JP2573141Y2 - 組合せ形式の床暖房用溝付パネル - Google Patents
組合せ形式の床暖房用溝付パネルInfo
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- JP2573141Y2 JP2573141Y2 JP1992033048U JP3304892U JP2573141Y2 JP 2573141 Y2 JP2573141 Y2 JP 2573141Y2 JP 1992033048 U JP1992033048 U JP 1992033048U JP 3304892 U JP3304892 U JP 3304892U JP 2573141 Y2 JP2573141 Y2 JP 2573141Y2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、複数個の基準化して製
造されたストレート溝付パネル並びにコーナー部溝付パ
ネルを組合せ、等ピッチに掘設された凹溝を連通して熱
媒循環パイプを配管し、フロア材の下に敷設可能とした
組合せ形式の床暖房用溝付パネルに関する。
造されたストレート溝付パネル並びにコーナー部溝付パ
ネルを組合せ、等ピッチに掘設された凹溝を連通して熱
媒循環パイプを配管し、フロア材の下に敷設可能とした
組合せ形式の床暖房用溝付パネルに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の床暖房装置１の基本的構成は図２
の本考案装置の要部断面図に示される構成と同様であっ
て、建物の床板又は畳みの底板４の上に断熱材１６を敷
設してから、その上面１２に凹溝１３を掘設した木質材
からなる床暖房用溝付パネル３を積み重ね、前記凹溝１
３に熱媒循環パイプ１４を配管し、その上方にフロアー
材２を被覆して設置される。かくして、熱媒循環パイプ
１４を外部の熱源(図示せず)と連結し、温水等の熱媒を
循環することにより、下からフロアー材２を暖める。な
お、前記の溝付パネル３の下に敷設された断熱材１６に
より、床下への熱の逃げが防止され、暖房効果を高めて
いる。
の本考案装置の要部断面図に示される構成と同様であっ
て、建物の床板又は畳みの底板４の上に断熱材１６を敷
設してから、その上面１２に凹溝１３を掘設した木質材
からなる床暖房用溝付パネル３を積み重ね、前記凹溝１
３に熱媒循環パイプ１４を配管し、その上方にフロアー
材２を被覆して設置される。かくして、熱媒循環パイプ
１４を外部の熱源(図示せず)と連結し、温水等の熱媒を
循環することにより、下からフロアー材２を暖める。な
お、前記の溝付パネル３の下に敷設された断熱材１６に
より、床下への熱の逃げが防止され、暖房効果を高めて
いる。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
溝付パネル３は、適当な幅と厚みの木質パネル材を床板
４上に敷き並べ、該木質パネル材の上面１２に配管用の
凹溝１３を、電動大工道具の溝切り工具により現場合わ
せで掘設し、熱媒循環パイプ１４を配管していた。その
ため床暖房装置１の施工のとき、凹溝１３を掘設する工
程を介入させねばならず、作業効率化のための課題とな
っていた。
溝付パネル３は、適当な幅と厚みの木質パネル材を床板
４上に敷き並べ、該木質パネル材の上面１２に配管用の
凹溝１３を、電動大工道具の溝切り工具により現場合わ
せで掘設し、熱媒循環パイプ１４を配管していた。その
ため床暖房装置１の施工のとき、凹溝１３を掘設する工
程を介入させねばならず、作業効率化のための課題とな
っていた。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本考案は床暖房用溝付パ
ネルにおける上記課題の解決を目的とするものであっ
て、その解決手段として、上面に掘設された凹溝１３に
