JP2572003Y2 - アラーム時計の目安針駆動制御回路 - Google Patents

アラーム時計の目安針駆動制御回路

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JP2572003Y2
JP2572003Y2 JP1992016916U JP1691692U JP2572003Y2 JP 2572003 Y2 JP2572003 Y2 JP 2572003Y2 JP 1992016916 U JP1992016916 U JP 1992016916U JP 1691692 U JP1691692 U JP 1691692U JP 2572003 Y2 JP2572003 Y2 JP 2572003Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、アラーム時計に関する
ものであり、尚詳しくは、アナログ時計における目安針
の位置を調整する機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、マイクロコンピュータを用
い、基準信号のパルス数をカウントして現時刻の値を記
憶する現時刻記憶手段としてのランダムアクセスメモリ
と、この現時刻記憶手段に記憶した値を指針の表示角度
の値に換算して記憶する目標位置記憶手段としてのラン
ダムアクセスメモリと、指針の表示位置を記憶する表示
位置記憶手段としてのランダムアクセスメモリとを有
し、表示位置記憶手段に記憶した表示値と目標位置記憶
手段に記憶した目標値とを読み出して一致検出を行な
い、目標値と表示値とが一致しない場合にモータ駆動回
路からステップモータに歩進信号を出力させることによ
りステップモータによって回転させられる指針の表示位
置を制御するアナログ時計を先に開発した。
【0003】このアナログ時計の概要は、図2に示す様
に、発振器11から入力されるクロック信号に基づいて
周波数の異なる複数の基準信号を出力する基準信号発生
手段13を有し、該基準信号発生手段13からの基準信
号により、現時刻記憶手段21は秒カウンタメモリ22
と分カウンタメモリ23と時カウンタメモリ24とに現
在時刻を記憶するものであり、時刻修正スイッチ15が
操作されると周波数の高い修正パルス信号を現時刻記憶
手段21に入力可能としておき、分修正スイッチ17が
操作されると分カウンタメモリ23の値を増加させつつ
分カウンタメモリ23から時カウンタメモリ24への桁
上げを禁止し、時修正スイッチ18が操作されると時カ
ウンタメモリ24の値を増加させるものである。
【0004】尚、分修正スイッチ17及び時修正スイッ
チ18を有することなく、時刻修正スイッチ15をオン
状態とすることにより秒カウンタメモリ22の値をリセ
ットし、分カウンタメモリ23の値を順次増加させて時
カウンタメモリ24の値に順次60毎に桁上げを行って
時刻データの修正を行う様にしているものもある。そし
て分数値変換手段26や時数値変換手段27は、現時刻
記憶手段21の内容を読み出して分針用目標位置記憶手
段32や時針用目標位置記憶手段33にデータを移すも
のであり、このデータ転送に際し、分数値変換手段26
は、秒カウンタメモリ22の値と分カウンタメモリ23
の値を読み込み、秒カウンタメモリ22の内容である秒
データの「10」を「1」に、分カウンタメモリ23の
内容である分データの「1」を「6」に変換することに
より10秒単位を「1」として1時間を「0」から「3
59」の値に変換して分針用目標位置記憶手段32に記
憶させ、又、時数値変換手段27は分カウンタメモリ2
3の値と時カウンタメモリ24の値とを読み込み、2分
単位を「1」として12時間を「0」から「359」の
値に変換して時針用目標位置記憶手段33に記憶させる
ものである。
【0005】又、分針位置記憶手段36や時針位置記憶
手段37は、分針や時針の位置を示す角度を記憶するも
のであり、分針位置記憶手段36は分針用出力手段46
から分針用モータ駆動回路62に出力されるパルス数を
カウントし、時針位置記憶手段37は時針用出力手段4
