JPH0136314Y2 - - Google Patents

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JPH0136314Y2
JPH0136314Y2 JP15441885U JP15441885U JPH0136314Y2 JP H0136314 Y2 JPH0136314 Y2 JP H0136314Y2 JP 15441885 U JP15441885 U JP 15441885U JP 15441885 U JP15441885 U JP 15441885U JP H0136314 Y2 JPH0136314 Y2 JP H0136314Y2
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lamp
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この考案は、車輌用灯具等に使用されるランプ
バルブ用ソケツトの構造に関する。
《従来の技術》 従来の後部交換式のバルブ用ソケツトは、例え
ば第7図に示すように、フランジ1aを有する合
成樹脂製のソケツトホルダー1と、このホルダー
1内に圧入された金属性のソケツト2を備えてい
る。ソケツトホルダー1は、その首部周囲に二つ
の係止爪1bと一つのストツパ爪1cとを備え、
パツキン3を介して各爪1b,1cをランプボデ
ー4のソケツト取付穴5の周囲に設けた切欠き5
a,5b内に挿入し、ソケツトホルダー1を右に
回して取付穴5周縁をソケツトホルダー1の係止
爪1bとフランジ1aとの間に挟持することによ
り、ランプボデー4に取り付けられる。
ソケツト2内には、第8図に示すように、コイ
ルスプリング6を介してインシユレータ7が取り
付けられ、インシユレータ7の端子8には、プラ
ス側のコード9が接続され、このコード9は、グ
ロメツト10を介して外部に導かれている。イン
シユレータ7に端子8が二つあるのは、ランプバ
ルブ11の口金底部に接触子11aが二つあるダ
ブルフイラメントタイプのバルブを受けるための
もので、自動車用灯具においては、ストツプラン
プとテールランプとを兼用にする場合に用いられ
る。ストツプランプとテールランプとはワツト数
が異なるので、ソケツトとの接続を間違えないよ
うに、第9図aに示すように、ランプバルブ11
の口金部の2本のピン11b,11cは、それぞ
れ底部からの距離が異なり、これに対応してソケ
ツト2に設けられたそれぞれ深さの異なるJスロ
ツト2a,2b内に挿入される。入れ方を間違え
ると、第9図bに示すように、下部のピン11b
が上部のJスロツト2bの底壁に当つてそれ以上
進めず、上部のピン11cが下部のJスロツト2
aの側壁に当つて回らないので、誤組付けが防止
される。また、ソケツト2内のインシユレータ7
には、第10図に示すように180度方向に幅の異
なる二つの爪7a,7bが設けられ、これらがそ
れぞれソケツト2に設けられた幅の異なる二つの
溝2c,2d内に挿入され、ソケツト2とバルブ
11との誤組付け防止構造と相俟つて、ダブルフ
イラメントバルブを電源に正しく接続するために
役立てられる。第8図において、共通のマイナス
側コード12は、ソケツトホルダー1の外周部に
形成された膨出部1d内のガイド穴を通された
後、その芯線が、ソケツト2をソケツトホルダー
1内に圧入する際にソケツト2外周面とソケツト
ホルダー1内周面との間に挟み込まれる。また防
水対策としては、ソケツト取付穴5周辺のパツキ
ン3と、プラス側コード9挿通穴のグロメツト1
0と、ソケツトホルダー1の後部全体を覆う防水
カバー13とが使用されている。
《考案が解決しようとする問題点》 しかしながら、このような従来のソケツトは、
ランプボデーに取り付ける際に押し込んでから強
く回さなければならず、現場ではこのために治具
を用いて回しており、取付工数が掛かつていた。
またフランジ1a部分や係止爪1b部分の製作誤
差により、取り付けが確実に行なわれず、防水性
能も損われることがあつた。
したがつて、この考案の目的は、ランプボデー
にワンタツチで簡単に取り付けることができ、し
かも防水性能の高い改良されたランプバルブ用ソ
ケツト構造を提供することにある。
《問題点を解決するための手段》 この考案によるランプバルブ用ソケツト構造
は、ランプボデーの外側に膨出形成された筒部
と、ランプバルブを保持するとともに前記筒部内
に外側から挿入されて係止される弾性爪を備えた
バルブホルダーとからなり、前記筒部には、その
内側に前記弾性爪を案内するための溝部と、前記
弾性爪に形成された位置決め穴に弾発的に係合す
る位置決め突起とが形成され、前記バルブホルダ
