JP2000208199A - 照明器具用防水型ソケット - Google Patents

照明器具用防水型ソケット

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JP2000208199A
JP2000208199A JP11005758A JP575899A JP2000208199A JP 2000208199 A JP2000208199 A JP 2000208199A JP 11005758 A JP11005758 A JP 11005758A JP 575899 A JP575899 A JP 575899A JP 2000208199 A JP2000208199 A JP 2000208199A
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lamp
waterproof
socket
base
erroneous insertion
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JP11005758A
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Takashi Kawai
隆 河合
Shigeki Hayashi
茂樹 林
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Seiwa Electric Mfg Co Ltd
Original Assignee
Seiwa Electric Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 所定サイズのランプの口金よりも大きなサイ
ズの口金を有するランプの誤挿入を防止できる照明器具
用防水型ソケットを提供する。 【構成】 取り付けられた所定サイズのランプ900と
電源とを接続する導電部500を内蔵しているソケット
本体100と、前記ランプ900の着脱方向に沿って移
動可能に前記ソケット本体100に取り付けられている
可動プレート200と、この可動プレート200を外側
方向に弾発付勢する防水用弾性体600と、前記ランプ
900の口金920およびランプバルブ910に水密に
接触するリング状の防水パッキン300と、この防水パ
ッキン300の外側表面から突出しない位置に設けられ
ている誤挿入阻止部200Aと、前記防水パッキン30
0を前記ソケット本体に取り付ける締付リング400等
とを備える。前記誤挿入阻止部200Aが突設されてい
る位置は、前記所定サイズのランプ900の口金920
の先端面とは当接しないが、前記所定サイズよりも大き
なサイズのランプ(図示省略)の口金の先端面とは当接
状態となる位置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蛍光灯等の照明器
具に用いられる照明器具用防水型ソケットに関する。
【0002】
【従来の技術】屋外で使用される照明器具は、ランプを
構造的に支持するとともに、電気的接続をも行うソケッ
トに防水性能が要求される。
【0003】この防水性能を有する照明器具用防水型ソ
ケットとしては、特願平7−148077号公報に記載
されているように、取り付けられたランプと電源とを接
続する導電部を内蔵しているソケット本体と、前記ラン
プの着脱方向に沿って移動可能に前記ソケット本体に取
り付けられている可動プレートと、この可動プレートを
外側方向に弾発付勢する防水用弾性体と、前記ランプの
口金およびランプバルブに水密に接触するリング状であ
って外側に湾曲した防水パッキンと、この防水パッキン
を前記ソケット本体に取り付ける締付リング等とを備え
ているものがある。
【0004】この従来の照明器具用防水型ソケットは、
実開昭56−32384号公報等に記載された照明器具
用防水型ソケットよりも、ランプの着脱性をよくしたも
のであり、防水パッキンと締付リングとを一旦外さなく
てもよくなっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の照明器具用防水型ソケットでは、ランプを照明
器具用防水型ソケットに取り付ける際に、防水パッキン
に向けてランプの端部の口金部分から押し入れることに
なる。この際、前記防水パッキンは、可動プレートが奥
側に移動させられるのにつれて内側に巻き込まれるよう
な構造となっている。そのため、前記防水パッキンは、
その内側のサイズが、所定サイズのランプの口金および
ランプバルブと水密に接触するものとなっているもの
の、周囲方向に柔軟に弾性変形し、この防水パッキンの
内側に多少大きなサイズの口金でも押し入れることが可
能となっている。
【0006】一方、可動プレートの移動可能距離は、ラ
ンプの取り付け易さと、前記弾発付勢させる必要性から
所定サイズのランプよりも多少長いランプでも取り付け
られるものになっている。
【0007】よって、所定サイズのランプの口金よりも
口金サイズが多少大きく、ランプ長が同じかまたは多少
長いランプは、この従来の一対の照明器具用防水型ソケ
ット間に誤って取り付けられてしまうおそれがあった。
このような多少サイズの大きなランプは、所定サイズの
ランプと電気的特性が通常、異なるため、誤って使用さ
れるとランプや照明器具用防水型ソケットのみならず、
この照明器具用防水型ソケットが取り付けられている照
明器具の回路等に悪影響を与えていた。
【0008】具体的には、例えば、Hf蛍光ランプ(い
わゆる直管型)には管径25.5mmのものがあり、一
方、FLR蛍光ランプ(直管型)には管径32.5mm
のものがある。この場合のHf蛍光ランプとFLR蛍光
ランプとには、全長が同じで、口金から突出した一対の
接触子の間の寸法も同じで、口金サイズがFLR蛍光ラ
ンプの方が管径に対応して大きめとなっているものがあ
る。したがって、Hf蛍光ランプ専用の照明器具用防水
型ソケットに、FLR蛍光ランプが誤って取り付けられ
てしまうおそれがあった。
【0009】本発明の主たる目的は、所定サイズのラン
プの口金よりも大きなサイズの口金を有するランプの誤
挿入を防止できる照明器具用防水型ソケットを提供する
ことにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に、本発明に係る照明器具用防水型ソケットは、取り付
けられた所定サイズのランプと電源とを接続する導電部
を内蔵しているソケット本体と、前記ランプの着脱方向
に沿って移動可能に前記ソケット本体に取り付けられて
いる可動プレートと、この可動プレートを外側方向に弾
発付勢する防水用弾性体と、前記ランプの口金およびラ
ンプバルブに水密に接触するリング状の防水パッキン
と、この防水パッキンの外側表面から突出しない位置に
設けられている誤挿入阻止部と、前記防水パッキンを前
記ソケット本体に取り付ける締付リングとを備えてお
り、且つ前記誤挿入阻止部は、前記所定サイズのランプ
の口金の先端面とは当接しないが、前記所定サイズより
も大きなサイズのランプの口金の先端面とは当接する位
置に設けられている。
【0011】前記防水パッキンは、前記外側方向に湾曲
して形成されており、前記誤挿入阻止部は、前記湾曲部
分の内側凹部内であって、前記可動プレートと一体に形
成されているか、または、前記可動プレートと別体で設
けられている。
【0012】または、前記誤挿入阻止部は、前記防水パ
ッキンと一体に設けてもよい。
【0013】前記誤挿入阻止部は、例えば、略リング状
に形成されている。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
に係る照明器具用防水型ソケットを図1〜図3を参照し
つつ説明する。図1は本発明の第1の実施の形態に係る
照明器具用防水型ソケットと、これに取り付けられたラ
ンプ等とを示す概略的断面図、図2は本発明の第1の実
施の形態に係る照明器具用防水型ソケットに対して誤っ
て所定サイズのランプの口金よりも大きなサイズの口金
を有するランプを挿入しようとしている状態を示す概略
的断面図、図3は本発明の第1の実施の形態に係る照明
器具用防水型ソケットを分解した状態を示す概略的斜視
図である。
【0015】なお、図2において1000は、所定サイ
ズのランプ900(図1参照)の口金920よりも大き
なサイズの口金1020を有するランプであって、誤挿
入し始めの状態を示している。ランプ1000の全長
は、所定サイズのランプ900の全長と同じである。ラ
ンプ1000の口金1020から突出する接触子103
0の長さ寸法は、ランプ900の接触子930の長さ寸
法と同じである。即ち、ランプ1000は、所定サイズ
のランプ900よりもランプバルブ1010と口金10
20とのサイズが大きいものである。
【0016】本発明の第1の実施の形態に係る照明器具
用防水型ソケットは、取り付けられた所定サイズのラン
プ(いわゆる直管型の蛍光灯ランプ)900と電源とを
接続する導電部500を内蔵しているソケット本体10
0と、前記ランプ900の着脱方向に沿って移動可能に
前記ソケット本体100に取り付けられている可動プレ
ート200と、この可動プレート200を外側方向に弾
発付勢する防水用弾性体600と、前記ランプ900の
口金920およびランプバルブ910に水密に接触する
リング状の防水パッキン300と、この防水パッキン3
00の外側表面から突出しない位置に設けられている略
リング状の誤挿入阻止部200Aと、前記防水パッキン
300を前記ソケット本体100に取り付ける締付リン
グ400と、前記導電部500と接続されたリード線9
60をソケット本体100の外部に導出する導出部12
0に取り付けられ、前記リード線960との間を水密に
保つ別の防水パッキン700とを備えている。
【0017】ソケット本体100は、ランプ900が取
り付けられる略有底筒状のランプ取付部110と、この
ランプ取付部110の底部111側からランプ取付部1
10に対して直交する方向に延設された導出部120と
が絶縁性樹脂で一体に成形されたものである。
【0018】前記ランプ取付部110は、取り付けられ
るランプ900のランプバルブ910の直径よりも若干
大きな直径を有した略有底円筒形状に形成されている。
このランプ取付部110の開口112側の周縁部には雄
ねじ112Aが形成されている。また、この開口112
の端面には、全周にわたって突脈112Bが形成されて
いる。
【0019】また、このランプ取付部110の底部11
1には、後述する導電用弾性体520を支持する一対の
本体側支持部113が突設されている。この本体側支持
部113は、3つのリブが中心で連結されたものであ
り、各リブは120°ごとに形成されている。なお、こ
の一対の本体側支持部113の間は、ランプ900の口
金920から突出する一対の接触子930の間の寸法と
同一に設定されている。
【0020】更に、ランプ取付部110の底部111に
は、後述する防水用弾性体600を支持する3つの弾性
体受け部114A、114B(図外であって114Cと
対称の位置に配置されている。)、114Cが形成され
ている。この3つの弾性体受け部114A等のうち、導
出部120の最も近くに設けられた弾性体受け部114
Aは、他の2つとは形状が異なっている。即ち、正面視
略凹字形状に形成されており、内側先端には突起が形成
されている。
【0021】一方、2つの同形の弾性体受け部114
B、114Cは、底部111から内壁部にかけて形成さ
れており、その内側先端部には突起が形成されている。
【0022】更に、ランプ取付部110の底部111に
は、後述する導電部500を構成する接続片510を位
置決めする位置決め部(図示省略)が弾性体受け部11
4Aの両側に形成されている。
【0023】一方、ランプ取付部110の内周面には、
3つのガイド116(図3参照)が120°ごとに形成
されている。このガイド116は、ランプ取付部110
の開口112側から底部111まで連なって形成されて
いる。各ガイド116は、同一のものであって、開口1
12から底部111にまで連なる一対の突条116A
と、開口112側、即ち前記突条116Aの端部におい
て盛上形成された本体側爪部116Bとを有している。
前記一対の突条116Aの間は、後述する可動プレート
200のプレート側爪部230より若干大きめに設定さ
れている。また、前記本体側爪部116Bは、テーパ面
が開口112側に形成されている。
【0024】前記ランプ取付部110と一体に形成され
ているソケット本体100を形成する導出部120は、