熱媒循環パイプ１４を配管する床暖房用溝付パネル３に
おいて、中央部には、縦方向に偶数条の、等ピッチの、
ストレート形凹溝６を基準化して掘設した、ストレート
溝付パネル５を複数個横に並置し、それを挟んで縦方向
の両側のコーナー部には、中央のストレート形凹溝６と
縦方向に連通する偶数条の、等ピッチの、Ｕターン可能
な形状の連結用凹溝８，９及びそれらを横方向に連通す
る連結用凹溝１０，１１を、縦横に基準化して掘設し
た、コーナー部溝付パネル７を同数個並置して組合せ、
その上面に連通して掘設された凹溝１３には、１本の長
い循環パイプ１４をＵ曲げし、その往路部分と復路部分
を平行に並べて２本とした、熱媒循環パイプのＵ曲げ部
を一方の側隅部１５付近から埋め込み始め、その２本パ
イプを縦にジグザグ状に配管し、他方の側隅部１５から
取り出し可能としたことを特徴とする組合せ形式の床暖
房用溝付パネルの構成としたものである。。また、本考
案のコーナー部溝付パネル７において、中央のストレー
ト形凹溝６と縦方向に連通するＵターン可能な形状の連
結用凹溝８，９が、半円形凹溝１７を重ね並列した形状
に掘設され、またそれらを縦横方向に連通する連結用凹
溝１８，１９が、前記半円形凹溝の間を縦横方向に貫通
して掘設され、そのＵ曲げ部を一方の側隅部１５付近か
ら埋め込み始め、縦にジグザグ状に配管された２本パイ
プを、他方の側隅部１５から縦又は横方向のいずれの方
向にも取り出し可能としたことを特徴とするものであ
る。また、本考案のコーナー部溝付パネル７において、
中央のストレート形凹溝６と縦方向に連通するＵターン
可能な形状の連結用凹溝８，９が、半円形及び円形凹溝
２１，２３を重ね並列した形状に掘設され、またそれら
を縦横方向に連通する連結用凹溝１８，１９が、前記半
円形及び円形凹溝２１，２３の間を縦横方向に貫通して
掘設され、そのＵ曲げ部を一方の側隅部１５付近から埋
め込み始め、縦にジグザグ状に配管された２本パイプ
を、他方の側隅部１５から縦又は横方向のいずれの方向
にも取り出し可能としたことを特徴とするものである。
ネルにおける上記課題の解決を目的とするものであっ
て、その解決手段として、上面に掘設された凹溝１３に
熱媒循環パイプ１４を配管する床暖房用溝付パネル３に
おいて、中央部には、縦方向に偶数条の、等ピッチの、
ストレート形凹溝６を基準化して掘設した、ストレート
溝付パネル５を複数個横に並置し、それを挟んで縦方向
の両側のコーナー部には、中央のストレート形凹溝６と
縦方向に連通する偶数条の、等ピッチの、Ｕターン可能
な形状の連結用凹溝８，９及びそれらを横方向に連通す
る連結用凹溝１０，１１を、縦横に基準化して掘設し
た、コーナー部溝付パネル７を同数個並置して組合せ、
その上面に連通して掘設された凹溝１３には、１本の長
い循環パイプ１４をＵ曲げし、その往路部分と復路部分
を平行に並べて２本とした、熱媒循環パイプのＵ曲げ部
を一方の側隅部１５付近から埋め込み始め、その２本パ
イプを縦にジグザグ状に配管し、他方の側隅部１５から
取り出し可能としたことを特徴とする組合せ形式の床暖
房用溝付パネルの構成としたものである。。また、本考
案のコーナー部溝付パネル７において、中央のストレー
ト形凹溝６と縦方向に連通するＵターン可能な形状の連
結用凹溝８，９が、半円形凹溝１７を重ね並列した形状
に掘設され、またそれらを縦横方向に連通する連結用凹
溝１８，１９が、前記半円形凹溝の間を縦横方向に貫通
して掘設され、そのＵ曲げ部を一方の側隅部１５付近か
ら埋め込み始め、縦にジグザグ状に配管された２本パイ
プを、他方の側隅部１５から縦又は横方向のいずれの方
向にも取り出し可能としたことを特徴とするものであ
る。また、本考案のコーナー部溝付パネル７において、
中央のストレート形凹溝６と縦方向に連通するＵターン
可能な形状の連結用凹溝８，９が、半円形及び円形凹溝
