JP3114586U - 建築用面状構造体 - Google Patents
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Abstract
【課題】 構造がシンプルであると共に、材料が軽量で作業性がよく、工期の短縮化、及び、施工費の削減を図ることができ、しかも、効率よく暖房・冷房を行い得る建築用面状構造体を提供することを目的とする。
【解決手段】 室内側から順に、内装材1と、並設された根太部材7…及び隣り合う根太部材7,7間に配設された発泡硬質プラスチック板体2と、を積層状に具備する。そして、発泡硬質プラスチック板体2及び根太部材7は、同一平坦状となる室内側の各面12,17に、高温又は低温の熱媒体が通されるパイプ6が嵌込まれた凹溝12a,17aを有する。
【選択図】 図2
【解決手段】 室内側から順に、内装材1と、並設された根太部材7…及び隣り合う根太部材7,7間に配設された発泡硬質プラスチック板体2と、を積層状に具備する。そして、発泡硬質プラスチック板体2及び根太部材7は、同一平坦状となる室内側の各面12,17に、高温又は低温の熱媒体が通されるパイプ6が嵌込まれた凹溝12a,17aを有する。
【選択図】 図2
Description
本考案は、建築物の床や壁等に設けられて冷暖房を行ったり、屋根に設けられて融雪を行う建築用面状構造体に関するものである。
従来の建築用面状構造体は、例えば床の構造において、座板上に、順に、断熱用平板状硬質ウレタン、木質や金属製のパネル、フローリング材等の内装材を敷き、木質や金属製のパネルに形成された凹溝に、高温又は低温の熱媒体が通されるパイプを嵌め込んだものが知られている。
この従来の建築用面状構造体を施工するに際し、木質や金属製のパネルや板状断熱材等が、部屋中に敷き詰められるため必要枚数が多くなるが、その重さにより、運搬や敷き詰め作業に非常に多くの労力を要し作業性が悪く、長い工期を要し、施工費も多く掛かる。さらに、このパネルの材料のコストも高いという問題もある。
そこで、本考案は、構造がシンプルであると共に、材料が軽量で作業性がよく、工期の短縮化、及び、施工費の削減を図ることができ、しかも、効率よく暖房・冷房を行い得る建築用面状構造体を提供することを目的とする。
そこで、本考案は、構造がシンプルであると共に、材料が軽量で作業性がよく、工期の短縮化、及び、施工費の削減を図ることができ、しかも、効率よく暖房・冷房を行い得る建築用面状構造体を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本考案に係る建築用面状構造体は、室内側から順に、内装材と、発泡硬質プラスチック板体と、を積層状に具備し、該発泡硬質プラスチック板体は、室内側の面に、高温又は低温の熱媒体が通されるパイプが嵌込まれた凹溝を、有する。
また、本考案に係る建築用面状構造体は、室内側から順に、内装材と、並設された根太部材及び隣り合う該根太部材間に配設された発泡硬質プラスチック板体と、を積層状に具備し、該発泡硬質プラスチック板体及び該根太部材は、同一平坦状となる室内側の各面に、高温又は低温の熱媒体が通されるパイプが嵌込まれた凹溝を、有する。
また、本考案に係る建築用面状構造体は、屋外側から順に、外装材と、発泡硬質プラスチック板体と、を積層状に具備し、該発泡硬質プラスチック板体は、屋外側の面に、融雪用の高温の熱媒体が通されるパイプが嵌込まれた凹溝を、有する。
また、本考案に係る建築用面状構造体は、屋外側から順に、外装材と、並設されたたる木及び隣り合う該たる木間に配設された発泡硬質プラスチック板体と、を積層状に具備し、該発泡硬質プラスチック板体及び該たる木は、同一平坦状となる屋外側の各面に、融雪用の高温の熱媒体が通されるパイプが嵌込まれた凹溝を、有する。