貫通孔121、122において、ランプ取付部110の
内部と連通している。この導出部120の外周面には、
鍔部123が形成されている。この鍔部123は、照明
器具用防水型ソケットを照明器具に取り付けた場合、照
明器具の反射板950に当接するものである。鍔部12
3には、反射板950に対して位置決めするための突起
123Aが突設されている。
【0025】更に、導出部120の先端から前記鍔部1
23までの外周面には、後述するリング状取付部材80
0の雌ねじ810に対応する雄ねじ124が形成されて
いる。
【0026】このように形成されたソケット本体100
に取り付けられる可動プレート200は、前記ソケット
本体100のランプ取付部110の内径より若干小さい
直径を有しており、一対の開口211が開設された正面
部210と、この正面部210の表の面側に突出(つま
り一体に)して設けられた前記略リング状の誤挿入阻止
部200Aと、前記正面部210の周縁部から直角方向
に延設されたガイド壁部220と、正面部210の周縁
部から直角方向に延設された3つのプレート側爪部23
0と、正面部210の裏面側に設けられた一対のプレー
ト側支持部240とが絶縁性の合成樹脂で一体に成形さ
れたものである。
【0027】前記正面部210は、所定サイズのランプ
900の口金920が後述する防水パッキン300の内
側フランジ部340を介して接触する面である。即ち、
この正面部210は、ソケット本体100に取り付けら
れた可動プレート200で唯一ソケット本体100から
外部に露出している部分である。この正面部210に開
設された一対の開口211の間の寸法は、ランプ900
の口金920から突出する一対の接触子930の間の寸
法と同一に設定されている。なお、この開口211の周
囲には、接触子930をスムーズに挿入するためのテー
パ面が形成されている。
【0028】前記誤挿入阻止部200Aは、略リング状
の筒体である。誤挿入阻止部200Aの設けられる位置
は、所定サイズのランプ900の口金920の先端面と
は当接しないが、前記所定サイズよりも大きなサイズの
ランプ1000の口金1020の先端面とは(防水パッ
キン300を介して)当接するところである。
【0029】この誤挿入阻止部200Aの高さ寸法は、
ランプ1000の口金1020から突出する一対の接触
子1030の長さ寸法から、正面部210の厚み寸法
と、後述する防水パッキン300の前側部350〔また
は、内側壁部320であって、口金1020と誤挿入阻
止部200Aとの間に挟まるおそれのある部分のうち最
も薄い部分。以下同様であるがその記載は省略する。〕
の厚み寸法とを差し引いた寸法よりも大きく設定されて
いる。これにより、所定サイズよりも大きなサイズのラ
ンプ1000の口金1020から突出する一対の接触子
1030の先端が、後述する導電部500の先端に位置
する導電キャップ530に万一にも接触しないようにし
ている。即ち、誤挿入阻止部200Aは、所定サイズの
ランプ900の口金920よりも大きなサイズの口金1
020を有するランプ1000の接触子1030が導電
キャップ530側に誤挿入されるのを阻止する機能を果
たしている。
【0030】また、誤挿入阻止部200Aの高さ寸法
は、可動プレート200の後述する移動可能距離から、
後述する距離αを差し引いた寸法よりも大きく設定され
ている(ただし、後述する前側部350の厚み寸法と、
内側フランジ部340の厚み寸法との差等の微細な条件
は無視できるとする。)。これにより、後述するよう
に、所定サイズよりも大きなサイズのランプ1000
が、所定サイズのランプ900用の一対の照明器具用防
水型ソケット間に誤って取り付けられないようにしてい
る。即ち、誤挿入阻止部200Aは、所定サイズのラン
プ900の口金920よりも大きなサイズの口金102
0を有するランプ1000が、所定サイズのランプ90
0用の一対の照明器具用防水型ソケット間に誤挿入され
るのを阻止する機能も果たしている。
【0031】なお、誤挿入阻止部200Aの内側には、
後述する防水パッキン300の内側壁部320が嵌まり
込む。よって、誤挿入阻止部200Aの内寸は、所定サ
イズのランプ900の口金920の外寸と、前記内側壁
部320の厚み寸法×2の寸法との和の寸法または若干
これよりも大きい。
【0032】前記ガイド壁部220は、正面部210よ
りも若干径大に形成されている。また、ガイド壁部22
0は、2つに分かれており、その間には前記プレート側
爪部230が形成されている。このプレート側爪部23
0は、前記本体側爪部116B(図3参照)と対応し
て、可動プレート200をソケット本体100の内部に
留めておくものである。また、同様のプレート側爪部2
30が120°間隔で合計3個形成されている。
【0033】前記プレート側支持部240は、横に連な
った円筒形状の一対のスリーブである。このプレート側
支持部240の前記スリーブの中心に相当する位置に
は、前記開口211が開設されている。
【0034】このプレート側支持部240の長さ寸法
は、ランプ900の着脱の際に最大の押込量を確保でき
るように設定されている。即ち、このプレート側支持部
240から底部111までの距離が可動プレート200
の移動可能距離を規定しており、ランプ900の接触子
930の先端と、ランプ900がこの照明器具用防水型
ソケットに取り付けられている状態において、防水パッ
キン300がランプバルブ910に接触している部分と
の間の距離α以上に設定されている。また、前記移動可
能距離は、上述の理由により、前記距離αと前記誤挿入
阻止部200Aの高さ寸法との和の寸法よりも小さく設
定されている。
【0035】このように構成された可動プレート200
は、プレート側爪部230をソケット本体100の前記
ガイド116に嵌め込むことによって、ソケット本体1
00に移動可能に取り付けられる。なお、可動プレート
200は、後述する防水用弾性体600によって開口1
12側、即ちソケット本体100の外側に弾発付勢され
ているが、前記ガイド116の本体側爪部116Bと、
可動プレート200のプレート側爪部230との係合に
よって、ソケット本体100から外れないようになって
いる。
【0036】防水パッキン300は、前記外側方向(ソ
ケット本体100の可動プレート200の弾発付勢され
