JP2572805Y2 - プレキヤスト鉄筋コンクリート造の柱、梁接合部構造 - Google Patents
プレキヤスト鉄筋コンクリート造の柱、梁接合部構造Info
- Publication number
- JP2572805Y2 JP2572805Y2 JP1991012930U JP1293091U JP2572805Y2 JP 2572805 Y2 JP2572805 Y2 JP 2572805Y2 JP 1991012930 U JP1991012930 U JP 1991012930U JP 1293091 U JP1293091 U JP 1293091U JP 2572805 Y2 JP2572805 Y2 JP 2572805Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reinforced concrete
- precast reinforced
- reinforcing bar
- column
- concrete column
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- Expired - Lifetime
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- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
- Rod-Shaped Construction Members (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案はプレキヤスト鉄筋コンク
リート造の柱、梁接合部構造に係るものである。
リート造の柱、梁接合部構造に係るものである。
【０００２】
【従来の技術】図３は従来のこの種の柱、梁接合部構造
の一例を示し、プレキヤスト鉄筋コンクリート柱ａの柱
頭部に架設された相対するプレキヤスト鉄筋コンクリー
ト梁ｂの下端部ｃの先端折曲げ定着部ｄを、前記柱ａの
柱主筋ｅ内に定着する。図４は従来の柱、梁接合部構造
の他の例を示し、プレキヤスト鉄筋コンクリート柱ａの
柱頭部に架設された相対するプレキヤスト鉄筋コンクリ
ート梁ｂの下端筋の突出端部を、互いに溶接ｗ等によっ
て接合する。
の一例を示し、プレキヤスト鉄筋コンクリート柱ａの柱
頭部に架設された相対するプレキヤスト鉄筋コンクリー
ト梁ｂの下端部ｃの先端折曲げ定着部ｄを、前記柱ａの
柱主筋ｅ内に定着する。図４は従来の柱、梁接合部構造
の他の例を示し、プレキヤスト鉄筋コンクリート柱ａの
柱頭部に架設された相対するプレキヤスト鉄筋コンクリ
ート梁ｂの下端筋の突出端部を、互いに溶接ｗ等によっ
て接合する。
【０００３】図中ｆは直交梁の主筋である。
【０００４】
【考案が解決しようとする課題】図３に示した従来構造
においては、前記梁の下端筋の先端折曲げ定着部が、後
から架設される直交プレキヤスト鉄筋コンクリート梁の
下端筋と接触するため、正確な位置に配筋することがで
きない。また高強度鉄筋を使用する場合は、定着に要す
る長さが長くなり、柱主筋内では十分な定着長を確保す
ることができない。
においては、前記梁の下端筋の先端折曲げ定着部が、後
から架設される直交プレキヤスト鉄筋コンクリート梁の
下端筋と接触するため、正確な位置に配筋することがで
きない。また高強度鉄筋を使用する場合は、定着に要す
る長さが長くなり、柱主筋内では十分な定着長を確保す
ることができない。
【０００５】図４に示す従来構造では、梁に生じる応力
の大きい個所で下端鉄筋を接合することとなり、強度及
び靱性の低下を生じ、また溶接個所が多くなり、工費が
嵩む。本考案は前記従来技術の有する問題点を解決する
ために提案されたもので、柱、梁接合部内におけるプレ
キヤスト鉄筋コンクリート梁の梁主筋の定着性能を向上
するとともに、前記接合部内において直交するプレキヤ
スト鉄筋コンクリート梁の下端定着筋を簡単且つ正確に
配筋することができるプレキヤスト鉄筋コンクリート造
の柱、梁接合部構造を提供する点にある。
の大きい個所で下端鉄筋を接合することとなり、強度及
び靱性の低下を生じ、また溶接個所が多くなり、工費が
嵩む。本考案は前記従来技術の有する問題点を解決する
ために提案されたもので、柱、梁接合部内におけるプレ
キヤスト鉄筋コンクリート梁の梁主筋の定着性能を向上
するとともに、前記接合部内において直交するプレキヤ
スト鉄筋コンクリート梁の下端定着筋を簡単且つ正確に
