。
もプラグチューブシール1をロッカーカバー21に強固
に取り付けることができ、もってプラグチューブシール
1の脱落を防止する。 【解決手段】 プラグチューブ41の外周面に当接する
シールリップ3と、シールリップ3の外周側に一体成形
された取付部2とを有し、ロッカーカバー21とこのロ
ッカーカバー21に一体成形した折り曲げ可能な突起2
5との間に取付部2を挟み込むとともに、ロッカーカバ
ー21に固定するバッフルプレート31によって突起2
5を押さえる取付構造をもってロッカーカバー21に取
り付けられる構造とした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラグチューブと
ロッカーカバーとの間隙を密封するプラグチューブシー
ルに係り、更にその取付方法に関するものである。
ロッカーカバーとの間隙を密封するプラグチューブシー
ルに係り、更にその取付方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4に示すように、車両用エンジンに
は、ロッカーカバー51とその内周側のプラグチューブ
52との間を密封するためにプラグチューブシール53
が組み込まれており、このプラグチューブシール53
は、ロッカーカバー51とプラグチューブ52との間隙
を密封し、外周側がロッカーカバー51に取り付けられ
るとともに、内周側がプラグチューブ52の外周面に当
接して配設される構成を有している。
は、ロッカーカバー51とその内周側のプラグチューブ
52との間を密封するためにプラグチューブシール53
が組み込まれており、このプラグチューブシール53
は、ロッカーカバー51とプラグチューブ52との間隙
を密封し、外周側がロッカーカバー51に取り付けられ
るとともに、内周側がプラグチューブ52の外周面に当
接して配設される構成を有している。
【0003】しかしながら、従来は、このプラグチュー
ブシール53の取付構造に関して、このプラグチューブ
シール53をロッカーカバー51の内周に圧入するのみ
であったために、ロッカーカバー51が材料強度の低い
樹脂製である場合や撓みの生じる材質である場合に、締
め代が漸次減少し、プラグチューブシール53が脱落す
る虞があった。
ブシール53の取付構造に関して、このプラグチューブ
シール53をロッカーカバー51の内周に圧入するのみ
であったために、ロッカーカバー51が材料強度の低い
樹脂製である場合や撓みの生じる材質である場合に、締
め代が漸次減少し、プラグチューブシール53が脱落す
る虞があった。
【0004】このため、従来、図5に示すように、ロッ
カーカバー51に設けられたブローバイ室54(図4参
照)を閉塞すべくロッカーカバー51の下面に固定され
るバッフルプレート55に、ロッカーカバー51の円筒
状壁51aよりもプラグチューブ52側へ延設した延長
部55aを形成し、プラグチューブシール53の外周側
に前記円筒状壁51a側へ突出するフランジ部53aを
形成し、前記円筒状壁51aの内周側下面に、前記フラ
ンジ部53aが嵌合可能でかつフランジ部53aの幅よ
りも短い幅を有する段部51bを形成し、前記フランジ
部53aを前記段部51bと前記延長部55aとの間で
挟持し固定する取付構造が提案されており、この取付構
造によれば、プラグチューブシール53のフランジ部5
3aをロッカーカバー51とバッフルプレート55との
間に挟み込むために、プラグチューブシール53の脱落
を防止することができる(実公平6−8290号公報参
照)。
カーカバー51に設けられたブローバイ室54(図4参
照)を閉塞すべくロッカーカバー51の下面に固定され
るバッフルプレート55に、ロッカーカバー51の円筒
状壁51aよりもプラグチューブ52側へ延設した延長
部55aを形成し、プラグチューブシール53の外周側
に前記円筒状壁51a側へ突出するフランジ部53aを
形成し、前記円筒状壁51aの内周側下面に、前記フラ
ンジ部53aが嵌合可能でかつフランジ部53aの幅よ
りも短い幅を有する段部51bを形成し、前記フランジ
部53aを前記段部51bと前記延長部55aとの間で
挟持し固定する取付構造が提案されており、この取付構
造によれば、プラグチューブシール53のフランジ部5
3aをロッカーカバー51とバッフルプレート55との
間に挟み込むために、プラグチューブシール53の脱落
を防止することができる(実公平6−8290号公報参
照)。
【0005】しかしながら、この従来技術においては、
上記したようにプラグチューブシール53のフランジ部
53aを挟み込むべくバッフルプレート55に、ロッカ
ーカバー51の円筒状壁51aよりもプラグチューブ5
2側へ延設した延長部55aを形成しているために、バ
ッフルプレート55に必ず、延長部55aを備えた特別
なものを使用しなければならず、よって延長部55aを
備えていない短目の旧来仕様のバッフルプレートを使用
することができない不都合がある。また、プラグチュー
ブシール53のフランジ部53aを挟み込んだ状態でバ
ッフルプレート55がプラグチューブシール53に直接
接触するために、バッフルプレート55に発生する振動
がプラグチューブシール53に伝わり易いと云う不都合
もある。
上記したようにプラグチューブシール53のフランジ部
53aを挟み込むべくバッフルプレート55に、ロッカ
ーカバー51の円筒状壁51aよりもプラグチューブ5
2側へ延設した延長部55aを形成しているために、バ
ッフルプレート55に必ず、延長部55aを備えた特別
なものを使用しなければならず、よって延長部55aを
備えていない短目の旧来仕様のバッフルプレートを使用
することができない不都合がある。また、プラグチュー
ブシール53のフランジ部53aを挟み込んだ状態でバ
ッフルプレート55がプラグチューブシール53に直接
接触するために、バッフルプレート55に発生する振動
がプラグチューブシール53に伝わり易いと云う不都合
もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上の点に鑑
み、バッフルプレートに延長部を設けなくてもプラグチ
ューブシールをロッカーカバーに強固に取り付けること
ができ、もってプラグチューブシールの脱落を防止する
ことが可能であるとともに、バッフルプレートがプラグ
チューブシールに直接接触することがなく、もって振動
が伝わるのを抑えることが可能なプラグチューブシール
とその取付方法とを提供することを目的とする。
み、バッフルプレートに延長部を設けなくてもプラグチ
ューブシールをロッカーカバーに強固に取り付けること
ができ、もってプラグチューブシールの脱落を防止する
ことが可能であるとともに、バッフルプレートがプラグ
チューブシールに直接接触することがなく、もって振動
が伝わるのを抑えることが可能なプラグチューブシール
とその取付方法とを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1によるプラグチューブシールは、
ロッカーカバーとプラグチューブとの間隙を密封し、外
周側がロッカーカバーに取り付けられるとともに、内周
側がプラグチューブの外周面に当接して配設されるプラ
グチューブシールにおいて、前記プラグチューブの外周
面に当接するシールリップと、前記シールリップの外周
側に一体成形された取付部とを有し、前記ロッカーカバ
ーと前記ロッカーカバーに一体成形した折り曲げ可能な
突起との間に前記取付部を挟み込むとともに、前記ロッ
カーカバーに固定するバッフルプレートによって前記突
起を押さえる取付構造をもって前記ロッカーカバーに取
り付けられることを特徴とするものである。
め、本発明の請求項1によるプラグチューブシールは、
ロッカーカバーとプラグチューブとの間隙を密封し、外
周側がロッカーカバーに取り付けられるとともに、内周
側がプラグチューブの外周面に当接して配設されるプラ
グチューブシールにおいて、前記プラグチューブの外周
面に当接するシールリップと、前記シールリップの外周
側に一体成形された取付部とを有し、前記ロッカーカバ
ーと前記ロッカーカバーに一体成形した折り曲げ可能な
突起との間に前記取付部を挟み込むとともに、前記ロッ
カーカバーに固定するバッフルプレートによって前記突
起を押さえる取付構造をもって前記ロッカーカバーに取
り付けられることを特徴とするものである。
【0008】また、本発明の請求項2によるプラグチュ
ーブシールは、上記した請求項1のプラグチューブシー
ルにおいて、バッフルプレートの内径寸法が、プラグチ
ューブシール取付部におけるロッカーカバーの内径寸法
よりも大きく形成されていることを特徴とするものであ
る。
ーブシールは、上記した請求項1のプラグチューブシー
ルにおいて、バッフルプレートの内径寸法が、プラグチ
ューブシール取付部におけるロッカーカバーの内径寸法
よりも大きく形成されていることを特徴とするものであ
る。
【0009】また、本発明の請求項3によるプラグチュ
ーブシールは、上記した請求項1のプラグチューブシー
ルにおいて、バッフルプレートがロッカーカバーに振動
溶着されることを特徴とするものである。
ーブシールは、上記した請求項1のプラグチューブシー
ルにおいて、バッフルプレートがロッカーカバーに振動
溶着されることを特徴とするものである。
【0010】また、本発明の請求項4によるプラグチュ
ーブシールの取付方法は、ロッカーカバーとプラグチュ
ーブとの間隙を密封し、外周側がロッカーカバーに取り
付けられるとともに、内周側がプラグチューブの外周面
に当接して配設されるプラグチューブシールを前記ロッ
カーカバーに取り付ける方法において、前記ロッカーカ
バーに前記プラグチューブシールを保持するための折り
曲げ可能な突起をあらかじめ一体成形し、前記ロッカー
カバーに前記プラグチューブシールをセットし、前記突
起を折り曲げ、前記突起の折り曲げ状態を前記ロッカー
カバーに固定するバッフルプレートによって維持するこ
とを特徴とするものである。
ーブシールの取付方法は、ロッカーカバーとプラグチュ
ーブとの間隙を密封し、外周側がロッカーカバーに取り
付けられるとともに、内周側がプラグチューブの外周面
に当接して配設されるプラグチューブシールを前記ロッ
カーカバーに取り付ける方法において、前記ロッカーカ
バーに前記プラグチューブシールを保持するための折り
曲げ可能な突起をあらかじめ一体成形し、前記ロッカー
カバーに前記プラグチューブシールをセットし、前記突
起を折り曲げ、前記突起の折り曲げ状態を前記ロッカー
カバーに固定するバッフルプレートによって維持するこ
とを特徴とするものである。
【0011】上記構成を備えた本発明の請求項1による
プラグチューブシールにおいては、当該プラグチューブ
シールを直接保持するのがバッフルプレートではなく、
ロッカーカバーに一体成形された折り曲げ可能な突起で
あって、バッフルプレートはこの突起を折り曲げ状態に
押さえ込むものである。したがって、バッフルプレート
にプラグチューブシールを挟み込むための延長部を設け
る必要がなく、よってこの分、バッフルプレートに短目
のものを使用することが可能となる。請求項2は、この
ようにバッフルプレートに短目のものを使用することが
可能であることを「バッフルプレートの内径寸法が、プ
ラグチューブシール取付部におけるロッカーカバーの内
径寸法よりも大きく形成されている」と規定して本発明
の技術的要素に取り入れたものである。
プラグチューブシールにおいては、当該プラグチューブ
シールを直接保持するのがバッフルプレートではなく、
ロッカーカバーに一体成形された折り曲げ可能な突起で
あって、バッフルプレートはこの突起を折り曲げ状態に
押さえ込むものである。したがって、バッフルプレート
にプラグチューブシールを挟み込むための延長部を設け
る必要がなく、よってこの分、バッフルプレートに短目
のものを使用することが可能となる。請求項2は、この
ようにバッフルプレートに短目のものを使用することが
