JP2807885B2 - 移動農機における動力伝動軸のギアケース構造 - Google Patents

移動農機における動力伝動軸のギアケース構造

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JP2807885B2 JP63108075A JP10807588A JP2807885B2 JP 2807885 B2 JP2807885 B2 JP 2807885B2 JP 63108075 A JP63108075 A JP 63108075A JP 10807588 A JP10807588 A JP 10807588A JP 2807885 B2 JP2807885 B2 JP 2807885B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、農用トラクタ等の走行機体の動力取出し軸
に作業部側の入力軸を連結するための移動農機における
動力伝達軸のギアケース構造に関するものである。
[従来技術及び発明が解決しようとする問題点] 一般に、この種移動農機においては、走行機体側の動
力取出し軸と作業部側の入力軸とを動力伝動軸を介して
連結している。ところでこの様なものにおいて、作業機
の種類によつては走行機体側に有している減速(増速)
ギア機構等の機能では対応できない場合がある。
そこで、その機能を作業部側に設けることも提唱され
るが、この様にすると作業部側の重量が重くなつて作業
バランスが乱れる要因になり好ましくない許りでなく、
その取付けスペースを確保することが難しいという実情
にあるが、従来、この様な検討をしたものは知られてい
ない。
[問題を解決する手段] 本発明は、上記の如き実情に鑑み、これらの欠点を一
掃することができる移動農機における動力伝動軸のギア
ケース構造を提供することを目的として創案されたもの
であつて、作業部を昇降リンク機構を介して走行機体に
昇降自在に連結して成る移動農機において、前記走行機
体側の動力取出し軸と作業部側の入力軸とを連結する動
力伝動軸の途中にギアケースを設け、該ギアケースを前
記昇降リンク機構の左右リンク間に配して支持すると共
に、ギアケースには、ギア変速機構とともにトルクリミ
ツタ機構、作業クラツチ機構等の各種機構を左右に配し
て内装し、かつギアケースに設けられる入力ギア軸、出
力ギア軸を左右に並列するように配したことを特徴とす
るものである。
そして本発明は、この構成によつて、走行機体に備え
られていない機能を有した圃場作業を行うことが出きる
ようにしたものである。
[実施例] 次に、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
図面において、1は作業用の走行機体であつて、該走行
機体1の後部には植付け部2が三点リンク機構3を介し
て上下昇降動自在に取付けられるようになつている。4
は走行機体1に設けられる動力取出し軸であるが、該動
力取出し軸4には第一のユニバーサルジヨイント5の一
端部が連結されている。
6はギアケース(本発明のケースブラケツトに相当す
る)であつて、該ギアケース6は、内部に前後方向を向
いた入力ギア軸7、中間ギア軸8、出力ギア軸9の各ギ
ア軸が左右に並列的に配されていて、左右方向に幅広で
上下方向には肉薄状となるべく構成されたものである
が、ギアケース6の左右両側部にそれぞれ連結ブラケツ
ト10、11が一体的に連結されている。一方、前記三点リ
ンク機構3を構成する左右一対のロアリンク12にはリン
ク長方向に長孔12aが形成されており、この長孔を貫通
するボルト13を用いて前記ギアケース6がリンク長方向
に向けて前後に融通できるように支持されているが、さ
らにこの場合に、入力ギア軸7、中間ギア軸8、出力ギ
ア軸9の軸芯線方向は、ロアリンク12のリンク長方向に
対して角度αだけ作業部の入力軸側に偏心している。
一方、入力ギア軸7のギアケース6から突出する前端
部には第一ユニバーサルジヨイント5の後端ジヨイント
部に前後方向移動自在に嵌合するためのスプライン溝軸
7aが連結されているが、入力ギア軸7の中間部は伝動ギ
ア14が回動自在に軸支されており、さらに後端部にはト
ルクリミツタ15が設けられている。つまりトルクリミツ
タ15は、入力ギア軸7に軸芯方向移動自在にスプライン
嵌合された可動ギア15a、これを付勢する弾機15b、入力
軸7に軸芯方向の移動は規制されて回動自在に支持され
受けギア15c等の部材を用いて構成されているが、可動
ギア15aと受けギア15cとはギア部15dによって噛合連結
し、受けギア15cと伝動ギア14とはギア部14aによつて噛
合連結している。そして動力取出し軸から入力ギア軸に
入力した動力は、可動ギア15a、受けギア15cを介して伝
動ギア14側に伝動されることになるが、伝動ギア14側か
ら過大負荷が働いた場合に、可動ギア15aが弾機15bの付
勢力に抗して移動し、これによつてギア部15dの噛合が
解除されて動力伝動が断たれるものであるが、トルクリ
ミツタ15のカバー15eは、ギアケース6から後方に突出
して設けられ、出力ギア軸9のギアケース6から突出し
た後端部に設けられる第二ユニバーサルジヨイント部9a
とオーバーラツプするように設定されている。
一方、中間ギア軸8には前記伝動ギア14に噛合する中
間ギア16が固定され、この中間ギア16の前側に変速ギア
17が軸芯方向移動自在にスプライン嵌合されている。こ
の変速ギア17は作業部2が例えば実施例のように苗植付
け機である場合に、株間調整をするためのものである
が、その調整は変速ギア17のシフタ溝17aに噛合するシ
フタ18のシフタ軸18aを前後に移動調整することによつ
て成されるように構成されている。
また、出力ギア軸9の中間部には変速ギア17が選択的
に噛合する伝動ギア19が回動自在に軸支されているが、
この伝動ギア19の前側には弾機20aによつて付勢される
クラツチギア20が前後方向移動自在にスプライン嵌合し
ているが、クラツチギア20と伝動ギア19とはギア噛合20
bによつて連結されている。21はシフタであつて、ギア
ケース6の上面にシフタ軸21aが揺動自在に枢支されて
おり、シフタ軸21aの先端には、作動ワイヤ22の一端部
が連結されている。そして作動ワイヤ22がレバー操作等
によつて引張られるとシフタ21が回動してクラツチギア
20の鍔部20cに接当してギア噛合20bが解除されるべく作
動し、これによつて伝動ギア19からクラツチギア20への
動力伝動が断たれて出力軸9からの動力出力が成されて
ないように構成され、而して作業クラツチ(実施例のよ
うに苗植付け部の場合には植付けクラツチ)を構成して
いる。
因みに、クラツチギア20の鍔部20cには切欠き20dが形
成されており、またギアケース6のクラツチギア移動側
には規制ピン23が設けられている。そして前記シフタ21
が揺動してクラツチの切り作動する場合に、鍔部20cが
規制ピン23に当接する状態ではクラツチ切りが規制さ
れ、切欠き20dが規制ピン23に一致した場合にクラツチ
ギア20の弾機20aに抗した移動が許容されてクラツチ切
り状態と成るように構成され、これによつて作動クラツ
チを断状態とした場合に、例えば植付爪が田面に突込ん
だ状態で停止しないように作業部側における停止位置の
自動調整をしている。そしてこの作業部クラツチは、入
力ギア軸7のギアケース6から前方に突出するスプライ
ン溝軸7aにオーバーラツプする前側に突出したケース構
造になつている。
出力ギア軸9の後端に設けた第二ユニバーサルジヨイ
ント部9aには、作業機2の入力軸2aに第三ユニバーサル
ジヨイント部25を介して連結される伝動軸26の前端部が
連結されているが、この伝動軸26は外筒26aに内筒26bが
軸芯方向移動自在にスプライン嵌合されて伸縮自在に構
成されており、而して動力取出し軸4から入力軸2aとの
間の動力伝動がなされるようになつている。
叙述の如く構成された本発明の実施例において、走行
機体1に設けられる動力取出し軸4と作業部2に設けら
れる入力軸2aとを連結する動力伝動軸中に、減速ギア機
構、トルクリミツタ、作業クラツチを内装するギアケー
ス6が設けられている。従つて、走行機体1にこれら機
能が備えられていないものであつても、これら機能に基
づいた圃場作業ができることになる。この結果、苗植付
け機のような作業部であつて、農用トラクタに備わつて
いる機能では対応できないものにも対応させることがで
きることとなつて、苗植付け機を、耕耘機のように農用
トラクタのアタツチメントとして交換取付けする管理作