配筋することができるプレキヤスト鉄筋コンクリート造
の柱、梁接合部構造を提供する点にある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本考案に係るプレキヤスト鉄筋コンクリート造の
柱、梁接合部構造は、プレキヤスト鉄筋コンクリート柱
の柱頭に、端部に垂直凹部が欠截されたプレキヤスト鉄
筋コンクリート梁を対設するとともに、同梁の端部より
突設された下端鉄筋の先端折曲げ定着部を相対する前記
梁の垂直凹部内に定着して構成されている。
め、本考案に係るプレキヤスト鉄筋コンクリート造の
柱、梁接合部構造は、プレキヤスト鉄筋コンクリート柱
の柱頭に、端部に垂直凹部が欠截されたプレキヤスト鉄
筋コンクリート梁を対設するとともに、同梁の端部より
突設された下端鉄筋の先端折曲げ定着部を相対する前記
梁の垂直凹部内に定着して構成されている。
【０００７】
【作用】本考案によれば柱頭部に架設された一双のプレ
キヤスト鉄筋コンクリート梁の対向面に欠截された垂直
凹部内に、同梁より突設された下端鉄筋の先端折曲げ定
着部が定着されることによって、下端鉄筋の定着長さが
十分に確保され、また直交梁の下端筋との干渉が回避さ
れ、前記梁の下端鉄筋の納まりが容易になり、鉄筋位置
が正確に確保される。
キヤスト鉄筋コンクリート梁の対向面に欠截された垂直
凹部内に、同梁より突設された下端鉄筋の先端折曲げ定
着部が定着されることによって、下端鉄筋の定着長さが
十分に確保され、また直交梁の下端筋との干渉が回避さ
れ、前記梁の下端鉄筋の納まりが容易になり、鉄筋位置
が正確に確保される。
【０００８】
【実施例】以下本考案を図１及び図２に示す実施例につ
いて説明すると、１はプレキヤスト鉄筋コンクリート梁
で、同梁１の端部には垂直凹部１ａが欠截されるととも
に、下端鉄筋２における先端折曲げ定着部２ａが突設さ
れている。而してプレキヤスト鉄筋コンクリート柱３の
柱頭部に相対する一双の前記梁１を架設するとともに、
同各梁１における下端鉄筋２の先端折曲げ定着部２ａを
対向する梁１の垂直凹部１ａ内に嵌入し、次いで前記梁
１と直交する梁を架設して前記同様の配筋作業を施し、
しかるのち型枠兼用プレキヤストコンクリート床板を前
記梁１上に架設し、柱、梁接合部に帯筋４を配筋し、前
記梁１の上端鉄筋５を配筋する。
いて説明すると、１はプレキヤスト鉄筋コンクリート梁
で、同梁１の端部には垂直凹部１ａが欠截されるととも
に、下端鉄筋２における先端折曲げ定着部２ａが突設さ
れている。而してプレキヤスト鉄筋コンクリート柱３の
柱頭部に相対する一双の前記梁１を架設するとともに、
同各梁１における下端鉄筋２の先端折曲げ定着部２ａを
対向する梁１の垂直凹部１ａ内に嵌入し、次いで前記梁
１と直交する梁を架設して前記同様の配筋作業を施し、
しかるのち型枠兼用プレキヤストコンクリート床板を前
記梁１上に架設し、柱、梁接合部に帯筋４を配筋し、前
記梁１の上端鉄筋５を配筋する。
【０００９】次いで柱、梁接合部及び前記梁１の上部並
に前記床板の上部にコンクリートを打設し、上階のプレ
キヤスト鉄筋コンクリート柱３′を下階の前記柱３に接
合する。図中６は前記上下階の柱３、３′の各柱主筋７
を接合するスリーブである。前記実施例によれば、プレ
キヤスト鉄筋コンクリート柱３の柱頭部にプレキヤスト
鉄筋コンクリート梁１を対設し、各梁１の端部より突設
された下端鉄筋２の先端折曲げ定着部２ａを、相対する
梁の端部に欠截された垂直凹部１ａ内に定着したので、
下端鉄筋２の定着長さが十分に確保され、且つ直交梁の
下端鉄筋との干渉が回避されるので、前記各梁１の下端
鉄筋２の納まりが容易になる。
に前記床板の上部にコンクリートを打設し、上階のプレ
キヤスト鉄筋コンクリート柱３′を下階の前記柱３に接
合する。図中６は前記上下階の柱３、３′の各柱主筋７
を接合するスリーブである。前記実施例によれば、プレ
キヤスト鉄筋コンクリート柱３の柱頭部にプレキヤスト
鉄筋コンクリート梁１を対設し、各梁１の端部より突設
された下端鉄筋２の先端折曲げ定着部２ａを、相対する
梁の端部に欠截された垂直凹部１ａ内に定着したので、
下端鉄筋２の定着長さが十分に確保され、且つ直交梁の
下端鉄筋との干渉が回避されるので、前記各梁１の下端
鉄筋２の納まりが容易になる。
【００１０】
【考案の効果】本考案によれば前記したように、プレキ
ヤスト鉄筋コンクリート柱上に対向して架設されたプレ
キヤスト鉄筋コンクリート梁の端部に欠截された垂直凹
