JPH0441786Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0441786Y2 JPH0441786Y2 JP5924786U JP5924786U JPH0441786Y2 JP H0441786 Y2 JPH0441786 Y2 JP H0441786Y2 JP 5924786 U JP5924786 U JP 5924786U JP 5924786 U JP5924786 U JP 5924786U JP H0441786 Y2 JPH0441786 Y2 JP H0441786Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transmission
- gear
- shaft
- transmission shaft
- adjustment mechanism
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 121
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims description 39
- 238000000605 extraction Methods 0.000 claims description 8
- 239000000284 extract Substances 0.000 claims 1
- 241000209094 Oryza Species 0.000 description 6
- 235000007164 Oryza sativa Nutrition 0.000 description 6
- 235000009566 rice Nutrition 0.000 description 6
- 241000196324 Embryophyta Species 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 230000035558 fertility Effects 0.000 description 1
- 230000004720 fertilization Effects 0.000 description 1
- 230000013011 mating Effects 0.000 description 1
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
- Transplanting Machines (AREA)
- Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案はエンジンからの動力を受けて走行装置
に出力する走行伝動系と、この走行伝動系の途中
から分岐して苗植付装置用の出力を取出す動力取
出伝動系とを設けるとともに、動力取出伝動系
に、この動力取出系内に介装された2つの伝動軸
軸端に差し替え自在な一対のギヤ式第1株間調節
機構を設けるとともに、複数段に変更可能な第2
株間調節機構を、第1株間調節機構と直列に設け
てある水田作業機のミツシヨン構造であつて、更
に詳述すれば、前記第1株間調節機構を構成する
二つのギヤを任意の減速比のものに差し替えるこ
とによつて、株間を任意に選択できるとともに、
第1株間調節機構と第2株間調節機構とを直列に
設けてあるので、株間の選択幅を拡大することが
でき、株の品種や圃場の肥沃度に適した株間選択
がミツシヨンケースの交換なしに行なえるように
構成してある水田作業機のミツシヨン構造に関す
る。
に出力する走行伝動系と、この走行伝動系の途中
から分岐して苗植付装置用の出力を取出す動力取
出伝動系とを設けるとともに、動力取出伝動系
に、この動力取出系内に介装された2つの伝動軸
軸端に差し替え自在な一対のギヤ式第1株間調節
機構を設けるとともに、複数段に変更可能な第2
株間調節機構を、第1株間調節機構と直列に設け
てある水田作業機のミツシヨン構造であつて、更
に詳述すれば、前記第1株間調節機構を構成する
二つのギヤを任意の減速比のものに差し替えるこ
とによつて、株間を任意に選択できるとともに、
第1株間調節機構と第2株間調節機構とを直列に
設けてあるので、株間の選択幅を拡大することが
でき、株の品種や圃場の肥沃度に適した株間選択
がミツシヨンケースの交換なしに行なえるように
構成してある水田作業機のミツシヨン構造に関す
る。
〔従来の技術〕
この種の水田作業機のミツシヨン構造におい
て、動力取出伝動系を構成するに、従来は、走行
伝動系から動力を受ける第1伝動軸、及び、この
第1伝動軸との間に第2株間調整機構を設ける第