る方向)に湾曲して形成された略リング状のものであ
る。この防水パッキン300は、外側壁部310と、こ
の外側壁部310と一端で連なった前側部350と連な
って、外側壁部310の内側に設けられた内側壁部32
0と、前記外側壁部310の他端から周囲側に向かって
延設された外側フランジ部330と、前記内側壁部32
0の他端から内側に向かって延設された内側フランジ部
340とが、例えばゴム等の弾性を有する材質で一体に
形成されたものである。
【0037】なお、前記誤挿入阻止部200Aは、この
防水パッキン300の外側壁部310と前側部350と
内側壁部320とで形成される前記湾曲した部分の内側
の凹部300U内に位置することになる。また、内側フ
ランジ部340には、ランプ900の口金920の先端
面の周囲側部分が当接することになる。
【0038】このような防水パッキン300は、締付リ
ング400によってソケット本体100に取り付けられ
るものである。
【0039】締付リング400は、略リング状のもので
ある。締付リング400は、大径部410と、この大径
部410の先端側に延設された小径部420との2段に
なっているものである。大径部410の内周面には、ソ
ケット本体100の雄ねじ112Aに対応した雌ねじ4
11が形成されている。即ち、この締付リング400
は、前記雌ねじ411によってソケット本体100に取
り付けられることになる。
【0040】また、大径部410から小径部420にか
けての外面側は、テーパ面となっている。この面には、
締付リング400をソケット本体100に着脱する際の
滑り止めや図示しない工具の引っ掛かりのための複数の
凹部431が設けられている。
【0041】一方、大径部410から小径部420にか
けての内面側には、段差部432が設けられている。こ
の段差部432は、防水パッキン300の外側フランジ
部330をソケット本体100の開口112の端面とで
もって挟み込む部分である。
【0042】なお、防水パッキン300を締付リング4
00に嵌め込むと、前記防水パッキン300の外側壁部
310は、小径部420の内周面に水密に密着する。こ
れと同時に、外側フランジ部330は、前記段差部43
2に嵌まり込む。更に、防水パッキン300の前記前側
部350の先端は、小径部420の先端よりも若干飛び
出すようになっている。
【0043】このような状態で、防水パッキン300が
嵌め込まれた締付リング400をソケット本体100に
取り付けるのである。締付リング400をソケット本体
100に取り付けることにより、外側フランジ部330
は、ソケット本体100の開口112の端面と段差部4
32とで挟み込まれる。すると、前記開口112の端面
に形成されている突脈112Bが、外側フランジ部33
0に食い込むことで、外側フランジ部330は、締付リ
ング400とソケット本体100との間に水密に挟み込
まれる。
【0044】なお、前記防水パッキン300の内側フラ
ンジ部340には、断面視略半円状の突脈(図示省略)
が全周にわたって形成されている。前記突脈は、ランプ
900の口金920に密着する部分である。
【0045】ソケット本体100に内蔵される導電部5
00は、前記本体側支持部113に取り付けられる一対
の接続片510と、この接続片510と接続される一対
の導電用弾性体520と、この導電用弾性体520に被
せられる一対の導電キャップ530とを有している。
【0046】前記接続片510(図3参照)は、導電性
を有する金属板を折曲形成したものであって、略星状の
開口511Aが開設された接続部511と、この接続部
511から立ち上げられた通電部512と、この通電部
512から折曲された切起部513とを有している。
【0047】このような接続片510は、ソケット本体
100の底部111に設けられた本体側支持部113を
開口511Aに嵌め込むことによってソケット本体10
0に取り付けられる。各部の寸法は、本体側支持部11
3を開口511Aに嵌め込むと、切起部513が前記底
部111の前記位置決め部で位置決めされるように設定
されている。
【0048】また、切起部513は、導出部120の貫
通孔121に挿入されたリード線960の芯線部が接続
される部分である。
【0049】このように構成された接続片510の通電
部512と、防水用弾性体600との間には、絶縁部材
540が介在されている。この絶縁部材540は、一対
の接続片510の短絡防止の役割を果たしている。
【0050】即ち、絶縁部材540がなかったならば、
可動プレート200がソケット本体100の奥側に押し
込まれた際、万が一、防水用弾性体600が弾性体受け
部114A〜114Cから外れると、防水用弾性体60
0が一対の接続片510の通電部512の間を短絡させ
てしまう。このような事故を防止するために、絶縁性を
有する合成樹脂からなる絶縁部材540を接続片510
と、防水用弾性体600との間に介在させるのである。
【0051】なお、この絶縁部材540(図3参照)
は、ソケット本体100のランプ取付部110の内面に
沿った略扇状に形成されており、内側が折曲されて内側
折曲部541となっている。この内側折曲部541が接
続片510の通電部512との間に空間を形成する。こ
の空間は、リード線960の芯線部が接続される切起部
513のためのものである。
【0052】導電用弾性体520は、前記本体側支持部
113に外嵌されて取り付けられる。本体側支持部11
3の周囲には、接続片510の接続部511が位置して
いるので、本体側支持部113に取り付けられた導電用
弾性体520は、接続片510と電気的に接続される。
【0053】一方、導電用弾性体520の先端には、導
電キャップ530が被せられる。この導電キャップ53
0の中心には、ランプ900の接触子930が嵌まり込
むための凹部531が形成されている。
【0054】このような部品から構成されている導電部
500は、導電用弾性体520の先端側が可動プレート
200のプレート側支持部240に嵌まり込むことによ
ってソケット本体100に取り付けられる。
【0055】可動プレート200は、コイルバネである
防水用弾性体600だけでなく、同様にコイルバネであ
る一対の導電用弾性体520によってもソケット本体1
00の外側方向に弾発付勢されている。
【0056】防水パッキン700は、前記防水パッキン