２１，２３を重ね並列した形状に掘設され、またそれら
を縦横方向に連通する連結用凹溝１８，１９が、前記半
円形及び円形凹溝２１，２３の間を縦横方向に貫通して
掘設され、そのＵ曲げ部を一方の側隅部１５付近から埋
め込み始め、縦にジグザグ状に配管された２本パイプ
を、他方の側隅部１５から縦又は横方向のいずれの方向
にも取り出し可能としたことを特徴とするものである。
【０００５】
【実施例】まず、本考案の一実施例を図面に基づき説明
する。図１は本考案の組合せ形式の床暖房用溝付パネル
を配列し、熱媒循環パイプを配管した状態を示す平面
図、図２は図１のＡ−Ａ線に沿った床暖房装置の構成を
示す要部断面図、図３は本考案の組合せ形式の床暖房用
溝付パネルの配管前の配列状態を示す平面図である。図
中、１は床暖房装置、２はフロアー材、３は床暖房用溝
付パネル、４は建物の床板、５はストレート溝付パネ
ル、６はストレート形凹溝、７はコーナー部溝付パネ
ル、８はＵ形凹溝、９は半分割凹溝、１０は横方向連結
凹溝、１１は側部連結凹溝、１２は上面、１３は凹溝、
１４は熱媒循環パイプ、１５は側隅部、１６は断熱材で
ある。
する。図１は本考案の組合せ形式の床暖房用溝付パネル
を配列し、熱媒循環パイプを配管した状態を示す平面
図、図２は図１のＡ−Ａ線に沿った床暖房装置の構成を
示す要部断面図、図３は本考案の組合せ形式の床暖房用
溝付パネルの配管前の配列状態を示す平面図である。図
中、１は床暖房装置、２はフロアー材、３は床暖房用溝
付パネル、４は建物の床板、５はストレート溝付パネ
ル、６はストレート形凹溝、７はコーナー部溝付パネ
ル、８はＵ形凹溝、９は半分割凹溝、１０は横方向連結
凹溝、１１は側部連結凹溝、１２は上面、１３は凹溝、
１４は熱媒循環パイプ、１５は側隅部、１６は断熱材で
ある。
【０００６】本考案のストレート溝付パネル５とコーナ
ー部溝付パネル７とを組合せた形式の床暖房用溝付パネ
ル３は、木質材からなり、図２に示すごとく、建物の床
板又は畳の底板４の上に断熱材１６を敷設してから、そ
の上に積み重ねて設置される。また、該パネル３の上面
１２には、以下に詳説するごとく基準化された凹溝１３
が掘設されていて、該凹溝１３には耐熱性で柔軟性の架
橋ポリエチレンパイプからなる熱媒循環パイプ１４が配
管され、その上方をフロアー材２で被覆している。かく
して、熱媒循環パイプ１４を外部の熱源（図示せず）と
連結し、温水等の熱媒を循環することにより、下からフ
ロワー材２を暖めるが、前記断熱材１６により、床下へ
の熱の逃げが防止され、本質材からなる溝付パネル３の
蓄熱効果が相乗されて、フロアー全体の暖房効果を高め
ることができた。また本考案の組合せ形式の床暖房用溝
付パネル３は、図３の平面配列図に示すごとく、その上
面１２に縦方向に真直な偶数条のストレート形凹溝６を
等ピッチに掘設した３個の基準化して製造された同形同
一寸法のストレート溝付パネル５を中央に並列し、それ
らを両側から挟むごとくして、同形同一寸法のコーナー
部溝付パネル７を両側に各３個ずつ並べて配列してい
る。１単位のコーナー部溝付パネル７にはその上面１２
に前記ストレート形凹溝６の凹溝６と縦方向に連通する
偶数条の６条で、等ピッチの連結用凹溝が、それぞれ隣
同士をＵ形状の合計７個所の等ビッチのＵ形凹溝８（た
だし、端部はＵ形を半分割したＪ形凹溝となっている）
に連結して、掘設されている。かかる組合わせにより、
Ｕ形凹溝８は中央のストレート形凹溝６をＵターン可能
に連結する。なお、前記７個所のＵ形凹溝８は３個所の
奥行の深いものと４個所の奥行の浅いものとを交互に配
設し、左右２個所の浅いものは半分に分割された半分割
Ｕ形凹溝９を形成している。また、前記の奥行の深い凹
溝８は１条の貫通した横方向の連結凹溝１０で連結され
ており、更に、前記凹溝８から９０°折り曲がって横方
向の前記凹溝１０の背後に通ずる側部連結凹溝１１が掘