ーの内壁面の上端部から下方にかけては、インシ
ユレータの位置決め突起およびランプバルブの位
置決めピンを案内するための共通の段付溝部が形
成されている。
《作用》 バルブを保持したバルブホルダーを、その弾性
爪を筒部の溝部に合わせて筒部内に押し込むと、
弾性爪が内側に撓み、その位置決め穴に筒部の位
置決め突起が入り込んだときに、両者が弾発的に
係合する。また、インシユレータとバルブは、バ
ルブホルダー内壁に形成された共通の段付溝部に
案内されて保持される。
《実施例》 第1図および第2図には、この考案の一実施例
が示されている。ランプボデー21の外側には、
筒部22が膨出して一体に形成されている。この
筒部22は、円形の穴部23と矩形の溝部24と
を包含しており、穴部23にはバルブ25を保持
したバルブホルダー26の胴部27が挿入され、
溝部24にはバルブホルダー26の外周に一体に
形成された弾性爪28が挿入される。弾性爪28
は、バルブホルダー26を形成する樹脂材料の物
性による弾性を有し、先端部に係止突起28aを
有し、その下部に位置決め穴28bを有する。
筒部22の溝部24には、弾性爪28の係止突
起28aを受ける受け壁24aが形成され、その
先端の位置決め突起24bは、弾性爪28の位置
決め穴28bに嵌合可能になつている。一方、ラ
ンプホルダー26の弾性爪28とは反対側の位置
には、突部27aが形成され、この突部27a
は、筒部22の溝部24とは反対側の位置に形成
された切欠き23a内に入り込んで、弾性爪28
の位置決め穴28bに溝部24の位置決め突起2
4bが入り込んだときに、丁度切欠き23aの底
部に突部27aが当るようになつている。溝部2
4および切欠き23aの幅は、それぞれ弾性爪2
8および突部27aの幅よりも若干大きく、弾性
爪28は、その基部から先端部にかけて徐々に胴
部27から遠ざかるように形成されている。
弾性爪28と突部27aをそれぞれ溝部24お
よび切欠き23aに合わせてバルブホルダー26
を筒部22内に押し込むと、弾性爪28が溝部2
4の位置決め突起24bに押されて内側に撓み、
弾性爪28の位置決め穴28bに位置決め突起2
4bが入り込んだときに、両者が弾発的に係止さ
れて、バルブホルダー26の筒部22への取付け
が行なわれる。防水タイプの場合は、筒部22全
体に後部から防水カバー50が被せられて、内部
を水密に保つ。バルブホルダー26を筒部22か
ら外すときは、弾性爪28の係止突起28aを胴
部27側に押圧して位置決め穴28bを位置決め
突起24bから外し、バルブホルダー26を筒部
22から引き抜く。
バルブホルダー26の胴部27内には、円筒状
のバルブ保持部29が同心的に形成され、胴部2
7とは90度間隔の3箇所の薄肉部27bと1箇所
の厚肉部27c(第5図参照)と底壁27dとに
よつて連結されている。突部27a側の厚肉部2
7cには、底壁27dから矩形の細長い穴30が
天井30aを残して形成され、その上半分の内側
には開口30bが設けられて、バルブ保持部29
の内側と連通するようになつている。
穴30には、アースコード31を接続されたタ
ーミナル32が挿入される。ターミナル32は、
第3図に示すように、先端部32aが内側に折り
返され、中間部に係止爪32bを備えている。こ
のターミナル32を穴30内に挿入すると、先端
部32aが天井30aに当るとともに開口30b
から覗き、係止爪32bが開口30bの下端部に
係止されて抜け止めとなる。開口30bから覗い
たターミナル先端部32aは、バルブ保持部29
内に挿入されたランプバルブ25の口金部25a
に圧接して、アースに接続する。
バルブ保持部29内には、ランプバルブ25の
プラス側の接触子25b,25cをプラス側の電
源コード33,34に接続するためのインシユレ
ータ35が、底壁27dとの間にコイルスプリン
グ36を介して取り付けられている。バルブ保持
部29の内壁面には、第4図に示すように、上端
部から下方に向けて幅aの溝部29aが形成され
ている。この溝部29aの右側は、上端部から高
さbの位置で右方向に横向きにS字形の段部29
aaを形成され、その下方は底壁27dまで同じ
深さで浚われている。溝部29aの左側は、高さ
c(>b)の位置で左方向に段部29abを形成さ
れ、その下方は同様に底壁27dまで同じ深さで
浚われている。
一方、この溝部29aとは反対側の面には、同
様な溝部29bが、幅d(<a)、上段部29ba
までの高さe(>b)、下段部29bbまでの高さ
が同じcの寸法をもつて形成されている。
インシユレータ35は、第5図に示すように、
その周縁に180度方向に向けて二つの位置決め突
起35a,35bが形成されている。突起35a
