JP3417873B2 - 防水ソケット - Google Patents

防水ソケット

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JP3417873B2
JP3417873B2 JP12309299A JP12309299A JP3417873B2 JP 3417873 B2 JP3417873 B2 JP 3417873B2 JP 12309299 A JP12309299 A JP 12309299A JP 12309299 A JP12309299 A JP 12309299A JP 3417873 B2 JP3417873 B2 JP 3417873B2
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socket
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隆王 金田
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株式会社キョウワデバイス
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Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は防水性を有するソ
ケットに関し、より詳細にはランプの口金箇所を外部に
対し水密としたソケットに関する。
【０００２】
【従来の技術】蛍光管等のランプを一対のソケット本体
間に挟持した状態で固定するソケットにおいて口金箇所
を外部に対し水密とするために、ランプの口金端が当接
されるべきソケット本体正面にランプの口金周側を囲繞
する筒体からなるカバー筒体を螺合すると共に、このカ
バー筒体内にランプの口金周側に配される弾性素材より
なる筒状のパッキングを収容したソケットが公知であ
る。
【０００３】図６にこの種のソケットの一例を示す。図
中符号２１はソケット本体であり、正面にランプ（図示
せず）の口金端が当接されると共にランプピンが挿入さ
れるピン孔を備えた受板２２が配される。図中符号２５
はランプの口金周側を囲繞する筒体からなるカバー筒体
であり、ソケット本体２１正面に突設されたネジ筒２４
外周の雄ネジ２４Ａに一端内周の雌ネジ２５Ａが螺合さ
れることにより、ソケット本体に対し着脱自在に設けら
れる。図中符号２７はランプの口金周側に配される弾性
素材よりなる筒状のパッキングであり、上記のカバー筒
体２５内に収容される。このパッキング２７はカバー筒
体２５のソケット本体２１への装着時にカバー筒体の開
口内周に設けた内鍔状の係合段部２６とソケット本体正
面間に挟持されるが、ソケット本体への装着に際しての
カバー筒体の螺合回転時にパッキングに対しカバー筒体
がフリー回転するようにパッキング端部と係合段部２６
との間にスリップリング２８が介在される。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ソケットを
小型化する要請から上記のパッキング２７は極めて薄く
構成されているのが現状である。よって、パッキング２
７は僅かな外力でも容易に弾性変形しやすく、ソケット
本体２１への装着時にその端部がソケット本体正面に対
し本来垂直に当接すべきところが図６に符号Ｘで示すよ
うに内方に変形して当接する事態が往々にして生じた。
その結果、この変形によりパッキング２７外周に不規則
な凹凸が生じ、ソケット本体への装着に際してのカバー
筒体の螺合回転時にパッキングがカバー筒体につられて
無理に回転されて撚れてしまう問題が生じた。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この発明は以上の従来技
術の問題点に鑑みて創作されたものであり、ランプの口
金端が当接されるべきソケット本体正面にランプの口金
周側を囲繞する筒体からなるカバー筒体を螺合すると共
に、このカバー筒体内にランプの口金周側に配される弾
性素材よりなる筒状のパッキングを収容したソケットに
おいて、ソケット本体正面にパッキングの端部内周面が
囲繞するリブを設けたことを特徴とする。
【０００６】
【発明の実施の形態】以下、この発明のソケットの具体
的実施例を添付図面に基づいて説明する。図中符号Ｓは
ソケット本体である。このソケット本体Ｓにおいては正
