JP3474609B2 - モード変更を表示するための手段を含むアナログ計時器 - Google Patents

モード変更を表示するための手段を含むアナログ計時器

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JP3474609B2
JP3474609B2 JP23971593A JP23971593A JP3474609B2 JP 3474609 B2 JP3474609 B2 JP 3474609B2 JP 23971593 A JP23971593 A JP 23971593A JP 23971593 A JP23971593 A JP 23971593A JP 3474609 B2 JP3474609 B2 JP 3474609B2
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コッホ ダニエル
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エタ ソシエテ アノニム ファブリク デボーシュ
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    • GPHYSICS
    • G04HOROLOGY
    • G04BMECHANICALLY-DRIVEN CLOCKS OR WATCHES; MECHANICAL PARTS OF CLOCKS OR WATCHES IN GENERAL; TIME PIECES USING THE POSITION OF THE SUN, MOON OR STARS
    • G04B1/00Driving mechanisms
    • GPHYSICS
    • G04HOROLOGY
    • G04CELECTROMECHANICAL CLOCKS OR WATCHES
    • G04C3/00Electromechanical clocks or watches independent of other time-pieces and in which the movement is maintained by electric means
    • G04C3/14Electromechanical clocks or watches independent of other time-pieces and in which the movement is maintained by electric means incorporating a stepping motor
    • GPHYSICS
    • G04HOROLOGY
    • G04BMECHANICALLY-DRIVEN CLOCKS OR WATCHES; MECHANICAL PARTS OF CLOCKS OR WATCHES IN GENERAL; TIME PIECES USING THE POSITION OF THE SUN, MOON OR STARS
    • G04B19/00Indicating the time by visual means
    • G04B19/22Arrangements for indicating different local apparent times; Universal time pieces

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、モード変更を表示する
ための手段を含むアナログ計時器に係わる。
【0002】更に特に、本発明は、スイス特許出願第03
031/900 号(米国特許出願第07/761,232号)で開示され
るタイプの複数の動作モードを有する計時器に係わる。
【0003】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】本明細
書で開示される計時器は、時間と分を与えるが故に時刻
動作モードと呼ばれる通常の動作モードに加えて、竜頭
心棒の操作によって使用者により起動させられることが
可能な追加の動作モードを実際的に含む。この動作モー
ドによって、正午に時針と分針の両方が重ね合わされる
標準的な基準とは異なった時間基準位置に、時針と分針
の両方を調整することが可能となる。
【0004】時間基準調整モードと呼ばれるそうした動
作モードによって、文字盤上の任意の時間マークに対し
て、ゼロ時ゼロ分を表示する時間基準位置を設定するこ
とが可能になる。従って、例えば、時計のような標準的
な計時器を、左利きの人間のための時計、即ち、時刻設