設されている。前記のコーナー部溝付パネル７の両側に
対向的に開設された半分割凹溝９、横方向連結凹溝１０
及び側部連結凹溝１１の各３条の横方向の連結用凹溝
は、両側の隣接するコーナー部溝付パネル７との間で整
合し、両側方向に連通される。かくして、図３のごとく
配列された本実施例の組合わせ形式の床暖房用溝付パネ
ル３の連通された凹溝１３には、図１に示すごとく、外
部熱源の設置位置が上部左側のパネル７の側隅部１５に
近い場合、柔軟性の１本の架橋ポリエチレンパイプ１４
をジグザグに嵌装配管し、下部右側のパネル７の側隅部
１５に近いところで折り返しさせ、その前半の往路部分
に沿って後半の復路部分を平行に帰還させ、その両端を
横方向の側隅部１５の側部連結凹溝１１（または横方向
連結凹溝１０でもよい）と半分割凹溝９とから平行に揃
えて突出させ、上部左側のパネル７に始まり、→中央左
側のパネル５→下部左側のパネル７→下部中央のパネル
７→真中のパネル５→上部中央のパネル７→上部右側の
パネル７→中央右側のパネル５→下部右側のパネル７の
順に全パネルに渡りジグザグ状に嵌装することができ
て、画一的かつ効率的な配管が可能となった。また、そ
の１本の長い循環パイプ１４を途中でＵ曲げし、その往
路部分と復路部分を平行に並べ、２本パイプとして効率
的にジグザグに嵌装配管してもよく、そのときは、その
２本パイプは先ずそのＵ曲げ部を下部右側の側隅部１５
に近いところに埋め込み、前記と同様に連通された凹溝
１３を介して、縦にジグザグ状に配管し、上部左側の側
隅部１５から２本揃えて外部に取出すように配管され
る。
ー部溝付パネル７とを組合せた形式の床暖房用溝付パネ
ル３は、木質材からなり、図２に示すごとく、建物の床
板又は畳の底板４の上に断熱材１６を敷設してから、そ
の上に積み重ねて設置される。また、該パネル３の上面
１２には、以下に詳説するごとく基準化された凹溝１３
が掘設されていて、該凹溝１３には耐熱性で柔軟性の架
橋ポリエチレンパイプからなる熱媒循環パイプ１４が配
管され、その上方をフロアー材２で被覆している。かく
して、熱媒循環パイプ１４を外部の熱源（図示せず）と
連結し、温水等の熱媒を循環することにより、下からフ
ロワー材２を暖めるが、前記断熱材１６により、床下へ
の熱の逃げが防止され、本質材からなる溝付パネル３の
蓄熱効果が相乗されて、フロアー全体の暖房効果を高め
ることができた。また本考案の組合せ形式の床暖房用溝
付パネル３は、図３の平面配列図に示すごとく、その上
面１２に縦方向に真直な偶数条のストレート形凹溝６を
等ピッチに掘設した３個の基準化して製造された同形同
一寸法のストレート溝付パネル５を中央に並列し、それ
らを両側から挟むごとくして、同形同一寸法のコーナー
部溝付パネル７を両側に各３個ずつ並べて配列してい
る。１単位のコーナー部溝付パネル７にはその上面１２
に前記ストレート形凹溝６の凹溝６と縦方向に連通する
偶数条の６条で、等ピッチの連結用凹溝が、それぞれ隣
同士をＵ形状の合計７個所の等ビッチのＵ形凹溝８（た
だし、端部はＵ形を半分割したＪ形凹溝となっている）
に連結して、掘設されている。かかる組合わせにより、
Ｕ形凹溝８は中央のストレート形凹溝６をＵターン可能
に連結する。なお、前記７個所のＵ形凹溝８は３個所の
奥行の深いものと４個所の奥行の浅いものとを交互に配
設し、左右２個所の浅いものは半分に分割された半分割
Ｕ形凹溝９を形成している。また、前記の奥行の深い凹
溝８は１条の貫通した横方向の連結凹溝１０で連結され
ており、更に、前記凹溝８から９０°折り曲がって横方
向の前記凹溝１０の背後に通ずる側部連結凹溝１１が掘
設されている。前記のコーナー部溝付パネル７の両側に
対向的に開設された半分割凹溝９、横方向連結凹溝１０
及び側部連結凹溝１１の各３条の横方向の連結用凹溝
は、両側の隣接するコーナー部溝付パネル７との間で整
