JPH0536345Y2 - - Google Patents

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JPH0536345Y2
JPH0536345Y2 JP314987U JP314987U JPH0536345Y2 JP H0536345 Y2 JPH0536345 Y2 JP H0536345Y2 JP 314987 U JP314987 U JP 314987U JP 314987 U JP314987 U JP 314987U JP H0536345 Y2 JPH0536345 Y2 JP H0536345Y2
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JP
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case
handling depth
fixed case
transmission shaft
shaft
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案はコンバインにおける扱深さ調節体の
取付部の構造に関する。
〈従来の技術〉 コンバインで刈られた茎稈の扱深さを調節しな
がらフイードチエンに向つて揚上搬送する扱深さ
調節体は、コンバインの機体に対して前処理部と
は別に独自に揺動する必要があり、このため従来
は原動機側から入力駆動されて前処理部及び扱深
さ調節体の駆動力を中継するように機体前方に横
設された伝動軸ケースに、扱深さ調節体を軸ケー
スまわりに回動自在に取付け、しかもその取付は
伝動軸ケースの嵌接部分において行なわれてお
り、あるいは特開昭61−209527号公報に示される
ように伝動軸ケースの端部に取付けられていた。
〈考案が解決しようとする問題点〉 しかし、上記のように伝動軸ケースの嵌接部に
取付ける場合は、一方の取外し可能な軸ケースを
取外した後に扱深さ調節体を取外す必要があり、
取付け時にはその逆の作業をする必要があるの
で、一方を何かで支持しながら他方を組付け、特
に内部伝動系の噛み合いを合わせたりして取付け
る必要があるために作業が煩雑で非能率であるば
かりでなく、部材の落下等の危険を伴い、この部
分のメンテナンスにも支障を来たしていた。
また前掲した公報のものにおいても、扱深さ調
節体の取外し作業時には予め本体や軸ケースの取
外し部分をクレーン等で支持しておく必要があ
り、支持力の微調整が悪いと機械に与える影響も
悪く作業も行い難いという欠点があつた。
〈問題点を解決するための手段〉 この考案の取付部構造は、機体本体1の前方に
伝動軸ケース7と固定ケース9とを同一軸芯上に
配置して横設し、該固定ケース9を伝動軸ケース
7に対して軸芯方向に挿脱自在に接続するととも
に、上記固定ケース9に扱深さ調節体4を軸芯ま
わりに回動自在に取り付け、固定ケース9の挿脱
時に該固定ケース9の支持及び軸芯方向移動を案
内する支持体1bを固定ケース9の下方位置に設
けたことを特徴としている。
〈作用〉 伝動軸ケース7に対して固定ケース9は軸芯方
向に移動させることによつて挿脱分離されるよう
に嵌合され、固定ケース9の嵌合が外れた後又は
嵌合する前においては、固定ケース9をその下方
の支持体1bに軸芯方向移動可能な状態で支持せ
しめ、支持体1bが下方に落下するのを防止し且
つこの状態では他の支持装置等を必要とせず、安
全確実に作業ができる。
〈実施例〉 以下本考案の一実施例を図面に基づいて説明す
る。図面において、1はコンバインの機体本体で
あつて、該機体本体1の前部には茎稈を刈取る前
処理部2、該刈取られた茎稈を扱深さを調節しな
がら搬送してフイードチエン3側に搬送する後述
の扱深さ調節体4等の部材が設けられており、そ
して茎稈は、フイードチエン3によつて後方に搬
送される過程で脱殺穀処理されるようになつてい
ること等はいずれも従来通りである。
5は機体フレーム1aに一体的に設けられたカ
ウンタケースであつて、該カウンタケース5に
は、エンジン側から動力伝動されるカウンタ軸6
(本考案の入力軸に相当)が回動自在に軸支され
ているが、さらにカウンタケース5には、伝動軸
ケース7の基端部が、カウンタケースから突出し
たカウンタ軸6を覆うようにして軸芯周りに回動
自在に嵌着されている。そして該突出部のカウン
タ軸6は、傘歯車機構8を介して前処理部2側の
伝動軸2aに動力伝動されている。ここで2bは
伝動軸2a用の伝動ケース(筒)である。さらに
前記伝動軸ケース7の先端部には、固定ボルト9
aによつて基端部が機体フレーム1aに一体取付
された支持体1b側に着脱自在に固定された固定
ケース9の先端部が、軸芯周りに回動自在でかつ
軸芯方向(第1図左右方向)の抜き差し操作によ
つて着脱自在となるように嵌着されており、これ
によつて伝動軸ケース7は軸芯周りの自由回動が
許容されている。そして前処理部2は、機体フレ
ーム1a側と伝動ケース2bとの間の介装された
伸縮シリンダ2cの作動によつて、上下昇降動を
して刈高さ調節及び路上走行や機体回行等のため
非作用位置への大きな上昇ができるようになつて
いる。前記固定ケース9には、カウンタ補助軸1
0が軸受10aによつて回動自在に内装されてい
るが、このカウンタ補助軸10とカウンタ軸6と
は、カウンタ補助軸10に固着したカツプラ10
bをカウンタ軸6に嵌着することによつて軸芯方
向(機体左右方向)抜き差し自在となる状態で一
体的にスプライン嵌合するようになつている。さ
らに固定ケース9の外周には扱深さ調節体4側の
伝動ケース4bが回動自在に軸支され、またカウ
ンタ補助軸10と扱深さ調節体4側の入力軸4a
との間には、ウオーム歯車機構13を介して動力
伝動されている。これらによつて扱深さ調節体4
は、カウンタ軸6の軸芯周りに自重降下自在とな
るよう前処理部2に対して独立して揺動自在に枢
支され、しかも前述したように固定ボルト9aを
外した状態でカウンタ軸方向外側、即ち機体側方
に向けて引き抜くことによつて、カウンタ補助軸
10、ウオーム歯車機構13をも含めて一つのア
ツシーをなす構造で、固定ケース9と共に一体的
に取外すことができるようになつている。
さらに前記伝動軸ケース7には軸芯回りに回動
自在に軸支したブラケツト7aが設けられている
が、該ブラケツト7aには作動腕14の先端部が
揺動自在にピン14a着されている。一方、機体
フレーム1aに揺動自在にピン着15aされたブ
ラケツト15には、駆動調節機構を構成する駆動
モータ16が取付けられており、該駆動モータ1
6のモータ軸に連動連結された螺旋軸16aに上
記作動腕14の基端部が出入り自由に嵌着されて
いる。そして駆動モータ16の正逆駆動によつて
作動腕14は第3図の矢印方向に進退動をし、こ
れによつてブラケツト7aを伝動軸ケース7に対
して強制的に揺動せしめるようになつている。さ
らにブラケツト7aには本考案の支持部材に相当
する支持ピン17が一体的に突設されている。そ
してこのピン17は、扱深さ調節体4側のケース
体4bに一体的に設けた作動プレート(本考案の
作動部材に相当)18に穿設の長孔18に、前記
カウンタ軸6の軸芯方向内側から出入り自在に嵌
入係合している。そして扱深さ調節体4は、前述
したモータ駆動によつて任意位置にセツトされた
支持ピン17に長孔18aの一端部が内接するこ
とによつて、扱深さ調節体4の自重降下が規制さ
れて支持ピン17位置に対応した姿勢に支持せし
められるようになつている。
さらに扱深さ調節体4の背面にはストツパ19
が設けられているが、このストツパ19は、扱深
さ調節体4の自重下降が前処理部2に対して限界
になると、前処理部側伝動ケース2bに接当して
それ以上の下降を規制して扱深さ調節体の支持を
するようになつている。そしてこの規制状態でさ
らに駆動モータ16が作動して、ブラケツト7a
が扱深さ調節体4を下動せしめる側に変位した場
合、あるいは前処理部2自身を上動せしめた場合
に、扱深さ調節体4は前処理部2に支持される状
態で上昇する側に変化することになるが、この場
合に支持ピン17が長孔18aを他端側に自由に
移動するように融通されており、このようにして
前記駆動調節機構と扱深さ調節体4とを連繋せし
める融通手段が形成されている。
叙述の如く構成された本考案の実施例におい
て、扱深さ調節体4は、駆動モータ16の正逆駆
動に伴うブラケツト7aの揺動によつて行うこと
ができ、また刈高さ調節は伸縮シリンダ2cの作
動によつて行うことができ、その場合にいずれも
カウンタ軸6の軸芯を中心とした回動作動によつ
てなされることとなる。
このような扱深さ調節体4において、これを点
検整備等のため取外すには、先ず固定ボルト9a
を外した後、扱深さ調節体4をそのまま手前側に
引抜けば良く、これによつて伝動軸ケース7から
は固定ケース9が、カウンタ軸6からはカツプラ
10bとともにカウンタ補助軸10が、さらに支
持ピン17からはプレート18がそれぞれ抜け出
ることとなつて、扱深さ調節体4を極めて簡単に
機体本体1から側方に取外すことができる。
上記固定ケース9及び扱深さ調節体4等を伝動
軸ケース7に組付けた状態では、固定ケース9の
下方の支持体1bの上端面は、固定ケース9の下
面との間に僅かな隙間Lを形成しており、伝動軸
ケース7より固定ケース9のアツシーを抜き取る
場合、両ケースの嵌合部20が外れると固定ケー
ス9は支持を失つて落下するが、上記隙間Lだけ
落下すると殆どの支持体1bの上端に支持され
て、それ以上に落下することはなく、その支持状
態のままさらに側方に安全に抜き取ることができ
る。
逆に固定ケース9を差込む場合は、先ずその外
周下面を支持体1bの上面に載せた状態で、伝動
軸ケース7の内部に固定ケース9を挿入し、嵌合
部20の嵌合に差しかかると上記隙間Lを形成す
るように固定ケース9の端部を僅かに持ち上げな
がら挿入する。
〈考案の効果〉 この考案は以上の如く構成されるので、扱深さ
調節体を取外しあるいは取付ける際に、扱深さ調
節体と固定ケースは取外し又は取付けの過程の不
安定な状態の時にも支持体によつて支持されてい
る状態にあるが、従来のように扱深さ調節体を他
の支持装置や人手で支持しながら固定ケースの挿
脱を行う必要がなく、作業能率の向上及び作業の
安全性が高まるとともに、上記支持のためのチエ
ンブロツク等の支持装置を必要とせず、扱深さ調
節体部分の保守、点検、整備等の作業が極めて行
い易くなるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案に係るコンバインにおける扱深
さ調節体の取付け構造の実施例を示したものでつ
て、第1図はカウンタ軸部の断面図、第2図はコ
ンバインの前部側面図、第3図は調節機構の要部
断面図、第4図は作用説明図である。 1……機体本体、1a……機体フレーム、1b
……支持体、2……前処理部、4……扱深さ調節
体、4b……伝動ケース、7……伝動軸ケース、
9……固定ケース、20……嵌合部、L……隙
間。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 機体本体1の前方に伝動軸ケース7と固定ケー
    ス9とを同一軸芯上に配置して横設し、該固定ケ
    ース9を伝動軸ケース7に対して軸芯方向に挿脱
    自在に接続するとともに、上記固定ケース9に扱
    深さ調節体4を軸芯まわりに回動自在に取り付
    け、固定ケース9の挿脱時に該固定ケース9の支
    持及び軸芯方向移動を案内する支持体1bを固定
    ケース9の下方位置に設けてなるコンバインにお
    ける扱深さ調節体の取付部の構造。
JP314987U 1987-01-13 1987-01-13 Expired - Lifetime JPH0536345Y2 (ja)

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JPS63112440U JPS63112440U (ja) 1988-07-19
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JPH0724993Y2 (ja) * 1990-06-19 1995-06-07 セイレイ工業株式会社 コンバインの刈取装置

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JPS63112440U (ja) 1988-07-19

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