定用竜頭が右側にではなく左側にある時計へと変形させ
ることが可能である。
【0005】しかし、新たな時間基準位置からの調整
が、時針と分針とによって与えられる時刻情報を全く変
化させるということが理解されるが故に、この動作モー
ドは、慎重に行われなければならない。
【0006】この理由から、計時器の構造を複雑化する
ことも、その価格を上昇させることもなしに、使用者が
誤操作を回避することを可能にするように、任意の瞬間
にその使用者に対して警報を適切に与えることが可能な
表示手段を提供することが必要である、と考えられる。
【0007】従って、本発明の目的は、時間基準のため
の調整モードのような複数の動作モードを有する、可能
な限り単純な構造であり且つ可能な限り軽量である計時
器を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段及び作用】上記本発明の目
的は、その第1のモードが時刻動作モードと呼ばれ、第
2のモードが非時刻動作モードと呼ばれる、選択可能な
少なくとも2つの動作モードを示し、かつ、モータ手段
によって別々に起動されることが可能な少なくとも1つ
の時針及び1つの分針と、前記少なくとも2つの動作モ
ードのための電子管理手段と、前記電子管理手段を操作
することが可能な外部操作手段と、を含む、アナログ表
示器を有する計時器において、前記計時器は、非時刻動
作モードへの移行を表示するための視覚表示手段であっ
て、前記時針hと前記分針mとによって形成され、少な
くとも前記非時刻動作モードへの移行時に自動的かつ系
統的に作動するもの、を含む、ことを特徴とする計時
器、によって達成される。
【0009】本発明の別の特徴によれば、前記視覚表示
手段は、前記時針と前記分針の少なくとも一方が完全回
転することからなる。
【0010】より詳細には、前記視覚表示手段は、前記
時針と前記分針の少なくとも一方が初期時間基準位置に
戻され終わった後に、その針が完全回転することからな
る。
【0011】更に特定の形態では、前記視覚表示手段
は、前記時針と前記分針とが一定不変の相対位置におい
て同一速度で同時回転することからなる。
【0012】好ましくは、前記視覚表示手段は、前記時
針と前記分針とが初期時間基準位置において重なり合い
形態に戻され終わった後に、前記時針と前記分針とが重
なり合い形態のまま回転することからなる。
【0013】このために、本発明は、前記電子管理手段
に結合された、表示レジスタと呼ばれる少なくとも1つ
のレジスタであって、前記時針と前記分針の少なくとも
一方の針の完全回転のために必要な数を表す値を収容す
るもの、を含む。
【0014】単なる例示のために示される添付図面を参
照して行われる以下の本発明の詳細な説明を理解するこ
とによって、本発明の他の特徴と利点とが明らかになる
だろう。
【0015】
【実施例】略ブロック図の形の図1には、本発明の1つ
の実施例を構成する計時器が示されている。この計時器
は、クォーツ発振器2と、1Hz の信号を与える一連の分
周器4と、分信号を与え且つ秒針(図示されていない)
の位置のディジタル表示器を特に形成する秒カウンタ6
と、分針m の位置のディジタル表示器を基本的に形成す
るカウンタ8と、を直列に有する。
【0016】本発明による計時器は、更に、秒カウンタ
6の出力信号を受け取って12分周する分周器10と、時針
h の位置のディジタル表示器を形成する、時間カウンタ
と呼ばれるカウンタ12と、を含む。
【0017】分周器10の出力にその入力が結合された時
間カウンタ12は、12分毎に分周器10から情報を受け取
る。カウンタ6 、8 、12は、60毎のカウンタであり、そ
の動作モードが図4に概略的に示されている。
【0018】この図に示されるように、増分(INC) のた
めに使用されるパルスが、上側(図では左側)からカウ
ンタ6 、8 、12によって受け取られる。こうした連続パ
ルスが、これらのパルスが増分する6ビット以上の容量
を有するバイナリカウンタ40によって計数される。この
カウンタ40は、出力パルスを供給し且つパルス60個毎に
カウンタ40を初期化(リセット)する、60分周する分周
器42に結合される。
【0019】後述されるように、カウンタ8と12の各々
は、通常の動作モードにおいて、時間基準位置に対し
て、計時器の文字盤上での分針m と時針h の相対的な角
位置を決定する。本明細書で説明される計時器は秒針を
含んでいないが故に、秒カウンタ6は、分信号を供給し
てその他のカウンタ8 、12を増分するためにだけ使用さ
れる。
【0020】本発明による計時器には更に、分針m と時
針h を各々に駆動するために、電力回路14、16によって