本考案は、次のような著大な効果を奏する。
本考案に係る建築用面状構造体は、発泡硬質プラスチック板体に形成された凹溝に高温又は低温の熱媒体が通されるパイプが嵌込まれているので、従来のように断熱材の上に、パイプを嵌込保持するための重量の大きな木質や金属製のパネルを敷設する必要がない。よって、構造がシンプルとなると共に、作業性がよく、労力が少なくて済み、工期の短縮化、及び、施工費の削減を図ることができる。また、木質や金属製パネルを用いないので、材料コストも少なく済む。
また、パイプを嵌込状に保持する発泡硬質プラスチック板体は気密性・断熱性が高く、パイプの周囲の温度が長時間保持されるので、室内の床・壁・天井等に用いることで、室内を効率よく暖房・冷房することができる。あるいは、屋根に用いて温水を供給することで、屋根上の融雪を効率よく行うことができる。
しかも、各板体を、根太部材やたる木の間に配設することで、がたつき・ずれが防止される。かつ、パイプを、根太部材やたる木の凹溝への嵌込むことで、パイプの位置が固定される。このように、非常にしっかりとした構造になる。そして、根太部材はフローリング材の固定に供される。その結果、根太部材の形状や配置を変更することにより床下の配線や配管に供することも出来る。
本考案に係る建築用面状構造体は、発泡硬質プラスチック板体に形成された凹溝に高温又は低温の熱媒体が通されるパイプが嵌込まれているので、従来のように断熱材の上に、パイプを嵌込保持するための重量の大きな木質や金属製のパネルを敷設する必要がない。よって、構造がシンプルとなると共に、作業性がよく、労力が少なくて済み、工期の短縮化、及び、施工費の削減を図ることができる。また、木質や金属製パネルを用いないので、材料コストも少なく済む。
また、パイプを嵌込状に保持する発泡硬質プラスチック板体は気密性・断熱性が高く、パイプの周囲の温度が長時間保持されるので、室内の床・壁・天井等に用いることで、室内を効率よく暖房・冷房することができる。あるいは、屋根に用いて温水を供給することで、屋根上の融雪を効率よく行うことができる。
しかも、各板体を、根太部材やたる木の間に配設することで、がたつき・ずれが防止される。かつ、パイプを、根太部材やたる木の凹溝への嵌込むことで、パイプの位置が固定される。このように、非常にしっかりとした構造になる。そして、根太部材はフローリング材の固定に供される。その結果、根太部材の形状や配置を変更することにより床下の配線や配管に供することも出来る。
以下、実施の形態を示す図面に基づき、本考案を詳説する。
図1,図2,図3及び図4は本考案に係る建築用面状構造体の実施の一形態を示す床構造である。この構造体は、室内側14から順に、内装材1と、金属箔20と、並設された根太部材7及び隣り合う根太部材7,7間に配設された発泡硬質プラスチック板体2と、を積層状に具備する。この構造体を、建物側板材4上に載置する。内装材1は、プラスチック床材やフローリング材等である。なお、金属箔20としては、AlやCuが好適である。
また、根太部材7は、木材等から成り角形棒状に形成されている。
発泡硬質プラスチック板体2は、帯板状(例えば、約 900mm×約300mm 、あるいは、約1800mm×約300mm 等)であり、材質は、ビーズ法ポリスチレンフォーム保温材、硬質ウレタンフォーム保温材、ポリエチレンフォーム保温材、フェノールフォーム保温材等であり、特には、押出法ポリスチレンフォーム保温材である。
発泡硬質プラスチック板体2の厚さと、根太部材7の厚さとは同一寸法であり、室内側の各面12,17が共に同一平坦状である。