300と同様に、ゴム等の弾性を有する材質から形成さ
れている。この防水パッキン700は、ソケット本体1
00の導出部120に取り付けられるものであって、導
出部120の内径よりも若干大きめの外径を有してい
る。防水パッキン700は、一対の貫通孔710と圧力
調整部720(図3参照)とを有している。
【0057】前記貫通孔710は、リード線960の外
覆部が圧入される部分であって、リード線960の外覆
部よりも若干小径に形成されている。この貫通孔710
の裏面側周囲には、防水パッキン700を導出部120
に取り付けると導出部120の貫通孔121に圧入され
るスリーブ711が形成されている。このスリーブ71
1が貫通孔121に圧入されることによって貫通孔12
1の防水が図られるとともに、貫通孔710の径が押し
縮められることになり、リード線960と、貫通孔71
0との間の防水も図られるのである。
【0058】前記圧力調整部720(図3参照)は、他
の部分よりも肉薄であり、外側に向かって凸状になった
凸部と、この凸部に設けられたスリット722とを有し
ている。前記スリット722は、ソケット本体100の
内部の圧力が所定値以上になった場合のみ開くようにな
っている。
【0059】即ち、この圧力調整部720は、ランプ9
00を取り付ける際に、可動プレート200が防水用弾
性体600等の弾性力に抗して押し込まれることでソケ
ット本体100の内部の圧力が増加し、その圧力が予め
設定された所定値以上になった場合にのみソケット本体
100内の空気を外部に導き出すようになっているので
ある。
【0060】なお、この圧力調整部720の裏面側周囲
には、ソケット本体100の貫通孔122に圧入される
スリーブ723が形成されている。即ち、このスリーブ
723が貫通孔122に圧入されることにより、防水パ
ッキン700と貫通孔122との間で防水が図られるの
である。
【0061】上述したような防水パッキン700が取り
付けられた導出部120には、リング状取付部材800
が螺合される。このリング状取付部材800は、照明器
具用防水型ソケットを照明器具の反射板950等に取り
付けるものであって、その内周面には、導出部120の
外周面に形成された雄ねじ124に螺合する雌ねじ81
0が設けられている。
【0062】なお、このリング状取付部材800の外周
面には、着脱の際の滑り止めや図示しない工具の引っ掛
かりのための複数の凸部820が等間隔で形成されてい
る。
【0063】次に、上述のように構成された本発明の第
1の実施の形態に係る照明器具用防水型ソケットを用い
た照明器具における所定サイズのランプ900の着脱作
業と、所定サイズのランプ900の口金920よりも大
きなサイズの口金1020を有するランプ1000が挿
入できないことについて前記図1および図2を参照しつ
つ説明する。なお、この照明器具用防水型ソケットは、
取り付けられる所定サイズのランプ900の長さ寸法に
応じた間隔で対向して反射板950に取り付けられてい
る。この照明器具用防水型ソケットは、突起123Aで
反射板950に対向する位置決めを行い、リング状取付
部材800で反射板950に取り付けられる。
【0064】所定サイズのランプ900の長さ寸法に応
じて対向配置された所定サイズのランプ900用の一対
の照明器具用防水型ソケットの間にランプ900を取り
付ける場合は、ランプ900の一方の口金920の接触
子930を、一方の照明器具用防水型ソケットの可動プ
レート200の開口211に挿入する。ランプ900の
一方の口金920は、誤挿入阻止部200Aの先端に当
接することはないので、この時点で、前記接触子930
は、導電キャップ530の凹部に嵌まり込んでいる。
【0065】この状態で、ランプ900を一方の照明器
具用防水型ソケットに押し込む。すると、可動プレート
200は、防水用弾性体600と導電用弾性体520と
の弾性力に抗しつつもソケット本体100の奥側に押し
込まれる。この際、導電用弾性体520は、本体側支持
部113とプレート側支持部240とによって、両端部
が支持されているので、座屈することがない。したがっ
て、導電用弾性体520は、可動プレート200の移動
によって外れることはない。
【0066】また、照明器具用防水型ソケットに押し込
まれたランプ900は、ランプバルブ910が防水パッ
キン300の内側壁部320の先端側に、口金920が
内側フランジ部340の突脈に水密に密着する。更に、
防水用弾性体600と導電用弾性体520との弾性力に
抗しつつ、ランプ900をソケット本体100の内部側
に押し込んでも、防水パッキン300の外側壁部310
が内側に向かって巻き込まれるように変形する。
【0067】ここで、ランプ900とともに可動プレー
ト200をソケット本体100の内部に押し込んだこと
により、ソケット本体100の内部の圧力が増加してい
るが、内部の圧力が予め設定された所定値を超過する
と、防水パッキン700の圧力調整部720のスリット
722が開き、空気を外部に導き出す。このため、内部
の圧力の増加が、防水パッキン300の防水性能を弱め
ることはない。
【0068】ランプ900が、一方の照明器具用防水型
ソケットにある程度、即ち、前記距離αだけ押し込まれ
ると、ランプ900の他方の接触子930は、他方の照
明器具用防水型ソケットの締付リング400や防水パッ
キン300の先端よりも、一方の照明器具用防水型ソケ
ット側に位置することになる。よって、他方の接触子9
30は、他方の締付リング400や防水パッキン300
等に触れることなく他方の照明器具用防水型ソケットの
防水パッキン300の内側に押し込むことが可能とな
る。なお、他方の防水パッキン300に触れないのであ
るから、他方の誤挿入阻止部200Aにも触れることは
ない。
【0069】この状態で、他方の照明器具用防水型ソケ
ットにランプ900の他方の口金920を差し込み、他
方の接触子930を開口211に挿入する。この状態
で、手をランプ900から離すと、先にランプ900が
押し込まれた照明器具用防水型ソケットの2つの弾性体
600、520の弾性力によって、他方の照明器具用防
水型ソケット側にランプ900が押し戻される。これに
よって、ランプ900が取り付けられたことになる。
【0070】ランプ900を取り外すときは、上述の作
