JPH0643566Y2 - トルクリミッター装置 - Google Patents
トルクリミッター装置Info
- Publication number
- JPH0643566Y2 JPH0643566Y2 JP3432088U JP3432088U JPH0643566Y2 JP H0643566 Y2 JPH0643566 Y2 JP H0643566Y2 JP 3432088 U JP3432088 U JP 3432088U JP 3432088 U JP3432088 U JP 3432088U JP H0643566 Y2 JPH0643566 Y2 JP H0643566Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- torque limiter
- transmission
- torque
- gear
- shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Transmission Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、作業車の作業部に過負荷が発生した場合は伝
動経路中にトルクリミッターの安全装置が作動するよう
にしたトルクリミッター装置に関する。
動経路中にトルクリミッターの安全装置が作動するよう
にしたトルクリミッター装置に関する。
〔従来の技術〕 従来は、エンジン側から刈取部への伝動経路には伝動上
位側にトルクリミッターを、その伝動下位側に変速装置
をそれぞれ介装して構成する作業車においては、第３図
に示すように、エンジン側から入力する入力プーリ
（３）の第１軸（４）にトルクリミッター（１）を介装
し、該トルクリミッター（１）のギヤ部（1a）に連動連
繋する第２軸（５）に対し高低速用変速２連ギヤ（２）
を連動連繋して刈取部への伝動軸（６）を高低速に変速
して伝動し、高速伝動時にトルクリミッター（１）が正
常に作動するようにそのトルクを設定した構造のものが
あった。
位側にトルクリミッターを、その伝動下位側に変速装置
をそれぞれ介装して構成する作業車においては、第３図
に示すように、エンジン側から入力する入力プーリ
（３）の第１軸（４）にトルクリミッター（１）を介装
し、該トルクリミッター（１）のギヤ部（1a）に連動連
繋する第２軸（５）に対し高低速用変速２連ギヤ（２）
を連動連繋して刈取部への伝動軸（６）を高低速に変速
して伝動し、高速伝動時にトルクリミッター（１）が正
常に作動するようにそのトルクを設定した構造のものが
あった。
これは、作業部の変速機構がトルクリミッターより下手
にあるので、変速機構の後付けの容易さ（着脱性）には
優れるものの、変速を低速にした場合、作業部側に過負
荷が発生する際には、伝動下位側の軸に高トルクがかか
ってねじれ破損が生じるといったことになるおそれがあ
るので、その伝動経路中の各部の強度を確保できるよう
な構造にしなければならず、伝動経路中の各部の重量や
コストがアップすることになる、といった不具合を有し
ていた。
にあるので、変速機構の後付けの容易さ（着脱性）には
優れるものの、変速を低速にした場合、作業部側に過負
荷が発生する際には、伝動下位側の軸に高トルクがかか
ってねじれ破損が生じるといったことになるおそれがあ
るので、その伝動経路中の各部の強度を確保できるよう
な構造にしなければならず、伝動経路中の各部の重量や
コストがアップすることになる、といった不具合を有し
ていた。
本考案は、そのような不具合を課題として解決し、高低
速の変速に応じてトルクリミッターが正常に作動できる
ようにしたものであり、そのため、変速時にはトルクリ
ミッターの作動トルクを変化させるよう連動連繋して構
成したものである。
速の変速に応じてトルクリミッターが正常に作動できる
ようにしたものであり、そのため、変速時にはトルクリ
ミッターの作動トルクを変化させるよう連動連繋して構
成したものである。
したがって、作業部への変速が低速状態であると、トル
クリミッターは正常に作動し、また、高速に変速操作す
ると、その操作とともに自動的にトルクを変更すること
ができて、その状態でトルクリミッターは過負荷に応じ
て正常に作動することになる。
クリミッターは正常に作動し、また、高速に変速操作す
ると、その操作とともに自動的にトルクを変更すること
ができて、その状態でトルクリミッターは過負荷に応じ
て正常に作動することになる。
次に、第１図に示す実施例について説明する。
作業車としてコンバイン、作業装置として刈取部を例に
とって以下説明する。
とって以下説明する。
コンバインの刈取部に変速連動する伝動ケース（７）内
には、エンジン側から入力する入力プーリ（３）を外端
に有する第１軸（４）を軸架し、該第１軸（４）には、
クラッチばね（8a）を有して軸側にクラッチ爪（8b）に
より係脱できるクラッチ（８）を介装するとともに、ト
ルクリミッターばね（1b）に弾圧されて前記クラッチ
（８）に係脱できる爪（1c）やギヤ（1a）を有するトル
クリミッター（１）を介装し、第２軸（５）には前記ギ