面にランプ（図示せず）の口金端が当接されると共にラ
ンプピンが挿入されるピン孔３、３を備えた受板２が突
出して配される。ピン孔３、３内にはランプピンが接触
すべき接触子が配されるが、この発明の要旨とは関係し
ないので図示は省略する。又、この実施例においてはソ
ケット本体Ｓの周側側からランプピンをピン孔３、３に
挿入可能とするために、ピン孔は一端が受板２周側に向
かって開口した長孔状に設けられる。
【０００７】図中符号１０はランプの口金周側を囲繞す
る筒体からなるカバー筒体である。このカバー筒体１０
はソケット本体Ｓ正面に突設されたネジ筒４外周の雄ネ
ジ４Ａに一端内周の雌ネジ１０Ａが螺合されることによ
り、ソケット本体に対し着脱自在に設けられる。尚、図
中符号４Ｂ、４Ｂはソケット本体Ｓの周側側からランプ
ピンを前記の長孔状のピン孔３、３に挿入可能とするた
めにカバー筒体１０に設けられたランプピンの通過用の
切り欠きである。
【０００８】図中符号７はランプの端部周側に配される
弾性素材よりなる筒状のパッキングであり、上記のカバ
ー筒体１０内に収容される。このパッキング７はカバー
筒体１０のソケット本体Ｓへの装着時にカバー筒体の開
口内周に設けた内鍔状の係合段部１１とソケット本体正
面間に挟持されるが、ソケット本体への装着に際しての
カバー筒体の螺合回転時にパッキングに対しカバー筒体
がフリー回転するようにパッキング端部と係合段部１１
との間にスリップリング９が介在される。
【０００９】図中符号１はこの発明の特徴部分を構成す
るリブである。このリブはソケット本体Ｓの正面にして
パッキング７の端部が当接する箇所に沿ってこの端部内
周面が囲繞するように設けられる（特に図１、２、４参
照）。この実施例においてはリブ１として環状のものを
例示しているが、リブの形状はこれに限られず、例えば
部分的な弧状のものであってもよいことは勿論である。
又、リブの高さには特に制限がないことも勿論である。
【００１０】
【発明の効果】以上の構成よりなるこの発明のソケット
によれば、パッキング７の装着時にパッキングの端部が
内方に変形してソケット正面に当接しようとしても、そ
の内周にソケット正面のリブ１が位置するのでリブへの
当接により変形が矯正される。よって、パッキング７外
周に不規則な凹凸が生じることがなく、従来技術のよう
にカバー筒体１０につられてパッキング７が回転されて
撚れる事態が一掃されることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図１】 この発明の防水ソケットの組み立て中途の要
部の断面図。
【図２】 同上、カバー筒体を外した状態の一部切り欠
き斜視図。
【図３】 同上、分解斜視図。
【図４】 同上、パッキングとリブの関係を模式的に示
した斜視図。
【図５】 同上、カバー筒体を外した状態の正面図。
【図６】 従来技術の防水ソケットの断面図。
【符号の説明】 Ｓ ソケット本体 １ リブ ７ パッキング １０ カバー筒体

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 ランプの口金端が当接されるべきソケッ
    ト本体（Ｓ）正面にランプの口金周側を囲繞する筒体か
    らなるカバー筒体（１０）を螺合すると共に、このカバ
    ー筒体（１０）内にランプの口金周側に配される弾性素
    材よりなる筒状のパッキング（７）を収容し、このパッ
    キング（７）はカバー筒体（１０）のソケット本体
    （Ｓ）への装着時にカバー筒体（１０）の開口内周に設
    けた内鍔状の係合段部（１１）とソケット本体（Ｓ）正
    面間に挟持され、ソケット本体（Ｓ）への装着に際して
    のカバー筒体（１０）の螺合回転時にカバー筒体がパッ
    キングに対しフリー回転するようにパッキング端部と係
    合段部（１１）との間にスリップリング（９）が介在さ
    れるソケットにおいて、ソケット本体（Ｓ）正面にパッ
    キング（７）の端部内周面が囲繞するリブ（１）を設け
    たことを特徴とする防水ソケット。
  2. 【請求項２】 ソケット本体正面に設けられるリブは環
    状である請求項１記載の防水ソケット。
  3. 【請求項３】 ソケット本体正面に設けられるリブは弧
    状である請求項１記載の防水ソケット。
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