図1,図2,図3及び図4は本考案に係る建築用面状構造体の実施の一形態を示す床構造である。この構造体は、室内側14から順に、内装材1と、金属箔20と、並設された根太部材7及び隣り合う根太部材7,7間に配設された発泡硬質プラスチック板体2と、を積層状に具備する。この構造体を、建物側板材4上に載置する。内装材1は、プラスチック床材やフローリング材等である。なお、金属箔20としては、AlやCuが好適である。
また、根太部材7は、木材等から成り角形棒状に形成されている。
発泡硬質プラスチック板体2は、帯板状(例えば、約 900mm×約300mm 、あるいは、約1800mm×約300mm 等)であり、材質は、ビーズ法ポリスチレンフォーム保温材、硬質ウレタンフォーム保温材、ポリエチレンフォーム保温材、フェノールフォーム保温材等であり、特には、押出法ポリスチレンフォーム保温材である。
発泡硬質プラスチック板体2の厚さと、根太部材7の厚さとは同一寸法であり、室内側の各面12,17が共に同一平坦状である。
そして、発泡硬質プラスチック板体2は、室内側の面12に、後述のパイプ6が嵌込まれる凹溝12aが、断面矩形状に形成されている。図5〜図8に示したように、板体2は、凹溝12aの平面視形状によって、複数種類ある。具体的には、図5の板体2Aに於ては、凹溝12aは、板体2Aの長手方向に沿って、長細U字状に形成されていて、凹溝12aの両端は、板体2Aの一方の短辺部から始まる。また、図6の板体2Bに於ては、2本の平行な凹溝12a,12aが、一方の短辺部から長手方向に延設されかつ他方の短辺部の手前で右側へ弯曲して長辺部へかけて形成されている。図7の板体2Cに於ては、2本の平行な凹溝12a,12aが、一方の短辺部から長手方向に延設されかつ他方の短辺部の手前で左側へ弯曲して長辺部へかけて形成されている。また、図8の板体2Dに於ては、2本の平行な凹溝12a,12aが、一方の短辺部から他方の短辺部へかけて真っ直ぐ延設されている。
また、根太部材7は、室内側の面17に、発泡硬質プラスチック板体2の凹溝12aと同様の幅及び深さを有する凹溝17aが形成される(図2,図4参照)。根太部材7における凹溝17aの形成位置については、後述する。
また、根太部材7は、室内側の面17に、発泡硬質プラスチック板体2の凹溝12aと同様の幅及び深さを有する凹溝17aが形成される(図2,図4参照)。根太部材7における凹溝17aの形成位置については、後述する。
また、図1〜図4に於て、建物側板材4上に等間隔をもって平行に配設された複数本の根太部材7…が、金具等で建物側板材4に固定されている。
また、発泡硬質プラスチック板体2A,2B,2C,2Dが、長辺部が根太部材7に沿うように隣り合う根太部材7,7間に嵌込状に、かつ、それらの凹溝12a…が連続した一筋の往復凹溝3を成すように、配設されている(図1参照)。具体的には、往復凹溝3は、部屋の一の隅部から部屋内を蛇行状に延設されながら他の隅部近傍まで到達する往路3aと、往路3aの末端で折り返すと共に往路3aに沿いながら部屋の一の隅部まで延設される復路3bと、から成る。さらに、板体2…のうち隣り合う板体2B,2Cの間に挟まれた根太部材7は、夫々の凹溝12a…の端部に対応する位置に、凹溝17aが形成されている。このように、上記往復凹溝3は、板体2の凹溝12a、及び、根太部材7の凹溝17aから形成される。なお、図1は、パイプ6及び内装材1の図示が省略されている。