合し、両側方向に連通される。かくして、図３のごとく
配列された本実施例の組合わせ形式の床暖房用溝付パネ
ル３の連通された凹溝１３には、図１に示すごとく、外
部熱源の設置位置が上部左側のパネル７の側隅部１５に
近い場合、柔軟性の１本の架橋ポリエチレンパイプ１４
をジグザグに嵌装配管し、下部右側のパネル７の側隅部
１５に近いところで折り返しさせ、その前半の往路部分
に沿って後半の復路部分を平行に帰還させ、その両端を
横方向の側隅部１５の側部連結凹溝１１（または横方向
連結凹溝１０でもよい）と半分割凹溝９とから平行に揃
えて突出させ、上部左側のパネル７に始まり、→中央左
側のパネル５→下部左側のパネル７→下部中央のパネル
７→真中のパネル５→上部中央のパネル７→上部右側の
パネル７→中央右側のパネル５→下部右側のパネル７の
順に全パネルに渡りジグザグ状に嵌装することができ
て、画一的かつ効率的な配管が可能となった。また、そ
の１本の長い循環パイプ１４を途中でＵ曲げし、その往
路部分と復路部分を平行に並べ、２本パイプとして効率
的にジグザグに嵌装配管してもよく、そのときは、その
２本パイプは先ずそのＵ曲げ部を下部右側の側隅部１５
に近いところに埋め込み、前記と同様に連通された凹溝
１３を介して、縦にジグザグ状に配管し、上部左側の側
隅部１５から２本揃えて外部に取出すように配管され
る。
【０００７】次に、本考案のコーナー部溝付パネル７の
他の実施例を図４の平面図に示す。図中、７’はそのコ
ーナー部溝付パネル、１７は半円形凹溝、１８は縦方向
連結凹溝、１９は横方向連結凹溝である。本実施例のコ
ーナー部溝付パネル７’は、一側に、組合わせにより縦
方向に隣接されるストレート溝付パネル５の６条のスト
レート形凹溝６と連通する、合計７列の等ピッチの半円
形凹溝１７を３段平行に並べて配設している。なお、前
記７列の半円形凹溝１７のうち、左右端の列のものは縦
に半分割されている。また、前記の３段７列の半円形凹
溝１７の間には、両側の隣接するコーナー部溝付パネル
７’の前記半円形凹溝１７と連通する、３条の横方向連
結凹溝１９が等ピッチに横方向に貫通して掘設されてい
る。また縦方向にも、中央のストレート溝付パネル５の
ストレート形凹溝６と連通する６条の等ピッチの縦方向
連結凹溝１８が掘設されていて、特に左右端の各２条の
凹溝１８は縦方向に貫通して掘設されている。かくし
て、本実施例では隣接するパネル７’の間を連通した横
方向連結凹溝１９を介してパイプ１４をジグザグ状に配
管可能となり、また縦方向に位置する外部熱源に対して
は、貫通した縦方向連結凹溝１８を介して縦方向の側隅
部１５（図５を参照）からパイプ１４を取出して連結可
能となった。
他の実施例を図４の平面図に示す。図中、７’はそのコ
ーナー部溝付パネル、１７は半円形凹溝、１８は縦方向
連結凹溝、１９は横方向連結凹溝である。本実施例のコ
ーナー部溝付パネル７’は、一側に、組合わせにより縦
方向に隣接されるストレート溝付パネル５の６条のスト
レート形凹溝６と連通する、合計７列の等ピッチの半円
形凹溝１７を３段平行に並べて配設している。なお、前
記７列の半円形凹溝１７のうち、左右端の列のものは縦
に半分割されている。また、前記の３段７列の半円形凹
溝１７の間には、両側の隣接するコーナー部溝付パネル
７’の前記半円形凹溝１７と連通する、３条の横方向連
結凹溝１９が等ピッチに横方向に貫通して掘設されてい
る。また縦方向にも、中央のストレート溝付パネル５の
ストレート形凹溝６と連通する６条の等ピッチの縦方向
連結凹溝１８が掘設されていて、特に左右端の各２条の
凹溝１８は縦方向に貫通して掘設されている。かくし
て、本実施例では隣接するパネル７’の間を連通した横
方向連結凹溝１９を介してパイプ１４をジグザグ状に配
管可能となり、また縦方向に位置する外部熱源に対して
は、貫通した縦方向連結凹溝１８を介して縦方向の側隅