可能であることを「バッフルプレートの内径寸法が、プ
ラグチューブシール取付部におけるロッカーカバーの内
径寸法よりも大きく形成されている」と規定して本発明
の技術的要素に取り入れたものである。
【0012】また、プラグチューブシールは、その取付
部がロッカーカバーとロッカーカバーに一体成形した折
り曲げ可能な突起との間に挟み込まれるとともに、突起
がロッカーカバーに固定するバッフルプレートによって
折り曲げ状態に押さえ込まれるために、ロッカーカバー
に対して極めて強固に固定されることになる。請求項3
に記載したように、ロッカーカバーおよびこれに固定す
るバッフルプレートが共に樹脂製である場合には、両者
はこれを振動溶着により固定するのが好適である。
部がロッカーカバーとロッカーカバーに一体成形した折
り曲げ可能な突起との間に挟み込まれるとともに、突起
がロッカーカバーに固定するバッフルプレートによって
折り曲げ状態に押さえ込まれるために、ロッカーカバー
に対して極めて強固に固定されることになる。請求項3
に記載したように、ロッカーカバーおよびこれに固定す
るバッフルプレートが共に樹脂製である場合には、両者
はこれを振動溶着により固定するのが好適である。
【0013】また併せて、バッフルプレートとプラグチ
ューブシールとの間にロッカーカバーに一体成形した折
り曲げ可能な突起が介在することになって、バッフルプ
レートがプラグチューブシールに直接接触しないため
に、バッフルプレートに発生する振動がプラグチューブ
シールに伝わりにくい。
ューブシールとの間にロッカーカバーに一体成形した折
り曲げ可能な突起が介在することになって、バッフルプ
レートがプラグチューブシールに直接接触しないため
に、バッフルプレートに発生する振動がプラグチューブ
シールに伝わりにくい。
【0014】また、上記構成を備えた本発明の請求項4
によるプラグチューブシールの取付方法においては、や
はり当該プラグチューブシールを直接保持するのがバッ
フルプレートではなく、ロッカーカバーに一体成形され
た折り曲げ可能な突起であって、バッフルプレートはこ
の突起を折り曲げ状態に維持するものである。したがっ
て、バッフルプレートにプラグチューブシールを挟み込
むための延長部を設ける必要がなく、よってこの分、バ
ッフルプレートに短目のものを使用することが可能とな
る。
によるプラグチューブシールの取付方法においては、や
はり当該プラグチューブシールを直接保持するのがバッ
フルプレートではなく、ロッカーカバーに一体成形され
た折り曲げ可能な突起であって、バッフルプレートはこ
の突起を折り曲げ状態に維持するものである。したがっ
て、バッフルプレートにプラグチューブシールを挟み込
むための延長部を設ける必要がなく、よってこの分、バ
ッフルプレートに短目のものを使用することが可能とな
る。
【0015】また、プラグチューブシールは、その取付
部がロッカーカバーとロッカーカバーに一体成形した折
り曲げ可能な突起との間に挟み込まれるとともに、突起
がロッカーカバーに固定するバッフルプレートによって
折り曲げ状態に維持されるために、ロッカーカバーに対
して極めて強固に固定されることになる。
部がロッカーカバーとロッカーカバーに一体成形した折
り曲げ可能な突起との間に挟み込まれるとともに、突起
がロッカーカバーに固定するバッフルプレートによって
折り曲げ状態に維持されるために、ロッカーカバーに対
して極めて強固に固定されることになる。
【0016】また併せて、バッフルプレートとプラグチ
ューブシールとの間にロッカーカバーに一体成形した折
り曲げ可能な突起が介在することになって、バッフルプ
レートがプラグチューブシールに直接接触しないため
に、バッフルプレートに発生する振動がプラグチューブ
シールに伝わりにくい。
ューブシールとの間にロッカーカバーに一体成形した折
り曲げ可能な突起が介在することになって、バッフルプ
レートがプラグチューブシールに直接接触しないため
に、バッフルプレートに発生する振動がプラグチューブ
シールに伝わりにくい。
【0017】また、本発明には、以下の技術的思想が含
まれる。
まれる。
【0018】すなわち、本件出願が提案するのは、ロッ
カーカバーにプラグチューブシールを保持するための突
起をあらかじめ成形しておいて、プラグチューブシール
をロッカーカバーへセットし、ロッカーカバーの突起を
折り曲げ後、ハウジング内径まで延長しないバッフルプ
レートを振動溶着することを特徴とするプラグチューブ
シールの取付構造であり、また、プラグチューブに密接
するプラグチューブシールをロッカーカバーに取り付け
る構造において、ロッカーカバーにプラグチューブシー
ルを保持するための折り曲げ可能な突起をあらかじめ一
体成形し、ロッカーカバーに固定するバッフルプレート
によって前記突起を折り曲げ状態に維持することを特徴
とするプラグチューブシールの取付構造である。
カーカバーにプラグチューブシールを保持するための突
起をあらかじめ成形しておいて、プラグチューブシール
をロッカーカバーへセットし、ロッカーカバーの突起を
折り曲げ後、ハウジング内径まで延長しないバッフルプ
レートを振動溶着することを特徴とするプラグチューブ
シールの取付構造であり、また、プラグチューブに密接
するプラグチューブシールをロッカーカバーに取り付け
る構造において、ロッカーカバーにプラグチューブシー
ルを保持するための折り曲げ可能な突起をあらかじめ一
体成形し、ロッカーカバーに固定するバッフルプレート
によって前記突起を折り曲げ状態に維持することを特徴
とするプラグチューブシールの取付構造である。
【0019】
【発明の実施の形態】つぎに本発明の実施例を図面にし
たがって説明する。
たがって説明する。
【0020】図1は、本発明の実施例に係るプラグチュ
ーブシール1の取付構造の断面を示しており、その取付
過程が図2および図3に示されている。
ーブシール1の取付構造の断面を示しており、その取付
過程が図2および図3に示されている。
【0021】当該実施例に係るプラグチューブシール