各々に制御される2つのモータ18、20が備えられる(図
2)。回路14、16は、通常の動作モードでは、分カウン
タ8の入力と時間カウンタ12の入力に各々加えられるパ
ルスを受け取る。
【0021】本発明のモータと伝動装置との構成は、本
明細書では説明されない。実際上、分を表示する針と時
間を表示する針を別々に駆動することが可能な複数のモ
ータを含む時計ムーブメントが、特に欧州特許第0,393,
605 号から公知である。
【0022】本発明の理解を容易にするために、モータ
18、20とそれらの歯車列とが、電力回路14、16から制御
パルスを受ける毎に時針と分針をステップ1つ当たり1/
60回転だけ進ませるように適合させられる、ということ
だけがここでは言及される。
【0023】これは、通常の動作モードでは、カウンタ
8は、分針m の角位置を直接的に表す0 〜59の範囲の値
(60で初期化される)をバイナリ形式で示すからであ
る。
【0024】時針h も制御パルスを1つ受ける毎にステ
ップ1つ当たり1/60回転だけ進むことが可能であるが故
に、時針は、12分周する分周器10の働きによって、12分
毎に1つのステップの割合において、5つのステップを
経て時間マークから時間マークへ次々と進む。従って、
カウンタ12は、通常の動作モードでは、時針h の各々の
移動を記録し、時針h の角位置を直接的に表す0 〜59の
範囲の値(60で初期化される)をバイナリ形式で含んで
いる。
【0025】上記で説明された図1の略ブロック図に示
される計時器の各要素は、通常の時刻表示に関する範囲
で、この計時器の動作を説明する。
【0026】図1から分かるように、本発明による計時
器は、更に、調整手段と呼ばれる電子管理手段22をも含
み、この電子管理手段22は、ここで説明される通りの用
途においては、時間基準のための非時刻動作モード又は
調整モードと呼ばれる追加の動作モードにおいて、分針
のゼロ位置と時針のゼロ位置とに定義上相当する時間基
準位置を変更することを可能にする。
【0027】この電子管理手段又は調整手段22は、分カ
ウンタ8の内容と時間カウンタ12の内容を受け取るため
の入力MN及び入力H と、起動入力ENと、時針と分針の前
後移動データのための入力D と、を含む。
【0028】入力ENと入力D に加えられる信号は、操作
竜頭心棒(図示されていない)の位置と移動(方向及び
速度)とに関する情報を翻訳し供給することが可能な翻
訳回路24によって供給される。操作竜頭心棒の動作と翻
訳回路24の動作は、欧州特許第0,175,961 号から既に公
知であり、従って本明細書では詳細に説明されることは
ない。
【0029】この電子管理手段22は、モータ18、20にパ
ルスを送るための2つの出力Mmn 、Mhと、電力回路14、
16の入力に配置された2つのスイッチ26、28の状態を管
理するための制御出力C と、を含み、これら2つのスイ
ッチ26、28は、これらのスイッチが第1の位置a にある
時に、分針8 の位置カウンタの入力に加えられるパルス
と時針12の位置カウンタの入力に加えられるパルスとを
電力回路14、16に送り、これらのスイッチが第2の位置
b にある時に、電子管理手段22によって送られるパルス
を電力回路14、16に送る。
【0030】有利には、この電子管理手段は、プログラ
ムされたマイクロコントローラを含む集積回路の形で提
供されることが可能である。当業者は、本明細書の説明
に基づいて、そのマイクロコンピュータに上記の機能を
果たさせるように、そのマイクロコンピュータのプログ
ラミングを行うことが可能だろう。
【0031】この電子管理手段22は、更に、時間レジス
タ29と分レジスタ27とに組み合わされることが有利であ
り、これらの時間レジスタ29と分レジスタ27は、各々、
好ましい実施例では互いに等しいように選択されるバイ
ナリ形式の2つの数Rh、Rmnを含む。
【0032】通常の時刻表示モードでは、電子管理手段
22は非活動状態にあり、モータ18、20は、分針位置カウ
ンタ8 の入力に与えられるパルスと時針位置カウンタ12
の入力に与えられるパルスとを受け取る。
【0033】電子管理手段22の起動は、例えば、翻訳回
路24が電子管理手段22の入力ENに向けて起動信号を送り
出すことを引き起こす操作竜頭心棒の特殊な操作によっ
て得られる。
【0034】この場合に、電子管理手段22は、新たな動
作モードにおいて、初期化段階と、警報段階と、調整段
階と、必要に応じての追加の警報段階と、更には表示段
階と、を連続的に実行する。
【0035】初期化段階 標準的な時刻表示に相当する通常動作モードにその時計
がある時(ステップAによって例示される)に、例え
