JP2572764Y2 - モータ - Google Patents

モータ

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JP2572764Y2
JP2572764Y2 JP1991002208U JP220891U JP2572764Y2 JP 2572764 Y2 JP2572764 Y2 JP 2572764Y2 JP 1991002208 U JP1991002208 U JP 1991002208U JP 220891 U JP220891 U JP 220891U JP 2572764 Y2 JP2572764 Y2 JP 2572764Y2
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JP
Japan
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ultraviolet
adhesive
motor
metal powder
rotor
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Application number
JP1991002208U
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English (en)
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JPH0498866U (ja
Inventor
伸一 林崎
Original Assignee
セイコーインスツルメンツ株式会社
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Publication date
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  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、モータのロータバラン
ス調整に関し、特に自動化を目的とする。
【0002】
【従来の技術】従来、モータのロータバランス用ウエイ
トとして、常温または熱硬化型の接着剤のみまたは常温
または熱硬化型の接着剤に金属粉を混合したロータバラ
ンス用ウエイトを使用してモータの動バランスを調整し
ていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来のバランス用ウエ
イトは比重が小さいため塗布量が多くなる。このため近
年小型化するモータのロータのバランス調整をするため
のスペースがない。また硬化する場合常温硬化では時間
がかかり、時間を短縮する場合には加熱が必要であり、
それでも数分〜数時間かかり生産ラインにバランス工程
を入れることが困難であった。さらに保存中に金属だけ
が下部に沈降するのを防ぐためにウエイトの粘度を高く
せざるを得ず、そのために粘度が高すぎて定量塗布装置
を使用できなくなる欠点もあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】従来の課題を解決するた
めに、本考案は接着剤に嫌気性硬化特性を付与した紫外
線硬化型接着剤を使用し、生産ライン上で紫外線を照射
することによりバランス用ウエイトを極短時間で硬化さ
せ、さらに比重を大きくするために混合する金属粉が接
着剤中で安定に分散し長時間放置しても金属だけが下部
に沈降しないように微粒子とし、定量塗布装置を使用で
きる程度に接着剤の粘度を高くしたバランス用ウエイト
とし、嫌気性硬化特性を付与した紫外線硬化型接着剤に
金属粉を混合したロータバランス用ウエイトを金属粉を
混合しない紫外線硬化型接着剤のみで表面を覆うことに
より動バランスを調整することを特徴とする。
【0005】
【作用】接着剤に嫌気性硬化特性を付与した紫外線硬化
型接着剤を使用し、紫外線を照射することによりバラン
ス用ウエイトを極短時間で硬化させる事ができるため生
産ライン上にバランス工程を入れることができる。さら
に金属の微粒子を接着剤に混合することによりバランス
用ウエイトの比重を大きくでき、小量でバランス調整が
可能となり、微粒子とすることにより定量塗布装置が容
易に使用できる粘度に調整しても保存中に金属の沈降等
が起きない。
【0006】
【実施例】以下に、本考案の実施例を図面に基づいて説
明する。接着剤を使用したバランス用ウエイトにより小
型モータのバランス調整工程を生産ライン中に入れるた
めには接着剤の硬化時間を生産ラインのサイクルタイム
に合わせなければならない。このためには紫外線硬化型
接着剤を使用すれば実現可能となるが紫外線硬化型接着
剤だけでは比重が低くバランス調整が困難である。従っ
て比重の大きなタングステン、鉛等の金属粉を混合して
定量塗布装置で必要量、必要位置に塗布し、紫外線を照
射して生産ライン上で硬化させればよい。しかしながら
紫外線硬化型接着剤に金属粉を混合すると紫外線硬化型
接着剤が不透明となり、紫外線が表面だけにしか作用せ
ず内部は硬化しないという新たな問題が生じる。
【0007】図1は、本考案のモータロータへの実施例
であり、図2は、実施例の断面図である。この問題を解
決するために図2に示すように紫外線硬化型接着剤に嫌
気性硬化特性を付与したバランスウエイトをモータのロ
ータ1に定量塗布装置等により塗布し、紫外線を照射す
れば表面に硬化膜2bが生成される。これにより未硬化
のバランスウエイト2cは空気が遮断されるため嫌気性
硬化特性により硬化する。
【0008】しかし、この方法でも表面の極一部だけが
硬化するだけで硬化膜2bは非常に薄いためモータのロ
ータを回転させて測定する調整工程中に遠心力により表
面膜2bが破壊される。従って金属粉を混合したロータ
バランス用ウエイト2cで概略調整し、表面のみ紫外線
で硬化させて硬化膜2bを生成させ、さらに金属粉を混
合しない紫外線硬化型接着剤2aのみで表面を覆うよう
に塗布しながら微調整を行い、紫外線により硬化させ
る。
【0009】このようにして調整すれば、金属粉を混合
した紫外線硬化型接着剤内部は嫌気性により時間はかか
るが硬化し、表面は強固な紫外線硬化型接着剤2aで保
護されるためにすぐに使用可能となる。従って上記方法
によれば、定量塗布装置を使用し、モータのロータバラ
ンスを精度良く調整したり、自動化が可能となる。
【0010】
【考案の効果】以上、本考案は嫌気性硬化特性を付与し
た紫外線硬化型接着剤に金属の微粒子を混合したロータ
バランス用ウエイトを使用して、紫外線等により極短時
間で硬化でき、定量塗布装置等の使用を可能とし、精度
及び能率良くモータのバランスが取れ生産ライン中にバ
ランス工程を入れ自動化が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるモータロータへの実施例である。
【図2】実施例の断面図である。
【符号の説明】
1 モータのロータ 2a 金属粉を混合しない紫外線硬化型接着剤 2b バランス用ウエイトの表面硬化膜 2c 未硬化のバランス用ウエイト

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロータ上に、内部に金属を有し、嫌気
    性硬化特性を付与され、かつ、表面が紫外線で硬化され
    た第1の紫外線硬化接着剤と、前記第1の紫外線硬化
    型接着剤の上を覆って塗布された紫外線が内部まで作用
    し硬化した金属粉を有しない第2の紫外線硬化型接着剤
    とからなるバランス用ウェイトが塗布されていることを
    特徴とするモータ。
  2. 【請求項2】 前記バランス用ウェイトはロータの巻線
    部分に塗布されていることを特徴とする請求項1記載の
    モータ。
  3. 【請求項3】 ロータ上に、内部に金属を有し、か
    つ、表面が紫外線で硬化された第1の紫外線硬化接着
    剤と、前記第1の紫外線硬化型接着剤の上を覆って塗布
    された紫外線が内部まで作用し硬化した金属粉を有しな
    第2の紫外線硬化型接着剤とからなるバランス用ウェ
    イトが塗布されていることを特徴とするモータ。
JP1991002208U 1991-01-28 1991-01-28 モータ Expired - Lifetime JP2572764Y2 (ja)

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JP1991002208U JP2572764Y2 (ja) 1991-01-28 1991-01-28 モータ

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JPH0498866U JPH0498866U (ja) 1992-08-26
JP2572764Y2 true JP2572764Y2 (ja) 1998-05-25

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6016186B2 (ja) * 1977-10-28 1985-04-24 三菱電機株式会社 回転体のバランス取り方法
JPH02201236A (ja) * 1989-01-31 1990-08-09 Teac Corp 回転体のバランス調整方法
JPH0741594Y2 (ja) * 1993-07-26 1995-09-27 日揮工事株式会社 管差込み溶接用抜代治具

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JPH0498866U (ja) 1992-08-26

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