7から時針用モータ駆動回路63に出力される歩進信号
パルス数をカウントするものであり、分針用モータ駆
動回路62や時針用モータ駆動回路63は、分針用出力
手段46や時針用出力手段47から入力される歩進信号
パルス数に対応したステップ数だけ方向信号に基づい
て分針用ステップモータ66や時針用ステップモータ6
7を駆動するものであって、各ステップモータが1ステ
ップ分回転した時、各々の指針軸が1度だけ回転する様
に輪列の減速比を定めている。
【0006】尚、分針位置記憶手段36及び時針位置記
憶手段37は、各々分針軸及び時針軸が基準位置を示し
たときに初期リセットされ、各々「0」から「359」
の値を記憶するものであり、分針用モータ駆動回路62
が分針用ステップモータ66を順回転させる時には分針
位置記憶手段36はパルス数を加算し、分針用ステップ
モータ66を逆回転させるときには減算を行ない、時針
位置記憶手段37も同様に時針用ステップモータ67の
正逆回転に合わせて加算又は減算を行なって指針位置を
記憶するものである。
【0007】更に、分針用比較検出手段42は、分針用
目標位置記憶手段32の内容である分目標値と分針位置
記憶手段36の内容である分表示値とを比較し、分針用
目標位置記憶手段32の内容である分目標値が分針位置
記憶手段36の分表示値よりも大きい場合は、回転方向
を示す不一致信号を分針用出力手段46に出力すること
により分針用出力手段46から分針用モータ駆動回路6
2に歩進信号と方向信号を出力させて分針用ステップモ
ータ66を正転させ、又、分目標値が分表示値よりも小
さい場合は回転方向を示す不一致信号を出力して分針用
出力手段46から分針用モータ駆動回路62に歩進信号
と方向信号を出力させて分針用ステップモータ66を逆
転させるものである。そして、時針用比較検出手段43
も時針用目標位置記憶手段33の内容である時目標値と
時針位置記憶手段37の内容である時表示値とを比較し
て時針用出力手段47を介して同様に時針用モータ駆動
回路63に歩進信号と方向信号と出力させるものであ
る。
【0008】尚、この時計回路では、分数値変換手段2
6や時数値変換手段における換算係数を変更し、例え
ば、現時刻記憶手段21における秒カウンタメモリ22
及び分カウンタメモリ23の値における30秒を単位と
して分針用目標位置記憶手段32に記憶させる「1」に
換算し、又、分カウンタメモリ23及び時カウンタメモ
リ24の値における6分を単位として時針用目標位置記
憶手段33に記憶させる「1」に換算し、分針用目標位
置記憶手段32及び時針用目標位置記憶手段33の最大
値を「120」に制限することにより、図のAに示す
様に、表示範囲を120度の扇型とする変形時計とする
場合や、換算係数を変更して図のBに示す様に表示範
囲を240度の扇型とする場合等、換算係数の変更によ
り種々の変形時計とすることができるものである。
【0009】又、通常の360度表示を行う時計回路で
は、基準信号発生手段13から0.1ヘルツの基準信号
を出力させ、この基準信号をカウントして0から359
迄のカウント値を分カウンタメモリ23に記憶させ、分
カウンタの12毎にカウント値を1増加させて359迄
をカウントする時カウンタ及びこの時カウンタのカウン
ト値を記憶する時カウンタメモリ24を用いて現時刻記
憶手段21を構成し、現時刻記憶手段21に直接分針や
時針の角度データを時刻データとして記憶させることに
より分数値変換手段26や時数値変換手段27、及び分
針位置記憶手段32や時針位置記憶手段33を省略し、
現時刻記憶手段21における分カウンタメモリ23の分
データと分針位置記憶手段36の記憶データである分表
示値とを直接分針用比較検出手段42により、又、現時
刻記憶手段21における時カウンタメモリ24の時デー
タと時針位置記憶手段37の記憶データである時表示値
とを直接時針用比較検出手段43により比較することも
ある。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】上記の時計回路を有す
る時計体は、正逆転回転可能なモータを充分に活用して