また、発泡硬質プラスチック板体2A,2B,2C,2Dが、長辺部が根太部材7に沿うように隣り合う根太部材7,7間に嵌込状に、かつ、それらの凹溝12a…が連続した一筋の往復凹溝3を成すように、配設されている(図1参照)。具体的には、往復凹溝3は、部屋の一の隅部から部屋内を蛇行状に延設されながら他の隅部近傍まで到達する往路3aと、往路3aの末端で折り返すと共に往路3aに沿いながら部屋の一の隅部まで延設される復路3bと、から成る。さらに、板体2…のうち隣り合う板体2B,2Cの間に挟まれた根太部材7は、夫々の凹溝12a…の端部に対応する位置に、凹溝17aが形成されている。このように、上記往復凹溝3は、板体2の凹溝12a、及び、根太部材7の凹溝17aから形成される。なお、図1は、パイプ6及び内装材1の図示が省略されている。
図9は本考案に係る建築用面状構造体の他の実施の形態を示す壁の構造体である。建物側板材4は縦方向にて柱や間柱等に固着され、また、内装材1は壁板等である。
また、図示省略するが、図1〜図4と同様の構造体を天井面に設けるのも良い。
また、図示省略するが、図1〜図4と同様の構造体を天井面に設けるのも良い。
次に、図10は本考案に係る建築用面状構造体の別の実施の形態を示し、屋根に用いられる構造体である。この構造体は、屋外側15から順に、外装材10と、並設されたたる木8及び隣り合うたる木8,8間に配設された発泡硬質プラスチック板体2と、を積層状に具備し、この構造体を建物側板材4上に載置する。外装材10は、平板状屋根材料等である。
たる木8は、図1〜図4で説明した根太部材7と同じ形状を有しかつその凹溝17aと同形状の凹溝18aが形成されている。また、発泡硬質プラスチック板体2、建物側板材4の材質・形状も図1〜図4のものと同様である。そして、発泡硬質プラスチック板体2…、及び、たる木8…は、図1に示したように配設されて、凹溝12a,18aから、往復凹溝3が形成されている。板体2及びたる木8の凹溝12a,18aに嵌込まれたパイプ6は、融雪用の高温の熱媒体(温水等)が通される。
たる木8は、図1〜図4で説明した根太部材7と同じ形状を有しかつその凹溝17aと同形状の凹溝18aが形成されている。また、発泡硬質プラスチック板体2、建物側板材4の材質・形状も図1〜図4のものと同様である。そして、発泡硬質プラスチック板体2…、及び、たる木8…は、図1に示したように配設されて、凹溝12a,18aから、往復凹溝3が形成されている。板体2及びたる木8の凹溝12a,18aに嵌込まれたパイプ6は、融雪用の高温の熱媒体(温水等)が通される。
次に、上記の建築用面状構造体の施工方法と使用方法について説明する。
先ず、図1〜図4の床構造体の施工方法について説明すると、大引き材11上に予め敷設した建物側板材4の上面に、複数本の根太部材7…を所定間隔で平行に配設し、金具で固定する。そして、建物側板材4の上面に、発泡硬質プラスチック板体2A,2B,2C,2D(図5〜図8参照)を、隣り合う根太部材7,7間にて載置して、図1に示すように、凹溝12a…,17a…が往復凹溝3を成す状態とする。このように、様々な筋道に形成された凹溝12a…を有する板体2A,2B,2C,2Dをセットとして、そのうちから適宜選択された板体2…を、部屋の形状・大きさに応じて上記の往復凹溝3を形成するように、根太部材7,7の間に配設する。
そして、往復凹溝3に、耐熱性の樹脂材やゴム製のパイプ6を嵌込み、その上に温度の均一化と輻射熱の反射のためのアルミ等の金属箔20を敷いて、その上からプラスチック床材やフローリング材等の内装材1を、敷設する。各板体2は、根太部材7,7の間に配設されることにより、がたつき・ずれが防止され、かつ、パイプ6は、根太部材7の凹溝17aへの嵌込により、固定される。
従来の建築用面状構造体が、断熱材の上に木質や金属製のパネルを敷設し、このパネルに形成された凹溝にパイプを嵌込んでいるのに対し、本考案では、重量の大きな木質や金属製のパネルを敷設する労力を省略できるので作業性がよく、しかも構造がシンプルとなり、工期の短縮化、及び、施工費の削減を図ることができる。また、木質や金属製パネルの分の材料コストも削減できる。