ヤ部（1a）に噛合する大径ギヤ（９）と小径ギヤ（10）
を間隔をおいてそれぞれ嵌着し、第３軸（11）には、高
速用小径ギヤ（2a）と低速用大径ギヤ（2b）を有する変
速２連ギヤ（２）を変速フォ−ク（12）により移動操作
自在にしてスプライン嵌合し、第３軸（11）に両ベベル
ギヤ（13）を介して伝動連結する伝動軸（６）から刈取
部に伝動できるように装設して構成する。
には、エンジン側から入力する入力プーリ（３）を外端
に有する第１軸（４）を軸架し、該第１軸（４）には、
クラッチばね（8a）を有して軸側にクラッチ爪（8b）に
より係脱できるクラッチ（８）を介装するとともに、ト
ルクリミッターばね（1b）に弾圧されて前記クラッチ
（８）に係脱できる爪（1c）やギヤ（1a）を有するトル
クリミッター（１）を介装し、第２軸（５）には前記ギ
ヤ部（1a）に噛合する大径ギヤ（９）と小径ギヤ（10）
を間隔をおいてそれぞれ嵌着し、第３軸（11）には、高
速用小径ギヤ（2a）と低速用大径ギヤ（2b）を有する変
速２連ギヤ（２）を変速フォ−ク（12）により移動操作
自在にしてスプライン嵌合し、第３軸（11）に両ベベル
ギヤ（13）を介して伝動連結する伝動軸（６）から刈取
部に伝動できるように装設して構成する。
前記トルクリミッターばね（1b）の一端側を支受するば
ね受け（14）を変圧フォ−ク（15）により移動操作可能
にして前記第１軸（４）に嵌合し、前記変速フォ−ク
（12）と変圧フォ−ク（15）とを連動するようリンク
（16）を介して連繋するが、前記トルクリミッター
（１）は変速２連ギヤ（２）を低速側に変速した状態で
正常に作動するトルクとなるように設定し、変速２連ギ
ヤ（２）を高速側に変速操作すると、連動する変圧フォ
−ク（15）によりばね受け（14）を移動させながらトル
クリミッター（１）を加圧してそのトルクをアップさせ
ることができるように装設して構成する。
ね受け（14）を変圧フォ−ク（15）により移動操作可能
にして前記第１軸（４）に嵌合し、前記変速フォ−ク
（12）と変圧フォ−ク（15）とを連動するようリンク
（16）を介して連繋するが、前記トルクリミッター
（１）は変速２連ギヤ（２）を低速側に変速した状態で
正常に作動するトルクとなるように設定し、変速２連ギ
ヤ（２）を高速側に変速操作すると、連動する変圧フォ
−ク（15）によりばね受け（14）を移動させながらトル
クリミッター（１）を加圧してそのトルクをアップさせ
ることができるように装設して構成する。
したがって、第１図に示すように、変速２連ギヤ（２）
を低速側に変速操作すると、連動して移動するばね受け
（14）によって支受されるトルクリミッター（１）のト
ルクは正常に作動することができる一定値となり、ま
た、変速フォ−ク（12）により矢印（イ）方向に移動さ
せながら小径ギヤ（2a）を大径ギヤ（９）に噛合させて
高速に変速操作すると、連動する変圧フォ−ク（15）に
よりばね受け（14）を矢印（ロ）方向に移動させること
になって、トルクリミッターばね（1b）を加圧しながら
トルクリミッター（１）のトルクをアップさせることが
できることになり、低速または高速で刈取部が駆動され
ている状態で、刈取部に異常の過負荷が生じても、トル
クリミッター（１）は同様に正常に作動することになっ
て安全作業を行なうことができることになる。
を低速側に変速操作すると、連動して移動するばね受け
（14）によって支受されるトルクリミッター（１）のト
ルクは正常に作動することができる一定値となり、ま
た、変速フォ−ク（12）により矢印（イ）方向に移動さ
せながら小径ギヤ（2a）を大径ギヤ（９）に噛合させて
高速に変速操作すると、連動する変圧フォ−ク（15）に
よりばね受け（14）を矢印（ロ）方向に移動させること
になって、トルクリミッターばね（1b）を加圧しながら
トルクリミッター（１）のトルクをアップさせることが
できることになり、低速または高速で刈取部が駆動され
ている状態で、刈取部に異常の過負荷が生じても、トル
クリミッター（１）は同様に正常に作動することになっ
て安全作業を行なうことができることになる。
第２図は他の例を示し、前記実施例とは同一符号で示す
ように配置を変えて略同様に構成するが、クラッチ
（８）のギヤ部（8c）に噛合できる幅広のギヤ部（1a）
や爪（1c）を有してトルクリミッターばね（1b）に当接
するトルクリミッター（１）を第２軸（５）に揺動自在
に嵌合し、第２軸（５）にスプライン嵌合した変速２連
ギヤ（２）の側部の爪（2c）が前記爪（1c）に係脱自在
に係合するように装設して、変速２連ギヤ（２）が高速
に変速操作されると、トルクリミッターばね（1b）を加
圧してトルクリミッター（１）のトルクをアップさせる
ことができるように装設し、第２軸（５）の外端側の調
整ねじ部（16）でリミッター圧を調整できるように装設
して構成したものである。
ように配置を変えて略同様に構成するが、クラッチ
（８）のギヤ部（8c）に噛合できる幅広のギヤ部（1a）
や爪（1c）を有してトルクリミッターばね（1b）に当接
するトルクリミッター（１）を第２軸（５）に揺動自在
に嵌合し、第２軸（５）にスプライン嵌合した変速２連