(プラグチューブガスケットとも称する)1は、ロッカ
ーカバー(シリンダヘッドカバーとも称する)21とプ
ラグチューブ41との間隙を密封し、外周側がロッカー
カバー21に取り付けられるとともに、内周側がプラグ
チューブ41の外周面に当接して配設されるものであっ
て、当該プラグチューブシール1、ロッカーカバー2
1、およびこのロッカーカバー21に固定されるバッフ
ルプレート31がそれぞれ以下のように構成されてい
る。
(プラグチューブガスケットとも称する)1は、ロッカ
ーカバー(シリンダヘッドカバーとも称する)21とプ
ラグチューブ41との間隙を密封し、外周側がロッカー
カバー21に取り付けられるとともに、内周側がプラグ
チューブ41の外周面に当接して配設されるものであっ
て、当該プラグチューブシール1、ロッカーカバー2
1、およびこのロッカーカバー21に固定されるバッフ
ルプレート31がそれぞれ以下のように構成されてい
る。
【0022】すなわち先ず、プラグチューブシール1
は、環状を呈するゴム状弾性材製の取付部2の内周側に
同じく環状を呈するゴム状弾性材製のシールリップ3を
一体成形したものであって、シールリップ3の先端部に
ガータースプリング4が取り付けられている。
は、環状を呈するゴム状弾性材製の取付部2の内周側に
同じく環状を呈するゴム状弾性材製のシールリップ3を
一体成形したものであって、シールリップ3の先端部に
ガータースプリング4が取り付けられている。
【0023】上記取付部2には、その径方向中央に位置
して、環状のくびれ部5が設けられており、このくびれ
部5を境とする内周側取付部6と外周側取付部7とが、
くびれ部5に位置する連結部8を介して互いに一体成形
されている。
して、環状のくびれ部5が設けられており、このくびれ
部5を境とする内周側取付部6と外周側取付部7とが、
くびれ部5に位置する連結部8を介して互いに一体成形
されている。
【0024】上記くびれ部5には、それぞれ環状を呈す
る上側凹部9および下側凹部10が設けられている。ま
た内周側取付部6には、それぞれ環状を呈する上側フラ
ンジ部11および下側フランジ部12が設けられてお
り、下側フランジ部12の内周側に上記シールリップ3
が一体成形されている。上側フランジ部11および下側
フランジ部12にはそれぞれ円筒面状を呈する外周面1
1a,12aが設けられている。また外周側取付部7に
は、それぞれ環状を呈する上側凸部13および下側凸部
14が設けられており、下側凸部14には、その先端部
に複数(図では二本)の環状ビード15が下方へ向けて
設けられている。
る上側凹部9および下側凹部10が設けられている。ま
た内周側取付部6には、それぞれ環状を呈する上側フラ
ンジ部11および下側フランジ部12が設けられてお
り、下側フランジ部12の内周側に上記シールリップ3
が一体成形されている。上側フランジ部11および下側
フランジ部12にはそれぞれ円筒面状を呈する外周面1
1a,12aが設けられている。また外周側取付部7に
は、それぞれ環状を呈する上側凸部13および下側凸部
14が設けられており、下側凸部14には、その先端部
に複数(図では二本)の環状ビード15が下方へ向けて
設けられている。
【0025】このプラグチューブシール1は、アクリル
ゴムまたはニトリルゴム等の所定のゴム材料によって成
形されている。
ゴムまたはニトリルゴム等の所定のゴム材料によって成
形されている。
【0026】ロッカーカバー21には、そのプラグチュ
ーブシール取付部である円筒状壁22の内周側下面に位
置して、プラグチューブシール1の外周側取付部7を挿
入するための環状の挿入空間23が設けられており、そ
の内周側開口部23aに、プラグチューブシール1の上
側凹部9を係合するための環状の凸部24が下方へ向け
て設けられるとともに、その下側開口部23bに、挿入
空間23に挿入されたプラグチューブシール1の取付部
2を保持するための突起25が折り曲げ自在に設けられ
ており、この突起25の先端部に、折り曲げ時にプラグ
チューブシール1の下側凹部10を係合するための凸部
26が設けられている。
ーブシール取付部である円筒状壁22の内周側下面に位
置して、プラグチューブシール1の外周側取付部7を挿
入するための環状の挿入空間23が設けられており、そ
の内周側開口部23aに、プラグチューブシール1の上
側凹部9を係合するための環状の凸部24が下方へ向け
て設けられるとともに、その下側開口部23bに、挿入
空間23に挿入されたプラグチューブシール1の取付部
2を保持するための突起25が折り曲げ自在に設けられ
ており、この突起25の先端部に、折り曲げ時にプラグ
チューブシール1の下側凹部10を係合するための凸部
26が設けられている。
【0027】この突起25は、図2に示す下方へ向いた
状態から、図3または図1に示す内周方向へ向いた状態
へと折り曲げ可能に成形されており、その根元部に、突
起25を折り曲げた際に突起25が段差にならないよう
にするための環状の凹部27と、突起25に曲げの癖を
付けるための環状の凹部28とが設けられている。また
図2に示すように、この突起25は、折り曲げに際して
皺が寄るのを防ぐために周方向に分割成形されており、
互いに隣り合う突起25,25の間には所定の大きさの
周方向間隙29が設定されている。したがって、この突
起25は複数が等配状に形成されたものである。
状態から、図3または図1に示す内周方向へ向いた状態
へと折り曲げ可能に成形されており、その根元部に、突
起25を折り曲げた際に突起25が段差にならないよう
にするための環状の凹部27と、突起25に曲げの癖を
付けるための環状の凹部28とが設けられている。また
図2に示すように、この突起25は、折り曲げに際して
皺が寄るのを防ぐために周方向に分割成形されており、
互いに隣り合う突起25,25の間には所定の大きさの
周方向間隙29が設定されている。したがって、この突
起25は複数が等配状に形成されたものである。