部１５（図５を参照）からパイプ１４を取出して連結可
能となった。
【０００８】さらにまた、本考案のコーナー部溝付パネ
ル７の他の実施例を、組合わせ配列してから配管した状
態で示す平面図の図５及び同じく配管前の配列状態を示
す平面図の図６に基づき説明する。図中、２０はそのコ
ーナー部溝付パネル、２１は円形凹溝、２２は上下２分
割の円形凹溝、２３は上半分の半円形凹溝、２４は下半
分の半円形凹溝である。本実施例のコーナー部溝付パネ
ル２０の縦方向連結凹溝１８は、組合わせにより縦方向
に隣接されるストレート溝付パネル５の６条のストレー
ト形凹溝６と連通する。そして同パネル２０には、合計
７列の等ピッチの上半分の半円形凹溝２３を前段に並
べ、同じく円形凹溝２１を中段に並べ、同じく下半分の
半円形凹溝２４を後段に平行に並べて配設している。な
お、前記前段の半円形凹溝２３、中段の円形凹溝２１、
後段の半円形凹溝２４のうち左右端の列のものは、それ
ぞれ半分割されて形成されている。また、中段の円形凹
溝２１のうち左右の２列目のものは更に分割されて、上
下２分割の円形凹溝２２を形成している。また前記の３
段７列の半分形凹溝２３、２４及び円形凹溝２１の間に
は、横方向には２条の横方向連結凹溝１９が等ピッチに
貫通して掘設され、縦方向にはストレート形凹溝６と連
通する６条の縦方向連結凹溝１８が等ピッチに貫通して
掘設されている。かくして、本実施例では、隣接するパ
ネル２０の間を横方向連結凹溝１９を介してパイプ１４
をジグザグ状に配管可能となり、外部熱源に対しても、
縦方向の側隅部１５（図５）からパイプ１４を取出して
連結可能となり、横方向の側隅部１５からでも図１と同
様にパイプ１４を取出して連結可能となった。
ル７の他の実施例を、組合わせ配列してから配管した状
態で示す平面図の図５及び同じく配管前の配列状態を示
す平面図の図６に基づき説明する。図中、２０はそのコ
ーナー部溝付パネル、２１は円形凹溝、２２は上下２分
割の円形凹溝、２３は上半分の半円形凹溝、２４は下半
分の半円形凹溝である。本実施例のコーナー部溝付パネ
ル２０の縦方向連結凹溝１８は、組合わせにより縦方向
に隣接されるストレート溝付パネル５の６条のストレー
ト形凹溝６と連通する。そして同パネル２０には、合計
７列の等ピッチの上半分の半円形凹溝２３を前段に並
べ、同じく円形凹溝２１を中段に並べ、同じく下半分の
半円形凹溝２４を後段に平行に並べて配設している。な
お、前記前段の半円形凹溝２３、中段の円形凹溝２１、
後段の半円形凹溝２４のうち左右端の列のものは、それ
ぞれ半分割されて形成されている。また、中段の円形凹
溝２１のうち左右の２列目のものは更に分割されて、上
下２分割の円形凹溝２２を形成している。また前記の３
段７列の半分形凹溝２３、２４及び円形凹溝２１の間に
は、横方向には２条の横方向連結凹溝１９が等ピッチに
貫通して掘設され、縦方向にはストレート形凹溝６と連
通する６条の縦方向連結凹溝１８が等ピッチに貫通して
掘設されている。かくして、本実施例では、隣接するパ
ネル２０の間を横方向連結凹溝１９を介してパイプ１４
をジグザグ状に配管可能となり、外部熱源に対しても、
縦方向の側隅部１５（図５）からパイプ１４を取出して
連結可能となり、横方向の側隅部１５からでも図１と同
様にパイプ１４を取出して連結可能となった。
【０００９】
【考案の効果】以上説明したごとく、本考案の組合せ形
式の床暖房用溝付パネルは、凹溝配置を基準化して製造
されたストレート溝付パネルの複数個とコーナー部溝付
パネルの複数個を組合せて配列すれば、すべての凹溝が
連通して熱媒循環パイプが配管可能となるから、従来の
ように配管前に現場合せで凹溝を掘設する手間が省け、
施工時間を短縮でき、作業を効率化できる。また、組合
せ連通した凹溝は熱媒循環パイプをジグザグ状に配管で
き、そのパイプ端をいずれの側隅部からでも取出し可能