ギヤ（２）の側部の爪（2c）が前記爪（1c）に係脱自在
に係合するように装設して、変速２連ギヤ（２）が高速
に変速操作されると、トルクリミッターばね（1b）を加
圧してトルクリミッター（１）のトルクをアップさせる
ことができるように装設し、第２軸（５）の外端側の調
整ねじ部（16）でリミッター圧を調整できるように装設
して構成したものである。
したがって、第２図に示すように、変速２連ギヤ（２）
を高速に変速操作すると、リミッターばね（1b）を加圧
してトルクリミッター（１）のトルクをアップさせるこ
とができることになり、低速または高速で刈取部が駆動
されている状態で、刈取部に異常の過負荷が生じても、
トルクリミッター（１）は同様に正常に作動することに
なって安全作業を行なうことができることになる。
を高速に変速操作すると、リミッターばね（1b）を加圧
してトルクリミッター（１）のトルクをアップさせるこ
とができることになり、低速または高速で刈取部が駆動
されている状態で、刈取部に異常の過負荷が生じても、
トルクリミッター（１）は同様に正常に作動することに
なって安全作業を行なうことができることになる。
尚、実施例ではコンバインの刈取部について説明したが
トラクタの耕耘ロータリや田植機の植付部でもよい。ま
た、変速装置として２段の高低変速が行なえるものを開
示したがもっと多くの変速段があってもよい。
トラクタの耕耘ロータリや田植機の植付部でもよい。ま
た、変速装置として２段の高低変速が行なえるものを開
示したがもっと多くの変速段があってもよい。
このように本考案は、実用新案登録請求の範囲のように
構成したから、低速または高速で作業部が駆動されてい
る状態で、作業部に過負荷が生じても、トルクリミッタ
ー（１）は同様に正常に作動することになって安全作業
を行なうことができることになり、また、伝動経路中の
各部は、強度をアップさせることなく簡単な軽量構造に
することができることになって好適に実施できる特長を
有する。
構成したから、低速または高速で作業部が駆動されてい
る状態で、作業部に過負荷が生じても、トルクリミッタ
ー（１）は同様に正常に作動することになって安全作業
を行なうことができることになり、また、伝動経路中の
各部は、強度をアップさせることなく簡単な軽量構造に
することができることになって好適に実施できる特長を
有する。
第１図は本考案の実施例である要部を示し、第２図は他
の実施例を示し、第３図は従来例を示す。 （１）……トルクリミッター （２）……変速２連ギヤ
の実施例を示し、第３図は従来例を示す。 （１）……トルクリミッター （２）……変速２連ギヤ
Claims (1)
- 【請求項１】エンジン側から作業部への伝動経路には伝
動上位側にトルクリミッター（１）を、その伝動下位側
に高低速用変速装置（２）をそれぞれ介装して構成する
作業車において、前記変速装置（２）の変速時にはトル
クリミッター（１）を連動してそのトルクを変化させる
よう変速装置（２）とトルクリミッター（１）を連動連
繋して構成したことを特徴とする作業車用トルクリミッ
ター装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3432088U JPH0643566Y2 (ja) | 1988-03-14 | 1988-03-14 | トルクリミッター装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3432088U JPH0643566Y2 (ja) | 1988-03-14 | 1988-03-14 | トルクリミッター装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01136763U JPH01136763U (ja) | 1989-09-19 |
| JPH0643566Y2 true JPH0643566Y2 (ja) | 1994-11-14 |
Family
ID=31261034
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3432088U Expired - Lifetime JPH0643566Y2 (ja) | 1988-03-14 | 1988-03-14 | トルクリミッター装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0643566Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007029105A (ja) * | 2006-10-18 | 2007-02-08 | Yanmar Co Ltd | コンバイン |
-
1988
- 1988-03-14 JP JP3432088U patent/JPH0643566Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01136763U (ja) | 1989-09-19 |
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