【0028】このロッカーカバー21は、ポリアミド6
6(66ナイロン)等の所定の樹脂材料によって成形さ
れており、これにより突起25が上記したように折り曲
げ可能とされている。
6(66ナイロン)等の所定の樹脂材料によって成形さ
れており、これにより突起25が上記したように折り曲
げ可能とされている。
【0029】また、バッフルプレート31は、環状ない
し蛇の目状に成形された平板であって、ロッカーカバー
21に設けられたブローバイ室(図示せず)を閉塞すべ
くロッカーカバー21の内部底面に固定されている。
し蛇の目状に成形された平板であって、ロッカーカバー
21に設けられたブローバイ室(図示せず)を閉塞すべ
くロッカーカバー21の内部底面に固定されている。
【0030】このバッフルプレート31は、ポリアミド
66(66ナイロン)等の所定の樹脂材料によって成形
されており、ロッカーカバー21の内部底面に振動溶着
法によって固定されている。
66(66ナイロン)等の所定の樹脂材料によって成形
されており、ロッカーカバー21の内部底面に振動溶着
法によって固定されている。
【0031】また、このバッフルプレート31は、ロッ
カーカバー21に固定された後、ロッカーカバー21の
各突起25をそれぞれ図1に示した折り曲げ状態に押さ
え込んで、各突起25をそれぞれ折り曲げ状態に保持す
るものであって、これを可能とすべく、その内径寸法d
1を突起25の根元部d2の内径寸法(すなわち折り曲
げ前の状態における突起25の内径寸法)よりも小さく
形成されているが、ロッカーカバー21の円筒状壁22
の内径寸法d3よりは大きく形成されている。
カーカバー21に固定された後、ロッカーカバー21の
各突起25をそれぞれ図1に示した折り曲げ状態に押さ
え込んで、各突起25をそれぞれ折り曲げ状態に保持す
るものであって、これを可能とすべく、その内径寸法d
1を突起25の根元部d2の内径寸法(すなわち折り曲
げ前の状態における突起25の内径寸法)よりも小さく
形成されているが、ロッカーカバー21の円筒状壁22
の内径寸法d3よりは大きく形成されている。
【0032】また、このバッフルプレート31と、装着
されたときに突起25よりも下方に突出するプラグチュ
ーブシール1の下側フランジ部12との間には、振動溶
着の際の振幅を確保するために所定の大きさの径方向間
隙32が設定されている。
されたときに突起25よりも下方に突出するプラグチュ
ーブシール1の下側フランジ部12との間には、振動溶
着の際の振幅を確保するために所定の大きさの径方向間
隙32が設定されている。
【0033】上記構成のプラグチューブシール1をロッ
カーカバー21の内周に取り付けるに際しては、図2の
状態から先ず、図3に示すようにプラグチューブシール
1の外周側取付部7をロッカーカバー21の挿入空間2
3にその下方から挿入してプラグチューブシール1の上
側凹部9をロッカーカバー21の凸部24に嵌め合わ
せ、ついで各突起25を内周方向へ向けて折り曲げて、
各突起25の先端部に設けた凸部26をプラグチューブ
シール1の下側凹部10に嵌め合わせ、ついでこの状態
で、図1に示すようにバッフルプレート31を振動溶着
法によってロッカーカバー21の内部下面に固定して、
このバッフルプレート31によって各突起25を押さえ
込み、各突起25の折り曲げ状態を維持する。
カーカバー21の内周に取り付けるに際しては、図2の
状態から先ず、図3に示すようにプラグチューブシール
1の外周側取付部7をロッカーカバー21の挿入空間2
3にその下方から挿入してプラグチューブシール1の上
側凹部9をロッカーカバー21の凸部24に嵌め合わ
せ、ついで各突起25を内周方向へ向けて折り曲げて、
各突起25の先端部に設けた凸部26をプラグチューブ
シール1の下側凹部10に嵌め合わせ、ついでこの状態
で、図1に示すようにバッフルプレート31を振動溶着
法によってロッカーカバー21の内部下面に固定して、
このバッフルプレート31によって各突起25を押さえ
込み、各突起25の折り曲げ状態を維持する。
【0034】取付を完了したプラグチューブシール1
は、その下方から各突起25によって保持され、すなわ
ち、くびれ部5における上下の凹部9,10に凸部2
4,26が係合して連結部8が挟まれるとともに、この
連結部8よりも軸方向長さが大きい外周側取付部7が挿
入空間23内に収容されるために、プラグチューブシー
ル1がロッカーカバー21から脱落することのない取付
構造が実現される。突起25の折り曲げ状態は、ロッカ
ーカバー21の内部下面に固定されたバッフルプレート
31によって維持され、このバッフルプレート31が振
動溶着法によってロッカーカバー21の内部下面に強固
に固定されているために、突起25が勝手に開いてしま
うことはない。
は、その下方から各突起25によって保持され、すなわ
ち、くびれ部5における上下の凹部9,10に凸部2
4,26が係合して連結部8が挟まれるとともに、この
連結部8よりも軸方向長さが大きい外周側取付部7が挿
入空間23内に収容されるために、プラグチューブシー
ル1がロッカーカバー21から脱落することのない取付
構造が実現される。突起25の折り曲げ状態は、ロッカ
ーカバー21の内部下面に固定されたバッフルプレート
31によって維持され、このバッフルプレート31が振
動溶着法によってロッカーカバー21の内部下面に強固
に固定されているために、突起25が勝手に開いてしま
うことはない。
【0035】上記構成によれば、以下の作用効果を奏す
ることが可能である。
ることが可能である。
【0036】すなわち先ず第一に、上記構成のプラグチ
ューブシール1においては、当該プラグチューブシール
1を直接保持するのが従来のようにバッフルプレート3
1ではなく、ロッカーカバー21に一体成形された折り
曲げ可能な複数の突起25であって、バッフルプレート
31はこの突起25を折り曲げ状態に押さえ付け、突起
25を折り曲げ状態に維持するものである。したがっ
て、バッフルプレート31にプラグチューブシール1を
