JP2572632B2 - ピングリッドアレイ用搬送治具 - Google Patents

ピングリッドアレイ用搬送治具

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JP2572632B2
JP2572632B2 JP13090388A JP13090388A JP2572632B2 JP 2572632 B2 JP2572632 B2 JP 2572632B2 JP 13090388 A JP13090388 A JP 13090388A JP 13090388 A JP13090388 A JP 13090388A JP 2572632 B2 JP2572632 B2 JP 2572632B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は,ピングリッドアレイを洗浄等のために搬送
する際に用いる,ピングリッドアレイ用搬送治具に関す
る。
〔従来技術〕
集積回路のパッケージの1つであるピングリッドアレ
イは,基板とその片面に設けた多数のピンよりなる。と
ころで,該ピングリッドアレイは各工程間を,或いは洗
浄時には洗浄装置内を搬送する必要がある。
しかして,従来その搬送治具としては,第6図に示す
ごとく,区画壁82により区切ったトレイ83を多数形成し
たカセット8が用いられている。該カセット8のトレイ
83内には,多数のピン12を有するピングリッドアレイ1
を各1個当て入れ,搬送する。
また,他の搬送治具としては,第7図に示すごとく,
長方形の枠体91の下方にバネ状のカギ棒93を設けた,吊
り具9が知られている。該カギ棒93は下方が内側に「く
の字」状931に曲げられ,ピングリッドアレイ1を挟持
するよう構成してある。
〔解決しようとする課題〕
しかしながら,前者のカセット8は,単にピングリッ
ドアレイを搬送する場合には都合良いが,多数のピン12
を有する裏面を洗浄する場合には,洗浄液が流れ難く,
また洗浄時に超音波を照射することもできない。
また,後者のカギ棒93を有する吊り具9は,洗浄にも
都合は良いものの,カギ棒93が変形し易く,また該カギ
棒93にピングリッドアレイ1を装着又は取り外す操作が
繁雑である。
本発明は,かかる従来の問題点に鑑み,ピングリッド
アレイの洗浄にも都合が良く,構造簡単で,耐久性に優
れた,ピングリッドアレイ用の搬送治具を提供しようと
するものである。
〔課題の解決手段〕
本発明は,2組の枠体を開閉可能に連結してなると共
に,各枠体にはピングリッドアレイを挟持するための細
いワイヤーを多数張架し,かつ少なくとも一方の枠体は
ワイヤーから下面までの高さがピングリッドアレイのピ
ンの高さよりも大きいことを特徴とするピングリッドア
レイ用搬送治具にある。
本発明において,2組の枠体は蝶番等の連結具により開
閉可能に結合する。各枠体に張架するワイヤーは,通常
縦方向と横方向に複数本設ける。これによって,格子状
の網目を形成する。また,ワイヤーは縦方向にのみ設け
ることもできる。上記いずれの場合も,張架したワイヤ
ー上にピングリッドアレイのピン側を載せたとき,ワイ
ヤーよりも下方に該ピンが出るよう,ワイヤーの間隔を
設定する必要がある。つまり,ワイヤーがピンの邪魔に
ならないよう間隔をもって配置する。
また,ワイヤーは少なくとも一方向に1本,他方向に
は多数設けることが好ましい(第3図参照)。このよう
にすることによって,ワイヤーに載置したピングリッド
アレイの多数のピンが,ワイヤーの縦方向と横方向にお
いてその移動を規制され,ワイヤーに沿って大きく動く
ことがない。
更に,一方向のワイヤーはその間隔をピングリッドア
レイの全幅よりも小さく張架し,これと交叉する他方向
のワイヤーは上記一方向のワイヤーの間隔よりも小さく
することが好ましい(第4図参照)。これにより,搬送
治具のワイヤー上に自由状態(ランダム)にピングリッ
ドアレイを載置したときにも,そのピングリッドアレイ
のいずれかのピンが両方向のワイヤーの間に位置し,そ
の移動を規制することができる。
上記したワイヤーの配置は,2組の枠体それぞれについ
て同様である。但し,両者のワイヤーの配置は同じとす
る必要はない。また,ワイヤーの太さは直径0.1〜1.0mm