先ず、図1〜図4の床構造体の施工方法について説明すると、大引き材11上に予め敷設した建物側板材4の上面に、複数本の根太部材7…を所定間隔で平行に配設し、金具で固定する。そして、建物側板材4の上面に、発泡硬質プラスチック板体2A,2B,2C,2D(図5〜図8参照)を、隣り合う根太部材7,7間にて載置して、図1に示すように、凹溝12a…,17a…が往復凹溝3を成す状態とする。このように、様々な筋道に形成された凹溝12a…を有する板体2A,2B,2C,2Dをセットとして、そのうちから適宜選択された板体2…を、部屋の形状・大きさに応じて上記の往復凹溝3を形成するように、根太部材7,7の間に配設する。
そして、往復凹溝3に、耐熱性の樹脂材やゴム製のパイプ6を嵌込み、その上に温度の均一化と輻射熱の反射のためのアルミ等の金属箔20を敷いて、その上からプラスチック床材やフローリング材等の内装材1を、敷設する。各板体2は、根太部材7,7の間に配設されることにより、がたつき・ずれが防止され、かつ、パイプ6は、根太部材7の凹溝17aへの嵌込により、固定される。
従来の建築用面状構造体が、断熱材の上に木質や金属製のパネルを敷設し、このパネルに形成された凹溝にパイプを嵌込んでいるのに対し、本考案では、重量の大きな木質や金属製のパネルを敷設する労力を省略できるので作業性がよく、しかも構造がシンプルとなり、工期の短縮化、及び、施工費の削減を図ることができる。また、木質や金属製パネルの分の材料コストも削減できる。
そして、往路3aの一端(始端)30にてパイプ6の一端に、図示省略の冷温水供給装置を接続して、高温又は低温の熱媒体5(温水や冷水)を流し込み、復路3bの他端(末端)にてパイプ6の他端から流出させる。
例えば、冬期には、温水を供給して暖房する。このとき、パイプ6に供給された温水の温度は、一端(始端)から他端(末端)にかけて比例して低下するので、往路3aと復路3bとを交互に並べることにより、内装材1表面における暖房温度は、部屋内の全域に於て偏らずに、ほぼ均一となる。
夏期には、パイプ6には、冷水を供給する。この場合も、供給された冷水の温度は、往路3aの始端30から復路3bの末端31にかけて比例して温まるので、往路3aと復路3bとを交互に並べることにより、冷房温度は、部屋内の全域に於て偏らずに、ほぼ均一となる。
図9の壁構造に於ても、上述と同様の手順で施工し、パイプ6に温水又は冷水を供給して暖房・冷房を行う。
また、図10に於ても、同様の手順・方法で施工し、パイプ6には温水が供給されて、外装材10上の融雪が行われる。
例えば、冬期には、温水を供給して暖房する。このとき、パイプ6に供給された温水の温度は、一端(始端)から他端(末端)にかけて比例して低下するので、往路3aと復路3bとを交互に並べることにより、内装材1表面における暖房温度は、部屋内の全域に於て偏らずに、ほぼ均一となる。
夏期には、パイプ6には、冷水を供給する。この場合も、供給された冷水の温度は、往路3aの始端30から復路3bの末端31にかけて比例して温まるので、往路3aと復路3bとを交互に並べることにより、冷房温度は、部屋内の全域に於て偏らずに、ほぼ均一となる。
図9の壁構造に於ても、上述と同様の手順で施工し、パイプ6に温水又は冷水を供給して暖房・冷房を行う。
また、図10に於ても、同様の手順・方法で施工し、パイプ6には温水が供給されて、外装材10上の融雪が行われる。