指針の動作や表示形態に展開性を有するアナログ時計と
することができるも、この回路ではアラーム機能を有し
ておらず、時計の利用範囲が狭かった。又、従来の目安
針を有するアラーム機構を付加することは、アラーム機
能をオフ状態としている時に目安針が目ざわりとなる欠
点があった。
【0011】
【課題を解決するための手段】本考案は、現時刻記憶手
段、分針及び時針位置記憶手段を有し、現時刻記憶手段
の分データと分針位置記憶手段に記憶された表示値とを
及び現時刻記憶手段の時データと時針位置記憶手段に記
憶された表示値とを各々比較する分針用及び時針用比較
検出手段と、各比較検出手段からの不一致信号によりス
テップモータを駆動する分針用モータ駆動回路及び時針
用モータ駆動回路を有する時計において、アラーム修正
スイッチ及び鳴り止めスイッチを設け、アラーム修正ス
イッチが操作されたときは時刻データの値を変更し得る
アラーム時刻記憶手段と、鳴り止めスイッチが操作され
てアラームセットの状態の時、前記アラーム時刻記憶手
段の時刻データを出力し、鳴り止めスイッチが操作され
てアラーム非セットの状態の時、前記現時刻記憶手段の
秒データを出力する切換手段と、切換手段から出力され
るデータを設定された表示範囲における表示位置に変換
する秒数値変換手段と、該表示位置を秒針の移動目標位
置として記憶する秒針用目標位置記憶手段と、秒針の現
在表示位置を記憶する秒針位置記憶手段と、該秒針位置
記憶手段の記憶データである表示値と前記秒針用目標位
置記憶手段から出力されるデータとを比較して相違して
いるときは不一致信号を出力する秒針用比較検出手段
と、不一致信号により方向信号及び歩進信号であるパル
ス信号を秒針位置記憶手段に出力する秒針用出力手段
と、該秒針用出力手段からの方向信号及び歩進信号に基
づいて秒針用ステップモータを回転制御する秒針用モー
タ駆動回路とを設けることとする。
【0012】
【作 用】本考案は、現時刻記憶手段の秒データにより
秒針を駆動するための秒針位置記憶手段、秒針用比較検
出手段、秒針用モータ駆動回路を設け、切換手段によっ
て秒データに換えてアラーム時刻記憶手段の時刻データ
表示位置に変換する秒数値変換手段を介して秒針用目
標位置記憶手段に送り、該データと秒針位置記憶手段の
データとを秒針用比較検出手段で比較して一致するまで
秒針用モータ駆動回路により秒針を駆動する故、秒針を
もってアラーム時刻記憶手段に記憶させたアラーム時刻
を表示させることできる。更に、秒針用出力手段は不
一致信号に基づいて方向信号と歩進信号とを出力して秒
針用モータ駆動回路により秒針を駆動するから、秒針の
現在表示位置から秒針を直ちに正転又は逆転させて素早
く目標位置に位置させることができる。
【0013】
【実施例】本考案に係るアラーム時計は、秒針が目安針
を兼ねるものであり、このアラーム時計の時計回路は、
発振器から入力されるクロック信号に基づいて周波数の
異なる複数の基準信号を出力する基準信号発生手段、該
基準信号発生手段からの基準信号をカウントして現時刻
を記憶する現時刻記憶手段を有し、且つ、現時刻記憶手
段に基準信号発生手段からの修正パルス信号を入力し得
る様にする時刻修正スイッチ、及び、修正パルス信号を
現時刻記憶手段としての分カウンタメモリに入力する分
修正スイッチ、修正パルス信号を現時刻記憶手段として
の時カウンタメモリに入力する時修正スイッチを有し、
更に、アラーム時刻記憶手段としての目安用分カウンタ
メモリと目安用時カウンタメモリとを有し、アラーム修
正スイッチにより基準信号発生手段からの修正パルス信
号を該アラーム時刻記憶手段に入力し得る様にし、時修
正スイッチにより修正パルス信号を目安用時カウンタメ
モリに、分修正スイッチにより修正パルス信号を目安用
分カウンタメモリに入力し得る様にしておき、前述の分
針及び時針を駆動する為の数値変換手段、目標位置記憶
手段、比較検出手段、位置記憶手段、出力手段、等と同
様に秒針を駆動する為の各手段を設けるものである。
【0014】即ち、図1に示す様に、発振器11からの
クロック信号に基づいて基準信号発生手段13が出力す