業と反対の作業を行う。
【0071】一方、所定サイズのランプ900の口金9
20よりも大きなサイズの口金1020を有するランプ
1000を無理に挿入しようとした場合には、次のよう
になる。
【0072】ランプ1000の一方の口金1020の接
触子1030を、一方の照明器具用防水型ソケットの可
動プレート200の開口211に挿入しようとしても、
ランプ1000の口金1020が、防水パッキン300
の前側部350を介して誤挿入阻止部200Aの先端に
当接する。この際、誤挿入阻止部200Aの高さ寸法
が、上述のように「接触子1030の長さ寸法から、正
面部210の厚み寸法と、防水パッキン300の前側部
350の厚み寸法とを差し引いた寸法よりも大きく設定
されている」ので、接触子1030は、導電部500の
先端に位置する導電キャップ530に万一にも接触しな
い。
【0073】この接触しない状態を維持しつつ可動プレ
ート200は、ランプ1000の一方の口金1020に
よって押されて、ソケット本体100の内部(奥側)に
移動する。しかし、誤挿入阻止部200Aの高さ寸法
が、上述のように「可動プレート200の移動可能距離
から、距離αを差し引いた寸法よりも大きく設定されて
いる」ので、可動プレート200が最も奥へ移動させら
れたときでも、ランプ1000の他方の口金1020の
接触子1030は、他方の照明器具用防水型ソケットの
防水パッキン300や締付リング400の先端側と接触
する位置にある。
【0074】つまり、他方の防水パッキン300の内側
に、ランプ1000の他方の口金1020の接触子10
30を入れ込むことができない。よって、所定サイズの
ランプ900用の一対の照明器具用防水型ソケットの間
に、ランプ1000を挿入して取り付けることはできな
い。即ち、所定サイズのランプ900用の一対の照明器
具用防水型ソケットの間に、所定サイズのランプ900
の口金920よりも大きなサイズの口金1020を有す
るランプ1000を誤挿入されることはない。
【0075】本発明の第1の実施の形態に係る照明器具
用防水型ソケットの場合には、誤挿入阻止部200Aの
高さ寸法を「接触子1030の長さ寸法から、正面部2
10の厚み寸法と、防水パッキン300の前側部350
の厚み寸法とを差し引いた寸法よりも大きく設定されて
いる」としたが、「可動プレート200の移動可能距離
から、距離αを差し引いた寸法よりも大きく設定されて
いる」ともしているので所定サイズのランプ900の口
金920よりも大きなサイズの口金1020を有するラ
ンプ1000が誤って、所定サイズのランプ900用の
一対の照明器具用防水型ソケットの間に取り付けられる
ことはない。よって、誤挿入阻止部200Aの高さ寸法
に「接触子1030の長さ寸法から、正面部210の厚
み寸法と、防水パッキン300の前側部350の厚み寸
法とを差し引いた寸法よりも大きく設定されている」と
いう二重安全性確保のための制限を、敢えて設けないと
することもできる。
【0076】また、本発明の第1の実施の形態に係る照
明器具用防水型ソケットの場合には、誤挿入阻止部20
0Aの高さ寸法を「接触子1030の長さ寸法から、正
面部210の厚み寸法と、防水パッキン300の前側部
350の厚み寸法とを差し引いた寸法よりも大きく設定
されている」として、所定サイズのランプ900の口金
920よりも大きなサイズの口金1020を有するラン
プ1000の接触子1030が、万一にも導電部500
の先端に位置する導電キャップ530に接触しないとし
ている。よって、誤挿入阻止部200Aの高さ寸法が
「可動プレート200の移動可能距離から、距離αを差
し引いた寸法よりも大きく設定されている」という制限
の方を設けないとすることもできる。ただし、この場合
には、誤ったランプ1000が、所定サイズのランプ9
00用の一対の照明器具用防水型ソケットの防水パッキ
ン300の間に保持される可能性があり、しかも、誤挿
入阻止部200Aによって電気的に接続されないのであ
るから、点灯せず、前記誤ったランプ1000が不良品
であると勘違いされるおそれがある。
【0077】本発明の第1の実施の形態に係る照明器具
用防水型ソケットの場合には、誤挿入阻止部200A
は、可動プレート200と一体のものとしたが、誤挿入
阻止部200Aの部分を別体にして、可動プレートに取
り付けるようにしてもよい。
【0078】ところで、本発明の第1の実施の形態に係
る照明器具用防水型ソケットの場合には、ランプ900
と、ランプ1000の全長は同じであるとしたが、ラン
プ1000の全長が、ランプ900の全長よりも多少長
い場合にも、本発明の第1の実施の形態に係る照明器具
用防水型ソケットは、そのまま対応することができる。
ただし、誤挿入阻止部200Aの高さ寸法は「接触子1
030の長さ寸法から、正面部210の厚み寸法と、防
水パッキン300の前側部350の厚み寸法とを差し引
いた寸法よりも大きく設定されている」とし且つ、「可
動プレート200の移動可能距離から、距離αと〔(ラ
ンプ1000の全長)−(ランプ900の全長)〕の寸
法とを差し引いた寸法よりも大きく設定されている」と
したのでもよい。
【0079】この場合にも、上述同様に、誤挿入阻止部
200Aの高さ寸法の前記2つの制限のうちどちらか1
つを制限しないとすることも可能である。
【0080】一方、ランプ1000の全長が、ランプ9
00の全長よりも多少短い場合には、誤挿入阻止部20
0Aの高さ寸法は「接触子1030の長さ寸法から、正
面部210の厚み寸法と、防水パッキン300の前側部
350の厚み寸法とを差し引いた寸法よりも大きく設定
されている」とし且つ、「可動プレート200の移動可
能距離から、距離αを引いた上で、〔(ランプ900の
全長)−(ランプ1000の全長)〕の寸法を加えた寸
法よりも大きく設定されている」とすればよい。ただ
し、この場合にも、上述同様に、誤挿入阻止部200A
の高さ寸法の前記2つの制限のうちどちらか1つを制限
しないとすることも可能である。
【0081】次に、誤挿入阻止部を前記防水パッキンと
一体に設ける場合について、本発明の第2の実施の形態
に係る照明器具用防水型ソケットとして、図4および図
5を参照しつつ説明する。図4は本発明の第2の実施の
形態に係る照明器具用防水型ソケットと、これに取り付