部に、相対するプレキヤスト鉄筋コンクリート梁の下端
鉄筋の先端折曲げ定着部を定着することによって、下端
鉄筋の定着長を十分に確保することができ、従って通常
使用されている鉄筋は勿論、高強度鉄筋の付着性能を向
上しうるものである。また本考案によれば直交するプレ
キヤスト鉄筋コンクリート梁の下端鉄筋の納まりを容易
にし、正確な位置に配筋しうるものである。更にまた本
考案によれば施工性が改善され、経済性が向上されるも
のである。
ヤスト鉄筋コンクリート柱上に対向して架設されたプレ
キヤスト鉄筋コンクリート梁の端部に欠截された垂直凹
部に、相対するプレキヤスト鉄筋コンクリート梁の下端
鉄筋の先端折曲げ定着部を定着することによって、下端
鉄筋の定着長を十分に確保することができ、従って通常
使用されている鉄筋は勿論、高強度鉄筋の付着性能を向
上しうるものである。また本考案によれば直交するプレ
キヤスト鉄筋コンクリート梁の下端鉄筋の納まりを容易
にし、正確な位置に配筋しうるものである。更にまた本
考案によれば施工性が改善され、経済性が向上されるも
のである。
【図１】本考案に係るプレキヤスト鉄筋コンクリート造
の柱、梁接合部構造の一実施例を示す縦断面図である。
の柱、梁接合部構造の一実施例を示す縦断面図である。
【図２】プレキヤスト鉄筋コンクリート梁の接合端部を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図３】従来構造の１例を示す縦断面図である。
【図４】従来構造の他の例を示す縦断面図である。
１ プレキヤスト鉄筋コンクリート梁 １ａ 垂直凹部 ２ 下端鉄筋 ２ａ 先端折曲げ定着部 ３ プレキヤスト鉄筋コンクリート柱
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 松戸 正士 東京都渋谷区千駄ヶ谷四丁目６番15号 株式会社フジタ内 (56)参考文献 特開 平３−5538（ＪＰ，Ａ)
Claims (1)
- 【請求項１】 プレキヤスト鉄筋コンクリート柱の柱頭
に、端部に垂直凹部が欠截されたプレキヤスト鉄筋コン
クリート梁を対設するとともに、同梁の端部より突設さ
れた下端鉄筋の先端折曲げ定着部を相対する前記梁の垂
直凹部内に定着してなることを特徴とするプレキヤスト
鉄筋コンクリート造の柱、梁接合部構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991012930U JP2572805Y2 (ja) | 1991-03-08 | 1991-03-08 | プレキヤスト鉄筋コンクリート造の柱、梁接合部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991012930U JP2572805Y2 (ja) | 1991-03-08 | 1991-03-08 | プレキヤスト鉄筋コンクリート造の柱、梁接合部構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04108702U JPH04108702U (ja) | 1992-09-21 |
| JP2572805Y2 true JP2572805Y2 (ja) | 1998-05-25 |
Family
ID=31901221
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991012930U Expired - Lifetime JP2572805Y2 (ja) | 1991-03-08 | 1991-03-08 | プレキヤスト鉄筋コンクリート造の柱、梁接合部構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2572805Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH035538A (ja) * | 1989-06-01 | 1991-01-11 | Seiichi Kosaka | プレハブラーメン工法における柱梁接合工法 |
-
1991
- 1991-03-08 JP JP1991012930U patent/JP2572805Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04108702U (ja) | 1992-09-21 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |