JP2572331Y2 - ロータリ耕耘作業機におけるギアケースのバツクラツシユ調整装置 - Google Patents

ロータリ耕耘作業機におけるギアケースのバツクラツシユ調整装置

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JP2572331Y2
JP2572331Y2 JP1990016094U JP1609490U JP2572331Y2 JP 2572331 Y2 JP2572331 Y2 JP 2572331Y2 JP 1990016094 U JP1990016094 U JP 1990016094U JP 1609490 U JP1609490 U JP 1609490U JP 2572331 Y2 JP2572331 Y2 JP 2572331Y2
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gear case
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、走行機体に取り付けられるロータリ耕耘作
業機におけるギアケースのバツクラツシユ調整装置に関
するものである。
[従来技術及び考案が解決しようとする課題] 一般に、この種ロータリ耕耘作業機においては、動力
取出し軸(PTO軸)に連動連結される前後方向を向いた
入力軸からベベルギア機構を介して左右方向を向いたド
ライブ軸に動力伝動し、そしてドライブ軸の端部からチ
エン伝動機構を介してロータリ軸に動力伝動するように
した所謂サイドドライブ式のものがある。この様なもの
において、前記ベベルギア機構はバツクラツシユ調整を
しなければならい。
しかるに従来のものは、第5図に示す如くギアケース
は、ケース本体20に、入力軸4の先端を軸受21を介して
回動自在に軸承するる蓋ケース22と、ドライブ軸14を軸
受21aを介して回動自在に軸支するアームブラケツト23a
とをボルト24,24aを用いて固定組付けしており、そして
アームブラケツト23にベベルギア11が固着された構成に
なつていた。このためベベルギア機構のバツクラツシユ
調整をするには、蓋ケース22とケース本体20との接当
部、およびアームブラケツト23aとケース本体20との接
当部にそれぞれ調整シム25を介装して行う必要が有つて
面倒であり、特にアームブラケツト23をケース本体20か
ら外して行うシム調整は、ケース本体20から外されたア
ーム23およびドライブ軸14を保持しながら行わなければ
ならないこともあつて難しい作業が強いられている。
[課題を解決する手段] 本考案は、上記の如き実情に鑑み、これらの欠点を一
掃することができるロータリ耕耘作業機におけるギアケ
ースのバツクラツシユ調整装置を提供することを目的と
して創案されたものであつて、動力取出し軸に連動連結
されて動力が入力する入力軸と、該入力軸を回動自在に
軸支するギアケースと、入力軸に一体的に設けられるピ
ニオンギアと、ピニオンギアに噛合し、かつギアケース
の軸受ガイドにボス部が軸受を介して回動自在に軸支さ
れるベベルギアと、ベベルギアボス部に摺動自在にスプ
ライン嵌合して耕耘軸側に動力伝動するドライブ軸と、
該ドライブ軸を覆蓋し、かつ基端部が前記軸受ガイドよ
り外径位置のギアケース部位に着脱自在に取付けられる
筒状アームとを備えると共に、前記軸受ガイドは、ベベ
ルギア用軸受をドライブ軸の軸心方向移動自在に内嵌す
る内筒状で、かつ、上記筒状アームおよびドライブ軸を
外した状態で露出する軸受ガイドの開口端から軸受の筒
状アーム取付け側への抜止めをするC−ピンと、該C−
ピンと軸受との間にバツクラツシユ調整をするため介装
される調整シムとを組込めるよう前記開口端まで同一径
に設定されていることを特徴とするものである。
そして本考案は、この構成によつて、ベベルギア機構
のバツクラツシユ調整を簡単に行うことができるように
したものである。
[実施例] 次に、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
図面において、1は農用トラクタであつて、該トラクタ
1の後部にサイドドライブ式のロータリ耕耘作業機2が
装備されている。この作業機2を構成している左右方向
に延びるアーム(フレーム)3の中央部に、動力取出し
軸に連動連結される入力軸4が軸承されるギアケースア
ツシー5が取付けられる。
つまりギアケースアツシー5のケーシングは、ケース
本体6と蓋ケース7とによつて構成されるものであるが
ケース本体6は、入力軸4の先端を軸受8を介して回動
自在に軸承する構成になつており、また蓋ケース7は、
ボルト9によつてケース本体6に一体固定されるもので
あるが、軸受8aによつて入力軸4の基端部を回動自在に
軸承する構成になつている。
前記入力軸4の先端部にはピニオンギア10が一体的に
固着されるが、該ピニオンギア10に噛合するベベルギア
11のボス部11aが、入力軸4の軸心とは直行した左右方
向を向いた軸心を有するよう軸受8bを介してケース本体
6に回動自在に軸承されている。つまりケース本体6に
は、軸受8bを軸心方向摺動自在に内嵌する軸受ガイド6a
が、図示されるようにその開口端まで同一径の状態で形
成されている。そして、ベベルギア11とピニオンギア10
とで構成されるベベルギア機構のバツクラツシユ調整
は、ベベルギア11と一体の軸受8bを、開口端側からの操
作で軸受ガイド6aに案内させて左右方向に移動調整する
ことで行い、そうして軸受8bの軸受ガイド6aからの抜止
めをする係脱自在なC−ピン12と軸受8bとの間に、同じ
く開口端からの操作で適当の調整シム13を介装すること
によつて前記バツクラツシユ調整された最適状態に維持
できる構成になつており、この様にしてギアケースアツ
シー5が組込まれる。そしてこのバツクラツシユ調整さ
れたギアケースアツシー5に対して、ドライブ軸14をベ
ベルギア11の軸心にスプライン嵌合した状態で、ボルト
14を用いて軸受ガイド6aよりも外径側位置でアームブラ
ケツト3aに一体固定することで組込まれるようになつて
いる。
因みにこのものでは、C−ピン12にワツシヤ12aが隣
接して設けられ、そしてこのワツシヤ12aと軸受2bとの
間に調整シム13が介装されるようになつている。さらに
ベベルギア11のバツクラツシユ調整が、入力軸4側から
ではなく、ドライブ軸14の挿通側から行えるよう、ベベ
ルギアの盗み径Aに対して軸受ガイド6aのボス部径Bが
小さくなる(A>B)ように設定し、入力軸を外さない
でも行えるよう設定されている。
さらに実施例においては、ドライブ軸14から耕耘軸に
動力伝動するチエンケース16について、次のような配慮
が成されている。つまりチエンケース16には、該ケース
に軸承されるドライブ軸14の端部に設けたスプロケツト
14a、と耕耘軸の端部に設けたスプロケツト(図示せ
ず)とに伝動チエン15が懸回されたチエン伝動機構が内
装されるが、チエンケース16の上端部には注油孔16aが
開設されている。そして必要においてこの注油孔16aか
ら潤滑油の供給ができるが、チエンケース16内には、チ
エン駆動に基づき飛散する潤滑油が注油孔16aから外部
に吹き出さないようにするための遮蔽板17が設けられて
いる。つまり遮蔽板17は、注油孔16aと伝動チエン15と
の間に位置するよう配されており、そして注油孔16aか
ら供給された潤滑油はこの遮蔽板17に注がれることにな
るが、遮蔽板17には、注油孔16aと対向する位置からず
れた位置に切欠き17a、孔17b等の適宜潤滑油滴下手段が
形成されていて、伝動チエン15に潤滑油供給が成される
構成になつている。
このような潤滑油滴下手段としては、孔や切欠きに限
らず、遮蔽板17自体を傾斜させて、傾斜下端縁から注が
れる潤滑油を伝動チエン14の一側周縁部に供給するよう
にしてもよい。
叙述のごとく構成された本考案の実施例において、前
述したようにギアケースアツシー5に組込まれるベベル
ギア機構のバツクラツシユ調整は、該ギアケースアツシ
ー5をアーム3に取付ける以前で、かつドライブ軸14が
ベベルギア11から外されていて軸受ガイド6aが露出する
段階で、軸受ガイド6aの開口端側からの操作で、ベベル
ギア11を軸受8bと共に左右軸心方向に移動調整し、軸受
8bとC−ピン12との間に調整シム13を介装することによ
つて行うことができ、これによつてバツクラツシユ調整
がされたギアケースアツシー5が組込まれることにな
る。そしてその後、ドライブ軸14、アーム3をこのギア
ケースアツシー5に組付けることになる。
従つてバツクラツシユ調整は、ギアケースアツシー5
の段階で簡単かつ確実に行うことができることになつ
て、従来のようにアーム3およびドライブ軸14をギアケ
ースから取外し、そしてこれらを支持しながら行うよう
な必要が無く、もつて作業性が向上する。
[作用効果] 以上要するに、本考案は叙述の如く構成されたもので