は、溝部29aの幅aよりも若干小さく、突起3
5bは、溝部29bの幅dよりも若干小さい。こ
のインシユレータ35は、まずバルブ保持部29
内にコイルスプリング36を入れた後、それぞれ
の突起35a,35bを溝部29a,29bに合
わせてバルブ保持部29内に圧入し、下段部29
ab,29bbを越えた位置で左に回して押圧を弱
めると、第6図に示すようにコイルスプリング3
6の復元力により各突起35a,35bが下段部
29ab,29bbに係止され、バルブ保持部29
内に保持される。
一方、ランプバルブ25は、その口金部25a
に底部からの高さを異にして180度方向に配設さ
れた二本の位置決めピン25d,25eを備えて
おり、上ピン25dを溝部29aに、下ピン25
eを溝部29bにそれぞれ合わせてバルブ保持部
29内に圧入し、各ピン25d,25eがそれぞ
れ上段部29aa,29baを越えた位置でバルブ
25を右に回して押圧を緩めると、コイルスプリ
ング36の復元力により、各ピン25d,25e
がそれぞれ上段部29aa,29baに係止されて、
バルブ保持部29内に保持される。
《考案の効果》 以上のように、この考案によるランプバルブ用
ソケツト構造は、ランプボデーの外側に膨出形成
した筒部内にバルブホルダーを押き込むだけで、
ワンタツチで取り付けることができるので、作業
性が大幅に向上する。また、ランプホルダーを保
持する筒部がランプボデーの外側に一体に膨出形
成されているので、ランプホルダーの保持が確実
でがたつきも少なく、防水性能を高めることがで
きる。さらに、バルブホルダーの内壁面の上端部
から下方にかけては、インシユレータの位置決め
突起およびランプバルブの位置決めピンを案内保
持するための共通の段付溝部が形成されているの
で、構造が簡単であるとともに、インシユレータ
の位置決め突起をこの段付溝部に合わせて押し込
んでその段部に係止させることによりインシユレ
ータの取付けを簡単に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の一実施例を示す分解斜視
図、第2図は、同実施例の組立断面図、第3図
は、同実施例におけるアースターミナルの斜視
図、第4図は、同実施例におけるバルブホルダー
の断面図、第5図は、同実施例におけるバルブホ
ルダーとその組付部品の分解斜視図、第6図は、
同実施例におけるインシユレータの組付断面図、
第7図は、従来のランプバルブ用ソケツトの一例
を示す分解斜視図、第8図は、同従来例の組立断
面図、第9図aは、同従来例におけるバルブとソ
ケツトの正常な組付状態を示す正面図、第9図b
は、同従来例におけるバルブの向きが誤つた場合
の正面図、第10図は、同従来例におけるソケツ
トとインシユレータの分解斜視図である。 21……ランプボデー、22……筒部、23a
……切欠き、24……溝部、24b……位置決め
突起、25……ランプバルブ、26……バルブホ
ルダー、27……胴部、28……弾性爪、28b
……位置決め穴、29……バルブ保持部、30…
…アースターミナル挿入穴、31……アースコー
ド、32……アースターミナル、33,34……
プラス側コード、35……インシユレータ、36
……コイルスプリング、50……防水カバー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ランプボデーの外側に膨出形成された筒部と、
    ランプバルブを保持するとともに前記筒部内に外
    側から挿入されて係止される弾性爪を備えたバル
    ブホルダーとからなり、前記筒部には、その内側
    に前記弾性爪を案内するための溝部と、前記弾性
    爪に形成された位置決め穴に弾発的に係合する位
    置決め突起とが形成され、前記バルブホルダーの
    内壁面の上端部から下方にかけては、インシユレ
    ータの位置決め突起およびランプバルブの位置決
    めピンを案内するための共通の段付溝部が形成さ
    れているランプバルブ用ソケツト構造。
JP15441885U 1985-10-11 1985-10-11 Expired JPH0136314Y2 (ja)

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JP15441885U JPH0136314Y2 (ja) 1985-10-11 1985-10-11

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JPS6264983U JPS6264983U (ja) 1987-04-22
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