以上のように、本考案に係る建築用面状構造体は、室内側から順に、内装材1と、発泡硬質プラスチック板体2と、を積層状に具備し、発泡硬質プラスチック板体2は、室内側の面12に、高温又は低温の熱媒体が通されるパイプ6が嵌込まれた凹溝12aを、有するので、従来のように断熱材の上に、パイプ6を嵌込保持するための重量の大きな木質や金属製のパネルを敷設する必要がない。よって、構造がシンプルとなると共に、作業性がよく、労力が少なくて済み、工期の短縮化、及び、施工費の削減を図ることができる。また、木質や金属製パネルを用いないので、材料コストも少なく済む。
また、発泡硬質プラスチック板体2は気密性・断熱性が高く、パイプ6内に高温又は低温の熱媒体を通したときのパイプ6の周囲の温度が、長時間保持されるので、床・壁・天井等に用いることで、室内を効率よく暖房・冷房できる。
また、発泡硬質プラスチック板体2は気密性・断熱性が高く、パイプ6内に高温又は低温の熱媒体を通したときのパイプ6の周囲の温度が、長時間保持されるので、床・壁・天井等に用いることで、室内を効率よく暖房・冷房できる。
また、本考案に係る建築用面状構造体は、室内側から順に、内装材1と、並設された根太部材7及び隣り合う根太部材7,7間に配設された発泡硬質プラスチック板体2と、を積層状に具備し、発泡硬質プラスチック板体2及び根太部材7は、同一平坦状となる室内側の各面12,17に、高温又は低温の熱媒体が通されるパイプ6が嵌込まれた凹溝12a,17aを、有するので、従来のように断熱材の上に、パイプ6を嵌込保持するための重量の大きな木質や金属製のパネルを敷設する必要がない。よって、構造がシンプルとなると共に、作業性がよく、労力が少なくて済み、工期の短縮化、及び、施工費の削減を図ることができる。また、木質や金属製パネルを用いないので、材料コストも少なく済む。
また、発泡硬質プラスチック板体2は気密性・断熱性が高く、パイプ6内に高温又は低温の熱媒体を通したときのパイプ6の周囲の温度が、長時間保持されるので、床・壁・天井等に用いることで、室内を効率よく暖房・冷房できる。
しかも、各板体2は、根太部材7,7の間に配設されることにより、がたつき・ずれが防止され、かつ、パイプ6は、根太部材7の凹溝17aへの嵌込により、位置が固定されるので、しっかりとした構造になる。
また、発泡硬質プラスチック板体2は気密性・断熱性が高く、パイプ6内に高温又は低温の熱媒体を通したときのパイプ6の周囲の温度が、長時間保持されるので、床・壁・天井等に用いることで、室内を効率よく暖房・冷房できる。
しかも、各板体2は、根太部材7,7の間に配設されることにより、がたつき・ずれが防止され、かつ、パイプ6は、根太部材7の凹溝17aへの嵌込により、位置が固定されるので、しっかりとした構造になる。
また、本考案に係る建築用面状構造体は、屋外側から順に、外装材10と、発泡硬質プラスチック板体2と、を積層状に具備し、発泡硬質プラスチック板体2は、屋外側の面12に、融雪用の高温の熱媒体が通されるパイプ6が嵌込まれた凹溝12aを、有するので、従来のように断熱材の上に、パイプ6を嵌込保持するための重量の大きな木質や金属製のパネルを敷設する必要がない。よって、構造がシンプルとなると共に、作業性がよく、労力が少なくて済み、工期の短縮化、及び、施工費の削減を図ることができる。また、木質や金属製パネルを用いないので、材料コストも少なく済む。
また、発泡硬質プラスチック板体2は気密性・断熱性が高く、パイプ6内に高温の熱媒体を通したときのパイプ6の周囲の熱の損失が、極めて少ないので、屋根の上の融雪を効率よく行うことができる。
また、発泡硬質プラスチック板体2は気密性・断熱性が高く、パイプ6内に高温の熱媒体を通したときのパイプ6の周囲の熱の損失が、極めて少ないので、屋根の上の融雪を効率よく行うことができる。