けられたランプ等を示す概略的断面図、図5は本発明の
第2の実施の形態に係る照明器具用防水型ソケットに対
して誤って所定サイズのランプの口金よりも大きなサイ
ズの口金を有するランプを挿入しようとしている状態を
示す概略的断面図である。
【0082】この本発明の第2の実施の形態に係る照明
器具用防水型ソケットは、上述の本発明の第1の実施の
形態に係る照明器具用防水型ソケットと比較して異なる
のは、可動プレート200′と、誤挿入阻止部300A
と、この誤挿入阻止部300Aが一体に設けられている
防水パッキン300′とだけである。
【0083】可動プレート200′は、本発明の第1の
実施の形態に係る照明器具用防水型ソケットにおける可
動プレート200から誤挿入阻止部200Aの部分を取
り去ったものに相当する。誤挿入阻止部300Aは、本
発明の第1の実施の形態に係る照明器具用防水型ソケッ
トにおける誤挿入阻止部200Aと同様の略リング状の
ものであって、例えば樹脂で形成されている。防水パッ
キン300′は、例えば、本発明の第1の実施の形態に
係る照明器具用防水型ソケットにおける防水パッキン3
00の内側壁部320に相当する部分の内部に、前記誤
挿入阻止部300Aを一体にして設けたものである。
【0084】なお、前記誤挿入阻止部300Aの設けら
れる位置は、誤挿入阻止部200Aと同様に、防水パッ
キン300′の外側表面から突出しない位置でもあり、
且つ、所定サイズのランプ900の口金920の先端面
とは当接しないが、前記所定サイズよりも大きなサイズ
のランプ1000の口金1020の先端面とは(防水パ
ッキン300′を介して)当接するところである。
【0085】この誤挿入阻止部300Aの直近周囲の防
水パッキン300′の部分も、誤挿入阻止部200Aと
略同様の機能を有している。よって、誤挿入阻止部30
0Aの高さ寸法は、誤挿入阻止部200Aほど大きくし
なくてもよい。前記誤挿入阻止部300Aとその直近周
囲の防水パッキン300′の部分であって、誤挿入阻止
部200Aと略同様の機能をもつ部分の高さ寸法が、例
えば、「接触子1030の長さ寸法から、可動プレート
200′の正面部210′の厚み寸法と、防水パッキン
300′の前側部350′〔または、内側壁部320′
の先端側(少なくとも誤挿入阻止部300Aが設けられ
た部分よりも先端側)であって、口金1020と誤挿入
阻止部200Aと略同様の機能をもつ部分との間に挟ま
るおそれのある部分のうち最も薄い部分。以下同様であ
るがその記載は省略する。〕の厚み寸法とを差し引いた
寸法よりも大きく設定されている」且つ、「可動プレー
ト200′の移動可能距離から、距離αを差し引いた寸
法よりも大きく設定されている」。
【0086】これ以外の部分は、本発明の第1の実施の
形態に係る照明器具用防水型ソケットと同じであるの
で、その説明は省略する。
【0087】なお、本発明の第2の実施の形態に係る照
明器具用防水型ソケットの場合にも、本発明の第1の実
施の形態に係る照明器具用防水型ソケットの場合と同様
に、前記誤挿入阻止部300Aとその直近周囲の防水パ
ッキン300′の部分であって、誤挿入阻止部200A
と略同様の機能をもつ部分の高さ寸法は、「接触子10
30の長さ寸法から、可動プレート200′の正面部2
10′の厚み寸法と、防水パッキン300′の前側部3
50′の厚み寸法とを差し引いた寸法よりも大きく設定
されている」と、「可動プレート200′の移動可能距
離から、距離αを差し引いた寸法よりも大きく設定され
ている」とのどちらか1つの制限をしないとすることも
できる。
【0088】また、ランプ1000の全長が、ランプ9
00の全長よりも多少長い場合は、以下のようにしても
よい。前記誤挿入阻止部300Aとその直近周囲の防水
パッキン300′の部分であって、誤挿入阻止部200
Aと略同様の機能をもつ部分の高さ寸法は、「接触子1
030の長さ寸法から、可動プレート200′の正面部
210′の厚み寸法と、防水パッキン300′の前側部
350′の厚み寸法とを差し引いた寸法よりも大きく設
定されている」且つ、「可動プレート200′の移動可
能距離から、距離αと〔(ランプ1000の全長)−
(ランプ900の全長)〕の寸法とを差し引いた寸法よ
りも大きく設定されている」という2つの制限下のもの
としてもよい。
【0089】この場合にも、前記高さ寸法は、前記2つ
の制限のうちどちらか1つの制限をしないとすることも
できる。
【0090】一方、ランプ1000の全長が、ランプ9
00の全長よりも多少短い場合は、以下のようにしても
よい。前記誤挿入阻止部300Aとその直近周囲の防水
パッキン300′の部分であって、誤挿入阻止部200
Aと略同様の機能をもつ部分の高さ寸法は、「接触子1
030の長さ寸法から、可動プレート200′の正面部
210′の厚み寸法と、防水パッキン300′の前側部
350′の厚み寸法とを差し引いた寸法よりも大きく設
定されている」且つ、「可動プレート200′の移動可
能距離から、距離αを引いた上で、〔(ランプ900の
全長)−(ランプ1000の全長)〕の寸法を加えた寸
法よりも大きく設定されている」という2つの制限下の
ものとすればよい。この場合にも、前記高さ寸法は、前
記2つの制限のうちどちらか1つの制限をしないとする
こともできる。
【0091】本発明の第1および第2の実施の形態に係
る照明器具用防水型ソケットにおいて、前記誤挿入阻止
部は、例えば、略リング状に形成されているものである
としたが、所定サイズよりも大きなサイズのランプの口
金の先端面と当接するものであれば、防水パッキンやラ
ンプの口金部分を痛めるおそれのない形状であればどの
ような形状であってもよい。
【0092】なお、上述した本発明の第1および第2の
実施の形態に係る照明器具用防水型ソケットは、具体的
には、例えば、Hf蛍光ランプ専用の照明器具用防水型
ソケットに採用すればFLR蛍光ランプの誤挿入防止に
効果的である。
【0093】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る照明
器具用防水型ソケットは、取り付けられた所定サイズの
ランプと電源とを接続する導電部を内蔵しているソケッ
ト本体と、前記ランプの着脱方向に沿って移動可能に前
記ソケット本体に取り付けられている可動プレートと、