る基準信号をカウントすることにより現時刻記憶手段2
1の秒カウンタメモリ22に記憶される秒データを切換
手段57を介して秒数値変換手段25に送る様にし、該
切換手段57は鳴り止めスイッチ19がオン状態とさ
れ、アラーム非セットの状態とされているときは現時刻
記憶手段21からの秒データを秒数値変換手段25に送
るも、鳴り止めスイッチ19が操作され、アラームセッ
トの状態とされるとアラーム時刻記憶手段51からの分
データ及び時データを秒数値変換手段25に送るもので
ある。
【0015】そして、秒数値変換手段25は、鳴り止め
スイッチがオン状態のときは切換手段57から送られる
秒データの「1」を「6」に変換し、秒データの「0」
から「59」を「0」から「359」に変換する。又、
該秒数値変換手段25は、鳴り止めスイッチ19がオフ
状態とされ、アラームセットの状態となったときは切換
手段57から送られる分データの「2」を「1」に変換
し、時データは「1」を「30」に変換して分データの
値と加算する様にして分データ及び時データを「0」か
ら「359」の値に変換するものである。
【0016】尚、アラーム時刻記憶手段51は、目安用
分カウンタメモリ53及び目安用時カウンタメモリ54
を有し、アラーム修正スイッチ16がオン状態とされ、
分修正スイッチ17が操作されると目安用分カウンタメ
モリ53の分データを変更し、時修正スイッチ18が操
作されると目安用時カウンタメモリ54の時データを変
更するものであり、分修正スイッチ17及び時修正スイ
ッチ18は、時刻修正スイッチ15がオン状態とされた
ときには現時刻記憶手段21の分カウンタメモリ23や
時カウンタメモリ24のデータを変更し得る様にしてい
る。
【0017】そして、秒針用目標位置記憶手段31は秒
数値変換手段25が変換したデータを目標値として記憶
するものであり、この目標値と秒針位置記憶手段35に
記憶されている秒表示値とを秒針用比較検出手段41に
より比較し、目標値と表示値とが異なるとき、秒針用比
較検出手段41は秒針用出力手段45へ不一致信号を出
力するものである。
【0018】この不一致信号が入力される秒針用出力手
段45は、秒目標値が秒表示値よりも大きいときは不一
致信号により秒針用モータ駆動回路61へ秒針用ステッ
プモータ65を正方向に回転させる為の方向信号とパル
ス信号とを出力し、このパルス信号である歩進信号に基
づいて秒針用モータ駆動回路61は秒針用ステップモー
タ65を1ステップだけ正方向に回転させる駆動パルス
を出力し、目標値が表示値よりも小さいときは秒針用比
較検出手段41から入力される不一致信号により秒針用
出力手段45は秒針用モータ駆動回路61へ秒針用ステ
ップモータ65を逆方向に回転させる為の方向信号とパ
ルス信号である歩進信号とを出力し、秒針用モータ駆動
回路61により秒針用ステップモータ65を逆方向に1
ステップだけ回転させる。
【0019】尚、秒針軸は秒針用ステップモータ65の
1ステップ回転により秒針軸が1度だけ回転する様に減
速比を定めた輪列によりモータ軸に連結され、秒針位置
記憶手段35は秒針用出力手段45が出力する方向信号
によりアップカウント又はダウンカウントが決定され、
歩進信号であるパルス信号により記憶データに1を加算
又は減算することを行って秒針軸の角度を表示値として
記憶するものである。
【0020】従って、初期設定により秒針が正時位置の
ときに秒針位置記憶手段35の表示値をゼロリセットし
ておけば、秒針用比較検出手段41が不一致信号を出力
すると秒針用出力手段45及び秒針用モータ駆動回路6
1により秒針用ステップモータ65を回転させ、秒針を
正方向に1度回転させる毎に秒針位置記憶手段35の表
示値を1増加させ、秒針を逆方向に回転させるときは秒
針が1度回転する毎に表示値から1減算して秒針の回転
角度を秒針位置記憶手段35に記憶し、秒針位置記憶手
段35の表示値が秒針用目標値記憶手段の目標値と一致
する迄秒針を駆動し、秒針を秒針用目標位置記憶手段3
1に記憶させた目標値の角度迄回転させることができ
る。
【0021】即ち、切換手段57により現時刻記憶手段