2伝動軸、並びに、第2伝動軸と第1株間調節機
構を設ける動力取出軸とから構成していた(実開
昭58−91219号公報)。
て、動力取出伝動系を構成するに、従来は、走行
伝動系から動力を受ける第1伝動軸、及び、この
第1伝動軸との間に第2株間調整機構を設ける第
2伝動軸、並びに、第2伝動軸と第1株間調節機
構を設ける動力取出軸とから構成していた(実開
昭58−91219号公報)。
したがつて、第1株間調節機構と第2株間調節
機構とを設ける為に、夫々、走行系とは異なる伝
動軸を設けているので、それだけ伝動軸の占有ス
ペースが必要で、ミツシヨンケースの構造の大型
化を招来していた。
機構とを設ける為に、夫々、走行系とは異なる伝
動軸を設けているので、それだけ伝動軸の占有ス
ペースが必要で、ミツシヨンケースの構造の大型
化を招来していた。
本考案の目的は伝動軸に簡単な改造を施すこと
によつてミツシヨンケースの構造の簡略化を図る
ことができるものを提供する点にある。
によつてミツシヨンケースの構造の簡略化を図る
ことができるものを提供する点にある。
本考案による特徴構成は、前記第1株間調節機
構の一方のギヤを、後進用伝動ギヤを取付けた後
進用伝動軸に設けるとともに、他方のギヤを走行
伝動系に介装された伝動軸の軸端に軸心を一致さ
せた状態で相対回動自在に遊嵌された動力取出用
伝動軸に設け、かつ、第2株間調節機構を前記動
力取出用伝動軸とこの動力取出用伝動軸に平行に
架設された動力取出軸との間に設けてある点にあ
り、その作用効果は次の通りである。
構の一方のギヤを、後進用伝動ギヤを取付けた後
進用伝動軸に設けるとともに、他方のギヤを走行
伝動系に介装された伝動軸の軸端に軸心を一致さ
せた状態で相対回動自在に遊嵌された動力取出用
伝動軸に設け、かつ、第2株間調節機構を前記動
力取出用伝動軸とこの動力取出用伝動軸に平行に
架設された動力取出軸との間に設けてある点にあ
り、その作用効果は次の通りである。
つまり、第2図に示すように、走行伝動系内の
後進用伝動軸31と他の走行伝動軸23に遊嵌さ
れた動力取出用伝動軸40との間に第1株間調節
機構43を設けることによつて実質的に走行伝動
系内に第1株間調節機構43を設けたことになる
とともに、第2株間調節機構44を前記他の走行
伝動軸23に遊嵌された動方取出伝動軸40に設
けてあるので、前記他の走行伝動軸23を第1、
第2株間調節機構43,44を設置する伝動軸と
して兼用使用できるので、動力取出伝動系を構成
する伝動軸の占めるスペースを大幅に減少させる
ことができる。
後進用伝動軸31と他の走行伝動軸23に遊嵌さ
れた動力取出用伝動軸40との間に第1株間調節
機構43を設けることによつて実質的に走行伝動
系内に第1株間調節機構43を設けたことになる
とともに、第2株間調節機構44を前記他の走行
伝動軸23に遊嵌された動方取出伝動軸40に設
けてあるので、前記他の走行伝動軸23を第1、
第2株間調節機構43,44を設置する伝動軸と
して兼用使用できるので、動力取出伝動系を構成
する伝動軸の占めるスペースを大幅に減少させる
ことができる。
その結果、ミツシヨンケースにおける伝動軸数
を減少させることができ、伝動軸の占有スペース
を縮小することができるとともに、伝動軸に対す
る枢支機構も少なくでき、それだけミツシヨンケ
ースのコンパクト化と構造の簡素化が図れる。
を減少させることができ、伝動軸の占有スペース
を縮小することができるとともに、伝動軸に対す
る枢支機構も少なくでき、それだけミツシヨンケ
ースのコンパクト化と構造の簡素化が図れる。
第5図に示すように、水田作業機の1例として
の兼用型田植機について詳述する。乗用型田植機
は、機体前部にエンジンE及びこのエンジンEと
ベルト式無段変速装置4で伝動連結されるミツシ
ヨンケースMと機体中間部に操縦部5とを設けた
機体6と、この機体を支持する前後車輪1,2を
備えた走行装置7と、苗のせ台8、苗植付機構9
及び接地フロート10を備えた苗植付装置3と、
この苗植付装置3を機体6に対して昇降可能なリ
ンク機構11とから構成されている。
の兼用型田植機について詳述する。乗用型田植機
は、機体前部にエンジンE及びこのエンジンEと
ベルト式無段変速装置4で伝動連結されるミツシ
ヨンケースMと機体中間部に操縦部5とを設けた
機体6と、この機体を支持する前後車輪1,2を
備えた走行装置7と、苗のせ台8、苗植付機構9
及び接地フロート10を備えた苗植付装置3と、
この苗植付装置3を機体6に対して昇降可能なリ
ンク機構11とから構成されている。
第3図及び第4図に示すように、エンジンE側
割りプーリ式出力プーリ12とミツシヨンケース
M側入力プーリ13との間にベルト14を張設す
るとともに、このベルト14に対して作用するテ
ンシヨンプーリ15を揺動可能に設け、無段変速
装置4を構成する。この無段変速装置4はテンシ
ヨンプーリ15と連係機構21を介して連動連結
された操作レバー18の操作によつて付勢バネ1
6に抗してテンシヨンプーリ15でベルト14を
押込むことによつて、押込み量に応じた減速比の
大きな減速状態を現出し、引続き押込むことによ
つて最終押込み位置で非伝動状態を現出する。前
記付勢バネ16は一端を機体フレーム17、及び
他端を無段変速用操作レバー18の基端揺動リン
ク19に、夫々、ピン係止してある。そして、前
記揺動リンク19への前記付勢バネ16の取付部
はフツク部16Aとコイル部16Bとが長い直線
部16Cで連結され、第4図に示すように、コイ
ル部16Bが揺動リンク19の下方に入り込む状
態にフツク部16Aと揺動リンク19とが近接配
置されるので、揺動リンク19から延出される前
記フツク部16A係止ピン19aの突設量を小さ
くできる。
割りプーリ式出力プーリ12とミツシヨンケース
M側入力プーリ13との間にベルト14を張設す
るとともに、このベルト14に対して作用するテ
ンシヨンプーリ15を揺動可能に設け、無段変速
装置4を構成する。この無段変速装置4はテンシ
ヨンプーリ15と連係機構21を介して連動連結
された操作レバー18の操作によつて付勢バネ1
6に抗してテンシヨンプーリ15でベルト14を
押込むことによつて、押込み量に応じた減速比の
大きな減速状態を現出し、引続き押込むことによ
つて最終押込み位置で非伝動状態を現出する。前
記付勢バネ16は一端を機体フレーム17、及び
他端を無段変速用操作レバー18の基端揺動リン
ク19に、夫々、ピン係止してある。そして、前
記揺動リンク19への前記付勢バネ16の取付部
はフツク部16Aとコイル部16Bとが長い直線
部16Cで連結され、第4図に示すように、コイ
ル部16Bが揺動リンク19の下方に入り込む状
態にフツク部16Aと揺動リンク19とが近接配
置されるので、揺動リンク19から延出される前
記フツク部16A係止ピン19aの突設量を小さ
くできる。
次に、ミツシヨンケースM内構造について詳述
する。まず、走行伝動系Aから説明する。第2図
に示すように、前記入力プーリ13を固着した入
力軸としての第1伝動軸22とこの第1伝動軸2
2と平行に第2伝動軸23及び第3伝動軸24を
架設する。前記第1伝動軸22には第1ギヤ25
と第2ギヤ26が固着され、第2伝動軸23には
第1ギヤ25と咬合離脱自在な第3ギヤ27が軸
心方向に摺動可能にスプライン外嵌されるととも
に、前記第2ギヤ26と常咬式の第4ギヤ28が
遊嵌され、更に、第3伝動軸24に出力する第5
ギヤ29が固着されている。第3ギヤ27と第4
ギヤ28とは夫々に設けられた係合孔27aと係
合突起28aとによつて一体化が可能である。前
記第3伝動軸24には、第4ギヤ28と咬合離脱
自在な小ギヤ部30aと、第5ギヤ29と咬合離
脱自在な大ギヤ部30bとを一体形成したシフト
ギヤ30が軸心方向に摺動可能にスプライン外嵌
されている。又、前記第3伝動軸24と平行に後
進用伝動軸としての第4伝動軸31が設けられ、
この第4伝動軸31に、前記第2伝動軸23に固
着された出力用第6ギヤ39と常咬式の大ギヤ部
32aと前記シフトギヤ30の大ギヤ部30bと
咬合離脱自在な小ギヤ部32bとを一体形成した
後進用伝動ギヤ32が固着されている。以上の構
成から前記シフトギヤ30を第4ギヤ28に咬合
させると第2速状態F2が得られるとともに、中
立位置Nを越えてシフトギヤ30を第5ギヤ29
に咬合させた状態で、第3ギヤ27を第4ギヤ2
8に一体化すると第1速状態が得られ、かつ、第
3ギヤ27を第1ギヤ25に咬合させると超減速
状態が得られる。更に、前記シフトギヤ30を前
記後進用伝動ギヤ32の小ギヤ部32bと咬合さ
せ、かつ、第3ギヤ27を第1ギヤ25に咬合さ
せることによつて、第1伝動軸22に入力された
エンジン出力は第2伝動軸23に伝達されるとと
もに、第2伝動軸23から後進用の第4伝動軸3
1を一旦経由して第3伝動軸24に伝達され、後
進状態が得られる。前記第3伝動軸24と平行に
前輪デフ機構33を設けた左右一対の前輪用走行
車軸34A,34Bが設けられ、デフケース33
Aに一体固着された入力ベベルギヤ35と第3伝
動軸24に固着された出力用第7ギヤ36とを常
時咬合させることによつて前輪1に動力伝達可能
である。又、前記入力ベベルギヤ35と後輪デフ
機構(図外)への伝動軸37に一体形成されたベ
ベルギヤ38とが常時咬合され、後輪2への伝動
機構を構成してある。
する。まず、走行伝動系Aから説明する。第2図
に示すように、前記入力プーリ13を固着した入
力軸としての第1伝動軸22とこの第1伝動軸2
2と平行に第2伝動軸23及び第3伝動軸24を
架設する。前記第1伝動軸22には第1ギヤ25
と第2ギヤ26が固着され、第2伝動軸23には
第1ギヤ25と咬合離脱自在な第3ギヤ27が軸
心方向に摺動可能にスプライン外嵌されるととも
に、前記第2ギヤ26と常咬式の第4ギヤ28が
遊嵌され、更に、第3伝動軸24に出力する第5
ギヤ29が固着されている。第3ギヤ27と第4
ギヤ28とは夫々に設けられた係合孔27aと係
合突起28aとによつて一体化が可能である。前
記第3伝動軸24には、第4ギヤ28と咬合離脱
自在な小ギヤ部30aと、第5ギヤ29と咬合離
脱自在な大ギヤ部30bとを一体形成したシフト
ギヤ30が軸心方向に摺動可能にスプライン外嵌
されている。又、前記第3伝動軸24と平行に後
進用伝動軸としての第4伝動軸31が設けられ、
この第4伝動軸31に、前記第2伝動軸23に固
着された出力用第6ギヤ39と常咬式の大ギヤ部
32aと前記シフトギヤ30の大ギヤ部30bと
咬合離脱自在な小ギヤ部32bとを一体形成した
後進用伝動ギヤ32が固着されている。以上の構
成から前記シフトギヤ30を第4ギヤ28に咬合
させると第2速状態F2が得られるとともに、中
立位置Nを越えてシフトギヤ30を第5ギヤ29
に咬合させた状態で、第3ギヤ27を第4ギヤ2
8に一体化すると第1速状態が得られ、かつ、第
3ギヤ27を第1ギヤ25に咬合させると超減速
状態が得られる。更に、前記シフトギヤ30を前
記後進用伝動ギヤ32の小ギヤ部32bと咬合さ
せ、かつ、第3ギヤ27を第1ギヤ25に咬合さ
せることによつて、第1伝動軸22に入力された
エンジン出力は第2伝動軸23に伝達されるとと
もに、第2伝動軸23から後進用の第4伝動軸3
1を一旦経由して第3伝動軸24に伝達され、後
進状態が得られる。前記第3伝動軸24と平行に
前輪デフ機構33を設けた左右一対の前輪用走行
車軸34A,34Bが設けられ、デフケース33
Aに一体固着された入力ベベルギヤ35と第3伝
動軸24に固着された出力用第7ギヤ36とを常
時咬合させることによつて前輪1に動力伝達可能
である。又、前記入力ベベルギヤ35と後輪デフ
機構(図外)への伝動軸37に一体形成されたベ
ベルギヤ38とが常時咬合され、後輪2への伝動
機構を構成してある。
苗植付装置3へ動力を伝達する動力取出伝動系
Bについて詳述する。第1図に示すように前記第
2伝動軸23の軸端に対して、動力取出用伝動軸
40を相対回動自在に外嵌するとともに、この動
力取出用伝動軸40のミツシヨンケース外突出端
と、前記後進用伝動軸としての第4伝動軸31の
ミツシヨンケース外突出端とに相互に咬合する一
対のギヤ41,42を差し替え自在に取付けてあ
り、第1株間調節機構43を構成してある。第1
株間調節機構43は、前記一対のギヤ41,42
をミツシヨンケースM外から所望のギヤ比のもの
に取り替えることによつて、後記する第2株間調
節機構44では対応できない株間をこの第2株間
調節機構44と直列に配設することによつて現出
できる。前記動力取出用伝動軸40と平行に第1
動力取出軸45を架設するとともに、この第1動
力取出軸45に大小2つのギヤ部46a,46b
を有するシフトギヤ46を軸心方向に摺動可能に
スプライン外嵌してある。一方、動力取出用伝動
軸40に大・中・小3つのギヤ47,48,49
を固着し、前記シフトギヤ46の大ギヤ部46a
を前記中・小2つのギヤ48,49に択一的咬合
させることによつて2段に変速でき、かつ前記シ
フトギヤ46の小ギヤ部46bを前記大ギヤ47
に咬合させることによつて高速に変速でき、全体
として3段に変速可能な第2株間調節機構44を
構成している。株間の例を示せば、図示するよう
に、シフトギヤ46を前記小ギヤ49に咬合する
と18cm、それから順次切換えることによつて、株
間を16cm、12cmに切換えることができる。前記第
1動力取出軸45と直交する姿勢で第2動力取出
軸50を設け、ベベルギヤ機構51によつて伝動
可能に構成するとともに、前記第2動力取出軸5
0にボール式の伝動機構を有するトルクリミツタ
ー52を設けてある。前記第2動力取出軸50に
対して平行に、苗植付装置3に動力供給する第3
動力取出軸53を架設するとともに、前記トルク
リミツタ52の一部材を構成する出力ギヤ52a
と第3動力取出軸53に遊嵌させた入力ギヤ54
とを常時咬合させ、動力伝達可能に構成してあ
る。そして、前記第3動力取出軸53に前記入力