また、本考案に係る建築用面状構造体は、屋外側から順に、外装材10と、並設されたたる木8及び隣り合うたる木8,8間に配設された発泡硬質プラスチック板体2と、を積層状に具備し、発泡硬質プラスチック板体2及びたる木8は、同一平坦状となる屋外側の各面12,18に、融雪用の高温の熱媒体が通されるパイプ6が嵌込まれた凹溝12a,18aを、有するので、従来のように断熱材の上に、パイプ6を嵌込保持するための重量の大きな木質や金属製のパネルを敷設する必要がない。よって、構造がシンプルとなると共に、作業性がよく、労力が少なくて済み、工期の短縮化、及び、施工費の削減を図ることができる。また、木質や金属製パネルを用いないので、材料コストも少なく済む。
また、発泡硬質プラスチック板体2は気密性・断熱性が高く、パイプ6内に高温の熱媒体を通したときのパイプ6の周囲の熱の損失が、極めて少ないので、屋根の上の融雪を効率よく行うことができる。
しかも、各板体2は、たる木8,8の間に配設されることにより、がたつき・ずれが防止され、かつ、パイプ6は、たる木8の凹溝18aへの嵌込により、位置が固定されるので、しっかりとした構造になる。
また、発泡硬質プラスチック板体2は気密性・断熱性が高く、パイプ6内に高温の熱媒体を通したときのパイプ6の周囲の熱の損失が、極めて少ないので、屋根の上の融雪を効率よく行うことができる。
しかも、各板体2は、たる木8,8の間に配設されることにより、がたつき・ずれが防止され、かつ、パイプ6は、たる木8の凹溝18aへの嵌込により、位置が固定されるので、しっかりとした構造になる。
1 内装材
2 発泡硬質プラスチック板体
6 パイプ
7 根太部材
8 たる木
10 外装材
12 面
12a 凹溝
17 面
17a 凹溝
18 面
18a 凹溝
2 発泡硬質プラスチック板体
6 パイプ
7 根太部材
8 たる木
10 外装材
12 面
12a 凹溝
17 面
17a 凹溝
18 面
18a 凹溝
Claims (4)
- 室内側から順に、内装材(1)と、発泡硬質プラスチック板体(2)と、を積層状に具備し、該発泡硬質プラスチック板体(2)は、室内側の面(12)に、高温又は低温の熱媒体が通されるパイプ(6)が嵌込まれた凹溝(12a) を、有することを特徴とする建築用面状構造体。
- 室内側から順に、内装材(1)と、並設された根太部材(7)及び隣り合う該根太部材(7)(7)間に配設された発泡硬質プラスチック板体(2)と、を積層状に具備し、該発泡硬質プラスチック板体(2)及び該根太部材(7)は、同一平坦状となる室内側の各面(12)(17)に、高温又は低温の熱媒体が通されるパイプ(6)が嵌込まれた凹溝(12a)(17a)を、有することを特徴とする建築用面状構造体。
- 屋外側から順に、外装材(10)と、発泡硬質プラスチック板体(2)と、を積層状に具備し、該発泡硬質プラスチック板体(2)は、屋外側の面(12)に、融雪用の高温の熱媒体が通されるパイプ(6)が嵌込まれた凹溝(12a) を、有することを特徴とする建築用面状構造体。
- 屋外側から順に、外装材(10)と、並設されたたる木(8)及び隣り合う該たる木(8)(8)間に配設された発泡硬質プラスチック板体(2)と、を積層状に具備し、該発泡硬質プラスチック板体(2)及び該たる木(8)は、同一平坦状となる屋外側の各面(12)(18)に、融雪用の高温の熱媒体が通されるパイプ(6)が嵌込まれた凹溝(12a)(18a)を、有することを特徴とする建築用面状構造体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005005359U JP3114586U (ja) | 2005-07-08 | 2005-07-08 | 建築用面状構造体 |
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