挟み込むための延長部を設ける必要がなく、よってこの
分、バッフルプレート31に径方向長さが短目のものを
使用することが可能となる。したがって、バッフルプレ
ート31に旧来と同じ仕様のものをそのまま使用するこ
とができ、既存部品の有効活用を促進することができ
る。
ューブシール1においては、当該プラグチューブシール
1を直接保持するのが従来のようにバッフルプレート3
1ではなく、ロッカーカバー21に一体成形された折り
曲げ可能な複数の突起25であって、バッフルプレート
31はこの突起25を折り曲げ状態に押さえ付け、突起
25を折り曲げ状態に維持するものである。したがっ
て、バッフルプレート31にプラグチューブシール1を
挟み込むための延長部を設ける必要がなく、よってこの
分、バッフルプレート31に径方向長さが短目のものを
使用することが可能となる。したがって、バッフルプレ
ート31に旧来と同じ仕様のものをそのまま使用するこ
とができ、既存部品の有効活用を促進することができ
る。
【0037】また、プラグチューブシール1は、その取
付部2がロッカーカバー21とこのロッカーカバー21
に一体成形した折り曲げ可能な複数の突起25との間に
挟み込まれるとともに、突起25がロッカーカバー21
に振動溶着するバッフルプレート31によって折り曲げ
状態に押さえ付けられ、折り曲げ状態に維持されるため
に、ロッカーカバー21に極めて強固に固定される。し
たがって、プラグチューブシール1がロッカーカバー2
1から脱落するのを有効に防止することができる。
付部2がロッカーカバー21とこのロッカーカバー21
に一体成形した折り曲げ可能な複数の突起25との間に
挟み込まれるとともに、突起25がロッカーカバー21
に振動溶着するバッフルプレート31によって折り曲げ
状態に押さえ付けられ、折り曲げ状態に維持されるため
に、ロッカーカバー21に極めて強固に固定される。し
たがって、プラグチューブシール1がロッカーカバー2
1から脱落するのを有効に防止することができる。
【0038】また、バッフルプレート31がプラグチュ
ーブシール1に直接接触することがないために、バッフ
ルプレート31に発生する振動がプラグチューブシール
1に伝達されるのを抑えることができる。したがって、
伝達される振動によってプラグチューブシール1の取付
が緩んだりするのを防止することができる。
ーブシール1に直接接触することがないために、バッフ
ルプレート31に発生する振動がプラグチューブシール
1に伝達されるのを抑えることができる。したがって、
伝達される振動によってプラグチューブシール1の取付
が緩んだりするのを防止することができる。
【0039】また、プラグチューブシール1の取付部2
に、取付状態においてロッカーカバー21の円筒状壁2
2の内周面に密接する円筒状の外周面11aを備えた上
側フランジ部11が設けられているために、プラグチュ
ーブ41の装着時(この装着時、プラグチューブ41は
図1における矢印A方向に移動せしめられる)に、プラ
グチューブシール1のシールリップ4の先端がプラグチ
ューブ41に引き摺られて、プラグチューブシール1が
ロッカーカバー21から脱落するのを防止することがで
きる。
に、取付状態においてロッカーカバー21の円筒状壁2
2の内周面に密接する円筒状の外周面11aを備えた上
側フランジ部11が設けられているために、プラグチュ
ーブ41の装着時(この装着時、プラグチューブ41は
図1における矢印A方向に移動せしめられる)に、プラ
グチューブシール1のシールリップ4の先端がプラグチ
ューブ41に引き摺られて、プラグチューブシール1が
ロッカーカバー21から脱落するのを防止することがで
きる。
【0040】また同様に、プラグチューブシール1の取
付部2に、取付状態において、折り曲げられた各突起2
5の先端部に密接する円筒状の外周面12aを備えた下
側フランジ部12が設けられているために、プラグチュ
ーブ41の取り外し時(この取り外し時、プラグチュー
ブ41は図1における矢印B方向に移動せしめられる)
に、プラグチューブシール1のシールリップ4の先端が
プラグチューブ41に引き摺られて、プラグチューブシ
ール1がロッカーカバー21から脱落するのを防止する
ことができる。
付部2に、取付状態において、折り曲げられた各突起2
5の先端部に密接する円筒状の外周面12aを備えた下
側フランジ部12が設けられているために、プラグチュ
ーブ41の取り外し時(この取り外し時、プラグチュー
ブ41は図1における矢印B方向に移動せしめられる)
に、プラグチューブシール1のシールリップ4の先端が
プラグチューブ41に引き摺られて、プラグチューブシ
ール1がロッカーカバー21から脱落するのを防止する
ことができる。
【0041】
【発明の効果】本発明は、以下の効果を奏する。
【0042】すなわち先ず、上記構成を備えた本発明の
請求項1または2によるプラグチューブシールにおいて
は、当該プラグチューブシールを直接保持するのがバッ
フルプレートではなく、ロッカーカバーに一体成形され
た折り曲げ可能な突起であって、バッフルプレートはこ
の突起を折り曲げ状態に押さえ付けるものである。した
がって、バッフルプレートにプラグチューブシールを挟
み込むための延長部を設ける必要がなく、よってこの
分、バッフルプレートに径方向長さが短目のものを使用
することが可能となる。したがって、バッフルプレート
に旧来と同じ仕様のものをそのまま使用することがで
き、既存部品の有効活用を促進することができる。
請求項1または2によるプラグチューブシールにおいて
は、当該プラグチューブシールを直接保持するのがバッ
フルプレートではなく、ロッカーカバーに一体成形され
た折り曲げ可能な突起であって、バッフルプレートはこ
の突起を折り曲げ状態に押さえ付けるものである。した
がって、バッフルプレートにプラグチューブシールを挟
み込むための延長部を設ける必要がなく、よってこの
分、バッフルプレートに径方向長さが短目のものを使用