としてあるから、熱源の設置位置がどの方向であっても
最短距離で熱源と連結可能であり、配管が簡単で熱効率
もよくできる。そしてまた本考案の溝付パネルは同一形
状・構造のストレート溝付パネルとコーナー部溝付パネ
ルで構成できるため、きわめて量産に向き、施工価格を
安価にできる。なお本考案の溝付きパネルを木質材で構
成することにより、蓄熱効果を向上することができ、よ
って床暖房効果を高くすることができる。
式の床暖房用溝付パネルは、凹溝配置を基準化して製造
されたストレート溝付パネルの複数個とコーナー部溝付
パネルの複数個を組合せて配列すれば、すべての凹溝が
連通して熱媒循環パイプが配管可能となるから、従来の
ように配管前に現場合せで凹溝を掘設する手間が省け、
施工時間を短縮でき、作業を効率化できる。また、組合
せ連通した凹溝は熱媒循環パイプをジグザグ状に配管で
き、そのパイプ端をいずれの側隅部からでも取出し可能
としてあるから、熱源の設置位置がどの方向であっても
最短距離で熱源と連結可能であり、配管が簡単で熱効率
もよくできる。そしてまた本考案の溝付パネルは同一形
状・構造のストレート溝付パネルとコーナー部溝付パネ
ルで構成できるため、きわめて量産に向き、施工価格を
安価にできる。なお本考案の溝付きパネルを木質材で構
成することにより、蓄熱効果を向上することができ、よ
って床暖房効果を高くすることができる。
【図１】本考案実施例の組合せ形式の床暖房用溝付パネ
ルの配列状態と配管状態を示す平面図である。
ルの配列状態と配管状態を示す平面図である。
【図２】図１のＡ−Ａ線に沿った床暖房装置の構成を示
す要部断面図である。
す要部断面図である。
【図３】本考案実施例の組合せ形式の床暖房用溝付パネ
ルの配管前の配列状態を示す平面図である。
ルの配管前の配列状態を示す平面図である。
【図４】コーナー部溝付パネルの他の実施例を示す平面
図である。
図である。
【図５】コーナー部溝付パネルの他の実施例を組合わせ
配列して配管した状態で示す平面図である。
配列して配管した状態で示す平面図である。
【図６】図５の配管前の配列状態を示す平面図である。
１ 床暖房装置 ２ フロアー材 ３ 床暖房用溝付パネル ４ 建物の床板 ５ ストレート溝付パネル ６ ストレート形
凹溝 ７、７’コーナー部溝付パネル ８ Ｕ形凹溝 ９ 半分割凹溝 １０ 左右連結凹溝 １１ 側部連結凹溝 １２ 上面 １３ 凹溝 １４ 熱媒循環パイ
プ １５ 側隅部 １６ 断熱材 １７ 半円形凹溝 １８ 縦方向連結凹
溝 １９ 横方向連結凹溝 ２０ コーナー部溝
付パネル ２１ 円形凹溝 ２２ 上下２分割の
円形凹溝 ２３ 上半分の半円形凹溝 ２４ 下半分の半分
形凹溝
凹溝 ７、７’コーナー部溝付パネル ８ Ｕ形凹溝 ９ 半分割凹溝 １０ 左右連結凹溝 １１ 側部連結凹溝 １２ 上面 １３ 凹溝 １４ 熱媒循環パイ
プ １５ 側隅部 １６ 断熱材 １７ 半円形凹溝 １８ 縦方向連結凹
溝 １９ 横方向連結凹溝 ２０ コーナー部溝
付パネル ２１ 円形凹溝 ２２ 上下２分割の
円形凹溝 ２３ 上半分の半円形凹溝 ２４ 下半分の半分
形凹溝
Claims (3)
- 【請求項１】上面に掘設された凹溝１３に熱媒循環パイ
プ１４を配管する床暖房用溝付パネル３において、中央
部には、縦方向に偶数条の、等ピッチの、ストレート形
凹溝６を基準化して掘設した、ストレート溝付パネル５
を複数個横に並置し、それを挟んで縦方向の両側のコー
ナー部には、中央のストレート形凹溝６と縦方向に連通
する偶数条の、等ピッチの、Ｕターン可能な形状の連結
用凹溝８，９及びそれらを横方向に連通する連結用凹溝
１０，１１を、縦横に基準化して掘設した、コーナー部
溝付パネル７を同数個並置して組合せ、その上面に連通
して掘設された凹溝１３には、１本の長い循環パイプ１
４をＵ曲げし、その往路部分と復路部分を平行に並べて
