JP2503880Y2 - 農作業車の作業部のトルクリミッタ装置 - Google Patents

農作業車の作業部のトルクリミッタ装置

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JP2503880Y2
JP2503880Y2 JP1325590U JP1325590U JP2503880Y2 JP 2503880 Y2 JP2503880 Y2 JP 2503880Y2 JP 1325590 U JP1325590 U JP 1325590U JP 1325590 U JP1325590 U JP 1325590U JP 2503880 Y2 JP2503880 Y2 JP 2503880Y2
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transmission
torque
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work vehicle
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清 中林
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Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
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Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、作業部への伝動経路中に介装するトルクリ
ミッタの設定トルクを刈取部の搬送速度の変速操作にと
もなって設定変更できるようにした農作業車の作業部の
トルクリミッタ装置に関する。
[従来の技術] 従来は、農作業車の作業部、例えばコンバインの刈取
部への伝動経路中にトルクリミッタを介装して構成する
ものにおいて、前記トルクリミッタはその設定トルク固
定式とする構造になっていた。
[考案が解決しようとする課題] この種コンバインの刈取部では一般的に、その負荷特
性は第3図に示すように表現することができるが、従来
形のようにトルクリミッタの設定トルクを固定式にする
と、低速作業域では、穀稈が詰まってもいないのにトル
クリミッタが作動することになり、搬送速度を上げると
作動しなくなって正常となったり、とくに倒状稲作業の
場合では著しく、また、逆に高速域ではトルクリミッタ
が作動しにくくなり、無理な作業が行われて作業性が安
定しない、といった不具合を呈していた。
[課題を解決するための手段] 本考案は、そのような不具合を解決し、トルクリミッ
タの設定トルクを可変式にして刈取搬送作業が安定して
行われるようにしたものであり、そのため、変速操作レ
バーによって変速操作する変速装置の伝動下位側となる
伝動経路中にばね弾圧式のトルクリミッタを介装し、前
記変速装置レバーによる前記変速装置の増減速操作にと
もなって前記トルクリミッタの設定トルクが小大に可変
するよう該トルクリミッタを前記変速操作レバーに連動
または同調させながら操作自在にして構成したものであ
る。
[作用] したがって、変速操作レバーを増速側に操作すると、
トルクリミッタの設定トルクが小さくなり、また、減速
側に操作すると、トルクリミッタの設定トルクが大きく
なり、高速域では、トルクリミッタが作動しやすくなっ
て限界作業速度が判りやすく、無理な作業を防止できる
ことになり、また、低速域ではトルクリミッタが有効に
作動して安定した作業ができることになる。
[実施例] 次に、図面に示す本考案の実施例について説明する。
第2図面はコンバインの側面図を示し、両クローラ
(2)により支持する機体上には脱穀部(D)を搭載
し、該脱穀部(D)の前方には、両引起しケース
(3)、刈刃(4)、両掻込輪(5)、下部搬送体
(6)、上部搬送体(7)等を装備した刈取部(A)を
配備し、該刈取部(A)の回動支点となる後部の伝動軸
ケース(8)から刈取部(A)全体に伝動できるように
して、該刈取部(A)の横側方には操縦コラム(9)と
シート(10)を有する運転部を配備し、該シート(10)
の下方にはエンジンを、また、その後方には穀粒ホッパ
ー等を配備して従来形構造同様に構成したものである。
前記エンジンから前記伝動ケース(8)内に伝動する
伝動経路中に変速装置(C)を介装するが、該変速装置
(C)は、エンジン側より駆動される伝動軸(12)に固
定割プーリ(13a)と可動割プーリ(13b)を嵌装すると
ともに、ケース(14)に軸架した受動軸(15)には固定
割プーリ(16a)と可動割プーリ(16b)を嵌装して、両
プーリに伝動ベルト(25)を掛装し、支点(26)を中心
に回動できる変速操作レバー(1)により連動装置(2
7)を介して前記可動割プーリ(13b)を軸方向に移動さ
せながら増減速の変速操作ができるようにして構成す
る。
また、前記変速装置(C)の伝動下位側となる前記ケ
ース(14)内の前記受動軸(15)にはトルクリミッタ
(B)を介装するが、該トルクリミッタ(B)は受動軸
(15)に固定した爪クラッチ(16)に係脱できる爪(17
a)を有する伝動ギア(17)を受動軸(15)にスプライ
ン嵌合するとともに、受動軸(15)に遊嵌した支持輪
(18)と前記伝動ギア(17)の間に圧縮ばね(19)を介
装して構成し、前記変速操作レバー(1)に連動杆(2
0)を介して連動連繋するとともに支点(21)に枢支し
たシフターアーム(22)の先端を前記支持輪(18)に係
合し、変速操作レバー(1)の変速操作に連動して支持
輪(18)を軸方向に移動せながらトルクリミッタ(B)
の設定トルクを可変できるように装設し、前記伝動軸ケ
ース(8)内に伝動する駆動軸(23)には前記伝動ギア
(17)に常時噛合できる受動ギア(24)を固設して構成
する。
したがって、変速操作レバー(1)を矢印(イ)方向
に操作すると、可動割プーリ(13b)が矢印(ロ)方向
に移動させられて変速装置(C)は増速側に変速される
ことになり、同時に、変速操作レバー(1)の操作に連
動して支持輪(18)が矢印(ハ)方向に移動することに
なり、そこで、圧縮ばね(19)に対する押圧力が弱くな
ってトルクリミッタ(B)の設定トルクが小さくなり、
そのため、刈取部(A)駆動の高速域では、トルクリミ
ッタ(B)が作動しやすくなって限界作業速度が判りや
すく、無理な作業を防止できることになる。
また、変速操作レバー(1)を矢印(ニ)方向に操作
すると、可動割プーリ(13b)が逆矢印(ロ)方向に移
動するよう操作することができることになって変速装置
(C)は減速側に変換されることになり、同時に、変速
操作レバー(1)の操作に連動して支持輪(18)が逆矢
印(ハ)方向に移動することになり、そこで、圧縮ばね
(19)に対する押圧力が強くなってトルクリミッタ
(B)の設定トルクが大きくなり、そのため、刈取部
(A)駆動の低速域では、従来形のように穀稈が詰まっ
てもいないのにトルクリミッタが作動するといったこと
なく、トルクリミッタ(B)が有効に作動して安定した
作業ができることになる。
[考案の効果] このように本考案は、変速操作レバー(1)の増減速
操作にともなって連動または同調してトルクリミッタ
(B)の設定トルクを小大に可変調整できるようにした
ので、刈取部(A)駆動の高速域ではトルクリミッタ
(B)が効きやすくなり、限界作業速度が判りやすくな
って無理な作業を防止でことになり、また、低速域で
は、従来形のように穀稈が詰まってもいないのにトルク
リミッタが作動するといったことなく、トルクリミッタ
(B)を有効に作動させて作業性を安定化させることが
できることになり、トルクリミッタ(B)を搬送速度に
応じて有効に作動させることができて好適に実施できる
特長を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例である要部を示し、第2図はコ
ンバインの側面図、第3図は負荷特性を示すグラフであ
る。 (A)……作業部(刈取部) (1)……変速操作レバー (C)……変速装置 (B)……トルクリミッタ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】作業部(A)への伝動経路中にトルクリミ
    ッタを介装して構成する農作業車において、変速操作レ
    バー(1)によって変速操作する変速装置(C)の伝動
    下位側となる伝動経路中にばね弾圧式のトルクリミッタ
    (B)を介装し、前記変速操作レバー(1)による前記
    変速装置(C)の増減速操作にともなって前記トルクリ
    ミッタ(B)の設定トルクが小大に可変するよう該トル
    クリミッタ(B)を前記変速操作レバー(1)に連動ま
    たは同調させられながら操作自在にして構成したことを
    特徴とする刈取部トルクリミッタ装置。
JP1325590U 1990-02-13 1990-02-13 農作業車の作業部のトルクリミッタ装置 Expired - Lifetime JP2503880Y2 (ja)

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JPH03104553U JPH03104553U (ja) 1991-10-30
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