することが可能となる。したがって、バッフルプレート
に旧来と同じ仕様のものをそのまま使用することがで
き、既存部品の有効活用を促進することができる。
【0043】また、プラグチューブシールは、その取付
部がロッカーカバーとロッカーカバーに一体成形した折
り曲げ可能な突起との間に挟み込まれるとともに、突起
がロッカーカバーに固定するバッフルプレートによって
折り曲げ状態に押さえ付けられるために、ロッカーカバ
ーに極めて強固に固定される。したがって、プラグチュ
ーブシールがロッカーカバーから脱落するのを有効に防
止することができる。
部がロッカーカバーとロッカーカバーに一体成形した折
り曲げ可能な突起との間に挟み込まれるとともに、突起
がロッカーカバーに固定するバッフルプレートによって
折り曲げ状態に押さえ付けられるために、ロッカーカバ
ーに極めて強固に固定される。したがって、プラグチュ
ーブシールがロッカーカバーから脱落するのを有効に防
止することができる。
【0044】また、バッフルプレートがプラグチューブ
シールに直接接触することがない構造であるために、バ
ッフルプレートに発生する振動がプラグチューブシール
に伝達されるのを抑えることができる。したがって、伝
達される振動によってプラグチューブシールの取付が緩
んだりするのを未然に防止することができる。
シールに直接接触することがない構造であるために、バ
ッフルプレートに発生する振動がプラグチューブシール
に伝達されるのを抑えることができる。したがって、伝
達される振動によってプラグチューブシールの取付が緩
んだりするのを未然に防止することができる。
【0045】またこれに加えて、上記構成を備えた本発
明の請求項3によるプラグチューブシールにおいては、
バッフルプレートがロッカーカバーに振動溶着される構
造であるために、この振動溶着によってバッフルプレー
トをロッカーカバーに強固に固定することができる。
明の請求項3によるプラグチューブシールにおいては、
バッフルプレートがロッカーカバーに振動溶着される構
造であるために、この振動溶着によってバッフルプレー
トをロッカーカバーに強固に固定することができる。
【0046】また、上記構成を備えた本発明の請求4に
よるプラグチューブシールの取付方法においては、プラ
グチューブシールを直接保持するのがバッフルプレート
ではなく、ロッカーカバーに一体成形された折り曲げ可
能な突起であって、バッフルプレートはこの突起を折り
曲げ状態に維持するものである。したがって、バッフル
プレートにプラグチューブシールを挟み込むための延長
部を設ける必要がなく、よってこの分、バッフルプレー
トに径方向長さが短目のものを使用することが可能とな
る。したがって、バッフルプレートに旧来と同じ仕様の
ものをそのまま使用することができ、既存部品の有効活
用を促進することができる。
よるプラグチューブシールの取付方法においては、プラ
グチューブシールを直接保持するのがバッフルプレート
ではなく、ロッカーカバーに一体成形された折り曲げ可
能な突起であって、バッフルプレートはこの突起を折り
曲げ状態に維持するものである。したがって、バッフル
プレートにプラグチューブシールを挟み込むための延長
部を設ける必要がなく、よってこの分、バッフルプレー
トに径方向長さが短目のものを使用することが可能とな
る。したがって、バッフルプレートに旧来と同じ仕様の
ものをそのまま使用することができ、既存部品の有効活
用を促進することができる。
【0047】また、プラグチューブシールは、その取付
部がロッカーカバーとロッカーカバーに一体成形した折
り曲げ可能な突起との間に挟み込まれるとともに、突起
がロッカーカバーに固定するバッフルプレートによって
折り曲げ状態に維持されるために、ロッカーカバーに極
めて強固に固定される。したがって、プラグチューブシ
ールがロッカーカバーから脱落するのを有効に防止する
ことができる。
部がロッカーカバーとロッカーカバーに一体成形した折
り曲げ可能な突起との間に挟み込まれるとともに、突起
がロッカーカバーに固定するバッフルプレートによって
折り曲げ状態に維持されるために、ロッカーカバーに極
めて強固に固定される。したがって、プラグチューブシ
ールがロッカーカバーから脱落するのを有効に防止する
ことができる。
【0048】また、バッフルプレートがプラグチューブ
シールに直接接触することがないために、バッフルプレ
ートに発生する振動がプラグチューブシールに伝達され
るのを抑えることができる。したがって、伝達される振
動によってプラグチューブシールの取付が緩んだりする
のを未然に防止することができる。
シールに直接接触することがないために、バッフルプレ
ートに発生する振動がプラグチューブシールに伝達され
るのを抑えることができる。したがって、伝達される振
動によってプラグチューブシールの取付が緩んだりする
のを未然に防止することができる。
【図1】本発明の実施例に係るプラグチューブシールの
取付構造の断面図
取付構造の断面図
【図2】同取付構造の組み付け前の状態を示す断面図
【図3】同取付構造の組み付け途中の状態を示す断面図
【図4】従来例に係るプラグチューブシールの取付構造
の断面図
の断面図
【図5】他の従来例に係るプラグチューブシールの取付
構造の断面図
構造の断面図
1 プラグチューブシール 2 取付部 3 シールリップ 4 ガータースプリング 5 くびれ部 6 内周側取付部 7 外周側取付部 8 連結部 9 上側凹部 10 下側凹部 11 上側フランジ部 11a,12a 外周面 12 下側フランジ部 13 上側凸部 14 下側凸部 15 環状ビード 21 ロッカーカバー 22 円筒状壁 23 挿入空間 23a 内周側開口部 23b 下側開口部 24,26 凸部 25 突起 27,28 凹部 29 周方向間隙 31 バッフルプレート 32 径方向間隙 41 プラグチューブ
Claims (4)
- 【請求項1】 ロッカーカバー(21)とプラグチュー
ブ(41)との間隙を密封し、外周側がロッカーカバー