あるから、ギアケースに組込まれるベベルギア機構のバ
ツクラツシユ調整は、ギアケースアツシーから筒状アー
ムが取外され、かつドライブ軸がベベルギアから抜き取
られた状態にし、これによつて露出する軸受ガイドは、
その開口端まで同一径になつていて、その開口端から軸
受を摺動調整してベベルギアをバツクラツシユ調整位置
にセツトし、この調整された状態でC−ピンと調整シム
とを組み込むことで行うことになるが、調整シムによる
調整が適当であるかの確認も軸受ガイドの開口端を通し
て簡単にでき、このようにバツクラツシユ調整がされた
ものがギアケースアツシーとなつて提供され、これが組
込まれることになる。
従つてバツクラツシユ調整は、作業機に組込む以前の
ギアケースアツシーの段階で露出する軸受ガイドの開口
端側から簡単に行うことができ、従来のようにアームお
よびドライブ軸をギアケースから取外し、そしてこれら
を支持しながら行うような必要が無く、作業性の向上に
寄与できる。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案に係るロータリ耕耘作業機におけるギア
ケースのバツクラツシユ調整装置の実施例を示したもの
であつて、第1図は農用トラクタの全体側面図、第2図
はロータリ耕耘作業機の一部を切欠いた平面図、第3図
はキアケースアツシーの断面図、第4図はギアケースア
ツシー組込み部の断面図、第5図は従来例を示すギアケ
ースアツシー組込み部の断面図、第6図X,Yはチエンケ
ース部要部の断面正面図、一部切欠き側面図、第7図X,
Y,Zは遮蔽板の三つの例を示すチエンケース上部の断面
図である。 図中、3はアーム、4は入力軸、5はギアケースアツシ
ー、6はケース本体、6aは軸受ガイド、8bは軸受、10は
ピニオンギア、11はベベルギア、12はC−ピン、13は調
整シム、14はドライブ軸である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−77951(JP,A) 特開 昭63−180767(JP,A) 実開 昭58−45463(JP,U) 実開 昭58−138852(JP,U) 実開 昭59−1960(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】動力取出し軸に連動連結されて動力が入力
    する入力軸と、該入力軸を回動自在に軸支するギアケー
    スと、入力軸に一体的に設けられるピニオンギアと、ピ
    ニオンギアに噛合し、かつギアケースの軸受ガイドにボ
    ス部が軸受を介して回動自在に軸支されるベベルギア
    と、ベベルギアボス部に摺動自在にスプライン嵌合して
    耕耘軸側に動力伝動するドライブ軸と、該ドライブ軸を
    覆蓋し、かつ基端部が前記軸受ガイドより外径位置のギ
    アケース部位に着脱自在に取付けられる筒状アームとを
    備えると共に、前記軸受ガイドは、ベベルギア用軸受を
    ドライブ軸の軸心方向移動自在に内嵌する内筒状で、か
    つ、上記筒状アームおよびドライブ軸を外した状態で露
    出する軸受ガイドの開口端から軸受の筒状アーム取付け
    側への抜止めをするC−ピンと、該C−ピンと軸受との
    間にバツクラツシユ調整をするため介装される調整シム
    とを組込めるよう前記開口端まで同一径に設定されてい
    ることを特徴とするロータリ耕耘作業機におけるギアケ
    ースのバツクラツシユ調整装置。
JP1990016094U 1990-02-20 1990-02-20 ロータリ耕耘作業機におけるギアケースのバツクラツシユ調整装置 Expired - Lifetime JP2572331Y2 (ja)

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JPS55171719U (ja) * 1979-05-29 1980-12-09
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JPS6059812U (ja) * 1983-09-30 1985-04-25 光洋精工株式会社 C形止め輪
JP2560305B2 (ja) * 1987-01-23 1996-12-04 トヨタ自動車株式会社 バツクラツシシム選択方法

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