が好ましい。0.1mm以下では弱く,また1.0mmでは太すぎ
てピン側の洗浄に支障を生ずるおそれがある。また,ワ
イヤーは金属,プラスチックス等を用い,弾力性あるも
のが好ましい。また,少なくとも一方の枠体はその張架
したワイヤーから下面までの高さをピングリッドアレイ
のピンの高さよりも大きくする。これは,ピングリッド
アレイを載置したとき,枠体よりも下方にピンが突出
し,損傷することを防止するためである。
また,一方の枠体のワイヤーと他方の枠体のワイヤー
との間隙は,ピングリッドアレイの基板の厚みより大き
く,該基板厚みとピン長さの合計長さよりも小さくする
ことが好ましい。これにより,ピングリッドアレイを挟
持した搬送治具が,洗浄槽内等で,上下逆方向となって
も(第5図参照),ピングリッドアレイが枠体内で大き
く動かないようにすることができる。
しかして,該搬送治具の使用に当たっては,両枠体の
間にピングリッドアレイを配置し,一方の枠体のワイヤ
ー側にはピングリッドアレイのピンを突出させ,ピング
リッドアレイの基板には他方の枠体のワイヤーを当接さ
せて,両枠体間にピングリッドアレイを挟持し(第1図
参照),洗浄等の搬送に用いる。
〔作用及び効果〕
本発明のピングリッドアレイ用搬送治具においては,
多数のワイヤーを張架した2組の枠体の間にピングリッ
ドアレイを置き,該枠体を閉じてピングリッドアレイを
両側より挟持する。このとき,ピングリッドアレイのピ
ンは一方の枠体のワイヤーから突出する。しかし,ワイ
ヤーから枠体下端までの高さはピンの高さよりも大きく
してあるので,ピンが損傷することはない。
しかして,本発明によれば,ピングリッドアレイは枠
体のワイヤーによって両側より挟持するのみで,その移
動を規制した状態で保持できる。また,ピングリッドア
レイは細いワイヤーに挟持されるのみであるから,洗浄
時の洗浄液もピングリッドアレイの全表面に接触し,洗
浄残りを生ずることがない。また,本搬送治具は構造簡
単で,操作容易であり,また耐久性にも優れている。
また,第2請求項記載の搬送治具によれば,上記効果
の他,ピングリッドアレイを搬送治具上に自由方向(ラ
ンダム)に載置することができ,その操作性に優れてい
る。
〔実施例〕
第1実施例 本例のピングリッドアレイ用搬送治具につき,第1図
ないし第3図を用いて説明する。
本例の搬送治具2は,枠体としての上枠21,下枠22,両
者を開閉可能に連結した蝶番25及びワイヤー31〜34とよ
りなる。
即ち,上枠21は長方形を呈し,その長手方向には1本
の縦ワイヤー32を張架し,これと直交する方向に多数の
横ワイヤー31を張架する。下枠22も上枠21と同様に,長
手方向に1本の縦ワイヤー34を,その直交方向に多数の
横ワイヤー33を張架する。
しかして,下枠22においてワイヤー33,34から下面ま
での高さLは,ピングリッドアレイ1のピン12の高さP
よりも大きくしてある(第1図)。上枠21も同様であ
る。また,両枠はステンレス板をパンチング加工した板
材を曲げ加工して成形した。また,上記ワイヤー31〜34
は,太さ0.3mmのステンレスワイヤーに,厚さ0.2mmのテ
フロンコーティングを施したものを用いた。
次に,この搬送治具2を用いてピングリッドアレイ1
を挟持するに当たっては,両枠21,22を開いた状態(第
2図)とし,第3図に示すごとく,下枠22のワイヤー3
3,34上にピングリッドアレイ1を,そのピン12を下方に
して載置する。このとき,ピン12はワイヤー33,34より
下方に突出する(第1図)。
次いで,第1図に示すごとく上枠21を下枠22上に閉じ
る。これにより,ピングリッドアレイ1はワイヤー31,3
2とワイヤー33,34により,弾力的に挟持される。また,
ピングリッドアレイ1は,その多数のピンが縦ワイヤー
34と複数の横ワイヤー33の間に位置し,その移動を規制
されている。ピングリッドアレイ1の挟持数は,第3図
に示すごとく搬送治具2のスペースが許す限り任意であ
る。
しかして,上記のごとくピングリッドアレイ1を挟持
した状態で搬送治具2を洗浄工程等における搬送に用い
る。
上記のごとく,本例の搬送治具によれば,ピングリッ
ドアレイは枠体のワイヤー31〜34によって両側より挟持
するのみで,搬送に供することができる。また,ピング