２本とした、熱媒循環パイプのＵ曲げ部を一方の側隅部
１５付近から埋め込み始め、その２本パイプを縦にジグ
ザグ状に配管し、他方の側隅部１５から取り出し可能と
したことを特徴とする組合せ形式の床暖房用溝付パネ
ル。 - 【請求項２】そのコーナー部溝付パネル７において、中
央のストレート形凹溝６と縦方向に連通するＵターン可
能な形状の連結用凹溝８，９が、半円形凹溝１７を重ね
並列した形状に掘設され、またそれらを縦横方向に連通
する連結用凹溝１８，１９が、前記半円形凹溝の間を縦
横方向に貫通して掘設され、そのＵ曲げ部を一方の側隅
部１５付近から埋め込み始め、縦にジグザグ状に配管さ
れた２本パイプを、他方の側隅部１５から縦又は横方向
のいずれの方向にも取り出し可能としたことを特徴とす
る請求項１記載の組合せ形式の床暖房用溝付パネル。 - 【請求項３】そのコーナー部溝付パネル７において、中
央のストレート形凹溝６と縦方向に連通するＵターン可
能な形状の連結用凹溝８，９が、半円形及び円形凹溝２
１，２３を重ね並列した形状に掘設され、またそれらを
縦横方向に連通する連結用凹溝１８，１９が、前記半円
形及び円形凹溝２１，２３の間を縦横方向に貫通して掘
設され、そのＵ曲げ部を一方の側隅部１５付近から埋め
込み始め、縦にジグザグ状に配管された２本パイプを、
他方の側隅部１５から縦又は横方向のいずれの方向にも
取り出し可能としたことを特徴とする請求項１記載の組
合せ形式の床暖房用溝付パネル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992033048U JP2573141Y2 (ja) | 1992-04-21 | 1992-04-21 | 組合せ形式の床暖房用溝付パネル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992033048U JP2573141Y2 (ja) | 1992-04-21 | 1992-04-21 | 組合せ形式の床暖房用溝付パネル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0646209U JPH0646209U (ja) | 1994-06-24 |
| JP2573141Y2 true JP2573141Y2 (ja) | 1998-05-28 |
Family
ID=12375894
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992033048U Expired - Fee Related JP2573141Y2 (ja) | 1992-04-21 | 1992-04-21 | 組合せ形式の床暖房用溝付パネル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2573141Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5797807U (ja) * | 1980-12-08 | 1982-06-16 | ||
| JPS586118U (ja) * | 1981-07-06 | 1983-01-14 | 三菱電機株式会社 | 床暖房パネル |
| JPS6059011U (ja) * | 1983-09-28 | 1985-04-24 | 株式会社 銭谷 | 床暖房用パネル |
-
1992
- 1992-04-21 JP JP1992033048U patent/JP2573141Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0646209U (ja) | 1994-06-24 |
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