JP2824695B2 - 水田作業機の変速装置 - Google Patents

水田作業機の変速装置

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、田植機、播種機、施肥機等の水田作業機の
変速装置に関するものである。
[従来技術及び発明が解決しようとする課題] 一般に、この種水田作業機は、前後進切換等の走行変
速を行う走行変速機構と、機体走行に対する作業ピツチ
の調整を行う作業ピツチ変速機構とを備えている。しか
るに従来、走行変速機構と作業ピツチ変速機構は、それ
ぞれ別個に設けられる変速操作レバーによつて操作され
るよう構成されていたため、植付作業時には2本の変速
操作レバーの操作が必要となつて変速操作が煩雑になる
欠点があつた。そこで、走行変速機構と作業ピツチ変速
機構を単一の変速操作レバーで操作できるようにするこ
とが提案されるが、単に変速操作レバーを兼用化しただ
けでは、単一の変素レバーで複数の変速シフタを変速作
動させることになるため、変速操作レバーを、例えば十
字方向等のように複数の方向に操作する必要が生じて、
十分に操作性を改善し得ないのが実状であつた。
[課題を解決するための手段] 本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの欠点を一掃
することができる水田作業機の変速装置を提供すること
を目的として創案されたものであつて、往復操作される
変速操作具の一方向の移動操作で前後進を含んだ走行変
速切換を行うよう設定された走行変速機構と、機体走行
に対する作業ピツチの調整を行う作業ピツチ変速機構と
を備えてなる水田作業機において、前記走行変速機構に
おける変速操作具の作業走行変速領域を、上記移動操作
方向に所定幅を有するべく設定し、該所定幅に設定され
る作業走行変速領域の範囲での変速操作具の移動操作で
作業ピツチの調整がなされるよう走行変速機構と作業ピ
ツチ変速機構とを連繋したことを特徴とするものであ
る。
そして本発明は、この構成によつて、水田作業機にお
ける変速操作の操作性を著しく向上させることができる
ようにしたものである。
[実施例] 次に、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
図面において、1は歩行型の田植機であつて、該田植機
1は、前方にエンジン2を搭載する一方、後方には前低
後高状の苗載台3が設けられ、そして機体走行にタイミ
ングを合わせた植付爪4の植付作動によつて苗載台3か
ら単位植付苗を掻取つて他面に植付けるが、これらの基
本構成は従来通りである。
5は前記エンジン2と一体的に組付けられるトランス
ミツシヨンであつて、該トランスミツシヨン5は、ケー
ス5a内に、第一〜第五の伝動軸6、7、8、9、10を有
し、そして第一軸6が入力したエンジン動力を、第三軸
8の外端に設けられるスプロケツト8aから走行系に出力
すると共に、第四軸9の外端に設けられるスプロケツト
9aから植付系に出力するべく構成されるが、エンジン2
から第一軸6への動力伝動を中継する中間軸は、油圧ポ
ンプ12のポンプ軸12aによつて構成されている。即ち、
油圧ポンプ12は、少なくとも平面視においてエンジン2
と重合しないようエンジン2の出力軸2a突出面に対向配
設されて、ポンプ軸12aがエンジン2側に向けて突出す
るようになつており、そしてポンプ軸12aに一体回動自
在に嵌合連結される中間ギヤ13が、エンジン2の出力軸
2aに設けられる出力ギヤ2bと、第一軸6に設けられる入
力ギヤ6aにそれぞれ噛合してエンジン動力のトランスミ
ツシヨン5への動力伝動を中継することにより、エンジ
ン動力を入力して油圧ポンプ12を作動させるようになつ
ている。
また、トランスミツシヨン5のケース5a側面には、ト
ルクリミツタ14を内装するための凸部5bおよび第三軸8
を内装するためのアクスルケース部5cが突設されるが、
突出する両部5b、5cは前記油圧ポンプ12の下方に位置し
て、油圧ポンプ12の保護部材に兼用されている。
一方、15は変速レバーであつて、該変速レバー15は、
一方向に往復操作されるよう基端部が回動自在に支持さ
れるが、該基端部にはプレート15aが一体的に設けら
れ、さらにプレート15aに設けられるピン15bは、シフタ
軸16の基端に設けられるU字部材に係合している。そし
て変速レバー15の変速操作位置としては、後進(R)、
中立(N)、作業走行(F1)、路上走行(F2)が設定さ
れるが、作業走行域は幅広に設定されて後述する株間変
速操作域に兼用されるようになつている。
前記シフタ軸16の先端側は、トランスミツシヨン5の
ケース5a内に左右移動自在に嵌入し、その先端にはシフ
タフオーク17が一体的に設けられるが、シフタフオーク
17は、第一軸6にスプライン嵌合する筒状変速ギヤ18
と、第五軸10に回動自在に外嵌するバツクギヤ19とに係
合し、両ギヤ18、19を同時に変速作動せしめるようにな
つている。
そして、変速レバー15の後進位置(R)に対応する変
速作動状態では、第一軸6が入力したエンジン動力を、
筒状変速ギヤ18と、該筒状変速ギヤ18の第一ギヤ18aに
常時噛合するバツクギヤ19と、該バツクギヤ19の小径ギ
ヤ19aに噛合した第二軸7の入力ギヤ7aと、第二軸7の
出力ギヤ7bに常時噛合する第三軸8の入力ギヤ8bとを介
して第三軸8に伝動するようになつており、また、変速
レバー15の中立位置(N)に対応する変速作動状態で
は、バツクギヤ19の小径ギヤ19aと第二軸7の入力ギヤ7
aとの噛合が外れて動力伝動を断つようになつている。
さらに、変速レバー15の作業走行位置(F1)に対応する
変速作動状態では、筒状変速ギヤ18と、該筒状変速ギヤ
18の第二ギヤ18bに噛合した第二軸7の入力ギヤ7aと、
第二軸7の出力ギヤ7bに常時噛合する第三軸8の入力ギ
ヤ8bとを介して第三軸8にエンジン動力を伝動し、また
さらに、変速レバー15の路上走行位置(F2)に対応する
変速作動状態では、筒状変速ギヤ18と、該筒状変速ギヤ
18の第一ギヤ18aに常時噛合するバツクギヤ19と、該バ
ツクギヤ19が噛合した第三軸8の入力ギヤ8bとを介して
第三軸8にエンジン動力を伝動する。つまり、「第一軸
6→第五軸10→第二軸7→第三軸8」という伝動経路を
経る後進変速状態では、「第一軸6→第二軸7→第三軸
8」あるいは「第一軸6→第五軸10→第三軸8」という
伝動経路を経る前進変速状態よりも一段多い経路を経る
ため第三軸8を逆回転させるようになつており、また、
「第一軸6→第五軸10→第三軸8」という伝動経路を経
る路上走行変速状態では、バツクギヤ19が筒状変速ギヤ
18の第一ギヤ18aと第三軸8の入力ギヤ8bとに同時噛合
して第三軸8に動力伝動するため、減速軸である第二軸
7を介する作業走行変速状態に比して第三軸8を高速で
回転させるようになつている。
一方、9bおよび9cはそれぞれ第四軸9に設けられる第
一株間ギヤと第二株間ギヤであつて、各株間ギヤ9b、9c
は異なつた歯数を有するものであるが、前記作業操作域
における変速レバー15の操作に伴い前記筒状変速ギヤ18
の第一ギヤ18aおよび第二ギヤ18bが選択的に噛合するこ
とで第四軸9への動力伝動を中継するようになつてい
る。即ち、第一株間ギヤ9bは第二株間ギヤ9cよりも歯数
が多く、また筒状変速ギヤ18の第一ギヤ18aの歯数は第
二ギヤ18bの歯数よりも多く設定され、そして、少なく
とも変速レバー15の後進位置に対応する変速作動状態で
は筒状変速ギヤ18を株間ギヤ9b、9cに噛合させずに第四
軸9への動力伝動を断つが、作業走行域における第一の
位置では、筒状変速ギヤ18の第一ギヤ18aが第二株間ギ
ヤ9cに噛合することで第四軸9を高速で回転させ、また
第二の位置では、筒状変速ギヤ18の第一ギヤ18aが第一
株間ギヤ9bに噛合することで第四軸9を低速で回転さ
せ、さらに第三の位置では、筒状変速ギヤ18の第二ギヤ
18bが第二株間ギヤ9cに噛合することで第四軸9を中速
で回転させるようになつている。
叙述の如く構成された本発明の実施例において、植付
作業は、走行変速操作および株間調整操作を行つた後、
図示しない走行クラツチおよび植付クラツチを入り操作
することで開始されるが、上記走行変速操作および株間
調整操作は、単一の変速レバー15を操作するだけで行い
得ることになる。つまり、操作範囲が広く設定される作
業走行操作域において、変速レバー15を走行変速操作と
同方向に操作することによつて、筒状変速ギヤ18が植付
系伝動軸である第四軸9の第一および第二株間ギヤ9b、
9cに選択的に噛合して植付系に伝動される動力を変速す
るようになつており、これにより機体走行に対する作業
ピツチを調整することができるようになつている。
この様に、本発明においては、走行変速および株間調
整を行うべく構成されるものであるが、両操作は、往復
操作される変速レバー15の一方向操作のみで行い得るこ
とになる。従つて、従来提案されたもののように、変速
レバーを十字方向に操作する等の面倒なく、変速レバー
15の一方向操作で極めて簡単に走行変速および株間調整
を行い得て、この結果、田植機における操作性を著しく
向上させることができる。
さらに、変速レバー15を走行変速と株間調整に兼用し
て一本化する許りでなく、変速シフタも一つにしている
ので、大いに部品点数の削減ならびに構造の簡略化を計
ることができる。
しかも、実施例においては、植付系への動力伝動を、
少なくとも後進変速状態では断つよう構成されるので、
後進時に誤つて植付クラツチを入り操作しても植付爪4
が植付作動してしまうような不具合がなく、このため後
進時の誤操作による植付爪4等の破損を確実に防止する
ことができる。
[作用効果] 以上要するに、本発明は叙述の如く構成されたもので
あるから、往復操作される変速操作具の一方向の変速操
作で前後進を含んだ走行変速切換を行うよう設定された
走行変速機構と、機体走行に対する作業ピツチの調整を
行う作業ピツチ変速機構とを備えるものでありながら、
走行変速機構における作業走行変速領域は、変速操作方
向に広く設定される等して、作業ピツチの調整操作域に
兼用されることになる。従つて、走行変速および作業ピ
ツチは、対応する2本のレバーをそれぞれ操作したり、
1本のレバーを十字方向等の複数の方向に操作する等の
面倒なく、往復操作される変速操作具の一方向の移動操
作で極めて容易に行えることになり、この結果、水田作
業機の操作性を著しく向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は、本発明に係る水田作業機の変速装置の実施例を
示したものであつて、第1図は田植機の側面図、第2図
はトランスミツシヨンの内部側面図、第3図は同上展開
断面図、第4図は要部平面断面図、第5図は変速レバー
の正面図、第6図は同上側面図である。 図中、1は田植機、2はエンジン、4は植付爪、5はト
ランスミツシヨン、6は第一軸、7は第二軸、8は第三
軸、9は第四軸、10は第五軸、15は変速レバー、16はシ
フタ軸、17はシフタフオーク、18は筒状変速ギヤであ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭61−120325(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A01C 11/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】往復操作される変速操作具の一方向の移動
    操作で前後進を含んだ走行変速切換を行うよう設定され
    た走行変速機構と、機体走行に対する作業ピツチの調整
    を行う作業ピツチ変速機構とを備えてなる水田作業機に
    おいて、前記走行変速機構における変速操作具の作業走
    行変速領域を、上記移動操作方向に所定幅を有するべく
    設定し、該所定幅に設定される作業走行変速領域の範囲
    での変速操作具の移動操作で作業ピツチの調整がなされ
    るよう走行変速機構と作業ピツチ変速機構とを連繋した
    ことを特徴とする水田作業機の変速装置。
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