21からの秒データを秒数値変換手段25に送り、該数
値変換手段で秒データの「1」を「6」に変換した角度
データとしての秒目標値を形成して秒針用目標位置記憶
手段31に記憶させれば、秒針は毎秒6度づつ回転を行
うこととなり、又、切換手段57によりアラーム時刻記
憶手段51からの分データ及び時データを秒数値変換手
段25に送り、該秒数値変換手段25における変換係数
を分データは2分を1度に変換し、時データは1時間を
30度に変換して角度データを算出させ、この角度デー
タを秒針用目標値として秒針用目標値記憶手段に記憶さ
せると、秒針はアラーム時刻記憶手段51に記憶された
分データ及び時データによる時刻を表示して停止する。
【0022】尚、秒針がアラーム時刻記憶手段51に記
憶された時刻データを表示する際の秒数値変換手段25
における変換係数は時数値変換手段27における変換係
数と一致している故、当該アラーム時計をアラームセッ
トの状態として秒針にアラーム時刻記憶手段51の時刻
データを表示させるときは、秒針は時針による時刻表示
と同様の時刻角度を表示することとなり、目安針による
アラーム時刻の表示と同じ機能を発揮することになる。
【0023】この様に、本実施例は秒数値変換手段25
へ現時刻記憶手段21における秒カウンタメモリ22の
秒データ又はアラーム時刻記憶手段51からの時刻デー
タを送り、アラーム非セットの状態では秒針に現時刻の
秒を表示させ、アラームセットの状態ではアラーム時刻
表示をさせるものであり、アラーム時刻記憶手段51
としては十分カウンタメモリと時カウンタメモリとで構
成し、アラーム時刻の設定に際して十分単位の操作を行
う様にすれば、設定操作を単純容易とすることができ
る。
【0024】そして、分数値変換手段26は、従来の分
数値変換手段26と同様に現時刻記憶手段21の秒デー
タ及び分データに基づいて10秒を単位として1度の角
度データに変換し、この角度データを分目標値として分
針用目標位置記憶手段32に記憶させるものである。従
って、分針位置記憶手段36、分針用比較検出手段4
2、分針用出力手段46及び分針用モータ駆動回路62
により分針用目標位置記憶手段32の目標値に合わせる
様に分針用ステップモータ66を回転駆動させると、1
0秒毎に分針は1度づつ回転して分表示を行う。
【0025】又、時数値変換手段27も従来の時数値変
換手段27と同様に現時刻記憶手段21の分データ及び
時データに基づいて2分を単位として1度の角度データ
に変換して時針用目標位置記憶手段33に記憶させれ
ば、時針位置記憶手段37、時針用比較検出手段43、
時針用出力手段47及び時針用モータ駆動回路63によ
り時針用ステップモータ67の回転を制御することがで
き、2分毎に時針を1度だけ駆動して時表示を行うこと
ができる。
【0026】尚、アラーム報知音は秒針用位置記憶手段
31に記憶された秒表示値と時針位置記憶手段37に記
憶された時表示値との一致検出、又は現時刻記憶手段2
1の時刻データとアラーム時刻記憶手段51の時刻デー
タとの一致を検出することにアラーム報知音を発音させ
る場合や、従来と同様に目安車により機械的一致を検出
することにより発音させることができる。
【0027】又、分修正スイッチ17や時修正スイッチ
18を有していない時計回路では、分修正スイッチ17
や時修正スイッチ18を追加して設ける場合だけでな
く、現時刻記憶手段21と同様に、アラーム修正スイッ
チ16をオン状態とすることにより修正パルス信号を直
接アラーム時刻記憶手段51の分カウンタに入力し、目
安用分カウンタメモリ53の値を増加させ、且つ、分カ
ウンタの桁上げ信号により時カウントを行って目安用時
カウンタメモリ54の値と分カウンタメモリ53の値と
を修正することにより分修正スイッチ17や時修正スイ
ッチ18を省略することができる。
【0028】更に、秒数値変換手段25の換算係数とし
て2秒を1度に対応させ、分数値変換手段26の変換係
数は30秒を1度に対応させ、時数値変換手段27及び
秒数値変換手段25の変換係数は6分を1度に対応させ