ギヤ54に対向させて軸心方向に摺動可能なクラ
ツチスリーブ55をスプライン外嵌し、このクラ
ツチスリーブ55と入力ギヤ54との対向面に
夫々係合部56を設け、クラツチスリーブ55を
係合方向にバネ57付勢する植付クラツチ58を
構成している。
Bについて詳述する。第1図に示すように前記第
2伝動軸23の軸端に対して、動力取出用伝動軸
40を相対回動自在に外嵌するとともに、この動
力取出用伝動軸40のミツシヨンケース外突出端
と、前記後進用伝動軸としての第4伝動軸31の
ミツシヨンケース外突出端とに相互に咬合する一
対のギヤ41,42を差し替え自在に取付けてあ
り、第1株間調節機構43を構成してある。第1
株間調節機構43は、前記一対のギヤ41,42
をミツシヨンケースM外から所望のギヤ比のもの
に取り替えることによつて、後記する第2株間調
節機構44では対応できない株間をこの第2株間
調節機構44と直列に配設することによつて現出
できる。前記動力取出用伝動軸40と平行に第1
動力取出軸45を架設するとともに、この第1動
力取出軸45に大小2つのギヤ部46a,46b
を有するシフトギヤ46を軸心方向に摺動可能に
スプライン外嵌してある。一方、動力取出用伝動
軸40に大・中・小3つのギヤ47,48,49
を固着し、前記シフトギヤ46の大ギヤ部46a
を前記中・小2つのギヤ48,49に択一的咬合
させることによつて2段に変速でき、かつ前記シ
フトギヤ46の小ギヤ部46bを前記大ギヤ47
に咬合させることによつて高速に変速でき、全体
として3段に変速可能な第2株間調節機構44を
構成している。株間の例を示せば、図示するよう
に、シフトギヤ46を前記小ギヤ49に咬合する
と18cm、それから順次切換えることによつて、株
間を16cm、12cmに切換えることができる。前記第
1動力取出軸45と直交する姿勢で第2動力取出
軸50を設け、ベベルギヤ機構51によつて伝動
可能に構成するとともに、前記第2動力取出軸5
0にボール式の伝動機構を有するトルクリミツタ
ー52を設けてある。前記第2動力取出軸50に
対して平行に、苗植付装置3に動力供給する第3
動力取出軸53を架設するとともに、前記トルク
リミツタ52の一部材を構成する出力ギヤ52a
と第3動力取出軸53に遊嵌させた入力ギヤ54
とを常時咬合させ、動力伝達可能に構成してあ
る。そして、前記第3動力取出軸53に前記入力
ギヤ54に対向させて軸心方向に摺動可能なクラ
ツチスリーブ55をスプライン外嵌し、このクラ
ツチスリーブ55と入力ギヤ54との対向面に
夫々係合部56を設け、クラツチスリーブ55を
係合方向にバネ57付勢する植付クラツチ58を
構成している。
○イ 水田作業機としては歩行型田植機でもよく、
又、田植機に施肥装置等を併設したものでもよ
い。
又、田植機に施肥装置等を併設したものでもよ
い。
○ロ 第2株間調節機構44の変速段数は3段に限
られるものではない。
られるものではない。
図面は本考案に係る水田作業機のミツシヨン構
造の実施例を示し、第1図は動力取出伝動系構造
を示す断面図、第2図は走行伝動系構造を示す断
面図、第3図は走行無段変速装置を示す側面図、
第4図は走行無段変速装置の付勢バネを示す正面
図、第5図は乗用型田植機を示す側面図である。 A……走行伝動系、B……動力取出伝動系、E
……エンジン、3……苗植付装置、7……走行装
置、23……走行伝動系に介装された伝動軸、3
1……後進用伝動軸、32……後進用伝動ギヤ、
40……動力取出用伝動軸、41……第1株間調
節機構の一方のギヤ、42……第1株間調節機構
の他方のギヤ、43……第1株間調節機構、44
……第2株間調節機構、45……動力取出軸。
造の実施例を示し、第1図は動力取出伝動系構造
を示す断面図、第2図は走行伝動系構造を示す断
面図、第3図は走行無段変速装置を示す側面図、
第4図は走行無段変速装置の付勢バネを示す正面
図、第5図は乗用型田植機を示す側面図である。 A……走行伝動系、B……動力取出伝動系、E
……エンジン、3……苗植付装置、7……走行装
置、23……走行伝動系に介装された伝動軸、3
1……後進用伝動軸、32……後進用伝動ギヤ、
40……動力取出用伝動軸、41……第1株間調
節機構の一方のギヤ、42……第1株間調節機構
の他方のギヤ、43……第1株間調節機構、44
……第2株間調節機構、45……動力取出軸。
Claims (1)
- エンジンEからの動力を受けて走行装置7に出
力する走行伝動系Aと、この走行伝動系の途中か
ら分岐して苗植付装置3用の出力を取出す動力取
出伝動系Bとを設けるとともに、動力取出伝動系
Bに、この動力取出系内に介装された2つの伝動