ば、予め決められた時刻の間は維持される圧力により竜
頭心棒を押し下げることによって、初期化機能が起動さ
れる(ステップB)。
【0036】竜頭心棒の動きが、翻訳回路24(図1)が
電子管理手段22の入力ENに向けて起動信号を送り出すこ
とを引き起こす。
【0037】この後で、電子管理手段22は、スイッチ2
6、28を状態b に設定するために、その出力C から信号
を送り出す。
【0038】これと同時に、電子管理手段22は、分針m
の位置と時針h の各々の位置を知るために、カウンタ8
の内容とカウンタ12の内容を読み取る。
【0039】この後で、好ましい実施例では、電子管理
手段22は、上記で定義された時間基準位置に、即ち、カ
ウンタ8 、12の内容がゼロに等しい場合に針m 、h が有
する時間基準位置に、電力回路14、16とモータ18、20と
によって針m 、h を戻すために、必要数のパルスを出力
Mmn と出力Mhにおいて送り出す(これは、カウンタ6、
8、12の動作に影響を与えない)。
【0040】別の実施例では、出力Mmn 又は出力Mhのど
ちらか一方だけにおいて信号を送り出すことによって、
時針と分針のどちらか一方だけが動かされ、他方の針は
一定の位置に固定された状態のままである。
【0041】警報段階 この動作モードへの移行に対しての使用者の注意を促す
ために、及び、初期化の起動を表示するために、電子管
理手段22は、レジスタ27、29の少なくとも一方からその
値(値Rmn 、Rh)を読み取り、いつものように、レジス
タ27、29の少なくとも一方の中にバイナリ形式で含まれ
る数Rmn 及び/又はRhに相応する数のパルスを、出力Mm
n と出力Mhにおいて送り出す。
【0042】こうしたパルスは、電力回路14、16を経由
してモータ18、20に受け取られる。レジスタ27、29内に
含まれる数Rmn 、Rhの両方が60に等しいことが有利であ
るが故に、好ましい実施例では、時針と分針の両方が、
それに対応する幾つかのステップを経て移動させられ、
時針と分針が共に、同一速度で360 °の回転を行い、即
ち、これらの針の予め決められた時間基準位置に戻るよ
うに文字盤上を1回転する。
【0043】予め決められた時間基準位置が時針と分針
とが重ね合わされた状態に相当する場合には、そうした
重ね合わされた状態で時針と分針の同時回転が行われ
る。
【0044】従って、その動作に関して下記で説明され
る、新たな時間基準位置の決定に相当する動作モードへ
の移行が、その使用者に非常に単純な仕方で警報される
ということが理解できる。
【0045】従って、時針と分針だけによって形成され
る視覚表示手段が与えられ、この手段は、非時刻動作モ
ードへの移行後に、直ちに自動的且つ系統的に作動す
る。
【0046】或いは、レジスタ27、29の一方だけが考慮
されて、そのレジスタに対応する針だけが動かされる別
の実施例では、こうした表示手段は、少なくとも一方の
針がその初期時間基準位置に戻され終わった後に、その
針が完全回転を行うことにあるということが理解される
だろう。
【0047】時針と分針の両方が動かされる好ましい実
施例では、その表示手段は、時針と分針の両方が一定不
変の相対的な角位置(例えば、互いに重なり合った状
態)で同一速度で同時回転することにある。
【0048】同一方向の完全回転の形の両方の時刻表示
針の固有運動が、時刻表示における重大な変化を非常に
明瞭に示すが故に、こうした表示手段は、時間基準の変
化のような動作モードへの移行の表示のために有利に使
用される。
【0049】調整段階 上記の用途において、上記のスイス特許出願第03031/90
-0号 (米国特許出願第07/761232 号 )に示されるよう
に、この調整段階で、使用者は、時針h と分針mによる
表示における新たな時間基準位置、即ち、この新たな時
間基準のための選択位置を決定する。時針と分針の動き
は操作竜頭心棒によって操作され、操作竜頭心棒の動き
は回路24によって翻訳され、前記回路24はその対応する
パルスを管理又は調整手段22の入力D に対して送り、更
に、この管理又は調整手段22が、モータ18、20に向けて
制御パルスを出力Mmn 、Mhから送り出す。
【0050】この段階において、時針と分針とが互いに
重なり合った状態のままであることが好ましい。言い換
えれば、管理手段22又は使用者が、同一のパルスをモー
タ18、20の両方に向けて送る。これは、使用者が、その
計時器が調整モードにあることをより良く考慮に入れる
ことを可能にする。
【0051】適切に理解されるように、前述されたよう
に、時針と分針の一方だけが時間基準位置の表示のため
に使用されるように、管理又は調整手段22を形成するこ
とも可能である。
【0052】時針と分針との各々に関して別々の時間基
準位置が選択されることも可能である。例えば、時間基
準位置として6時(又は、1800)を使用する場合には、
時針と分針とが互いに正確に反対位置にある。
【0053】表示段階 使用者が時間基準位置に関して望ましい新たな位置を指
示し終わると、この使用者は、操作竜頭心棒の特別な操
作によって調整モードを解除する。この場合、管理手段
22は、時針と分針を基準位置から現在時刻の表示位置に
向けて動かすために、現在時刻を確定する分カウンタ8
と時間カウンタ12との内容を読み取って、それらの内容
に対応する数のパルスをモータ18、20に送る。
【0054】下記の調整の例が、本発明による計時器の
動作を例示する。
【0055】図2には、左手首に装着されるのに適合さ
せられた腕時計をこの例では形成する計時器が、段階A
として示されている。この例では、操作竜頭心棒が右側
にある。文字盤上には、4つの異なった目盛りが12時と
3時と6時と9時の位置に備えられている。分針と時針
の各々は、その文字盤の1回転毎に、60個のステップを
刻む。
【0056】公知であるように、正午と夜の12時は、12
時の位置における分針と時針の重なり合いによって指示
される。この位置が時間基準として選ばれる。この例の
場合、現在時刻は10時11分である。従って、分カウンタ
の内容CPmnは11に等しく、時間カウンタの内容CPH は50
である。
【0057】段階Bとして示される調整モードに使用者
が移行すると、分針と時針の両方が、時間基準位置に達
するまで移動させられる(初期段階)。この移動の後
に、分針と時針とが12時の位置で重ね合わされる。
【0058】その次に、本発明に従って、段階Cに示さ
れるように、表示手段によって自動的に警報段階に移行
させられる。レジスタ27、28からの値Rmn 、Rhが電子管
理手段22によって考慮に入れられ、この電子管理手段22
は、それに対応する数のパルス(この例では60個)をモ
ータ18、20に供給する。
【0059】この後で、この場合には非時刻動作モード
であるこの動作モードへの移行を使用者に警報するため
に、2つの針h 、m が、重なり合った形態で、好ましく
は早い速度で完全回転を行う。この回転の終了時には、
2つの針h 、m は、未だ変更されていないそれらの時間
基準位置に再び戻っている(段階D)。
【0060】この次に、段階Eにおいて、その使用者
は、竜頭を手で操作することによって2つの針h 、m で
時間基準位置を指示し(調整段階)、時間基準のための
望ましい新たな位置を決定する。
【0061】図に見てとれるように、時間基準の新たな
位置が、6時の位置として使用者によって選択される。
【0062】これは、通常の時刻表示モードでは、正午
又は夜の12時において、時針と分針がこの段階で示され
る位置にあるということを意味する。
【0063】この後で、使用者は調整モードを解除す
る。この瞬間に、段階Fでは、管理手段22が、その対応
するカウンタの内容に等しい数のステップだけ時針と分
針を進ませることによって、時間基準の新たな位置を考
慮に入れて時針と分針が現在時刻を表示するように、時
針と分針を移動させる(表示段階)。
【0064】別の実施例では、その使用者が調整モード
を解除したことを使用者に警報するために、現在時刻表
示に戻る前に、警報モードが起動される。
【0065】調整段階全体を通じて両カウンタが時刻を
基準として正規に増分され続け、従って、時針と分針を
そのステップだけ進ませることが必要なステップの数
は、調整動作の開始時の両カウンタの内容とは必ずしも
等しくないということに留意さたい。
【0066】さて、この腕時計は、左側に操作竜頭心棒
が位置する形で右手首に装着されることが可能である。
時間基準位置の調整は、正午又は夜の12時に重ね合わさ
れる時針と分針を有することを可能にする。
【0067】上記の実施例では、時間基準は、重ね合わ
された時針と分針の位置によって、調整段階において表
示されるが、これらの時針と分針は、警報段階において
も、360 °に亙って迅速に移動する間、互いに重ね合わ
された位置にある。時針と分針を重ね合わせて、これら
を一緒に動かすために、この計時器のムーブメントは、
各々の針を動かすための2つの別々のモータを含まなけ
ればならない。
【0068】両方の針を駆動するために単一のモータを
使用する場合には、時間基準位置を表示するために、予
め決められた一方の針の位置が使用されることが可能で
ある。こうした時間基準を調整するためには、十分に理
解されているように、少なくとも表示段階中に2つの針
の間の運動上の結合を遮断するために、使用可能なクラ