ることにより表示範囲を120度の扇形とした変形時計
とする様にして、指針が所定範囲を往復動作するアラー
ム時計とすることもできる。
【0029】
【考案の効果】本考案に係るアラーム時計の目安針駆動
制御回路は、鳴り止めスイッチを操作してアラーム非セ
ット状態とした時は、現時刻記憶手段の秒データに基づ
いて目安針を駆動することによって目安針を秒針として
利用し、以てアラームがセットされていない状態のとき
は、時針と分針及び秒針とを有する3針の時計とするも
のであり、停止した指針を有しない為に表示時刻が見や
すくなる利点が有り、又、アラームセットの状態では目
安針としてアラーム時刻を表示し、分針及び時針の2針
により現在時刻を表示する時計とするものである。そし
て、秒数値変換手段の換算係数や分数値変換手段の変換
係数、時数値変換手段及び秒数値変換手段の変換係数を
各指針の角度に対応させることにより、表示範囲を12
0度などの扇形として指針が所定範囲を往復動作する変
形時計としてのアラーム時計とすることもできるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る目安針駆動制御回路を有するアラ
ーム時計の回路ブロック図。
【図2】 従来の時計回路を示すブロック図。
【図3】 従来の時計体表示部の一例を示す図。
【符号の説明】
11 発振器 13 基準信号発
生手段 15 時刻修正スイッチ 16 アラーム修
正スイッチ 17 分修正スイッチ 18 時修正スイ
ッチ 19 鳴り止めスイッチ 21 現時刻記憶
手段 25 秒数値変換手段 26 分数値変換
手段 27 時数値変換手段 31 秒針用目標
位置記憶手段 32 分針用目標位置記憶手段 33 時針用目標
位置記憶手段 35 秒針位置記憶手段 36 分針位置記
憶手段 37 時針位置記憶手段 41 秒針用比較
検出手段 42 分針用比較検出手段 43 時針用比較
検出手段 45 秒針用出力手段 46 分針用出力
手段 47 時針用出力手段 61 秒針用モー
タ駆動回路 62 分針用モータ駆動回路 63 時針用モー
タ駆動回路 65 秒針用ステップモータ 66 分針用ステ
ップモータ 67 時針用ステップモータ 51 アラーム時
刻記憶手段 57 切換手段

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アラーム修正スイッチ及び鳴り止めスイ
    ッチを有し、アラーム修正スイッチが操作されたときに
    は記憶している時刻データの値を変更し得るアラーム時
    刻記憶手段と、鳴り止めスイッチが操作されてアラーム
    セットの状態の時はアラーム時刻記憶手段から入力され
    る時刻データを出力し、鳴り止めスイッチが操作されて
    アラーム非セットの状態の時は現時刻記憶手段から入力
    される秒データを出力する切換手段と、前記切換手段か
    ら出力されるデータを設定された表示範囲における表示
    位置に変換する秒数値変換手段と、該表示位置を秒針の
    移動目標位置として記憶する秒針用目標位置記憶手段
    と、秒針の現在表示位置を記億する秒針位置記憶手段
    と、前記秒針用目標位置記憶手段からの記憶データと秒
    針位置記憶手段からの記憶データとを比較して方向判別
    と一致検出とを行う秒針用比較検出手段と、該秒針用比
    較検出手段により一致が検出されるまで方向信号及び歩
    進信号であるパルス信号を前記秒針位置記憶手段に出力
    する秒針用出力手段と、前記秒針用出力手段から出力さ
    れる方向信号及び歩進信号に基づいて秒針用ステップモ
    ータを駆動制御する秒針用モータ駆動回路とを有するこ
    とを特徴とするアラーム時計の目安針駆動制御回路。
JP1992016916U 1992-03-30 1992-03-30 アラーム時計の目安針駆動制御回路 Expired - Fee Related JP2572003Y2 (ja)

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