業機の一つとして供給できる許りでなく、走行機体1、
植付け部2を、これら機能を備えるため大幅に改造しな
ければらなないことが無くなつて、既存のものをそのま
ま採用でき、そして作業部バランスが乱されてしまうこ
とも防止できることになる。
しかもこのものでは、ギアケース6自体が左右のロア
リンク12に支持されており、従つてギアケース6を設け
たことによつて動力伝動軸が重く不安定になつたとして
も、その支持が、作業部2を走行機体1に連結せしめる
ためのリンク体を有効に利用して支持できることとなつ
て専用の支持部材が必要となることはない。
さらにこのものでは、入力ギア軸7にトルクリミツタ
機構が、中間ギア軸8に変速ギア機構が、また出力ギア
軸に作業クラツチ機構がそれぞれ分担されて設けられて
おり、従つてこれら機能の複数を単一のギア軸に設けた
場合のようにギア軸の前後長さが長くなつてギアケース
6の前後方向への長大化を可及的に回避できて、邪魔の
少ないギアケース構造にできるという利点があつて都合
が良い。
[作用効果] 以上要するに、本発明は叙述の如く構成されたもので
あるから、動力取出し軸と作業部入力軸とを連結する動
力伝動軸中にギアケースを設けたものでありながら、こ
のギアケースには、変速ギア機構の他に、トルクリミツ
タ機構、作業クラツチ機構等の走行機体自体には備えら
れていない機構が内装されており、従つてこれら機構が
備わつたものとして作業ができることになつて、走行機
体に交換取付けされる作業機の種類を飛躍的に増加させ
ることができ、付加価値の向上が計れる。
しかもこのギアケースは、昇降リンク機構の左右リン
ク間に配して支持されていて動力伝動軸がギアケースを
設けたことによつて重くなつても不安定になつてしまう
ことがない許りでなく、これら機構を走行機体や作業部
に別途後付け的に組み込むもののように、取付けスペー
スの確保やバランス維持に腐心するような必要もなく、
簡単かつ確実な組込ができる。
そのうえ、ギアケースは、変速ギア機構等の各種機構
が左右に配され、かつ入力ギア軸、出力ギア軸が左右に
並列して配される配置構成になつているため、各種機構
を内装するギアケースでありながら、前後や上下に長大
化して邪魔になつてしまうことを回避し、左右リンク間
の左右空間を有効に利用しての配置ができる。
【図面の簡単な説明】
図面は、本発明に係る移動農機における動力伝動軸のギ
アケース構造の実施例を示したものであつて、第1図は
移動農機の全体側面図、第2図は同上全体平面図、第3
図は連結部の要部側面図、第4図は同上要部平面図、第
5図はギアケースの縦断面図、第6図は同上横断面図、
第7図は変速シフタ部の断面図である。 図中、1は走行機体、2は作業部、2aは入力軸、3はリ
ンク機構、4は動力取出し軸、6はギアケース、7は入
力ギア軸、9は出力ギア軸、12はロアリンク、15はトル
クリミツタ、26は伝動軸である。
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭61−4517(JP,U) 実開 昭49−49008(JP,U) 実開 昭56−106930(JP,U) 実開 昭61−52523(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16H 57/02 B60K 17/28

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】作業部を昇降リンク機構を介して走行機体
    に昇降自在に連結して成る移動農機において、前記走行
    機体側の動力取出し軸と作業部側の入力軸とを連結する
    動力伝動軸の途中にギアケースを設け、該ギアケースを
    前記昇降リンク機構の左右リンク間に配して支持すると
    共に、ギアケースには、ギア変速機構とともにトルクリ
    ミツタ機構、作業クラツチ機構等の各種機構を左右に配
    して内装し、かつギアケースに設けられる入力ギア軸、
    出力ギア軸を左右に並列するように配したことを特徴と
    する移動農機における動力伝達軸のギアケース構造。
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