この可動プレートを外側方向に弾発付勢する防水用弾性
体と、前記ランプの口金およびランプバルブに水密に接
触するリング状の防水パッキンと、この防水パッキンの
外側表面から突出しない位置に設けられている誤挿入阻
止部と、前記防水パッキンを前記ソケット本体に取り付
ける締付リングとを備えており、且つ前記誤挿入阻止部
は、前記所定サイズのランプの口金の先端面とは当接し
ないが、前記所定サイズよりも大きなサイズのランプの
口金の先端面とは当接する位置に設けた。
【0094】よって、本発明に係る照明器具用防水型ソ
ケットの場合には、誤挿入阻止部が所定サイズのランプ
の口金よりも大きなサイズの口金を有するランプの挿入
を阻止するので、前記大きなサイズの口金を有するラン
プの誤挿入を防止できる。これにより、従来、誤って所
定サイズのランプの口金よりも大きなサイズの口金を有
するランプが一対の照明器具用防水型ソケット間に取り
付けられた場合に起きていた悪影響、つまり、ランプや
照明器具用防水型ソケットのみならず、この照明器具用
防水型ソケットが取り付けられている照明器具の回路等
に対する悪影響の発生を防止できる。
【0095】前記防水パッキンは、前記外側方向に湾曲
して形成されており、前記誤挿入阻止部は、前記湾曲部
分の内側凹部内であって、前記可動プレートと一体に形
成されているか、または、前記可動プレートと別体で設
けられている。
【0096】この場合、前記誤挿入阻止部は、前記防水
パッキンの内側凹部内に設けられる程度のものであっ
て、前記可動プレートと一体のもの、または、別体で設
けられているものであり、構造的に複雑な要素はないの
で、所定サイズのランプの口金よりも大きなサイズの口
金を有するランプの誤挿入を防止できる照明器具用防水
型ソケットを、比較的低コストで提供できる。
【0097】また、前記誤挿入阻止部は、前記防水パッ
キンと一体に設けてもよい。この場合でも、構造的・製
造上、特に複雑な要素はないので、所定サイズのランプ
の口金よりも大きなサイズの口金を有するランプの誤挿
入を防止できる照明器具用防水型ソケットを、比較的低
コストで提供できる。
【0098】前記誤挿入阻止部は、例えば、略リング状
に形成されている。この場合、略リング状の先端面が、
前記所定サイズよりも大きなサイズの口金の先端面と当
接することになる。誤挿入の際に、圧力をかけて挿入さ
れてくる所定サイズのランプの口金よりも大きなサイズ
の口金を有するランプに対抗する誤挿入阻止部の形状と
して略リング状という形状は強度上適している。また、
低コスト化を図れる形状でもある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る照明器具用防
水型ソケットと、これに取り付けられたランプ等とを示
す概略的断面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る照明器具用防
水型ソケットに対して誤って所定サイズのランプの口金
よりも大きなサイズの口金を有するランプを挿入しよう
としている状態を示す概略的断面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る照明器具用防
水型ソケットを分解した状態を示す概略的斜視図であ
る。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係る照明器具用防
水型ソケットと、これに取り付けられたランプ等を示す
概略的断面図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係る照明器具用防
水型ソケットに対して誤って所定サイズのランプの口金
よりも大きなサイズの口金を有するランプを挿入しよう
としている状態を示す概略的断面図である。
【符号の説明】
100 ソケット本体 200 可動プレート 200A 誤挿入阻止部 300 防水パッキン 400 締付リング 500 導電部 600 防水用弾性体 900 (所定サイズの)ランプ 910 ランプバルブ 920 口金
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5E024 BA04 BB10 5E087 EE03 EE07 FF01 FF03 FF06 FF16 HH01 LL03 LL04 LL12 LL17 LL27 LL34 QQ05 RR12 RR26 RR36

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取り付けられた所定サイズのランプと電
    源とを接続する導電部を内蔵しているソケット本体と、
    前記ランプの着脱方向に沿って移動可能に前記ソケット
    本体に取り付けられている可動プレートと、この可動プ
    レートを外側方向に弾発付勢する防水用弾性体と、前記
    ランプの口金およびランプバルブに水密に接触するリン
    グ状の防水パッキンと、この防水パッキンの外側表面か
    ら突出しない位置に設けられている誤挿入阻止部と、前
    記防水パッキンを前記ソケット本体に取り付ける締付リ
    ングとを具備しており、且つ前記誤挿入阻止部は、前記
    所定サイズのランプの口金の先端面とは当接しないが、
    前記所定サイズよりも大きなサイズのランプの口金の先
    端面とは当接する位置に設けられていることを特徴とす
    る照明器具用防水型ソケット。
  2. 【請求項2】 前記防水パッキンは、前記外側方向に湾
    曲して形成されており、前記誤挿入阻止部は、前記湾曲
    部分の内側凹部内であって、前記可動プレートと一体に
    形成されているか、または、前記可動プレートと別体で
    設けられていることを特徴とする請求項1記載の照明器
    具用防水型ソケット。
  3. 【請求項3】 前記誤挿入阻止部は、前記防水パッキン
    と一体に設けられていることを特徴とする請求項1記載
    の照明器具用防水型ソケット。
  4. 【請求項4】 前記誤挿入阻止部は、略リング状に形成
    されていることを特徴とする請求項1、2または3記載
    の照明器具用防水型ソケット。
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