ッチ解除システムを有することが必要である。これは、
その操作竜頭心棒への運動連鎖の中にホイール(wheel)
を結合することによって、容易に得られることが可能で
ある。
【0069】有利には、限られた数の時間基準の指定位
置を含む表が調整手段に備えられてもよい。この表は、
その計時器の設計者によって工場において組み込まれる
ことが好ましい。
【0070】特に、これらの使用可能な指定位置が、通
常の時計が3時と6時と9時と12時を表示する4つの位
置であることが、必須であることが可能である。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
時間基準のための調整モードのような複数の動作モード
を有する、可能な限り単純な構造でありかつ可能な限り
軽量である計時器が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を構成する計時器を示す略ブロ
ック図である。
【図2】図1に示される計時器の動作の各段階を示す説
明図である。
【図3】本発明の動作のフローチャートである。
【図4】図1に示される3つの位置カウンタを示す略図
である。
【符号の説明】
2…クォーツ発振器 4…一連の分周器 6…秒カウンタ 8…分カウンタ 10…分周器 12…時間カウンタ 14,16…電力回路 18,20…モータ 22…電子管理手段 24…翻訳回路 26,28…スイッチ 27…分レジスタ 29…時間レジスタ 40…バイナリカウンタ h…時針 m…分針
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G04C 3/00 G04B 19/00 G04C 9/00 G04C 9/08

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 その第1のモードが時刻動作モードと呼
    ばれ、第2のモードが非時刻動作モードと呼ばれる、選
    択可能な少なくとも2つの動作モードを示し、かつ、モ
    ータ手段(18,20)によって別々に起動されること
    が可能な少なくとも1つの時針(h)及び1つの分針
    (m)と、前記少なくとも2つの動作モードのための電
    子管理手段(22)と、前記電子管理手段を操作するこ
    とが可能な外部操作手段と、を含む、アナログ表示器を
    有する計時器において、 前記計時器は、非時刻動作モードへの移行を表示するた
    めの視覚表示手段であって、前記時針(h)と前記分針
    (m)とによって形成され、少なくとも前記非時刻動作
    モードへの移行時に自動的かつ系統的に作動するもの、
    含み、 前記視覚表示手段は、前記時針(h)と前記分針(m)
    とが一定不変の相対位置において同一速度で完全回転か
    つ同時回転することからなる、ことを特徴とする計時
    器。
  2. 【請求項2】 前記視覚表示手段は、前記時針(h)
    前記分針(m)両方が初期時間基準位置に戻され終わ
    った後に、それらの針が完全回転することからなる、こ
    とを特徴とする、請求項1に記載の計時器。
  3. 【請求項3】 前記視覚表示手段は、前記時針(h)と
    前記分針(m)とが初期時間基準位置において重なり合
    い形態に戻され終わった後に、前記時針と前記分針とが
    重なり合い形態のまま回転することからなる、ことを特
    徴とする、請求項2に記載の計時器。
  4. 【請求項4】 前記計時器は、前記電子管理手段(2
    2)に結合された、表示レジスタと呼ばれる少なくとも
    1つのレジスタ(26,29)であって、前記時針と前
    記分針の少なくとも一方の針の完全回転のために必要な
    数を表す値Rmn、Rhを収容するもの、を含む、ことを特
    徴とする、請求項1から請求項3までのいずれか1項に
    記載の計時器。
  5. 【請求項5】 前記値Rmn 、Rhが60に等しいことを特徴
    とする、請求項4に記載の計時器。
  6. 【請求項6】 前記計時器は、表示レジスタと呼ばれ、
    前記電子管理手段(22)に結合され、かつ、前記時針
    (h)と前記分針(m)の両方の完全回転のために必要
    な2つの数を表す2つの値Rmn 、Rhであって両方とも60
    に等しいものを各々収容する、2つのレジスタ(26,
    29)、を含む、ことを特徴とする、請求項1から請求
    項5までのいずれか1項に記載の計時器。
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