リッドアレイは細いワイヤーによって挟持されているの
みであるから,洗浄時の洗浄液とも充分に接触できる。
また,本搬送治具は,構造簡単で,操作も容易である。
更に,本搬送治具は,下枠22,上枠21共にワイヤーか
ら下面(上枠の場合は上面)までの高さLが,ピングリ
ッドアレイ1のピン12の高さPよりも大きくしてある。
それ故,上枠21,下枠22いずれの側に対しても,ピング
リッドアレイ1のピン12を突出させることができる。
第2実施例 本例の搬送治具20は,第4図に示すごとく,縦ワイヤ
ー36を3本設け,かつワイヤー36の間隔はピングリッド
アレイ1の幅よりも小さくしてある。さらに本例におい
ては,上枠のワイヤーと下枠のワイヤーとの上下間隔
は,ピングリッドアレイの基板厚みとピン長さとの合計
長さより少し小さくしてある。その他は,第1実施例と
同様である。
本例においては,縦ワイヤー36の間隔Nが,ピングリ
ッドアレイ1の幅Aよりも小さくしてあるので,ピング
リッドアレイ1は少なくとも1ケ所において,縦ワイヤ
ー36上に位置し,横ワイヤー35と共にその移動が規制さ
れる。それ故,搬送治具20にピングリッドアレイ1を載
置するに当たっては,第4図に示すごとく,ピングリッ
ドアレイ1をランダムに配列することもできる。また,
上下のワイヤーの間隔をピングリッドアレイの基板厚み
とピン長さの合計長さより小さくしてあるので,搬送中
に搬送治具20が上下逆になったり,横向いたりしても
(第5図参照),ピングリッドアレイが両枠内で大きく
動いて片寄ることがない。その他,第1実施例と同様の
効果が得られる。
第3実施例 本例は,第5図に示すごとく,前記第1実施例の搬送
治具2を用いて,ピングリッドアレイ1の洗浄を行う態
様を示したものである。
本例の洗浄装置7は,洗浄液77を入れた洗浄タンク70
と,乾燥器74と,これらの間をエンドレスに回動するコ
ンベア71とよりなる。コンベア71は大小のローラ,72,73
により誘導される。しかして,該コンベア71には,ピン
グリッドアレイ1を挟持した搬送治具2(第1図)を,
装着する。この装置は,ロボットにより洗浄装置7の入
口側75において行う。また,その出口側76においては,
ロボットにより搬送治具2をコンベア71より取り出す。
搬送治具2は,コンベア71によりまず洗浄液77内に浸
漬され,次いで乾燥器74に搬送されて乾燥される。
本例によれば,前記第1実施例と同様の効果が得られ
る他,搬送治具2をコンベア71に装着して,ピングリッ
ドアレイを洗浄に供することができる。また,コンベア
への装着も自動化できる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は第1実施例の搬送治具を示し,第
1図はその正面図,第2図はその斜視図,第3図はその
平面図,第4図は第2実施例の搬送治具の平面図,第5
図は第3実施例における洗浄装置の概念図,第6図及び
第7図は従来の搬送治具の斜視図である。 1……ピングリッドアレイ,12……ピン,2,20,……搬送
治具,21……上枠,22……下枠,31〜36……ワイヤー,7…
…洗浄装置

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2組の枠体を開閉可能に連結してなると共
    に,各枠体にはピングリッドアレイを挟持するための細
    いワイヤーを多数張架し,かつ少なくとも一方の枠体は
    ワイヤーから下面までの高さがピングリッドアレイのピ
    ンの高さよりも大きいことを特徴とするピングリッドア
    レイ用搬送治具。
  2. 【請求項2】第1請求項に記載の搬送治具において,一
    方向のワイヤーはその間隔をピングリッドアレイの幅よ
    りも小さく張架し,これと交叉する他方向のワイヤーは
    上記間隔よりも小さく張架してなることを特徴とするピ
    ングリッドアレイ用搬送治具。
JP13090388A 1988-05-28 1988-05-28 ピングリッドアレイ用搬送治具 Expired - Lifetime JP2572632B2 (ja)

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