(21)に取り付けられるとともに、内周側がプラグチ
ューブ(41)の外周面に当接して配設されるプラグチ
ューブシール(1)において、 前記プラグチューブ(41)の外周面に当接するシール
リップ(3)と、前記シールリップ(3)の外周側に一
体成形された取付部(2)とを有し、 前記ロッカーカバー(21)と前記ロッカーカバー(2
1)に一体成形した折り曲げ可能な突起(25)との間
に前記取付部(2)を挟み込むとともに、前記ロッカー
カバー(21)に固定するバッフルプレート(31)に
よって前記突起(25)を押さえる取付構造をもって前
記ロッカーカバー(21)に取り付けられることを特徴
とするプラグチューブシール。 - 【請求項2】 請求項1のプラグチューブシールにおい
て、 バッフルプレート(31)の内径寸法(d1)が、プラ
グチューブシール取付部におけるロッカーカバー(2
1)の内径寸法(d3)よりも大きく形成されているこ
とを特徴とするプラグチューブシール。 - 【請求項3】 請求項1のプラグチューブシールにおい
て、 バッフルプレート(31)がロッカーカバー(21)に
振動溶着されることを特徴とするプラグチューブシー
ル。 - 【請求項4】 ロッカーカバー(21)とプラグチュー
ブ(41)との間隙を密封し、外周側がロッカーカバー
(21)に取り付けられるとともに、内周側がプラグチ
ューブ(41)の外周面に当接して配設されるプラグチ
ューブシール(1)を前記ロッカーカバー(21)に取
り付ける方法において、 前記ロッカーカバー(21)に前記プラグチューブシー
ル(1)を保持するための折り曲げ可能な突起(25)
をあらかじめ一体成形し、前記ロッカーカバー(21)
に前記プラグチューブシール(1)をセットし、前記突
起(25)を折り曲げ、前記突起(25)の折り曲げ状
態を前記ロッカーカバー(21)に固定するバッフルプ
レート(31)によって維持することを特徴とするプラ
グチューブシールの取付方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000206395A JP2002022015A (ja) | 2000-07-07 | 2000-07-07 | プラグチューブシールおよびその取付方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000206395A JP2002022015A (ja) | 2000-07-07 | 2000-07-07 | プラグチューブシールおよびその取付方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002022015A true JP2002022015A (ja) | 2002-01-23 |
Family
ID=18703330
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000206395A Withdrawn JP2002022015A (ja) | 2000-07-07 | 2000-07-07 | プラグチューブシールおよびその取付方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002022015A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7341210B2 (en) | 2002-12-09 | 2008-03-11 | Pacific Industrial Co., Ltd. | Nozzle cap for sealing nozzle particularly used to charge with high pressurized fluid |
CN103161604A (zh) * | 2011-12-12 | 2013-06-19 | 株式会社Roki | 密封部件 |
CN104659294A (zh) * | 2013-11-25 | 2015-05-27 | 大塚橡塑化学株式会社 | 密封件及电池模块的密封结构 |
JP7545363B2 (ja) | 2021-05-14 | 2024-09-04 | アロン化成株式会社 | ゴム輪 |
-
2000
- 2000-07-07 JP JP2000206395A patent/JP2002022015A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7341210B2 (en) | 2002-12-09 | 2008-03-11 | Pacific Industrial Co., Ltd. | Nozzle cap for sealing nozzle particularly used to charge with high pressurized fluid |
CN103161604A (zh) * | 2011-12-12 | 2013-06-19 | 株式会社Roki | 密封部件 |
CN104659294A (zh) * | 2013-11-25 | 2015-05-27 | 大塚橡塑化学株式会社 | 密封件及电池模块的密封结构 |
JP2015102165A (ja) * | 2013-11-25 | 2015-06-04 | 大塚ポリテック株式会社 | パッキン及びバッテリモジュールのシール構造 |
US9644739B2 (en) | 2013-11-25 | 2017-05-09 | Ohtsuka Poly-Tech Co., Ltd. | Packing and seal structure of battery module |
JP7545363B2 (ja) | 2021-05-14 | 2024-09-04 | アロン化成株式会社 | ゴム輪 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20071002 |