軸31,40軸端に差し替え自在な一対のギヤ式
第1株間調節機構43を設けるとともに、複数段
に変更可能な第2株間調節機構44を、第1株間
調節機構43と直列に設けてある水田作業機のミ
ツシヨン構造において、前記第1株間調節機構4
3の一方のギヤ41を、後進用伝動ギヤ32を取
付けた後進用伝動軸31に設けるとともに、他方
のギヤ42を走行伝動系に介装された伝動軸23
の軸端に軸心を一致させた状態で相対回動自在に
遊嵌された動力取出用伝動軸40に設け、かつ、
第2株間調節機構44を前記動力取出用伝動軸4
0とこの動力取出用伝動軸40に平行に架設され
た動力取出軸45との間に設けてある水田作業機
のミツシヨン構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5924786U JPH0441786Y2 (ja) | 1986-04-18 | 1986-04-18 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5924786U JPH0441786Y2 (ja) | 1986-04-18 | 1986-04-18 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62169916U JPS62169916U (ja) | 1987-10-28 |
JPH0441786Y2 true JPH0441786Y2 (ja) | 1992-10-01 |
Family
ID=30890562
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5924786U Expired JPH0441786Y2 (ja) | 1986-04-18 | 1986-04-18 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0441786Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018000089A (ja) * | 2016-06-30 | 2018-01-11 | 株式会社クボタ | 水田作業機の伝動装置 |
-
1986
- 1986-04-18 JP JP5924786U patent/JPH0441786Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62169916U (ja) | 1987-10-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4858495A (en) | Multi-speed powershift transmission | |
US4809560A (en) | Key-shift transmission | |
EP1126192A2 (en) | Automatic transmission | |
JPS6145541Y2 (ja) | ||
CA1061603A (en) | Compact manual transmission for a transversely mounted engine | |
GB2088972A (en) | Controlling change-speed and transfer gearing | |
JPH0441786Y2 (ja) | ||
JPH04135987A (ja) | 乗用苗植機 | |
JP2600952B2 (ja) | 田植機 | |
JPH04197103A (ja) | 乗用作業機 | |
CN209776725U (zh) | 一种多挡位电动轮车 | |
CN211082775U (zh) | 一种基于拖拉机的后输出变速装置 | |
JP2637235B2 (ja) | 水田作業車 | |
JPS6225562Y2 (ja) | ||
JP2953802B2 (ja) | 耕うん機の動力伝達装置 | |
JP4257452B2 (ja) | 走行車両の伝動装置 | |
JPH0318765Y2 (ja) | ||
JP3101500B2 (ja) | 歩行型作業機の伝動装置 | |
JPH0338976Y2 (ja) | ||
JPH062061Y2 (ja) | 走行作業車のトランスミツシヨン | |
JPS6318494Y2 (ja) | ||
JPS6131742A (ja) | 農用トラクタのミツシヨン構造 | |
JPS60222332A (ja) | 歩行型耕耘機 | |
JPS6318527B2 (ja) | ||
JPH0220Y2 (ja) |